JPH07157772A - 燃料処理方法 - Google Patents

燃料処理方法

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Publication number
JPH07157772A
JPH07157772A JP34050493A JP34050493A JPH07157772A JP H07157772 A JPH07157772 A JP H07157772A JP 34050493 A JP34050493 A JP 34050493A JP 34050493 A JP34050493 A JP 34050493A JP H07157772 A JPH07157772 A JP H07157772A
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JP
Japan
Prior art keywords
fuel
aqueous solution
ceramic
activated
crystals
Prior art date
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Pending
Application number
JP34050493A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Makino
伸治 牧野
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I B II KK
Original Assignee
I B II KK
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、セラミックの燃料改善効果を
向上せしめることにある。 【構成】塩化第二鉄を大量のカセイソーダ水溶液に溶か
した後塩酸で中和し、濃縮して得られた活性化鉄塩化物
結晶の水溶液によってセラミックを処理して活性化し、
該活性化セラミックを燃料に接触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガソリン、軽油、重油等
の燃料の効率を向上させるための燃料処理方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からセラミックを燃料に接触させて
燃料の効率を向上せしめることが行われている。セラミ
ックによって燃料効率が向上する理由は、セラミックの
放射する遠赤外線効果によるものと云われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記セラ
ミックによる従来の燃料処理方法では、いまだ効果が顕
著ではなく、実用化に至っていないのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、塩化第二鉄を大量のカセ
イソーダ水溶液に溶かした後塩酸で中和し、濃縮して得
られた結晶の水溶液に浸漬処理した活性化セラミックを
燃料に接触せしめる燃料処理方法を提供し、更に塩化第
二鉄を大量のカセイソーダ水溶液に溶かした後塩酸で中
和し、濃縮して得られた結晶の水溶液に通した空気を接
触せしめた活性化セラミックを燃料に接触せしめる燃料
処理方法を提供するものである
【0005】
【作用】本発明において、塩化第二鉄を大量のカセイソ
ーダ水溶液に溶かすと、塩化第二鉄を構成する鉄が活性
化するものと思われる。このように活性化した鉄を含む
水溶液を塩酸で中和すると、活性化した鉄の塩化物が結
晶として得られる。該結晶は望ましくは更にイソプロパ
ノール−水混合液に溶解させ、濃縮再結晶することによ
って精製される。このような活性化した鉄の塩化物は例
えば通常数ppm 以下の極く低濃度で水に溶解せしめる
と、水が活性化されて水のクラスターが小さくなった
り、あるいは該水溶液によって植物を生育すると、植物
の生長が促進されたりする活性効果を示す。そこでこの
ような活性化した鉄の塩化物の水溶液にセラミックを浸
漬したり、あるいは該水溶液を通した空気をセラミック
に接触させたりすると、セラミックが活性化されて燃料
の改善効果が大巾に向上するのである。本発明に用いら
れるセラミックとしては、例えば酸化ケイ素、酸化アル
ミニウム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、窒化ケイ
素、窒化ホウ素、炭化ケイ素等の周知のセラミックがあ
り、これらは二種以上混合されてもよい。本発明におい
ては通常上記セラミックは4〜8mm程度の粒径を有する
粒状に成形され、該粒状セラミックを上記活性化した鉄
の塩化物の水溶液に浸漬するか、あるいは該水溶液を通
した空気と接触せしめる。
【0006】
【実施例】
[実施例1](活性化鉄塩化物の製造) 1g の塩化第二鉄無水物を12Nカセイソーダー水溶液
5ml中に入れて攪拌溶解せしめ5時間以上室温に放置す
る。該水溶液を12N塩酸水溶液によってpH約7に中
和し、該中和液を濾紙(No.5C)で濾過した後減圧濃
縮すると結晶が析出する。
【0007】該結晶を採取してデシケーター中で減圧乾
燥した後、10mlのイソプロパノール−水の80:20
