JPH07155694A - 屑米中より玄米を取出す選別装置 - Google Patents

屑米中より玄米を取出す選別装置

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JPH07155694A
JPH07155694A JP33878293A JP33878293A JPH07155694A JP H07155694 A JPH07155694 A JP H07155694A JP 33878293 A JP33878293 A JP 33878293A JP 33878293 A JP33878293 A JP 33878293A JP H07155694 A JPH07155694 A JP H07155694A
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惣一 山本
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Masafumi Shibata
雅史 柴田
Hiromi Takeda
広美 武田
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Toshiaki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屑米の確実な分離。 【構成】 固定ケース1内に設けた風車3を有し上方に
風を吹上げる風胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠1
2と、該揺動枠12に張設した前記風が上方に吹き抜け
る選別網18と、該選別網18上に屑米を供給する昇降
機31と、前記選別網18を左右斜上下方向に往復揺動
させる揺動機構とからなり、前記選別網18は、前後方
向の一側を供給側19に他側を排出側20に左右方向の
一側を揺上側21に他側を揺下側22とした略四角形状
とし、前記供給側19は前記排出側20より高く前記揺
上側21は前記揺下側22より高く両方向傾斜させ、か
つ、前記選別網18の面上には、前後方向に所定の間隔
を置いて左右方向に細長い複数本の建具のレールのよう
なあるいはL型鋼のようなまたは帯鋼のような堰板34
を載置固定した屑米中より玄米を取出す選別装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屑米中より玄米を取出
す選別装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、固定ケース内に設けた風車を有し上
方に風を吹上げる風胴と、風胴の上部に設けた揺動枠
と、該揺動枠に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別
網と、該選別網上に屑米を供給する昇降機と、前記選別
網を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構とからな
り、前記選別網は、前後方向の一側を供給側に他側を排
出側に左右方向の一側を揺上側に他側を揺下側とした略
四角形状とした屑米中より玄米を取出す選別装置は公知
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の選別板が、
風を利用しているのは、屑米を揺下側に誘導させるため
である。風を吹くと、軽い屑米は浮上するが、重い玄米
は浮上しない。浮上した屑米は、勾配で揺下側に偏流さ
せることができる。しかし、風は屑米を浮上させるのみ
では物足りないので、風の力で屑米を揺下側に誘導した
いことになる。しかし、公知例は、それができない。も
し、風の力で屑米を揺下側に誘導するためには、風孔の
向きを揺下側に向けて形成しなくてはならないが、風孔
を形成すると、必然的に揺下側へ向いた突起が形成さ
れ、揺下側へ向いた突起は玄米の揺上側への偏流にマイ
ナスの作用をする。即ち、風は揺下側に吹くが、突起は
揺上側を向いているものにしなければならない。しか
し、風は揺下側に吹くが、突起は揺上側を向いているよ
うなものは出来ないので、本発明は、選別板を多孔板と
織網の2重構造とし、多孔板の風は利用するが突起は織
網で隠して、屑米と玄米とを円滑に偏流させて分離性能
を高めたものである。また、このような選別板は、屑米
を左右方向に均等に分布させる必要があるが、従来のも
のは、必ずしも充分でなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、固定
ケース1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風
胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠
12に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別網18
と、該選別網18上に屑米を供給する昇降機3と、前記
