JPH07154946A - 回転電気機械 - Google Patents
回転電気機械Info
- Publication number
- JPH07154946A JPH07154946A JP29777093A JP29777093A JPH07154946A JP H07154946 A JPH07154946 A JP H07154946A JP 29777093 A JP29777093 A JP 29777093A JP 29777093 A JP29777093 A JP 29777093A JP H07154946 A JPH07154946 A JP H07154946A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- fan
- electric machine
- flow
- air
- Prior art date
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- Pending
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- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】ファンカバー10の空気吹き出し口11に傾斜
部12を設け、さらに、フレーム4の外周部5の形状に
傾斜をもたせた。 【効果】フレーム周りの冷却風がフレームの外周部から
拡散して離れることなく、冷却効果が向上する。また、
生産工数の低減を計ることが出来る。
部12を設け、さらに、フレーム4の外周部5の形状に
傾斜をもたせた。 【効果】フレーム周りの冷却風がフレームの外周部から
拡散して離れることなく、冷却効果が向上する。また、
生産工数の低減を計ることが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電気機械のフレー
ムの外周部の冷却構造に関する。
ムの外周部の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフレームの冷却構造は、実開昭47
−11302 号,実開昭48−53507 号,実開昭50−73810
号,実開昭51−158308号,特開平5−49216号公報に代表
される。実開昭47−11302 号公報はフレームに設けたフ
ィンの先端部に、冷却風が半径方向に逃げないよう防壁
群を備えた構造。実開昭48−53507 号公報はフレームの
外周部に設けたフィンに接して、フィンの全体を覆うカ
バーを設けて、冷却風が半径方向に逃げないように通風
路を構成した構造。実開昭50−73810 号公報はフレーム
の外周部にフィンを設けることなく、一定間隔を置いて
カバーを設け、通風路を構成したもの。実開昭51−1583
08号公報はファンカバーの噴流口内に整流板や整風リン
グを設けた構造。特開平5−49216号公報はフレームの外
周部に設けられたフィンを折り曲げ加工して、冷却風が
半径方向に逃げないように通風路を構成している。これ
ら従来の構造では、通風路狭く仕切って構成するため、
流通抵抗が大きくなること、部品点数が増加すること及
び加工工数が増加することなどへの十分な考慮が欠けて
いる。また、フレームの外周に風が当たりやすくなるよ
うにしているが、フレームが全体的に冷却されるように
十分な考慮がなされていない。
−11302 号,実開昭48−53507 号,実開昭50−73810
号,実開昭51−158308号,特開平5−49216号公報に代表
される。実開昭47−11302 号公報はフレームに設けたフ
ィンの先端部に、冷却風が半径方向に逃げないよう防壁
群を備えた構造。実開昭48−53507 号公報はフレームの
外周部に設けたフィンに接して、フィンの全体を覆うカ
バーを設けて、冷却風が半径方向に逃げないように通風
路を構成した構造。実開昭50−73810 号公報はフレーム
の外周部にフィンを設けることなく、一定間隔を置いて
カバーを設け、通風路を構成したもの。実開昭51−1583
08号公報はファンカバーの噴流口内に整流板や整風リン
グを設けた構造。特開平5−49216号公報はフレームの外
周部に設けられたフィンを折り曲げ加工して、冷却風が
半径方向に逃げないように通風路を構成している。これ
ら従来の構造では、通風路狭く仕切って構成するため、
流通抵抗が大きくなること、部品点数が増加すること及
び加工工数が増加することなどへの十分な考慮が欠けて
いる。また、フレームの外周に風が当たりやすくなるよ
