JPH07156754A - 自動車の盗難防止装置 - Google Patents

自動車の盗難防止装置

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JPH07156754A
JPH07156754A JP30671793A JP30671793A JPH07156754A JP H07156754 A JPH07156754 A JP H07156754A JP 30671793 A JP30671793 A JP 30671793A JP 30671793 A JP30671793 A JP 30671793A JP H07156754 A JPH07156754 A JP H07156754A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の盗難防止装置において、セットおよ
びリセットなどのための操作性の向上を図る。 【構成】 盗難防止スイッチ26が導通され、盗難検知
部30がセットモードとなると、処理部16から発光ダ
イオード32へ表示信号が出力され、それに応答してセ
ット回路33がセットモードとなり、ラッチ回路34に
対しセットモード信号を出力する。これに応答してラッ
チ回路34は、燃料ポンプ31と制御装置40とを結ぶ
電源ライン44に介在したリレー36を遮断し、内燃機
関の始動を不能にして盗難を防止する。一方イグニショ
ンキーシリンダへのキーの挿入により、キーシリンダス
イッチ39が導通され、かつイグニションスイッチ37
が導通されたことに応答して、リセット回路35からラ
ッチ回路34にリセット信号が出力される。これに応答
して、ラッチ回路34は、リレー36の遮断動作を解除
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の盗難防止のた
めの装置に関し、特に自動車の乗逃げを防止するための
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の盗難を防止するための方法とし
て、たとえば車内への侵入を防止する方法、ハンドルを
ロックして操舵不能とする方法、内燃機関の始動を不能
とする方法などが挙げられる。しかしながら、前記車内
への侵入を防止する方法では、ドアをこじ開けたりガラ
スを割るなどして車内に侵入することを、たとえばガラ
ス割れセンサなどを用いて検知して警報を発し、阻止す
るのであるが、ドアが開いてしまうと簡単に乗逃げされ
てしまうおそれがある。
【0003】このような乗逃げを防止するための方法と
して、内燃機関の始動を不能とする方法が効果的であ
る。この方法において、典型的な従来技術では、内燃機
関のスタータモータへの通電を遮断するように構成され
ている。けれどもこの方法では、イグニッション回路を
直結し、押しがけすることで内燃機関を始動させ、乗逃
げすることが可能である。
【0004】これに対する有効な防止策の他の従来技術
として特開平1−104959で示されるような、燃料
タンクから内燃機関へ燃料の供給を行う燃料ポンプへの
電源ラインを遮断し、内燃機関の始動を不能とする方法
が提案されている。この従来技術では、内燃機関の制御
装置と燃料ポンプとの間にスイッチを介在し、たとえば
コンソールパネルの裏などに隠されているそのスイッチ
の操作によって、燃料ポンプへの電源ラインの遮断は行
われる。この従来技術において、操作者は、自動車を離
れる際には、前記スイッチをオフにして前記電源ライン
を遮断しておくことによって、乗逃げが防止される。ま
た、操作者は、自動車に乗って、内燃機関を始動させる
ときには、前記スイッチを導通し、燃料ポンプへの電源
ラインを導通することで始動が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術では、
操作者が燃料ポンプへの電源ラインを遮断するためのス
イッチの切換え操作を行わなければならないので、操作
が煩雑となる。
【0006】本発明の目的は、操作性の向上された自動
車の盗難防止装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、予め定める手
順のセット操作に応答してセットモードとなったことを
表すセットモード信号を出力するセット手段と、前記セ
ットモード信号に応答してセット出力を導出し、自己保
持機能を有するラッチ手段と、燃料ポンプのための電源
ラインに介在され、前記ラッチ手段からのセット出力に
応答し、前記電源ラインを遮断するスイッチ手段と、予
め定める手順のリセット操作に応答して、前記ラッチ手
段の自己保持状態を解除させてセット出力の導出を停止
させるためのリセット信号を出力するリセット手段とを
備えることを特徴とする自動車の盗難防止装置である。
【0008】また本発明の前記リセット手段は、イグニ
ッションキーシリンダへのキーの挿入が検出され、かつ
イグニッションスイッチの導通が検出されたときに前記
リセット信号を出力することを特徴とする。
