JPH0715318A - 断熱的ダイナミック非反転回路 - Google Patents

断熱的ダイナミック非反転回路

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JPH0715318A
JPH0715318A JP6136634A JP13663494A JPH0715318A JP H0715318 A JPH0715318 A JP H0715318A JP 6136634 A JP6136634 A JP 6136634A JP 13663494 A JP13663494 A JP 13663494A JP H0715318 A JPH0715318 A JP H0715318A
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John S Denker
エス. デンカー ジョン
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    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
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    • H03K19/08Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices
    • H03K19/094Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気消費が少なく、かつ構成の簡単な非反転
回路及び排他的OR回路などの論理回路を提供する。。 【構成】 断熱的ダイナミック非反転回路においては、
電力を大幅に消費することなく、ダイナミック論理回路
において理論レベル信号とその反転を同時に利用するこ
とができる。この非反転回路の技術は、やはり電力を大
幅に消費することのない排他的OR回路を形成するのこ
とにも利用される。どちらの回路も簡単な構成をとって
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は論理回路に関し、詳しく
は、電力消費が少なくかつ構成の簡単な非反転回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】静的及びダイナミックCMOS論理回路
のような標準的な論理回路では、ノードを第1の電位に
充電し、そしてこのノードを第2の電位に放電するスイ
ッチを用いて、ノードは完全に不可逆的でエネルギー消
費的方法により充放電される。このようなノードをスル
ーレート限定クロックに接続することが提案されてい
る。このスルーレート限定クロックは、理論的には、徐
々に、断熱的に、かつ可逆的にノードを充放電する。
【0003】この技術を使用する論理回路は一般的に極
めて複雑であり、非常に多数のトランジスタを使用す
る。そのため、通常の動作速度では、簡単な論理演算を
行うためにも非常に多くのトランジスタが使用されるの
で各トランジスタの電力節約が失われてしまう。更に、
従来の幾つかの設計では、非断熱的遷移を完全に避ける
ことは出来なかった。従って、回路全体の総電力消費量
が非断熱的回路により消費される総電力量よりも遥かに
少ないということはない。
【0004】本発明者は電力の消費量が少なく、構造が
簡単な断熱的ダイナミック論理回路について別に特許出
願している。その出願において開示された回路の利用価
値を高めるために、断熱的ダイナミック非反転回路が開
発された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は電力消
費が少なく、かつ構成の簡単な、改良された断熱的ダイ
ナミック非反転回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施例では、
断熱的ダイナミック非反転回路は二つの状態のうちの一
状態を有する入力信号を受信するための入力ノードと、
入力信号と同状態の出力信号を出力するための出力ノー
ドを有する。第1クロックノードは、第1及び第2の電
位の間で断熱的に変動する第1周期クロック信号を受信
する。第2クロックノードは、第3及び第4の電位の間
で断熱的に変動する第2周期クロック信号を受信する。
第2クロック信号は第1クロック信号に対して、あらか
じめ定められた位相シフトを有する。
【0007】pチャネルFETといった第1導電型の第
1の可制御スイッチが,nチャネルFETといった第2
導電型の可制御スイッチと接続される。第1及び第2の
可制御スイッチは1つのクロックノードと出力ノードの
間に直列に接続される。第1の可制御スイッチは、他の
クロックノードに対応する制御端末を有し、第2の可制
御スイッチは、入力ノードに対応する制御端末を有す
る。整流手段が、出力ノードと1つのクロックノードの
間に接続される。
【0008】本発明の別の実施例においては、ダイナミ
ック非反転回路の理論を使って、電力消費が少なく、か
つ構成の簡単な、改良された排他的OR回路を形成す
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を具体的に
説明する。
【0010】図1はダイナミック論理回路の一例のブロ
ック図である。図1に示されたゲートはダイナミックイ
ンバータであり、常用のCMOS回路で一般的に使用さ
れる、nチャネルFET10のような、可制御スイッチ
の形の論理要素である。FET10のゲート又は制御端
末は、信号源に接続される入力ノードを示す。この信号
源は、2種類の可能な論理状態を示す2つの電位レベル
のうちの一方のレベルを有する入力信号を発生する。
【0011】論理状態間の遷移は、2つの所定の電位レ
ベル間の遷移を含む。図3に示されるように、入力信号
は2つの論理状態間の遷移を断熱的に、すなわち、図1
の回路におけるエネルギー消費量を最小にする低電圧変
化率で、生じさせることができる。特に、遷移を起こす
装置内で消費されたエネルギーが2つの状態間のエネル
ギー差よりも大幅に少ない場合、信号又はノードは或る
状態から別の状態へ断熱遷移を起こす。
【0012】例えば、或る論理レベルと別の論理レベル
との間のエネルギー差が1/2CV2(ここで、Cはノ
ードに伴う有効容量であり、Vはノードが或る論理レベ
ルから別の論理レベルへ遷移を起こしたことによる電圧
又は電位変化である)である場合、遷移の生起に関連し
て消費されたエネルギー差が例えば、1/4CV2から
1/20CV2以下などのように1/2CV2よりも大幅
に低ければ、或る論理レベルから別の論理レベルへの遷
移は断熱的である。
【0013】FET10の一つの出力端末は図1に示さ
れていないエネルギー源により発生されたクロック信号
に接続されるクロックノードからなる。図2に示される
ように、クロック信号は2つの状態又は電位レベルの間
で変化する。入力信号変動と同様に、クロック信号変動
は低断熱変化率で生じ、図1の回路におけるエネルギー
消費を最小にする。FET10の別の出力端末は図1の