選別網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構
とからなり、前記選別網18は、前後方向の一側を供給
側19に他側を排出側20に左右方向の一側を揺上側2
1に他側を揺下側22とした略四角形状とし、前記供給
側19は前記排出側20より高く前記揺上側21は前記
揺下側22より高く両方向傾斜させ、かつ、方向性のあ
る風孔24を無数形成した打抜多孔板25の上に上網2
3を密着重合させた2重構成とし、前記上網23の面上
には、前後方向に所定の間隔を置いて左右方向に細長い
複数本の建具のレールのようなあるいはL型鋼のような
または帯鋼のような堰板34を載置固定した屑米中より
玄米を取出す選別装置としたものである。また、本発明
は、前記において、前記堰板34の左右側には隙間35
を形成した屑米中より玄米を取出す選別装置としたもの
である。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は周囲の固定ケースであり、固定ケース1内の下部位
置には上方に吹上げる風胴2を固定状に設け、風胴2内
に風車3を軸装する。4は吸引口、5は吹出口、6は前
後方向略水平の風車軸、7は風車軸6の端部に取付けた
プーリーである。前記風胴2の上部には、風車軸6と平
行の駆動軸8を設け、駆動軸8の前後側には偏心輪9、
9を取付け、偏心輪9、9にはロッド10、10の基部
を軸装する。11は駆動軸8の端部に固定したプーリー
である。
【0006】前記風胴2の上部には風胴兼揺動枠12を
取付け、該揺動枠12の下部に設けた軸13、13に、
前記ロッド10、10の先端を軸着する。前記揺動枠1
2の軸13、13よりも上方位置には、傾斜揺動支杆1
4、14の下部を軸着し、傾斜揺動支杆14、14の上
端は固定ケース1側に軸着する。15はモーター、16
は駆動プーリーで、駆動プーリー16と前記プーリー1
1及びプーリー7との間にベルト17を掛け回す。
【0007】それゆえ、モーター15に通電すると、風
車3は回転し、風胴兼揺動枠12は約11mmの振巾で毎分
350 〜400 回位の揺動を行なう。従前公知の、玄米と籾
米とを選別する揺動選別機は、振巾略45mm、振巾数は毎
分略220 〜300 回位であるから、それに比べると、振巾
は約4分の1と小さく振動数は約1.8 倍も多い。
【0008】風胴兼揺動枠12の上部には選別網18を
張設する。選別網18は図4のように略四角であり、前
後方向の一側を供給側19、他側を排出側20、左右側
の一側を揺上側21、他側を揺下側22とし、排出側2
0よりも供給側19側は僅かに高く、揺下側22よりも
揺上側21は高く、両方向に傾斜させてある。
【0009】前記選別網18は、織網からなる上網23
と、方向性のある風孔24を無数形成した打抜多孔板2
5の二枚重合構造であり、吹出口5より吹き上げた風が
打抜多孔板25と上網23とを吹き抜けて吹送するとき
は、図1、2のように、斜めに吹送するように形成す
る。このときの風の方向は、揺下側22に向き、かつ排
出側20に向いている。上網23は、16メッシュ(1イ
ンチ当り16個の目がある網)が好適である。
【0010】前記打抜多孔板25と上網23を吹き抜け
る風は、選別網18上に供給した屑米bに対しては風で
上網23より僅かに浮上する程度であるが、玄米aは重
いので、あまり浮上しない程度に吹くものであり、屑米
bは僅かに浮上するからその下で矢印W方向に揺動する
上網23とはあまり接触せず、したがって揺上力は受け
ないで、勾配と風とにより誘導されて揺下側22側に流
動し、かつ、排出側20側に移動する。玄米aは重いの
で風の影響は受けず、矢印W方向の揺動を強く受けて揺
上側21に揺上げられ、排出側20側に移動する。この
場合、選別網を公知例のように多孔板1枚のみにする
と、穀物は直接多孔板の上になり、この状態で風孔を揺
下側に向けて形成すると、風孔を形成するために必然的
に出来る突起が揺下側に向くことになるので、玄米の揺
上げ作用にマイナスとなるが、本発明は、打抜多孔板2
5の上に上網23を重合させているから、風孔を形成す
るために出来る突起は上網23で隠されて、マイナスの
作用はしない。
【0011】前記排出側20には、左右方向に間隔を置
いて左右調節自在の仕切板26、27を設け、仕切板2
6よりも揺上側21を玄米取出口28に、仕切板26と
仕切板27との間を中間米取出口29に、仕切板27よ
りも揺下側22を屑米取出口30に形成する。前記駆動
軸8の方向を前後方向にしたとき、左右側の揺上側21
の側部に昇降機31を設け、昇降機31の上部排出樋の
下部に縦線兼供給樋32を設ける。
【0012】縦線とは、約1.70mmとか、1.75mm位の間隙
を設けて金属線を縦方向に張設し、その上に米を流して
屑米を分離する装置であり、高級なものはピアノ線を前
後間隔を置いて間隔調節自在に張設しているが、あまり
高級でないものには薄鉄板にスリットを打ち抜いたもの
もあり、これらを総称して当業者は縦線と呼んでいる。
屑米とは、縦線でいったん選別されたものであるが、本
願は、それよりはスリット巾の小さい縦線を昇降機31