【0009】さらにまた本発明の前記リセット手段は、
キーまたは無線信号によるドアの解錠が検出されたとき
に前記リセット信号を出力することを特徴とする。
【0010】また本発明の前記セットモード信号は、該
セットモードとなっていることを報知するための表示手
段への表示出力であることを特徴とする。
【0011】さらにまた本発明の前記セット手段は、イ
グニッションスイッチの導通状態から遮断状態への切換
りが検出された後、ドアの開閉が検出されると前記セッ
トモード信号を出力することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に従えば、セット手段は、予め定める手
順のセット操作によってセットモードにセットされたと
き、ラッチ手段に対してセットモード信号を出力する。
好ましくは、前記セット手段のセットモードへのセット
は、たとえば、操作者によるイグニッションスイッチの
導通状態から遮断状態への切換操作と、その操作の後の
ドアの開閉操作とから成る一連の操作によって実現され
る。また好ましくは、前記セットモード信号は、前記セ
ット手段が盗難防止動作のためのセットモードとなって
いることを報知し、盗難行為を未然に防止するための発
光ダイオードなどで実現される表示手段への表示出力と
なっている。
【0013】前記ラッチ手段は、前記セットモード信号
に応答し、スイッチ手段に対してセット出力を行う。前
記スイッチ手段は、燃料ポンプのための電源ラインに介
在されており、前記セット出力に応答し、電源ラインを
遮断する。ここで、前記ラッチ手段は、自己保持機能を
備えており、前記セットモード信号によって1度セット
出力が成されると、セットモード信号が停止されてもセ
ット出力は保持される。
【0014】前記ラッチ手段の自己保持状態の解除、お
よびセット出力の導出の停止は、予め定める手順のリセ
ット操作に応答してリセット手段から出力されるリセッ
ト信号によって行われる。好ましくは、前記リセット操
作の一例として、たとえば操作者によるイグニッション
キーシリンダへのキーの挿入操作と、その後のキー操作
によるイグニッションスイッチの導通状態への切換操作
とから成る一連の操作が挙げられる。また前記リセット
操作の他の例として、たとえば操作者によるキーまたは
無線信号によってのドアの解錠操作などが挙げられる。
【0015】したがって、本発明による自動車の盗難防
止装置では、操作者の車への乗り降りの際の通常の操作
によって、盗難防止のためのモード設定および解除が成
され、それらのモード設定および解除を行うための操作
をわざわざ行わなくてもよいので、操作性が向上され
る。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の盗難防止装置6
の電気的構成を示すブロック図である。この盗難防止装
置6は、基本的には、運転者などが携帯する送信機1
と、自動車に搭載される盗難検知部10とを備えて構成
されており、本実施例では前記盗難検知部10に改造を
加えることなく、燃料カット制御部30が接続される。
前記送信機1は、アンテナ2と、送信回路3と、押釦ス
イッチ4と、リードオンメモリ(以下、ROMと省略す
る。)5とを含んで構成される。
【0017】一方、盗難検知部10に搭載される受信機
11は、アンテナ12と、受信回路13と、波形整形回
路14と、ROM15と、マイクロコンピュータなどに
よって実現される処理回路16とを含んで構成されてい
る。
【0018】ROM5,15には相互に等しい識別デー
タがストアされており、この識別データは盗難検知部1
0毎に個別に設定されている。操作者によって、送信機
1の押釦スイッチ4が操作されると、該送信機1のアン
テナ2からは、ROM5にストアされている識別データ
を含むデータが、振幅変調されて送信される。
【0019】自動車の停止時などの受信待機状態では、
送信機1からのデータはアンテナ12で受信され、受信
回路13を介して、波形整形回路14でデータパルスに
整形されて処理回路16に入力される。処理回路16で
は、入力されたデータパルスの識別データが、ROM1
5にストアされている識別データと等しいときには、ド
アやトランクなどの電磁ソレノイド21の動作状態を切
換える。
【0020】すなわち、ドアやトランクがアンロック状
態であるときには、押釦スイッチ4の操作によってロッ
ク状態とし、またこのとき、ホーン22を1回鳴動する
とともに、停止表示灯23を1回点灯する応答動作を行
い、ロック状態となったことを前記操作者に報知する。
これに対して、ロック状態であるときには、押釦スイッ
チ4の操作によってアンロック状態とされ、またホーン
22が2回鳴動されるとともに、停止表示灯22が2回
点灯される応答動作が行われ、前記操作者にアンロック
状態となったことを報知する。
【0021】また処理回路16には、ボンネットが開か
れたときに導通するフードスイッチ24や、ドアが開い
たときに導通するいわゆるカーテシスイッチ25などの
車両盗難センサが接続されており、処理回路16は盗難
