JPH07156434A - プリント装置 - Google Patents

プリント装置

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JPH07156434A
JPH07156434A JP30666993A JP30666993A JPH07156434A JP H07156434 A JPH07156434 A JP H07156434A JP 30666993 A JP30666993 A JP 30666993A JP 30666993 A JP30666993 A JP 30666993A JP H07156434 A JPH07156434 A JP H07156434A
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data
printing
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counter
bits
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JP30666993A
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Inventor
Ikumasa Ikeda
育正 池田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント装置において、高階調、高解像度の
プリント、また、プリントサイズの大型化を、プリント
速度の低下を伴なわずに達成すること。 【構成】 16階調の幅を有するデータは、まず2ビッ
トカウンタの値「3」と比較され、データの階調がこの
カウンタの値より大である場合は、印画タイミングブロ
ック41Aで4階調分の印画がなされるとともに、この
間に次の印画タイミングブロックの1ライン分のデータ
転送がなされ、順次、同様の処理がなされる。これによ
り、転送すべきデータの階調数が増した場合でも、これ
に応じて1印加タイミングブロックの時間が増すため、
データ転送のための時間も増すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント装置に関し、
詳しくはサーマルヘッド等へのデータ転送制御に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図1〜図3を参照してデータ転送の一従
来例について説明する。
【0003】ビデオ画像をハードコピーとして出力する
サーマルプリンタは、例えば図1に示すような方法によ
りそのハードコピーの出力を実現している。
【0004】すなわち、同図において、1はサーマルヘ
ッド、2は画像がプリントされる用紙を示し、ヘッド1
は、1水平ライン分、例えば640画素分の発熱抵抗体
R0〜R639を有するとともに、これらの抵抗体Ri
(i=0〜639)が水平走査方向に配列するようにプ
リンタ本体に設けられている。用紙2はヘッド1に対し
て図中矢印で示す紙送り方向、すなわち垂直走査方向に
連続的に送られ、この間にサーマルヘッド1によりプリ
ントが行われる。
【0005】なお、感熱紙を用いるサーマルプリンタの
場合は、インクリボンは必要ないが、昇華型サーマルプ
リンタの場合は、上記構成においてヘッド1と用紙2と
の間に、サーマルインクリボン(図示せず)が配され
る。
【0006】図2は、上記プリンタにおけるハードコピ
ー出力を行うための主にヘッド駆動回路の構成を示すブ
ロック図である。
【0007】すなわち、電源端子Vccと接地GNDと
の間に、ヘッド1の抵抗体Ri(i=0〜639)と、
駆動用のトランジスタTri(i=0〜639)とが直
列接続される。また、形成回路10において、ハードコ
ピー出力に必要な各種タイミングの信号が形成されると
ともに、紙送り手段11により用紙2が図1にて説明し
たように送られる。そして、フレームメモリ12から1
水平ライン分の画素データdi(i=0〜639)が取
り出され、このデータdiが、ラインメモリ13に書き
込まれる。その後、ラインメモリ13からデータが読み
出されて、変換回路14を介してデータDi(i=0〜
639)にそれぞれ変換される。
【0008】この場合、この例においては、データdi
はそれぞれ4ビットからなり、ハードコピー出力におけ
る16階調を表現可能なものであり、図3(A)に示す