の上部排出樋の下部に設ける。
【0013】前記供給樋32は左右方向に向けて取付け
られていて、揺動枠12の上部に一体的に固定されてい
るから、揺動枠12と共に揺動するので揺動式である。
供給樋32の先端部は横を向けて開口して供給口33が
形成されており、供給口33の位置は、図4のように揺
下側22である。
【0014】前記選別網18の上面には、前後の方向に
所定の間隔を置いて、堰板34が配設される。堰板34
はなるべく穀物が流れないようにして屑米が左右方向に
広く分散させるためのものであり、建具のレールのよう
なもの、L型鋼のようなもの、帯鋼のようなものでも利
用できる。堰板34は、揺上側21から揺下側22の方
向、即ち、左右方向に向けて設けられ、針金でしばり付
けるか、小さなビスで止着するか、スポット溶接するか
して固定する。堰板34の長さは左右一杯ではなく、両
端は少し許り隙間35を設けて置く。隙間35より、残
留米を掃き出す。前記中間米取出口29は昇降機31の
張込口36に戻す。
【0015】なお、供給樋32は屑米選別板37と下網
38と屑米流板39の3重構造で、屑米選別板37と下
網38の間に目詰り除去ボール40を収納し、断面三角
の仕切棒41に衝突させて摺動させる。屑米流板39を
流れた屑米は取出樋42に取出される。
【0016】また、43は選別網18の左右の傾斜を調
節するネジであり、この場合は図2のように、揺動枠1
2を上下に分割して、その間にネジ43を取付ける。
【0017】
【作用】次に作用を述べる。籾摺装置で籾摺された玄米
は、回転式屑米選別装置で屑米が除去され、仕上米とな
って市場に流通する。しかし、除去された屑米中には、
約2割位玄米が含まれているから、逆に、屑米から玄米
を選別する機構が必要となる。本発明は、屑米から玄米
を選別するものである。その作用を述べると、スイッチ
をオンにすると、モーター15に通電し、ベルト17を
介しプーリー7およびプーリー11を回転させて風車軸
6および駆動軸8を回転させ、風車軸6に固定の風車3
を回転させて吹出口5より風を吹き上げ、駆動軸8に設
けた偏心輪9とロッド10とにより揺動枠12を揺動さ
せる。揺動枠12は、傾斜揺動支杆14、14により固
定ケース1に取付けられているので、W方向に傾斜揺動
する。
【0018】この状態で、張込口36より屑米を供給す
ると、昇降機31により揚穀されて供給樋32内の屑米
選別板37上を流下し、極めて小粒の屑米cは分離され
て下網38をも通り、その下の屑米流板38上を流れて
取出樋42に取出され、玄米aと屑米bは屑米選別板3
7上を流下して供給口33より選別網18の図4の揺下
側22に供給される。
【0019】選別網18は、図3のように、指向性のあ
る打抜多孔板25と上網23との2枚重ねであるから吹
き抜ける風は揺下側22かつ排出側20方向に指向性を
有して吹抜け、屑米bは風を受けて上網23より僅かに
浮上し、玄米aは重いので風を受けてもあまり浮上しな
い。僅かに浮上した屑米bは、その下で矢印W方向に揺
動する上網23とはあまり接触せず、したがって上網2
3の揺上力は受けないで、勾配と風によって揺下側22
側に流動し、かつ、勾配と風によって排出側20に移動
する。このときの揺下側22への流動は、調節ネジ43
により勾配を微妙に調節して加減される。
【0020】一方、玄米aは重いので風を受けてもあま
り浮上しないから、矢印W方向の揺動を強く受けて揺上
側21に揺上げられ、かつ、排出側20側に移動する。
この排出側20への移動は、選別網18の上面に、所定
の間隔を置いて配設された堰板34により流れを阻止さ
れるので遅くなり、そのため、左右方向に広く分散し長
時間選別される。
【0021】排出側20には、左右方向に間隔を置いて
左右調節自在の仕切板26、27が設けられているの
で、仕切板26、27の位置を調節することにより、玄
米は玄米取出口28に、中間米は中間米取出口29に、
屑米は屑米取出口30にそれぞれ取出される。中間米取
出口29に取出された中間米は、昇降機31に戻され循
環する。
【0022】作業終了時は、選別網18上に多量の穀物
が残留するが、隙間35を利用して掃き出す。
【0023】
【発明の効果】公知の選別板が、風を利用しているの
は、風の力で屑米を浮上誘導させるためである。風を吹
くと、軽い屑米は浮上するが、重い玄米は浮上しない。
浮上した屑米は、勾配で揺下側に偏流させることができ
る。しかし、風は屑米を浮上させるのみでは物足りない
ので、風の力で屑米を揺下側に誘導したいことになる。
しかし、公知例は、それができない。もし、風の力で屑
米を揺下側に誘導するようにするためには、風孔の向き
を揺下側に向けて形成しなくてはならないが、風孔を形
成すると、必然的に揺下側へ向いた突起が形成され、揺
下側へ向いた突起は玄米の揺上側への偏流にマイナスの
作用をする。また、このような選別板は、屑米を左右方
向に均等に分布させる必要があるが、従来のものは、必
ずしも充分でなかった。しかるに、本発明は、固定ケー
ス1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風胴2
