JPH0715739Y2 - 木ハンマー - Google Patents

木ハンマー

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JPH0715739Y2
JPH0715739Y2 JP1990079151U JP7915190U JPH0715739Y2 JP H0715739 Y2 JPH0715739 Y2 JP H0715739Y2 JP 1990079151 U JP1990079151 U JP 1990079151U JP 7915190 U JP7915190 U JP 7915190U JP H0715739 Y2 JPH0715739 Y2 JP H0715739Y2
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JP
Japan
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striking
head
wood
main body
hammer
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JP1990079151U
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JPH0492787U (ja
Inventor
喜一 安彦
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喜一 安彦
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、機械または鋳造金型等の組立または分解の際
などに、部品を損傷せずに叩打しなければならないとき
などに用いる木ハンマーに関するものである。
(従来の技術) 従来の木ハンマーは、単に木製の頭部を有するものであ
り、代用品として弾力性のある材質からなる頭部を有す
るものがあった。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、金属製の機械または鋳造金型等の組立など比較
的大きい力を必要とする作業においては、単なる木製の
頭部を有するものではハンマー全体が軽量であるため、
普通に叩打する場合には一回の打撃により作用させ得る
力が小さくなることから、己むを得ず力まかせに強打に
繰り返すほかなく、そうした場合には、木ハンマー頭部
の打撃面にひび割れが生じやすく、木ハンマーの寿命が
短縮することとなるのみならず、このひび割れに気付か
ずに使用を重ねた場合には当該頭部が突然砕け散ること
があり、その際の破片による不慮の事故の原因となるこ
とさえあり得るものであった。
さらに、大きい力を与えるために、頭部を大重量にする
目的でハンマー頭部を大型化したものがあるが、当該頭
部の打撃面の面積も必然的に大きくせざるを得なくな
り、その結果、細部の叩打には不便ないし不可能なもの
であった。
また、代用品として使用される弾力性のある頭部を有す
るハンマーは、その頭部は木製の頭部に比較して重いこ
とから、大きい力を容易に得ることが可能であり、材質
の有する弾力性により叩打した際に部品を損傷すること
はないが、その反面、圧縮力に対する弾性変形に優れて
いることから、叩打した際の衝撃力のうちの一部は上記
弾性変形により頭部自らが吸収することとなり、小さい
衝撃力を欲するときは、弾性変形をも考慮して使用しな
ければならず、しかも、この弾性変形は、衝突時の方向
その他諸条件に応じて異なるものであるから、思いどお
りの衝撃力を得ることは非常に困難なものであった。
本考案は、上記諸点にかんがみ、頭部を大型化せずに大
重量にすることにより、従来と同様に細部においても使
用でき、かつ、一回の打撃により得ることのできる力を
増大させることを可能にするとともに、打撃時の衝撃力
による弾性変形を極力少なくすることによって、思いど
おりの衝撃力を容易に得ることのできる木ハンマーを提
供することを目的とするものである。
(問題を解決するための手段) 本考案は上記の目的を解決するために、金属等からなる
円柱形状本体の両端部に、凹部形状が急激なこう配を有
する円錐台形状となる連結部をそれぞれ設け、本体中央
付近から上記両連結部の底部付近までの側面に切欠部を
設け、当該切欠部から上記両連結部に到達する貫通孔を
貫設してなる頭部本体と、上記本体とほぼ同径の円柱形
状の片側端部に上記連結部に係合する連結突部を設けた
木製または合成樹脂製等の打撃部とからなり、上記頭部
の連結部内に打撃部の連結突部を係入するとともに、貫
通孔内を貫通して連結部内の打撃部に木ネジを螺入して
なる頭部を有することを特徴とする木ハンマーを要旨と
する。
(作用) 上記のような構成によれば、木ハンマーの本体を金属製
からなる重量のあるものにでき、一方の打撃部には、木
製または合成樹脂等の軟質なものにすることができる。
連結部は円錐台形状であるので、凹状の連結部には底面
が存在し、打撃部を係入したとき、打撃部の連結突部先
端が連結部の底面に当接すると、それ以上打撃部が連結
部内に嵌入することがなく、また、使用するときの打撃
部に作用した衝撃が頭部本体に伝達するため、作業者の
手に正確な衝撃を伝えることができる。さらに、連結部
のこう配を急激にしたので、使用の際の打撃部の変形ま
たは嵌入がなくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例は、第1図及び第2図に示すように、本体1と
打撃部2とからなっている。そして、本体1の両端部a,
bには凹状の連結部3,4が設けられており、この連結部3,
4は、本体1の端部a,bから中央cに向けて径が小さくな
る円錐台形状となっている。また、本体1の中央cの付
近から両端a,bに向けて切欠部5,6が設けられ、この切欠
部5,6は連結部3,4の底部近傍dに至る範囲に設けられて
いる。そして、この切欠部5,6から連結部3,4に到達する
ように貫通孔7,8が設けられており、木ネジ10がこの貫
通孔7,8内を貫通できるようになっている。一方の打撃
部2は、前記連結部3,4に係合する連結突部9が設けら
れており、その形状は円錐台形状になっている。そし
て、この連結突部9を連結部3,4内に係入したとき、本
体1に設けた貫通孔7,8内を貫通して先端が連結突部9
に到達するように木ネジ10を装着し、この木ネジ10によ
って連結突部9を支持することができるようになってい
る。
これにより、打撃部2を合成樹脂等にする場合は、通常
ならば、叩打の際に打撃部2全体が弾性変形するが、本
考案では、第3図に示すように、連結突部9は連結部3
内に係入されていることから、叩打の際に打撃部2が受
ける力Aは、連結突部9を弾性変形させることができ
ず、したがって、打撃部本体fにのみ作用し、この打撃
部本体fが弾性変形し得る範囲は極めて狭く、打撃力に
大きな影響を与えるものではない。
また、打撃部2を木製にする場合は、第3図から明らか
なとおり連結突部9の周囲に連結部3が存在することか
ら、打撃による力Aを受けた場合であっても外方へ広が
ることがなく、ひび割れの発生を防止することができ
る。
なお、打撃部2を木製にする場合には、第4図に示すよ
うに、連結部3の底面11よりも打撃部2の連結突部9の
先端面12をやや大径にすれば、連結部3内に連結突部9
を係入した場合に、連結部3の底面11と連結突部9の先
端面12との間に間隙αができ、打撃部2の打撃面13に衝
撃力がかかることにより、間隙αは徐々に狭くなるが、
連結部3の形状が円錐台であることから、その側面13に
より打撃部2は圧縮され、両者はほぼ圧着状態となり、
打撃部2は本体1と堅固に固定されることとなる。
ここで、打撃部2が嵌入するときには、間隙αが徐々に
狭くなった最後に、この間隙αはなくなり、連結部3の
底面11と連結突部9の先端面12とが当接する。この当接
によって、それ以後の打撃によっては打撃部2が連結部
3の内方へ嵌入することがなくなる。したがって、打撃
面13にかかる衝撃力は、本体1に正確に伝達されること
となる。
なお、本実施例においては、図面からも明らかなよう
に、連結部3のこう配が比較的急激なものであり、ま
た、深さのない構造となっている。即ち、連結部3,4と
打撃部2とが当接する面積が狭く、強固な圧着状態とは
なっていない。そのため、打撃部2を離脱させるために
は、木ネジ10による支持を解除させるとともに、軽い衝
撃を付与すればよい。
第5図および第6図は、その他の実施例であり、本考案
は、第5図に示すように、本体1の一方13を木ハンマー
にし、他方14を通常のハンマーにすることも可能であ
り、また、第6図に示すように、中心付近の全周に切欠
部15を設け、木ハンマー全体の重量を調整し得るもので
ある。
(効果) 以上のように、本考案は、木ハンマーの本体に金属材料
を用いることにより、頭部を大型化することなく重量を
増加することができ、また、打撃部のみを本体から独立
した木製または合成樹脂製等にすることにより、従来と
同様に叩打すべき部品を損傷するものではなく、さら
に、仮に、打撃部が何らかの原因で破損したなどの場合
は、木ネジを離脱させることにより打撃部のみを分離さ
せることができ、したがって、打撃部のみを交換して、
再度使用に供することが可能となるものであって、経済
的にも優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる木ハンマーの説明図である。 第2図は、本考案にかかる木ハンマーの斜視図である。 第3図および第4図は、連結部と打撃部との状態をあら
わす説明図である。 第5図および第6図は、他の実施例を示す斜視図であ
る。 1……本体 2……打撃部 3、4……連結部 5、6……切欠部 7、8……貫通孔 9……連結突部 10……木ネジ 11……底面 12……先端面 13……一方 14……他方 15……切欠部 a、b……本体両端部 c……頭部中央付近 d……連結部底面付近 e……打撃部片側端部 f……打撃部本体 α……間隙 A……打撃による力