うにしているが、フレームが全体的に冷却されるように
十分な考慮がなされていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術で未
解決であった、フレーム周りの風の流れを改善するこ
と、及び、回転電気機械のフレーム全体の冷却を改善す
ることである。また、フレームおよびフィンの加工方法
を複雑にしないで、生産性の良い構造を提供するもので
ある。
解決であった、フレーム周りの風の流れを改善するこ
と、及び、回転電気機械のフレーム全体の冷却を改善す
ることである。また、フレームおよびフィンの加工方法
を複雑にしないで、生産性の良い構造を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明はまず、ファンカバーの吹き出し口付近の
形状に傾斜をもたせ、ファンからの風の流れがフレーム
面へ向かうように曲流させて、風がフレーム表面から離
れて遠く外部へ拡散しないようにした。さらに、フレー
ムの外形の大きさに傾斜をもたせた形状にすることによ
り、フレーム面に当たった風がフレーム面で跳ね返るこ
となく、フレーム面に沿ってスムーズに流れるようにし
た。
めに、本発明はまず、ファンカバーの吹き出し口付近の
形状に傾斜をもたせ、ファンからの風の流れがフレーム
面へ向かうように曲流させて、風がフレーム表面から離
れて遠く外部へ拡散しないようにした。さらに、フレー
ムの外形の大きさに傾斜をもたせた形状にすることによ
り、フレーム面に当たった風がフレーム面で跳ね返るこ
となく、フレーム面に沿ってスムーズに流れるようにし
た。
【0005】
【作用】ファンカバーの吹き出し口付近の形状に傾斜を
もたせ、ファンからの風の流れがフレーム面へ向かうよ
うにしたため、風がフレーム面から離れて遠く外部へ拡
散しないようになる。また、フレームの外形に傾斜をも
たせることにより、フレーム面に当たった風がフレーム
面で跳ね返ることなく、フレーム面に沿ってスムーズに
流れ、フレーム面全体の冷却が効果的に行われるように
なり、伝熱性能が向上して回転電気機械の温度分布が均
一化される。
もたせ、ファンからの風の流れがフレーム面へ向かうよ
うにしたため、風がフレーム面から離れて遠く外部へ拡
散しないようになる。また、フレームの外形に傾斜をも
たせることにより、フレーム面に当たった風がフレーム
面で跳ね返ることなく、フレーム面に沿ってスムーズに
流れ、フレーム面全体の冷却が効果的に行われるように
なり、伝熱性能が向上して回転電気機械の温度分布が均
一化される。
【0006】
【実施例】回転電気機械の構造を図1によって説明す
る。構造は大きく分けて次のようになる。駆動力を発生
するためのステータ1,ロータ2,ロータ用軸受部3及
びそれらを支えるフレーム4からなる。ここで、回転電
気機械を運転するとステータ1,ロータ2及びロータ用
軸受部3から熱が発生するため、機械の温度が上昇す
る。ここで、機械を構成している材質の性能を保持して
機械の性能を維持するために、機械の使用可能温度が限
定されてくる。そこで、機械内部に発生した熱を十分に
放熱できるような構造にしなければならない。全閉形回
転電気機械は、機械内部に外気を導入して冷却すること
ができないため、機械内部で発生した熱を、フレーム4
の外周部5から大気中へ放出しなければならない。その
方法として、従来から、回転電気機械のフレーム4の外
周部5にフィン6を設け、回転電気機械の外部へ突出し
たシャフト8に取り付けたファン9によって発生した空
気流をフレーム4の外周部5に導いて、冷却する方法が
採られている。
る。構造は大きく分けて次のようになる。駆動力を発生
するためのステータ1,ロータ2,ロータ用軸受部3及
びそれらを支えるフレーム4からなる。ここで、回転電
気機械を運転するとステータ1,ロータ2及びロータ用
軸受部3から熱が発生するため、機械の温度が上昇す
る。ここで、機械を構成している材質の性能を保持して
機械の性能を維持するために、機械の使用可能温度が限
定されてくる。そこで、機械内部に発生した熱を十分に
放熱できるような構造にしなければならない。全閉形回
転電気機械は、機械内部に外気を導入して冷却すること
ができないため、機械内部で発生した熱を、フレーム4
の外周部5から大気中へ放出しなければならない。その
方法として、従来から、回転電気機械のフレーム4の外
周部5にフィン6を設け、回転電気機械の外部へ突出し
たシャフト8に取り付けたファン9によって発生した空
気流をフレーム4の外周部5に導いて、冷却する方法が
採られている。
【0007】図1に於いて、本発明の第一の実施例を説