と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠12
に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別網18と、該
選別網18上に屑米を供給する昇降機3と、前記選別網
18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構とから
なり、前記選別網18は、前後方向の一側を供給側19
に他側を排出側20に左右方向の一側を揺上側21に他
側を揺下側22とした略四角形状とし、前記供給側19
は前記排出側20より高く前記揺上側21は前記揺下側
22より高く両方向傾斜させ、かつ、方向性のある風孔
24を無数形成した打抜多孔板25の上に上網23を密
着重合させた2重構成とし、前記上網23の面上には、
前後方向に所定の間隔を置いて左右方向に細長い複数本
の建具のレールのようなあるいはL型鋼のようなまたは
帯鋼のような堰板34を載置固定した屑米中より玄米を
取出す選別装置としたものであるから、方向性のある風
孔24を無数形成した打抜多孔板25の上に上網23を
密着重合させた2重構成としたので、玄米の揺上にはマ
イナスの作用をする風孔を上網23で隠すことができ、
風の力で屑米の浮上と誘導が行なえる。また、前後方向
に所定の間隔を置いて左右方向に細長い複数本の堰板3
4により、屑米を左右側に広く分布させて効率よく選別
できる。また、本発明は、前記において、前記堰板34
の左右側には隙間35を形成した屑米中より玄米を取出
す選別装置としたものであるから、残留米の掻出しは容
易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 縦断側面図。
【図2】 A−A断面図。
【図3】 選別網の作用状態断面図。
【図4】 選別網の作用状態俯瞰図。
【図5】 供給樋の縦断面図。
【符号の説明】
1…固定ケース、2…風胴、3…風車、4…吸引口、5
…吹出口、6…風車軸、7…風車軸のプーリー、8…駆
動軸、9…偏心輪、10…ロッド、11…駆動軸のプー
リー、12…風胴兼揺動枠、13…軸、14…傾斜揺動
支杆、15…モーター、16…駆動プーリー、17…ベ
ルト、18…選別網、19…供給側、20…排出側、2
1…揺上側、22…揺下側、23…上網、24…風孔、
25…打抜多孔板、26、27…仕切板、28…玄米取
出口、29…中間米取出口、30…屑米取出口、31…
昇降機、32…供給樋、33…供給口、34…堰板、3
5…隙間、36…張込口、37…屑米選別板、38…下
網、39…屑米流板、40…目詰り除去ボール、41…
仕切棒、42…取出樋、43…調節ネジ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、固定
ケース1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風
胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠
12に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別網18
と、該選別網18上に屑米を供給する昇降機31と、前
記選別網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機
構とからなり、前記選別網18は、前後方向の一側を供
給側19に他側を排出側20に左右方向の一側を揺上側
21に他側を揺下側22とした略四角形状とし、前記供
給側19は前記排出側20より高く前記揺上側21は前
記揺下側22より高く両方向傾斜させ、かつ、方向性の
ある風孔24を無数形成した打抜多孔板25の上に上網
23を密着重合させた2重構成とし、前記上網23の面
上には、前後方向に所定の間隔を置いて左右方向に細長
い複数本の建具のレールのようなあるいはL型鋼のよう
なまたは帯鋼のような堰板34を載置固定した屑米中よ
り玄米を取出す選別装置としたものである。また、本発
明は、前記において、前記堰板34の左右側には隙間3
5を形成した屑米中より玄米を取出す選別装置としたも
のである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【発明の効果】公知の選別板が、風を利用しているの
は、風の力で屑米を浮上誘導させるためである。風を吹
くと、軽い屑米は浮上するが、重い玄米は浮上しない。
浮上した屑米は、勾配で揺下側に偏流させることができ
る。しかし、風は屑米を浮上させるのみでは物足りない
ので、風の力で屑米を揺下側に誘導したいことになる。
しかし、公知例は、それができない。もし、風の力で屑
米を揺下側に誘導するようにするためには、風孔の向き
を揺下側に向けて形成しなくてはならないが、風孔を形
成すると、必然的に揺下側へ向いた突起が形成され、揺
下側へ向いた突起は玄米の揺上側への偏流にマイナスの
作用をする。また、このような選別板は、屑米を左右方
向に均等に分布させる必要があるが、従来のものは、必
