JPH07158144A - 洋風便器 - Google Patents

洋風便器

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Publication number
JPH07158144A
JPH07158144A JP34052593A JP34052593A JPH07158144A JP H07158144 A JPH07158144 A JP H07158144A JP 34052593 A JP34052593 A JP 34052593A JP 34052593 A JP34052593 A JP 34052593A JP H07158144 A JPH07158144 A JP H07158144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
water
toilet seat
flow line
western
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34052593A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Miwa
英二 三輪
Hiroyasu Fukaya
裕康 深谷
Masaki Tomita
勝紀 冨田
Takuji Koyanagi
卓治 小柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP34052593A priority Critical patent/JPH07158144A/ja
Publication of JPH07158144A publication Critical patent/JPH07158144A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】洋風便器における便器本体の上端部のリム部に
起因して便器本体の重量が重くなり、また男性の小便時
にリム部が汚れ、更にリム部の裏側の清掃性が悪いとい
った問題を解決する。 【構成】洋風便器10の便座16に、便鉢14の上端周
縁に沿って延びる、洗浄水の供給源に連通した通水路2
0と、通水路20に連通するとともに、便鉢14内部に
向けて開口し、通水路20に導かれた便器洗浄水を便鉢
14内部に噴出する複数の噴水孔22とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は洋風便器に関し、詳し
くは便座に特徴を有するものに関する。
【0002】
【従来の技術】便鉢を有する便器本体に対して便座,便
蓋を開閉可能に取り付けて成る洋風便器にあっては、従
来図4に示しているように便鉢100の上端部に沿って
周方向に連続するように環状のリム部102が便器本体
104に一体に設けられている。
【0003】そしてこのリム部102の内部には、リム
部102に沿って延びる形態のリム通水路106が形成
されるとともに、このリム通水路106に連通し且つ便
鉢100内部に向かって開口する多数の噴水孔108が
形成され、洗浄水タンク等給水源からの洗浄水がかかる
リム通水路106に導かれた上、噴水孔108より便鉢
100内部に向かって勢い良く噴出され、以て便器洗浄
が行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の洋
風便器においては、便鉢100上端部に沿って便器本体
104に一体に形成されたリム部102の裏側が掃除し
難く、同部に汚れが溜り易いのに加えて、男性の小便時
にリム部102が汚れ易いといった問題が生じていた。
【0005】また従来の洋風便器においては、リム部1
02を有する便器本体104が陶器で構成されており、
かかるリム部102の存在によって陶器製の便器本体1
04の成形性が損なわれる問題があり、更に陶器から成
る便器本体104の成形精度は一般にそれほど高くない
ために、便鉢100上面の形状,寸法を高精度で成形す
ることが難しく、このため便座110を閉じたときに便
器本体104と便座110との間に多くの隙間が生じ、
そのため便蓋を閉じた状態で便器洗浄を行ったとき、そ
の隙間を通じて洗浄音が外部に多く漏れ、大きな洗浄音
がするといった問題があった。
【0006】加えてリム部102の存在によって便器本
体104の重量が重くなる問題があり、更に陶器製のリ
ム部102における噴水孔108の向き,口径等を高精
度で形成することが一般に難しいために、即ち噴水孔1
08の向き,口径を適正なものとすることが難しいため
に、洗浄水の噴出方向や噴出量を適正な方向,量とする
ことが難しいといった問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたものである。而して本願の発
明は、便鉢を有する便器本体と、該便器本体と別体を成
し、該便器本体に対して開閉可能な便座を備えた洋風便
器において、該便座に、洗浄水の供給源に連通した通水
路と、該通水路に連通するとともに該便鉢内部に向けて
開口し、該通水路に導かれた便器洗浄水を該便鉢内部に
噴出する複数の噴水孔とを設けたことを特徴とする(請
求項1)。
【0008】本願の別の発明は、請求項1の洋風便器に
おいて、前記便座の下面に周方向に沿って溝を形成し、
該溝の内部に前記便鉢の上端部を嵌入させるように成し
たことを特徴とする(請求項2)。
【0009】本願の更に別の発明は、請求項1又は2の
洋風便器において、前記便座の開動作時に前記通水路を
前記洗浄水の供給源から遮断状態とする安全弁手段を設
けたことを特徴とする(請求項3)。
