JPH071583Y2 - 接続チューブの自動継手装置 - Google Patents

接続チューブの自動継手装置

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JPH071583Y2
JPH071583Y2 JP1990042545U JP4254590U JPH071583Y2 JP H071583 Y2 JPH071583 Y2 JP H071583Y2 JP 1990042545 U JP1990042545 U JP 1990042545U JP 4254590 U JP4254590 U JP 4254590U JP H071583 Y2 JPH071583 Y2 JP H071583Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、接続チューブの自動継手装置に関し、さら
に詳しくは、流体圧利用機器などの流路取出し部に装着
されて、接続チューブを一動作で着脱自在に接続させ得
るようにした自動継手装置に係るものである。
〔従来の技術〕
接続チューブを一動作で着脱自在に接続させる自動継手
装置としては、従来から、種々の形式のものが提案され
ている。この種の自動継手装置の一般的な構成は、次の
通りである。
すなわち、まず、接続対象となる接続チューブは、通常
の場合、表面に金属などの鋭利なエッジ部を喰い込ませ
て引き留め得るように、幾分かの表面弾性を有する強靱
な材料により形成されており、また、当該接続チューブ
を接続させるための継手装置の一例としては、継手本体
の接続方向に一致する内部に、同継手本体の軸線に対し
て、リング軸線を平行させた姿勢で接続チューブの端部
を容易に挿通し得る内径を有し、かつ同軸線に対して、
リング軸線を傾斜させた姿勢で接続チューブの端部表面
を逆止的に引留めて扼止するリングエッジをもつた扼止
リングを設け、当該扼止リングをスプリングなどの弾圧
力により、所定の傾斜角度を与えた傾斜リング面などに
圧接させることで、その扼止姿勢を継続維持し得るよう
にさせると共に、同本体の接続端部側には、スプリング
の弾圧力によつて扼止姿勢にある扼止リングを、外部か
らその弾圧力に抗して解放姿勢に作動させるための解放
リングなどを突出させて構成したものである。
しかして、前記のように構成される自動継手装置に対し
て、接続チューブを自動接続させるのには、まず、内部
の扼止リングがスプリングの弾圧力によつて扼止姿勢に
されている継手本体の接続端部側から、接続チューブの
接続端部を強制的に挿入させるように操作するもので、
この接続チューブでの接続端部の強制的な挿入操作によ
り、同接続端部は、扼止姿勢にある扼止リングを、スプ
リングの弾圧力に抗して解放姿勢に付勢させながら、当
該扼止リングを貫通して所期の停止位置まで挿入され、
この停止位置では、付勢されたスプリングによる扼止リ
ングの扼止方向への弾圧傾斜によつて、そのリングエッ
ジが接続端部の表面に幾分か喰い込んでこれを咬止し、
非接続方向への抜け出しが扼止,つまり、引き留められ
ることになり、このようにして、こゝでは、接続チュー
ブの単なる押圧挿入の操作によるのみで、当該接続チュ
ーブを自動接続させることができる。
また、前記のように接続扼止させることで、扼止リング
により引き留め拘束されている接続チューブを、この自
動継手装置から取り外すのには、継手本体の接続端部側
に突出されている解放リングを、スプリングの弾圧力に
抗して押し込むように操作させて、扼止姿勢にある扼止
リングを解放姿勢に変化させた状態とし、この姿勢を維
持したまゝ、当該接続チューブを引き抜いて接続を絶つ
のである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記のように構成される従来例装置の場
合にあつては、継手本体に対する接続チューブの引き留
め係止が、当該接続チューブの外径よりも大きい内径に
された扼止リングの付勢傾斜によって、当該扼止リング
の内径端リングエッジを接続チューブの外径表面に喰い
込ませた扼止保持であることから、接続チューブが幾分
か横断面楕円形に偏平化され、当該接続チューブの表面
が同一円周上で均等に押圧されていないために、理論的
には、同表面周囲に隙間が生ずることになるもので、従
つて、当該接続チューブの表面を別にOリングなどで外
径シールする必要があると共に、当該Oリングの存在
が、円滑な接続挿入操作を妨げるきらいがあり、同時