ように、di=0の時、白色、di=15の時黒色をそ
れぞれ表わす。一方、データdiを変換して得られるデ
ータDiは、階調数に等しい16ビットの直列データで
あるが、データdiとは図3(A)に示すような関係に
ある。
【0009】すなわち、例えば、di=1のとき、デー
タDiは、その第0ビット(先頭ビット)b0から第1
ビットb1までの2ビットが“1”とされるとともに、
残りのビットはすべて“0”とされ、また、di=15
のときは、データDiは、その第0ビットのb0から第
15ビットのb15までの16ビットが“1”とされ
る。このように、一般にdi=n(n=0〜15)のと
き、データDiは、その第0ビットのb0から第nビッ
トのbnまでのn+1ビットが“1”とされるととも
に、残りのビットはすべて“0”とされる。したがっ
て、データDiは、画素Piの階調に対応したパルス数
変調信号(PNM信号)となる。
【0010】そして、これらデータDi(i=0〜63
9)は、それぞれの第nビットbnのデータが1ライン
分シフトレジスタ15に直列に供給されるとともに、形
成回路10からクロックCKがレジスタ15に供給され
てデータD0〜D639の各ビットbnのデータはシフ
トレジスタ15にロードされ、続いて形成回路10から
ラッチ16にパルスLATCHが供給される。これによ
り、データD0〜D639の各ビットbnのデータは、
パルスLATCHごとにシフトレジスタ15からラッチ
16にラッチされる。
【0011】そして、このラッチ16の出力が、アンド
回路ANDi(i=0〜639)を通じてトランジスタ
Triのベースにそれぞれ供給されるとともに、形成回
路10からアンド回路ANDiに入力するストローブパ
ルス(端子STB)により通電が制御され発熱抵抗体R
0〜R639の発熱が行われる。
【0012】次に、データD0〜D639それぞれの第
(n+1)ビットbn+1のデータが上記と同様に1ラ
イン分供給され、発熱抵抗体の発熱が行われ、以下、同
様のデータ供給が繰り返される。
【0013】以上により、1ライン分の画素Piは、デ
ータDiにより1階調毎に水平ライン単位で印画され、
これにより各画素Piは、データDiのパルス数
(“1”の数)に対応して変化するエネルギーにより濃
度が変化し、図1において説明したように、ビデオ画像
のハードコピー出力を得ることができる。
【0014】なお、図3(B)のタイミングチャートが
示すように、以上のデータ供給により濃度が低い方から
高い方に向かって通電が行われる。このとき、通常第0
ビット目の通電(最初の通電)は、ヘッドの温度を印画
開始濃度近くまで上昇させるために、第2ビット以降の
通電時間よりも長く設定している。そして第0ビット目
の通電を発色に先立ったパルスと言うことにより、以降
プリパルスと称する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例の場合、階調毎に1ライン分のデータを転送するの
で、1階調のプリント時間内で1ライン分のデータを転
送する必要がある。従って、データの転送時間を固定し
た場合、階調数を上げるに従ってプリント時間が長くな
る問題点がある。また、プリントサイズを大きくした
り、解像度を高めるのに従い発熱抵抗体の数は増加する
のでデータの転送時間はそれだけ長くなる。以上のよう
に、従来例の構成では、階調数や発熱抵抗体数を多くす
る場合、プリント時間の長時間化は避けられない問題で
ある。
【0016】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、高
階調、高解像度のプリント、また、プリントサイズの大
型化を、プリント速度の低下を伴なわずに達成可能なプ
リント装置を提供することになる。
【0017】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
被記録媒体に印画を行うプリント装置において、前記印
画を行うためのプリントヘッドと、最大k(kは整数)
のカウントを行うカウンタ手段と、階調幅n(nは整
数)の印画データを、該印画データと前記カウンタ手段
が有するカウント値とを比較した当該比較結果に応じて
前記プリントヘッドの駆動データに変換するデータ変換
手段と、該データ変換手段により変換された駆動データ
を前記プリントヘッドへ転送する転送手段と、該転送さ
れた駆動データに応じて最大n/k単位の駆動時間、前
