JPH0715497Y2 - 額 縁 - Google Patents

額 縁

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JPH0715497Y2
JPH0715497Y2 JP1989100227U JP10022789U JPH0715497Y2 JP H0715497 Y2 JPH0715497 Y2 JP H0715497Y2 JP 1989100227 U JP1989100227 U JP 1989100227U JP 10022789 U JP10022789 U JP 10022789U JP H0715497 Y2 JPH0715497 Y2 JP H0715497Y2
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信義 沢田
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、フレームにアルミニウム合金やプラスチッ
ク等の押出型材を使用した額縁に関する。
〔従来の技術〕
額縁は、フレームによって枠組みされ、その枠内に作品
の他に、作品を止める板ガラスやマット、裏板等が納め
られる。
そこで、フレームには前端に板ガラスを止める「かか
り」と称される前部掛止片が、後端に裏板等を止める後
部掛止片が突設される。そのうち、後部掛止片は、後面
の体裁が問題とされないことから、後記実施例にもみら
れるように、省かれて代わりに掛止具が裏板止めに用い
られることがある。
しかし、前部掛止片は、前面の体裁がこれによって左右
される程に重要であるために、決して省くことはできな
く、従来から、掛止具によって代用されることはなく、
フレームには、必ず前部掛止片が設けられていた。
前部掛止片が設けられる形態については、一般的にフレ
ームに一体成形されるが、従来、前面から作品を出し入
れできるようにするために、前部掛止片を外側で開閉可
能に軸支した前面開閉型の額縁が提案されている。これ
については、実願昭60−67791号(実開昭61−184470
号)のマイクロフィルム、および実願昭61−200140号
(実開昭63−106909号)のマイクロフィルムを参照。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の前面開閉型の額縁によると、いずれもフレームと
不離一体となつているために、次のような問題があっ
た。
まず、額縁の意匠的体裁は、前面に見える前部掛止片に
よって左右されるが、殊に、展覧会等において多数の作
品が取り扱われる場面では、額縁が乱雑に取り扱われる
関係で、前面に傷ついたり、前面で破損したりして使用
不能となるというようなことが多かった。
また、額縁の意匠は、前面に見える前部掛止片によって
ほとんど決まるが、その意匠を変更したい場合にも、そ
の作業が困難であり、殊にフレームと一体に成形されて
いる場合には、結局フレーム全体を希望する意匠フレー
ムに置き換えなければならない煩わしさがあり、また、
額縁の代価に変わらない程度に費用を要する不合理性が
あった。
また、額縁を枠体と枠体との組み合わせにしたものが提
案されているが(実開平1−114872号、実開平1−1241
59号の公報参照)、このような場合には、フレームの一
本の部分にだけ損傷を受けても、枠体として取り替える
必要があり、不経済であるという問題があった。
この考案は、上記のような実情に鑑みて、額縁フレーム
から前部掛止片の取外しが単独でできるために、前面部
材が傷ついたときや、意匠を変えるときにおける作業が
容易となり、その経費も安価となる額縁を提供すること
を目的とした。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この考案は、縦横主部材
を連結板により連結してなる矩形の額縁において、その
主部材と、主部材の前面に断面における係合により着脱
可能に組み付けられる板ガラス掛止片付きの副部材とで
縦横フレームがそれぞれ構成され、各副部材が相互に独
立して取り替え可能であって、その独立の取り替え手段
として、副部材に断面において反転して係合が解かれる
弾性変形を生じるように、その係合構造を形成した。
〔作用〕
額縁を上記のように構成したので、額縁の枠組みの安定
性は、主部材の枠組みによって確保され、副部材を外し
ても枠組みが崩れることはないから、作品を出し入れす
るときには、副部材を取り外してその作業をなすことが
でき、その際に額縁にマットを合体したまま作品の取り
変え作業をなすことができる。
副部材は額縁の前面を構成するので、その前面に傷が付
いたとしても、傷の付いた副部材を取り代えるだけで補
修することができる。
さらには、使用していた副部材が意匠的に飽きがきたと
きとか、展示される場所や時期などに応じてそれにマッ
チした額縁に変更したい時には、異なる副部材の取り変
えだけで額縁の意匠を一変させることができる。
〔実施例〕
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図は一実施例を示したもので、額縁
は、縦横フレーム1、1の枠組みとなっており、各フレ
ーム1は、主部材2と副部材3との組合せで構成され
る。
主部材2は、その本体5が前後に長い略矩形の中空に形
成され、本体5の前端に内側壁の延長となる内側突片6
と外側壁の延長となる外側突片7とが形成され、その間
に副部材3の係合溝8が設けられる。また、内側突片6
の溝内側に副部材3の係合突条9が、先端には枠内に屈
折する内向突条10がそれぞれ設けてある。
本体5の内面には、前端に後方突条11を、後端には段部
12を設けることにより、L字形連結板13の挿入溝14が形
成され、段部12は、裏板掛止具15の取付溝16を設けるこ
とによって形成される。この連結板13によって縦横主部
材2、2が枠組み連結される。
副部材3は、本体19が主部材2の係合溝8への内外側挿
入片20、21を有するチャンネル形に形成され、その前端
の枠内側から板ガラス22の掛止片23が突設される。
本体19の内側挿入片20には先端に主部材2の係合突条9
