JPH07158934A - 空気調和装置 - Google Patents
空気調和装置Info
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- JPH07158934A JPH07158934A JP5339466A JP33946693A JPH07158934A JP H07158934 A JPH07158934 A JP H07158934A JP 5339466 A JP5339466 A JP 5339466A JP 33946693 A JP33946693 A JP 33946693A JP H07158934 A JPH07158934 A JP H07158934A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 気圧の調節をも行うことができ、気圧の変動
に敏感な使用者に対しても最適な空気調和を行うことが
できるようにする。 【構成】 室内機15は、吸い込み口16と給排気口1
8と吹き出し口17とを連通する第1の空気通路19
と、この第1の空気通路19に設けられ吸い込み口16
と給排気口18の一方を選択的に吹き出し口17に連通
させる第1の切替装置23と、吹き出し口17と給排気
口18とを連通する第2の空気通路24と、この第2の
空気通路24の遮断と開放を選択的に行う第2の切替装
置25とを備えている。制御回路は、室外気圧センサ2
6と室内気圧センサ27で検出された気圧に基づいて、
第1の切替装置23と第2の切替装置25を制御して、
室外の空気を室内に取り入れたり、室内の空気を室外に
排出したりして、室内の気圧を制御する。
に敏感な使用者に対しても最適な空気調和を行うことが
できるようにする。 【構成】 室内機15は、吸い込み口16と給排気口1
8と吹き出し口17とを連通する第1の空気通路19
と、この第1の空気通路19に設けられ吸い込み口16
と給排気口18の一方を選択的に吹き出し口17に連通
させる第1の切替装置23と、吹き出し口17と給排気
口18とを連通する第2の空気通路24と、この第2の
空気通路24の遮断と開放を選択的に行う第2の切替装
置25とを備えている。制御回路は、室外気圧センサ2
6と室内気圧センサ27で検出された気圧に基づいて、
第1の切替装置23と第2の切替装置25を制御して、
室外の空気を室内に取り入れたり、室内の空気を室外に
排出したりして、室内の気圧を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気圧の調節をも行うこ
とのできる空気調和装置に関する。
とのできる空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より住宅等で用いられる空気調和装
置では、使用者が、空気調和対象室内において、リモー
トコントロール装置等のデータ入力装置を用いて、希望
の室内温度を設定して空気調和装置に送信し、空気調和
装置は設定された室温を保つための制御を行うようにな
っている。
置では、使用者が、空気調和対象室内において、リモー
トコントロール装置等のデータ入力装置を用いて、希望
の室内温度を設定して空気調和装置に送信し、空気調和
装置は設定された室温を保つための制御を行うようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の空気
調和装置では、温度や湿度の調整を行うが、気圧の調節
は行っていない。そのため、老人や病人等、気圧の変動
に敏感な使用者に対しては、最適な空気調和を行うこと
ができないという問題点があった。
調和装置では、温度や湿度の調整を行うが、気圧の調節
は行っていない。そのため、老人や病人等、気圧の変動
に敏感な使用者に対しては、最適な空気調和を行うこと
ができないという問題点があった。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、気圧の調節をも行うことができ、気
圧の変動に敏感な使用者に対しても最適な空気調和を行
うことができるようにした空気調和装置を提供すること
にある。
ので、その目的は、気圧の調節をも行うことができ、気
圧の変動に敏感な使用者に対しても最適な空気調和を行
うことができるようにした空気調和装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の空気調和
装置は、室外において熱交換を行う室外熱交換器と、こ
の室外熱交換器に接続されると共に、室内において熱交
換を行う室内熱交換器と、この室内熱交換器を通過させ
て室内の空気を循環させる送風ファンと、室外の空気を
