JP3032162U

JP3032162U - 指輪スタンド

Info

Publication number: JP3032162U
Application number: JP1996006706U
Authority: JP
Inventors: 良匡末吉
Original assignee: 株式会社橘
Priority date: 1996-06-07
Filing date: 1996-06-07
Publication date: 1996-12-17
Anticipated expiration: 2002-06-07

Abstract

(57)【要約】【課題】デパートメント・ストアやスーパー・ストア
の貴金属部、宝石専門店等に於て多数展示される指輪を
展示する指輪スタンドの改良で、従来の指輪スタンドに
於て、所要に応じ指輪スタンドに付着したプライス・タ
グを展示したくない場合は、プライス・タグを指輪スタ
ンドから取外す必要があり、大型のディスプレー・スタ
ンドに多数の指輪スタンドを装着した場合は、一々各指
輪スタンドをディスプレー・スタンドから取出してから
プライス・タグを取外すので、その手間が極めて繁瑣で
あった。【解決手段】通常指輪スタンドに取付けられるプライ
ス・タグを、所要に応じ、横長中空本体の裏板側に導い
てプライス・タグを裏板と突起片との間に形成された嵌
合部に嵌合して固定し、表側からプライス・タグを見え
なくする事を可能とする指輪スタンド。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、指輪スタンドに関し、更に詳しくはデパートメント・ストアやスーパー・ストアの貴金属部、宝石専門店等に於て多数展示される指輪を展示する指輪スタンドの改良に関するものであり、その要旨は、通常指輪スタンドに取付けられるプライス・タグを、所要に応じ、横長中空本体の裏板側に導いてプライス・タグを裏板と突起片との間に形成された嵌合部に嵌合して固定し、表側からプライス・タグを見えなくしたり、又は再び表側に導いてプライス・タグを見れる様にする事を可能とする指輪スタンドに関するものである。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

従来、指輪スタンドに展示される指輪本体には、メーカーのプライス・タグ、顧客用プライス・タグ、商品管理用のタグ等が取付けられる事が多く、一見汚いい印象を与える。更に、図８に示す様な大型のディスプレー・トレーＤに展示される多数の指輪スタンドに於て、所要に応じ指輪スタンドに付着したプライス・タグを展示したくない場合は、値段表示タグを指輪スタンドから取外す必要があり、多数の指輪スタンドを装着した場合は、一々各指輪立てをディスプレー・トレーＤから取出してから各プライス・タグを取外すので、その手間が極めて繁瑣であった。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

この考案は、従来の指輪スタンドに存する前述の欠陥を除去するものであり、この考案の要旨は、横長正面板の横長指輪嵌合溝の対応箇所に、プライス・タグを裏側に導く横長指輪嵌合溝を横方向に形成した裏板を一体に設けた中空体、該裏板の両端で該横長指輪嵌合溝の下方に夫々縦方向で、且つ内側中心に向かって所要幅で突出し、該裏板に対して狭い幅で形成された突起片により該裏板との間に形成された該プライス・タグ用嵌合部とから成り；所要に応じ、該横長正面板の裏側に導いた該プライス・タグを該嵌合部に嵌合、固定自在とし、表側から該プライス・タグを見えなくしたり、又は再び表側に導ける様にする事を特徴とする指輪スタンドである。

【０００４】

【発明の作用】

従って前述の通り、この考案に係る指輪スタンドに於て、指輪に取付けられているプライス・タグを、所要に応じ、横長中空本体の裏側に導いて、突起片と裏板との間の嵌合部に嵌合して表側からプライス・タグを見えなくしたり、又は再び表側に導ける様にするものである。

【０００５】

【実施例】

この出願の実用新案登録請求範囲の請求項１記載の考案に係る指輪スタンド１０の実施例を図面について説明する。図１〜７に於て、該指輪スタンド１０は、所要硬質合成樹脂製横長正面板１２の正面に横長指輪嵌合溝１２ａを形成し、該横長指輪嵌合溝１２ａ内に柔軟合成皮革を一体に嵌合自在とする。又、該横長指輪嵌合溝１２ａの下部に平行に、名札嵌合凹部１２ｂを形成する。

【０００６】該横長正面板１２の両側面に、長手方向上辺が上部から下部に向かって狭くなり、該横長正面板１２の両側面に側板１４、１４を一体に設け、該横長正面板１２の上端に上部板１６を一体に設け、該横長正面板１２の下端に底板１８を一体に設け、該横長正面板１２の該横長指輪嵌合溝１２ａの対応箇所に、指輪Ｒに糸３０を介して取付けられているプライス・タグ３２を裏側に導く横長指輪嵌合溝２０ａを横方向に形成した横長裏板２０を、該上部板１６、該側板１４、１４、該底板１８に一体に設けて中空体１０ａとする。

