JPH07154362A - 時分割多重通信システム - Google Patents

時分割多重通信システム

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Publication number
JPH07154362A
JPH07154362A JP30154393A JP30154393A JPH07154362A JP H07154362 A JPH07154362 A JP H07154362A JP 30154393 A JP30154393 A JP 30154393A JP 30154393 A JP30154393 A JP 30154393A JP H07154362 A JPH07154362 A JP H07154362A
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JP
Japan
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voice data
steady state
voice
fricative
fricative sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP30154393A
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English (en)
Inventor
Ayako Takatsuji
綾子 高辻
Noritake Okada
憲武 岡田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 非音声データのリアルタイムな送信を可能に
するとともに、音声データの品質劣化を防止する。 【構成】 摩擦音定常状態検出部42は、有音状態中の
摩擦音定常状態を検出する。音声データ送信部43は、
摩擦音定常状態検出期間には音声データ、すなわち、摩
擦音を破棄する。非音声データ送信部44は、非音声デ
ータを一時的に蓄積し非音声データを摩擦音定常状態検
出期間に出力する。音声/非音声識別子付与部45は、
音声データ送信部43の音声データと非音声データ送信
部44の非音声データに、識別子を付与する。音声デー
タ/非音声データ振分部51は、受信スロット7の識別
子に基づき、受信データを音声データと非音声データと
に振り分ける。音声データ補正部52は、振り分けられ
た音声データに破棄された摩擦音を挿入補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重通信システ
ムに関し、より特定的には、1チャネルのネットワーク
を介して送信端末と受信端末とを接続し、当該送信端末
から音声データと音声データの不要部分に挿入される非
音声データとを格納するスロットを当該ネットワークに
時系列的に順次出力し、当該受信端末において当該ネッ
トワークを介して順次受信したスロットから音声データ
と非音声データとをそれぞれ抽出する時分割多重通信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHP網、ISDN網、公衆回線
網等の無線または有線のネットワークの基盤の整備の進
行に伴って、ネットワークを介して送信端末と受信端末
とを接続し、送信端末から受信端末に音声データと非音
声データとを伝送する通信システム、例えばテレライテ
ィングシステムが実用化されつつある。テレライティン
グシステムでは、送信端末および受信端末としての通信
装置を例えば本店と支店とにそれぞれ設置しておけば、
会話等の音声データでの通信と画像データ、文字データ
等の非音声データでの通信とでテレビ会議を行える。と
ころで、2チャネルのネットワークを用意できる場合に
は、各チャネルのネットワークごとに音声データと非音
声データとを独立にそれぞれ伝送できる。しかし、1チ
ャネルのネットワークしか用意できない場合には、音声
データと非音声データとを時分割多重で通信する必要が
ある。このため、特開昭64−16043号公報に開示
された時分割多重通信システムでは、送信端末におい
て、相手方に伝送すべき音声データの無音状態のみを検
出し、検出した無音状態の部分に相手方に伝送すべき非
音声データを挿入するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送信端
末において連続的に話しながら絵を描くような場合に
は、音声データの無音状態は、話がとぎれるまで発生し
ない。この場合には、話がとぎれてから非音声データが
送信されることになる。このため、従来の時分割多重通
信システムでは、非音声データの送信のタイムラグが大
きいため、非音声データのリアルタイムな送信ができな
いという問題点があった。
【0004】本発明は、上述の技術的課題を解決し、非
音声データのリアルタイムな送信を可能にするととも
に、音声データの品質劣化を防止した時分割多重通信シ
ステムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
1チャネルのネットワークを介して送信端末と受信端末
とを接続し、当該送信端末から音声データと音声データ
の不要部分に挿入される非音声データとを格納するスロ