室内に取り入れる給気手段と、室内の空気を室外に排出
する排気手段と、室外と室内の気圧の情報を得る検出手
段と、室内の気圧を制御するために、給気手段と排気手
段の動作を制御する制御手段とを備えたものである。
装置は、室外において熱交換を行う室外熱交換器と、こ
の室外熱交換器に接続されると共に、室内において熱交
換を行う室内熱交換器と、この室内熱交換器を通過させ
て室内の空気を循環させる送風ファンと、室外の空気を
室内に取り入れる給気手段と、室内の空気を室外に排出
する排気手段と、室外と室内の気圧の情報を得る検出手
段と、室内の気圧を制御するために、給気手段と排気手
段の動作を制御する制御手段とを備えたものである。
【0006】この空気調和装置では、検出手段によっ
て、室外と室内の気圧の情報が得られ、また、制御手段
によって、給気手段と排気手段の動作が制御され、室内
の気圧が制御される。
て、室外と室内の気圧の情報が得られ、また、制御手段
によって、給気手段と排気手段の動作が制御され、室内
の気圧が制御される。
【0007】請求項2記載の空気調和装置は、請求項1
記載の空気調和装置において、制御手段が、検出手段で
得た情報に基づいて、自動的に給気手段と排気手段の動
作を制御するものである。
記載の空気調和装置において、制御手段が、検出手段で
得た情報に基づいて、自動的に給気手段と排気手段の動
作を制御するものである。
【0008】請求項3記載の空気調和装置は、室外にお
いて熱交換を行う室外熱交換器と、この室外熱交換器に
接続されると共に、室内において熱交換を行う室内熱交
換器と、室内の空気を吸い込むための吸い込み口と、室
内に空気を排出するための吹き出し口と、室外の空気を
室内に取り入れると共に、室内の空気を室外に排出する
ための給排気口と、吸い込み口と給排気口と吹き出し口
とを連通すると共に、内部における吹き出し口の手前に
室内熱交換器が配設された第1の空気通路と、この第1
の空気通路内において、吹き出し口の手前に設けられた
送風ファンと、第1の空気通路に設けられ、吸い込み口
と給排気口の一方を選択的に吹き出し口に連通させる第
1の切替手段と、吹き出し口と給排気口とを連通する第
2の空気通路と、この第2の空気通路に設けられ、この
第2の空気通路の遮断と開放を選択的に行う第2の切替
手段と、室外と室内の気圧の情報を得る検出手段と、室
内の気圧を制御するために、第1の切替手段と第2の切
替手段を制御する制御手段とを備えたものである。
いて熱交換を行う室外熱交換器と、この室外熱交換器に
接続されると共に、室内において熱交換を行う室内熱交
換器と、室内の空気を吸い込むための吸い込み口と、室
内に空気を排出するための吹き出し口と、室外の空気を
室内に取り入れると共に、室内の空気を室外に排出する
ための給排気口と、吸い込み口と給排気口と吹き出し口
とを連通すると共に、内部における吹き出し口の手前に
室内熱交換器が配設された第1の空気通路と、この第1
の空気通路内において、吹き出し口の手前に設けられた
送風ファンと、第1の空気通路に設けられ、吸い込み口
と給排気口の一方を選択的に吹き出し口に連通させる第
1の切替手段と、吹き出し口と給排気口とを連通する第
2の空気通路と、この第2の空気通路に設けられ、この
第2の空気通路の遮断と開放を選択的に行う第2の切替
手段と、室外と室内の気圧の情報を得る検出手段と、室
内の気圧を制御するために、第1の切替手段と第2の切
替手段を制御する制御手段とを備えたものである。
【0009】この空気調和装置では、検出手段によっ
て、室外と室内の気圧の情報が得られる。また、制御手
段によって、第1の切替手段と第2の切替手段が制御さ
れ、室内の気圧が制御される。第1の切替手段によって
吸い込み口が吹き出し口に連通されたときには、送風フ
ァンによって、吸い込み口から吸い込まれた室内の空気
が室内熱交換器を通って吹き出し口から排出され、室内
の空気が循環される。一方、第1の切替手段によって給
排気口が吹き出し口に連通されたときには、送風ファン
によって、給排気口から吸い込まれた室外の空気が室内
熱交換器を通って吹き出し口から排出され、室内の気圧
が上昇する。また、第2の切替手段によって第2の空気
通路が遮断されたときには、室内の空気が室外に排出さ
れないが、第2の切替手段によって第2の空気通路が開
放されたときには、送風ファンによって吹き出される空
気の一部が第2の空気通路を通って給排気口から室外に
排出され、室内の気圧が降下する。
て、室外と室内の気圧の情報が得られる。また、制御手
段によって、第1の切替手段と第2の切替手段が制御さ
れ、室内の気圧が制御される。第1の切替手段によって