ずしも充分でなかった。しかるに、本発明は、固定ケー
ス1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風胴2
と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠12
に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別網18と、該
選別網18上に屑米を供給する昇降機31と、前記選別
網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構とか
らなり、前記選別網18は、前後方向の一側を供給側1
9に他側を排出側20に左右方向の一側を揺上側21に
他側を揺下側22とした略四角形状とし、前記供給側1
9は前記排出側20より高く前記揺上側21は前記揺下
側22より高く両方向傾斜させ、かつ、方向性のある風
孔24を無数形成した打抜多孔板25の上に上網23を
密着重合させた2重構成とし、前記上網23の面上に
は、前後方向に所定の間隔を置いて左右方向に細長い複
数本の建具のレールのようなあるいはL型鋼のようなま
たは帯鋼のような堰板34を載置固定した屑米中より玄
米を取出す選別装置としたものであるから、方向性のあ
る風孔24を無数形成した打抜多孔板25の上に上網2
3を密着重合させた2重構成としたので、玄米の揺上に
はマイナスの作用をする風孔を上網23で隠すことがで
き、風の力で屑米の浮上と誘導が行なえる。また、前後
方向に所定の間隔を置いて左右方向に細長い複数本の堰
板34により、屑米を左右側に広く分布させて効率よく
選別できる。また、本発明は、前記において、前記堰板
34の左右側には隙間35を形成した屑米中より玄米を
取出す選別装置としたものであるから、残留米の掻出し
は容易である。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 屑米中より玄米を取出す選別装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屑米中より玄米を取出
す選別装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、固定ケース内に設けた風車を有し上
方に風を吹上げる風胴と、風胴の上部に設けた揺動枠
と、該揺動枠に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別
網と、該選別網上に屑米を供給する昇降機と、前記選別
網を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構とからな
り、前記選別網は、前後方向の一側を供給側に他側を排
出側に左右方向の一側を揺上側に他側を揺下側とした略
四角形状とした屑米中より玄米を取出す選別装置は公知
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知の選別板が、
風を利用しているのは、屑米を揺下側に誘導させるため
である。風を吹くと、軽い屑米は浮上するが、重い玄米
は浮上しない。浮上した屑米は、勾配で揺下側に偏流さ
せることができる。しかし、選別板は、屑米を左右方向
に均等に分布させる必要があるが、従来のものは、必ず
しも充分でなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、固定
ケース1内に設けた風車3を有し上方に風を吹上げる風
胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠
12に張設した前記風が上方に吹き抜ける選別網18
と、該選別網18上に屑米を供給する昇降機31と、前
記選別網18を左右斜上下方向に往復揺動させる揺動機
構とからなり、前記選別網18は、前後方向の一側を供
給側19に他側を排出側20に左右方向の一側を揺上側
21に他側を揺下側22とした略四角形状とし、前記供
給側19は前記排出側20より高く前記揺上側21は前
記揺下側22より高く両方向傾斜させ、かつ、前記選別
網18の面上には、前後方向に所定の間隔を置いて左右
方向に細長い複数本の建具のレールのようなあるいはL
型鋼のようなまたは帯鋼のような堰板34を載置固定し
た屑米中より玄米を取出す選別装置としたものである。
また、固定ケース1内に設けた風車3を有し上方に風を
吹上げる風胴2と、風胴2の上部に設けた揺動枠12
と、該揺動枠12に張設した前記風が上方に吹き抜ける
選別網18と、該選別網18上に屑米を供給する昇降機
31と、前記選別網18を左右斜上下方向に往復揺動さ
せる揺動機構とからなり、前記選別網18は、前後方向
の一側を供給側19に他側を排出側20に左右方向の一
側を揺上側21に他側を揺下側22とした略四角形状と
し、前記供給側19は前記排出側20より高く前記揺上
側21は前記揺下側22より高く両方向傾斜させ、か
つ、方向性のある風孔24を無数形成した打抜多孔板2
5の上に上網23を密着重合させた2重構成とし、前記