【0010】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、通水路
及び多数の噴水孔を便座の側に形成してその通水路を洗
浄水タンク等の給水源に連通させ、洗浄水をかかる通水
路に導いた上、多数の噴水孔から便鉢内部に向けて噴出
させ、便器洗浄を行うように成したものである。
【0011】本発明によれば、従来必要とされていた便
器本体のリム部を無くすことができ、便鉢上端部内面の
清掃性を良好となし得、従来のようにリム部の裏側に汚
れが溜るといった問題を解消できる。また男性の小便時
にリム部が汚れるといった問題も生じない。更にリム部
を省略できることによって、便器本体の成形性も良好と
成し得るとともに、便器本体の重量を軽量化することが
できる。
【0012】また便器本体と別体の便座は、便器本体と
は異材質の合成樹脂の成形体にて構成でき、この場合噴
水孔の形状,向き,寸法等を自由に設定できるとともに
これを高精度で形成でき、これにより便器洗浄を適正に
行うことができるようになる。
【0013】またリム部を無くすことによって、便座を
閉じたときに便鉢の上端部と便座とを容易に嵌合状態と
成すことができ(請求項2)、従って便器本体と便座と
の間の隙間を少なくし得て、その隙間からの洗浄音や臭
気の漏洩を最小限に抑えることができる。
【0014】次に請求項3の発明は、便座の開動作時に
便座の通水路を給水源と遮断状態とする安全弁手段を設
けたもので、本発明によれば便座が開かれた状態で誤っ
て便座の噴水孔から洗浄水が噴出されてしまうといった
ことを確実に防止できる。
【0015】尚、上記便座の通水路はこれを全周に亘っ
て形成して、かかる通水路からの洗浄水にて便鉢の全周
を洗うようにしても良いし、場合により便鉢の後面部分
は便器本体から噴出した洗浄水にて洗浄するようにし、
残る部分を便座の通水路からの水で洗浄するように成す
ことが可能である。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において10は洋風便器であって、12
は便鉢14を有する便器本体、16,18は便器本体1
2に開閉可能に取り付けられた便座及び便蓋である。
【0017】便器本体12は陶器製のものであって、こ
の例では従来の便器本体のように上端部にリム部は設け
られておらず、便鉢14の周壁部が上端部までほぼ一様
な厚みとされている。
【0018】便座16は合成樹脂製の厚いものであっ
て、内部に便鉢14の上端に沿って周方向に連続して延
びる環状の通水路20が形成されており、更に通水路2
0に連通し且つ便鉢14の周壁部内側において下向きに
開口する、即ち便鉢14内部に向かって開口する多数の
噴水孔22が形成されている。
【0019】また噴水孔22の外側部位において便座1
6の下面にリング状の溝24が形成されており、便座1
6を閉じたときこの溝24の内部に便鉢14の上端部が
嵌入し、ゴムパッキン26を介して溝24底部に当接す
るようになっている。
【0020】通水路20は、図2に示しているように給
水路24を介して洗浄水タンク26に連絡されており、
またこの給水路24と洗浄水タンク26との接続部に
は、洗浄水の供給・停止を行うための洗浄バルブ28が
設けられている。
【0021】一方給水路24と通水路20との接続部に
は、安全弁としての軸バルブ30が設けられている。こ
の軸バルブ30は、図2(ロ)に示しているように位置
固定の内筒32と、便座16と一体に回動する可動の外
筒34とを備えている。
【0022】これら外筒34と内筒32とには、それぞ
れ開口36,38,40が形成されている。外筒34の
開口36は、便座16を閉じたときに給水路24と内筒
32の開口38とを連通させる位置に、また内筒32の
開口40は、便座16を閉じたときに内筒32の内部の
通路42を便座16の通水路20に連通させる位置にそ
れぞれ形成されている。
【0023】本例の便器においては、便座16を閉じた
状態でレバー操作等によって洗浄バルブ28を開動作さ
せると、洗浄水タンク26内に貯留されている洗浄水が
給水路24へと流れ込み、更に軸バルブ30を経由し
て、即ち外筒34の開口36、内筒32の開口38,4
0を経由して便座16内の通水路20内に流入し、そし
て多数の噴水孔22より便鉢14内部に噴出される。こ
れにより便器洗浄が行われる。
【0024】一方便座16を開いた状態とすると、軸バ
ルブ30によって通水路20と給水路24とが遮断され
た状態となり、従って洗浄バルブ28が誤って開動作さ
せられた場合においても、便座16の通水路20に洗浄
水が流れ込み、噴水孔22より周囲に飛散するといった
不都合は生じない。
【0025】本例の洋風便器10の場合、上記のように
便器本体12に従来の便器におけるようなリム部が設け
られていない。従って便鉢14上端部の清掃性が良好で
あり、また男性の小便時にリム部を汚してしまうといっ
た問題も生じない。
【0026】またリム部がなくなることによって便器本
体12が軽量化する利点も得られる。加えてリム部がな
いことによって便器本体12の成形性が良好となる。
【0027】また噴水孔22は樹脂製の便座16の側に
形成されていることから、かかる噴水孔22を望みの大
きさ,形状で望みの方向に且つ高精度で形成することが
可能であり、便器洗浄を適正且つ効率的に行えるように
なる。
【0028】また便座16を閉じたときに、便器本体1
2と便座16との間の隙間を可及的に少なくすることが
でき、従って便座16,便蓋18を閉じた状態で便器洗
浄を行ったとき、洗浄音が便器本体12と便座16との
間の隙間から漏出するのを、更には便鉢14内部の臭気
が外部に漏出するのを抑制できる。
