JPH07156613A - 建設車両用空気入りバイアスタイヤ - Google Patents
建設車両用空気入りバイアスタイヤInfo
- Publication number
- JPH07156613A JPH07156613A JP5302132A JP30213293A JPH07156613A JP H07156613 A JPH07156613 A JP H07156613A JP 5302132 A JP5302132 A JP 5302132A JP 30213293 A JP30213293 A JP 30213293A JP H07156613 A JPH07156613 A JP H07156613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- breaker
- tire
- carcass
- cord
- bias
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/0064—Reinforcements comprising monofilaments
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】建設車両用バイアスタイヤにおいて、水分が浸
透するような外傷を受けても耐セパレーション性が確保
され、望ましいカーカス形状の設定を可能とする軽量な
ブレーカ構造を提案する。 【構成】２本以上で組をなすビードコア対の相互間でト
ロイド状に跨る、有機繊維コードよりなる、６プライ以
上のバイアスカーカス２と、複数の補強コード層からな
り、バイアスカーカスの外周側に配設したブレーカ３
と、ブレーカの外周側にトレッドゴムとを備える建設車
両用空気入りバイアスタイヤにおいて、バイアスカーカ
スに近いブレーカは、少なくとも２層の互いに交差する
ゴム被覆したスチールコードからなり、前記スチールコ
ードからなるブレーカの最外層に、該ブレーカと交差す
るゴム被覆した断面偏平なナイロンモノフィラメントを
少なくとも１層を有し、偏平断面コードの長径をタイヤ
断面方向に揃え、前記スチールブレーカ幅を越えて配設
する。
透するような外傷を受けても耐セパレーション性が確保
され、望ましいカーカス形状の設定を可能とする軽量な
ブレーカ構造を提案する。 【構成】２本以上で組をなすビードコア対の相互間でト
ロイド状に跨る、有機繊維コードよりなる、６プライ以
上のバイアスカーカス２と、複数の補強コード層からな
り、バイアスカーカスの外周側に配設したブレーカ３
と、ブレーカの外周側にトレッドゴムとを備える建設車
両用空気入りバイアスタイヤにおいて、バイアスカーカ
スに近いブレーカは、少なくとも２層の互いに交差する
ゴム被覆したスチールコードからなり、前記スチールコ
ードからなるブレーカの最外層に、該ブレーカと交差す
るゴム被覆した断面偏平なナイロンモノフィラメントを
少なくとも１層を有し、偏平断面コードの長径をタイヤ
断面方向に揃え、前記スチールブレーカ幅を越えて配設
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建設車両用空気入りバ
イアスタイヤに関し、特にブレーカのセパレーション性
とタイヤの形状保持性とを備え、更に重量を軽減した建
設車両用空気入りバイアスタイヤに関する。
イアスタイヤに関し、特にブレーカのセパレーション性
とタイヤの形状保持性とを備え、更に重量を軽減した建
設車両用空気入りバイアスタイヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、建設車両用空気入りバイアス
タイヤは、カーカスの外周側とトレッドとの間に、いわ
ゆるブレーカと呼ばれる、補強コードをゴム被覆した補
助層を設けている。ブレーカの補強コードは有機繊維、
多くはナイロン等の細いフィラメントを多数本撚り合わ
せたマルチフィラメントコードが広く用いられている。
また、特に荒れ地を走行する機会が多く、岩石などによ
りトレッドゴム層からカーカスに達するカット故障を起
こしやすい建設車両用空気入りバイアスタイヤのブレー