記プリントヘッドを駆動するとともに、当該駆動の間に
前記カウンタ手段の値をアップまたはダウンして得られ
るカウント値に応じた前記データ変換手段による変換お
よび前記転送手段による転送を行う制御手段と、を具え
たことを特徴とする。
【0018】
【作用】以上の構成によれば、最大値kのカウント値と
の比較により、階調幅nの印画データは変換−プリント
ヘッドの駆動データに変換されて転送され、この駆動デ
ータに基づきプリントヘッドはn/k単位の駆動時間駆
動される。そして、この駆動の間に、次の駆動データの
関する上記変換および転送がなされる。これにより、階
調幅nが増しても、これに応じて変換および転送の時間
が増加する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0020】(実施例1)図4および図5を参照して本
発明の一実施例に係る、4ビットの印画データの転送に
ついて説明する。これら図において図1〜図3に示した
要素と同一の要素には同一の符号を付しその説明は省略
する。
【0021】本実施例において、印画データdi(i=
0〜639)はそれぞれ4ビットからなり、ハードコピ
ー出力における階調は16階調である。図4において、
形成回路20では、本例プリント装置のハードコピー出
力に必要な各種信号が形成される。また、紙送り手段1
1により、プリント動作に伴う用紙2の搬送がなされ
る。
【0022】データ転送は、まずフレームメモリ12か
ら1水平ライン分の画像データdiが取り出され、この
データdiが、ラインメモリ13に書き込まれる。その
後、ラインメモリ13から読出されたデータは、変換回
路21を介してデータDiにそれぞれ変換され、1ライ
ンのプリントが行われる。
【0023】すなわち、変換回路2は後述のように4ビ
ットの画像データdiを上位2ビットと下位2ビットの
2ビット毎に分割し、これをカウンタとの値を比較して
“H”又は“L”の信号をデータDiとして順次出力す
る。これにより、上位2ビットに基づき主濃度階調の印
画を行い、下位2ビットに基づき補助階調の印画を行
う。
【0024】図5は、上記変換および転送の詳細を説明
するためのタイミングチャートである。
【0025】図において、タイミングブロック40A
は、各データdiについて分割された上位2ビットの1
ライン分の画像データを印画する主濃度階調印画タイミ
ングであり、この印画のトータル時間は12階調分のプ
リント時間である。上記主濃度階調印画タイミングは、
4階調分毎に3分割(41A,41B,41C)され、
それぞれの分割ブロックでは後述のような制御によって
それぞれの階調の印画が行われる。
【0026】ブロック40Bは、プリパルス期間であ
り、この期間でヘッドを(インクリボンを用いる場合に
はインクリボンの印画紙に対する発色濃度近くまで)加
熱する。
【0027】ブロック40Cは、各データdiについて
分割された下位2ビットの1ライン分の画像データを印
画する補助濃度階調印加タイミングであり、この印画の
トータル時間は、主濃度階調印画に要する時間と略同一
である。このタイミングも3分割(42A,42B,4
2C)され、各分割タイミングでは1階調分毎のプリン
トがなされる。ただし、下位2ビットであるので重み付
けをしてストローブ端子STBを制御して略主濃度階調
の階調毎の4分の1の時間を通電時間としている。
【0028】次に、図4,5に示す構成の動作について
説明する。
【0029】1ラインプリント開始命令により、2ビッ
トのアップダウンカウンタの値を“3”にプリセットす
る(図5のタイミング)。そしてラインメモリ13よ
り1ライン分のデータを読みだして、それぞれのデータ
に対して上位データ2ビットとカウンタ値とを比較し
て、データがカウンタ値以上(等しい場合を含む)であ
ればデータDiを“H”にし、未満であれば“L”とし
てシフトレジスタ15に転送する。そして1ライン分の
データ転送処理が終了するとLATCH端子にパルスを
与えてラッチ16に1ライン分のデータをラッチする。
これとともに、ストローブ端子STBを有効にして4階
調分の長さの時間ヘッドに通電を行うとともに(図5の
タイミング)、カウンタの値をカウントダウンして
“2”とする。次に、上記と同様、ラインメモリ13よ
り1ライン分のデータを読みだし、それぞれのデータに
対して上位データ2ビットとカウンタ値とを比較して、
