JPH07158493A - エンジンの保護装置 - Google Patents

エンジンの保護装置

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JPH07158493A
JPH07158493A JP34000393A JP34000393A JPH07158493A JP H07158493 A JPH07158493 A JP H07158493A JP 34000393 A JP34000393 A JP 34000393A JP 34000393 A JP34000393 A JP 34000393A JP H07158493 A JPH07158493 A JP H07158493A
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JP
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water temperature
fuel
switch
cooling
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JP34000393A
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English (en)
Inventor
Ichiro Aizawa
一郎 相沢
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータ内の冷却水の水温が上昇した場合
には、エンジンの駆動を強制的に停止し、エンジンの保
護を図る。 【構成】 冷却水回路内の水温を検出する水温スイッチ
41を設け、この水温スイッチ41は冷却水の水温が所
定水温よりも高くなったときに、開成するb接点43B
と、閉成するa接点43Aとからなる。そして、電気的
には水温スイッチ41はスタータスイッチ26とスター
タモータ28との間に接続する。冷却水の水温が所定水
温以上になると、後段との接続を切断して燃料電磁弁1
8を閉弁させ、エンジンへの燃料の供給を停止してエン
ジンを停止させる。一方、緊急スイッチ45を閉成させ
ると、b接点43Bが開成状態でもエンジンを駆動でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル,
油圧クレーン等の建設機械に好適に用いられるエンジン
の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械で
は、原動機としてディーゼルエンジンを用い、燃料タン
ク内に貯えられた燃料を燃料配管を介してエンジンに供
給するようになっている。
【0003】そして、このエンジンは供給された燃料を
燃焼室内で燃焼させることにより、駆動力を発生させ、
例えば油圧ポンプ等を回転駆動し、該油圧ポンプから吐
出する圧油を走行用または旋回用の油圧モータ、作業用
の油圧シリンダ等に供給することによって、これらを作
動させるようになっている。
【0004】ここで、図3ないし図5により、従来技術
によるエンジンの保護装置を油圧ショベルに適用した場
合を例に挙げて説明する。
【0005】図において、1は下部走行体、2は図示し
ない旋回装置を介して下部走行体1上に旋回可能に搭載
され、作業機本体を構成する上部旋回体を示し、該上部
旋回体2は、旋回フレーム3と、該旋回フレーム3上に
搭載された運転室4,機械室5,カウンタウエイト6と
からなり、該カウンタウエイト6は後述する作業装置7
に対して上部旋回体2全体をバランスさせるようになっ
ている。
【0006】7は上部旋回体2の前部に設けられた作業
装置を示し、該作業装置7は、旋回フレーム3の前部に
俯仰動可能に設けられたブーム8と、該ブーム8の先端
に俯仰動可能に設けられたアーム9と、該アーム9の先
端に回動可能に設けられたバックホウ式のバケット10
とからなり、これらのブーム8,アーム9,バケット1
0はブームシリンダ11,アームシリンダ12,バケッ
トシリンダ13によってそれぞれ作動されるようになっ
ている。そして、当該作業装置7は土砂等の掘削作業時
にブームシリンダ11,アームシリンダ12によってブ
ーム8,アーム9を俯仰動させつつ、バケットシリンダ
13によってバケット10を回動させ、該バケット10
により土砂等を掘削するようになっている。
【0007】図4において、14は機械室5内に載置さ
れたディーゼルエンジンを示し、該エンジン14を駆動
させることにより、油圧ポンプ等(図示せず)を回転駆
動し、該油圧ポンプから吐出される圧油を走行用や旋回
用の油圧モータ、各シリンダ11〜13に供給すること
によって、これらを作動させるようになっている。