吸い込み口が吹き出し口に連通されたときには、送風フ
ァンによって、吸い込み口から吸い込まれた室内の空気
が室内熱交換器を通って吹き出し口から排出され、室内
の空気が循環される。一方、第1の切替手段によって給
排気口が吹き出し口に連通されたときには、送風ファン
によって、給排気口から吸い込まれた室外の空気が室内
熱交換器を通って吹き出し口から排出され、室内の気圧
が上昇する。また、第2の切替手段によって第2の空気
通路が遮断されたときには、室内の空気が室外に排出さ
れないが、第2の切替手段によって第2の空気通路が開
放されたときには、送風ファンによって吹き出される空
気の一部が第2の空気通路を通って給排気口から室外に
排出され、室内の気圧が降下する。
【0010】請求項4記載の空気調和装置は、請求項3
記載の空気調和装置において、検出手段が、第1の空気
通路における給排気口と第1の切替手段との間に設けら
れ、給排気口を介して室外に連通する第1の開口部と、
室内に連通する第2の開口部と、これら第1の開口部と
第2の開口部との間に設けられ、室外の気圧と室内の気
圧との差を検出する差圧センサとを有する構成としたも
のである。
記載の空気調和装置において、検出手段が、第1の空気
通路における給排気口と第1の切替手段との間に設けら
れ、給排気口を介して室外に連通する第1の開口部と、
室内に連通する第2の開口部と、これら第1の開口部と
第2の開口部との間に設けられ、室外の気圧と室内の気
圧との差を検出する差圧センサとを有する構成としたも
のである。
【0011】この空気調和装置では、差圧センサが、第
1の開口部および給排気口を介して室外の気圧を受ける
と共に、第2の開口部を介して室内の気圧を受け、室外
の気圧と室内の気圧との差を検出する。
1の開口部および給排気口を介して室外の気圧を受ける
と共に、第2の開口部を介して室内の気圧を受け、室外
の気圧と室内の気圧との差を検出する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1ないし図4は本発明の一実施例
に係るものである。
て詳細に説明する。図1ないし図4は本発明の一実施例
に係るものである。
【0013】図1は本実施例の空気調和装置における気
圧の制御に係わる構成の主要部を示す断面図である。こ
の図に示すように、空気調和装置は、室外11に配置さ
れる室外機12と、この室外機12に対して冷媒管13
を介して接続されると共に、室内14に配置される室内
機15とを備えている。
圧の制御に係わる構成の主要部を示す断面図である。こ
の図に示すように、空気調和装置は、室外11に配置さ
れる室外機12と、この室外機12に対して冷媒管13
を介して接続されると共に、室内14に配置される室内
機15とを備えている。
【0014】室内機15には、室内の空気を吸い込むた
めの吸い込み口16と、室内に空気を排出するための吹
き出し口17と、室外の空気を室内に取り入れると共
に、室内の空気を室外に排出するための給排気口18
と、吸い込み口16と給排気口18と吹き出し口17と
を連通する第1の空気通路19とが設けられている。第
1の空気通路19内には、吹き出し口17の手前に送風
ファン21が設けられ、さらに、この送風ファン21の
手前に、室内熱交換器22が設けられている。また、第
1の空気通路19内には、吸い込み口16と給排気口1
8の一方を選択的に吹き出し口17に連通させる第1の
切替装置23が設けられている。この第1の切替装置2
3には、例えば、ダクト用の防火ダンパや煙逆流防止ダ
ンパ等のダンパを用いることができる。
めの吸い込み口16と、室内に空気を排出するための吹
き出し口17と、室外の空気を室内に取り入れると共
に、室内の空気を室外に排出するための給排気口18
と、吸い込み口16と給排気口18と吹き出し口17と
を連通する第1の空気通路19とが設けられている。第
1の空気通路19内には、吹き出し口17の手前に送風
ファン21が設けられ、さらに、この送風ファン21の
手前に、室内熱交換器22が設けられている。また、第
1の空気通路19内には、吸い込み口16と給排気口1
8の一方を選択的に吹き出し口17に連通させる第1の
切替装置23が設けられている。この第1の切替装置2
3には、例えば、ダクト用の防火ダンパや煙逆流防止ダ
ンパ等のダンパを用いることができる。
【0015】また、室内機15には、吹き出し口17と
給排気口18とを連通する第2の空気通路24が設けら
れている。この第2の空気通路24内には、この第2の
空気通路24の遮断と開放を選択的に行う第2の切替装
置25が設けられている。この第2の切替装置25に
は、例えば電動給気シャッタを用いることができる。
