JPH07158736A - 四サイクルエンジンのセカンドピストンリング - Google Patents
四サイクルエンジンのセカンドピストンリングInfo
- Publication number
- JPH07158736A JPH07158736A JP30907793A JP30907793A JPH07158736A JP H07158736 A JPH07158736 A JP H07158736A JP 30907793 A JP30907793 A JP 30907793A JP 30907793 A JP30907793 A JP 30907793A JP H07158736 A JPH07158736 A JP H07158736A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston ring
- ring
- piston
- angle
- cycle engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オイルリングの面圧を上げることなく、シー
ル性を保つことができる四サイクルエンジンのセカンド
ピストンリングを得ること。 【構成】 僅かな下反角αを設けると共に、外周面に下
反角αより少し大きいテーパー角βを設けて外周下縁を
若干鋭角に形成し、内周下側に斜めに大きく切欠いたイ
ンナーカット2を設けるようにしたセカンドピストンリ
ング1。
ル性を保つことができる四サイクルエンジンのセカンド
ピストンリングを得ること。 【構成】 僅かな下反角αを設けると共に、外周面に下
反角αより少し大きいテーパー角βを設けて外周下縁を
若干鋭角に形成し、内周下側に斜めに大きく切欠いたイ
ンナーカット2を設けるようにしたセカンドピストンリ
ング1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オートバイなどに搭
載する四サイクルエンジンのセカンドピストンリングに
関する。
載する四サイクルエンジンのセカンドピストンリングに
関する。
【0002】
【従来の技術】オートバイに搭載する四サイクルエンジ
ンは、高回転で使用する頻度が多く、使用条件が厳し
い。一般に、四サイクルエンジンは、ピストンの外周上
部に3つのリング溝を設け、上側から順に、トップリン
グ、セカンドリング、オイルリングの3種のピストンリ
ングを挿入し、ピストンリングの外周面をシリンダー内
壁に弾接させるようにしている。
ンは、高回転で使用する頻度が多く、使用条件が厳し
い。一般に、四サイクルエンジンは、ピストンの外周上
部に3つのリング溝を設け、上側から順に、トップリン
グ、セカンドリング、オイルリングの3種のピストンリ
ングを挿入し、ピストンリングの外周面をシリンダー内
壁に弾接させるようにしている。
【0003】トップリングは、燃焼室の気密を保つ役目
を負っており、セカンドリングは、トップリングに協力
して気密をより保つと共に、シリンダー内壁に付着した
余分の潤滑オイルを一次的に掻落す役目を負っている。
又、オイルリングは、シリンダー内壁に付着した余分の
潤滑オイルリングを掻落す役目を負っている。セカンド
ピストンリングAは、図5に示すような断面形状をして
いる。
を負っており、セカンドリングは、トップリングに協力
して気密をより保つと共に、シリンダー内壁に付着した
余分の潤滑オイルを一次的に掻落す役目を負っている。
又、オイルリングは、シリンダー内壁に付着した余分の
潤滑オイルリングを掻落す役目を負っている。セカンド
ピストンリングAは、図5に示すような断面形状をして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】セカンドピストンリン
グAは、図5に示すように、受ける圧力による変形と楔
効果によって、ピストンBのリング溝Cの底部との隙間
に、空気や潤滑オイルが通り易くなり、シール性が大幅
に低下する。このため、潤滑オイルの消費量が増し、排
気に白煙が生じるようになる。この対策としてオイルリ
ングの面圧を上げ過ぎると、潤滑不足になって、シリン
ダーとの間で、焼付きを起す不具合が発生することがあ
る。
グAは、図5に示すように、受ける圧力による変形と楔
効果によって、ピストンBのリング溝Cの底部との隙間
に、空気や潤滑オイルが通り易くなり、シール性が大幅
に低下する。このため、潤滑オイルの消費量が増し、排
気に白煙が生じるようになる。この対策としてオイルリ
ングの面圧を上げ過ぎると、潤滑不足になって、シリン
ダーとの間で、焼付きを起す不具合が発生することがあ
る。
【0005】かかる点に鑑み、この発明は、オイルリン
グの面圧を上げることなく、シール性を保つことができ
る四サイクルエンジンのセカンドピストンリングを得る
ことを目的とする。
グの面圧を上げることなく、シール性を保つことができ
