JP2007064186A - 組合せピストンリング - Google Patents

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JP2007064186A JP2005255164A JP2005255164A JP2007064186A JP 2007064186 A JP2007064186 A JP 2007064186A JP 2005255164 A JP2005255164 A JP 2005255164A JP 2005255164 A JP2005255164 A JP 2005255164A JP 2007064186 A JP2007064186 A JP 2007064186A
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史隆 本城
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Abstract

【課題】 本発明は、外側リングと、その内周側に配置され外側リングを半径方向外方に押圧する内側リングとを備えた組合せピストンリングに関し、外側リングと内側リングとのシール性を従来より大幅に向上することを目的とする。
【解決手段】 ピストンの外周に形成されるリング溝に配置される外側リングと、前記リング溝の前記外側リングの内側に配置され、前記外側リングを半径方向外方に押圧してシリンダの内壁に押圧する内側リングとを備えた組合せピストンリングにおいて、前記内側リングの横断面を円形状にするとともに、前記外側リングの内側に前記内側リングが接触する傾斜面を形成してなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、外側リングと、その内周側に配置され外側リングを半径方向外方に押圧する内側リングとを備えた組合せピストンリングに関する。
一般に、吸気スロットルで出力制御を行う内燃機関では、アイドリング時、エンジンブレーキ時等にスロットルを閉じた状態でエンジンを回転すると、吸気管内の負圧の値が大きくなり、クランクケース内の圧力より燃焼室側の圧力が低くなるため、潤滑油が燃焼室側に吸い上げられオイル消費が増加する。
一方、オイル上がりを低減するため、例えば特開2004−162635号公報に開示されるように、外側リングと内側リングとの接触面を傾斜面とし、内側リングが外側リングを半径方向外方に押圧した時に、傾斜面によって両リングに側圧力を発生させる構造の組合せピストンリングが知られている。
特開2004−162635号公報 特開2000−130257号公報
しかしながら、上述した組合せピストンリングでは、外側リングと内側リングとを傾斜面を介して相互に接触しているため、外側リングと内側リングとの接触面積が比較的大きくなる。従って、外側リングと内側リングとの接触面に作用する面圧が比較的小さくなり、高いシール性を得ることが困難になる。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、外側リングと内側リングとのシール性を従来より大幅に向上することができる組合せピストンリングを提供することを目的とする。
請求項1の組合せピストンリングは、ピストンの外周に形成されるリング溝に配置される外側リングと、前記リング溝の前記外側リングの内側に配置され、前記外側リングを半径方向外方に押圧してシリンダの内壁に押圧する内側リングとを備えた組合せピストンリングにおいて、前記内側リングの横断面を円形状にするとともに、前記外側リングの内側に前記内側リングが接触する傾斜面を形成してなることを特徴とする。
請求項2の組合せピストンリングは、請求項1記載の組合せピストンリングにおいて、前記傾斜面の傾斜角は、45度以上で60度以下であることを特徴とする。
(作用)
請求項1の組合せピストンリングでは、横断面が円形状の内側リングの外周により、外側リングの内側に形成される傾斜面が半径方向外方に押圧され、外側リングの外周がシリンダの内壁に押圧される。そして、この時に、内側リングの外周が外側リングの傾斜面に線接触するため、接触面に作用する面圧が大きくなり高いシール性を得ることが可能になる。また、同時に、傾斜面の働きにより内側リングおよび外側リングがリング溝の側面に押し付けられ、リング溝の側面との間のシールが行われる。そして、この時に、内側リングの外周がリング溝の側面に線接触するため、接触面に作用する面圧が大きくなり高いシール性を得ることが可能になる。
請求項2の組合せピストンリングでは、傾斜面の傾斜角が、45度以上で60度以下とされる。すなわち、45度未満の場合には、外側リングを半径方向に押圧する押圧力を充分に得ることが困難になる。また、60度を超えた場合には、内側リングおよび外側リングをリング溝の側面に押圧する押圧力を充分に得ることが困難になる。
請求項1の組合せピストンリングでは、横断面が円形状の内側リングの外周が外側リングの傾斜面に線接触するため、接触面に作用する面圧が大きくなり高いシール性を得ることができる。また、同時に、内側リングの外周がリング溝の側面に線接触するため、接触面に作用する面圧が大きくなり高いシール性を得ることができる。
請求項2の組合せピストンリングでは、傾斜面の傾斜角を、45度以上で60度以下にしたので、内側リングおよび外側リングをリング溝の側面に確実に押圧するとともに、外側リングを半径方向に確実に押圧することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の組合せピストンリングの一実施形態の要部を示している。