カには複数本のスチールワイヤを撚り合わせたスチール
コードが用いられている。
タイヤは、カーカスの外周側とトレッドとの間に、いわ
ゆるブレーカと呼ばれる、補強コードをゴム被覆した補
助層を設けている。ブレーカの補強コードは有機繊維、
多くはナイロン等の細いフィラメントを多数本撚り合わ
せたマルチフィラメントコードが広く用いられている。
また、特に荒れ地を走行する機会が多く、岩石などによ
りトレッドゴム層からカーカスに達するカット故障を起
こしやすい建設車両用空気入りバイアスタイヤのブレー
カには複数本のスチールワイヤを撚り合わせたスチール
コードが用いられている。
【０００３】上記ブレーカに期待される機能とは、繰り
返し外力を受けるトレッドゴム層とその内部のカーカス
プライとの間にあって両者の媒介部材としての接着の保
持性である。次に、トレッドゴム層からカーカスに達す
るような外傷を受けた場合のカーカスプライの保護性に
あり、更に、カーカスを所定の形状に保持する補強性で
ある。上記機能を果たすために、カーカスプライの有機
繊維コードの強度と同一かもしくはこれより低い強度の
有機繊維コードからなる１層もしくは２層から４層を積
層してブレーカに用いるのが一般的である。スチールコ
ードからなるブレーカは上記機能のうち、特に外傷に対
する保護性および形状保持の補強性を重視するタイヤに
好んで用いられている。
返し外力を受けるトレッドゴム層とその内部のカーカス
プライとの間にあって両者の媒介部材としての接着の保
持性である。次に、トレッドゴム層からカーカスに達す
るような外傷を受けた場合のカーカスプライの保護性に
あり、更に、カーカスを所定の形状に保持する補強性で
ある。上記機能を果たすために、カーカスプライの有機
繊維コードの強度と同一かもしくはこれより低い強度の
有機繊維コードからなる１層もしくは２層から４層を積
層してブレーカに用いるのが一般的である。スチールコ
ードからなるブレーカは上記機能のうち、特に外傷に対
する保護性および形状保持の補強性を重視するタイヤに
好んで用いられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ブレーカの有機繊維コ
ードは上記のようにマルチフィラメントの撚り合わせ構
造であるため、その被覆ゴムとの接着界面における接着
保持性に限界を生じ、過大な外力が繰り返し加えられる
使用条件下で長時間走行するとトレッドゴム層の使用限
界到達以前に被覆ゴムとの剥離が生じ、やがてはブレー
カのセパレーション故障に至る問題があった。また、ブ
レーカの有機繊維コードに達するカット等の外傷を受け
ると、この傷を通して踏面から水が有機繊維コードに達
するまで侵入し、この水がフィラメントを伝わって更に
コードの長さ方向に浸潤して被覆ゴムとの剥離を促進
し、上記同様にブレーカのセパレーション故障を起こす
問題があった。更に、ブレーカの有機繊維コードの強度
はせいぜいカーカスプライの有機繊維コード同等であ
り、このブレーカ層でカーカスの望ましい形状を保持す
るためには多数の層を必要とし、これは製造コストを押
し上げるだけではなく、不所望に重いタイヤとする問題
があった。
ードは上記のようにマルチフィラメントの撚り合わせ構
造であるため、その被覆ゴムとの接着界面における接着
保持性に限界を生じ、過大な外力が繰り返し加えられる
使用条件下で長時間走行するとトレッドゴム層の使用限
界到達以前に被覆ゴムとの剥離が生じ、やがてはブレー
カのセパレーション故障に至る問題があった。また、ブ
レーカの有機繊維コードに達するカット等の外傷を受け
ると、この傷を通して踏面から水が有機繊維コードに達
するまで侵入し、この水がフィラメントを伝わって更に
コードの長さ方向に浸潤して被覆ゴムとの剥離を促進
し、上記同様にブレーカのセパレーション故障を起こす
問題があった。更に、ブレーカの有機繊維コードの強度
はせいぜいカーカスプライの有機繊維コード同等であ
り、このブレーカ層でカーカスの望ましい形状を保持す
るためには多数の層を必要とし、これは製造コストを押
し上げるだけではなく、不所望に重いタイヤとする問題
があった。
【０００５】スチールコードからなるブレーカは、高い