ットを当該ネットワークに時系列的に順次出力し、当該
受信端末において当該ネットワークを介して順次受信し
たスロットから音声データと非音声データとをそれぞれ
抽出する時分割多重通信システムであって、送信端末
は、受信端末に伝送すべき音声データに含まれる有音状
態中の摩擦音定常状態を検出する摩擦音定常状態検出手
段と、摩擦音定常状態検出手段が摩擦音定常状態を検出
している摩擦音定常状態検出期間には受信端末に伝送す
べき音声データを破棄し、摩擦音定常状態検出手段が摩
擦音定常状態を検出していない非摩擦音定常状態検出期
間には受信端末に伝送すべき音声データを出力する音声
データ送信手段と、受信端末に伝送すべき非音声データ
を一時的に蓄積するとともに、蓄積した非音声データを
摩擦音定常状態検出期間に出力する非音声データ送信手
段と、音声データ送信手段から出力された音声データと
非音声データ送信手段から出力された非音声データとに
対して、音声データと非音声データとのいずれであるか
を表す識別子をそれぞれ付与する音声/非音声識別子付
与手段と、音声/非音声識別子付与手段によって識別子
が付与された音声データおよび非音声データをスロット
に順次格納してネットワークに時系列的に出力するスロ
ット送信手段とを備え、受信端末は、ネットワークを介
してスロットを時系列的に受信するスロット受信手段
と、スロット受信手段が受信したスロットに含まれる識
別子に基づき、受信データを音声データと非音声データ
とに振り分ける音声データ/非音声データ振分手段と、
音声データ/非音声データ振分手段により振り分けられ
た音声データに破棄された摩擦音を挿入補正する音声デ
ータ補正手段とを備える。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、非音声データ送信手段は、非音声データ
を蓄積しているか否かをさらに検出し、摩擦音定常状態
検出手段は、非音声データ送信手段が非音声データを蓄
積している間のみ稼働する。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1または2
に記載のものにおいて、送信端末は、受信端末に伝送す
べき音声データに含まれる無音状態を検出する無音状態
検出手段をさらに備え、非音声データ送信手段は、無音
検出手段が無音状態を検出していない場合には有音マー
カを付して非音声データを出力し、無音検出手段が無音
状態を検出している場合には無音マーカを付して非音声
データを出力し、音声データ補正手段は、非音声データ
に有音マーカが付されている場合にのみ摩擦音の挿入補
正動作を実行する。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載のものにおいて、摩擦音定常状態検出
手段は、摩擦音定常状態の継続時間を検出し、非音声デ
ータ送信手段は、摩擦音定常状態検出手段により検出さ
れた摩擦音定常状態の継続時間にあわせて非音声データ
を格納するスロットのサイズを決定し、音声データ送信
手段は、摩擦音定常状態検出手段により検出された摩擦
音定常状態の継続時間にあわせて音声データを破棄す
る。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明においては、送信端末にお
いて受信端末に伝送すべき音声データに含まれる有音状
態中の摩擦音定常状態を検出し、摩擦音定常状態検出手
段が摩擦音定常状態を検出している摩擦音定常状態検出
期間には受信端末に伝送すべき音声データを破棄し、受
信端末に伝送すべき非音声データを一時的に蓄積すると
ともに、蓄積した非音声データを摩擦音定常状態検出期
間に出力し、音声データ送信手段から出力された音声デ
ータと非音声データ送信手段から出力された非音声デー
タとに対して、音声データと非音声データとのいずれで
あるかを表す識別子をそれぞれ付与し、音声/非音声識
別子付与手段によって識別子が付与された音声データお
よび非音声データをスロットに順次格納してネットワー
クに時系列的に出力するとともに、受信端末においてネ
ットワークを介してスロットを時系列的に受信し、スロ
ット受信手段が受信したスロットに含まれる識別子に基
づき、受信データを音声データと非音声データとに振り
分け、音声データ/非音声データ振分手段により振り分
けられた音声データに破棄された摩擦音を挿入補正する
ようにしている。したがって、送信端末において連続的
に話しながら絵を描くような場合であっても、非音声デ
ータのタイムラグが少なく、非音声データをほぼリアル
タイムに送信することができ、音声データの品質劣化が
ない。
【0010】請求項2に係る発明においては、非音声デ
ータを蓄積しているか否かをさらに検出し、非音声デー
タ送信手段が非音声データを蓄積している間のみ摩擦音
定常状態検出手段が稼働するようにいている。したがっ
て、摩擦音定常状態検出手段の負荷が軽減される。
【0011】請求項3に係る発明においては、送信端末
において受信端末に伝送すべき音声データに含まれる無
音状態を検出し、無音検出手段の無音状態の検出の有無
に応じて非音声データに有音および無音マーカを付し、
受信端末において非音声データに有音マーカが付されて
いる場合にのみ摩擦音の挿入補正動作を実行するように