明する。フレーム4の外周部5を冷却するために、ファ
ン9で発生させた冷風をファンカバー10によって、フ
レーム4の外周部5へ送りこむ。この時に、ファンカバ
ー10の空気吹き出し口11に傾斜部12を構成する。
この結果、ファン9で発生した冷風は矢印Aで示したよ
うに、ファンカバー10の傾斜部12によって曲流し
て、フレーム4の方向へと導かれ、フレーム4の外周部
5を冷却する。このファンカバー10の傾斜部12の曲
流によって、冷風の主流がフレーム4の外周部5から離
れて半径方向に拡散せずに、その外形に沿って流れて冷
却効果を改善できる。
明する。フレーム4の外周部5を冷却するために、ファ
ン9で発生させた冷風をファンカバー10によって、フ
レーム4の外周部5へ送りこむ。この時に、ファンカバ
ー10の空気吹き出し口11に傾斜部12を構成する。
この結果、ファン9で発生した冷風は矢印Aで示したよ
うに、ファンカバー10の傾斜部12によって曲流し
て、フレーム4の方向へと導かれ、フレーム4の外周部
5を冷却する。このファンカバー10の傾斜部12の曲
流によって、冷風の主流がフレーム4の外周部5から離
れて半径方向に拡散せずに、その外形に沿って流れて冷
却効果を改善できる。
【0008】図2に於いて、本発明の第二の実施例を説
明する。フレーム4の外周部5を冷却するために、ファ
ン9で発生させた冷風をファンカバー10によって、フ
レーム4の外周部5へ送りこむ。この時に、ファンカバ
ー10の空気吹き出し口11に傾斜部12を構成する。
この結果、ファン9で発生した冷風は矢印Aで示したよ
うに、ファンカバー10の傾斜部12によって曲流し
て、フレーム4の方向へと導かれ、フレーム4の外周部
5を冷却する。このファンカバー10の傾斜部12の曲
流によって、冷風の主流がフレーム4の外周部5から離
れて半径方向に拡散せずに、その外形に沿って流れて冷
却効果を改善できる。次に、フレーム4の外周形状につ
いて、フレーム4の中央部13がフレーム4の端部14
に比べて外形が小さくなるようにして、しかも、端部1
4から中央部13に向かって漸減するように構成する。
これによって、空気の流れAはフレーム4の外周部5に
沿って流れBとなり、さらに、流れCとなってフレーム
4の外部へ流出する。これは、次のような効果によるも
のである。即ち、方向付けられた流れAがフレーム4の
外周部5と平行的に流れること、また、流れB−2はフ
レーム4の中央部13より先方へ冷風を導き流れCとな
るため、冷風はフレーム4の一方の端部14−1から他
方の端部14−2の全体に渡って、フレーム4の外周部
5に沿ってフィン6の間を前進する。ここで、フレーム
4の外周部5に沿った空気の流れは前進するほど、外周
部5から空気の主流が離れて半径方向に拡散する傾向を
示すが、フレーム4の外周部5も漸増するため、空気の
流れはフレーム4の外周部5に沿って流れる。この結
果、空気の流れはフレーム4の上流部Dと同様に、下流
部Eにおいてもフレーム4の外周部5に沿った空気流れ
を供給することができるため、ファン9の空気流れによ
ってフレーム4を効率良く冷却することができる。
明する。フレーム4の外周部5を冷却するために、ファ
ン9で発生させた冷風をファンカバー10によって、フ
レーム4の外周部5へ送りこむ。この時に、ファンカバ
ー10の空気吹き出し口11に傾斜部12を構成する。
この結果、ファン9で発生した冷風は矢印Aで示したよ
うに、ファンカバー10の傾斜部12によって曲流し
て、フレーム4の方向へと導かれ、フレーム4の外周部
5を冷却する。このファンカバー10の傾斜部12の曲
流によって、冷風の主流がフレーム4の外周部5から離
れて半径方向に拡散せずに、その外形に沿って流れて冷
却効果を改善できる。次に、フレーム4の外周形状につ
いて、フレーム4の中央部13がフレーム4の端部14
に比べて外形が小さくなるようにして、しかも、端部1
4から中央部13に向かって漸減するように構成する。
これによって、空気の流れAはフレーム4の外周部5に
沿って流れBとなり、さらに、流れCとなってフレーム
4の外部へ流出する。これは、次のような効果によるも
のである。即ち、方向付けられた流れAがフレーム4の
外周部5と平行的に流れること、また、流れB−2はフ
レーム4の中央部13より先方へ冷風を導き流れCとな
るため、冷風はフレーム4の一方の端部14−1から他
方の端部14−2の全体に渡って、フレーム4の外周部
5に沿ってフィン6の間を前進する。ここで、フレーム
4の外周部5に沿った空気の流れは前進するほど、外周
部5から空気の主流が離れて半径方向に拡散する傾向を