給排気口18とを連通する第2の空気通路24が設けら
れている。この第2の空気通路24内には、この第2の
空気通路24の遮断と開放を選択的に行う第2の切替装
置25が設けられている。この第2の切替装置25に
は、例えば電動給気シャッタを用いることができる。
【0016】また、空気調和装置は、室外11に配置さ
れる室外気圧センサ26と、室内14に配置される室内
気圧センサ27とを備えている。
れる室外気圧センサ26と、室内14に配置される室内
気圧センサ27とを備えている。
【0017】図2は本実施例の空気調和装置における冷
暖房に係わる構成を示す説明図である。この図に示すよ
うに、空気調和装置の室外機12には、空気取り入れ口
31と、空気排出口32が設けられている。空気取り入
れ口31には室外熱交換器33が取り付けられ、空気排
出口32にはファン34が取り付けられている。また、
室外機12内には、四方弁35と、圧縮機36と、膨張
弁37とが設けられている。四方弁35には、冷媒管4
1、42、43、44の各一端が接続されている。冷媒
管42、43の各他端はそれぞれ圧縮機36の両端に接
続されている。また、冷媒管44の他端は室外熱交換器
33の一端に接続されている。また、室外熱交換器33
の他端と膨張弁37の一端が冷媒管45によって接続さ
れ、膨張弁37の他端には冷媒管46の一端が接続され
ている。一方、室内機15内には、前述の室内熱交換器
22が設けられ、この室内熱交換器22の両端に、冷媒
管41、46の各他端が接続されている。
暖房に係わる構成を示す説明図である。この図に示すよ
うに、空気調和装置の室外機12には、空気取り入れ口
31と、空気排出口32が設けられている。空気取り入
れ口31には室外熱交換器33が取り付けられ、空気排
出口32にはファン34が取り付けられている。また、
室外機12内には、四方弁35と、圧縮機36と、膨張
弁37とが設けられている。四方弁35には、冷媒管4
1、42、43、44の各一端が接続されている。冷媒
管42、43の各他端はそれぞれ圧縮機36の両端に接
続されている。また、冷媒管44の他端は室外熱交換器
33の一端に接続されている。また、室外熱交換器33
の他端と膨張弁37の一端が冷媒管45によって接続さ
れ、膨張弁37の他端には冷媒管46の一端が接続され
ている。一方、室内機15内には、前述の室内熱交換器
22が設けられ、この室内熱交換器22の両端に、冷媒
管41、46の各他端が接続されている。
【0018】図2は空気調和装置の冷房運転時の状態を
示している。この冷房運転時には、冷媒は、室内熱交換
器22の入口では低圧、低温の液体になっており、室内
熱交換器22内で室内の高温空気に触れて、この空気を
冷やすと共に、自らは気化する。気化した冷媒は、冷媒
管41、四方弁35、冷媒管42を経て、圧縮機36に
入り、ここで圧縮されて高温、高圧になる。この冷媒
は、冷媒管43、四方弁35、冷媒管44を経て室外熱
交換器33に入り、室外空気に触れて熱を放出し、冷媒
管44を経て膨張弁37に入り、低温、低圧の液体にな
り、冷媒管46を経て再び室内熱交換器22に入る。
示している。この冷房運転時には、冷媒は、室内熱交換
器22の入口では低圧、低温の液体になっており、室内
熱交換器22内で室内の高温空気に触れて、この空気を
冷やすと共に、自らは気化する。気化した冷媒は、冷媒
管41、四方弁35、冷媒管42を経て、圧縮機36に
入り、ここで圧縮されて高温、高圧になる。この冷媒
は、冷媒管43、四方弁35、冷媒管44を経て室外熱
交換器33に入り、室外空気に触れて熱を放出し、冷媒
管44を経て膨張弁37に入り、低温、低圧の液体にな
り、冷媒管46を経て再び室内熱交換器22に入る。
【0019】暖房時には、四方弁35が切り替えられ、
圧縮機36以外で、冷媒の流れが逆になり、室外熱交換
器33で室外の熱を奪い、室内熱交換器22で室内に熱
を放出する。
圧縮機36以外で、冷媒の流れが逆になり、室外熱交換
器33で室外の熱を奪い、室内熱交換器22で室内に熱
を放出する。
【0020】図3は、本実施例の空気調和装置における
気圧の制御を行う制御系の構成を示すブロック図であ
る。この図に示すように、空気調和装置は、室外気圧セ
ンサ26と室内気圧センサ27の各出力を入力し、室外
の気圧の変動に対して室内の気圧の変動を使用者に影響
のない範囲に抑制するための気圧調節パターンを演算
し、この気圧調節パターンに基づいて、第1の切替装置
23と第2の切替装置25の動作を制御する制御回路5
1を備えている。この制御回路51には、空気調和装置
の動作の指示等を行うリモートコントロール装置52が
接続されている。制御回路51は例えばマイクロコンピ