インバータの出力ノードを示す。出力ノードは2つの可
能な論理状態のうちの一方の状態を有する出力信号を搬
送する。
【0014】入力信号と同様に、状態間の出力信号の遷
移は2つの所定の電位レベル間の遷移を含む。レベル間
の遷移は、入力信号とクロック信号の遷移に関連して起
こる非エネルギー消費的な断熱様式と同様な様式で生起
する。ダイオード12は図1に示されるように、FET
10の出力端末と交差して接続されている。図1では、
可制御スイッチをFET10として示しているが、NP
N又はPNPバイポーラトランジスタなどのような任意
の可制御スイッチもインバータ機能を果たすために対応
する回路構成において使用できる。
【0015】図3は図1の論理ゲートの動作を例証する
タイミング図である。論理ゲートの入力端末に出現する
信号が高レベル(このレベルは所定の大きさの概ね一定
の電圧レベル又は電位である)である場合、論理ゲート
の出力端末に出現する信号は低レベルである。特に、こ
の実施例では、一連の低進行パルスである。逆に言え
ば、論理ゲートの入力端末に出現する信号が低レベルで
ある場合、例えば、入力信号が一連の低進行パルスであ
る場合、出力端末に出現する信号は高レベルである。特
に、一定の高電圧レベル又は電位である。
【0016】図3は図1の論理ゲートに入力される断熱
的クロック信号の特性を説明する。クロック信号は所定
の期間Tを有する反復信号である。クロック信号は低レ
ベルで始まり、図3で符号Aにより示される予備充電フ
ェーズ中に徐々に高レベルに増大する。その後、クロッ
クは図3で符号Bにより示される或る期間の間は高レベ
ルに維持される。この期間は任意の所定期間であること
ができ、ゼロであることも可能である。
【0017】その後、クロック信号は図3で符号Cによ
り示される評価期間中に徐々に低レベルにまで戻る。ク
ロック信号は図3で符号Dにより示される所定期間中は
低レベルのまま維持され、その後、図3で符号abcd
により示される連続期間中、前記のサイクルが反復され
る。ここには台形状のクロック信号が図示されている
が、正弦波状の波形のような類似形状の波形も当然可能
である。正弦波状の波形の利点は、この波形を常用のL
Cオシレータ回路により容易に発生させることができる
ことである。
【0018】図1に示されたような論理回路は、特に図
2に示されたクロック信号のようなスイッチング信号に
対する応答を分析する簡単な直列抵抗−コンデンサ(R
C)回路に近づけることができる。このクロック信号の
ような、図1の回路に入力される信号が或る電圧レベル
から別の電圧レベルへ急激な変化を起こす場合、電圧変
化の直後に、大きな電圧スパイクがRC回路内の直列抵
抗全域に出現する。この電圧スパイクはRC回路内の直
列コンデンサの充放電により時間をかけて徐々に低下さ
れる。
【0019】抵抗にかかる電圧のために、電力は電圧ス
パイク中にこの抵抗内で回復不能なほど消費される。図
1の回路の信号が、コンデンサにかかる電圧がスイッチ
ング電圧の変化を厳密に追跡することが出来る程度にま
で制限されたスルーレートであれば、抵抗による電力消
費は最小にすることができる。従って、予備充電及び評
価フェーズ中のクロック信号のように、図1の回路にお
ける信号の傾斜は、図1の回路が断熱的に動作している
ようなものである。
【0020】特に、傾斜は十分に漸進的であり、その結
果、図1の回路に伴うコンデンサは電圧信号の変化に概
ね一致して充放電することができる。例えば、高状態か
ら低状態あるいはこの逆の状態へ達するためのクロック
時間又はその他の信号変化の時間(“ランプタイム”)
は前記のRC回路の時定数よりも大きい。或る特定の実
施例では、ランプタイムは時定数の少なくとも10倍で
ある。このことは、クロック信号に接続された充放電路
に設けられた抵抗には最小の電圧が出現することを意味
する。このことはまた、クロック信号の動作により引き
起こされた充放電中のエネルギー消費が最小であること
を意味する。
【0021】従って、図1の回路の入力および出力ノー
ドにおける状態遷移は断熱的である。すなわち、図1の
回路で消費されるエネルギーは2つの状態間のエネルギ
ー差よりも大幅に低い。
【0022】図3のタイミング図は、入力端末の信号が
高レベルから低レベルへ変化する場合の図1の論理ゲー
トの動作を例証している。入力信号が高レベルである場
合、出力はクロック信号に厳密に従う。クロック信号に
伴う出力信号のこの低進行発振は図1のゲートからの低
出力を示す。入力信号が低レベルになる場合、出力信号
は高レベルのままであり、クロック信号の発振には追従
しない。
【0023】更に明確には、予備充電フェーズAにおい
て、予備充電フェーズAの以前から出力が高電位レベル
であった場合、出力はその高電位レベル状態のままであ
る。さもなければ、クロックノード,ダイオード12及
び出力ノード間の直列接続を介してクロックにより低レ
ベルから高レベルまでドラッグされる。フェーズBにお
いて、出力は高レベルに維持される。評価フェーズCに
おいて、入力が高レベルであれば、トランジスタ10は
ONされ、そして出力はクロックにより低レベルにまで
ドラッグダウンされる。
【0024】一方、評価フェーズCにおいて、入力電圧
が低レベルであれば、トランジスタ10はカットオフさ
れ、ダイオードは逆バイアスがかけられ、そして、出力
ノードの電位は高レベルのままでいる。フェーズDにお
いて、入力が有効又は非アクティブのままであれば、出
力電圧は適当な有効論理レベルを保持する。
【0025】図1の回路において、FET10と並列な
ダイオード12は、出力ノードに出現する出力信号の特
性に応じて、インバータのクロックノードと出力ノード
との間の電流流れを選択的に行わせる手段からなる。特
に、予備充電フェーズの直前まで出力ノードが充電され
ていない場合、ダイオード12はクロックノードを出力
ノードに接続し、クロック電圧が予備充電中に上昇する
ので、クロックに出力ノードを断熱的に予備充電させ
る。出力ノードが既に充電されている場合、出力ノード
は充電されない。
【0026】ダイオード12とFET10は協同して出
力ノードをクロックノードから選択的に切断し、出力ノ
ードが放電されることを防止するために、出力ノードか
らクロックノードへ放電電流が流れることを防止する。
この放電防止は入力ノードに出現する入力信号の特性に
応じる。入力信号が評価フェーズにおいて高レベルであ
る場合、FET10は導通状態であり、出力ノードは、
評価フェーズにおけるクロック信号の大きさの低下に一
致してFET10により断熱的に放電する。評価フェー
ズにおいて入力信号が低レベルである場合、FET10
はカットオフされ、ダイオード12は逆バイアスがかけ
られ、これにより出力ノードの放電とこれに続く評価フ
ェーズにおけるクロック電圧の低下が防止される。
【0027】別の形で説明すれば、FET10及びダイ
オード12は、入力ノードにより搬送される信号の状態
の直接及び即時機能として、図1の出力ノードを休止状
態から選択的に解放する。その後、FET10及びダイ
オード12は、出力ノードにより搬送される信号の状態
