JPH07152608A - システムの異常監視回路 - Google Patents

システムの異常監視回路

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JPH07152608A
JPH07152608A JP5319245A JP31924593A JPH07152608A JP H07152608 A JPH07152608 A JP H07152608A JP 5319245 A JP5319245 A JP 5319245A JP 31924593 A JP31924593 A JP 31924593A JP H07152608 A JPH07152608 A JP H07152608A
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JP
Japan
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control means
main control
data
monitoring
circuit
Prior art date
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Application number
JP5319245A
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English (en)
Inventor
Masaaki Iga
理明 伊賀
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システムを制御する制御手段であるCPUの
暴走等の異常状態を確実に検出することにより、システ
ムの異常状態がもたらす事故や危険を回避することので
きる優れた異常監視回路を提供する。 【構成】 システムを制御するメインCPU11と、こ
のメインCPUに監視用データ20Aを送信し、当該メ
インCPUから当該監視用データに応じた確認用データ
20Bを受信しないときに、当該メインCPUをリセッ
トするリセット信号を発する監視用CPU20とを備え
た構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCPU等により
制御するシステムの異常を監視する異常監視回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】かかるシステムの異常監視回路として、
ウォッチ・ドッグ・タイマ(以下、WDTと称する)が
広く知られている。このWDTを使用した異常監視回路
としては、ハード的なものとソフト的なものとがある。
ハード的なWDTは、システムを制御するCPUのシス
テムクロックを監視して、所定期間このクロックが検出
できない場合に、CPUをリセットする構成となってい
る。ところがシステムクロックを正常に検出した場合で
も、CPUの動作が異常であることがあり、ハード的な
WDTでは異常状態の検出が十分でない。
【0003】そこで近年はソフト的なWDTが採用され
てきた。図4はこのようなWDTを適用した温度制御シ
ステムにおける従来の異常監視回路のブロック図であ
る。図4において、1はこのシステムを制御するCP
U、2は被制御装置の温度を検知する温度センサ(いず
れも図示せず)よりの信号を入力する入力回路、3は入
力回路2から得られるアナログ信号をディジタル信号の
温度データに変換してCPU1に供給するA/D変換回
路である。4はこの温度データに基づいてCPU1が所
定の演算処理を行って送出する制御データを受けて、被
制御装置への制御出力を送出するリレー回路である。
【0004】また、5はAC入力電源より直流電源を生
成し各ブロックに所定の電源を供給する電源回路、6は
この電源回路5が投入されたときにCPU1をリセット
するパワー・オン・リセット回路である。7はCPU1
から送出される図に示すようなWDT信号7Aを受け
て、CPU1に対するリセット信号7Bを生成するWD
Tである。このWDT信号7Aは、CPU1のプログラ
ムの中に組み込まれたWDTルーチンで生成され、プロ
グラムの本来の温度制御に係る一連の処理の終了のたび
に送出される。したがってWDT7がこのWDT信号7
Aを一定期間受信しない場合には、CPU1の動作が異
常状態と判断できるので、リセット信号7Bを発生して
CPU1をリセットする。
【0005】なお、8は操作部(図示せず)からの操作
入力をキースキャンするキーマトリックス回路、9は温
度制御に係るデータや被制御装置の状態を表示する表示
回路である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の異常監視回路においては、CPU1が暴走した場合に
無限ループに入ることがある。この無限ループがWDT
ルーチンで発生した場合には、常時WDT信号7AがC
PU1から出力されるため、CPU1が暴走しているこ
とを検出することができない。そのため温度制御システ
ムの場合で、この暴走が被制御装置の温度を上昇する処
理中に発生したときは、その温度を制御することとがで
きないので、製品が破壊されるばかりか、火災等が発生
する危険もあり得る。また、ロボットシステムの場合に
は、人がけがをするような事故が発生することもある。
【0007】本発明はかかる従来の問題を解決するもの
であり、システムを制御する制御手段であるCPUの暴
走等の異常状態を確実に検出することにより、システム
の異常状態がもたらす事故や危険を回避することのでき
る優れた異常監視回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、システムを制御する主制御手段と、この主