【0008】15は燃料タンクを示し、該燃料タンク1
5内には前記エンジン14を駆動する燃料を貯蔵してい
る。16は前記燃料タンク15内の燃料をエンジン14
を介して循環させる燃料配管を示し、該燃料配管16の
途中には燃料供給手段としての燃料ポンプ17,弁手段
としての燃料電磁弁18および燃料噴射弁19が順次接
続されている。なお、前記燃料噴射弁19はエンジン1
4に設けられ、ガバナで制御された燃料をエンジン14
に噴射するものである。
【0009】ここで、前記燃料ポンプ17は後述するス
タータスイッチ26の閉成,開成に連動して駆動,停止
するものであり、前記燃料電磁弁18は図5に示す電気
回路によりスタータスイッチ26の閉成,開成に応じて
開,閉制御されるものである。そして、スタータスイッ
チ26の閉成時には、燃料ポンプ17を駆動すると共
に、燃料電磁弁18が開弁することにより、燃料タンク
15内の燃料を燃料配管16を介してエンジン14に供
給する。一方、スタータスイッチ26の開成時には、燃
料ポンプ17の駆動を停止すると共に、燃料電磁弁18
を閉弁することにより、燃料配管16を遮断して、エン
ジン14への燃料の供給を停止するものである。
【0010】20はエンジンに付設された冷却手段とし
てのラジエータを示し、該ラジエータ20は内部が放熱
フィンを有する配管となり、その上端はアッパータンク
20Aとなると共に、下端はボトムタンク20Bとな
り、外部にはアッパータンク20Aと連通するリザーバ
タンク20Cが接続されている。そして、アッパータン
ク20A,ボトムタンク20Bは冷却配管21を介して
ウォータジャケット22と接続され、当該ラジエータ2
0,冷却配管21およびウォータジャケット22内には
冷却水が充填されている。また、前記ラジエータ20内
の冷却水は、エンジン14の回転軸14Aの軸方向先端
に固着された冷却ファン23からの冷却風により冷却さ
れるようになっている。
【0011】また、前記ウォータジャケット22はエン
ジン14のシリンダ(図示せず)の外周を囲むように形
成され、該エンジン14の冷却を図るもので、途中には
冷却水を冷却配管21を介してウォータジャケット2
2,ラジエータ20に循環させるウォータポンプ24が
設けられている。さらに、前記エンジン14とラジエー
タ20とを接続する冷却配管21のエンジン14側の継
手部21Aには後述する水温スイッチ31が設けられて
いる。
【0012】このように、エンジン14の冷却手段は前
記ラジエータ20およびウォータジャケット22等によ
り構成され、該冷却手段はエンジン14を効果的に冷却
するもので、冷却水がエンジン14のウォータジャケッ
ト22を流通するときには、該冷却水はエンジン14か
ら熱を吸収し、過熱された冷却水はウォータポンプ24
により冷却配管21を介してラジエータ20に送られ、
該ラジエータ20に送られた冷却水はエンジン14の回
転力によって発生する冷却ファン23の冷却風によって
強制的に冷却され、再びウォータジャケット22に送ら
れる。これを順次繰返すことにより、エンジン14の冷
却を図るようになっている。
【0013】次に、図5はエンジン駆動用の電気回路を
示す。
【0014】図5において、25は機械室5内に設置さ
れたバッテリを示し、該バッテリ25のプラス側はスタ
ータスイッチ26に、マイナス側はアースに接続され、
前記スタータスイッチ26は該バッテリ25のプラス側
とスタータリレー27および燃料リレー29との間に接
続され、該スタータスイッチ26が閉成することによ
り、前記燃料ポンプ17を駆動すると共に、始動時には
スタータリレー27が閉成されエンジン14に設けられ
たスタータモータ28を駆動させ、該エンジン14を始
動するようになっている。
【0015】29は前記スタータスイッチ26と燃料電
磁弁18との間に接続された燃料リレーを示し、該燃料
リレー29はスタータスイッチ26が閉成することによ
り、コイル部29Aが励磁されてスイッチ部29Bを閉
成し、バッテリ25と燃料電磁弁18のソレノイド部1
8Aとを接続するようになっている。
【0016】なお、30は燃料リレー29と燃料電磁弁
18との間に接続されたダイオードを示し、該ダイオー
ド30は燃料電磁弁18のソレノイド部18Aに定電流
を供給するものである。
【0017】さらに、31はエンジン14の冷却水回路
を構成する冷却配管21の継手部21Aに取付けられた
水温スイッチを示し、該水温スイッチ31は電気的には
スタータスイッチ26のプラス側とアースとの間に警報
ランプ32を介して接続され8ている。そして、該水温
スイッチ31は冷却水温が所定水温以上になったとき
に、a接点31Aを閉じることにより、運転室4内に配
設された警報ランプ32を点灯させ、水温が異常温度に