の概ね排他的機能として、出力ノードを再び休止状態に
設定する。従って、この再設定は図1の出力ノードの状
態の簡単な、概ね直接的で局部的な機能である。
【0028】図1に示されたインバータゲートのような
論理回路の断熱特性を保存するために、入力信号は或る
状態から別の状態へ突然遷移することを実質的に防止さ
れている。また、入力信号は、図1のクロック信号の所
定部分においていかなる状態変化も起こさないように防
止されている。例えば、入力信号は前記のクロック信号
の休止状態中に或る論理状態から別の論理状態へ遷移す
ることを強制することが出来る。
【0029】更に、これらの回路における信号は、スイ
ッチに相当な電圧がかかっている場合にはスイッチが閉
成せず、相当な電流がスイッチ内を流れている場合には
スイッチが開成しないように、或る電位から別の電位へ
変化することだけが許されている。このルールに従え
ば、或る場合には、この回路の動作の断熱特性を保存す
るために特定の信号の変化率を大幅に制限する必要はな
い。例えば、図1のFET10のような制御スイッチに
対する入力信号が、これらのスイッチの出力端末(例え
ば、FET10のドレイン及びソース端末)に電圧が印
加されていない時だけ、強制的に状態を変化させられる
場合、保存すべき断熱特性について入力信号の変化率へ
多数の制約を加える必要はない。
【0030】図1の回路は電源電圧Vdd又は接地へ直接
接続されていない。図1の回路はクロックワイヤから完
全に給電することができる。図1の回路は、この回路内
で使用される相補トランジスタが同時に部分的導通状態
である場合のCMOS回路でしばしば経験されるクロー
バー電流は多分経験することが出来ない。図1の回路は
優れたソリッド論理レベルを出力する。その出力は完全
にONされたトランジスタによりアクティブレベルにま
で引き上げられ、ダイオード12により非アクティブレ
ベルにまで引き上げられる。従来の低電力論理回路(例
えば、パスゲート方式)が論理レベルを犠牲にしなけれ
ば電力消費量を低下させることができないことに比べ
て、これは画期的な効果である。
【0031】図2は断熱的インバータゲートの別の実施
例を示すブロック図である。このゲートは入力ノード及
び出力ノード並びに図1におけるようなクロック信号Ф
に接続されたクロックノードを有する。図2の実施例は
図1のダイオード12の機能を実行するように構成され
たpチャネルトランジスタ11を含む。図1におけるよ
うに、このダイオードは、図2のゲートが出力ノードの
予備充電を試行する前に、このゲートの出力が低レベル
であることをチェックする。
【0032】図2の回路はまた、nチャネルトランジス
タ13も包含する。このトランジスタは、クロックがそ
の評価下落を開始する前に、出力ノード及びクロックノ
ードを確実に切断する。このトランジスタ13の制御端
末はクロック信号Фの逆数に接続されている。nチャネ
ルトランジスタ15は図1に示されたトランジスタ10
に対応する。追加のnチャネルトランジスタ17は、出
力ノードの早期予備充電を助力するために接続された追
加ダイオードとして配列されている。
【0033】図4は図1に示されたインバータの別の実
施例を示すブロック図である。図4のインバータはpチ
ャネルFET14とダイオード16の形をした可制御ス
イッチを使用する。このダイオード16は、図1のイン
バータにおけるダイオード12とは反対の方向でクロッ
クノード及び出力ノードに接続されている。下記の図8
に示されるように、用途の広い論理回路群を形成するた
めに、pチャネル及びnチャネルFETのような2種類
の導電タイプの可制御スイッチを含むインバータのよう
な論理ゲートの選択バージョンが存在することが好まし
い。これにより論理回路で有用な一連のゲートの作成が
容易になる。
【0034】図5は代表的なNANDゲートのブロック
図である。このNANDゲートは、クロックノード21
及び出力ノード22に交差するnチャネルFET18及
び20の形の2個の直列接続された可制御スイッチから
なる。予備充電ダイオード24はFET18及び20に
交差接続されている。図5の回路はFET18及び20
の制御端末に接続された各入力ノード23及び25に向
けられた2つの入力信号A及びBに対してNAND動作
を行う。この論理動作の結果は出力端末22に現れる。
【0035】3個以上の入力信号A及びBについてNA
ND動作を行うことができるゲートは、図5に示された
2個の可制御スイッチ18及び20と直列に追加の可制
御スイッチを配設することにより形成することができ
る。NAND動作に包含される各入力は各入力ノード及
び各可制御スイッチの対応する制御端末に送信される。
図5のNANDゲートはnチャネルFETを包含するよ
うに図示されているが、pチャネルFETを使用する対
応するNANDゲートも当業者により容易に形成するこ
とができる。また、NPN及びPNPバイポーラトラン
ジスタなどのようなその他の種類の可制御スイッチも使
用できる。
【0036】図6は代表的なNORゲートのブロック図
である。図6のNORゲートは、クロックノード27及
び出力ノード30と交差する一対のnチャネルFET2
6及び28のような、一対の並列接続された可制御スイ
ッチからなる。図1,2,4及び5の回路におけるクロ
ック信号と同様なクロック信号Ф0は図6におけるクロ
ックノード27に送信される。図6に示されるように、
ダイオード32は並列接続FET26および28と交差
して接続されている。
【0037】図6の回路はノード30において出力信号
を生成する。この出力信号は図6のNORゲートの各入
力ゲート29及び31に送信された2つの入力信号A及
びBの論理的NORである。図6のNORゲートはnチ
ャネルデバイスを使用しているが、pチャネルデバイス
を使用するNORゲートも容易に作成することができ
る。FET26および28の代わりに、NPN及びPN
Pバイポーラトランジスタなどのようなその他の種類の
可制御スイッチも使用できる。
【0038】図7は、一連の入力信号A,B及びCに対
して複合論理動作を行う断熱的ダイナミック論理回路の
ブロック図である。図7の回路は、nチャネルFET3
8と平行な2個の直列接続nチャネルFET34及び3
6からなる。ダイオード40はこれらの3個のFETの
組み合わせと並列に接続されている。クロック信号Ф0
はクロックノード33に送信される。クロック信号Ф0
は前記のその他の論理回路のクロックノードに送信され
たクロック信号と同様な信号である。
【0039】図7の回路は出力ノード42において論理
関数である出力信号を生成する。入力信号A,B及びC
のバー(A・B+C)は図7のデバイスの入力ノードに
入力される。pチャネルデバイスを使用する論理回路は
nチャネルデバイスを使用する図7の回路に付加するこ
とができる。図7に示されたFETの代わりに、その他
の可制御スイッチを使用することもできる。
【0040】図8は前記の断熱的ダイナミック論理ビル
ディングブロックを使用する論理回路の一例のブロック
図である。図8の回路はシフトレジスタとして機能する
直列な4個のインバータステージからなる。図8の回路