防止スイッチ26が導通しているセットモードにあると
きに、前記フードスイッチ24やカーテシスイッチ25
が導通すると、ホーン22を鳴動し、盗難警報を行う。
【0022】本実施例において注目すべきは、燃料ポン
プ31への電源ラインをカット制御するための燃料カッ
ト制御部30が盗難検知部10に後付けされる点であ
る。燃料カット制御部30は、セット回路33と、リセ
ット回路35と、ラッチ回路34と、リレー36とから
構成され、端子P1〜P7を介して外部と接続されてい
る。ここで、セット回路33、リセット回路35、およ
びラッチ回路34は、後述するようにトランジスタなど
を含んで構成されている。
【0023】端子P1には、イグニッションスイッチ3
7が接続され、キーによる切換操作、たとえばオフOF
Fから、アクセサリACC、またはオンON、またはス
タートSTなどへの切換操作によって前記イグニッショ
ンスイッチ37が導通し、バッテリ38による電圧が印
加される。
【0024】端子P3は、盗難検知部10の処理回路1
6に接続されており、盗難防止スイッチ26が導通され
て盗難防止動作のためのセットモードであるとき、処理
回路16から出力される表示信号が入力され、これと同
時に表示手段である発光ダイオード32が点灯または点
滅する。前記表示信号に応答し、セット回路33はラッ
チ回路34に対してセットモード信号を出力し、これに
応答してラッチ回路34は、盗難防止動作のセットモー
ドになる。
【0025】リレー36は、端子P6および端子P7を
介して、燃料を燃料タンクから内燃機関へ供給するため
の燃料ポンプ31と、内燃機関の燃料噴射量などの制御
を行う制御装置40とを結ぶ電源ライン44に介在され
ており、前記ラッチ回路34のセットモードにおいて、
前記イグニッションスイッチ37がイグニッションキー
シリンダへのキーの挿入なしに導通された場合、電源ラ
イン44を遮断する。ここで、燃料ポンプ31の電源ラ
イン45はハイレベルの電圧+Bの電源ライン41に接
続され、もう一方は制御装置40を経て接地される。
【0026】端子P4は、キーシリンダスイッチ39が
接続され、イグニッションキーシリンダにキーが挿入さ
れたとき、キーシリンダスイッチ39が導通されること
によって接地され、これに応答してリセット回路35に
よって、前記ラッチ回路34のセットモードがリセット
される。
【0027】図2は、燃料カット制御部30の具体的構
成を示す電気回路図である。図2において図1と対応す
る部分は、同一の参照符号を付す。盗難防止スイッチ2
6が導通されて盗難防止のためのセットモードである場
合、端子P3からダイオードD3および抵抗R1を介し
てトランジスタT1のベースに入力される表示信号がハ
イレベルとなり、これによってトランジスタT1が導通
する。ここで、接続点P11には平滑用のコンデンサC
1が接続され、接続点P12には、バイアス用の抵抗R
2が接続されている。
【0028】トランジスタT1が導通すると、接続点P
15、抵抗R4、および接続点P10を介し、該トラン
ジスタT1へコレクタ電流が流れる。一方、接続点P1
4には、バッテリ38からの電圧が端子P2、ダイオー
ドD2、および接続点P13を介して印加されているた
めに、接続点P14とP15との間に設けられているバ
イアス用の抵抗R3の端子間に電位差が生じ、該トラン
ジスタT2にベース電流が流れ、該トランジスタT2が
導通する。ここで、接続点P13とP15との間にサー
ジ吸収用のコンデンサC2が接続される。
【0029】トランジスタT2が導通すると、該トラン
ジスタT2のコレクタ電流が、抵抗R6、接続点P1
6、接続点P17、抵抗R9、および接続点P18を介
し、トランジスタT4のベースに流れ、トランジスタT
4が導通し、ラッチ回路34が盗難防止動作のためのセ
ットモードになる。ここで、接続点P18には前記トラ
ンジスタT4のバイアス用の抵抗R10が接続されてい
る。
【0030】また、トランジスタT2の前記コレクタ電
流は、抵抗R6、接続点P16、抵抗R7、および接続
点P19を介し、トランジスタT3のベースへ供給さ
れ、これによってトランジスタT3が導通する。ここ
で、接続点P19には、抵抗R8が接続されている。ト
ランジスタT3が導通すると、前記トランジスタT2の
ベース電流は、接続点P15、抵抗R4、および接続点
P10を介して、トランジスタT1に流れると同時に、
接続点P10および抵抗R5を介してトランジスタT3
に流れる。これによって、端子P3から入力される表示
信号がローレベルとなり、トランジスタT1が遮断して
も、ラッチ回路34のセットモードは自己保持される。
【0031】トランジスタT4が導通状態のとき、イグ
ニッションキーシリンダへのキーの挿入なしに前記イグ
ニッションスイッチ37が導通されると、バッテリ38
から供給される電流が、端子P1、ダイオードD1、接
続点P24、接続点P25、および接続点P26を介し
て、接続点P20と接続点P21との間に相互に並列に
接続されるリレー42のリレーコイル42aと、リレー
43のリレーコイル43aとを介し、トランジスタT4
