JPH0715780A - ヘッドホン - Google Patents
ヘッドホンInfo
- Publication number
- JPH0715780A JPH0715780A JP18440593A JP18440593A JPH0715780A JP H0715780 A JPH0715780 A JP H0715780A JP 18440593 A JP18440593 A JP 18440593A JP 18440593 A JP18440593 A JP 18440593A JP H0715780 A JPH0715780 A JP H0715780A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- headphone
- sound
- head
- outside
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- Headphones And Earphones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘッドホンの音像を頭外音像に近づける。
【構成】 ヘッドホン1において、着用者の左右の耳孔
の入口10を結ぶ仮想空間領域11外に、前頭部側から
後頭部側へ向けて音声を発するようにスピーカー部4を
ハウジング3に設ける。
の入口10を結ぶ仮想空間領域11外に、前頭部側から
後頭部側へ向けて音声を発するようにスピーカー部4を
ハウジング3に設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘッドホンに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、音響機器の一つとしてヘッドホン
が実用生活や趣味の分野において広く使用されている。
通常、このヘッドホンは、ハウジングと、このハウジン
グに収納したスピーカー部と、ハウジングの外周に取り
付けたイアーパッドとからなる左右一対のヘッドホンを
ヘッドバンドで連結して使用する。スピーカー部には、
振動板やこれを振動させるコイルと電磁石からなる磁気
回路部が含まれている。
が実用生活や趣味の分野において広く使用されている。
通常、このヘッドホンは、ハウジングと、このハウジン
グに収納したスピーカー部と、ハウジングの外周に取り
付けたイアーパッドとからなる左右一対のヘッドホンを
ヘッドバンドで連結して使用する。スピーカー部には、
振動板やこれを振動させるコイルと電磁石からなる磁気
回路部が含まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のヘッドホン
では、原音を忠実に再生するために、スピーカー部を着
用者の耳孔の入口正面に、できるだけ鼓膜に近づけて設
けておき、耳孔へ入る音声が直接的に鼓膜へ伝わるよう
にする技術がある。この技術によれば振動板の微細な振
動音が伝わり易くなる反面、音像が頭の中心部に生じて
しまい、自然界において聴覚が働いたときに感ずる頭外
音像とはかなり異なることになる。また、音楽であれ
ば、それを演奏会場で聴くときに感じる頭外音像と全く
異なることになる。そのために、人によっては、ヘッド
ホンを使用すると、一種の不快感を催すという場合があ
る。また、鼓膜への直接的な刺激が原因となって耳はも
ちろん、頭部に疲れを感じるという場合も少なくない。
では、原音を忠実に再生するために、スピーカー部を着
用者の耳孔の入口正面に、できるだけ鼓膜に近づけて設
けておき、耳孔へ入る音声が直接的に鼓膜へ伝わるよう
にする技術がある。この技術によれば振動板の微細な振
動音が伝わり易くなる反面、音像が頭の中心部に生じて
しまい、自然界において聴覚が働いたときに感ずる頭外
音像とはかなり異なることになる。また、音楽であれ
ば、それを演奏会場で聴くときに感じる頭外音像と全く
異なることになる。そのために、人によっては、ヘッド
ホンを使用すると、一種の不快感を催すという場合があ
る。また、鼓膜への直接的な刺激が原因となって耳はも
ちろん、頭部に疲れを感じるという場合も少なくない。
【0004】そこで、この発明においては、スピーカー
部を耳孔の入口正面から外れたところに設けることによ
り、音像の位置を変え、頭外音像に近づけることが可能
なヘッドホンの提供を課題にしている。
部を耳孔の入口正面から外れたところに設けることによ
り、音像の位置を変え、頭外音像に近づけることが可能
なヘッドホンの提供を課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明が前記課題を解
決するために手段とするところは、以下のとおりであ
る。
決するために手段とするところは、以下のとおりであ
る。
【0006】この発明が前提とするところは、ハウジン
グとそのハウジングに収納したスピーカー部と、ハウジ
ング外周に取り付けたイアーパッドとからなるヘッドホ
ンである。
グとそのハウジングに収納したスピーカー部と、ハウジ
ング外周に取り付けたイアーパッドとからなるヘッドホ
ンである。
【0007】かかる前提において、スピーカー部がヘッ
ドホン着用者の左右の耳孔の入口を結ぶ仮想空間領域外
に設けてあることがこの発明の特徴である。
ドホン着用者の左右の耳孔の入口を結ぶ仮想空間領域外
に設けてあることがこの発明の特徴である。
【0008】この発明の好ましい実施態様においては、
スピーカー部の音声を発する向きが着用者の前頭部側か
ら後頭部側へ向かう方向にしてある。
スピーカー部の音声を発する向きが着用者の前頭部側か
ら後頭部側へ向かう方向にしてある。
【0009】
【作用】このように構成したヘッドホンにおいては、例
えばスピーカー部の振動板を仮想空間領域よりも前頭部
寄りに置き、前頭部側から後頭部側へ向けて音声を発す