に、扼止点自体も軸線方向の相互に離れた2点でなされ
るために、接続チューブに偏つた応力が与えられて、継
手本体の端部側で一方へ偏つた方向に弯曲しようとする
傾向を残し、かつ必ずしも均等な扼止力を加えることが
できないという不利があるほか、例えば、扼止リングを
付勢するスプリングが必須であるなどのように、部品点
数が比較的多く、かつ全体的に機構構成が複雑化するこ
とを免れず、製造組み立ても頗る煩雑かつ面倒で、必然
的に製品単価が高価になるなどの問題点があつた。
この考案は、従来のこのような問題点を改善しようとす
るもので、その目的とするところは、接続チューブの外
径表面を同一円周面で可及的均等な拘束力により引き留
めて、当該接続チューブの効果的かつ良好な接続を可能
にすると共に、外径表面部でのOリングなどによる外周
面シール手段の必要性を排除し、併せて、全体的な構成
を可及的に簡略化し得るようにした,この種の接続チュ
ーブの自動継手装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この考案に係る接続チュー
ブの自動継手装置は、先端面外側に収装端面を、同内側
に接続チューブの接続端を突き当てる突き当て凹部面
を、先端面内周部に前記接続チューブを外周面に嵌入し
て内面シールし得るように、先端側へ延長されて外周面
一部に内面シール用の凸部を膨出させた挿入管部を有
し、当該挿入管部内に接続流路を形成した継手本体と、
前記継手本体に同芯かつ一体的に結合されて、少なくと
も内周面の一部に、先端側へ次第に内径を小さくした固
定傾斜カム面を形成し、かつ先端部側に導入部を延長突
出させたガードストッパ部材と、前記ガードストッパ部
材内に摺動可能に嵌入されて、外周面部に、前記固定傾
斜カム面に対応してやゝ小径にされた可動傾斜カム面
を、当該固定傾斜カム面に対抗して形成すると共に、少
なくとも基端部側に前記継手本体の収装端面に所定の接
続間隙を隔てて対向するように突出する基端部端面と、
先端部側に、前記ガードストッパ部材の導入部を越えて
延長された先端フランジ部をそれぞれ設け、また、内周
面に、前記接続チューブの外径にほゞ等しい内径にされ
て、当該接続チューブの外径表面を引き留め拘束する加
圧拘束面を形成し、かつ適度の角間隔を隔てゝ基端相当
側と先端相当側とから交互に複数条のスリ割り溝を切り
込んで、傾斜カム面相互の摺動に伴なう相対的な縮径、
ならびに元の状態への復元を可能にした引き留め部材と
を備えて構成したものである。
〔作用〕
従つて、この考案においては、継手本体の挿入管に対し
て、まず、接続チューブの接続端部を先端側から、外周
面側へ被嵌して挿入させることによつて、当該接続チュ
ーブは、引き留め部材の加圧拘束面に接し、かつ挿入管
の内面シール手段を越えて挿入され、ついで、挿入され
た接続チューブを僅かに引き戻すように操作すること
で、当該接続チューブは、加圧拘束面との摩擦提供のた
めに、引き留め部材の可動傾斜カム面がガードストッパ
部材の固定傾斜カム面に接触し、これらの両傾斜カム面
相互の摺動により、引き留め部材を縮径方向に加圧させ
て、その加圧拘束面で接続チューブの外径表面を引き留
め拘束すると共に、同時に、当該接続チューブの内周面
を挿入管の内面シール手段に圧接させてシール作用を果
し、このようにして継手本体への接続チューブの接続を
行ない得るのである。
また、前記継手本体に対する接続状態から、接続チュー
ブを取り外すのには、まず、ガードストッパ部材の導入
部から突出されている引き留め部材の先端フランジ部を
押し込んで、引き留め拘束位置から解放位置に作動させ
ることにより、固定傾斜カム面により可動傾斜カム面へ
の加圧作用が解放されて、当該引き留め部材が元の状態
に復元し、ついで、この解放状態を維持したまゝ、接続
チューブを自由に引き抜き得るのである。
〔実施例〕
以下,この考案に係る接続チューブの自動継手装置の一
実施例につき、第1図ないし第3図を参照して詳細に説
明する。
第1図(a),(b)はこの実施例を適用した自動継手
装置の接続チューブを接続させた状態を示す半截側面
図,同左端面図,第2図(a),(b),(c)は同上
装置の引き留め部材を取り出して示す半截側面図,同左
右両端面図である。
すなわち,第1図および第2図に示す実施例装置の構成
において、符号10は継手本体、20はガードストッパ部
材、30は引き留め部材であつて、これらの各部材のう
ち、継手本体10とガードストッパ部材20とは、共に硬質
の金属製にされて筒状をなし、引き留め部材30は、比較