している。したがって、非音声データのタイムラグがさ
らに少なく、非音声データをほぼリアルタイムに送信す
ることができる。また、受信端末においてマーカに基づ
いて誤りなく摩擦音を挿入補正できる。
【0012】請求項4に係る発明においては、摩擦音定
常状態の継続時間を検出し、摩擦音定常状態検出手段に
より検出された摩擦音定常状態の継続時間にあわせて非
音声データを格納するスロットのサイズを決定し、摩擦
音定常状態検出手段により検出された摩擦音定常状態の
継続時間にあわせて音声データを破棄するようにしてい
る。したがって、摩擦音定常状態の継続時間に個人差が
あっても、1つの摩擦音定常状態δに挿入する非音声デ
ータのデータ量が多くなり、各スロットにまたがって送
信される非音声データのタイムラグを最小限におさえる
ことができ、非音声データのリアルタイム性を向上させ
ることができる。しかも、定常状態部βのレベル変化が
少ないので、補正後の音声品質を損なうこともない。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例の時分割多重通信シス
テムの構成を示すブロック図である。図1において、無
線または有線の1チャネルのネットワーク1を介して、
送信端末および受信端末としての時分割多重通信装置2
と、送信端末および受信端末としての時分割多重通信装
置3とが相互に通信可能に接続される。時分割多重通信
装置2,3は、大略的に、送信側ブロック4と、受信側
ブロック5と、スロット送信手段およびスロット受信手
段としての通信部6とを備える。なお、便宜上、時分割
多重通信装置2側にだけ、送信側ブロック4および受信
側ブロック5の詳細を示すこととする。時分割多重通信
装置2,3の通信部6は、相手方に伝送するための時分
割多重の音声データ、非音声データ等を送信側ブロック
4から受け取り、音声データ、非音声データ等をスロッ
ト7に順次格納し、スロット7をネットワーク1を介し
て相手側に順次送信する。また、通信部6は、ネットワ
ーク1を介して相手側からのスロット7を順次受信し、
スロット7に格納された音声データ、非音声データ等を
受信側ブロック5に渡す。
【0014】図2は、スロット7の構造を示す図であ
る。スロット7は、5バイトのヘッダ部7aと、固定長
の160バイトのデータ部7bからなる。このように、
データ部7bに格納できるデータ量が少ないため、5m
sごとに、1つのスロット7が、ネットワーク1上を伝
送される。ヘッダ部7aには、スロット7を受信する時
分割多重通信装置のアドレスや、データ部7bに格納し
たデータが音声データと非音声データとのいずれである
のかを表す識別子等が書き込まれる。データ部7bに
は、例えば、音声データと非音声データといずれか一方
だけが格納される。
【0015】時分割多重通信装置2,3の送信側ブロッ
ク4は、無音状態検出部41と、摩擦音定常状態検出部
42と、音声データ送信部43と、非音声データ送信部
44と、音声/非音声識別子付与部45とを備える。マ
イク等で拾われた音声は、A/D変換器等により音声デ
ータに変換される。音声データは、音声データ送信部4
3に入力される。ペンでタッチパネルに描画することに
より作成されるインクデータ等の非音声データは、非音
声データ送信部44に入力される。無音状態検出部41
は、音声データ送信部43に入力される音声データをサ
ーチし、音声データに含まれる無音状態を検出する。な
お、無音状態の検出は、例えば、音声データのレベルを
見ることにより行われる。ここで、無音状態は、相手方
に取って不要な情報である。したがって、無音状態を音
声データの不要部分としている。無音状態を検出する
と、無音状態検出部41は、無音状態を検出したことを
非音声データ送信部44に通知する。無音状態が終了す
ると、すなわち音声データに含まれる有音状態を検出す
ると、無音状態検出部41は、無音状態が終了したこと
を非音声データ送信部44に通知する。また、無音状態
を検出した場合において、摩擦音定常状態検出部42が
稼働状態のときには、無音状態検出部41は、摩擦音定
常状態検出部42に割込をかける。無音状態が終了する
と、無音状態検出部41は、割込を解除する。
【0016】摩擦音定常状態検出部42は、音声データ
送信部43に入力される音声データをサーチし、音声デ
ータの有音状態中に含まれる摩擦音定常状態を検出す
る。ここで、摩擦音には「s」、「sh」、「ch」、
「ts」等があり、「ス」、「シュ」の始めの部分等に
おいて使用される。このような、摩擦音は、会話の中の
単語の語頭、語中、語尾に頻繁に使用され、特に外国語
に多い。図3は、摩擦音を示す波形図である。図3にお
いて、摩擦音は、200ms〜500ms間に、レベル
が急激に高くなる移行部αからほぼ一定レベルの定常状
態部βへ、定常状態部βからレベルが急激に低くなる移
行部γへと経時的に変化する。また、摩擦音は、周波数
100Hz〜300Hzの間のスペクトル成分で構成さ
れている。このため、音声波形におけるゼロクロッシン
グカウント等により、摩擦音を容易に検出することがで
きる。一方、摩擦音の移行部α,γのレベル変化の傾き
や、摩擦音の移行部α,γおよび定常状態部βの継続時
間は、個人差が多い。このため、この実施例では、個人
差を吸収するため、定常状態部βの一定時間t(例え