は交互nチャネル及びpチャネルインバータを有する。
図8に示された回路のステージ0は図1に示されたイン
バータと同様なnチャネルインバータである。このnチ
ャネルインバータはnチャネルFET46に接続された
入力ノード44からなる。
【0041】FET46のその他の出力端末はステージ
0インバータの出力ノード48に接続されている。FE
T46の別の出力端末は、図1の回路に入力されるクロ
ック信号と同様なクロック信号Ф0を生成するエネルギ
ー源に接続されたクロックノード50を形成する。この
クロック信号は図9に示された最上部の波形Ф0として
描写される。図1におけるダイオード12と同様なダイ
オード52はクロックノード50と出力ノード48の間
に接続されている。
【0042】ステージ0インバータの出力ノード48は
図8でステージ1の符号が付けられたpチャネルインバ
ータの入力ノード54に接続されている。入力ノード5
4は図4に示されたFET14と同様なpチャネルFE
T56の制御端末に接続されている。FET56の一方
の出力端末はステージ1インバータの出力ノード58に
接続されている。クロックノード60はFET56の別
の出力端末に接続され、エネルギー源により生成された
クロック信号Ф1を受信する。図4におけるダイオード
16と同様なダイオード62はステージ1インバータに
おける出力ノード58とクロックノード60の間に接続
されている。
【0043】クロック信号Ф1は図4に示されたpチャ
ネルインバータに関するクロック信号と同様な信号であ
り、図9において上から3番目のФ1の符号が付けられ
た波形として図示されている。この実施例におけるクロ
ック信号Ф1はクロック信号Ф0の逆である。ステージ0
インバータで使用されたスイッチングデバイスの導電性
と逆の導電性のスイッチングデバイスを使用するインバ
ータをクロックするためにこの逆転性が必要である。ク
ロック信号Ф0の逆であるということの他に、クロック
信号Ф1はクロック信号Ф0に対して1/4クロックサイ
クルだけ遅延される。
【0044】ステージ1インバータの出力ノード58は
図8でステージ2の符号が付けられたnチャネルインバ
ータの入力ノード64に接続されている。nチャネルF
ET66の制御端末は入力ノード64に接続されてい
る。FET66の一方の出力端末はステージ2インバー
タの出力ノード68に接続されている。FET66の別
の出力端末はステージ2インバータのクロックノード7
0に接続されている。
【0045】ダイオード72はステージ2インバータの
出力ノード68とクロックノード70の間に接続されて
いる。図9に示されたクロック信号Ф2はステージ2イ
ンバータのクロックノード70に入力される。クロック
信号Ф2は1/4クロックサイクルだけ遅延されたクロ
ック信号Ф1の逆である。(クロック信号Ф2は実際クロ
ック信号Ф1の逆である。)
【0046】ステージ2インバータの出力ノード68は
図8でステージ3の符号が付けられたpチャネルインバ
ータの入力ノード74に接続されている。ステージ3イ
ンバータはpチャネルFET76を有する。このpチャ
ネルFET76の制御端末は入力ノード74に接続され
ている。FET76の一方の出力端末はステージ2イン
バータの出力ノード78に接続されている。
【0047】FET66の別の出力端末はステージ3イ
ンバータのクロックノード80に接続されている。ダイ
オード82はステージ3インバータの出力端末78とク
ロック端末80の間に接続されている。クロック信号Ф
3はステージ3インバータのクロックノード80に入力
される。クロック信号Ф3の細部は図9の最下部の波形
として図示されている。クロック信号Ф3は1/4クロ
ックサイクルだけ遅延されたクロック信号Ф2の逆であ
る。
【0048】図9はノードが接続されていない実施例を
示すが、出力ノード78はステージ0インバータの入力
ノード44に安全に接続することができる。
【0049】図8の回路からなるゲートにおいては、1
/4クロックサイクルだけ信号を遅延すること無しに入
力信号の電圧を反転することはできない。また、この電
圧を反転すること無しに入力信号を遅延させることもで
きない。有効かつ使用可能な所定の信号Xは同時に、有
効かつ使用可能であるその反転Xも有することが望まし
い。これは図10に示されるような非インバータ回路に
より達成できる。
【0050】非インバータはnチャネル評価トランジス
タ85と直列なpチャネル評価−実行可能FET84を
有する。FET84の一方の出力端末は非インバータの
出力ノード86に接続されている。FET85の一方の
出力端末は非インバータのクロックノード88に接続さ
れている。FET84及び85のその他の2個の出力端
末は一緒に符号Zで示されるノードに接続されている。
ダイオード90は出力ノード86から図10の非インバ
ータのクロックノード88に接続されている。
【0051】ダイオード90は図4におけるダイオード
16と同じ極性を有する。評価−実行可能FET84の
制御端末は図9で示されたクロック信号Ф0に接続され
ている。図10における非インバータの入力ノード92
は評価FET85の制御端末に接続されている。前記の
クロック信号Ф1は非インバータのクロックノード88
に入力される。
【0052】図12のタイミング図で説明されるよう
に、非反転ゲートは信号を反転することなく1/4サイ
クルの期間この信号を記憶する。図12において参照符
号94及び96で示される入力波形と出力波形の複数部
分の発生の大きさと時間を比較されたい。また、図12
において参照符号97及び98で示される入力波形と出
力波形の複数部分の発生の相対的大きさと時間も比較さ
れたい。
【0053】これら2つのケースの何れにおいても、出
力波形の大きさは入力波形の大きさと同一であるが、ク
ロックサイクルが1/4だけ遅延されている。図8にお
ける対応するゲート(ステージ1)と比較すれば、図1
0に示された非インバータの顕著な特徴は、このダイオ
ードが同じ極性を有すること,評価トランジスタの極性
が逆であること及び評価トランジスタ85と直列な追加
の評価−実行可能トランジスタ84が存在することであ
る。
【0054】以下、図10に示された非インバータの動
作の分析について説明する。図12で符号Bが付けられ
た予備充電フェーズにおいて、出力ノード86は、図1
の反転ゲートで高レベルにまでドラッグされるのと全く
同様に、クロックФ1だけ低レベルにまでドラッグされ
る。図12で符号Cが付けられた非アクティブフェーズ
において、出力ノード86は低レベルのままである。出
力ノード86の状態は入力ノード92により受信される
信号の特性により悪影響を受けない。なぜなら、出力ノ
ードの電位はクロックФ1の電位と同一でなければなら
ないからである。
【0055】内部ノードZは、入力が高レベルである場
合に、フェーズCの最初の部分において評価トランジス
タを介してクロックノードに対して放電される。フェー
ズCの後、図10の回路は評価フェーズDに入る。評価
フェーズDにおいて、入力ノードに出現する信号は安定
で、有効な高又は低レベル信号でなければならない。図