に流れる。ここで、チャタリング吸収用に、接続点P2
5にはコンデンサC3が接続され、接続点P26には抵
抗R11が接続されている。
【0032】リレーコイル42aおよび43aへの通電
によって、端子P6およびP7を介して、燃料ポンプ3
1と制御装置40とを結ぶ電源ライン44に介在され、
接続点P22とP23との間に相互に並列に接続されて
いるリレースイッチ42bと43bとが導通状態から遮
断状態となり、これによって内燃機関の始動が不可能と
なり、盗難が防止される。リレースイッチ42bおよび
43bは、リレーコイル42aおよび43aへの通電が
停止されると、自発的に導通状態に復帰する。
【0033】イグニッションキーシリンダにキーが挿入
されて、キーシリンダスイッチ39が正規の手順で導通
されると、接続点P28は、抵抗R13、ダイオードD
4、端子P4、およびキーシリンダスイッチ39を介し
て接地される。この後、イグニッションスイッチ37が
導通されると、バッテリ38からの電圧が、端子P1、
ダイオードD1、および接続点P24を介して接続点P
27に印加され、該接続点P27とP28との間の抵抗
R12の端子間に電位差が生じ、トランジスタT5が導
通する。ここで、接続点P27とP28との間には、チ
ャタリング吸収用のコンデンサC4と、バイアス用の抵
抗R12とが相互に並列に接続されている。
【0034】トランジスタT5が導通すると、トランジ
スタT5のコレクタ電流が、抵抗R14および接続点P
29を介し、トランジスタT6のベースに流れ、トラン
ジスタT6が導通する。ここで、接続点P29には、バ
イアス用の抵抗R15が接続されている。
【0035】トランジスタT6が導通すると、前記トラ
ンジスタT2のコレクタ電流は、抵抗R6および接続点
P16を介して接続点P17からトランジスタT6へバ
イパスされる。これによって、トランジスタT4のベー
ス電流が遮断されて、該トランジスタT4が遮断し、ラ
ッチ回路34のセットモードが解除される。またこれに
よって、トランジスタT3のベース電流も遮断され、該
トランジスタT3が遮断し、ラッチ回路34のセットモ
ードの保持状態が解除される。
【0036】したがって、本実施例によれば、盗難防止
スイッチ26が導通され、盗難検知部10がセットモー
ドとなり、これに連動して燃料カット制御部30がセッ
トモードになり、燃料ポンプ31の電源ライン44が遮
断され、盗難が防止されるので、燃料カット制御部30
のための固有の操作は必要なく、よって操作性を向上す
ることができる。
【0037】図3は、本発明の他の実施例における燃料
カット制御部30aの具体的構成を示す電気回路図であ
る。図3において、先の実施例の図1および図2と対応
する部分は、同一の参照符号を用いる。本実施例におい
て、先の実施例と異なる点は、先の実施例では、端子P
3から入力される盗難検知部10からの表示信号がハイ
レベルとなることに応答して、燃料カット制御部30が
セットモードとなるが、本実施例では、図1で示される
ような盗難検知部10および送信機1は存在せず、端子
P3に接続されるカーテシスイッチ25aが導通され、
端子P3が接地されることに応答して、燃料カット部3
0aがセットモードとなるように構成されている点であ
る。
【0038】ドアの開閉操作が行われると、カーテシス
イッチ25aが導通し、セット回路33aにおいて、接
続点P32が、ダイオードD5、端子P3およびカーテ
シスイッチ25aを介して接地される。一方、接続点P
31には、図1に示されるバッテリ38からの電圧が、
端子P2、ダイオードD2、および接続点P30を介し
て印加されており、このため接続点P31とP32との
間の抵抗R16の端子間に電位差が生じ、トランジスタ
T7にベース電流が流れ、該トランジスタT7が導通す
る。ここで、接続点P31とP32との間には、バイア
ス用の抵抗R16が接続されている。
【0039】トランジスタT7が導通すると、トランジ
スタT7のコレクタ電流が、接続点P16、接続点P1
7、抵抗R9、および接続点P18を介してトランジス
タT4のベースに流れ、トランジスタT4が導通し、ラ
ッチ回路34が盗難防止のためのセットモードになる。
【0040】また、トランジスタT7の前記コレクタ電
流が、接続点P16、抵抗R7、および接続点P19を
介してトランジスタT3へ流れ、これによって該トラン
ジスタT3が導通する。トランジスタT3が導通する
と、接続点P15から抵抗R4および抵抗R5を介して
トランジスタT3へコレクタ電流が流れ、一方、接続点
P14には、バッテリ38からの電圧が端子P2、ダイ
オードD2、および接続点P13を介して印加されてい
るために、接続点P14とP15との間の抵抗R3の端
子間に電位差が生じ、トランジスタT2にベース電流が
流れ、トランジスタT2が導通する。
【0041】トランジスタT2が導通すると、トランジ
スタT2のコレクタ電流は、抵抗R6を介して接続点P
16へ供給され、これによって、カーテシスイッチ25
aが遮断されてトランジスタT7が遮断し、セット回路