ュータによって構成されている。
気圧の制御を行う制御系の構成を示すブロック図であ
る。この図に示すように、空気調和装置は、室外気圧セ
ンサ26と室内気圧センサ27の各出力を入力し、室外
の気圧の変動に対して室内の気圧の変動を使用者に影響
のない範囲に抑制するための気圧調節パターンを演算
し、この気圧調節パターンに基づいて、第1の切替装置
23と第2の切替装置25の動作を制御する制御回路5
1を備えている。この制御回路51には、空気調和装置
の動作の指示等を行うリモートコントロール装置52が
接続されている。制御回路51は例えばマイクロコンピ
ュータによって構成されている。
【0021】次に、本実施例の空気調和装置における気
圧の制御に係わる動作について説明する。
圧の制御に係わる動作について説明する。
【0022】本実施例の空気調和装置では、室外気圧セ
ンサ26によって室外の気圧が検出され、室内気圧セン
サ27によって室内の気圧が検出される。リモートコン
トロール装置52によって、気圧の自動制御が指示され
ている場合には、制御回路51が、各気圧センサ26、
27によって検出された気圧の情報に基づいて、室外の
気圧の変動に対して室内の気圧の変動を使用者に影響の
ない範囲に抑制するための気圧調節パターンを演算し、
この気圧調節パターンに基づいて、第1の切替装置23
と第2の切替装置25の動作を制御する。すなわち、制
御回路51は、例えば、天候不順等により室外の気圧が
急激に変動した場合には、室内に影響を及ぼさないよう
に、室外の空気を強制的に室内に取り入れるか、室内の
空気を排出する制御を行い、室内の気圧を制御して、気
圧の変動による使用者への負担を軽減する。なお、室外
の空気を室内に取り入れる場合には、第1の切替装置2
3によって給排気口18を吹き出し口17に連通させる
と共に、第2の切替装置25によって第2の空気通路2
4を遮断する。これにより、送風ファン21によって、
給排気口18から吸い込まれた室外の空気が室内熱交換
器22を通って吹き出し口17から室内に排出され、室
内の気圧が上昇する。また、室内の空気を室外に排出す
る場合には、第1の切替装置23によって吸い込み口1
6を吹き出し口17に連通させると共に、第2の切替装
置25によって第2の空気通路24を開放する。これに
より、送風ファン21によって吹き出される空気の一部
が第2の空気通路24を通って給排気口18から室外に
排出され、室内の気圧が降下する。
ンサ26によって室外の気圧が検出され、室内気圧セン
サ27によって室内の気圧が検出される。リモートコン
トロール装置52によって、気圧の自動制御が指示され
ている場合には、制御回路51が、各気圧センサ26、
27によって検出された気圧の情報に基づいて、室外の
気圧の変動に対して室内の気圧の変動を使用者に影響の
ない範囲に抑制するための気圧調節パターンを演算し、
この気圧調節パターンに基づいて、第1の切替装置23
と第2の切替装置25の動作を制御する。すなわち、制
御回路51は、例えば、天候不順等により室外の気圧が
急激に変動した場合には、室内に影響を及ぼさないよう
に、室外の空気を強制的に室内に取り入れるか、室内の
空気を排出する制御を行い、室内の気圧を制御して、気
圧の変動による使用者への負担を軽減する。なお、室外
の空気を室内に取り入れる場合には、第1の切替装置2
3によって給排気口18を吹き出し口17に連通させる
と共に、第2の切替装置25によって第2の空気通路2
4を遮断する。これにより、送風ファン21によって、
給排気口18から吸い込まれた室外の空気が室内熱交換
器22を通って吹き出し口17から室内に排出され、室
内の気圧が上昇する。また、室内の空気を室外に排出す
る場合には、第1の切替装置23によって吸い込み口1
6を吹き出し口17に連通させると共に、第2の切替装
置25によって第2の空気通路24を開放する。これに
より、送風ファン21によって吹き出される空気の一部
が第2の空気通路24を通って給排気口18から室外に
排出され、室内の気圧が降下する。
【0023】このような第1の切替装置23と第2の切
替装置25の制御により、本実施例の空気調和装置は、
例えば、室外の気圧が急激に降下したときには、給排気
口18から室外の空気を強制的に室内に取り入れて、室
内の気圧を高く維持し、室内の気圧の急激な降下を抑制
する制御を行う。また、室外の気圧が急激に上昇したと
きには、送風ファン21によって吹き出される空気の一
部を給排気口18から室外に排出して、室内の気圧の急
激な上昇を抑制する制御を行う。
替装置25の制御により、本実施例の空気調和装置は、
例えば、室外の気圧が急激に降下したときには、給排気