的硬質の合成樹脂製にされて、後述するように縮径,な
らびに元の状態への復元可能な筒状とされ、これらのそ
れぞれを組み合わせて自動継手装置を構成しており、ま
た、符号100は接続対象となる接続チューブであつて、
その外径表面を前記引き留め部材30により加圧させて引
き留め拘束できるようにするために、幾分かの表面弾性
を有する材料によつて形成されている。
前記継手本体10については、基端部側の外周面にあつ
て、この場合,例えば、流体圧利用機器などの流路取出
し部に螺着固定させるための取出けネジ11,および六角
頭部12をそれぞれに刻設させてあり、また、先端部側に
は、外周面の一部にあつて、相互係止用の周溝14を有す
る嵌合外面13を、先端面外側にあつて、収装端面15,同
内側にあつて、前記接続チューブ100の接続端を突き当
てる突き当て凹部面16をそれぞれに形成させると共に、
内周部にあつて、先端側へ十分な長さで延長されて接続
チューブ100内に挿入され、かつ延長途上の外周面一部
に、外径表面側から引き留め加圧される接続チューブ10
0の内面シール用の凸部18を膨出させた挿入管部17を形
成させ、かつその中心軸線に沿う内部に接続流路19を形
成してある。
前記ガードストッパ部材20については、基端部側の内周
面にあつて、前記嵌合外面13に被嵌されて同様に相互係
止用の周溝22を有し、こゝでの両周溝14,22内に嵌入す
る係止リング41により相互係止される嵌合内面21を形成
すると共に、当該嵌合内面21から先端側の導入部23にか
けた中間部内面にあつては、先端側へ次第に内径を小さ
くした固定傾斜カム面24を中心軸線方向に沿うように形
成させてある。
前記引き留め部材30については、主体部の外周面にあつ
て、前記ガードストッパ部材20の固定傾斜カム面24に対
応してやゝ小径にされた可動傾斜カム面31を、当該固定
傾斜カム面24に対向して形成すると共に、基端部側にあ
つて、前記継手本体10の収装端面15に所定の接続間隙を
隔てゝ対向するように突出する基端側端面32を、先端部
側にあつて、前記ガードストッパ部材20の導入部23を越
えて延長された先端フランジ部33をそれぞれに設け、ま
た、前記可動傾斜カム面31に対応する内周面にあつて、
前記接続チューブ100の外径にほゞ等しい内径にされ、
切り込み溝35で中心軸線方向に直交するように区分され
た複数条,こゝでは、4条の加圧拘束面34をそれぞれに
形成してあり、さらに、前記可動傾斜カム面31,および
各加圧拘束面34を含む部分については、適度の角間隙を
隔てゝ基端相当側と先端相当側とから、交互に複数条,
こゝでは、4条づゞのスリ割り溝36,37を中心軸線方向
に平行するように切り込むことによつて、これを縮径,
ならびに元の状態への復元が可能なようにさせ、かつ所
定外径以上の拡径を避けるために、前記基端側端面32の
外周面に条設された周溝38に押えリング39を係合させて
ある。
次に、前記構成によるこの実施例装置の作用について述
べる。
この実施例装置に対して、所要の接続チューブ100を接
続,ならびに取り外す操作は、次のようにして行う。
すなわち、この装置が非接続状態の場合、引き留め部材
30は、周囲から完全に解放された状態にあり、従つて、
当該引き留め部材30は、当初に設定された内,外径のま
ゝでガードストッパ部材20内に嵌入された状態におい
て、その可動傾斜カム面31が、固定傾斜カム面24との間
に幾許かの間隙を介して対向され、かつ各加圧拘束面34
は、接続チューブ100を容易に受け入れ得る態勢,換言
すると、解放姿勢に保持されている。
そして、この解放姿勢にある構成に対して、所要の接続
チューブ100を引き留め接続させるのには、まず、接続
チューブ100の接続端部を先端側から、継手本体10の挿
入管17に対し、チューブの内部を外周面側へ被嵌して挿
入させるが、このとき、当該接続チューブ100の内径が
挿入管17,ひいては、そのシール用凸部18の外径に、同
外径が引き留め部材30の各加圧拘束面34の内径にほゞ等
しくされており、かつ当該引き留め部材30には、何らの
付勢作用なども加えられていないために、この被嵌挿入
操作は、これらのシール用凸部18,および各加圧拘束面3
4での僅かな摩擦抵抗を受けるのみで、これを極めて容
易に行なうことができるのであり、この被嵌挿入操作に
より接続チューブ100は、当該挿入管17の外周面側でシ
ール用凸部18を越え、その端部が突き当て凹部面16に突
き当てられるまで挿入され、このようにして接続作用が