制御手段に監視用データを送信し、当該主制御手段から
当該監視用データに応じた確認用データを受信しないと
きに当該主制御手段をリセットするリセット信号を発す
る副制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明は上記構成により、主制御手段と副制御
手段との間で通信を行い、その通信が正常でない場合
に、主制御手段が異常状態であるとしてこれを確実に検
出し、システムの異常状態がもたらす事故や危険を回避
することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明によるシステムの異常監視回
路の実施例のブロック図であって、被制御装置の温度調
整を行う温調器に関するものである。図1において、1
1はこの温調器を制御する主制御手段としてのメインC
PUである。12は被制御装置の温度を検知する温度セ
ンサ(いずれも図示せず)よりの信号を入力する入力回
路、13は入力回路12から得られるアナログ信号をデ
ィジタル信号の温度データに変換してメインCPU11
に供給するA/D変換回路である。14はこの温度デー
タに基づいてメインCPU11が所定の演算処理を行っ
て送出する制御データを受けて、被制御装置への制御出
力を送出するリレー回路である。
【0012】また、15はAC入力電源より直流電源を
生成し各ブロックに所定の電源を供給する電源回路であ
る。16は操作入力をキースキャンするキーマトリック
ス回路であり、17にキースイッチの構成を示す。18
は温度制御に係るデータや被制御装置の状態を表示する
表示回路、19は表示回路18を駆動するトランジスタ
である。
【0013】20は副制御手段としての監視用CPUで
あり、主制御手段であるメインCPU11の異常を監視
する。21は後述する監視用データをキーマトリックス
回路に接続してメインCPU11の入力ポート数を節約
するためのOR回路である。22は暴走状態記憶用のフ
リップフロップ、23はフリップフロップ22及びメイ
ンCPU11を電源投入時にリセットするパワー・オン
・リセット回路である。24は2つのローレベルのリセ
ット信号のOR回路、25はメインCPU11の暴走を
検出した時点灯する暴走モニタである。また、26は自
走マルチバイブレータで構成された強制リセット信号発
生回路(以下、単に強制リセット回路という)であり、
監視用CPU20をリセットするためのリセット信号を
発生する。
【0014】次に、図1の構成の動作について図2及び
図3を参照して詳細に説明する。図2及び図3はそれぞ
れ監視用CPU20及びメインCPU11によって実行
される監視動作のフローチャートである。
【0015】まず、電源が投入されると、パワー・オン
・リセット回路23によりメインCPU11及びフリッ
プフロップ22がパワー・オン・リセットされる。その
後メインCPU11が所定の動作を開始すると、監視用
CPU20は監視用データ20AをメインCPU11に
送信する。具体的には、図2において、所定の初期化が
なされ(ステップS1)、監視用CPU20内の不一致
カウンタ(図示せず)を所定値にセットする(ステップ
S2)。この初期化は、ポートAを出力ポートに、ポー
トBを入力ポートに、ポートCを出力ポートに設定する
とともに、ポートCをハイレベルに設定し、その他ワー
キングエリアの初期化を行うものである。ついでポート
Aに監視用データ20Aをストアする(ステップS
3)。
【0016】その後、予め設定したT1(sec)の時間が経
過したかどうかを判定し(ステップS4)、経過した場
合にはポートBの確認用データを読み込む(ステップS
5)。そして監視用データ20Aと確認用データ20B
とが一致しているかどうかを判定する(ステップS
6)。一致していない場合には不一致カウンタの値を一
つデクリメントする(ステップS7)。この不一致カウ
ンタの値が“0”であるかどうかを判定し(ステップS
8)、“0”でない場合にはステップS3からステップ
S7までを繰り返し実行し、不一致カウンタの値が
“0”になったときは、メインCPU11が暴走したと
判断して、ポートCをハイレベルからローレベルに反転
する(ステップS9)。
【0017】この信号反転はフリップフロップ22に入
力され、その出力がローレベルとなる。その結果、OR
回路24を介してリセット信号がメインCPU11に入
力される。また同時に、暴走モニタ25が点灯してユー
ザーに暴走が発生したことを報知する。
【0018】なお、ステップS9の処理の後に無限ルー
プ処理(ステップS)に入るが、ステップS6において
監視用データ20Aと確認用データ20Bとが一致した
場合、すなわちメインCPU11が正常に動作している
と判断した場合にも、ステップS10の無限ループ処理
に移行する。この無限ループ処理については後述する。
【0019】一方、図3において、初期化処理(ステッ
プS11)後、メインCPU11のポートAの端子A1
をハイレベルからローレベルに反転し(ステップS1
2)、OR回路21をアクティブにして、ポートDの監
視用データ20Aを読み込む(ステップS13)。端子
A1がローレベルの間は、ポートAの他の端子A2、A
3及びA4はハイレベルに保持され、キー入力を無効に
している。監視用データ20Aを読み込んだ後は、ポー
トAのA1をローレベルからハイレベルに戻す(ステッ
プS14)。そして、温調器としての各種処理を行い
(ステップS15)、確認用データ20BをポートCに
ストアする(ステップS16)。すなわち確認用データ
20Bを監視用CPU20に送信するのである。ここ
で、温調器としての各種処理を行う所要時間が図2のス
テップS4における待ち時間のT1(sec)である。なお、
各種処理とは、入力データのA/D変換、キースイッチ
の読み込み、表示の更新、制御出力処理等である。