12のフェーズDで示されるように、この有効入力信号
が低レベルであれば、評価トランジスタ85はカットオ
フされ、出力ノードはフェーズDの間、図12に示され
るように低レベルのままである。
【0056】一方、入力電圧が高レベルであれば、評価
トランジスタ85はONになり、その出力は、図12に
おける次の評価フェーズdで示されるように、クロック
Ф1だけ高レベルにドラッグアップされる。フェーズd
及びDがpチャネルトランジスタ84に対する入力につ
いて低レベルであるクロック信号Ф1を生起する間、評
価−実行可能トランジスタ84は完全にONになる。
【0057】図12に示されたフェーズaの間、出力ノ
ードがアクティブ(低レベル)であると仮定すると、出
力ノードの電圧レベルはフェーズAの間はクロックФ1
の電圧レベルと等しいので、出力ノードはアクティブ
(低レベル)のままである。出力ノードが非アクティブ
であると仮定すると、フェーズaは入念に分析しなけれ
ばならない。このフェーズの早期の段階では、評価−実
行可能トランジスタ84の状態は重要ではない。なぜな
ら、内部ノードZは早期の段階で放電されているからで
ある。
【0058】しかし、入力x01は予備充電されている
ので、入力x01はその有効性を喪失する。入力は1ダ
イオード降下Vd未満のФ0に追随する。Ф1は高レベル
なので、内部ノードZは充電する。これは約1スレショ
ルド降下Vt未満の入力x01に追随する。運良く、評
価−実行可能トランジスタ85のゲートにおける評価実
行可能信号(クロック信号Ф0と同一である)はこのト
ランジスタをカットオフ方向に移動させ、ON状態から
から約2Vt+Vd離れたままでいる。このランプに続く
合間では、評価−実行可能トランジスタはカットオフの
ままなので、出力は有効のままである。
【0059】非インバータの非アクティブフェーズCに
おける早期段階では、入力トランジスタ85はON状態
であり、クロックは低レベルである。従って、ノードZ
に蓄えられた荷電はクロックラインにダンプされる。こ
れはcV2エネルギー損失を意味する。この場合、運良
く、cはどちらかと言えば小さな容量である。前記の基
本的な反転ゲートと異なり、任意の個数の非インバータ
を直列に配置するには不都合である。なぜなら、出力の
アクティブ論理レベルは入力論理レベルよりも約1スレ
ショルド降下ほど悪いからである。これは実際的な制約
ではない。なぜなら、偶数個の非インバータはインバー
タにより置換できるからである。
【0060】タイミングは、評価−実行可能トランジス
タ84がOFFになる点で若干デリケートであるように
思われるが、このトランジスタの制御信号は入力信号を
生成する同一クロックФ0なので、入念なレイアウトは
無視可能なスキューを生じなければならない。スレショ
ルド降下はスキューに好都合な幾らか妥当な許容差を与
える。なぜなら、設計ではサイクルのこの必須部分でス
キュー許容差を任意に改良する方法が得られないからで
ある。
【0061】図10に示されたような非反転ゲートは、
前記の他のゲートが有することができるのと全く同様
に、多数の論理積入力,多数の論理和入力及び論理積入
力と論理和入力の任意の組合わせを有することができ
る。非反転論理ゲートは非反転入力の他に反転入力も有
することができる。このようなゲートの重要な例は排他
的ORゲートである。このゲートの一例を図13に示
す。図13に示された排他的ORゲートは、図10に示
されたものと同様な評価−実行可能FET84と直列な
nチャネル評価FET100を2個有する。
【0062】図13の排他的ORゲートは、FET8
4,100及び102と並列な、直列接続された2個の
pチャネル評価FET104と106も有する。図10
におけるダイオードと同様なダイオード90は、図13
に示された排他的ORゲートのクロックノード88と出
力ノード86の間に接続されている。図10の場合と同
様に、トランジスタ84の制御端末はクロック信号Ф0
に接続されており、クロックノード88は別のクロック
信号Ф1に接続されている。
【0063】入力ノード108及び110はそれぞれト
ランジスタ100及び102の制御端末に接続されてい
る。入力ノード112及び114はそれぞれトランジス
タ104及び106の制御端末に接続されている。入力
信号Aは入力ノード108と入力ノード112に接続さ
れ、入力信号Bは入力ノード110と入力ノード114
に接続される。図13のゲートは入力信号A及びBに対
して排他的OR機能を行うように機能する。特に、出力
ノード86における出力信号は入力信号A及びBの排他
的ORである。
【0064】図11は非反転ゲートの別の実施例を示す
ブロック図である。この非反転ゲートは、図8に示され
た一連の反転ゲートにおけるステージN反転ゲートに対
応する。この非反転ゲートは、ダイオード21と直列な
nチャネルトランジスタ19と、クロックノードと入力
ノードとの間に接続された第2のnチャネルトランジス
タ23を有する。入力ノードは第1のnチャネルトラン
ジスタ19の制御端末に接続されている。
【0065】第2のnチャネルトランジスタ23の制御
端末はクロック信号Фn1に接続され、クロックノードは
別のクロック信号Фn2に接続されている。出力ノードに
おける信号は入力ノードにおける信号の非反転版であ
る。この非インバータは図10の非インバータよりも一
層エネルギー消費的である。なぜなら、図11の非イン
バータの予備充電フェーズは図10の非インバータの予
備充電フェーズよりも一層エネルギー消費的だからであ
る。
【0066】図8は各クロックフェーズに対して接続さ
れたゲートを1個しか有しない交互n及びpゲートを有
する論理回路を示す。しかし、実際には、2個以上の論
理ゲートを各クロックゲートに接続させることができ
る。例えば、2個の論理ゲートを各フェーズに接続させ
ることができる。図14は、単一のクロック信号Фによ
り駆動される別のnタイプインバータと直列なnタイプ
インバータ25の一例のブロック図である。
【0067】この構造の利点は、nタイプインバータ2
7の出力がゲートに対する入力(IN1)の反転形であ
るため、非反転ステージとして使用できることである。
従って、単一のクロックに接続されたこのカスケード式
ゲートの構成は、追加のクロックフェーズを必要とする
別の非インバータの代替物となる。
【0068】これとは別に、入力に直接接続された第1
のゲートはインバータに続くNANDゲートのような複
雑なゲートであることもできる。その結果、ゲートの出
力はゲートに対する2個以上の入力のAND関数であ
る。図14に示されたような構成における各ステージ
は、単一のクロックに接続させることができるカスケー
ド式ステージの個数を制限するダイオードスレショルド
降下に概ね等しい量だけその出力を低下させる。また、
第1ステージの出力がクロックよりも遥かに遅れる場
合、第2ステージは失敗することがある。これは、回路
の最高速度を単一ゲートに比べて低くさせる。しかし、
実際には、これはさほど深刻な制限ではない。
【0069】以上説明してきた基本的な論理ゲートは、
