JPH0715298Y2 - 架空ケーブル保護用スパイラルスリーブ - Google Patents

架空ケーブル保護用スパイラルスリーブ

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JPH0715298Y2
JPH0715298Y2 JP1988076497U JP7649788U JPH0715298Y2 JP H0715298 Y2 JPH0715298 Y2 JP H0715298Y2 JP 1988076497 U JP1988076497 U JP 1988076497U JP 7649788 U JP7649788 U JP 7649788U JP H0715298 Y2 JPH0715298 Y2 JP H0715298Y2
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正雄 杉山
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株式会社浅羽製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は架空ケーブル保護用のスリーブに関する。
[従来の技術] ケーブルのプラスチック外被は傷つきやすく、電柱に吊
架された架空ケーブルが風等により揺れ動いて電柱に繰
り返し当るとプラスチック外被が傷つくので、ケーブル
の外周を包んで保護する必要があり、従来は第5図示の
ように、電柱Pに支持されたメッセンジャワイヤWから
ケーブルハンガーHにより吊り下げられたケーブルCの
外周に硬質プラスチック製の筒体Aを被せ、この筒体A
を紐Bで縛ってケーブルCの周囲を囲むように取付けて
いた。
また、合成樹脂製の中空管体に大小2つの断面Π形の螺
旋条を設けて大Π形螺旋条の内側に小Π形螺旋条が嵌合
する螺条溝を形成するとともに、この中空管体表面に螺
旋凸条を設け、この中空管壁を大小両Π形螺旋条の間で
螺旋に切り離して螺条帯を形成し、この螺条帯を電線の
周囲に螺旋状に巻付けて大Π形螺旋条の内側に小Π形螺
旋条を嵌合させることにより、碍子部付近の折曲半径の
極く小さい箇所の電線に巻付けることができるようにし
た実公昭49-9600号の防護カバーが公知である。
また背面中央に突条を突出させた長尺の半円形樋状板の
両側辺に沿って突縁を設け、一方の側辺の突縁には矢尻
形断面突条を設け、他方の側辺の突縁には前記矢尻形断
面突条が嵌合する矢尻形断面形状の凹溝を設け、前記の
半円形樋状板を2個合せて電線を挾み、一方の半円形樋
状板の側辺突縁の矢尻形断面突条を相手方の半円形樋状
板の側辺突縁の矢尻形断面形状の凹溝に嵌合させ両半円
形樋状板を長尺の被覆筒状に結合して電線の周囲に被
せ、この電線周囲の長尺の被覆筒を捻回して被覆筒周面
に螺旋状に凸条を形成することにより、電線上の積雪を
防ぐようにした特公昭53-35276号の既設線杆材被覆方法
が公知である。
[考案が解決しようとする課題] 第5図示のような従来のプラスチック筒体Aは、長期間
経過すると電柱に摺擦して破損し、そのまま放置すると
ケーブル外被を傷つけるので、損傷したならば速やかに
取り換えなければならないが、架空ケーブルの高所にお
いてケーブルに装着されている長尺のプラスチック筒体
Aを取外して新品を取付ける作業をするのは手数がかか
り長時間を要するので容易でなく、ケーブルに装着され
た筒体Aは紐Bが緩んで外れ易いという問題点があっ
た。
また、前記実用新案公告の防護カバーは、互いに嵌合し
合う大小2つの螺旋条の断面形状がΠ形であるため、強
風時になると嵌合している大小の両Π形螺旋条の間の隙
間に強風が吹き込んで嵌合が外れ、電線から外れて落下
する危険があるという問題点がある。
また、前記特許公告の既設線杆材被覆方法のものは、長
尺の半円形樋状板を2個合せて電線を挾み、一方の半円
形樋状板の矢尻形断面突条を相手方の半円形樋状板の矢
尻形断面形状の凹溝に嵌合さて長尺の筒状に結合しなけ
ればならないので、架空電線の高所において長尺の半円
筒体2個を取扱う作業や電線に長尺筒状に装着したりこ
れを取替える作業が容易でないという問題点がある。
本考案は、架空ケーブルに外れないように確実に装着で