剛性を有するためカーカスの望ましい形状を保持するに
は好適であるが、反面セパレーションが発生しやすく、
またスチールコード部分に達する外傷を受ければ、上記
の有機繊維コード以上の影響を受けやすく、容易にセパ
レーション故障に至る問題があった。更にタイヤ重量が
重くなるのは不可避であり、軽量化要請の強いタイヤに
とっては実用性に欠ける問題があった。
剛性を有するためカーカスの望ましい形状を保持するに
は好適であるが、反面セパレーションが発生しやすく、
またスチールコード部分に達する外傷を受ければ、上記
の有機繊維コード以上の影響を受けやすく、容易にセパ
レーション故障に至る問題があった。更にタイヤ重量が
重くなるのは不可避であり、軽量化要請の強いタイヤに
とっては実用性に欠ける問題があった。
【０００６】従って、本発明の目的は、トレッドの摩耗
寿命の全期間に亙って接着性を保持し、水分の浸透が余
儀なくされるような外傷を受けても耐セパレーション性
が確保され、同時に、望ましいカーカス形状の設定を可
能とする軽量なブレーカ構造を備えた建設車両用空気入
りバイアスタイヤを提案することである。
寿命の全期間に亙って接着性を保持し、水分の浸透が余
儀なくされるような外傷を受けても耐セパレーション性
が確保され、同時に、望ましいカーカス形状の設定を可
能とする軽量なブレーカ構造を備えた建設車両用空気入
りバイアスタイヤを提案することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の建設車両用空気入りバイアスタイヤは、２
本以上で組をなすビードコア対の相互間でトロイド状に
跨る、有機繊維コードよりなる、６プライ以上のバイア
スカーカスと、複数の補強コード層からなり、バイアス
カーカスの外周側に配設したブレーカと、ブレーカのさ
らに外周側にトレッドゴムとを備える建設車両用空気入
りバイアスタイヤにおいて、前記ブレーカの内、バイア
スカーカスに近いブレーカは、少なくとも２層の互いに
交差するゴム被覆したスチールコードからなり、前記ス
チールコードからなるブレーカの最外層に、該ブレーカ
に交差するゴム被覆した断面偏平なナイロンのモノフィ
ラメントを少なくとも１層を有し、偏平断面コードの長
径をタイヤ断面方向に揃え、且つ、前記スチールブレー
カ幅を越えて配設してなることを特徴とするものであ
る。
め、本発明の建設車両用空気入りバイアスタイヤは、２
本以上で組をなすビードコア対の相互間でトロイド状に
跨る、有機繊維コードよりなる、６プライ以上のバイア
スカーカスと、複数の補強コード層からなり、バイアス
カーカスの外周側に配設したブレーカと、ブレーカのさ
らに外周側にトレッドゴムとを備える建設車両用空気入
りバイアスタイヤにおいて、前記ブレーカの内、バイア
スカーカスに近いブレーカは、少なくとも２層の互いに
交差するゴム被覆したスチールコードからなり、前記ス
チールコードからなるブレーカの最外層に、該ブレーカ
に交差するゴム被覆した断面偏平なナイロンのモノフィ
ラメントを少なくとも１層を有し、偏平断面コードの長
径をタイヤ断面方向に揃え、且つ、前記スチールブレー
カ幅を越えて配設してなることを特徴とするものであ
る。
【０００８】
【作用】ゴム被覆したスチールコードからなるブレーカ
の最外層をナイロンのモノフィラメントとすることによ
り、周囲の被覆ゴムとの接着保持性を一層高めることが
でき、これらのモノフィラメント部分にたとえカット等
の外傷を受けてもこれらの内部に水分が浸透することは
ないので水分によるモノフィラメントの接着劣化が生じ
ない。従って、トレッドの摩耗寿命の期間、ブレーカに
セパレーション故障を発生することはない。
の最外層をナイロンのモノフィラメントとすることによ
り、周囲の被覆ゴムとの接着保持性を一層高めることが
でき、これらのモノフィラメント部分にたとえカット等
の外傷を受けてもこれらの内部に水分が浸透することは
ないので水分によるモノフィラメントの接着劣化が生じ
ない。従って、トレッドの摩耗寿命の期間、ブレーカに
セパレーション故障を発生することはない。
【０００９】モノフィラメントの弾性率をバイアスカー
カスに用いる有機繊維コードと同等以上にすることによ