データがカウンタ値以上であればデータDiを“H”に
し、未満であれば“L”としてシフトレジスタ15に転
送する。そして1ライン分のデータ転送処理が終了する
とそのまま待機する。
【0030】現状の通電が終了するとLATCH端子に
パルスを与えてラッチ16に1ライン分のデータをラッ
チする。これとともに、ストローブ端子STBを有効に
して次の4階調分の長さの時間、ヘッドに通電を行うこ
とも(図5のタイミング)、カウンタの値をカウント
ダウンして“1”とする。同様の処理をカウンタの値が
“0”となるまで行う(図5のタイミング)。
【0031】以上により、主濃度階調印画が終了し、各
画素の階調は、0,4,8,12いずれかとなってい
る。
【0032】カウンタの値が“0”の時、ラインメモリ
13より1ライン分のデータを読みだして、それぞれの
データに対して上位データ2ビットとカウンタ値とを比
較すると、常にデータがカウンタ値以上であるのでデー
タDiは“H”になる。このデータDiの1ライン分の
データ転送処理が終了すると、カウンタをダウンカウン
タからアップカウンタに切り替え、画像データの上位ビ
ットを下位ビットに切り替えてそのまま待機し、現在の
通電が終了するとLATCH端子にパルスを与えてラッ
チ16に1ライン分のデータをラッチする。
【0033】その後のプリパルス期間ではストローブ端
子STBを有効にしてプリパルスの期間ヘッドに通電を
行う(図5のタイミング)。そして通電中に、カウン
タの値をカウントアップして“1”とし、ラインメモリ
13より次の1ライン分のデータを読みだして、データ
毎に下位データ2ビットとカウンタ値とを比較して、デ
ータがカウンタ値以上であればデータDiを“H”に
し、未満であれば“L”とする。1ライン分のデータ転
送処理が終了するとそのまま待機し、現状の通電が終了
するとLATCH端子にパルスを与えてラッチ16に1
ライン分のデータをラッチする。その後、補助濃度階調
印加のためストローブ端子STBを有効にして略1階調
分の長さの時間ヘッドに通電を行う(図5のタイミング
)。その後、略3階調プリント分の休止期間を設け
る。そして通電及び休止期間中に、カウンタの値をカウ
ントアップして“2”とし、ラインメモリ13より1ラ
イン分のデータを読みだして、下位データ2ビットとカ
ウンタ値とを比較して、データがカウンタ値以上であれ
ばデータDiを“H”にし、未満であれば“L”とし、
シフトレジスタ15に1ライン分のデータを転送する。
以降同様の動作を行い、補助濃度階調を終了する(図5
のタイミング,)。
【0034】以上の補助濃度階調印画を行うことによ
り、0,1,2,3の階調のいずれかの印画が、上記主
濃度階調印画に付加され、全体で0〜16階調の印画が
可能となる。
【0035】なお、上記実施例1では、主濃度階調印画
の後、補助濃度階調印画を行うようにしたが、補助濃度
階調印画後、主濃度階調印画を行うことも可能である。
この点に関し、以下で説明する実施例およびその実施例
についても同様である。
【0036】また、印画データが“0”の場合におい
て、プリパルスを印加するようにしたが、印画データが
“0”の場合において、プリパルスを印加しないように
しても本発明の目的を達成することができることは勿論
である。
【0037】以上示した、上記実施例によれば、従来例
においては1階調分の印画を行う間に(1階調の)1ラ
イン分のデータ転送を行わなければならないのに対し、
4階調分の印画を行う間に1ライン分のデータ転送を行
えばよい。そして、階調数の増した場合は、その増加の
割合に応じて1ライン分のデータ転送を許容する時間が
増加する。
【0038】(実施例2)図6および図7を参照して本
発明の他の実施例に係るデータ転送について説明する。
【0039】本実施例においても、印画データdi(i
=0〜639)がそれぞれ4ビットであり、ハードコピ
ーにおける階調が16階調の場合を例にとり説明する。
形成回路20において、ハードコピー出力に必要な各種
信号が形成されるとともに、紙送り手段11により用紙
2が送られる。そして、フレームメモリ12から1水平
ライン分の画像データdiが取り出され、このデータd
iが、ラインメモリ13に書き込まれる。その後、ライ
ンメモリ13からデータを読みだして、変換回路21を
介してデータDiにそれぞれ変換され、1ラインのプリ
ントが行われる。
【0040】すなわち、上記実施例1と同様、変換回路