るようにすると、ヘッドホン着用者には音源が頭部前方
にあって、頭外音像に似た感覚が得られる。
えばスピーカー部の振動板を仮想空間領域よりも前頭部
寄りに置き、前頭部側から後頭部側へ向けて音声を発す
るようにすると、ヘッドホン着用者には音源が頭部前方
にあって、頭外音像に似た感覚が得られる。
【0010】
【実施例】この発明に係るヘッドホンの詳細を添付の図
面を参照して説明すると、以下のとおりである。
面を参照して説明すると、以下のとおりである。
【0011】図1は、この発明に係るヘッドホン1の着
用者頭部2の側面図であって、ヘッドホン1は、破断し
た状態で示してある。このヘッドホン1は、主として音
楽鑑賞用に左右一対で使用するもので、ドーム型のハウ
ジング3と、ハウジング3に設けたスピーカー部4と、
ハウジング3の外周を覆い、着用者の肌に当接するイア
ーパッド5とからなる。この他にヘッドホン1は、オー
ディオ機器への接続コードと、左右のヘッドホン1を連
結するヘッドバンドとを有するが、それらについての図
示は、省略してある。スピーカー部4は、振動板8と磁
気回路部9とを有し、着用者の耳孔の入口10よりも前
頭部側にあり、後頭部側へ向けて音声を発するようにし
てある。
用者頭部2の側面図であって、ヘッドホン1は、破断し
た状態で示してある。このヘッドホン1は、主として音
楽鑑賞用に左右一対で使用するもので、ドーム型のハウ
ジング3と、ハウジング3に設けたスピーカー部4と、
ハウジング3の外周を覆い、着用者の肌に当接するイア
ーパッド5とからなる。この他にヘッドホン1は、オー
ディオ機器への接続コードと、左右のヘッドホン1を連
結するヘッドバンドとを有するが、それらについての図
示は、省略してある。スピーカー部4は、振動板8と磁
気回路部9とを有し、着用者の耳孔の入口10よりも前
頭部側にあり、後頭部側へ向けて音声を発するようにし
てある。
【0012】図2は、図1におけるX−X線矢視図であ
る。スピーカー部4は、着用者の左右の耳孔の入口10
を結ぶ仮想線で示した空間領域11から外れた前頭部寄
りの位置にある。スピーカー部4から後頭部側へ向けて
発した音声は、空間領域11と斜めに交叉するハウジン
グ3の側壁6で反射して耳孔の入口10へ入る。
る。スピーカー部4は、着用者の左右の耳孔の入口10
を結ぶ仮想線で示した空間領域11から外れた前頭部寄
りの位置にある。スピーカー部4から後頭部側へ向けて
発した音声は、空間領域11と斜めに交叉するハウジン
グ3の側壁6で反射して耳孔の入口10へ入る。
【0013】図3は、図2と同様の図であるが、スピー
カー部4の位置が多少異なる場合を示す。このスピーカ
ー部4は、空間領域11に対してやや傾斜している。
カー部4の位置が多少異なる場合を示す。このスピーカ
ー部4は、空間領域11に対してやや傾斜している。
【0014】ヘッドホン1において、スピーカー部4
は、別体で用意した小型スピーカーをハウジング3へ取
り付けたものでもよく、ハウジング3に対して振動板8
や磁気回路部9を直接取り付けたものであってもよい。
また1個のハウジング3に対して、例えば高音用と低音
用とからなる2以上のスピーカー部を設けることもでき
る。ハウジング3や振動板8の素材には、木材、繊維、
プラスチックス、複合プラスチックス、金属、セラミッ
クス等の周知素材を使用することができる。なお、ヘッ
ドホン1は、音楽鑑賞用に限らず、広く一般に利用する
ことができる。
は、別体で用意した小型スピーカーをハウジング3へ取
り付けたものでもよく、ハウジング3に対して振動板8
や磁気回路部9を直接取り付けたものであってもよい。
また1個のハウジング3に対して、例えば高音用と低音
用とからなる2以上のスピーカー部を設けることもでき
る。ハウジング3や振動板8の素材には、木材、繊維、
プラスチックス、複合プラスチックス、金属、セラミッ
クス等の周知素材を使用することができる。なお、ヘッ
ドホン1は、音楽鑑賞用に限らず、広く一般に利用する
ことができる。
【0015】
【発明の効果】この発明に係るヘッドホンでは、スピー
カー部を左右の耳孔の入口を結ぶ仮想空間領域外に設
け、前頭部側から後頭部側へ向けて音声を発するように
したから、音像が頭外にあって、前方から聞こえ、あた
かも演奏会場で音楽を聴いているかのような効果を奏す
る。
カー部を左右の耳孔の入口を結ぶ仮想空間領域外に設
け、前頭部側から後頭部側へ向けて音声を発するように
したから、音像が頭外にあって、前方から聞こえ、あた
かも演奏会場で音楽を聴いているかのような効果を奏す
る。
【図1】ヘッドホンを着用した頭部の側面図。
【図2】図1のX−X線矢視図。
【図3】スピーカー部の位置を例示する図2と同様の図
面。
面。
1 ヘッドホン 3 ハウジング 4 スピーカー部 5 イアーパッド 10 耳孔の入口 11 空間領域
Claims (2)
- 【請求項1】ハウジングと、該ハウジングに収納したス
ピーカー部と、該ハウジング外周に取り付けたイアーパ
ッドとからなるヘッドホンにおいて、 前記スピーカー部が、前記ヘッドホン着用者の左右の耳
孔の入口を結ぶ仮想空間領域外に設けてあることを特徴
とする前記ヘッドホン。 - 【請求項2】前記スピーカー部の音声を発する向きが着
用者の前頭部側から後頭部側へ向かう方向である請求項
1記載のヘッドホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5184405A JP3054295B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | ヘッドホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5184405A JP3054295B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | ヘッドホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715780A true JPH0715780A (ja) | 1995-01-17 |