果たされる。
ついで、前記突き当て凹部面16への接続チューブ100の
端部の突き当てがなされた後、当該接続チューブ100を
僅かに引き戻すように操作するときは、当該接続チュー
ブ100の外径面に引き留め部材30の各加圧拘束面34が摩
擦接触されており、かつこの時点では、引き留め部材30
自体が他の各部材に対して未だ解放されていることか
ら、同時に、この引き留め部材30もまた引き戻されて、
その可動傾斜カム面31が、直ちにガードストッパ部材20
の固定傾斜カム面24に接触し、これらの両カム面24,31
に与えられている傾斜のために、可動傾斜カム面31に加
えられる押圧力によつて、各スリ割り溝36,37を交互に
切り込んで弾性力を与えた引き留め部材30自体を縮径方
向に加圧させ、それぞれの各加圧拘束面34により、当該
接続チューブ100の対応する各外周面部分を、チューブ
内に挿入されている挿入管17に対して、外径表面側から
押し付け加圧することで拘束する作用を自動的に生じ、
所期通りの引き留め接続を極めて容易かつ迅速に行ない
得るのであり、さらに、この引き留め接続作用に伴い、
併せて、挿入管17上のシール用凸部18に対しても、接続
チューブ100の内周面の一部が押し付けられ、当該チュ
ーブ内周面のシール作用が同時に果たされるもので、こ
の拘束状態においては、引き留め部材30の先端フランジ
部33が、ガードストッパ部材20の導入部23から離れて位
置することになる。
従つて、このように実施例装置への接続チューブ100の
引き留め接続がなされた状態,つまり、第1図に示され
た拘束姿勢では、当該接続チューブ100が、同一の外周
面,換言すると、同一の円周面上での外径表面において
は、各加圧拘束面34によりほゞ均等に加圧拘束されて引
き留められることになる。
続いて、前記した接続チューブ100の接続拘束状態か
ら、当該接続チューブ100を取り外す場合には、ガード
ストッパ部材20の導入部23側の外部に突出されている引
き留め部材30の先端フランジ部33を押し込むように作動
させる。すなわち、当該先端フランジ部33の押し込み作
動に伴い、固定傾斜カム面24に接触して縮径作用を受け
ていた可動傾斜カム面31,ひいては、引き留め部材30自
体が解放されて、各加圧拘束面34を元の状態にまで復元
させる,つまり、解放状態になるまで拡径させることが
でき,当該各加圧拘束面34による接続チューブ100の押
圧拘束もまた解放されることになり、当該解放姿勢を維
持したまゝで接続チューブ100を自由に引き抜き得るの
である。
なおまた、前記各実施例装置においては、接続チューブ
100の内面シールのために、挿入管17の外周面一部にシ
ール用凸部18を突出周設させているが、これに代えて、
第3図に示されているように、周設させたシール溝42内
に別のシール部材43を嵌装させてもよく、こゝでも同様
な作用,効果を達成できる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案に係る接続チューブの自
動継手装置によれば、先端面外側に収装端面を、同内側
に接続チューブの接続端を突き当てる突き当て凹部面
を、先端面内周部に前記接続チューブを外周面に嵌入し
て内面シールし得るように、先端側へ延長されて外周面
一部に内面シール用の凸部を膨出させた挿入管部を有
し、当該挿入管部内に接続流路を形成した継手本体と、
前記継手本体に同芯かつ一体的に結合されて、少なくと
も内周面の一部に、先端側へ次第に内径を小さくした固
定傾斜カム面を形成し、かつ先端部側に導入部を延長突
出させたガードストッパ部材と、前記ガードストッパ部
材内に摺動可能に嵌入されて、外周面部に、前記固定傾
斜カム面に対応してやゝ小径にされた可動傾斜カム面
を、当該固定傾斜カム面に対向して形成すると共に、少
なくとも基端部側に前記継手本体の収装端面に所定の接
続間隙を隔てて対向するように突出する基端部端面と、
先端部側に、前記ガードストッパ部材の導入部を越えて
延長された先端フランジ部をそれぞれ設け、また、内周
面に、前記接続チューブの外径にほゞ等しい内径にされ
て、当該接続チューブの外径表面に引き留め拘束する加
圧拘束面を形成し、かつ適度の角間隔を隔てゝ基端相当
側と先端相当側とから交互に複数条のスリ割り溝を切り
込んで、傾斜カム面相互の摺動に伴なう相対的な縮径、
ならびに元の状態への復元を可能にした引き留め部材と
を備えて構成したから、継手本体の挿入管に対し、接続
チューブの接続端部を先端側から外周面側へ被嵌させる