る四サイクルエンジンのセカンドピストンリングを得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の四サイクルエンジンのセカンドピストン
リングは、僅かな下反角αを設けると共に、外周面に下
反角αより大きいテーパー角βを上すぼまりに設けて外
周下縁を若干鋭角に形成し、内周下側に斜めに大きく切
欠いたインナーカットを設けるようにしたことにある。
に、この発明の四サイクルエンジンのセカンドピストン
リングは、僅かな下反角αを設けると共に、外周面に下
反角αより大きいテーパー角βを上すぼまりに設けて外
周下縁を若干鋭角に形成し、内周下側に斜めに大きく切
欠いたインナーカットを設けるようにしたことにある。
【0007】
【作用】セカンドピストンリングに、下反角αを設ける
と共に、内周下側に大きいインナーカットを設けるよう
にしたので、下側からピストンのリング溝内に入る圧力
によって、セカンドピストンリングの内側部分を上側に
押上げる力が働き、セカンドピストンリングの上面内縁
をピストンのリング溝上面に押当ててシールが保たれ
る。
と共に、内周下側に大きいインナーカットを設けるよう
にしたので、下側からピストンのリング溝内に入る圧力
によって、セカンドピストンリングの内側部分を上側に
押上げる力が働き、セカンドピストンリングの上面内縁
をピストンのリング溝上面に押当ててシールが保たれ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4によっ
て説明する。セカンドピストンリング1は、上下の面に
僅かな下反角αを設ける。又、セカンドピストンリング
1の外周面にはテーパー角β(2〜3°程度で下反角α
より少し大きい)を上すぼまりに設けて外周下縁を若干
鋭角に形成する。更に、セカンドピストンリング1の内
周下側に斜めに大きく切欠いたインナーカット2を設け
る(インナーカット2は、セカンドピストンリング1の
内周面の上から約1/3幅付近に上縁を設けて45°付
近で切欠く)。セカンドピストンリング1をピストン3
のリング溝4に挿入して使用するときは、図4に示すよ
うな状態になり、セカンドピストンリング1の外周下縁
をシリンダー5の内壁に弾接させる。
て説明する。セカンドピストンリング1は、上下の面に
僅かな下反角αを設ける。又、セカンドピストンリング
1の外周面にはテーパー角β(2〜3°程度で下反角α
より少し大きい)を上すぼまりに設けて外周下縁を若干
鋭角に形成する。更に、セカンドピストンリング1の内
周下側に斜めに大きく切欠いたインナーカット2を設け
る(インナーカット2は、セカンドピストンリング1の
内周面の上から約1/3幅付近に上縁を設けて45°付
近で切欠く)。セカンドピストンリング1をピストン3
のリング溝4に挿入して使用するときは、図4に示すよ
うな状態になり、セカンドピストンリング1の外周下縁
をシリンダー5の内壁に弾接させる。
【0009】ピストン3の外周とシリンダー5の内壁の
間からリング溝4内に圧力空気などが入り、セカンドピ
ストンリング1の下面内側のインナーカット2した部分
を主にして、セカンドピストンリング2を上方に押上げ
る。これに加えて、セカンドピストンリング1の上下面
に下反角αが設けてあるので、セカンドピストンリング
1の上面内縁がピストン3のリング溝4の上面に押付け
られて、シールを保つことができる。
間からリング溝4内に圧力空気などが入り、セカンドピ
ストンリング1の下面内側のインナーカット2した部分
を主にして、セカンドピストンリング2を上方に押上げ
る。これに加えて、セカンドピストンリング1の上下面
に下反角αが設けてあるので、セカンドピストンリング
1の上面内縁がピストン3のリング溝4の上面に押付け
られて、シールを保つことができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成したので、セカンドピストンリング1の上下
面の下反角αと内周下側のインナーカット2によって、
セカンドピストンリング1の上面内縁を、ピストン3の
リング溝4の上面に押当てるようにすることができて、
シール性を保つことができる。これによって、潤滑オイ
ルの消費を少くし、排気ガスに白煙ができることを防止
できる。このため、オイルリングの面圧を必要以上に高
めるようにしなくてもよくなり、シリンダー5の内壁に
適度のオイル膜が形成できて、焼付きも防止できる。
又、セカンドピストンリング1の外周面のテーパー角β
は、シリンダー5の内壁の余分の潤滑オイルの掻落しに
有効である。
ように構成したので、セカンドピストンリング1の上下
面の下反角αと内周下側のインナーカット2によって、
セカンドピストンリング1の上面内縁を、ピストン3の
リング溝4の上面に押当てるようにすることができて、
シール性を保つことができる。これによって、潤滑オイ
ルの消費を少くし、排気ガスに白煙ができることを防止
できる。このため、オイルリングの面圧を必要以上に高