21は4ビットの画像データを上位2ビットと下位2ビ
ットの2ビット毎に分割し、上位2ビットに基づき主濃
度階調の印画を行い、下位2ビットに基づき補助階調の
印画を行う。本実施例においては、図2に示す従来例で
説明したアンド回路ANDi(i=0〜639)とトラ
ンジスタTri(i=0〜639)の間にオア回路OR
i(i=0〜639)を設け、形成回路20からON端
子に信号を与えることにより発熱抵抗体Ri(i=0〜
639)を強制的に発熱するものである。
【0041】図7は、本実施例の上記転送を説明するた
めのタイミングチャートである。
【0042】ブロック40Aは、1ライン分の上位2ビ
ットに基づき画像データを印画する主濃度階調印画タイ
ミングであり、この印画タイミングのトータル時間は1
2階調分のプリント時間である。この印加タイミング
は、4階調分毎に3分割(41A,41B,41C)さ
れる。
【0043】ブロック40Bは、プリパルス期間の1部
である。すなわち、発色を補助するプリパルス期間を大
きく2分割し、一方のプリパルス期間をブロック40B
とする。他方のプリパルス期間は、ブロック40Cに設
けられる。
【0044】ブロック40Cは、1ライン分の下位2ビ
ットの画像データに基づいて印画する補助濃度階調印画
タイミングである。この印画タイミングは3分割(42
A,42B,42C)される。ただし、下位2ビットで
あるので重み付けをしてストローブ端子STBを制御し
て略主濃度階調印画における各階調印画時間の4分の1
の時間を通電時間としている。上述した他方のプリパル
ス期間は、上記の補助濃度階調印画タイミングにおける
各階調印画を行うストローブパルスに休止期間を設け、
この休止期間に発色を補助するプリパルスを分割して印
加する。また、ブロック40Bを設けずに、補助濃度階
調印画タイミングにおける各階調印画のストローブパル
スの休止期間に分割して印加してもよい。
【0045】次に、上記構成における動作について説明
する。1ラインプリント開始命令により、2ビットのア
ップダウンカウンタの値を“3”にプリセットする(図
7のタイミング)。そしてラインメモリ13より1ラ
イン分のデータを読みだして、それぞれのデータに対し
て上位データ2ビットとカウンタ値とを比較して、デー
タがカウンタ値以上であればデータDiを“H”にし、
未満であれば“L”としてシフトレジスタ15に転送す
る。そして1ライン分のデータ転送処理が終了するとL
ATCH端子にパルスを与えてラッチ16に1ライン分
のデータをラッチする。これとともに、ストローブ端子
STBを有効にして4階調分の時間ヘッドに通電を行う
(図7のタイミング)。そして通電中に、カウンタの
値をカウントダウンして“2”とし、ラインメモリ13
より1ライン分のデータを読みだして、それぞれのデー
タに対して上位データ2ビットとカウント値とを比較し
て、データがカウンタ値以上であればデータDiを
“H”にし、未満であれば“L”としてシフトレジスタ
15に転送する。そして1ライン分のデータ転送処理が
終了するとそのまま待機する。
【0046】現状の通電が終了すると、LATCH端子
にパルスを与えてラッチ16に1ライン分のデータをラ
ッチする。これとともにストローブ端子STBを有効に
して次の4階調分の時間ヘッドに通電を行う(図7のタ
イミング)。そして通電中に、カウンタの値をカウン
トダウンして“1”とし、同様の処理をカウンタ“0”
まで行う(図7のタイミング)。カウンタの値が
“0”の時、ラインメモリ13より1ライン分のデータ
を読みだして、それぞれのデータに対して上位データ2
ビットとカウンタ値とを比較すると常にデータがカウン
タ値以上であるのでDiは“H”になる。1ライン分の
データ転送処理が終了すると、カウンタをダウンカウン
タからアップカウンタに切り替え、画像データの上位ビ
ットを下位ビットに切り替えてそのまま待機する。
【0047】現状の通電が終了するとLATCH端子に
パルスを与えてラッチ16に1ライン分のデータをラッ
チするとともにストローブ端子STBを有効にして大き
く2分割した上述の一方のプリパルス期間の時間だけヘ
ッドに通電を行う(図7のタイミング)。そして通電
中に、カウンタの値をカウントアップして“1”とし、
ラインメモリ13より1ライン分のデータを読みだし
て、データ毎に下位データ2ビットとカウンタ値とを比
較して、データがカウンタ値以上であればデータDiを