ば、100ms)を摩擦音定常状態δとしている。ま
た、摩擦音定常状態δは、レベル変化がほとんどなく、
周波数100Hz〜300Hzの間のスペクトル成分で
構成されているため、補正も容易に行える。したがっ
て、摩擦音定常状態δを音声データの不要部分としてい
る。なお、摩擦音定常状態δを検出している間、すなわ
ち100ms間に、20個程度のスロット7を伝送する
ことができる。
【0017】摩擦音定常状態検出部42は、音声データ
の摩擦音の移行部αを認識し、摩擦音のレベルがほぼ一
定になることにより、摩擦音定常状態δを検出する。摩
擦音定常状態δを検出すると、摩擦音定常状態δの部分
に非音声データを挿入するため、摩擦音定常状態検出部
42は、検出したことを音声データ送信部43および非
音声データ送信部44に通知する。摩擦音定常状態δを
検出後一定時間t経過すると、摩擦音定常状態δの部分
への非音声データの挿入を停止するため、摩擦音定常状
態検出部42は、摩擦音定常状態δが終了したことを音
声データ送信部43および非音声データ送信部44に通
知する。なお、摩擦音定常状態検出部42は、非音声デ
ータ送信部44から蓄積通知があると、稼働状態にな
り、摩擦音定常状態δの検出動作を実行する。蓄積終了
通知があると、摩擦音定常状態検出部42は、摩擦音定
常状態δの検出動作を停止する。また、無音状態検出部
41から割込がかかると、摩擦音定常状態検出部42
は、割込が解除されるまで、摩擦音定常状態δの検出動
作を停止する。これは、摩擦音定常状態δの検出に要す
る負荷が大きいため、必要のない場合には検出動作を停
止して負荷の軽減を図るためである。
【0018】音声データ送信部43は、摩擦音定常状態
検出部42から摩擦音定常状態検出通知があった場合に
は、入力した音声データを破棄する。すなわち、音声デ
ータ送信部43は、摩擦音定常状態δ(図2参照)の部
分を削除した状態で、音声データを出力する。一方、音
声データ送信部43は、摩擦音定常状態検出部42から
摩擦音定常状態終了通知があった場合には、スロット7
のデータ部7bのデータ量160バイト、すなわちスロ
ットサイズにあわせて入力される音声データを音声/非
音声識別子付与部45に送信する。
【0019】非音声データ送信部44は、入力された非
音声データを一時的に蓄積する。非音声データを蓄積す
ると、非音声データ送信部44は、蓄積した非音声デー
タを送信するため、音声データ送信部43に非音声デー
タを蓄積していることを通知し、蓄積している間じゅう
摩擦音定常状態検出部42を稼働状態にする。音声デー
タ送信部43から摩擦音定常状態検出通知があると、非
音声データ送信部44は、摩擦音定常状態終了通知があ
るまで、スロット7のデータ部7bのデータ量、すなわ
ちスロットサイズにあわせて蓄積した非音声データを音
声/非音声識別子付与部45に送信する。一方、無音状
態検出部41から無音状態検出通知があると、非音声デ
ータ送信部44は、無音状態終了通知があるまで、スロ
ット7のデータ部7bのデータ量、すなわちスロットサ
イズにあわせて蓄積した非音声データを音声/非音声識
別子付与部45に送信する。このため、非音声データ送
信部44は、蓄積した非音声データを、音声データの摩
擦音定常状態δと無音状態との期間中に出力することに
なる。
【0020】ここで、受信側の時分割多重通信装置で
は、無音状態の期間中の音声データを再生する必要はな
いが、音声を正しく再生するためには摩擦音定常状態δ
の期間中の音声データを補正する必要がある。このた
め、送信側の時分割多重通信装置は、受信側の時分割多
重通信装置に送信した非音声データが無音状態と摩擦音
定常状態δとのいずれの期間中のものか知らせる必要が
ある。このため、非音声データ送信部44は、無音状態
の期間中に出力する非音声データに無音マーカを、摩擦
音定常状態δの期間中に出力する非音声データに有音マ
ーカを付加する。この無音マーカおよび有音マーカは、
通信部6においてスロット7のヘッダ部7aに書き込ま
れる。
【0021】音声/非音声識別子付与部45は、音声デ
ータ送信部43から送信された音声データと非音声デー
タ送信部44から送信された非音声データとを受信す
る。ここで、受信側の時分割多重通信装置では、音声デ
ータと非音声データとを振り分ける必要がある。このた
め、送信側の時分割多重通信装置は、受信側の時分割多
重通信装置に送信したスロット7中のデータが音声デー
タと非音声データとのいずれであるか知らせる必要があ
る。このため、音声/非音声識別子付与部45は、音声
データと非音声データを識別する識別子を受信した音声
データと非音声データとにそれぞれ付与して通信部6に
出力する。この識別子は、通信部6においてスロット7
のヘッダ部7aに書き込まれる。
【0022】時分割多重通信装置2,3の受信側ブロッ
ク5は、音声データ/非音声データ振分部51と、音声
データ補正部52と、受信音声データ処理部53と、受
信非音声データ処理部54とを備える。音声データ/非
音声データ振分部51は、ネットワーク1を介して受信
したスロット7のヘッダ部7aとデータ部7bを通信部
6から受け取る。音声データ/非音声データ振分部51
は、ヘッダ部7aに書き込まれた識別子に基づいて、デ
ータ部7bに格納されたデータを音声データと非音声デ