に掛かる爪部25を、基端に係合溝8内面へ圧接する隆起
突条26をそれぞれ形成してある。
係止爪23は、後方へ曲がり込む段々形状に形成され、基
端部には内側挿入片20との関係で主部材2の内向突条10
を挟み込む内溝27が形成される。
そこで、主部材2と副部材3とは相互に溝8、27との嵌
合により結合されるため、非常に安定した結合状態が得
られる。副部材3を外すときには、主部材2を外して、
端から抜き取ることもできるが、副部材3の内外両側挿
入片20、21間の間隔が狭まり得ることから、係合突条9
から爪部25を外して副部材3を正面から取り外すことも
可能である。
爪部25を外しやすくするためには、図示は省略するが、
係合溝9を山形に形成することが望ましい。
作品30を取り変えるときには、各副部材3の取り外しに
より板ガラス22を外すと、前面が開放されるので、作品
30をマット31から剥がして新たな作品30をそれに貼り付
ける。
〔他の実施例〕
第3図ないし第14図は副部材3を正面から取り外しやす
くするために主として工夫した他の例を示した説明図で
あって、図中、「アルミ」は、アルミニウムの押出型材
であることを、「樹脂」はプラスチックの押出型材であ
ることを示し、○内の数字は、副部材3を正面から取り
外す挿作を矢印で示す符号である。
第3図では、主部材2に副部材3が掛かる内外係合溝3
5、36が設けられており、の方向に例えばベロ片を差
し込んでの方向に起こすことにより副部材3を取り外
すことができる。
第4図では、主部材2の外側に副部材2が掛かる段部37
を、内側に逆止溝38が設けられる。この場合は、の方
向にベロ片を差し込み、の方向に起こす。
第5図では、副部材3に弓形に湾曲するバネ材39が嵌着
されており、主部材2の内側にそのバネ材39が落ち込む
湾曲凹部40が設けられる。この場合は、方向にベロ片
を差し込んで方向に起こす。
なお第14図は、第3図ないし第5図に示すものの変形例
の参考図であって、板ガラスや入子を省き、副部材3の
交換により意匠変えをするようにしたもので、パネル33
は取り外す必要はない。
第6図ないし第9図では、主部材2に副部材3の係合溝
8を設ける他に、バネ材42が掛かる蟻溝43が設けられ
る。
バネ材42は、第6図では副部材3に、第7図ないし第9
図では主部材2に取り付けられる。さらに、第9図では
主部材2の蟻溝43の内側にバネ材42が掛かる上下掛止部
44、45が設けられる。
この第6図ないし第9図の場合は、基本的には第10図に
示すように、矢印方向にベロ片を差し込み、バネ材42を
破線方向に変形させ解除する。
第11図は、第1図、第2図に示す実施例の変形例であっ
て、主部材2と副部材3とにピンの挿通孔46、47を開
け、ピンの押圧により内側挿入片20を押して爪部25を外
すようにしたものである。
第12図は、副部材3に脚片50を突設し、主部材2の蟻溝
43に脚片50が爪部どうしで掛かるようにしたものであ
る。
さらに、第13図は、蟻溝43に脚片50の掛止部材48を嵌着
したもので、この場合は、ベロ片49で副部材3の掛止片
23を引き上げる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、縦横主部材を
連結板により連結してなる矩形の額縁において、その主
部材と、主部材の前面に断面における係合により着脱可
能に組み付けられる板ガラス掛止片付きの副部材とで縦
横フレームがそれぞれ構成され、各副部材が相互に独立
して取り替え可能であって、その独立の取り替え手段と
して、副部材に断面において反転して係合が解かれる弾
性変形を生じるように、その係合構造を形成したから、
目立ちやすい前面に傷がついても、その部分の副部材を
取り替えるだけでその補修ができ、さらに、意匠的に飽
きがきたとき、あるいは展示される場所や時期等に応じ
てそれにマッチした額縁に変更したい時には、異なる意
匠の副部材と取り替えるだけで、額縁の意匠を一変で
き、いずれの取り替えの場合も、副部材の取り外しが容
易であり、また、費用が安価で済み、さらに、副部材が
フレームに軸支されていないので、フレームと副部材と
を結合する自由な構造の選択が可能であって、作品を止
める安定性を確保し得るという優れた効果がある。
加えて、運搬するときには、主部材と、副部材とを別々
に包装し、現場で組み立てるようにして、主部材の包装
を合理的に簡略化できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は一実施例を示し、第1図は額縁の
一部分解斜視図、第2図は作品の納まり状態を示す一部
断面図である。 第3図ないし第9図および第11図ないし第13図はそれぞ
れ他の実施例を示す断面説明図であり、第10図は第6図
ないし第9図の場合の操作説明図である。 第14図は参考例を示す断面説明図である。 1…フレーム、2…主部材、3…副部材 13…連結板、22…板ガラス、23…掛止片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦横主部材を連結板により連結してなる矩
    形の額縁において、その主部材と、主部材の前面に断面
    における係合により着脱可能に組み付けられる板ガラス
    掛止片付きの副部材とで縦横フレームがそれぞれ構成さ
    れ、各副部材が相互に独立して取り替え可能であって、
    その独立の取り替え手段として、副部材に断面において
    反転して係合が解かれる弾性変形を生じるように、その
    係合構造を形成したことを特徴とする額縁。
JP1989100227U 1989-08-28 1989-08-28 額 縁 Expired - Lifetime JPH0715497Y2 (ja)

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JP1989100227U JPH0715497Y2 (ja) 1989-08-28 1989-08-28 額 縁

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