【0020】メインCPU11は、ステップS12から
ステップS16までの処理を繰り返し実行し、監視用C
PU20に対する応答を行う。
【0021】このように、監視用CPU20は、一定の
頻度で複数回送信した監視用データ20Aに対して所定
数の確認用データ20Bを受信した場合には、メインC
PU11は正常に動作を行っていると判断する。しか
し、所定数の確認用データ20Bを受信しない場合に
は、メインCPU11が暴走状態にあるとしてメインC
PU11をリセットするためのリセット信号を送出す
る。
【0022】上記したように、監視用CPU20は非常
に単純な動作を繰り返し実行するため、安価で簡単な4
ビットCPU等で構成され、この監視用CPU20自体
が暴走することは非常に希である。しかし万一のことを
想定して図1に示す強制リセット回路26が設けてあ
る。この強制リセット回路26は、周期的にリセット信
号20Cを監視用CPU20に与える。すなわち、図1
に付記するように、周期t(sec) ごとにローレベルのパ
ルス信号を発生して監視用CPU20に強制的に与える
のである。その結果、仮に監視用CPU20が暴走中で
ある場合でも、その暴走時間は周期t(sec) 以上継続す
ることはない。この周期t(sec) は、メインCPU11
の暴走を検出するための最大許容時間よりも短く設定さ
れていることはいうまでもない。また、図2におけるス
テップS10の無限ループとは、強制リセット回路26
からの次のリセット信号が入るまでの待機処理である。
【0023】また、この周期t(sec) の期間に、監視用
CPU20は所定回数(例えば図2の不一致カウンタに
セットした値以上の回数)の監視用データ20Aを送信
し、かつ、その監視用データ20Aに対する確認用デー
タ20Bを受信できるに十分な時間となるようにプログ
ラムが組まれている。
【0024】
【発明の効果】上記実施例で明らかなように、本発明に
よれば、システムを制御する主制御手段と、監視用に設
けられた副制御手段との間で通信を行い、その通信が正
常でない場合に、主制御手段が異常状態であるとしてこ
れを確実に検出することにより、システムの異常状態が
もたらす事故や危険を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシステムの異常監視回路の実施例
のブロック図である。
【図2】監視用CPUによって実行される監視動作のフ
ローチャートである。
【図3】メインCPUによって実行される監視動作のフ
ローチャートである。
【図4】WDTを適用した温度制御システムにおける従
来の異常監視回路のブロック図である。
【符号の説明】
11 メインCPU(主制御手段) 20 監視用CPU(副制御手段) 20A 監視用データ 20B 確認用データ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システムを制御する主制御手段と、 この主制御手段に監視用データを送信し、当該主制御手
    段から当該監視用データに応じた確認用データを受信し
    ないときに当該主制御手段をリセットするリセット信号
    を発する副制御手段と、を備えたことを特徴とするシス
    テムの異常監視回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、一定時間ごとに前記
    副制御手段を強制的にリセットするリセット信号発生回
    路を有することを特徴とするシステムの異常監視回路。
JP5319245A 1993-11-26 1993-11-26 システムの異常監視回路 Pending JPH07152608A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5319245A JPH07152608A (ja) 1993-11-26 1993-11-26 システムの異常監視回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5319245A JPH07152608A (ja) 1993-11-26 1993-11-26 システムの異常監視回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07152608A true JPH07152608A (ja) 1995-06-16

Family

ID=18108039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5319245A Pending JPH07152608A (ja) 1993-11-26 1993-11-26 システムの異常監視回路

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JP (1) JPH07152608A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6820000B2 (en) 2001-10-31 2004-11-16 Denso Corporation Electronic control device having control and monitoring cpus

Cited By (1)

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US6820000B2 (en) 2001-10-31 2004-11-16 Denso Corporation Electronic control device having control and monitoring cpus

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