ータとに振り分ける。音声データ補正部52は、非音声
データのヘッダ部7aに書き込まれたマーカが有音マー
カである場合、すなわち非音声データが摩擦音定常状態
δの期間中に送信されたものである場合にのみ、音声デ
ータに破棄された摩擦音を挿入補正する。この摩擦音の
挿入補正は、例えば、非音声データ受信の直前のスロッ
ト7に含まれる音声データの最後の部分(図2のε参
照)を、摩擦音定常状態δの期間中繰り返し出力するこ
とにより行われる。受信音声データ処理部53は、挿入
補正後の振り分けられた受信音声データをスピーカ等か
ら再生するための処理をする。受信非音声データ処理部
54は、振り分けられた受信非音声データを表示器等に
表示するための処理をする。
【0023】次いで、時分割多重通信システムの動作を
説明する。図4は図1の送信側ブロック4および通信部
6で実行される音声データと非音声データとの時分割多
重動作(送信モード)を示すフローチャートであり、図
5は図1の通信部6および受信側ブロック5で実行され
る音声データと非音声データと振り分け動作(受信モー
ド)を示すフローチャートであり、図6は、図1の送信
側ブロック4および受信側ブロック5の各部の動作波形
図である。これらの図4〜図6に基づいて時分割多重通
信システムの動作を説明する。なお、時分割多重通信装
置2の操作者は話しをしながら描画し、時分割多重通信
装置3の操作者は時分割多重通信装置2の操作者の話し
を聞き、描画を見るものとして説明する。
【0024】まず、送信モードから説明する。時分割多
重通信装置2の操作者は、電源スイッチを投入し、マイ
ク等に向かって話しかけながら、ペン等を操作して絵等
を描く。これにより、音声データ送信部43に音声デー
タが入力され(ステップS1、図6(1)参照、なお、
図6において下方を時間軸の進行方向とする。)、非音
声データ送信部44に非音声データが入力される(ステ
ップS2、図6(2)参照)。なお、図6(1)におい
て、波線の部分は有音状態を表し、直線の部分は無音状
態を表す。また、δは、有音状態中の摩擦音定常状態で
ある。また、図6(2)において、波線の部分は非音声
データの入力がある状態を表し、直線の部分は非音声デ
ータの入力がない状態を表す。次いで、音声データ送信
部43が入力した音声データを音声/非音声識別子付与
部45に送ることにより、時分割多重通信装置2から時
分割多重通信装置2への音声データの送信が開始される
(ステップS3)。次いで、非音声データ送信部44
は、非音声データを蓄積するに至るまで、非音声データ
を蓄積したか否かを調べる(ステップS4)。
【0025】非音声データを蓄積した場合には、ステッ
プS5に進み、非音声データ送信部44は、摩擦音定常
状態δに代えて蓄積した非音声データを挿入するため、
摩擦音定常状態検出部42を稼働させる。これにより、
摩擦音定常状態検出部42は、音声データの有音状態中
の摩擦音定常状態δの検出動作を実行し、摩擦音定常状
態δを検出したか否か判断し(ステップS6)、摩擦音
定常状態δを検出しなければ、無音状態検出部41から
割込があるまで(ステップS7、後述する。)、摩擦音
定常状態δの検出動作を繰り返す。ステップS6におい
て、摩擦音定常状態δを検出すると(図6(4)参
照)、摩擦音定常状態検出部42は、検出したことを音
声データ送信部43および非音声データ送信部44に通
知する(ステップS8)。なお、図6(4)において、
ハイレベルの部分は摩擦音定常状態δを検出している状
態を表し、ローレベルの部分は摩擦音定常状態δを検出
していない状態を表す。また、点線の部分は、摩擦音定
常状態検出部42が未稼働であるため、摩擦音定常状態
δを検出していない状態を表す。
【0026】摩擦音定常状態δを検出した旨の通知があ
ると、非音声データ送信部44は、摩擦音定常状態δが
終了した旨の通知があるまで、蓄積している非音声デー
タをスロットサイズに合わせて蓄積している非音声デー
タを音声/非音声識別子付与部45に出力する(ステッ
プS9、図6(6)参照)。この際、有音状態であった
ことを示すため、非音声データに有音マーカが付与され
る(図6(7)参照)。なお、図6(7)において、ハ
イレベルの部分は非音声データに有音マーカが付与され
る期間を表し、ローレベルの部分は非音声データに無音
マーカが付与される期間を表す。一方、摩擦音定常状態
δを検出した旨の通知があると、音声データ送信部43
は、摩擦音定常状態δが終了した旨の通知があるまで、
音声データを破棄する(ステップS10、図6(5)参
照)。
【0027】次いで、非音声データ送信部44は、蓄積
していた非音声データを全て送信したか否かを判断する
(ステップS11)。ステップS11において、蓄積し
ていた非音声データを全て送信し終わっていない場合に
は、摩擦音定常状態検出部42は、摩擦音定常状態δが
終了したか否か判断し(ステップS12)、摩擦音定常
状態δが終了するまでステップS9〜S12を繰り返
す。摩擦音定常状態δが終了すると、非音声データの挿
入をやめ、摩擦音定常状態δ以外の音声データを伝送す
るため、摩擦音定常状態検出部42は、摩擦音定常状態
δが終了したことを音声データ送信部43および非音声
データ送信部44に通知する(ステップS13)。これ
