JPH07156084A - 床置きロボット - Google Patents

床置きロボット

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JPH07156084A
JPH07156084A JP29855693A JP29855693A JPH07156084A JP H07156084 A JPH07156084 A JP H07156084A JP 29855693 A JP29855693 A JP 29855693A JP 29855693 A JP29855693 A JP 29855693A JP H07156084 A JPH07156084 A JP H07156084A
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尚夫 中北
Masahito Isokawa
雅人 磯川
Kazuyuki Yamamoto
和幸 山本
Takayuki Uehara
孝之 植原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スライド機構13により制御部34を下部構造
10から簡単に引き出すことができ、ロボットを移動す
ることなく、制御部34における端子の接続・調整や制
御プログラムの変換作業を楽な作業姿勢で行なうことが
でき、したがってワークや工程の変更に対して迅速に対
応することができるとともに、また点検・修理作業も容
易に行なうことができる床置きロボットを提供するこ
と。 【構成】 下部構造10に制御部34を取り出すための
スライド機構13が形成されている床置きロボット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床置きロボットに関し、
より詳細には、例えばCDカセットデッキ、オートチェ
ンジャー等を組み立てる際における小物部品の搭載やね
じ締め作業、あるいは基板への電子部品の搭載やクリン
チ作業等に、単独または複数台連続的に並べて用いられ
る汎用タイプの床置きロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】CDカセットデッキ、オートチェンジャ
等を組み立てる場合、メインシャーシの所定箇所にギヤ
ーやレバー等の組み立て用部品を装着させたり、組み立
て用部品をねじ止めして固定させたり、シャーシの下側
に突き出た組み立て用部品における爪状の脚部を折り曲
げたり(クリンチ)する等の作業には床置きロボットが
用いられている。また基板にIFTトランスや水晶発振
子等の電子部品を搭載する場合、前記基板上に形成され
た所定のリード孔に前記電子部品を挿入したり、前記基
板の下側に突き出た前記電子部品のリード端子を折り曲
げたりする等の作業にも床置きロボットが用いられてい
る。作業工程数が比較的少ない場合、床置きロボットは
作業床上に1台ずつ設置されてそれぞれ単独的に用いら
れているが、作業工程数が多い場合、所要台数を連続的
に並べ、ロボット内蔵のコンベヤによりワークを搬送し
つつロボットごとに異なる作業を行わせ、ひとつの製品
を組み立てる。またこの床置きロボットには製品ごとに
固定的に用いられる専用タイプのものと、製品や作業内
容の変更にもフレキシブルに対応可能な汎用タイプのも
のとがある。
【0003】図5は従来のこの種汎用タイプの床置きロ
ボットを概略的に示した斜視図であり、図中21は略直
方板形状を有する底部ベースを示している。底部ベース
21の一側面からは略直方板形状を有する側壁ベース2
2が立設されており、側壁ベース22の所定箇所にはワ
ーク40が通過可能な形状を有する搬送用孔22aが形
成されている。
【0004】搬送用孔22a下部近傍には図中Y方向に
2本のベルトコンベヤ23a、23bが配設されてお
り、ベルトコンベヤ23a、23bはコンベヤ用モータ
23cにより回転するようになっている。またベルトコ
ンベヤ23a近傍には図示しないワーク位置決めセン
サ、ワーク固定装置が配設されており、これらベルトコ
ンベヤ23a、23b、コンベヤ用モータ23c、前記
ワーク固定装置等により搬送手段23が構成されてい
る。側壁ベース22における搬送手段23上方の所定箇
所にはサーボモータ(図示せず)により図中X方向へ作
動するX1 軸動作部24aが配設され、X1 軸動作部2