ダイオード内の順方向降下により、予備充電ダイオード
における若干のエネルギー損失を被る。特に、CVδV
量のエネルギーが失われる。ここで、δVはダイオード
における順方向降下である。
【0070】従って、図15に示されるような改良を行
った。図15の回路の電圧波形を図16に示す。図15
の回路はnチャネルFET118の制御端末に接続され
た入力ノード116を有する。トランジスタ118の一
方の出力端末はクロックノード120に接続さてれい
る。クロックノード120は前記のクロック信号Ф0
受信する。トランジスタ118のその他の出力端末は出
力ノード122に接続されている。
【0071】図1に示された方向に極付された予備充電
ダイオード124はクロックノード120と出力ノード
122の間に接続されている。前記の回路は図1に示さ
れた基本的な反転ゲートと同一である。また、図15の
回路は予備充電ダイオード124を助力するように設計
されたブーストトランジスタも有する。本発明のこの実
施例では、ブーストトランジスタはダイオード124と
並列なnチャネルFET126である。
【0072】ブーストトランジスタ126の出力端末は
クロックノード120と出力ノード122の間に接続さ
れている。ブーストトランジスタ126の制御端末はp
チャネルFET130からなるpチャネル反転従ゲート
の出力ノード128に接続されている。pチャネルFE
T130の出力端末はダイオード132に接続されてい
る。この反転ゲートの入力ノード134は出力ノード1
22に接続され、クロックノード136は図16に示さ
れたクロック信号Ф1に接続されている。
【0073】ブーストトランジスタ126は、ダイオー
ド124による予備充電が必要な場合に完全にONにな
るように構成されている。従って、ダイオード124は
実質的に短絡され、その結果、このダイオードによるエ
ネルギー消費が低減される。次いで、図16に示された
クロックФ0が非常に緩慢に反り上がり、デバイスが適
正に設計されている場合、予備充電ダイオード124に
かかる電圧降下は恣意的に小さくすることができる。
【0074】この実施例では、ブーストトランジスタ1
26は、図15のラインドライバの最新の出力が低レベ
ルである場合に限って、高レベルの信号により制御する
ことができる。必要な信号はラインドライバの出力に接
続されたФ1によりクロックされる反転ゲートにより生
成される。図16における予備充電フェーズaにおい
て、ノード122におけるラインドライバ出力が低レベ
ルであれば、従出力128は高レベルであり、ブースト
トランジスタ126は、予備充電フェーズの大部分にお
いて、完全にONになる。
【0075】出力ノード122がレールの約1スレショ
ルド降下内に予備充電される場合、トランジスタ126
により行われるブースト処理は終了する。その後、予備
充電ダイオードはその仕事を完了する。出力が長時間に
わたって高レベルである場合、ダイオード124は良好
な出力レベルを維持するのに好都合である。本当に必要
な場合にだけ、ブーストトランジスタ126をONにす
ることが好ましい。クロックФ1のようなデータ独立信
号により制御される場合、ブーストトランジスタ126
はフェーズAの間及び恐らくそれよりも前から、常にO
Nになる。
【0076】これは望ましくない。なぜなら、既に高レ
ベルである出力ノード122が、クロック信号Ф0が低
レベルであるときにФ0接続されるからである。その
後、出力ノード122は突然に、かつ非断熱的に放電さ
れ、次いで、そのままにしておいても十分であれば、反
り戻る。図16における点線137は避けるべきこの現
象を示している。また、従ゲートはそれ自身の予備充電
ダイオード132を包含する。
【0077】従って、cVδVの予備充電消費量を有す
る。ここで、cは小文字である。すなわち、ブーストト
ランジスタのゲート容量である。このエネルギー消費は
僅少である。なぜなら、CVδV(ここで、Cは図15
のラインドライバに向かう大負荷容量である)に等しい
エネルギー量の消費を避けることができるからである。
【0078】前記において詳細に説明した論理回路群の
電圧マージンについて以下説明する。大抵の周辺状態は
図9のフェーズAにおいて生じる。この状態では、ステ
ージ1の出力は低状態である。入力は高レベルでり、Ф
1クロック信号も高レベルである。これは非常に厳しい
状態である。なぜなら、入力電圧は、Ф0クロック信号
により得られる最高電圧の1ダイオード降下以下だから
である。
【0079】この電圧が非常に低い場合、例えば、ダイ
オード降下が非常に大きな場合、ステージ1の評価トラ
ンジスタ56はONし始め、ステージ1出力の論理レベ
ルが危険にさらされる。これを処理するのに2つの一般
的な方法が存在する。一つの方法は、予備充電ダイオー
ドの順方向降下を評価トランジスタのON化スレショル
ドよりも大幅に低くすることである。
【0080】別の方法は、Ф0クロック信号の最高部を
Ф1クロック信号の最高部よりも高くすることである。
同様に、Ф1クロック信号の最下部はФ2クロック信号の
最下部よりも低くなければならない。これは、これら論
理要素と共に使用されるクロック発生回路を複雑にす
る。この状況はまた、許容可能な非意図的クロック電圧
偏位の大きさも制限する。
【0081】Ф1クロック信号の高部分が高くなりすぎ
る場合、又はФ0の低部分が低くなりすぎる場合、リン
ギング又はその他の現象により生起される問題が生じ
る。低順方向電圧降下を有する予備充電ダイオードは、
エネルギー消費量を低下させる利点に加えて、電圧マー
ジン問題を解決するのに有用である。本発明による論理
回路と共に使用されるこのようなダイオードの一例を図
17に詳細に示す。
【0082】図17はpチャネルインバータと直列なn
チャネルインバータを示す。また、本発明によるこれら
の論理ゲート用の予備充電ダイオードを形成することが
できる回路の実施例も示す。予備充電ダイオード138
及び140は図17に模式的に示されたようなFETの
各チャネルの一方の端部に結合されたゲートを有するF
ETにより実現させることができる。
【0083】評価トランジスタ10及び14に関連する
スレショルド電圧を低下させるために、このようなFE
Tダイオード138及び140のチャネルをドープする
ことが好ましい。或る場合には、pn接合ダイオードの
形又は低順方向降下を有するショットキーダイオードの
形で予備充電ダイオード138及び140を実現する方
が優れていることがある。
【0084】本発明による断熱的論理回路の入力を駆動
するために、通常の非断熱的論理回路の出力を使用する
こともできる。本発明の論理ゲートを断熱的に機能させ
るために、クロック信号の予備充電及び評価フェーズの
間のクロック信号の“休止”フェーズ中に入力信号遷移
を強制的に発生させなければならない。この状態が維持
される限り、入力波形の傾斜はさほど重大ではない。
【0085】従って、非断熱的論理回路から断熱的論理
回路になるためには、断熱的論理ゲートに入力信号を供
給した通常の論理ゲートを、断熱的論理クロックの“休
止”フェーズ中にのみ遷移させるだけでよい。本発明に