により、非音声データ送信部44は蓄積していた非音声
データの送信を止め(ステップS14)、音声データ送
信部43は音声データの送信を再開する(ステップS1
5)。このため、音声/非音声識別子付与部45は、音
声データと1つの摩擦音定常状態δ中に挿入される非音
声データとを時分割多重に受信する(図6(8)参
照)。そして、音声/非音声識別子付与部45は、音声
データと非音声データとに識別子を付与する(図6
(9)参照)。なお、図6(9)において、ハイレベル
の部分は音声データに付与される識別子を表し、ローレ
ベルの部分は非音声データに付与される識別子を表す。
ステップS15が終わると、ステップS6に戻り、摩擦
音定常状態検出部42は、摩擦音定常状態δの検出動作
を再び実行する。これにより、音声/非音声識別子付与
部45は、音声データと非音声データとを格納したスロ
ット7を時分割多重通信装置3へのネットワーク1に順
次送信する。したがって、音声データに無音状態がなく
とも、非音声データをほぼリアルタイムに伝送すること
ができる。
【0028】一方、ステップS11において、蓄積して
いた非音声データを全て送信した場合には、非音声デー
タの挿入の必要がなくなるため、非音声データを蓄積し
ている旨の通知を停止し、摩擦音定常状態検出部42の
稼働状態、すなわち摩擦音定常状態δの検出動作を停止
する(ステップS16)。ステップS16が終わると、
ステップS3に戻り、摩擦音定常状態δであるか否かに
拘わらず、有音状態の音声データの送信を継続する。
【0029】ここで、ステップS7において無音状態検
出部41から割込があった場合には、無音状態処理が実
行される。無音状態処理においては、まず、無音状態検
出部41は、音声データの無音状態を検出すると、無音
状態を検出した旨を非音声データ送信部44に通知する
(ステップS20、図6(3)参照)。次いで、無音状
態検出部41は、割込をかけ、稼働していた摩擦音定常
状態検出部42をオフにする(ステップS21)。これ
により、摩擦音定常状態検出部42は、摩擦音定常状態
δの検出動作を停止する。次いで、無音状態検出通知を
受けた非音声データ送信部44は、蓄積していた非音声
データを音声/非音声識別子付与部45に送信する(ス
テップS22)。この際、非音声データ送信部44は、
非音声データに無音状態中に送信されたことを示す無音
マーカを付与する。
【0030】次いで、無音状態検出部41は、無音状態
が終了したか否か判断する(ステップS23)。無音状
態が終了しない場合には、ステップS22に戻る。すな
わち、無音状態が終了するまで、非音声データ送信部4
4は、蓄積していた非音声データを送信する。ステップ
S23において、無音状態が終了した場合、すなわち有
音状態になると、無音状態検出部41は、無音状態が終
了した旨を非音声データ送信部44に通知する(ステッ
プS24)。このため、非音声データ送信部44は、蓄
積している非音声データの送信を止める(ステップS2
5)。ステップS25が終わると、ステップS4に戻
り、非音声データ送信部44は、非音声データを蓄積し
たか否かを調べる。このため、音声/非音声識別子付与
部45は、音声データと無音状態中に挿入される非音声
データとを時分割多重に受信する(図6(8)参照)。
これにより、音声/非音声識別子付与部45は、音声デ
ータと非音声データとを格納したスロット7を時分割多
重通信装置3へのネットワーク1に順次送信する。した
がって、摩擦音定常状態δの出現回数が少なく、摩擦音
定常状態δに非音声データを挿入しきれないような事態
が発生しても、挿入しきれなかった非音声データを無音
状態に挿入できるので、非音声データをほぼリアルタイ
ムに伝送することができる。
【0031】次いで、受信モードについて説明する。時
分割多重通信装置3の通信部6は、ネットワーク1を介
するスロット7に格納された多重化されたデータを受信
する(ステップS31)。スロット7のヘッダ部7aお
よびデータ部7bは、音声データ/非音声データ振分部
51に渡される。音声データ/非音声データ振分部51
は、ヘッダ部7aに記録された識別子に基づいて、音声
データと非音声データとに振り分ける(ステップS3
2、図6(10),(11)参照)。次いで、音声デー
タ補正部52は、必要がある場合には、音声データに破
棄された摩擦音を挿入補正を行う(ステップS33)。
すなわち、振り分けられた音声データの内、非音声デー
タが挿入された部分は、そのデータが削除されている。
この内、無音状態は本来的に不要な部分であるが、摩擦
音定常状態δは本来的には必要な部分である。このた
め、摩擦音定常状態δが削除されたままでは、時分割多
重通信装置3の操作者に音声を忠実に伝達することがで
きない。このため、音声データ補正部52は、非音声デ
ータに無音マーカが付与されている場合には挿入補正を
実行せず、非音声データに有音マーカが付与されている
場合にのみ摩擦音の挿入補正を行う(図6(12))。
このため、音声データ/非音声データ振分部51から受
信音声データ処理部53に出力される音声データは、時
分割多重通信装置2の音声データ送信部43に入力され
た音声データとほぼ同一のデータになる(図6(13)
参照)。
【0032】音声データ/非音声データ振分部51にお