“H”にし、未満であれば“L”とする。1ライン分の
データ転送処理が終了するとそのまま待機する。
【0048】現状の通電が終了するとLATCH端子に
パルスを与えてラッチ16に1ライン分のデータをラッ
チする。これとともに、図6に示すON端子をHレベル
にして強制的に全発熱素子を設定時間発熱した後、スト
ローブ端子STBを有効にして略1階調分の長さの時間
ヘッドに通電を行う(図7のタイミング)。そして強
制通電及びストローブ期間中に、カウンタの値をカウン
トアップして“2”とし、ラインメモリ13より1ライ
ン分のデータを読みだして、下位データ2ビットとカウ
ンタ値とを比較して、データがカウンタ値以上であれば
データDiを“H”にし、未満であれば“L”とし、シ
フトレジスタ15に1ライン分のデータを転送する。以
降同様の動作(図7のタイミング,)を行い、補助
濃度階調印画を終了する。
【0049】図8は変形例に係るデータ転送のタイミン
グチャートである。
【0050】本変形例はプリパルス期間に関して、ブロ
ック40Bのパルス時間がデータ転送に要する時間より
短い場合に有効である。
【0051】分割ブロック41A,41Bでは、主濃度
階調印画を行うことに伴ない、アップダウンカウンタの
値が“3”から“1”になり、カウンタの値が“1”の
時、ラインメモリ13より1ライン分のデータを読みだ
して、それぞれのそれぞれのデータに対して上位データ
2ビットとカウンタ値とを比較し、データがカウンタ値
以上であればデータDiを“H”にし、未満であれば
“L”としてシフトレジスタ15に転送する。1ライン
分のデータ転送処理が終了すると、カウンタをダウンカ
ウンタからアップカウンタに切り替え、画像データの上
位ビットを下位ビットに切り替えててそのまま待機す
る。
【0052】次に、ブロック41Cでは、現状の通電が
終了するとLATCH端子にパルスを与えてラッチ16
に1ライン分のデータをラッチするとともに、ストロー
ブ信号STBを有効にして4階調分の時間、ヘッドに通
電を行う。そして通電中に、本変形例では、カウンタの
値を“1”のままとし、ラインメモリ13より1ライン
分のデータの読みだして、それぞれのデータに対して下
位データ2ビットとカウンタ値とを比較して、データが
カウンタ値以上であればデータDiを“H”にし、未満
であれば“L”としてシフトレジスタ15に転送する。
そして1ライン分のデータ転送処理が終了するとそのま
ま待機する。
【0053】次のブロック40Bでは現状の通電が終了
するとLATCH端子にパルスを与えてラッチ16に1
ライン分のデータをラッチするとともにON端子を有効
にして全発熱体を強制的に発熱させ、プリパルス期間の
通電を行う。ブロック40Bの通電が終了したの後、次
のブロック42Aでは、ON端子“L”とするととも
に、ストローブ端子STBを有効にして略1階調分の時
間、ヘッドに通電を行う。そして強制通電及びストロー
ブ信号有効期間中に、カウンタの値をカウントアップし
て“2”とし、ラインメモリ13より1ライン分のデー
タを読みだして、下位データ2ビットとカウンタ値とを
比較して、データがカウンタ値以上であればデータDi
を“H”にし、未満であれば“L”とし、シフトレジス
タ15に1ライン分のデータを転送する。以降同様の動
作を行い、補助濃度階調印画を終了する。
【0054】図9は他の変形例に係るタイミングチャー
トである。
【0055】本変形例は、補助濃度階調印画タイミング
の部分に変形を加えたのでその部分のみの説明を行う。
図9のブロック42A,42B,42Cとに示すように
補助濃度階調の印画の1階調分に関して、発熱体の全素
子強制通電の後、一定の休止期間後、ストローブパルス
STBを印加するものである。
【0056】図10はさらに他の変形例に係るタイミン
グチャートである。
【0057】本変形例では図9に示す実施例と同様補助
濃度階調印画タイミングの部分のみ説明する。本例は、
図10のブロック42A,42B,42Cに示すよう
に、補助濃度階調印画の1階調分に関して、発熱体の全
素子強制通電の終了直後、ストローブパルスを印加し、
その後一定の休止期間を設けるものである。
【0058】図11はさらに他の変形例に係るタイミン
グチャートである。
【0059】本変形例でも、補助濃度階調印画タイミン
グの部分のみ説明する。本例は図11のブロック42
A,42B,42Cに示すように、補助濃度階調印画の
