JPH07152476A - 手書き編集装置、ペン入力変換方法、及び編集方法 - Google Patents

手書き編集装置、ペン入力変換方法、及び編集方法

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JPH07152476A
JPH07152476A JP30061993A JP30061993A JPH07152476A JP H07152476 A JPH07152476 A JP H07152476A JP 30061993 A JP30061993 A JP 30061993A JP 30061993 A JP30061993 A JP 30061993A JP H07152476 A JPH07152476 A JP H07152476A
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Masayoshi Okamoto
正義 岡本
Hideto Yamamoto
英人 山本
Kazuhiro Ieda
一廣 家田
Akira Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キーボード・マウスを入力手段としたアプリ
ケーションプログラム(9)をペンで動作させる場合に、
筆記者の意図した通りの位置での、手書き編集記号によ
る編集を実現するものである。 【構成】 ペンの筆跡座標データに基づいて編集記号認
識部(4)で編集記号を認識し、その認識結果と筆跡座標
データから編集特定部(5)で編集記号によって異なる編
集位置を特定し、編集位置出力部(6)によって編集位置
の座標をマウス入力と同一形式でアプリケーションプロ
グラム(9)へ出力した後に、編集種類出力部(6)によって
編集の種類に対応するキーの押下を表すデータを前記ア
プリケーションプログラム(9)へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、編集記号認識技術を備
えたペン型コンピュータの編集技術に関する。特に、ペ
ン入力用オペレ−ティング・システム(ペンOS)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的なコンピュータで、文書作成等を
行う場合は、文書作成用のソフトウエアを読み込んで動
作させる。このソフトウエアはアプリケーションプログ
ラムであり、この時の入力操作は、キーボード及びマウ
スによって為される。ところで、コンピュータの入力操
作を、ペンで行うコンピュータが提案されている。
【0003】このコンピュータでは、キーボード・マウ
スの替わりに、ペンで位置を指定したり、ペンで筆記し
た文字や編集記号(校正記号,ジェスチャ)を認識して文
字の入力や編集を行う。編集記号を用いた編集では、筆
記位置によって編集の位置を指定し、筆記形状によって
編集の種類を指定する方法が一般的に用いられている。
【0004】このような編集記号操作が可能なペン入力
装置に関しては、特開平5-225399号公報(G06K9/62),特
開昭61-107468号公報(G06F15/20),特開昭64-41081号公
報(G06K9/62),日経BP社発行の雑誌「日経エレクトロニク
ス,1991.4.15(no.525)」の115p〜133pの「手書き入力OS
誕生」等に記載され良く知られている。ところで、実際
のペン入力コンピュータは、2つに分けられる。
【0005】一つは、ペン入力専用の関数やライブラリ
等を用いた特定のプログラムだけを動作させるものであ
る。残りの一つは、キーボード・マウスを入力手段とし
た既存のアプリケーションプログラムを無変更でペンを
入力手段として動作できるものである。前者に於て、特
定のプログラムだけを動作させるものの中には、編集記
号毎に編集位置を決定し、その編集位置に対して編集を
行うものがある。
【0006】その一例を図1に示す。図1(a)は文字挿
入、図1(b)は空白挿入の編集記号例を示す。それぞれ、
Hは筆跡、Mは既入力の文字を示す。Pは編集位置を示
す。図1(a)の場合、一般的には文字記入枠(図示せず)に
文字を筆記するとその文字が認識されて編集位置に挿入
される。
【0007】図1(b)の場合、編集位置(P)に空白が挿入
されて、編集位置(P)より右の文字列は1文字分づつ右
に移動する。既存のプログラムを動作させないペン入力
専用のプログラムでは、編集記号ごとに編集位置を決定
し、その位置に対して編集を行うことは、専用の関数や
認識ライブラリを用いるなど特定のプログラムを行うこ
とで実現できる。
【0008】しかし、この例では、当然、キーボード、
マウスを入力手段とした既存のアプリケーションプログ
ラムを利用できない。このため、既存のアプリケーショ
ンプログラムをペンで動作させるための、ペンOSが、
考えられている。ペンOSにより動作するコンピュータ
の一例の画面(D)を図2に示す。
【0009】文字入力用のウィンドウ(W1)は文字記入枠
を構成する。また、アプリケーションプログラム用のウ
ィンドウ(W2)内にペンで編集記号を筆記すれば編集が行
われる。このペンOSは、ペン入力を、キーボード入力
とマウス入力に変換するものである。
【0010】尚、このようにペン入力を変換して、アプ
リケーションプログラムに供給することは、特開平5-19
7478号公報(G06F3/03),特開平5-127824号公報(G06F3/03
3)等にも記載され良く知られている。つまり、米国Micr
osoft社の「Windows for Pen Computing」等の実際のペン
OSでは、キーボードとマウスを入力操作機器の対象と
した既存のアプリケーションプログラムをペンで動作さ
せるために、ペンの筆跡座標をマウスと同一形式でアプ
リケーションプログラムに出力すると共に、編集記号の
認識結果をキー入力と同一形式でアプリケーションプロ
グラムに出力する処理により、ペンによるキーボード、
マウスのエミュレーションが行われている。