よる断熱的論理回路の出力も通常の非断熱的回路の入力
を駆動する。断熱的論理回路の出力は断熱的論理クロッ
クの“保持”フェーズ中のみ有効である。
【0086】従って、断熱的論理から供給される通常の
論理は、クロックの“保持”フェーズ中に断熱的論理の
出力をサンプリングだけするように制約されなければな
らない。通常の非断熱的論理出力及び非断熱的回路によ
る断熱的論理出力のサンプリングに対して制約を課すこ
とも可能である。例えば、通常のエッジトリガラッチ回
路により制約を課すことができる。
【0087】前記の論理回路はダイナミック断熱的回路
であるが、本発明による断熱的論理回路は、静的論理信
号が適当な時点で有効であれば、静的論理信号も使用で
きる。本発明による断熱的論理回路は常用の非断熱的論
理回路と共に使用することもできる。なぜなら、本発明
による論理回路で使用される断熱的論理信号を常用の論
理回路で使用される通常の静的又はダイナミック論理信
号に直接変換するからである。
【0088】例えば、この信号変換は、本発明による論
理回路により生成された断熱的信号が有効である場合
に、常用のラッチトリガにより行うことができる。本発
明による断熱的回路と一緒にチップ上に常用の回路が存
在するには、常用の尖鋭クロックを使用する必要があ
る。しかし、このクロックは全チップ上の回路に分配さ
れる必要は無く、常用の回路部分にだけ分配されればよ
い。
【0089】本発明の幾つかの実施例による断熱的回路
は、基本的に不可逆的なエネルギー消費部品を有するデ
バイスのために(例えば、これらの実施例で使用される
ダイオードにおけるエネルギー消費のために)、原則的
に、完全に断熱的又は可逆的ではないが、本発明による
この論理回路は、従来の殆どの低電力論理回路よりも実
際的にほぼ完全に断熱的である。
【0090】特に、通常のCMOS回路は幾つかの理由
により不必要にエネルギー消費的である。第1に、相補
型トランジスタの両方がCMOS動作の或る部分におい
て同時に部分的に導通状態になる場合、CMOS回路は
クローバ電流を被る欠点がある。第2に、CMOS回路
は、抵抗損失が蓄積エネルギーとほぼ等しく、そのため
に回路ノードから電源にエネルギーを全く返送できない
ような高速立ち上がり時間を有する信号を使用する。
【0091】立ち上がり時間の低下はクローバ電流を一
層悪くし、蓄積エネルギー状態を全く改善しない。なぜ
なら、回路構造は、エネルギーが電源に返送される場合
の計算結果を記憶しているようには設計されていないか
らである。しかし、本発明による断熱的論理回路では、
クローバ電流を被ることはなく、しかも、相当量のエネ
ルギーを回収することができる。
【0092】本発明による回路で使用されるクロック信
号の立ち上がり時間がチップの本来のRC時定数よりも
ごく僅かに長い場合、相当量のエネルギーが回収され
る。また、本発明による論理回路は極めて単純であり、
しかもコンパクトである。
【0093】従来の断熱的論理ゲートは論理ゲート1個
当たり相当多数のトランジスタを必要としていた。この
複雑な回路は、極めて低い動作周波数においてしか、有
意なエネルギー節約を行うことができない。しかし、本
発明による断熱的論理回路は複雑性による障害を全く有
しない。
【0094】実際、本発明による論理回路は従来の非断
熱的論理回路群よりも単純であり、同様に、従来の断熱
的論理回路群よりも単純である。本発明による断熱的論
理回路は実装空間をさほど必要とせず、クロックドライ
バに対する負荷も低い。本発明による断熱的論理回路
は、極めて高い動作周波数においても、標準的なダイナ
ミック論理回路よりも性能的に優れている。
【0095】エネルギー消費量が最低になるように本発
明の回路を設計するために、予備充電ダイオードの容量
及び損失を最小にするゲートにおいて最小サイズのトラ
ンジスタを使用する。次いで、I2R損失が過度になら
ないために、十分に低いクロックでチップを動作させ
る。実行可能な最小の、動作電圧V,ダイオード降下δ
V,単位面積当たりのゲート容量及び単位面積当たりの
チャネル抵抗を得るために、製造プロセスを最適化させ
なければならない。
【0096】ここで説明した論理ゲート、特に図1に示
したインバータの重要な点は、ラッチ機能がこれらのゲ
ートにより行われることである。インバータは入力信号
を反転させるように機能するばかりでなく、1ビットダ
イナミックラッチとしても機能する。同様に、n入力N
ORゲートはNOR機能を果たすだけでなく、1ビット
ラッチ機能も果たす。
【0097】この説明において、“ラッチ”という用語
は、ラッチに対する入力が無効になった後も、その出力
が正の時間長さの間、有効なままである回路を意味す
る。更に正確には、基本的な断熱的ダイナミック論理ゲ
ートはハーフラッチである。なぜなら、入力が非アクテ
ィブになるか又は有効なままであれば、保持フェーズ中
のゲート出力は有効なままだからである。入力が予期す
ることなくアクティブになれば、出力は無効になる。フ
ルラッチは極性に拘わらず、入力が無効になることを許
容する。
【0098】“ラッチ”という用語はハーフラッチとフ
ルラッチを含む。この定義は適正である。なぜなら、論
理動作(例えば、NOR動作)は原則的にゼロ消費量に
より元に戻す(取り消す)ことができるからである。論
理ゲートに対する入力がもはや利用できない場合、エネ
ルギーを消費すること無しにラッチ動作を取り消す又は
消去することはできない。ラッチはエネルギー消費的な
方法で消去しなければならない。
【0099】前記の予備充電ダイオードは再充電ダイオ
ードであるとみなすこともできる。なぜなら、これらの
役割は実際に連続的動作に備えることではなく、むしろ
先行の論理動作の結果を消去することである。これによ
り、ラッチをその標準状態にリセットすることができ
る。このリセット動作は原則的にエネルギー消費的であ
る。
【0100】公知文献によれば論理は無料でラッチは高
価なので、できるだけ多数の論理動作を行い、結果をラ
ッチし、そして、その後、論理動作を取り消すようにす
ればよい。全てのステージでラッチを有する常用のダイ
ナミック論理ゲートは出来るだけ使用すべきでない。本
発明では、安価なラッチを使用するので、全ての論理ゲ
ートからの結果をラッチするのに好都合である。
【0101】これにより、論理ゲートの入力を即座に取
り消すことができる。また、このことは、論理動作を元
に戻すために複雑な回路を使用する必要性も存在しない
ことを意味する。従って、論理計算の後に元に戻すため
に情報を記憶する必要は無い。本発明では、ラッチ動作
は高価であると断定する従来の考え方に反して、本当に
安価なラッチを使用している。
【0102】本発明に含まれるラッチは再充電毎に相当
低いCV2しか使用しない。これを構造的に行うため
に、スイッチに最小の電位をかけながらラッチノードに
対するスイッチを平成する手段を使用する。別の方法に
よれば、ラッチは原則的にエネルギー消費的である。実
際のデバイスの設計のガイドとして基礎的な物理的法則
を使用すれば、ラッチのエネルギー消費的特性のため
に、ラッチを避けるであろう。しかし、この法則は1k