4aには別のサーボモータ(図示せず)により図中Y方
向へ作動するY1 軸動作部24bが配設されており、ま
たY1 軸動作部24bにはパルスモータにより図中Z方
向へ作動するZ1 軸動作部24cが配設されている。さ
らにZ1 軸動作部24cにはツールヘッド(図示せず)
が取り付けられ、エアー駆動装置(図示せず)を有する
このツールヘッドで組み立て用部品を把持したり、ねじ
等を回転させるようになっており、これらX1 軸動作部
24a、Y1 軸動作部24b、Z1 軸動作部24c等に
より上部テーブルユニット24が構成されている。また
搬送手段23下方の所定箇所には、上部テーブルユニッ
ト24と略同様に構成された下部テーブルユニット25
が配設され、下部テーブルユニット25はX軸方向に作
動するX2 軸動作部25a、Y軸方向に作動するY2
動作部25b、Z軸方向に作動するZ2 軸動作部25c
及びクリンチ等を行わせるためのツールヘッド(図示せ
ず)等により構成されており、これら下部テーブルユニ
ット25と上部テーブルユニット24とでテーブルユニ
ット26が構成されている。
【0005】また側壁ベース22における図中矢印A方
向の前面側には操作ボックス27が配設されている。ま
た底部ベース21上には図示しない部品供給部が配設さ
れており、これら底部ベース21、側壁ベース22、搬
送手段23、テーブルユニット26、操作ボックス27
等により上部構造20が構成されている。
【0006】一方、上部構造20の下方には6本の支柱
31aが配設され、支柱31a下部には基台31bが形
成されており、これら支柱31aと基台31bとにより
下部フレーム31が構成されている。下部フレーム31
下部の四隅には高さが調整可能の脚部32がそれぞれ形
成され、脚部32近傍にはキャスター32aが取り付け
られ、また下部フレーム31前面には電源スイッチ33
bが配設された前面ドア33aが取り付けられている。
基台31b上面には基板34aが配設され、基板34a
上面にはCPU34b、ROM34c、RAM34d、
モータードライバー基板34e等が直接的に搭載されて
回路が形成されており、これらにより制御部34が構成
されている。また基板34a後側の基台31b上にはエ
アーレギュレータ35a、複数個の電磁弁35b等より
成るエアー供給部35が配設され、これら下部フレーム
31、制御部34、エアー供給部35等により下部構造
30が構成されており、下部構造30上の所定箇所には
上部構造20が載置されるようになっている。さらに下
部構造30後側の作業床41上には電源ケーブル36と
メインエアー配管37とが配設されており、電源ケーブ
ル36はコンセント36a、ブレーカ(図示せず)、ケ
ーブル36b等を介して前面ドア33aの電源スイッチ
33bに接続され、一方メインエアー配管37は空圧継
手37a、エアーチューブ37b、エアーレギュレータ
35a等を介してエアー供給部35の電磁弁35bに接
続されている。
【0007】制御部34における基板34a上の所定端
子(図示せず)は、図示しないI(インプット)/O
(アウトプット)用信号線を介し、操作ボックス27の
各種スイッチと、エアー供給部35の電磁弁35bと、
テーブルユニット26の前記サーボモータ、前記パルス
モータ、各種センサと、搬送手段23のコンベヤ用モー
タ23c、前記ワーク位置決めセンサと、前記部品供給
部等とにそれぞれ直接的に接続されている。またエアー
供給部35の電磁弁35bは、図示しないエアーチュー
ブを介し、テーブルユニット26における前記ツールヘ
ッドのエアー駆動装置と、搬送手段23の前記ワーク固
定装置等とにそれぞれ直接的に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の汎用タ
イプの床置きロボットにおいては、該ロボット最下部の
基台31b上に制御部34が直接的に固定され、かつ下
部構造30の幅が比較的長く、この内部まで作業者の腕
部が入り難いため、ワーク40を変更する際に制御部3
4における制御プログラムや端子接続をワーク40に対
応したものに変換したりすること、あるいは不具合が生
じた際の点検・修理作業が難しいという課題があった。
また複数台のロボットを並べて用いたときの中間位置に
ある床置きロボットの修理等を行なう場合、前記高さ調
整装置を用いて脚部32を一旦上昇させ、キャスター3
2aにより床置きロボットを前方に引き出す必要があ