1階調分に関して、ストローブパルスの印加終了直後、
発熱体の全素子強制通電を行うものである。
【0060】図12はさらに他の変形例に係るタイミン
グチャートである。
【0061】本実施例においても補助濃度階調印画タイ
ミングの部分のみ説明を行う。本例は、図12のブロッ
ク42A,42B,42Cに示すように、補助濃度階調
印画の1階調に関して、ストローブパルスの印加終了直
後、発熱体の全素子に強制通電を行い、その後一定の休
止期間を設ける。
【0062】図13はさらに他の変形例に係るタイミン
グチャートである。
【0063】本実施例においても補助濃度階調印画タイ
ミングの部分の説明を行う。本例は、図13のブロック
42A,42B,42Cに示すように、補助濃度階調印
画の1階調に関して、ストローブパルスを印加後、一定
の休止期間をおいて、発熱体の全素子に強制通電を行う
ものである。
【0064】なお、上記実施例2およびその変形例で
は、プリパルス期間としてのブロック40Bを設けるも
のとしたが、ブロック40Bを設けずに、プリパルス期
間を上述した補助濃度階調印画タイミングの各階調毎の
ストローブパルスに分割して付加してもよい。
【0065】その場合、以下のような制御がなされる。
主濃度階調印画を行い、アップダウンカウンタ“3”か
ら“1”になり、カウンタの値が“1”の時、ラインメ
モリ13より1ライン分のデータを読みだして、それぞ
れのデータに対して上位データ2ビットとカウンタ値と
を比較し、データがカウンタ値以上であればデータDi
を“H”にし、未満であれば“L”としてシフトレジス
タ15に転送する。1ライン分のデータ転送処理が終了
すると、カウンタをダウンカウンタからアップカウンタ
に切り替え、画像データの上位ビットを下位ビットに切
り替えててそのまま待機する。
【0066】現状の通電が終了するとラッチ端子LAT
CHにパルスを与えてラッチ16に1ライン分のデータ
をラッチするとともに、ストローブ端子STBを有効に
して4階調分の長さの時間ヘッドに通電を行う。そして
通電中に、カウンタの値は“1”のままとし、ラインメ
モリ13より1ライン分のデータが読みだして、それぞ
れのデータに対して下位データ2ビットとカウンタ値と
を比較して、データがカウンタ値以上であればデータD
iを“H”にし、未満であれば“L”としてシフトレジ
スタ15に転送する。そして1ライン分のデータ転送処
理が終了するとそのまま待機する。その後、現状の通電
が終了するとラッチ端子LATCHにパルスを与えてラ
ッチ16に1ライン分のデータをラッチする。その後、
ON端子をHレベルにした強制発熱とストローブ端子S
TBを有効にした略1階調分の長さの発熱とを行う。そ
して強制通電及び補助ストローブ期間中に、カウンタの
値をカウントアップして“2”とし、ラインメモリ13
より1ライン分のデータを読みだして、下位データ2ビ
ットとカウンタ値とを比較して、データがカウンタ値以
上であればデータDiを“H”にし、未満であれば
“L”とし、シフトレジスタ15に1ライン分のデータ
を転送する。以降同様の動作を行い、補助濃度階調印画
を終了する。
【0067】また、主濃度階調印画における各階調毎の
時間間隔と補助濃度階調印画における各階調毎の時間間
隔を略同一にするとデータ転送時間の占める割合を同一
とする効果がある。
【0068】さらに、上記各実施例およびその変形例で
は、サーマルプリンタの発熱抵抗体に印加するデータの
転送について説明したが、本発明の適用はこれに限られ
ず、例えばインクジェット方式にも適用できるものであ
る。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、最大値kのカウント値との比較により、階調
幅nの印画データは変換−プリントヘッドの駆動データ
に変換されて転送され、この駆動データに基づきプリン
トヘッドはn/k単位の駆動時間駆動される。そして、
この駆動の間に、次の駆動データの関する上記変換およ
び転送がなされる。これにより、階調幅nが増しても、
これに応じて変換および転送の時間が増加する。
【0070】この結果、高階調かつ高解像度のプリント
をその速度に低下させずに実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例に係るサーマルプリント装置の概念を示
す模式図である。
【図2】上記従来例における主にヘッド駆動回路を示す
ブロック図である。