り、モノフィラメントは従来のブレーカに用いられる有
機繊維コードの３倍から４倍の曲げ剛性得ることがで
き、スチールコードからなるブレーカとその一部を本発
明のナイロンモノフィラメントに置換併用することによ
り、必要な剛性を確保できるので、バイアスカーカスの
形状保持性に優れるとともにタイヤ重量軽減の効果を有
する。特にスチールコードからなるブレーカの幅を越え
てナイロンモノフィラメントブレーカを配置するので、
重荷重を繰り返し外力として受けたり、岩石等による局
部的に過大の入力を受ける建設車輌用タイヤのスチール
ブレーカ端のセパレーション故障防止に有利である。さ
らには建設車輌の走行安定性を向上させるために、タイ
ヤ自体の偏平化が要求される場合には、バイアスカーカ
スの形状保持の為、スチールコードからなる幅の広いブ
レーカの使用は避けられず、ブレーカ端の剪断歪みが大
きく不利になるが、本発明のナイロンモノフィラメント
でスチールブレーカ端を覆うことができるので、スチー
ルブレーカ端のセパレ−ションを防止する有効な手段に
なる。
カスに用いる有機繊維コードと同等以上にすることによ
り、モノフィラメントは従来のブレーカに用いられる有
機繊維コードの３倍から４倍の曲げ剛性得ることがで
き、スチールコードからなるブレーカとその一部を本発
明のナイロンモノフィラメントに置換併用することによ
り、必要な剛性を確保できるので、バイアスカーカスの
形状保持性に優れるとともにタイヤ重量軽減の効果を有
する。特にスチールコードからなるブレーカの幅を越え
てナイロンモノフィラメントブレーカを配置するので、
重荷重を繰り返し外力として受けたり、岩石等による局
部的に過大の入力を受ける建設車輌用タイヤのスチール
ブレーカ端のセパレーション故障防止に有利である。さ
らには建設車輌の走行安定性を向上させるために、タイ
ヤ自体の偏平化が要求される場合には、バイアスカーカ
スの形状保持の為、スチールコードからなる幅の広いブ
レーカの使用は避けられず、ブレーカ端の剪断歪みが大
きく不利になるが、本発明のナイロンモノフィラメント
でスチールブレーカ端を覆うことができるので、スチー
ルブレーカ端のセパレ−ションを防止する有効な手段に
なる。
【００１０】
【実施例】本発明の建設車両用空気入りバイアスタイヤ
の実施例を、タイヤサイズ４５／６５−４５で説明す
る。図１に示す実施例１の建設車両用空気入りバイアス
タイヤは、３０プライで構成し、各プライは１２６０ｄ
／２のナイロンコードを補強コードとし、トレッドゴム
層の中央円周を含む平面Ｅに対する各コードの傾斜角を
３４°から４０°とした。ビードコアは３本（５ａ，５
ｂ，５ｃ）を組とするトリプルビードコアタイプであ
り、プライ群２ａを８プライ、２ｂを８プライ、２ｃを
８プライ、２ｄを６プライとした。ブレーカは４層のう
ち、カーカスに近いスチールコードからなる３層を３
ａ、３ｂ及び３ｃとし、各層は７ｘ７ｘ０．２１＋１構
造の強力４００kg／本、線径１．８９mmのスチールコー
ドを用いた。タイヤ赤道面となす角度は２０〜３０°で
ある。最外層のナイロンモノフィラメントブレーカ４ｄ
はナイロン４０００デニールのモノフィラメントＢM
を、打ち込み数２２本／５cmとして用いた。モノフィラ
メントの長径ａは１．０mm、短径ｂは０．４０mmであ
り、強力は３６kg／本である。最外層ナイロンモノフィ
ラメントの傾斜方向及び傾斜角度は隣接するスチールブ
レーカと交差する方向で同角度とした。スチールブレー
カとナイロンモノフィラメントブレーカ間の層間ゴムの
厚さは、前記断面偏平モノフィラメントの短径の１．０
倍から３．０倍が好ましいが、本実施例では１．０mmで
ある。尚、偏平ナイロンモノフィラメントの被覆ゴムと
スチールコードブレーカの被覆ゴムのＪＩＳ硬度は±１
０°の範囲に収めることが好ましい。尚、４層のスチー
ルコードからなる従来例のタイヤも併せて準備した。ス
チールコードのタイヤ赤道面となす角度は２０〜３０°
である。
の実施例を、タイヤサイズ４５／６５−４５で説明す
る。図１に示す実施例１の建設車両用空気入りバイアス
タイヤは、３０プライで構成し、各プライは１２６０ｄ