示すが、フレーム4の外周部5も漸増するため、空気の
流れはフレーム4の外周部5に沿って流れる。この結
果、空気の流れはフレーム4の上流部Dと同様に、下流
部Eにおいてもフレーム4の外周部5に沿った空気流れ
を供給することができるため、ファン9の空気流れによ
ってフレーム4を効率良く冷却することができる。
【0009】図3により本発明の第三の実施例を説明す
る。この場合は、第二の実施例に比べてフレーム4の外
周部5の形状を変えたもので、フレーム4の上流部Dか
ら下流部Eに行くほど外形が漸減するように構成したも
のである。この結果、ファンカバー10の空気吹き出し
口11の傾斜部12からの空気流れAはフレーム4の外
周部5に沿った流れFとなって、下流部Eより流出す
る。空気主流流れFは下流へ行くほどフレーム4の外周
部5から離れて半径方向に拡散する傾向を示すが、フィ
ン6の高さが上流部に比べて相対的に高くなるため、空
気流れはフィン6と接触して、フレーム4を効果的に冷
却することが出来る。これによって外形の大きさを小型
に出来るため、軽量化できる。
る。この場合は、第二の実施例に比べてフレーム4の外
周部5の形状を変えたもので、フレーム4の上流部Dか
ら下流部Eに行くほど外形が漸減するように構成したも
のである。この結果、ファンカバー10の空気吹き出し
口11の傾斜部12からの空気流れAはフレーム4の外
周部5に沿った流れFとなって、下流部Eより流出す
る。空気主流流れFは下流へ行くほどフレーム4の外周
部5から離れて半径方向に拡散する傾向を示すが、フィ
ン6の高さが上流部に比べて相対的に高くなるため、空
気流れはフィン6と接触して、フレーム4を効果的に冷
却することが出来る。これによって外形の大きさを小型
に出来るため、軽量化できる。
【0010】図4は本発明の第四の実施例である。この
場合は、ファンカバー10の空気吹き出し口11付近に
ついてのみ、フレーム4の外周部5の外形を漸減させて
一定の距離に傾斜を持たせた後は外周部5の外形を一定
の大きさに構成し、空気流れAをフレーム4の外周部5
に導く。流れAはフレーム4に沿う流れB−1と、フィ
ン間をさらに遠方のフレーム4へ向かう流れB−2とな
り、流れCとなって流出する。この場合は、第二,第三
の実施例に比べて、フレーム4とステータ1との組立て
構成を考慮したもので、両者の組合せの整合がとりやす
い構造である。
場合は、ファンカバー10の空気吹き出し口11付近に
ついてのみ、フレーム4の外周部5の外形を漸減させて
一定の距離に傾斜を持たせた後は外周部5の外形を一定
の大きさに構成し、空気流れAをフレーム4の外周部5
に導く。流れAはフレーム4に沿う流れB−1と、フィ
ン間をさらに遠方のフレーム4へ向かう流れB−2とな
り、流れCとなって流出する。この場合は、第二,第三
の実施例に比べて、フレーム4とステータ1との組立て
構成を考慮したもので、両者の組合せの整合がとりやす
い構造である。
【0011】次に、各々の構造の特徴を従来構造の流れ
との比較において述べる。図1の流れについて、その特
徴を図5,図6,図7の従来例との比較においてみる
と、図5の場合はファンカバー10の吹き出し口11か
ら吹き出す風は、直線的に進行するため、フレーム4の
外周部5から離れて半径方向に拡散してしまう成分の流
れGが多くなっているのが特徴である。これに対して、
図1の場合はファンカバー10の傾斜部12によって冷
風流れAが曲流されてフレーム4の外周部5の方向へ向
かう流れBとなるため、冷風の主流がフレーム4に沿う
ようになり、フレーム4から離れて半径方向に拡散する
成分を小さくすることが出来る。図6の場合はフィン6
の一部を成形加工して冷風を曲流させて、フレーム4の
外周部5へ向かう流れA′を作り出している。この場合
はフィン6の加工によって冷風の通路が狭められて通路
断面積が小さくなるため圧力損失が大きくなり、ファン
9の特性が変わるため総風量が減少する傾向がある。さ
らに、加工工数が増し、形状が複雑となるため、比較的
に生産性が悪い。これに対して、図1の本発明の場合に
はフィン間を自由に流れることが出来るため、圧力損失
は小さい。また、構造が簡単で、生産性が良い。図7の
場合はファンカバー10の空気吹き出し口11付近に整
風リング15を設けている。この場合は、空気吹き出し
口11の通路断面積が小さくなること、整風リング15
によって冷風の流れがみだされることなどによって、圧
力損失が大きくなり、ファン特性が変わって総風量が減
少する。また、流れaは冷却効果が比較的に小さい流れ
となる。さらに、部品点数が増加し、組立て工数も増加