ことにより、接続チューブを引き留め部材の加圧拘束面
に接した状態で、挿入管の内面シール手段を越えて容易
に挿入でき、かつ挿入された接続チューブを僅かに引き
戻すように操作することで、引き留め部材の可動傾斜カ
ム面がガードストッパ部材の固定傾斜カム面に接触され
て、両傾斜カム面相互の摺動で引き留め部材を縮径方向
に加圧させ、加圧拘束面により接続チューブの外径表面
を引き留め拘束できるもので、このように極めて簡単な
操作によつて、目的とする継手本体への接続チューブの
接続を、所期通りに容易に行ない得ると共に、併せて同
時に、接続チューブの内周面が挿入管の内面シール手段
に圧接されるために、当該接続チューブに対する所要の
シール作用を果されるのであり、この状態では、接続チ
ューブが同一円周面上の外径表面でほゞ均等に加圧拘束
されて引き留められるために強力かつ効果的な接続が可
能になる。
また、このような継手本体に対する接続チューブの接続
状態において、引き留め部材の先端フランジ部を押し込
むことにより、固定傾斜カム面による可動傾斜カム面へ
の加圧作用が解放されて、当該引き留め部材を元の状態
に復元でき、かつこの解放状態を維持したまゝ、接続チ
ューブを自由に引き抜き得て、こゝでも、極めて簡単な
操作で継手本体から接続チューブの取り外しが可能にな
るもので、しかも、構造的にも比較的簡単で容易に構成
できて安価に提供し得るなどの優れた特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はこの考案の一実施例を適用した
自動継手装置の接続前の態様を示す半截側面図,同左端
面図、第2図(a),(b),(c)は同上装置の引留
め部材を取り出して示す半截側面図,同左右両端面図、
第3図は同上装置における接続チューブの内径シール部
の別例を示す部分断面図である。 10……継手本体。 13……嵌合外面、14……周溝、15……収装端面、16……
突き当て凹部面、17……挿入管部、18……内面シール用
凸部,19……接続流路。 20……ガードストッパ部材。 21……嵌合内面、22……周溝、23……導入部、24……固
定傾斜カム面。 30……引き留め部材。 31……可動傾斜カム面、32……基端側端面、33……先端
フランジ部、34……加圧拘束面、35……切り込み溝、3
6,37……スリ割り溝、38……周溝、39……押えリング。 41……係止リング、42……シール溝、43……シール部
材。 100……接続チューブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端面外側に収装端面を、同内側に接続チ
    ューブの接続端を突き当てる突き当て凹部面を、先端面
    内周部に前記接続チューブを外周面に嵌入して内面シー
    ルし得るように、先端側へ延長されて外周面一部に内面
    シール用の凸部を膨出させた挿入管部を有し、当該挿入
    管部内に接続流路を形成した継手本体と、 前記継手本体に同芯かつ一体的に結合されて、少なくと
    も内周面の一部に、先端側へ次第に内径を小さくした固
    定傾斜カム面を形成し、かつ先端部側に導入部を延長突
    出させたガードストッパ部材と、 前記ガードストッパ部材内に摺動可能に嵌入されて、外
    周面部に、前記固定傾斜カム面に対応してやゝ小径にさ
    れた可動傾斜カム面を、当該固定傾斜カム面に対向して
    形成すると共に、少なくとも基端部側に前記継手本体の
    収装端面に所定の接続間隙を隔てて対向するように突出
    する基端部端面と、先端部側に、前記ガードストッパ部
    材の導入部を越えて延長された先端フランジ部をそれぞ
    れ設け、また、内周面に、前記接続チューブの外径にほ
    ゞ等しい内径にされて、当該接続チューブの外径表面を
    引き留め拘束する加圧拘束面を形成し、かつ適度の角間
    隔を隔てゝ基端相当側と先端相当側とから交互に複数条
    のスリ割り溝を切り込んで、傾斜カム面相互の摺動に伴
    なう相対的な縮径、ならびに元の状態への復元を可能に
    した引き留め部材とを備えて構成した ことを特徴とする接続チューブの自動継手装置。
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JPH043190U (ja) 1992-01-13

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