り、前記変換作業等が一層面倒になるという課題があっ
た。また基板34aに形成された各端子と、操作ボック
ス27の各種スイッチ、エアー供給部35の電磁弁35
b、テーブルユニット26の前記サーボモータ、前記パ
ルスモータ、各種センサ、搬送手段23のコンベヤ用モ
ータ23c、前記ワーク位置決めセンサ、前記部品供給
部等の各制御機器とは前記I/O用信号線を介してそれ
ぞれ直接的に接続されているため、制御部34の前記端
子を増設したり、これら端子と前記各制御機器との接続
状態を調整・変更するのが困難であるという課題があっ
た。
【0009】また電源ケーブル36とメインエアー配管
37とが下部構造30後側の作業床41上を這うような
態様で配設されているため、外観上見苦しく、清掃時の
障害になるとともに、安全性にも劣るという課題があっ
た。
【0010】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、制御部における端子の接続・調整や制御プロ
グラムの変換作業を容易に行なうことができ、したがっ
てワークや工程の変更に対して迅速に対応することがで
きるとともに、点検・修理作業を容易に行なうことがで
き、また外観、安全性にも優れた床置きロボットを提供
することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る床置きロボットは、操作ボックスと、ワ
ークの搬送手段と、該搬送手段を挟んで上下に配設され
たテーブルユニット等とを備えた上部構造と、制御部と
エアー供給部等とを備えた下部構造とにより構成された
床置きロボットにおいて、前記下部構造に前記制御部を
取り出すためのスライド機構が形成されていることを特
徴としている(1)。
【0012】また本発明に係る床置きロボットは、操作
ボックスと、ワークの搬送手段と、該搬送手段を挟んで
上下に配設されたテーブルユニット等とを備えた上部構
造と、制御部とエアー供給部等とを備えた下部構造とに
より構成された床置きロボットにおいて、前記下部構造
の前部に制御基板が挿入される基板挿入ボックスが配設
されていることを特徴としている(2)。
【0013】また本発明に係る床置きロボットは、操作
ボックスと、ワークの搬送手段と、該搬送手段を挟んで
上下に配設されたテーブルユニット等とを備えた上部構
造と、制御部とエアー供給部等とを備えた下部構造とに
より構成された床置きロボットにおいて、前記下部構造
の後部に中継基板及び前記エアー供給部が搭載される後
部パネルが配設されていることを特徴としている
(3)。
【0014】また本発明に係る床置きロボットは、操作
ボックスと、ワークの搬送手段と、該搬送手段を挟んで
上下に配設されたテーブルユニット等とを備えた上部構
造と、制御部とエアー供給部等とを備えた下部構造とに
より構成された床置きロボットにおいて、前記下部構造
の後側に電源ケーブル及びメインエアー配管が収納され
る配管収納部が形成されていることを特徴としている
(4)。
【0015】
【作用】上記構成の床置きロボット(1)によれば、下
部構造に制御部を取り出すためのスライド機構が形成さ
れているので、前記スライド機構により前記制御部が前
記下部構造から簡単に引き出され、ロボットを移動する
ことなく、前記制御部における端子の接続・調整や制御
プログラムの変換作業を楽な作業姿勢で行ない得ること
となり、したがってワークや工程の変更に対して迅速に
対応し得るとともに、また点検・修理作業も容易に行な
い得ることとなる。
【0016】また上記構成の床置きロボット(2)によ
れば、下部構造の前部に制御基板が挿入される基板挿入
ボックスが配設されているので、前記制御基板の増減や
交換が容易となり、制御プログラムの変換や制御アイテ
ムの増減をより一層簡単に行えることとなり、したがっ
てワ−クや工程の変更に対してより一層迅速に対応し得
るとともに、不具合が生じた場合における前記制御基板
が正常なものと簡単に交換され、制御部のトラブルをよ
り一層迅速に解消し得ることとなる。
【0017】また上記構成の床置きロボット(3)によ
れば、下部構造の後部に中継基板及びエアー供給部が搭
載される後部パネルが配設されているので、予め余裕の
ものを含んだ制御部の端子と前記中継基板のコネクタと
を接続しておくことが可能となり、所要のコネクタを介
して前記制御部の端子と制御機器の端子とを簡単に接続