して生産性が低下する。これに対して、図1の本発明の
場合は、図6との比較で述べたのと同じ効果をもつ。図
2,図3,図4、で示した本発明の第二,第三,第四の
場合は、第一案の特徴に加えてフレーム4の形状を、曲
流された流れがフレーム4の外周部5の面に、部分的に
強く当たることなくスムーズな流れを得られるような形
に形成して、冷風が外周部5の面からの跳ね返りにより
半径方向に離れて拡散しないように改善した。冷風が部
分的に強く当たるところは伝熱性能が改善されるが、そ
の他の部分の冷風配分が悪いと全体的にみた場合の伝熱
性能は低下してしまう。
との比較において述べる。図1の流れについて、その特
徴を図5,図6,図7の従来例との比較においてみる
と、図5の場合はファンカバー10の吹き出し口11か
ら吹き出す風は、直線的に進行するため、フレーム4の
外周部5から離れて半径方向に拡散してしまう成分の流
れGが多くなっているのが特徴である。これに対して、
図1の場合はファンカバー10の傾斜部12によって冷
風流れAが曲流されてフレーム4の外周部5の方向へ向
かう流れBとなるため、冷風の主流がフレーム4に沿う
ようになり、フレーム4から離れて半径方向に拡散する
成分を小さくすることが出来る。図6の場合はフィン6
の一部を成形加工して冷風を曲流させて、フレーム4の
外周部5へ向かう流れA′を作り出している。この場合
はフィン6の加工によって冷風の通路が狭められて通路
断面積が小さくなるため圧力損失が大きくなり、ファン
9の特性が変わるため総風量が減少する傾向がある。さ
らに、加工工数が増し、形状が複雑となるため、比較的
に生産性が悪い。これに対して、図1の本発明の場合に
はフィン間を自由に流れることが出来るため、圧力損失
は小さい。また、構造が簡単で、生産性が良い。図7の
場合はファンカバー10の空気吹き出し口11付近に整
風リング15を設けている。この場合は、空気吹き出し
口11の通路断面積が小さくなること、整風リング15
によって冷風の流れがみだされることなどによって、圧
力損失が大きくなり、ファン特性が変わって総風量が減
少する。また、流れaは冷却効果が比較的に小さい流れ
となる。さらに、部品点数が増加し、組立て工数も増加
して生産性が低下する。これに対して、図1の本発明の
場合は、図6との比較で述べたのと同じ効果をもつ。図
2,図3,図4、で示した本発明の第二,第三,第四の
場合は、第一案の特徴に加えてフレーム4の形状を、曲
流された流れがフレーム4の外周部5の面に、部分的に
強く当たることなくスムーズな流れを得られるような形
に形成して、冷風が外周部5の面からの跳ね返りにより
半径方向に離れて拡散しないように改善した。冷風が部
分的に強く当たるところは伝熱性能が改善されるが、そ
の他の部分の冷風配分が悪いと全体的にみた場合の伝熱
性能は低下してしまう。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、伝熱性能の向上及び生
産性が改善される。また、冷風と伝熱面との接触状態が
改善されて、伝熱性能が向上し、温度分布が改善され
る。さらに、冷風と伝熱面との接触状態が改善されて伝
熱性能が向上し、さらに、フレームとステータとの組立
て加工性が改善される。
産性が改善される。また、冷風と伝熱面との接触状態が
改善されて、伝熱性能が向上し、温度分布が改善され
る。さらに、冷風と伝熱面との接触状態が改善されて伝
熱性能が向上し、さらに、フレームとステータとの組立
て加工性が改善される。
【図1】本発明の第一の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の第二の実施例を示す断面図。
【図3】本発明の第三の実施例を示す断面図。
【図4】本発明の第四の実施例を示す断面図。
【図5】第一の従来例を示す断面図。
【図6】第二の従来例を示す断面図。
【図7】第三の従来例を示す断面図。
1…ステータ、2…ロータ、3…ロータ用軸受部、4…
フレーム、5…外周部、6…フィン、8…シャフト、9
…ファン、10…ファンカバー、11…空気吹き出し
口、12…傾斜部。
フレーム、5…外周部、6…フィン、8…シャフト、9
…ファン、10…ファンカバー、11…空気吹き出し
口、12…傾斜部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 平▲吉▼ 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】回転電気機械の外部にファンを取付け、フ
ァンカバーによって、回転電気機械のフレームに空気流