JP3054295B2 JP3054295B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=16152598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5184405A Expired - Fee Related JP3054295B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | ヘッドホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3054295B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001037608A1 (en) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Oh Hyun Chul | Resonance cover and sound receiving set having the same |
US20150055814A1 (en) * | 2013-03-05 | 2015-02-26 | Mao-Liang Liu | Headphone for reproducing sound stage effect |
CN110536199A (zh) * | 2018-05-25 | 2019-12-03 | 宁波升亚电子有限公司 | 近耳式音响装置和音效再现方法 |
JP2020088713A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 利彦 堀江 | 音像制御方法、ヘッドホン、及びヘッドホン用装着具 |
JP2020088839A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 利彦 堀江 | 音像制御方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8213632B2 (en) | 2006-02-01 | 2012-07-03 | Sony Corporation | Electroacoustic transducer and ear speaker device |
US8175316B2 (en) | 2006-12-05 | 2012-05-08 | Sony Corporation | Ear speaker device |
Citations (5)
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---|---|---|---|---|
JPS517041U (ja) * | 1974-06-28 | 1976-01-19 | ||
JPS5182449U (ja) * | 1974-12-24 | 1976-07-01 | ||
JPS5332723U (ja) * | 1976-08-28 | 1978-03-22 | ||
JPS57150299A (en) * | 1981-01-31 | 1982-09-17 | Shigetaro Fujikawa | Stereophonic head phone |
JPS57206196A (en) * | 1981-06-13 | 1982-12-17 | Shigetaro Fujikawa | Stereo headphone |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP5184405A patent/JP3054295B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
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US20150055814A1 (en) * | 2013-03-05 | 2015-02-26 | Mao-Liang Liu | Headphone for reproducing sound stage effect |
CN110536199A (zh) * | 2018-05-25 | 2019-12-03 | 宁波升亚电子有限公司 | 近耳式音响装置和音效再现方法 |
JP2020088713A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 利彦 堀江 | 音像制御方法、ヘッドホン、及びヘッドホン用装着具 |
JP2020088839A (ja) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 利彦 堀江 | 音像制御方法 |
US11937045B2 (en) | 2018-11-29 | 2024-03-19 | Toshihiko Horie | Audio image control method, headphones, and headphone attachment |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3054295B2 (ja) | 2000-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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