上網23の面上には、前後方向に所定の間隔を置いて左
右方向に細長い複数本の建具のレールのようなあるいは
L型鋼のようなまたは帯鋼のような堰板34を載置固定
した屑米中より玄米を取出す選別装置としたものであ
る。また、本発明は、前記において、前記堰板34の左
右側には隙間35を形成した屑米中より玄米を取出す選
別装置としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は周囲の固定ケースであり、固定ケース1内の下部位
置には上方に吹上げる風胴2を固定状に設け、風胴2内
に風車3を軸装する。4は吸引口、5は吹出口、6は前
後方向略水平の風車軸、7は風車軸6の端部に取付けた
プーリーである。前記風胴2の上部には、風車軸6と平
行の駆動軸8を設け、駆動軸8の前後側には偏心輪9、
9を取付け、偏心輪9、9にはロッド10、10の基部
を軸装する。11は駆動軸8の端部に固定したプーリー
である。
【0006】前記風胴2の上部には風胴兼揺動枠12を
取付け、該揺動枠12の下部に設けた軸13、13に、
前記ロッド10、10の先端を軸着する。前記揺動枠1
2の軸13、13よりも上方位置には、傾斜揺動支杆1
4、14の下部を軸着し、傾斜揺動支杆14、14の上
端は固定ケース1側に軸着する。15はモーター、16
は駆動プーリーで、駆動プーリー16と前記プーリー1
1及びプーリー7との間にベルト17を掛け回す。
【0007】それゆえ、モーター15に通電すると、風
車3は回転し、風胴兼揺動枠12は約11mmの振巾で毎分
350 〜400 回位の揺動を行なう。従前公知の、玄米と籾
米とを選別する揺動選別機は、振巾略45mm、振巾数は毎
分略220 〜300 回位であるから、それに比べると、振巾
は約4分の1と小さく振動数は約1.8 倍も多い。
【0008】風胴兼揺動枠12の上部には選別網18を
張設する。選別網18は図4のように略四角であり、前
後方向の一側を供給側19、他側を排出側20、左右側
の一側を揺上側21、他側を揺下側22とし、排出側2
0よりも供給側19側は僅かに高く、揺下側22よりも
揺上側21は高く、両方向に傾斜させてある。
【0009】実施例の、前記選別網18は、織網からな
る上網23と、方向性のある風孔24を無数形成した打
抜多孔板25の二枚重合構造であり、吹出口5より吹き
上げた風が打抜多孔板25と上網23とを吹き抜けて吹
送するときは、図1、2のように、斜めに吹送するよう
に形成する。このときの風の方向は、揺下側22に向
き、かつ排出側20に向いている。上網23は、16メッ
シュ(1インチ当り16個の目がある網)が好適であ
る。
【0010】前記打抜多孔板25と上網23を吹き抜け
る風は、選別網18上に供給した屑米bに対しては風で
上網23より僅かに浮上する程度であるが、玄米aは重
いので、あまり浮上しない程度に吹くものであり、屑米
bは僅かに浮上するからその下で矢印W方向に揺動する
上網23とはあまり接触せず、したがって揺上力は受け
ないで、勾配と風とにより誘導されて揺下側22側に流
動し、かつ、排出側20側に移動する。玄米aは重いの
で風の影響は受けず、矢印W方向の揺動を強く受けて揺
上側21に揺上げられ、排出側20側に移動する。この
場合、選別網を公知例のように多孔板1枚のみにする
と、穀物は直接多孔板の上になり、この状態で風孔を揺
下側に向けて形成すると、風孔を形成するために必然的
に出来る突起が揺下側に向くことになるので、玄米の揺
上げ作用にマイナスとなるが、本発明は、打抜多孔板2
5の上に上網23を重合させているから、風孔を形成す
るために出来る突起は上網23で隠されて、マイナスの
作用はしない。
【0011】前記排出側20には、左右方向に間隔を置
いて左右調節自在の仕切板26、27を設け、仕切板2
6よりも揺上側21を玄米取出口28に、仕切板26と
仕切板27との間を中間米取出口29に、仕切板27よ
りも揺下側22を屑米取出口30に形成する。前記駆動
軸8の方向を前後方向にしたとき、左右側の揺上側21
の側部に昇降機31を設け、昇降機31の上部排出樋の
下部に縦線兼供給樋32を設ける。
【0012】縦線とは、約1.70mmとか、1.75mm位の間隙
を設けて金属線を縦方向に張設し、その上に米を流して
屑米を分離する装置であり、高級なものはピアノ線を前
後間隔を置いて間隔調節自在に張設しているが、あまり
高級でないものには薄鉄板にスリットを打ち抜いたもの
もあり、これらを総称して当業者は縦線と呼んでいる。
屑米とは、縦線でいったん選別されたものであるが、本
願は、それよりはスリット巾の小さい縦線を昇降機31
の上部排出樋の下部に設ける。
【0013】前記供給樋32は左右方向に向けて取付け
られていて、揺動枠12の上部に一体的に固定されてい
るから、揺動枠12と共に揺動するので揺動式である。
供給樋32の先端部は横を向けて開口して供給口33が
形成されており、供給口33の位置は、図4のように揺
下側22である。
【0014】前記選別網18の上面には、前後の方向に
所定の間隔を置いて、堰板34が配設される。堰板34