し得ることとなり、したがってワ−クや工程の変更に対
してより一層迅速に対応し得ることとなる。また前記後
部パネルに前記中継基板と前記エアー供給部とが集合し
て配置されているため、前記中継基板のコネクタと前記
エアー供給部の電磁弁とが比較的短距離の電磁弁用信号
線を介して接続されることとなり、配線作業を容易に行
ない得ることとなる。また前記後部パネルにI/O用信
号線や前記電磁弁用信号線が集中的に配線されるため、
配線状態が確認し易くなり、デバッグや調整・修理作業
を容易に行ない得ることとなる。
【0018】また上記構成の床置きロボット(4)によ
れば、下部構造の後側に電源ケーブル及びメインエアー
配管が収納される配管収納部が形成されているので、前
記電源ケーブル及びメインエアー配管が前記配管収納部
内に簡単に収納されることとなり、したがってこれらの
切断、漏電等の事故を防止し得ることとなる。また前記
電源ケーブルやメインエアー配管が作業床上に散乱する
おそれがなくなり、通行や清掃時の障害になるのを防止
し得るとともに、外観上も優れたものとなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る床置きロボットの実施例
を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一の機能
を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。図
1は本発明に係る床置きロボットの実施例1を概略的に
示した斜視図であり、図中10、20はそれぞれ下部構
造、上部構造を示している。上部構造20の構成は図4
に示した従来のものと同様であるので、ここではその詳
細な説明を省略し、従来のものと相違する下部構造10
についてのみその構成を説明する。
【0020】従来のものと同様、基台31b上には6本
の支柱31aが立設され、これら基台31bと支柱31
aとにより下部フレーム31が構成されており、下部フ
レーム31下部の四隅には高さが調整可能の脚部32が
それぞれ形成され、脚部32近傍にはキャスター32a
が取り付けられている。また下部フレーム31前面には
前面ドア33aが開閉可能に取り付けられ、前面ドア3
3aの所定箇所には電源スイッチ33bが配設されてお
り、電源スイッチ33bと電源ケーブル36とはコンセ
ント36a、ケーブル36bを介して接続されている。
また基台31b後側の上面にはエアーレギュレータ35
a、複数個の電磁弁35b等より成るエアー供給部35
が配設されている。
【0021】基台31b上の所定箇所には正面視L字形
状を有する2本のガイドレール11が対向して配設さ
れ、ガイドレール11上には箱形状のケース12が摺動
可能に配設されており、これらガイドレール11とケー
ス12とによりスライド機構13が構成されている。ケ
ース12上面には基板34aが配設されており、基板3
4a上面には従来のものと同様にCPU、ROM、RA
M、モータードライバー基板(ともに図示せず)等が直
接的に搭載されて制御部34が構成されている。これら
下部フレーム31、エアー供給部35、制御部34、ス
ライド機構13等により下部構造10が構成されてお
り、下部構造10上には従来のものと同様に上部構造2
0が載置されるようになっている。
【0022】このように構成された床置きロボットの所
要台数を連続的に並べて用いる場合、まず床置きロボッ
トごとの作業分担を定め、テーブルユニット26のツー
ルヘッドと、底部ベース21上の部品供給部と、操作ボ
ックス27のスイッチ部と、制御部34の制御プログラ
ム等とをそれぞれ前記分担作業内容に適合したものに設
定・変更する。次に床置きロボットを稼働する際、まず
マニュアル操作により操作ボックス27の所定スイッチ
を押し、制御部34に作業内容を指示した後にスタート
させ、1番目の床置きロボットのベルトコンベヤ23
a、23b上にワーク40を載せて搬送させる。すると
前記ワーク位置決めセンサでワーク40の位置が検出さ
れ、制御部34により自動制御されて所定の位置でベル
トコンベヤ23a、23bの回転が停止するとともに、
前記ワーク固定装置でワーク40が固定される。次に制
御部34により自動制御された上部テーブルユニット2
4が前記部品供給部から必要部品を取り出し、ワーク4
0上面側における所定の組立作業を行うとともに、下部