きる架空ケーブル保護用スパイラルスリーブを提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前記の問題点を解決するために本考案の架空ケーブル保
護用スパイラルスリーブは、プラスチック製スパイラル
帯条1の上面に帯条長さ方向に台形突出条部3を設けて
該台形突出条部3の帯条前縁側に平板状部4を形成し、
前記台形突出条部3の下側面に開口する帯条長さ方向の
アリ溝形係合溝2を設け、前記帯条1の後端縁6に上方
に突出する帯条長さ方向の逆台形係合凸条部5を設け、
前記台形突出条部3と逆台形台形係合凸条部5との間の
帯条上面に押え段部7を設けて該押え段部7の前記逆台
形係合凸条部5側の側面隅部に細隙溝7aを設け、 前記スパイラル帯条1をスパイラルに巻回して、該帯条
1の先行巻回帯条部分1aの逆台形係合凸条部5上に後続
巻回帯条部分1bの下側面のアリ溝形係合溝2を嵌合し、
該後続巻回帯条部分1bの帯条前縁側平板状部4の先端縁
4aを先行巻回帯条部分1aの押え段部7の隅部の細隙溝7a
に嵌挿して、管状を呈するスパイラル巻回スリーブを構
成したものである。
[作用] スパイラル帯条1を架空ケーブルの外周にスパイラルに
巻回して(第1図の矢印前側、矢印後側は、ケーブル上
に前側矢印から後側矢印に向ってスパイラル帯条1を巻
回することを示し、ケーブルに巻回されたスパイラル帯
条1の前側矢印の側の帯条部分が先に巻回されている先
行巻回側の帯条部分であり、後側矢印の側の帯条部分が
後に続けて巻回される後続巻回側の帯条部分であり、第
3図の前側矢印は帯条1の前側を示し、後側矢印は後側
を示す)スパイラル帯条1の先行巻回帯条部分1aの逆台
形係合凸条部5と後続巻回帯条部分1bのアリ溝形係合溝
2が嵌合しているだけでなく、後続巻回帯条部分1bの帯
条前縁側平板状部4の先端縁4aが先行巻回帯条部分1aの
押え段部7の細隙溝7aに嵌挿してスパイラル巻回の合せ
目を閉じているので、強風時でも先行巻回帯条部分1aと
後続巻回帯条部分1bの間には強風が吹き込まず、従来の
ような嵌合が外れて電線から落下するという危険はな
い。
アリ溝形係合溝2上に設けた台形突出条部3は、帯条1
が薄肉でもアリ溝形係合溝2を充分な深さに形成するこ
とを可能にする。
スパイラル帯条1は従来のような長尺の筒状体ではない
から、取扱いが容易であり、プラスチック製スパイラル
帯条のスパイラル成型弾力によりスパイラル管状のスリ
ーブの形状が保持されて架空ケーブルの外周を囲みケー
ブル外被の損傷を防ぐ。
[実施例] 以下本考案の実施例を図面により説明する。第1図は本
考案の架空ケーブル保護用スパイラルスリーブの1部を
断面で示し、第2図はそのスリーブ管の端面を示し、第
3図はスパイラルスリーブを構成するスパイラル帯条の
端部を示したものである。
第3図において、1はポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、エ
チレン酢酸ビニル共重合体樹脂(EVA)等の適宜の軟質
プラスチックにて弾力のあるスパイラルを形成するよう
に成型したスパイラル帯条である。
2は前記の軟質プラスチック製スパイラル帯条1の下面
に開口させて帯条長さ方向に設けたアリ溝形の係合溝で
あり、このアリ溝形係合溝2は、帯条1の上面に帯条長
さ方向に台形突出条部3を設け、この台形突出条部3の
下側面に開口させて設ける。4はスパイラル帯条1の前
縁側に設けた帯条前縁側平板状部であり、4aはこの帯条
前縁側平板状部4の先端縁である。
5はスパイラル帯条1の後端縁6に帯条長さ方向に設け
た逆台形の係合凸条部であり、帯条1の上面に突出させ
て設ける。
前記アリ溝形係合溝2と逆台形係合凸条部5は嵌合し合
う寸法に形成する。
7はスパイラル帯条1の上面に突出して設けた押え段部
であり、前記台形突出条部3と係合凸条部5との間に設
け、この押え段部7の係合凸条部5側の側面隅部に前記
の帯条前縁側平板状部4の先端縁4aが嵌入する細隙溝7a
を設ける。
8は前記の押え段部7と逆台形係合凸条部5との間に形
成された帯条前縁側平板部4の重なり嵌入部である。
前記のように形成したスパイラル帯条1をスパイラルに
巻回して第1図示のように管状のスリーブに形成する。
この帯条1をスパイラルに巻回し、先行する巻回の帯条
部分1aの後端縁6の逆台形係合凸条部5の上に、後続の
巻回の帯条部分1bの下面のアリ溝形係合溝2を重ねて嵌