はなるべく穀物が流れないようにして屑米が左右方向に
広く分散させるためのものであり、建具のレールのよう
なもの、L型鋼のようなもの、帯鋼のようなものでも利
用できる。堰板34は、揺上側21から揺下側22の方
向、即ち、左右方向に向けて設けられ、針金でしばり付
けるか、小さなビスで止着するか、スポット溶接するか
して固定する。堰板34の長さは左右一杯ではなく、両
端は少し許り隙間35を設けて置く。隙間35より、残
留米を掃き出す。前記中間米取出口29は昇降機31の
張込口36に戻す。
【0015】なお、供給樋32は屑米選別板37と下網
38と屑米流板39の3重構造で、屑米選別板37と下
網38の間に目詰り除去ボール40を収納し、断面三角
の仕切棒41に衝突させて摺動させる。屑米流板39を
流れた屑米は取出樋42に取出される。
【0016】また、43は選別網18の左右の傾斜を調
節するネジであり、この場合は図2のように、揺動枠1
2を上下に分割して、その間にネジ43を取付ける。
【0017】
【作用】次に作用を述べる。籾摺装置で籾摺された玄米
は、回転式屑米選別装置で屑米が除去され、仕上米とな
って市場に流通する。しかし、除去された屑米中には、
約2割位玄米が含まれているから、逆に、屑米から玄米
を選別する機構が必要となる。本発明は、屑米から玄米
を選別するものである。その作用を述べると、スイッチ
をオンにすると、モーター15に通電し、ベルト17を
介しプーリー7およびプーリー11を回転させて風車軸
6および駆動軸8を回転させ、風車軸6に固定の風車3
を回転させて吹出口5より風を吹き上げ、駆動軸8に設
けた偏心輪9とロッド10とにより揺動枠12を揺動さ
せる。揺動枠12は、傾斜揺動支杆14、14により固
定ケース1に取付けられているので、W方向に傾斜揺動
する。
【0018】この状態で、張込口36より屑米を供給す
ると、昇降機31により揚穀されて供給樋32内の屑米
選別板37上を流下し、極めて小粒の屑米cは分離され
て下網38をも通り、その下の屑米流板38上を流れて
取出樋42に取出され、玄米aと屑米bは屑米選別板3
7上を流下して供給口33より選別網18の図4の揺下
側22に供給される。
【0019】選別網18は、図3のように、指向性のあ
る打抜多孔板25と上網23との2枚重ねであるから吹
き抜ける風は揺下側22かつ排出側20方向に指向性を
有して吹抜け、屑米bは風を受けて上網23より僅かに
浮上し、玄米aは重いので風を受けてもあまり浮上しな
い。僅かに浮上した屑米bは、その下で矢印W方向に揺
動する上網23とはあまり接触せず、したがって上網2
3の揺上力は受けないで、勾配と風によって揺下側22
側に流動し、かつ、勾配と風によって排出側20に移動
する。このときの揺下側22への流動は、調節ネジ43
により勾配を微妙に調節して加減される。
【0020】一方、玄米aは重いので風を受けてもあま
り浮上しないから、矢印W方向の揺動を強く受けて揺上
側21に揺上げられ、かつ、排出側20側に移動する。
この排出側20への移動は、選別網18の上面に、所定
の間隔を置いて配設された堰板34により流れを阻止さ
れるので遅くなり、そのため、左右方向に広く分散し長
時間選別される。
【0021】排出側20には、左右方向に間隔を置いて
左右調節自在の仕切板26、27が設けられているの
で、仕切板26、27の位置を調節することにより、玄
米は玄米取出口28に、中間米は中間米取出口29に、
屑米は屑米取出口30にそれぞれ取出される。中間米取
出口29に取出された中間米は、昇降機31に戻され循
環する。
【0022】作業終了時は、選別網18上に多量の穀物
が残留するが、隙間35を利用して掃き出す。
【0023】
【発明の効果】公知の選別板が、風を利用しているの
は、風の力で屑米を浮上誘導させるためである。風を吹
くと、軽い屑米は浮上するが、重い玄米は浮上しない。
浮上した屑米は、勾配で揺下側に偏流させることができ
る。しかし、公知の選別板は、屑米を左右方向に均等に
分布させる必要があるが、従来のものは、必ずしも充分
でなかった。しかるに、本発明は、固定ケース1内に設
けた風車3を有し上方に風を吹上げる風胴2と、風胴2
の上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠12に張設した
前記風が上方に吹き抜ける選別網18と、該選別網18
上に屑米を供給する昇降機31と、前記選別網18を左
右斜上下方向に往復揺動させる揺動機構とからなり、前
記選別網18は、前後方向の一側を供給側19に他側を
排出側20に左右方向の一側を揺上側21に他側を揺下
側22とした略四角形状とし、前記供給側19は前記排
出側20より高く前記揺上側21は前記揺下側22より
高く両方向傾斜させ、かつ、前記選別網18の面上に
は、前後方向に所定の間隔を置いて左右方向に細長い複
数本の建具のレールのようなあるいはL型鋼のようなま
たは帯鋼のような堰板34を載置固定した屑米中より玄
米を取出す選別装置としたから、選別網18の面上に固
定された、前後方向の、建具のレールのような堰板34
により、穀物の急激な流れを阻止するので、分布が均等