口18から室外の空気を強制的に室内に取り入れて、室
内の気圧を高く維持し、室内の気圧の急激な降下を抑制
する制御を行う。また、室外の気圧が急激に上昇したと
きには、送風ファン21によって吹き出される空気の一
部を給排気口18から室外に排出して、室内の気圧の急
激な上昇を抑制する制御を行う。
【0024】このように本実施例の空気調和装置によれ
ば、老人や病人等、気圧の変動に敏感な使用者が存在す
る家庭で空気調和を行っている場合に、気圧の変動によ
る不快感と病状の悪化を防止することができ、より健康
的な空気調和を行うことができる。
ば、老人や病人等、気圧の変動に敏感な使用者が存在す
る家庭で空気調和を行っている場合に、気圧の変動によ
る不快感と病状の悪化を防止することができ、より健康
的な空気調和を行うことができる。
【0025】また、本実施例の空気調和装置では、給気
と排気のための特別なファンを設けることなく、既存の
送風ファン21を用いて室内の気圧を制御することがで
きるので、構成が簡単である。
と排気のための特別なファンを設けることなく、既存の
送風ファン21を用いて室内の気圧を制御することがで
きるので、構成が簡単である。
【0026】なお、実施例では室外の気圧の急激な上昇
時と急激な降下時のいずれの場合にも室内の気圧を制御
するようにしているが、室外の気圧の急激な上昇時と急
激な降下時のいずれか一方の場合にのみ室内の気圧を制
御するようにしても良い。
時と急激な降下時のいずれの場合にも室内の気圧を制御
するようにしているが、室外の気圧の急激な上昇時と急
激な降下時のいずれか一方の場合にのみ室内の気圧を制
御するようにしても良い。
【0027】また、各気圧センサ26、27によって検
出された気圧の情報に基づいて、制御回路51が、自動
的に第1の切替装置23と第2の切替装置25の動作を
制御する場合の他に、使用者がリモートコントロール装
置52等に表示される室外の気圧と室内の気圧を見て、
リモートコントロール装置52から直接第1の切替装置
23と第2の切替装置25の動作を制御できるようにし
ても良い。
出された気圧の情報に基づいて、制御回路51が、自動
的に第1の切替装置23と第2の切替装置25の動作を
制御する場合の他に、使用者がリモートコントロール装
置52等に表示される室外の気圧と室内の気圧を見て、
リモートコントロール装置52から直接第1の切替装置
23と第2の切替装置25の動作を制御できるようにし
ても良い。
【0028】また、上記実施例では、室外と室内の両方
に気圧センサ26、27を設けているが、これらのセン
サ26、27の代わりに、室外と室内の気圧の差を検出
する差圧センサを設け、この差圧センサの出力に基づい
て第1の切替装置23と第2の切替装置25を制御する
ようにしても良い。
に気圧センサ26、27を設けているが、これらのセン
サ26、27の代わりに、室外と室内の気圧の差を検出
する差圧センサを設け、この差圧センサの出力に基づい
て第1の切替装置23と第2の切替装置25を制御する
ようにしても良い。
【0029】図4は差圧センサを設ける場合における差
圧センサの配置の一例を示す一部断面図である。この例
では、室内機15の第1の空気通路19における給排気
口18と第1の切替装置23との間に開口部61を設
け、また、室内機15のハウジングに開口部62を設
け、これら開口部61、62間に差圧センサ63を設け
ている。開口部61は給排気口18を介して室外に連通
し、開口部62は室内に連通しているので、差圧センサ
63によって室外と室内の気圧の差を検出することがで
きる。
圧センサの配置の一例を示す一部断面図である。この例
では、室内機15の第1の空気通路19における給排気
口18と第1の切替装置23との間に開口部61を設
け、また、室内機15のハウジングに開口部62を設
け、これら開口部61、62間に差圧センサ63を設け
ている。開口部61は給排気口18を介して室外に連通
し、開口部62は室内に連通しているので、差圧センサ
63によって室外と室内の気圧の差を検出することがで
きる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の空気
調和装置によれば、検出手段によって、室外と室内の気
圧の情報が得られ、また、制御手段によって、給気手段
と排気手段の動作を制御して、室内の気圧を制御するこ
とができるので、気圧の調節をも行うことができ、気圧
の変動に敏感な使用者に対しても最適な空気調和を行う
ことができるという効果がある。
調和装置によれば、検出手段によって、室外と室内の気
圧の情報が得られ、また、制御手段によって、給気手段
と排気手段の動作を制御して、室内の気圧を制御するこ