いて振り分けられた非音声データは、受信非音声データ
処理部54に入力される。受信非音声データ処理部54
は、音声データ/非音声データ振分部51から受け取っ
た非音声データについて、ディスプレイへの表示等のた
めの処理を行う(ステップS34)。次いで、受信音声
データ処理部53は、音声データ/非音声データ振分部
51から受け取った音声データについて、スピーカへの
出力等のための処理を行う(ステップS35)。これに
より、時分割多重通信装置3の操作者は、時分割多重通
信装置2の操作者の話をリアルタイムにかつ高忠実度で
聞くことができるとともに、時分割多重通信装置2の操
作者の描画をほぼリアルタイムに見ることができる。
【0033】なお、上述の実施例ではスロット7のデー
タ部7bに音声データと非音声データといずれか一方だ
けを格納するようにしたが、音声データと非音声データ
との両方をデータ部7b格納するようにしてもよい。こ
の場合には、音声データと非音声データとのそれぞれの
データ量および格納位置をヘッダ部7aに書き込んでお
けばよい。
【0034】また、摩擦音定常状態δを図3に示す摩擦
音の定常状態部βの一定時間とし、スロット7のデータ
部7bを固定長にしたが、定常状態部βの全期間を検出
し、その検出した定常状態部βの全期間を摩擦音定常状
態δの継続時間とし、摩擦音定常状態δの継続時間にあ
わせてスロット7のデータ部7bのデータ量、すなわち
スロットサイズを決定するようにしてもよい。これによ
り、定常状態部βの継続時間に個人差があっても、1つ
の摩擦音定常状態δに挿入する非音声データのデータ量
が多くなり、各スロットにまたがって送信される非音声
データのタイムラグを最小限におさえることができ、非
音声データのリアルタイム性を向上させることができ
る。しかも、定常状態部βのレベル変化が少ないので、
補正後の音声品質を損なうこともない。
【0035】また、無音状態検出部41を設け、無音状
態に非音声データを挿入するようにしたが、非音声デー
タのデータ量が少ない場合には、無音状態検出部41を
なくし、摩擦音定常状態δにのみ非音声データを挿入す
るようにしてもよい。さらに、無音状態検出部41が無
音を検出した場合および非音声データ送信部44が非音
声データを蓄積していない場合には、摩擦音定常状態検
出部42の摩擦音定常状態δの検出動作を停止させるよ
うにしたが、常時稼働させるようにしておいてもよい。
【0036】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、送信端末
において受信端末に伝送すべき音声データから有音状態
中の摩擦音定常状態を破棄して非音声データを挿入する
ようにしているので、送信端末において連続的に話しな
がら絵を描くような場合であっても、非音声データのタ
イムラグが少なく、非音声データをほぼリアルタイムに
送信することができる。また、受信端末において受信さ
れた音声データに破棄された摩擦音を挿入補正するよう
にしているので、音声データの品質劣化がない。
【0037】請求項2に係る発明によれば、非音声デー
タを蓄積しているか否かをさらに検出し、非音声データ
送信手段が非音声データを蓄積している間のみ摩擦音定
常状態検出手段が稼働するようにいているので、摩擦音
定常状態検出手段の負荷が軽減される。
【0038】請求項3に係る発明によれば、送信端末に
おいて受信端末に伝送すべき音声データに含まれる無音
状態に非音声データを挿入するようにしているので、非
音声データのタイムラグがさらに少なく、非音声データ
をほぼリアルタイムに送信することができる。また、挿
入する非音声データに有音および無音マーカを付すよう
にしているので、受信端末において誤りなく摩擦音を挿
入補正できる。
【0039】請求項4に係る発明によれば、摩擦音定常
状態検出手段により検出された摩擦音定常状態の継続時
間にあわせて非音声データを格納するスロットのサイズ
を決定し、摩擦音定常状態の継続時間にあわせて音声デ
ータを破棄するようにしているので、摩擦音定常状態の
継続時間に個人差があっても、1つの摩擦音定常状態δ
に挿入する非音声データのデータ量が多くなり、各スロ
ットにまたがって送信される非音声データのタイムラグ
を最小限におさえることができ、非音声データのリアル
タイム性を向上させることができる。しかも、定常状態
部βのレベル変化が少ないので、補正後の音声品質を損
なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の時分割多重通信システムの
構成を示すブロック図である。
【図2】スロット7の構造を示す図である。
【図3】摩擦音を示す波形図である。
【図4】図1の送信側ブロック4および通信部6で実行
される音声データと非音声データとの時分割多重動作
(送信モード)を示すフローチャートである。
【図5】図1の通信部6および受信側ブロック5で実行
される音声データと非音声データと振り分け動作(受信
モード)を示すフローチャートである。
【図6】図1の送信側ブロック4および受信側ブロック