／２のナイロンコードを補強コードとし、トレッドゴム
層の中央円周を含む平面Ｅに対する各コードの傾斜角を
３４°から４０°とした。ビードコアは３本（５ａ，５
ｂ，５ｃ）を組とするトリプルビードコアタイプであ
り、プライ群２ａを８プライ、２ｂを８プライ、２ｃを
８プライ、２ｄを６プライとした。ブレーカは４層のう
ち、カーカスに近いスチールコードからなる３層を３
ａ、３ｂ及び３ｃとし、各層は７ｘ７ｘ０．２１＋１構
造の強力４００kg／本、線径１．８９mmのスチールコー
ドを用いた。タイヤ赤道面となす角度は２０〜３０°で
ある。最外層のナイロンモノフィラメントブレーカ４ｄ
はナイロン４０００デニールのモノフィラメントＢM
を、打ち込み数２２本／５cmとして用いた。モノフィラ
メントの長径ａは１．０mm、短径ｂは０．４０mmであ
り、強力は３６kg／本である。最外層ナイロンモノフィ
ラメントの傾斜方向及び傾斜角度は隣接するスチールブ
レーカと交差する方向で同角度とした。スチールブレー
カとナイロンモノフィラメントブレーカ間の層間ゴムの
厚さは、前記断面偏平モノフィラメントの短径の１．０
倍から３．０倍が好ましいが、本実施例では１．０mmで
ある。尚、偏平ナイロンモノフィラメントの被覆ゴムと
スチールコードブレーカの被覆ゴムのＪＩＳ硬度は±１
０°の範囲に収めることが好ましい。尚、４層のスチー
ルコードからなる従来例のタイヤも併せて準備した。ス
チールコードのタイヤ赤道面となす角度は２０〜３０°
である。
【００１１】実施例１及び従来例の各タイヤを供試タイ
ヤとしてドラム耐久テストを実施した。テスト条件は、
各供試タイヤを直径５ｍのドラムに内圧４．３kgf ／cm
2 、標準荷重（３９０００kgf）の１３０％荷重で押し
付け、速度８km／hで１０日間走行させ、ブレーカ各層
のコード端部のゴム亀裂長さを測定した。結果は従来例
タイヤを１００とすると、実施例は７０であった。数値
は小なるほど良い。尚、実際の建設車輌に実施例のタイ
ヤと従来例の各タイヤを装着し、実際に稼働させたとこ
ろ、トレッドの完全摩耗の段階で実施例のタイヤのブレ
ーカ各層にはセパレーションが認められなかったが、従
来例タイヤにはこれが散見された。更に、実施例タイヤ
は従来例タイヤに比較し３％の重量の軽減があった。ま
た、実施例タイヤのタイヤ径成長率（内圧充填前と内圧
充填後のタイヤセンター部のタイヤ外径変化量）は０．
５％以内であり、従来例タイヤと比較して遜色がないブ
レーカのたが効果が確認された。
ヤとしてドラム耐久テストを実施した。テスト条件は、
各供試タイヤを直径５ｍのドラムに内圧４．３kgf ／cm
2 、標準荷重（３９０００kgf）の１３０％荷重で押し
付け、速度８km／hで１０日間走行させ、ブレーカ各層
のコード端部のゴム亀裂長さを測定した。結果は従来例
タイヤを１００とすると、実施例は７０であった。数値
は小なるほど良い。尚、実際の建設車輌に実施例のタイ
ヤと従来例の各タイヤを装着し、実際に稼働させたとこ
ろ、トレッドの完全摩耗の段階で実施例のタイヤのブレ
ーカ各層にはセパレーションが認められなかったが、従
来例タイヤにはこれが散見された。更に、実施例タイヤ
は従来例タイヤに比較し３％の重量の軽減があった。ま
た、実施例タイヤのタイヤ径成長率（内圧充填前と内圧
充填後のタイヤセンター部のタイヤ外径変化量）は０．
５％以内であり、従来例タイヤと比較して遜色がないブ
レーカのたが効果が確認された。
【００１２】上記から本発明による実施例のタイヤのブ
レーカは従来のタイヤ以上のブレーカ耐久性を発揮して
いることが判る。又、タイヤ重量の軽減が容易である。
レーカは従来のタイヤ以上のブレーカ耐久性を発揮して
いることが判る。又、タイヤ重量の軽減が容易である。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、一段と優れた耐セパレ
ーション性を有して望ましいバイアスカーカス形状の設
定を可能とするより軽量なブレーカ構造を備えた建設車
輌用空気入りバイアスタイヤを提供できる。
ーション性を有して望ましいバイアスカーカス形状の設
定を可能とするより軽量なブレーカ構造を備えた建設車