とができるので、気圧の調節をも行うことができ、気圧
の変動に敏感な使用者に対しても最適な空気調和を行う
ことができるという効果がある。
【0031】また、請求項2記載の空気調和装置によれ
ば、制御手段が、検出手段で得た情報に基づいて、自動
的に給気手段と排気手段の動作を制御するようにしたの
で、上記効果に加え、気圧の調整に関して使用者による
操作が不要になるという効果がある。
ば、制御手段が、検出手段で得た情報に基づいて、自動
的に給気手段と排気手段の動作を制御するようにしたの
で、上記効果に加え、気圧の調整に関して使用者による
操作が不要になるという効果がある。
【0032】また、請求項3記載の空気調和装置によれ
ば、給排気口、第1の空気通路、第1の切替手段、第2
の空気通路、第2の切替手段および制御手段を設けたこ
とにより、制御手段によって第1の切替手段と第2の切
替手段を制御することによって、既存の送風ファンを用
いて室内の気圧を制御することができるので、請求項1
記載の空気調和装置の効果に加え、給気手段と排気手段
として特別なファンが必要なく、構成が簡単になるとい
う効果がある。
ば、給排気口、第1の空気通路、第1の切替手段、第2
の空気通路、第2の切替手段および制御手段を設けたこ
とにより、制御手段によって第1の切替手段と第2の切
替手段を制御することによって、既存の送風ファンを用
いて室内の気圧を制御することができるので、請求項1
記載の空気調和装置の効果に加え、給気手段と排気手段
として特別なファンが必要なく、構成が簡単になるとい
う効果がある。
【0033】また、請求項4記載の空気調和装置によれ
ば、差圧センサが、第1の開口部および給排気口を介し
て室外の気圧を受けると共に、第2の開口部を介して室
内の気圧を受け、室外の気圧と室内の気圧との差を検出
するので、室内に配置された一つのセンサによって室外
と室内の気圧の情報を得ることができ、請求項3記載の
空気調和装置の効果に加え、より構成が簡単になるとい
う効果がある。
ば、差圧センサが、第1の開口部および給排気口を介し
て室外の気圧を受けると共に、第2の開口部を介して室
内の気圧を受け、室外の気圧と室内の気圧との差を検出
するので、室内に配置された一つのセンサによって室外
と室内の気圧の情報を得ることができ、請求項3記載の
空気調和装置の効果に加え、より構成が簡単になるとい
う効果がある。
【図1】本発明の一実施例の空気調和装置における気圧
の制御に係わる構成の主要部を示す断面図である。
の制御に係わる構成の主要部を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例の空気調和装置における冷暖
房に係わる構成を示す説明図である。
房に係わる構成を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施例の空気調和装置における気圧
の制御を行う制御系の構成を示すブロック図である。
の制御を行う制御系の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例の空気調和装置の変形例を示
す一部断面図である。
す一部断面図である。
12 室外機 15 室内機 16 吸い込み口 17 吹き出し口 18 給排気口 19 第1の空気通路 21 送風ファン 22 室内熱交換器 23 第1の切替装置 24 第2の空気通路 25 第2の切替装置 26 室外気圧センサ 27 室内気圧センサ
Claims (4)
- 【請求項1】 室外において熱交換を行う室外熱交換器
と、 この室外熱交換器に接続されると共に、室内において熱
交換を行う室内熱交換器と、 この室内熱交換器を通過させて室内の空気を循環させる
送風ファンと、 室外の空気を室内に取り入れる給気手段と、 室内の空気を室外に排出する排気手段と、 室外と室内の気圧の情報を得る検出手段と、 室内の気圧を制御するために、前記給気手段と排気手段
の動作を制御する制御手段とを具備することを特徴とす
る空気調和装置。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記検出手段で得た情
報に基づいて、自動的に給気手段と排気手段の動作を制
御することを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。 - 【請求項3】 室外において熱交換を行う室外熱交換器
と、 この室外熱交換器に接続されると共に、室内において熱
交換を行う室内熱交換器と、 室内の空気を吸い込むための吸い込み口と、 室内に空気を排出するための吹き出し口と、 室外の空気を室内に取り入れると共に、室内の空気を室