重量比の混合溶媒に溶解せしめ、濾紙(No.5C)によ
って該溶液を濾過した後減圧濃縮して溶媒を除去し乾燥
せしめる。上記抽出−濃縮−乾燥の操作は数回繰返さ
れ、精製された活性化鉄塩化物の結晶が得られる。
【0008】該結晶の5重量%水溶液を作成し、その
0.01mlをペーパークロマトグラフ用濾紙No.51A
(2cm×40cm)の下端から3cm内側の箇所にスポット
し、n−ブタノール:酢酸:水=5:1:4容量比混合
物を展開溶媒として20℃、15時間の上方展開を行
う。展開後該濾紙を乾燥させてから1重量%フェリシア
ン化カリウム水溶液を発色試薬として濾紙に噴霧発色さ
せると該結晶の展開位置は1スポットでRf=0.07
であることが確認された。
【0009】次いで同様のペーパークロマトグラフテス
トをFeCl2 およびFe Cl3の1:1当量混合物について
行った所、展開の結果は2スポットとなりRf=0.0
95(Fe Cl2)とRf=0.36(Fe Cl3)である
ことが確認された。上記ペーパークロマトグラフテスト
により該結晶は混合物ではなく単一化合物であることが
確認された。
【0010】次いで該結晶の0.1gを蒸留水に溶かし
て100mlとし可検液を作成する。その2.5mlを50
ml容メスフラスコにとり、0.1重量%オルソフェナン
トロリン水溶液2.5mlおよび酢酸ナトリウム−酢酸緩
衝液(pH4.5)2.5mlを加え、蒸留水で標線まで
充たす。30分間室温に静置した後510nmで吸光度を
測定する。Fe Cl2水溶液について同様の方法で得た標
準曲線から可検液の三価鉄量を求めると0.019g/
100ml(0.000117モル/100ml)であっ
た。
【0011】次いで上記操作においてメスフラスコに可
検液を添加した際、予かじめ10重量%ヒドロキシルア
ミン塩酸塩水溶液1.0mlを添加して三価鉄を二価鉄に
還元する。この場合に得られた二価鉄量は0.034g
/100mlであった。したがって二価鉄量は0.034
g/100ml−0.019g/100ml=0.015g
/100ml(0.000117モル/100ml)とな
り、該結晶中には二価鉄と三価鉄とが等モル含まれてい
ることが判明した。以上のテストにより該結晶はFe2
l5・x H2 Oであることが推定される。
【0012】[実施例2](セラミックの処理) 実施例1で得られた結晶を蒸留水に溶解し2ppm 水溶液
とする。酸化ケイ素と酸化アルミニウムの1:1重量比
混合粉末にポリビニルアルコールと水とを添加して混練
し、該混練物を球状粒子に成形し、1000℃3時間焼
成して平均粒子径6mmの球状セラミック粒子を作製す
る。該セラミック粒子を該水溶液に浸漬し2時間放置し
た後回収して100℃2時間の乾燥を行ない、活性化セ
ラミック粒子を得る。
【0013】[実施例3](セラミックの処理) 実施例2で作製した未処理のセラミック粒子をカラムに
充填し、該カラムに実施例2で調製した水溶液を通した
空気を5l/分の流速で3時間送通して活性化セラミッ
ク粒子を得る。
【0014】[実施例4](軽油処理) 実施例2および実施例3で得られた活性化セラミック粒
子を夫々軽油に対して5g/lの割合で添加し5分間攪
拌して活性化軽油を得る。
【0015】[実施例5](実車テスト) 実施例4で得られた二種類の活性化軽油を使用して28
00ccディーゼルエンジン車により、60Km/h定地走
行燃費試験を行なった。本試験において、平均負荷は2
0Kg、30Kg、40Kg、50Kgの4段階とし、走行距離
は5Kmとした。平均負荷と燃費との関係を表1に示す。
【0016】
【表1】 軽油A:実施例2のセラミックによる活性化軽油 軽油B:実施例3のセラミックによる活性化軽油 比較軽油:無処理のセラミックによって処理した軽油
【0017】表1によれば本発明の活性化セラミックで
処理した軽油A,Bはいづれも無処理セラミックで処理
した比較軽油に比して大巾に燃費が向上していることが
明らかになる。
【0018】
【発明の効果】したがって、本発明においてはセラミッ
クによる燃料の改善効果が大巾に向上する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化第二鉄を大量のカセイソーダ水溶液に
    溶かした後塩酸で中和し、濃縮して得られた結晶の水溶
    液に浸漬処理した活性化セラミックを燃料に接触せしめ
    ることを特徴とする燃料処理方法
  2. 【請求項2】塩化第二鉄を大量のカセイソーダ水溶液に
    溶かした後塩酸で中和し、濃縮して得られた結晶の水溶
    液に通した空気を接触せしめた活性化セラミックを燃料
    に接触せしめることを特徴とする燃料処理方法
JP34050493A 1993-12-07 1993-12-07 燃料処理方法 Pending JPH07157772A (ja)

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JP34050493A JPH07157772A (ja) 1993-12-07 1993-12-07 燃料処理方法

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Effective date: 20030513