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属等からなる円柱形状本体の両端部に、
    凹部形状が急激なこう配を有する円錐台形状となる連結
    部をそれぞれ設け、本体中央付近から上記両連結部の底
    部付近までの側面に切欠部を設け、当該切欠部から上記
    両連結部に到達する貫通孔を貫設してなる頭部本体と、
    上記本体とほぼ同径の円柱形状の片側端部に上記連結部
    に係合する連結突部を設けた木製または合成樹脂製等の
    打撃部とからなり、上記頭部の連結部内に打撃部の連結
    突部を係入するとともに、貫通孔内を貫通して連結部内
    の打撃部に木ネジを螺入してなる頭部を有することを特
    徴とする木ハンマー。
JP1990079151U 1990-07-25 1990-07-25 木ハンマー Expired - Lifetime JPH0715739Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990079151U JPH0715739Y2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 木ハンマー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990079151U JPH0715739Y2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 木ハンマー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0492787U JPH0492787U (ja) 1992-08-12
JPH0715739Y2 true JPH0715739Y2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=31810662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990079151U Expired - Lifetime JPH0715739Y2 (ja) 1990-07-25 1990-07-25 木ハンマー

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JP (1) JPH0715739Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101383175B1 (ko) * 2013-11-05 2014-04-17 정정교 석공예 체험학습용 석공망치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101383175B1 (ko) * 2013-11-05 2014-04-17 정정교 석공예 체험학습용 석공망치

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JPH0492787U (ja) 1992-08-12

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