テーブルユニット25がワーク40下面側における所定
の組立作業を並行的に行う。1番目の床置きロボットの
作業が終了するとベルトコンベヤ23a、23bが回転
し、最初のワーク40は隣接する2番目の床置きロボッ
トの搬送手段23に引き継がれ、1番目のものとは異な
る組み立て作業が行われるとともに、1番目の床置きロ
ボットには次のワークが搭載され、前記組立作業が繰り
返し行われる。
【0023】上記説明から明らかなように、このように
構成された実施例1に係る床置きロボットでは、スライ
ド機構13により制御部34を下部構造10から簡単に
引き出すことができ、ロボットを移動させることなく、
制御部34における端子の接続・調整や制御プログラム
の変換作業を楽な作業姿勢で行なうことができる。した
がってワーク40や工程の変更に対して迅速に対応する
ことができるとともに、また点検・修理作業も容易に行
なうことができる。
【0024】また実施例1に係る床置きロボットの下部
構造10後部には配管収納部14が形成されており、配
管収納部14は側面視略U字形状を有する収納部本体1
4aと、この上に蝶番14cを用いて開閉可能に配設さ
れた薄板形状のカバー14bとにより構成されている。
【0025】このように構成された床置きロボットで
は、電源ケーブル36及びメインエアー配管37を配管
収納部14内に簡単に収納させることができ、したがっ
てこれらの切断、漏電等の事故を防止することができ
る。また電源ケーブル36やメインエアー配管37が作
業床41上に散乱するのをなくすことができ、通行や清
掃時の障害になるのを防止することができるとともに、
外観上優れたものにすることができる。
【0026】図2は実施例2に係る床置きロボットを概
略的に示した斜視図であり、図2に示したロボットは基
板挿入ボックスと制御部とを除いて図1に示したものと
同様であるため、ここではその詳細な説明は省略し、図
1に示したものと相違する箇所についてのみその構成を
説明する。
【0027】スライド機構13におけるケース12前部
の所定箇所には略長方形状の開口部12aが形成され、
開口部12a後側には略直方筒形状を有する基板挿入ボ
ックス15が配設されており、基板挿入ボックス15内
側の上下部には複数個の溝15aがそれぞれ形成されて
いる。この溝15aには位置決め用NCボード、入出力
用ボード、メモリボード等の制御基板16が挿入される
ようになっており、これらを挿入すると、制御基板16
後端部の端子が基板挿入ボックス15後部に形成された
ターミナル用コネクタ(図示せず)に接続されるように
なっている。一方、ケース12下部の上面にはCPU、
モータドライバー基板(ともに図示せず)等が搭載され
た基板17aが配設され、基板17a端子は前記ターミ
ナルコネクタを介して制御基板16にそれぞれ接続され
ており、これら基板17a、基板挿入ボックス15、制
御基板16等により制御部17が構成されている。
【0028】このように構成された実施例2に係る床置
きロボットでは、制御基板16の増減や交換を容易に行
なうことができ、制御プログラムの変換や制御アイテム
の増減をより一層簡単に実施することができ、したがっ
てワ−ク40や工程の変更に対してより一層迅速に対応
することができるとともに、不具合が生じた場合におけ
る制御基板16を正常なものと簡単に交換することがで
き、制御部17のトラブルをより一層迅速に解消するこ
とができる。
【0029】図3は実施例3に係る床置きロボットの制
御部及び後部パネルを概略的に示した部分拡大断面図で
あり、図中31bは下部構造10(図1、図2)の基台
を示している。図2のものと同様、基台31b上にはス
ライド機構13が形成され、スライド機構13における
ケース12前部の所定箇所には基板挿入ボックス15が
配設されており、この内部には制御基板16が挿入され
てターミナル用コネクタ15bに接続されるようになっ
ている。またケース12下部の上面にはCPU34b、
モータドライバー基板34e等が搭載された基板17a
が形成され、基板17a端子とターミナル用コネクタ1
5bとは信号線17bを介して接続されており、これら
基板17a、制御基板16、基板挿入ボックス15等で
制御部17が構成されている。
【0030】一方、ケース12後部には中継パネル12
bが形成され、中継パネル12bにはコネクタ12cが