外に排出するための給排気口と、 前記吸い込み口と給排気口と吹き出し口とを連通すると
共に、内部における吹き出し口の手前に前記室内熱交換
器が配設された第1の空気通路と、 この第1の空気通路内において、吹き出し口の手前に設
けられた送風ファンと、 前記第1の空気通路に設けられ、吸い込み口と給排気口
の一方を選択的に吹き出し口に連通させる第1の切替手
段と、 前記吹き出し口と給排気口とを連通する第2の空気通路
と、 この第2の空気通路に設けられ、この第2の空気通路の
遮断と開放を選択的に行う第2の切替手段と、 室外と室内の気圧の情報を得る検出手段と、 室内の気圧を制御するために、前記第1の切替手段と第
2の切替手段を制御する制御手段とを具備することを特
徴とする空気調和装置。 - 【請求項4】 前記検出手段は、前記第1の空気通路に
おける給排気口と第1の切替手段との間に設けられ、給
排気口を介して室外に連通する第1の開口部と、室内に
連通する第2の開口部と、これら第1の開口部と第2の
開口部との間に設けられ、室外の気圧と室内の気圧との
差を検出する差圧センサとを有することを特徴とする請
求項3記載の空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5339466A JPH07158934A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5339466A JPH07158934A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 空気調和装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07158934A true JPH07158934A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18327738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5339466A Pending JPH07158934A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07158934A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100347045B1 (ko) * | 2000-06-30 | 2002-08-03 | 엘지전자주식회사 | 공기조화기의 운전제어방법 |
KR101385584B1 (ko) * | 2013-10-30 | 2014-04-16 | 로지시스템(주) | 지능형 전력망을 이용한 실내의 냉난방과 기압 자동 제어 시스템 |
JP2016053436A (ja) * | 2014-09-03 | 2016-04-14 | 株式会社デンソー | 屋内気圧調整システム |
EP4435552A1 (fr) * | 2023-03-24 | 2024-09-25 | Michel Leclerc | Régulateur de pression atmosphérique pour habitat |
-
1993
- 1993-12-03 JP JP5339466A patent/JPH07158934A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100347045B1 (ko) * | 2000-06-30 | 2002-08-03 | 엘지전자주식회사 | 공기조화기의 운전제어방법 |
KR101385584B1 (ko) * | 2013-10-30 | 2014-04-16 | 로지시스템(주) | 지능형 전력망을 이용한 실내의 냉난방과 기압 자동 제어 시스템 |
JP2016053436A (ja) * | 2014-09-03 | 2016-04-14 | 株式会社デンソー | 屋内気圧調整システム |
EP4435552A1 (fr) * | 2023-03-24 | 2024-09-25 | Michel Leclerc | Régulateur de pression atmosphérique pour habitat |
FR3146995A1 (fr) * | 2023-03-24 | 2024-09-27 | Michel Leclerc | Régulateur de pression atmosphérique pour habitat |
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