【０００７】該裏板２０の両端で該横長指輪嵌合溝２０ａの下方に夫々縦方向で、且つ内側中心に向かって所要幅で突出し、該横長裏板２０に対して狭い幅で形成された突起片２２、２２を設けて該プライス・タグ３２用嵌合部２４、２４を形成し、所要に応じ、該横長正面板１２の裏側に導いた該プライス・タグ３２を該嵌合部２４、２４内に嵌合、固定自在とし、表側から該プライス・タグ３２を見えなくしたり、又は再び表側に導ける様にする。

【０００８】図１に示す様に、該横長指輪嵌合溝１２ａ内に、上下に別れる溝２２ａを有する指輪挿入用柔軟合成皮革２６を一体に嵌合し、該柔軟合成皮革２６の内端を該横長裏板２０体の所要箇所に裏側に接着し、該柔軟合成皮革２６の該溝２６ａに、所要の指輪Ｒを嵌合自在とする。

【０００９】請求項２記載の考案に於ては、該横長指輪嵌合溝１２ａに一体に嵌合される指輪嵌合用柔軟合成皮革２６を、スウエードとしたものである。

【００１０】

【考案の効果】

前述の通り、この考案に係る指輪スタンド１０によれば、通常該プライス・タグ３２は、該中空体１０ａの該横長指輪嵌合溝１２ａ内の該柔軟合成皮革２６の該溝２６ａに挿入され、該指輪Ｒの該プライス・タグ３２は該中空体１０ａの表側に導かれている。

【００１１】しかし所要に応じ、該プライス・タグ３２を展示したくない場合は、該横長裏板２０の該横長指輪嵌合溝２０ａから該横長裏板２０側に導いて該プライス・タグ３２を該裏板２０と該嵌合部２４、２４のいずれかに嵌合して固定し、表側から該プライス・タグ３２を見えなくする事が可能となる。

【００１２】（２）更に、所要に応じ、該横長正面板１２の裏側に導いた該プライス・タグ３２を、再び表側に導ける様にする。

【図面の簡単な説明】

【図１】この出願の実用新案登録範囲の請求項１記載の
考案に係る指輪スタンドの正面図である。

【図２】図１に示す指輪スタンドから柔軟合成皮革を取
除いた状態を示す正面図である。

【図３】図１の背面略図である。

【図４】図３の指輪スタンドに表側の指輪のプライス・
タグを後側に導いてプライス・タグ嵌合固定部内に嵌合
した状態を示す背面略図である。

【図５】図１の右側面図である。

【図６】図２に於て横長裏板を取除いて状態のＶ１−Ｖ
１線断面略図である。

【図７】図４図に於て、裏側に導いたプライス・タグ用
を嵌合部内に嵌合する前の状態を示す斜視図である。

【図８】この出願に係る指輪スタンドを他の各種の指輪
スタンドと共にディスプレー・トレーに陳列した状態を
示す略斜視図である。

【符号の説明】

１０・・・指輪スタンド；１０ａ・・・中空体；１２・・・横長正面板；１２ａ・・・該横長指輪嵌合溝；１２ｂ・・・名札嵌合凹部；１４・・・側板；１６・・・上部板；１８・・・底板；２０・・・横長裏板；２０ａ・・・横長指輪嵌合溝；２２・・・突起片；２４・・・プライス・タグ嵌合固定部；２６・・・柔軟合成皮革；２６ａ・・・指輪嵌合溝；３０・・・糸；３２・・・プライス・タグ；Ｄ・・・ディスプレー・トレー；Ｒ・・・指輪。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】正面に形成され、指輪挿入用柔軟合成皮
革２６を一体に嵌合された横長指輪嵌合溝１２ａと、該
横長指輪嵌合溝１２ａの下部に平行に形成された名札嵌
合凹部１２ｂとを有する所要硬質合成樹脂製横長正面板
１２と；長手方向上辺が上部から下部に向かって狭くな
り、該横長正面板１２の両側面に一体に設けられた側板
１４、１４と；該横長正面板１２の上端に一体に設けら
れた上部板１６と；該横長正面板１２の下端に一体に設
けられた底板１８と；該横長正面板１２の該横長指輪嵌
合溝１２ａの対応箇所に、プライス・タグ３２を裏側に
導く横長指輪嵌合溝２０ａを横方向に形成した横長裏板
２０を一体に設けた中空体１０ａと；該裏板２０の両端
で該横長指輪嵌合溝２０ａの下方に夫々縦方向で、且つ
内側中心に向かって所要幅で突出し、該裏板２０に対し
て狭い幅で形成された突起片２２、２２により該裏板２
０との間に形成された該プライス・タグ３２用嵌合固定
部２４、２４とから成り；所要に応じ、該横長正面板１
２の裏側に導いた該プライス・タグ３２を該嵌合固定部
２４、２４内に嵌合、固定自在とし、表側から該プライ
ス・タグ３２を見えなくしたり、又は再び表側に導ける
様にする事を特徴とする指輪スタンド。
【請求項２】該横長指輪嵌合溝１２ａに一体に嵌合さ
れる指輪嵌合用柔軟合成皮革２６を、スウエードとした
事を特徴とする請求項１記載の指輪スタンド。