合させ、後続巻回帯条部分1bの帯条前縁側平板部4を先
行する巻回の帯条1aの重なり嵌入部8の上に重ね、この
帯条前縁側平板部4の先端縁4aを押え段部7の細隙溝7a
に嵌挿して押える。
前記のようにして架空ケーブル外周に巻回されたスパイ
ラル帯条1はその巻回の合せ目が閉じ、プラスチック帯
条のスパイラル成型弾力によりスパイラル管状に保持さ
れて架空ケーブル保護用スパイラルスリーブが構成され
る。
前記スパイラルスリーブの寸法は、たとえばスパイラル
帯条1の中央部の厚さを約1.5mm、前側縁部4と重なり
嵌入部8の厚さを約0.75mm、押え段部7の部分の厚さを
約3mm、帯条1の幅を54mmとし、管状に巻回形成するス
リーブの径はこれを装着するケーブルの外周を囲む適宜
の径にし、黒色、黄色等適宜の色に着色する。
前記のように構成した本考案の架空ケーブル保護用スパ
イラルスリーブは、プラスチック外被が傷つくおそれの
あるケーブル、たとえば第4図示のように電柱Pに吊架
されたメッセンジャワイヤWからハンガーHによって吊
り下げられた架空ケーブルの外周にスパイラル帯条1を
前記のようにして巻付けて装着する。このようにスパイ
ラルスリーブを装着したケーブルは、風等により揺れ動
いて電柱に当ってもケーブル外被の損傷が防止される。
このケーブルに装着したスパイラルスリーブが損傷した
ときはスパイラル帯条1の巻回を解いてケーブルから外
し、新品のスパイラルスリーブを装着する。
[考案の効果] 前記のように本考案は、プラスチック製スパイラル帯条
に設けた台形突出条部とアリ溝形係合溝を嵌合するとと
もに、帯条前縁側平板状部と押え段部の細隙溝を設けて
この帯条前縁側平板状部の先端縁を押え段部の細隙溝に
嵌挿するように構成したので、スパイラル巻回の合せ目
が閉じ先行巻回帯条部分と後続巻回帯条部分の間に風が
吹き込まず、嵌合が外れて電線から落下する危険はな
い。
また、スパイラル帯条1は従来のような長尺の筒状体で
はないから、取扱い作業が容易になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の1部断面図、第2図はその
端面図、第3図はスパイラル帯条の端部の斜視図、第4
図は使用状態図、第5図は従来例の図である。 1:スパイラル帯条 2:アリ溝形係合溝 3:台形突出条部 4:帯条前縁側平板状部 4a:帯条前縁側平板状部4の先端縁 5:逆台形台形係合凸条部 6:帯条1の後端縁 7:押え段部 7a:細隙溝 1a:先行巻回帯条部分 1b:後続巻回帯条部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック製のスパイラル帯条(1)の
    上面に帯条長さ方向に台形突出条部(3)を設けて該台
    形突出条部(3)の帯条前縁側に平板状部(4)を形成
    し、前記台形突出条部(3)の下面に開口する帯条長さ
    方向のアリ溝形係合溝(2)を設け、前記帯条(1)の
    後端縁(6)に上方に突出する帯条長さ方向の逆台形係
    合凸条部(5)を設け、前記台形突出条部(3)と逆台
    形台形係合凸条部(5)との間の帯条上面に押え段部
    (7)を設けて該押え段部(7)の前記逆台形係合凸条
    部(5)側の側面隅部に細隙溝(7a)を設け、 前記帯条(1)をスパイラルに巻回して、該帯条(1)
    の先行巻回帯条部分(1a)の逆台形係合凸条部(5)上
    に後続巻回帯条部分(1b)の下側面のアリ溝形係合溝
    (2)を嵌合し、該後続巻回帯条部分(1b)の帯条前縁
    側平板状部(4)の先端縁(4a)を先行巻回帯条部分
    (1a)の押え段部(7)の隅部の細隙溝(7a)に嵌挿し
    てスパイラル管状に巻回した架空ケーブル保護用スパイ
    ラルスリーブ。
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JPS5335276A (en) * 1976-09-14 1978-04-01 Kobe Steel Ltd Method for operating fluid inclinerator and fluid incinerator

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