を導き、前記回転電気機械を冷却する構造において、前
記ファンカバーの吹き出し口付近の流通断面積が、前記
吹き出し口付近よりも上流の部分の流通断面積に比べて
徐々に小さくなるように構成したことを特徴とする回転
電気機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29777093A JPH07154946A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 回転電気機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29777093A JPH07154946A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 回転電気機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154946A true JPH07154946A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17850957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29777093A Pending JPH07154946A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 回転電気機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07154946A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107359725A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-11-17 | 安徽皖南电机股份有限公司 | 风机罩 |
WO2019026433A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-07 | 株式会社デンソー | モータ |
WO2019183776A1 (zh) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 西门子公司 | 电机组件 |
EP3937354A1 (fr) * | 2020-07-07 | 2022-01-12 | ALSTOM Transport Technologies | Moteur électrique pour véhicule et véhicule, notamment ferroviaire, associé |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP29777093A patent/JPH07154946A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019026433A1 (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-07 | 株式会社デンソー | モータ |
JP2019030147A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 株式会社デンソー | モータ |
CN107359725A (zh) * | 2017-08-17 | 2017-11-17 | 安徽皖南电机股份有限公司 | 风机罩 |
WO2019183776A1 (zh) * | 2018-03-26 | 2019-10-03 | 西门子公司 | 电机组件 |
EP3937354A1 (fr) * | 2020-07-07 | 2022-01-12 | ALSTOM Transport Technologies | Moteur électrique pour véhicule et véhicule, notamment ferroviaire, associé |
FR3112438A1 (fr) * | 2020-07-07 | 2022-01-14 | Alstom Transport Technologies | Moteur électrique pour véhicule et véhicule, notamment ferroviaire, associé |
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