Tのエネルギー消費を必要とする。この値は現在の電力
x遅延製品の6桁以下である。本発明では、実際に優れ
ているが、従来の知識と相入れないラッチを使用する。
【0103】
【発明の効果】結論として、本発明による論理群は著し
く低いスイッチングエネルギー(電力x遅延)とスイッ
チング動作(電力x遅延x遅延)を有する。本発明によ
る論理ゲートは標準的な論理ゲートよりも実際に単純で
あり、驚くほど早い速度(例えば、200MHz以上)
で動作することができる。これらのゲートは完全に標準
的な加工処理ラインで製造することができる。これらの
ゲートは信号プロファイル中のタイミングスキュー及び
その他の不完全性に対して寛容であり、殆ど全てのステ
ージで論理レベルを再生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】nチャネルトランジスタを使用する断熱的ダイ
ナミックインバータの一例の模式的ブロック図である。
【図2】断熱的ダイナミックインバータの別の例の模式
的ブロック図である。
【図3】図1のインバータに適用された、入力,出力及
びクロック電圧を示すタイミング図である。
【図4】図1に示されたインバータのpチャネルタイプ
の模式的ブロック図である。
【図5】断熱的ダイナミックNANDゲートの模式的ブ
ロック図である。
【図6】断熱的ダイナミックNORゲートの模式的ブロ
ック図である。
【図7】断熱的ダイナミックNAND/NORゲートの
模式的ブロック図である。
【図8】多重ステージ断熱的ダイナミック論理回路の模
式的ブロック図である。
【図9】図8の多重ステージ論理回路に関するクロック
電圧及び中間ステージ電圧を示すタイミング図である。
【図10】断熱的ダイナミック非反転ゲートの模式的ブ
ロック図である。
【図11】別の断熱的ダイナミック非反転ゲートの模式
的ブロック図である。
【図12】図10の非インバータに関連する入力信号,
出力信号及び2個のクロック信号のタイミング図であ
る。
【図13】断熱的ダイナミック排他的ORゲートの模式
的ブロック図である。
【図14】単一のクロックにより駆動される多数のゲー
トを有する断熱的論理回路の模式的ブロック図である。
【図15】本発明によるライン充電器の模式的ブロック
図である。
【図16】図15に示されたライン充電器に関するタイ
ミング図である。
【図17】これらのインバータと共に有用な予備充電ダ
イオードの一例を示すpチャネルインバータと直列なn
チャネルインバータの模式的ブロック図である。
【符号の説明】
10 FET 12 ダイオード 11 pチャネルトランジスタ 13,15,17 nチャネルトランジスタ 14 pチャネルFET 16 ダイオード 18,20 nチャネルFET 21 クロックノード 22 出力ノード 23,25 入力ノード 24 予備充電ダイオード 26,28 nチャネルFET 27 クロックノード 29 入力ノード 30 出力ノード 32 ダイオード 33 クロックノード 34,36,38 nチャネルFET 40 ダイオード 42 出力ノード 44,54,64,74 入力ノード 46,66 nチャネルFET 56,76 pチャネルFET 48,58,68,78 出力ノード 52,62,72,82 ダイオード 84 pチャネル評価−実行可能FET 85 nチャネル評価トランジスタ 86 出力ノード 88 クロックノード 90 ダイオード 92 入力ノード 100,102,104,106 トランジスタ 108,110,112,114 入力ノード 116,134 入力ノード 118 nチャネルFET 120,136 クロックノード 122,128 出力ノード 124 予備充電ダイオード 126 ブーストトランジスタ 130 pチャネルFET 132 ダイオード 138,140 予備充電ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの状態のうちの一つの状態を有する
    入力信号を受信する入力ノードと、 入力信号と同じ状態を有する出力信号を生成する出力ノ
    ードと、 第1及び第2レベルの間で定められた変化率で断熱的に
    変動する第1周期クロック信号を受信する第1クロック
    ノードと、 第3及び第4レベルの間で定められた変化率で断熱的に
    変動する第2周期クロック信号を受信し、第1クロック
    信号に対してあらかじめ定められた位相シフトを有する
    第2クロックノードと、 第2導電型の第2の可制御スイッチと直列につながる第
    1導電型の第1の可制御スイッチであって、第1及び第
    2の可制御スイッチが一つのクロックノードと出力ノー
    ドの間に直列に接続され、第1の可制御スイッチは他の
    クロックノードに対応する制御端末を有し、第2の可制
    御スイッチは入力ノードに対応する制御端末を有するよ
    うな切換素子と、 出力ノードと一つのクロックノードとの間に接続される
    整流手段と、 を有する非反転回路。
  2. 【請求項2】 二つの状態のうちの一つの状態を各々有
    する第1及び第2入力信号を受信する第1及び第2入力
    ノードと、 第1及び第2入力信号の排他的OR機能を表す状態を有
    する出力信号を生成する出力ノードと、 第1及び第2レベルの間で定められた変化率で断熱的に
    変動する第1周期クロック信号を受信する第1クロック
    ノードと、 第3及び第4レベルの間で定められた変化率で断熱的に
    変動する第2周期クロック信号を受信し、第1クロック
    信号に対してあらかじめ定められた位相シフトを有する
    第2クロックノードと、 第2導電型の第3の可制御スイッチと直列につながる第
    1導電型の第1及び第2の可制御スイッチであって、第
    1、第2及び第3の可制御スイッチが一つのクロックノ
    ードと出力ノードの間に直列に接続され、第3の可制御
    スイッチは他のクロックノードに対応する制御端末を有
    し、第1及び第2の可制御スイッチは第1及び第2入力
    ノードに対応する制御端末を有するような切換素子と、 出力ノードと一つのクロックノードとの間に接続される
    整流手段と、 を有する排他的OR回路。
JP6136634A 1993-05-28 1994-05-27 断熱的ダイナミック非反転回路 Pending JPH0715318A (ja)

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US069944 1993-05-28

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JP (1) JPH0715318A (ja)
KR (1) KR940027317A (ja)
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IL109798A (en) 1997-04-15
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