なっていることを警報するようになっている。
【0018】このように構成される従来技術において
は、スタータスイッチ26を閉成することにより、燃料
ポンプ17を駆動すると共に燃料電磁弁18を開弁し、
燃料を燃料タンク15からエンジン14に供給する。一
方、スタータモータ28を駆動することによりエンジン
14を始動させる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、エンジン14の駆動時における該エンジン
14の冷却状態の監視は、冷却水の水温を検出するため
の水温センサまたはa接点(ノーマルオープン)の水温
センサ(図示せず)を冷却水回路内に設け、該水温セン
サによって検出された冷却水の温度を運転室4内の水温
計または警報装置(ランプ,ブザー等)により表示して
行っていた。
【0020】また、冷却水温が所定水温以上になった場
合には、水温スイッチ31のa接点31Aが閉じ、運転
室4内に設けられた警報ランプ32を点灯させ運転者に
警報するようになっている。運転者はこの警報により、
冷却系統の異常と判断し、エンジン14の回転数を下げ
たり、エンジン14を停止させる操作を手動で行うこと
によって、エンジン14の保護を図るようになってい
た。
【0021】ところが、警報ランプ32の球切れ等で異
常水温であるにも拘らず、警報できない場合や、エンジ
ン14を運転させたままで運転者の交替や休憩を行った
とき等、運転室4から離れていて警報が認識できない場
合においては、冷却水温が上昇しているにも拘らず、エ
ンジン14が運転し続けているために、該エンジン14
が異常に加熱してしまうという問題がある。
【0022】このため、最悪の場合には、エンジン14
のピストンが焼付けを起し、該エンジン14に致命的な
損傷を与えるという問題がある。
【0023】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はエンジンの冷却水温が所定水温
よりも上昇した場合には、エンジンへの燃料供給を強制
的に停止させ、エンジンの駆動を停止させることのでき
るエンジンの保護装置を提供することを目的としてい
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用するエンジンの保護装置は、冷却
水によって冷却する冷却手段が付設されたエンジンと、
該エンジンに燃料を供給する供給配管の途中に設けら
れ、エンジンの始動時から停止時までの間に開弁する弁
手段と、前記冷却手段の冷却水温を検出し、当該冷却水
温が所定水温よりも上昇したとき該弁手段を閉弁させ、
前記エンジンへの燃料供給を停止する燃料停止手段とか
ら構成したことにある。
【0025】
【作用】冷却手段の冷却水温が所定水温よりも低い場合
には、弁手段はエンジンの始動時から停止時までの間継
続して開弁状態となり、この間燃料停止手段は作動せ
ず、エンジンに燃料を供給することができる。
【0026】一方、冷却手段の冷却水温が所定水温より
も高くなった場合には、燃料停止手段が冷却水温の上昇
を検出して弁手段を閉弁状態とし、エンジンへの燃料の
供給を強制的に中止し、エンジンが駆動中であっても該
エンジンを停止させ、始動前にあっては、エンジンの始
動を禁止する。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2に基
づき説明する。なお、実施例では前述した従来技術と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。
【0028】図において、41は従来技術による水温ス
イッチ31に代えて冷却配管21の継手部21Aに取付
けられた本実施例による水温スイッチを示し、該水温ス
イッチ41はバイメタル式の単極双投として構成され、
冷却水回路内の冷却水Mの水温を検出するようになって
いる。
【0029】ここで、前記水温スイッチ41は、図2に
示すように、円柱状に形成されたスイッチ本体42と、
該スイッチ本体42内に内蔵され、a接点43Aとb接
点43Bおよび接点43A,43Bに接触するバイメタ
ル接片43Cとからなる接点43と、前記スイッチ本体
42を冷却配管21の継手部21Aに装着すべく、該継
手部21Aに溶接等の手段により固着され、内周面にめ
ねじ部44Aを有するソケット44とから大略構成され
ている。なお、前記スイッチ本体42は、外側に位置し
て基端側におねじ部42Aが形成され、ソケット44の
めねじ部44Aに螺着される。
【0030】このように構成される水温スイッチ41
は、スイッチ本体42のおねじ部42Aをソケット44
のめねじ部44Aに螺着することにより、エンジン14
の継手部21Aに装着される。そして、冷却水回路内の
冷却水Mの水温検出に際しては、冷却水Mの水温が高く