配設されており、コネクタ12cと基板17a端子とは
同軸ケーブル12dを介して接続されている。他方、基
台31b後端部近傍には正面視略直方板形状の後部パネ
ル18が立設されており、図4に示したように、後部パ
ネル18後面側の所定箇所には中継基板19a、19
b、19cと、エアーレギュレータ35aと電磁弁35
bとより成るエアー供給部35とが配設されている。中
継基板19a、19b、19cには予め余裕分を含んだ
複数個のコネクタ19dがそれぞれ接続されており、所
定のコネクタ19dと上部構造20(図1、図2)にお
ける制御機器とはI/O用信号線19gを介してそれぞ
れ接続されるとともに、所定のコネクタ19dと所定の
電磁弁35bとは電磁弁用信号線(図示せず)を介して
それぞれ接続されている。また後部パネル18前面側に
は中継基板19a、19b、19c端子に接続された集
合コネクタ19eがそれぞれ配設されており、これらの
集合コネクタ19eと中継パネル12bのコネクタ12
cとは所定の長さを有する同軸ケーブル19fを介して
それぞれ接続されている。
【0031】このように構成された実施例3に係る床置
きロボットでは、予め余裕のものを含んだ制御部17端
子と中継基板19a、19b、19cのコネクタ19d
とを集合コネクタ19e、同軸ケーブル19fを介して
接続しておくことができ、所要のコネクタ19dを介し
て制御部17端子と上部構造20にある前記制御機器の
端子とを簡単に接続することができ、したがってワ−ク
40(図1、図2)や工程の変更に対してより一層迅速
に対応することができる。また後部パネル18に中継基
板19a、19b、19cとエアー供給部35とが集合
して配置されているため、中継基板19a、19b、1
9cのコネクタ19dとエアー供給部35の電磁弁35
bとを短距離の前記電磁弁用信号線を介して接続するこ
とができ、配線作業を容易に行なうことができる。また
後部パネル18にI/O用信号線19gや前記電磁弁用
信号線が集中的に配線されているため、配線状態を容易
に確認することができ、デバッグや調整・修理作業を容
易に行なうことができる。
【0032】なお実施例3の床置きロボットでは、スラ
イド機構13に中継パネル12bが立設されたものを用
いたが、別の実施例では中継パネル12bが省略され、
制御部17端子と後部パネル18の集合端子19eとを
同軸ケーブル19fを用いて直接的に接続されたもので
もよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る床置き
ロボット(1)にあっては、下部構造に制御部を取り出
すためのスライド機構が形成されているので、前記スラ
イド機構により前記制御部を前記下部構造から簡単に引
き出すことができ、ロボットを移動することなく、前記
制御部における端子の接続・調整や制御プログラムの変
換作業を楽な作業姿勢で行なうことができ、したがって
ワークや工程の変更に対して迅速に対応することができ
るとともに、また点検・修理作業も容易に行なうことが
できる。
【0034】また本発明に係る床置きロボット(2)に
あっては、下部構造の前部に制御基板が挿入される基板
挿入ボックスが配設されているので、前記制御基板の増
減や交換を容易に行なうことができ、制御プログラムの
変換や制御アイテムの増減をより一層簡単に実施するこ
とができ、したがってワ−クや工程の変更に対してより
一層迅速に対応することができるとともに、不具合が生
じた場合における前記制御基板を正常なものと簡単に交
換することができ、制御部のトラブルをより一層迅速に
解消することができる。
【0035】また本発明に係る床置きロボット(3)に
あっては、下部構造の後部にI/O用基板、中継基板及
びエアー供給部が搭載される後部パネルが配設されてい
るので、予め余裕のものを含んだ制御部の端子と前記中
継基板のコネクタとを接続しておくことができ、所要の
コネクタを介して前記制御部の端子と制御機器の端子と
を簡単に接続することができ、したがってワ−クや工程
の変更に対してより一層迅速に対応することができる。
また前記後部パネルに前記中継基板と前記エアー供給部
とが集合して配置されているため、前記中継基板のコネ
クタと前記エアー供給部の電磁弁とを比較的短距離の電
磁弁用信号線を介して接続することができ、配線作業を
容易に行なうことができる。また前記後部パネルにI/
O用信号線や前記電磁弁用信号線を集中的に配線するこ