33aから接続点P16への電流の供給が停止されて
も、ラッチ回路34のセットモードは保持される。その
他の動作は前記実施例と同じである。
【0042】したがって本実施例によれば、燃料カット
制御部30aは、ドアの開閉操作によって盗難防止のた
めのセットモードになり、キーシリンダへのキーの挿入
操作と、キーによるイグニションスイッチ37の導通操
作とによって前記セットモードは解除されるので、燃料
カット制御のための固有の操作は必要なく、操作性を向
上することができる。
【0043】なお、本実施例は、盗難検知部10および
送信機1が存在しない場合の実施例であるが、第1の実
施例において、処理回路16からの表示信号を燃料カッ
ト制御部30のセット信号とせず、カーテシスイッチ2
5からの信号をセット信号としてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、操作者が
車を離れる場合に通常に行われる一連の操作、たとえば
操作者のキー操作によるイグニションスイッチの導通状
態から遮断状態への切換操作と、その後のドアの開閉操
作などによって盗難防止のためのモード設定が行われ
る。また、前記モード設定の解除は、同様に乗車の際に
通常に行われる一連の操作、たとえば操作者のキーまた
は無線信号によるドアの解錠操作と、その後のキーによ
るイグニションスイッチの遮断状態から導通状態への切
換操作となどによって成される。よって操作者は、盗難
防止のためのモード設定および解除を行うための操作を
わざわざ行わなくてもすむので、操作性は向上され、さ
らにはモード設定および解除のし忘れを防止することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の盗難防止装置6の電気的構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の燃料カット制御部30の具
体的構成を示す電気回路図である。
【図3】本発明の他の実施例の燃料カット制御部30a
の具体的構成を示す電気回路図である。
【符号の説明】
1 送信機 3 送信回路 4 押釦スイッチ 6 盗難防止装置 10 盗難検知部 11 受信機 16 処理回路 22 ホーン 24 フードスイッチ 25,25a カーテシスイッチ 26 盗難防止スイッチ 30,30a 燃料カット制御部 31 燃料ポンプ 32 発光ダイオード 33,33a セット回路 34 ラッチ回路 35 リセット回路 36 リレー 37 イグニッションスイッチ 39 キーシリンダスイッチ 40 制御装置 44 電源ライン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定める手順のセット操作に応答して
    セットモードとなったことを表すセットモード信号を出
    力するセット手段と、 前記セットモード信号に応答してセット出力を導出し、
    自己保持機能を有するラッチ手段と、 燃料ポンプのための電源ラインに介在され、前記ラッチ
    手段からのセット出力に応答し、前記電源ラインを遮断
    するスイッチ手段と、 予め定める手順のリセット操作に応答して、前記ラッチ
    手段の自己保持状態を解除させてセット出力の導出を停
    止させるためのリセット信号を出力するリセット手段と
    を備えることを特徴とする自動車の盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記リセット手段は、イグニッションキ
    ーシリンダへのキーの挿入が検出され、かつイグニッシ
    ョンスイッチの導通が検出されたときに前記リセット信
    号を出力することを特徴とする請求項1記載の自動車の
    盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記リセット手段は、キーまたは無線信
    号によるドアの解錠が検出されたときに前記リセット信
    号を出力することを特徴とする請求項1記載の自動車の
    盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記セットモード信号は、該セットモー
    ドとなっていることを報知するための表示手段への表示
    出力であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の自動車の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 前記セット手段は、イグニッションスイ
    ッチの導通状態から遮断状態への切換りが検出された
    後、ドアの開閉が検出されると前記セットモード信号を
    出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の自動車の盗難防止装置。
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