めるようにしなくてもよくなり、シリンダー5の内壁に
適度のオイル膜が形成できて、焼付きも防止できる。
又、セカンドピストンリング1の外周面のテーパー角β
は、シリンダー5の内壁の余分の潤滑オイルの掻落しに
有効である。
【図1】本発明の実施例を示すセカンドピストンリング
の拡大断面図である。
の拡大断面図である。
【図2】本発明の実施例を示すセカンドピストンリング
の平面図である。
の平面図である。
【図3】本発明の実施例を示すセカンドピストンリング
の側面図である。
の側面図である。
【図4】本発明の実施例を示す使用状況を示す断面図で
ある。
ある。
【図5】従来のセカンドピストンリングの使用状況を示
す断面図である。
す断面図である。
【符号の説明】 1 セカンドピストンリング 2 インナーカット α 下反角 β テーパー角
Claims (1)
- 【請求項1】 僅かな下反角αを設けると共に、外周面
に下反角αより大きいテーパー角βを上すぼまりに設け
て外周下縁を若干鋭角に形成し、内周下側に斜めに大き
く切欠いたインナーカットを設けるようにしたことを特
徴とする四サイクルエンジンのセカンドピストンリン
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30907793A JPH07158736A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 四サイクルエンジンのセカンドピストンリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30907793A JPH07158736A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 四サイクルエンジンのセカンドピストンリング |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07158736A true JPH07158736A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17988611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30907793A Pending JPH07158736A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 四サイクルエンジンのセカンドピストンリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07158736A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100176557A1 (en) * | 2007-06-13 | 2010-07-15 | Esser Peter-Klaus | Oil wiper ring |
CN102953861A (zh) * | 2012-11-23 | 2013-03-06 | 仪征双环活塞环有限公司 | 高顺应性刮环 |
CN104677724A (zh) * | 2015-02-13 | 2015-06-03 | 洛阳利维科技有限公司 | 一种气动式霍普金森设备发射装置中活塞的密封环 |
WO2024161504A1 (ja) * | 2023-01-31 | 2024-08-08 | 株式会社リケン | ピストンリング及びピストンリングの組合せ |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP30907793A patent/JPH07158736A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100176557A1 (en) * | 2007-06-13 | 2010-07-15 | Esser Peter-Klaus | Oil wiper ring |
US8371585B2 (en) * | 2007-06-13 | 2013-02-12 | Federal-Mogul Burscheid Gmbh | Oil wiper ring |
CN102953861A (zh) * | 2012-11-23 | 2013-03-06 | 仪征双环活塞环有限公司 | 高顺应性刮环 |
CN104677724A (zh) * | 2015-02-13 | 2015-06-03 | 洛阳利维科技有限公司 | 一种气动式霍普金森设备发射装置中活塞的密封环 |
WO2024161504A1 (ja) * | 2023-01-31 | 2024-08-08 | 株式会社リケン | ピストンリング及びピストンリングの組合せ |
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