輌用空気入りバイアスタイヤを提供できる。
【図１】本発明の実施例１に係るタイヤの断面図であ
る。
る。
【図２】本発明の実施例１の要部拡大図である。
２ バイアスカーカス ２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄ カーカス束 ３ ブレーカ ３ａ，３ｂ、３ｃ スチールブレーカ ３ｄ ナイロンモノフィラメン
トブレーカ ４ トレッド ５ａ，５ｂ，５ｃ ビードコア
トブレーカ ４ トレッド ５ａ，５ｂ，５ｃ ビードコア
Claims (1)
- 【請求項１】 ２本以上で組をなすビードコア対の相互
間でトロイド状に跨る、有機繊維コードよりなる、６プ
ライ以上のバイアスカーカスと、複数の補強コード層か
らなり、バイアスカーカスの外周側に配設したブレーカ
と、ブレーカのさらに外周側にトレッドゴムとを備える
建設車両用空気入りバイアスタイヤにおいて、前記ブレ
ーカの内、バイアスカーカスに近いブレーカは、少なく
とも２層の互いに交差するゴム被覆したスチールコード
からなり、前記スチールコードからなるブレーカの最外
層に、該ブレーカと交差するゴム被覆した断面偏平なナ
イロンモノフィラメントを少なくとも１層を有し、偏平
断面コードの長径をタイヤ断面方向に揃え、且つ、前記
スチールブレーカ幅を越えて配設してなることを特徴と
する建設車両用空気入りバイアスタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5302132A JPH07156613A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 建設車両用空気入りバイアスタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5302132A JPH07156613A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 建設車両用空気入りバイアスタイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07156613A true JPH07156613A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17905305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5302132A Pending JPH07156613A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 建設車両用空気入りバイアスタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07156613A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011207272A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 重荷重用空気入りバイアスタイヤ |
| CN112004691A (zh) * | 2018-04-17 | 2020-11-27 | 米其林集团总公司 | 用于重型土木工程车辆的充气轮胎的包括不同层的保护增强件 |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP5302132A patent/JPH07156613A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011207272A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 重荷重用空気入りバイアスタイヤ |
| CN112004691A (zh) * | 2018-04-17 | 2020-11-27 | 米其林集团总公司 | 用于重型土木工程车辆的充气轮胎的包括不同层的保护增强件 |
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