5の各部の動作波形図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク 2,3…時分割多重通信装置 4…送信側ブロック 5…受信側ブロック 6…通信部 41…無音状態検出部 42…摩擦音定常状態検出部 43…音声データ送信部 44…非音声データ送信部 45…音声/非音声識別子付与部 51…音声データ/非音声データ振分部 52…音声データ補正部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1チャネルのネットワークを介して送信
    端末と受信端末とを接続し、当該送信端末から音声デー
    タと音声データの不要部分に挿入される非音声データと
    を格納するスロットを当該ネットワークに時系列的に順
    次出力し、当該受信端末において当該ネットワークを介
    して順次受信したスロットから音声データと非音声デー
    タとをそれぞれ抽出する時分割多重通信システムであっ
    て、 前記送信端末は、 前記受信端末に伝送すべき音声データに含まれる有音状
    態中の摩擦音定常状態を検出する摩擦音定常状態検出手
    段と、 前記摩擦音定常状態検出手段が摩擦音定常状態を検出し
    ている摩擦音定常状態検出期間には前記受信端末に伝送
    すべき音声データを破棄し、前記摩擦音定常状態検出手
    段が摩擦音定常状態を検出していない非摩擦音定常状態
    検出期間には前記受信端末に伝送すべき音声データを出
    力する音声データ送信手段と、 前記受信端末に伝送すべき非音声データを一時的に蓄積
    するとともに、蓄積した非音声データを前記摩擦音定常
    状態検出期間に出力する非音声データ送信手段と、 前記音声データ送信手段から出力された音声データと前
    記非音声データ送信手段から出力された非音声データと
    に対して、音声データと非音声データとのいずれである
    かを表す識別子をそれぞれ付与する音声/非音声識別子
    付与手段と、 前記音声/非音声識別子付与手段によって前記識別子が
    付与された音声データおよび非音声データを前記スロッ
    トに順次格納して前記ネットワークに時系列的に出力す
    るスロット送信手段とを備え、 前記受信端末は、 前記ネットワークを介して前記スロットを時系列的に受
    信するスロット受信手段と、 前記スロット受信手段が受信したスロットに含まれる前
    記識別子に基づき、受信データを音声データと非音声デ
    ータとに振り分ける音声データ/非音声データ振分手段
    と、 前記音声データ/非音声データ振分手段により振り分け
    られた音声データに破棄された摩擦音を挿入補正する音
    声データ補正手段とを備える、時分割多重通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記非音声データ送信手段は、非音声デ
    ータを蓄積しているか否かをさらに検出し、 前記摩擦音定常状態検出手段は、前記非音声データ送信
    手段が非音声データを蓄積している間のみ稼働する、請
    求項1に記載の時分割多重通信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信端末は、前記受信端末に伝送す
    べき音声データに含まれる無音状態を検出する無音状態
    検出手段をさらに備え、 前記非音声データ送信手段は、前記無音検出手段が無音
    状態を検出していない場合には有音マーカを付して非音
    声データを出力し、前記無音検出手段が無音状態を検出
    している場合には無音マーカを付して非音声データを出
    力し、 前記音声データ補正手段は、前記非音声データに有音マ
    ーカが付されている場合にのみ摩擦音の挿入補正動作を
    実行する請求項1または2に記載の時分割多重通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記摩擦音定常状態検出手段は、摩擦音
    定常状態の継続時間を検出し、 前記非音声データ送信手段は、前記摩擦音定常状態検出
    手段により検出された摩擦音定常状態の継続時間にあわ
    せて非音声データを格納するスロットのサイズを決定
    し、 前記音声データ送信手段は、前記摩擦音定常状態検出手
    段により検出された摩擦音定常状態の継続時間にあわせ
    て音声データを破棄する、請求項1ないし3のいずれか
    に記載の時分割多重通信システム。
JP30154393A 1993-12-01 1993-12-01 時分割多重通信システム Pending JPH07154362A (ja)

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JP30154393A JPH07154362A (ja) 1993-12-01 1993-12-01 時分割多重通信システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7035296B2 (en) 2000-03-28 2006-04-25 Nec Corporation Data transmission system using at cellular phones

Cited By (1)

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