この組合せピストンリングは、金属製の外側リング11と内側リング13とを有している。外側リング11と内側リング13とは、それぞれ、図示しない合い口を有している。
外側リング11は、ピストン15の外周に形成されるリング溝15aに配置されている。外側リング11の外周にはテーパ部11aが形成されている。テーパ部11aの上下には円弧部11b,11cが形成されている。そして、下側の円弧部11cが、シリンダ17の内壁17aに当接されている。また、外側リング11の下面がリング溝15aの下側側面15bに当接されている。
外側リング11の内周には、傾斜面11dが形成されている。この傾斜面11dは、下面から上方に向かって半径方向厚さが減少するように形成されている。この傾斜面11dの傾斜角θは、例えば45度以上で60度以下の角度とされている。
リング溝15aの外側リング11の内側には、内側リング13が配置されている。この内側リング13の横断面は円形状とされている。内側リング13の外周の下側は、外側リング11の傾斜面11dに当接されている。また、内側リング13の外周の上側が、リング溝15aの上側側面15cに当接されている。
上述した組合せピストンリングでは、外側リング11および内側リング13の寸法が、外側リング11および内側リング13をピストン15のリング溝15aに装着した時に、内側リング13が外側リング11を半径方向外方に押圧するような寸法とされている。
そして、外側リング11および内側リング13をピストン15のリング溝15aに装着すると、図2に示すように、横断面が円形状の内側リング13の外周により、外側リング11の内側に形成される傾斜面11dが半径方向外方に押圧され、外側リング11の外周がシリンダ17の内壁17aに押圧される。そして、この時に、内側リング13の外周が外側リング11の傾斜面11dに線接触するため、接触面に作用する面圧が大きくなり高いシール性を得ることが可能になる。
また、同時に、外側リング11の傾斜面11dの働きにより、内側リング13および外側リング11がリング溝15aの上側側面15cおよび下側側面15bに押し付けられ、リング溝15aの上側側面15cおよび下側側面15bとの間のシールが行われる。そして、この時に、内側リング13の外周がリング溝15aの上側側面15cに線接触するため、接触面に作用する面圧が大きくなり高いシール性を得ることが可能になる。
そして、上述した組合せピストンリングでは、傾斜面11dの傾斜角θを45度以上で60度以下の角度としたので、内側リング13および外側リング11をリング溝15aの上側側面15cおよび下側側面15bに確実に押圧するとともに、外側リング11を半径方向に確実に押圧することが可能になる。
すなわち、45度未満の場合には、外側リング11を半径方向に押圧する押圧力を充分に得ることが困難になる。また、60度を超えた場合には、内側リング13および外側リング11をリング溝15aの上側側面15cおよび下側側面15bに押圧する押圧力を充分に得ることが困難になる。
上述した組合せピストンリングでは、横断面が円形状の内側リング13の外周が外側リング11の傾斜面11dに線接触するため、接触面に作用する面圧が大きくなり高いシール性を得ることができる。また、同時に、内側リング13の外周がリング溝15aの上側側面15cに線接触するため、接触面に作用する面圧が大きくなり高いシール性を得ることができる。
従って、外側リング11の下面とリング溝15aの下側側面15bとの間からリング溝15a内に流入したオイルが、内側リング13と傾斜面11dとの間、あるいは、内側リング13とリング溝15aの上側側面15cとの間を通り、外側リング11の上方に流入することがなくなり、オイル上がりを効果的に低減することができる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような形態でも良い。
(1)上述した実施形態では、内側リング13を金属により形成した例について説明したが、例えば、樹脂により形成しても良い。
(2)上述した実施形態では、外側リング11の内周の全体を傾斜面11dにした例について説明したが、例えば、内側リング13が接触する部分およびこの近傍のみに傾斜面を形成しても良い。
本発明の一実施形態を示す断面図である。 図1の外側リングおよび内側リングに作用する力を示す説明図である。
符号の説明
11 外側リング
11d 傾斜面
13 内側リング
15 ピストン
15a リング溝
15b 下側側面
15c 上側側面
17 シリンダ
17a 内壁

Claims (2)

  1. ピストンの外周に形成されるリング溝に配置される外側リングと、前記リング溝の前記外側リングの内側に配置され、前記外側リングを半径方向外方に押圧してシリンダの内壁に押圧する内側リングとを備えた組合せピストンリングにおいて、
    前記内側リングの横断面を円形状にするとともに、前記外側リングの内側に前記内側リングが接触する傾斜面を形成してなることを特徴とする組合せピストンリング。
  2. 請求項1記載の組合せピストンリングにおいて、
    前記傾斜面の傾斜角は、45度以上で60度以下であることを特徴とする組合せピストンリング。
JP2005255164A 2005-09-02 2005-09-02 組合せピストンリング Pending JP2007064186A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052478A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Toyota Motor Corp 内燃機関

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