なって所定水温よりも上がった場合には、スイッチ本体
42内のバイメタル接片43Cがこの温度によって変形
し、b接点43Bを開成させると共に、a接点43Aを
閉成する。これにより、冷却水Mが所定水温よりも上昇
したことを知らせる検出信号を後述のエンジン駆動用の
電気回路に出力するものである。
【0031】次に、図1に基づいて本実施例によるエン
ジンの保護装置となるエンジン駆動用の電気回路につい
て説明する。
【0032】図1に示すエンジン駆動用の電気回路は従
来技術で述べたエンジン駆動用の電気回路とほぼ同様に
構成され、本実施例ではスタータスイッチ26と燃料リ
レー29およびスタータリレー27との間には、水温ス
イッチ41内に内蔵された接点43,後述する緊急スイ
ッチ45および警報ランプ46とがそれぞれ接続されて
いる。
【0033】ここで、水温スイッチ41の接点43はス
タータスイッチ26と燃料リレー29(スタータリレー
27)との間に直列接続され、該接点43のb接点43
Bが閉成状態(a接点43Aが開成状態)にあるとき、
即ち冷却水Mの水温が所定水温よりも低いときには、ス
タータスイッチ26と燃料リレー29とは導通する。一
方、b接点43Bが開成状態(a接点43Aが閉成状
態)にあるとき、即ち冷却水温が高いときには、スター
タスイッチ26と燃料リレー29とは遮断され、また運
転室4内に配設された警報ランプ46は、a接点43A
によってアースに接続されて点灯する。
【0034】また、前記緊急スイッチ45は運転室4内
に設けられ、接点43と電気的に並列接続され、該緊急
スイッチ45を閉成することにより、バイメタル接片4
3Cがb接点43Bと開成し、該バイメタル接片43C
がa接点43Aと接続し、スタータスイッチ26と燃料
リレー29とを接続する。そして、エンジン14を駆動
状態にするものである。
【0035】本実施例によるエンジンの保護装置はこの
ように構成されるが、冷却水側の水温が所定水温よりも
低いときには、スタータスイッチ26と燃料リレー29
とを接続し、燃料電磁弁18のソレノイド部18Aを励
磁し、エンジン14に燃料を供給可能状態とする。これ
により、スタータスイッチ26の操作でエンジン14が
作動し、油圧ショベルを駆動することができる。
【0036】一方、ラジエータ20内の冷却水Mの水温
が所定水温よりも高くなり、この状態を水温スイッチ4
1で検出した場合には、接点43のb接点43Bが開成
(a接点43Aが閉成)することによって、スタータス
イッチ26と燃料リレー29との間を電気的に遮断す
る。これにより、スタータスイッチ26が閉成し、エン
ジン14が駆動中であっても、バッテリ25から燃料電
磁弁18のソレノイド部18Aに電流が流れるのを禁止
して燃料電磁弁18を閉弁状態にする。この場合、燃料
配管16を介してエンジン14に供給される燃料を遮断
し、エンジン14を自動的に停止させることができる。
【0037】従って、警報ランプ46が故障している場
合や、運転者不在のときでも、冷却水Mの水温が上昇
し、オーバヒートする前に、燃料配管16に設けた燃料
電磁弁18を閉弁させて、該エンジン14を強制的に停
止させることができる。これにより、エンジン14内の
ピストン等の焼付け等が発生するのを確実に防止でき、
エンジン14の寿命を確実に延ばすことができる。
【0038】また、本実施例においては、水温スイッチ
41を現状のa接点31Aを有するスイッチからa接点
43A,b接点43Bを有する水温スイッチ41に交換
し、この水温スイッチ41からの配線を図1のようにエ
ンジン駆動用の電気回路に組み込むことにより、エンジ
ン14の保護を図るエンジンの保護装置を簡単に構成す
ることができる。
【0039】さらに、エンジン14の再始動時におい
て、冷却水Mの水温が所定水温よりも高い場合には、接
点43のb接点43Bが開成し、後方のスタータモータ
28への電気接続を禁止しているから、スタータスイッ
チ26をクランキングしても該スタータモータ28は回
転しない。しかも、エンジン14への燃料の供給は燃料
電磁弁18により停止されているから、エンジン14の
始動禁止を2重の安全対策で阻止することができる。
【0040】一方、本実施例におけるエンジンの保護装
置では、掘削作業中であっても冷却水Mの水温が高くな
った場合にはエンジン14は自動的に停止するから、そ
の停止した位置が不安定なところでは移動が必要とな
る。この場合でも、運転室4内に設けた緊急スイッチ4
5を閉成することにより、エンジン14を駆動させて不
安定な位置から安定した場所への移動等を行うことがで
きる。
【0041】なお、実施例では、エンジンとしてディー
ゼルエンジン14を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、ガソリンエンジンに適用してもよい。ま