になり、良好に選別する。また、固定ケース1内に設け
た風車3を有し上方に風を吹上げる風胴2と、風胴2の
上部に設けた揺動枠12と、該揺動枠12に張設した前
記風が上方に吹き抜ける選別網18と、該選別網18上
に屑米を供給する昇降機31と、前記選別網18を左右
斜上下方向に往復揺動させる揺動機構とからなり、前記
選別網18は、前後方向の一側を供給側19に他側を排
出側20に左右方向の一側を揺上側21に他側を揺下側
22とした略四角形状とし、前記供給側19は前記排出
側20より高く前記揺上側21は前記揺下側22より高
く両方向傾斜させ、かつ、方向性のある風孔24を無数
形成した打抜多孔板25の上に上網23を密着重合させ
た2重構成とし、前記上網23の面上には、前後方向に
所定の間隔を置いて左右方向に細長い複数本の建具のレ
ールのようなあるいはL型鋼のようなまたは帯鋼のよう
な堰板34を載置固定した屑米中より玄米を取出す選別
装置としたものであるから、方向性のある風孔24を無
数形成した打抜多孔板25の上に上網23を密着重合さ
せた2重構成としたので、玄米の揺上にはマイナスの作
用をする風孔を上網23で隠すことができ、風の力で屑
米の浮上と誘導が行なえる。また、本発明は、前記にお
いて、前記堰板34の左右側には隙間35を形成した屑
米中より玄米を取出す選別装置としたものであるから、
残留米の掻出しは容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 縦断側面図。
【図2】 A−A断面図。
【図3】 選別網の作用状態断面図。
【図4】 選別網の作用状態俯瞰図。
【図5】 供給樋の縦断面図。
【符号の説明】 1…固定ケース、2…風胴、3…風車、4…吸引口、5
…吹出口、6…風車軸、7…風車軸のプーリー、8…駆
動軸、9…偏心輪、10…ロッド、11…駆動軸のプー
リー、12…風胴兼揺動枠、13…軸、14…傾斜揺動
支杆、15…モーター、16…駆動プーリー、17…ベ
ルト、18…選別網、19…供給側、20…排出側、2
1…揺上側、22…揺下側、23…上網、24…風孔、
25…打抜多孔板、26、27…仕切板、28…玄米取
出口、29…中間米取出口、30…屑米取出口、31…
昇降機、32…供給樋、33…供給口、34…堰板、3
5…隙間、36…張込口、37…屑米選別板、38…下
網、39…屑米流板、40…目詰り除去ボール、41…
仕切棒、42…取出樋、43…調節ネジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 広美 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 鈴木 基之 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 (72)発明者 小林 俊明 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ケース1内に設けた風車3を有し上
    方に風を吹上げる風胴2と、風胴2の上部に設けた揺動
    枠12と、該揺動枠12に張設した前記風が上方に吹き
    抜ける選別網18と、該選別網18上に屑米を供給する
    昇降機3と、前記選別網18を左右斜上下方向に往復揺
    動させる揺動機構とからなり、前記選別網18は、前後
    方向の一側を供給側19に他側を排出側20に左右方向
    の一側を揺上側21に他側を揺下側22とした略四角形
    状とし、前記供給側19は前記排出側20より高く前記
    揺上側21は前記揺下側22より高く両方向傾斜させ、
    かつ、方向性のある風孔24を無数形成した打抜多孔板
    25の上に上網23を密着重合させた2重構成とし、前
    記上網23の面上には、前後方向に所定の間隔を置いて
    左右方向に細長い複数本の建具のレールのようなあるい
    はL型鋼のようなまたは帯鋼のような堰板34を載置固
    定した屑米中より玄米を取出す選別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記堰板34の左右
    側には隙間35を形成した屑米中より玄米を取出す選別
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103041986A (zh) * 2013-01-16 2013-04-17 太原钢铁(集团)有限公司 一种振动筛给矿装置
CN105921416A (zh) * 2016-06-20 2016-09-07 江苏楷益智能科技有限公司 具有质检功能的大枣分级机
CN106807638A (zh) * 2015-11-30 2017-06-09 湖南角山米业有限责任公司 一种筛米装置
CN111495762A (zh) * 2019-07-08 2020-08-07 石家庄天翔电机配件有限公司 电机冲片三圈落料后分拣系统

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