【図3】(A)および(B)は、上記駆動回路における
それぞれ転送データの構成を示す模式図およびタイミン
グチャートである。
【図4】本発明の一実施例に係るサーマルプリント装置
の主にヘッド駆動回路を示すブロック図である。
【図5】図4に示す回路におけるデータ転送のタイミン
グチャートである。
【図6】本発明の他の実施例に係るサーマルプリント装
置の主にヘッド駆動回路を示すブロック図である。
【図7】図6に示す回路におけるデータ転送のタイミン
グチャートである。
【図8】図7に示す実施例の変形例に係るデータ転送の
タイミングチャートである。
【図9】他の変形例に係るデータ転送のタイミングチャ
ートである。
【図10】さらに他の変形例に係るデータ転送のタイミ
ングチャートである。
【図11】さらに他の変形例に係るデータ転送のタイミ
ングチャートである。
【図12】さらに他の変形例に係るデータ転送のタイミ
ングチャートである。
【図13】さらに他の変形例に係るデータ転送のタイミ
ングチャートである。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 用紙 20 形成回路 11 紙送り手段 12 フレームメモリ 13 ラインメモリ 21 変換回路 15 シフトレジスタ 16 ラッチ回路 40A 主濃度階調印画ブロック 40B プリパルスブロック 40C 補助濃度階調ブロック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体に印画を行うプリント装置に
    おいて、 前記印画を行うためのプリントヘッドと、 最大k(kは整数)のカウントを行うカウンタ手段と、 階調幅n(nは整数)の印画データを、該印画データと
    前記カウンタ手段が有するカウント値とを比較した当該
    比較結果に応じて前記プリントヘッドの駆動データに変
    換するデータ変換手段と、 該データ変換手段により変換された駆動データを前記プ
    リントヘッドへ転送する転送手段と、 該転送された駆動データに応じて最大n/k単位の駆動
    時間、前記プリントヘッドを駆動するとともに、当該駆
    動の間に前記カウンタ手段の値をアップまたはダウンし
    て得られるカウント値に応じた前記データ変換手段によ
    る変換および前記転送手段による転送を行う制御手段
    と、 を具えたことを特徴とするプリント装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、前記階調幅nの印画デ
    ータを、mビットの主ビットデータとlビットの補助ビ
    ットデータ(m+l=n)に分割する分割手段を有し、
    前記主ビットデータを前記カウンタ手段のダウンカウン
    ト値と比較し、また、前記補助ビットデータを前記カウ
    ンタ手段のアップカウント値と比較してそれぞれ前記駆
    動データに変換し、および前記制御手段は前記ダウンカ
    ウント値に応じた駆動データのときn/k単位の駆動時
    間、前記プリントヘッドを駆動し、前記アップカウント
    値に応じた駆動データのときn/k単位の駆動時間、駆
    動を行うことを特徴とする請求項1記載のプリント装
    置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記カウンタ手段のカ
    ウント値を用いた比較にかかわらず、前記プリントヘッ
    ドを駆動する手段をさらに有したことを特徴とする請求
    項1または2記載のプリント装置。
JP30666993A 1993-12-07 1993-12-07 プリント装置 Pending JPH07156434A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001130043A (ja) * 1999-11-02 2001-05-15 Casio Comput Co Ltd サーマルプリンタのデータ生成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001130043A (ja) * 1999-11-02 2001-05-15 Casio Comput Co Ltd サーマルプリンタのデータ生成装置

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