た、前記実施例においては、油圧ショベルを例に挙げて
説明したが、本発明は油圧ショベルに限らず、油圧クレ
ーン,ホイールローダ等、他の建設機械に用いてもよい
ことは勿論である。
【0042】また、実施例では、水温スイッチ41はエ
ンジン14側の継手部21Aに設けたが、本発明はこの
位置だけに限ることなく、図5に示す冷却水回路内に設
ければよく、要は冷却水Mの水温を検出できる位置であ
ればよい。
【0043】さらに、実施例では、バイメタル式の水温
スイッチ41により冷却水Mの水温を検出するようにし
たが、サーミスタ式,ポジスタ式の水温センサ等の半導
体を利用した温度センサを用いてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば、燃
料停止手段によって、エンジンを冷却する冷却手段内の
冷却水の水温が所定水温よりも上昇したときに、弁手段
を閉弁させるようにしたから、エンジンがオーバヒート
する前に、エンジンへの燃料供給を自動的に中止して、
該エンジンを強制的に停止させる。この結果、エンジン
の保護を確実に図ることができる。
【0045】一方、再始動時に冷却水の水温が所定水温
よりも高いことを燃料停止手段が検出した場合には、エ
ンジンの始動を禁止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例によるエンジン駆動用の電気回路を示
す回路図である。
【図2】水温スイッチの構成を示す縦断面図である。
【図3】従来技術によるエンジンの保護装置が適用され
る油圧ショベルを示す斜視図である。
【図4】従来技術によるエンジンへの燃料供給系統およ
びその冷却系統を示す構成図である。
【図5】従来技術によるエンジン駆動用の電気回路を示
す回路図である。
【符号の説明】
14 ディーゼルエンジン 16 燃料配管 17 燃料ポンプ 18 燃料電磁弁 20 ラジエータ 41 水温スイッチ 43 接点 43A a接点 43B b接点 45 緊急スイッチ 46 警報ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 345 E L

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水によって冷却する冷却手段が付設
    されたエンジンと、該エンジンに燃料を供給する供給配
    管の途中に設けられ、エンジンの始動時から停止時まで
    の間に開弁する弁手段と、前記冷却手段の冷却水温を検
    出し、当該冷却水温が所定水温よりも上昇したとき該弁
    手段を閉弁させ、前記エンジンへの燃料供給を停止する
    燃料停止手段とから構成してなるエンジンの保護装置。
JP34000393A 1993-12-07 1993-12-07 エンジンの保護装置 Pending JPH07158493A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34000393A JPH07158493A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 エンジンの保護装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP34000393A JPH07158493A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 エンジンの保護装置

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JPH07158493A true JPH07158493A (ja) 1995-06-20

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JP (1) JPH07158493A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2337137A (en) * 1998-05-07 1999-11-10 Specialist Vehicles Limited Refuse vehicle engine control
KR20010055663A (ko) * 1999-12-11 2001-07-04 박영호 디젤엔진 과열 방지 시스템
CN111119907A (zh) * 2020-01-02 2020-05-08 神华神东电力有限责任公司 温度监测装置和掘进设备

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