【0029】図3は本発明の他の実施例を示したもの
で、この例では樹脂製の蛇腹管(又は金属のフレキシブ
ル管)44によって、便座16の開閉運動に伴う給水路
24の可動部分を構成するとともに、給水路24上に電
磁バルブ46を設け、この電磁バルブ46の開閉作動を
制御部48によって制御するようにしている。
【0030】また制御部48には、便座16と一体に回
動する被検知体50とこれを検知する検知器52とから
成る便座開閉センサ53を接続し、便座16が閉状態に
あることをこのセンサ53が検知したときにのみ電磁バ
ルブ46を開動作させて、洗浄水タンク26内の洗浄水
を給水路24に放出するようにしている。
【0031】本例では、電磁バルブ46が洗浄水の供給
・停止を行う洗浄バルブ28としての作用をなすととも
に、この電磁バルブ46とこれを制御する制御部48及
び便座開閉センサ53とが、便座16が開いているとき
に通水路20と洗浄水タンク26とを遮断状態とする安
全弁手段の作用をなしている。
【0032】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上記軸バルブ30に代え
て、図2(ハ)に示しているように位置固定の中空の軸
体54と、便座16と一体に回動する可動のキャップ5
6とで安全弁を構成し、キャップ56の回動運動に伴っ
て、給水路24と通水路20から延び出した通路58と
を連通させ、或いは遮断するようにしても良い。
【0033】更に本発明は各種形態の洋風便器に対し適
用可能である等、その主旨を逸脱しない範囲において、
種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である洋風便器の図である。
【図2】(イ)同じ洋風便器における便座の縦断面構造
及び周辺部を示す図である。 (ロ)図(イ)における安全弁としての軸バルブの詳細
図である。 (ハ)図(ロ)とは異なる形態の安全弁の詳細図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例である洋風便器の図であ
る。
【図4】従来の洋風便器の一部切欠正面図である。
【符号の説明】
10 洋風便器 12 便器本体 14 便鉢 16 便座 20 通水路 22 噴水孔 24 溝 26 洗浄水タンク 30 軸バルブ 46 電磁バルブ 48 制御部 53 便座開閉センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小柳 卓治 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便鉢を有する便器本体と、該便器本体と
    別体を成し、該便器本体に対して開閉可能な便座を備え
    た洋風便器において該便座に、洗浄水の供給源に連通し
    た通水路と、該通水路に連通するとともに該便鉢内部に
    向けて開口し、該通水路に導かれた便器洗浄水を該便鉢
    内部に噴出する複数の噴水孔とを設けたことを特徴とす
    る洋風便器。
  2. 【請求項2】 請求項1の洋風便器において、前記便座
    の下面に周方向に沿って溝を形成し、該溝の内部に前記
    便鉢の上端部を嵌入させるように成したことを特徴とす
    る洋風便器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の洋風便器において、前
    記便座の開動作時に前記通水路を前記洗浄水の供給源か
    ら遮断状態とする安全弁手段を設けたことを特徴とする
    洋風便器。
JP34052593A 1993-12-07 1993-12-07 洋風便器 Pending JPH07158144A (ja)

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JP34052593A JPH07158144A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 洋風便器

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JP34052593A JPH07158144A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 洋風便器

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ID=18337822

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JP34052593A Pending JPH07158144A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 洋風便器

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JP (1) JPH07158144A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108185890A (zh) * 2017-12-13 2018-06-22 浙江东景工贸集团有限公司 设有冲洗开关的马桶盖

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108185890A (zh) * 2017-12-13 2018-06-22 浙江东景工贸集团有限公司 设有冲洗开关的马桶盖

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