とにより、配線状態を容易に確認することができ、デバ
ッグや調整・修理作業を容易に行なうことができる。
【0036】また本発明に係る床置きロボット(4)に
あっては、下部構造の後側に電源ケーブル及びメインエ
アー配管が収納される配管収納部が形成されているの
で、前記電源ケーブル及びメインエアー配管を前記配管
収納部内に簡単に収納することができ、したがってこれ
らの切断、漏電等の事故を防止することができる。また
前記電源ケーブルやメインエアー配管が作業床上に散乱
するのをなくすことができ、通行や清掃時の障害になる
のを防止することができるとともに、外観上も優れたも
のにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床置きロボットの実施例1を概略
的に示した斜視図である。
【図2】実施例2に係る床置きロボットを概略的に示し
た斜視図である。
【図3】実施例3に係る床置きロボットの制御部及び後
部パネルを概略的に示した部分拡大断面図である。
【図4】実施例3に係る床置きロボットの後部パネルを
概略的に示した外観図である。
【図5】従来の汎用タイプの床置きロボットを概略的に
示した斜視図である。
【符号の説明】
13 スライド機構 14 配管収納部 20 上部構造 23 搬送手段 26 テーブルユニット 27 操作ボックス 30 下部構造 34 制御部 35 エアー供給部 40 ワ−ク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植原 孝之 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ボックスと、ワークの搬送手段と、
    該搬送手段を挟んで上下に配設されたテーブルユニット
    等とを備えた上部構造と、制御部とエアー供給部等とを
    備えた下部構造とにより構成された床置きロボットにお
    いて、前記下部構造に前記制御部を取り出すためのスラ
    イド機構が形成されていることを特徴とする床置きロボ
    ット。
  2. 【請求項2】 操作ボックスと、ワークの搬送手段と、
    該搬送手段を挟んで上下に配設されたテーブルユニット
    等とを備えた上部構造と、制御部とエアー供給部等とを
    備えた下部構造とにより構成された床置きロボットにお
    いて、前記下部構造の前部に制御基板が挿入される基板
    挿入ボックスが配設されていることを特徴とする床置き
    ロボット。
  3. 【請求項3】 操作ボックスと、ワークの搬送手段と、
    該搬送手段を挟んで上下に配設されたテーブルユニット
    等とを備えた上部構造と、制御部とエアー供給部等とを
    備えた下部構造とにより構成された床置きロボットにお
    いて、前記下部構造の後部に中継基板及び前記エアー供
    給部が搭載される後部パネルが配設されていることを特
    徴とする床置きロボット。
  4. 【請求項4】 操作ボックスと、ワークの搬送手段と、
    該搬送手段を挟んで上下に配設されたテーブルユニット
    等とを備えた上部構造と、制御部とエアー供給部等とを
    備えた下部構造とにより構成された床置きロボットにお
    いて、前記下部構造の後側に電源ケーブル及びメインエ
    アー配管が収納される配管収納部が形成されていること
    を特徴とする床置きロボット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100870198B1 (ko) * 2007-06-25 2008-11-28 고등기술연구원연구조합 탑재형 로봇 제어장치
JP2017039183A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 セイコーエプソン株式会社 ロボット制御装置、ロボット、ロボットシステム
JP2017039182A (ja) * 2015-08-19 2017-02-23 セイコーエプソン株式会社 ロボット制御装置、ロボット、ロボットシステム
KR20200010951A (ko) * 2018-07-23 2020-01-31 엘지전자 주식회사 안내 로봇

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