【0011】しかし、ペンで編集記号を筆記した場合、
まず編集記号の書き始めの位置、つまりペンがダウンし
た位置でマウスのボタンが押されたことを示すデータが
アプリケーションプログラムに通知される。その結果、
アプリケーションプログラムは編集記号の書き始めの位
置(マウス座標)に対応する文字座標(行、カラム)に文字
編集用のカーソルを移動させる。
【0012】この後、編集記号が認識されて、その認識
結果である編集内容と同一内容のキーが押されたことを
示すデータがアプリケーションプログラムに通知され、
その編集内容に基づいてアプリケーションプログラムは
編集を行なう。このように、キーボードとマウスを対象
とした既存のプログラムをペンで動作させるものは、編
集記号の書き始めの位置が編集位置になっている。
【0013】この編集方法での編集例を図3に示す。図3
(a)(b)は文字挿入用の記号の筆記とその編集結果を示
し、図3(c)(d)は空白挿入用の記号の筆記とその編集結
果を示す。それぞれ、Mは既入力文字、Hは編集記号の
筆跡、Pは編集位置(マウス座標)、Qは実際に編集され
る編集位置(文字カーソル位置)を示す。
【0014】図3(a)の後、文字を入力するとこの入力さ
れた文字は図3(b)に示すように、Nで示す文字列となっ
てQの位置に挿入される。この図3の例のように、編集
記号の書き始めの位置(P)が筆記者の意図した編集位置
とは少しずれた文字座標位置になると、意図した編集と
は異なる編集が行われる。また、文字の表示サイズが小
さく、文字や行ピッチが狭くなる程、この傾向は顕著に
なる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、編集記号
の書き始めの位置を編集位置に固定したものでは、筆記
者の意図した通りの編集が行えないという問題点があ
る。キーボードとマウスを対象とした既存のアプリケー
ションプログラムをペンで動作させる場合についても、
編集記号毎に編集位置を決定し、その編集位置に対して
編集を行うことが望ましい。
【0016】キーボードとマウスとを対象とした既存の
アプリケーションプログラムは、元々編集記号によって
編集を行うことを想定して作られたものではないため編
集位置の設定はできなかった。本発明は、既存のアプリ
ケーションプログラム用のペンOSにおいても、編集記
号毎に編集位置を決定し、その編集位置に対して編集を
行わせることを目的とする。
【0017】また、本発明は、キーボード・マウスを入
力手段としたアプリケーションプログラムをペンで動作
させる場合において、筆記者の意図した通りの位置での
手書き編集記号による編集を実現するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の編集方法は、ペ
ンで筆跡座標データを入力するための座標入力手段と、
ペンで入力された筆跡座標データから編集記号を認識す
る編集記号認識手段と、前記筆跡座標データと認識結果
に基づいて編集位置を特定する編集位置特定手段と、該
編集位置の座標をマウス入力と同一形式でアプリケーシ
ョンプログラムに出力する編集位置出力手段と、編集記
号の認識結果を編集の種類に対応するキーの押下を表す
データに変換してキー入力と同じ形式でアプリケーショ
ンプログラムに出力する編集種類出力手段を有し、前記
編集位置出力手段によって編集位置を出力した後に、前
記編集種類出力手段によって編集の種類に対応するキー
の押下を表すデータを出力することを特徴とする。
【0019】また、本発明の編集方法は、前記編集の種
類に対応するキーの種類を登録変更する機能を有するこ
とを特徴とする。また、本発明の編集方法は、編集記号
と該編集記号の編集位置を登録変更する機能を有し、前
記編集記号認識手段は該登録変更した編集記号を認識対
象とし、前記編集位置特定手段は該登録変更した編集位
置に基づいて編集位置を特定する機能を有することを特
徴とする。
【0020】また、本発明の編集方法は、ペンで筆跡座
標データを入力するための座標入力手段と、ペンで入力
された筆跡座標データから編集記号を認識する編集記号
認識手段と、編集位置を特定する編集位置特定手段と、
編集記号と該編集記号の編集位置を登録変更する編集位
置登録変更手段を有し、前記編集位置登録変更手段は、
筆跡を囲むエリアを基準とする相対位置関係で編集位置
を登録変更し、前記編集位置特定手段は、前記編集記号
認識手段によって認識された認識結果と前記編集位置登
録変更手段で登録変更された前記相対位置関係と前記筆
跡座標データに基づいて編集位置を特定することを特徴
とする。
【0021】また、本発明の編集方法は、ペンで筆跡座
標データを入力するための座標入力手段と、ペンで入力
された筆跡座標データから編集記号を認識する編集記号
認識手段と、編集位置を特定する編集位置特定手段と、
編集記号と該編集記号の編集位置を登録変更する編集位
置登録変更手段を有し、前記編集位置登録変更手段は、
筆跡のストロークの始点、終点、屈曲点、及びこれらの
点間の中点、筆跡のストロークの交点など2種類以上の
点の中からいずれの点を編集位置にするか編集位置の条
件を選択して編集位置を登録変更し、前記編集位置特定
手段は、前記編集記号認識手段によって認識された認識
結果と前記編集位置、変更手段で登録変更された編集位
置の条件と前記筆跡座標データに基づいて編集位置を特
定することを特徴とする。
【0022】また、本発明は、マウスとキーボードを通
常の入力手段として動作するアプリケーションプログラ
ムをペンを入力手段として動作させる手書き編集装置に
於いて、前記ペンでの筆跡座標データを入力する座標入
力手段(1b)と、前記筆跡座標データから編集記号を認識
する編集記号認識手段(4)と、この認識された編集記号
と前記筆跡座標データとに基づいて編集位置を特定する
編集位置特定手段(5)と、該編集位置の座標をマウス入
力と同一形式で前記アプリケーションプログラム(9)に
出力する編集位置出力手段(6)と、前記編集位置出力手
段(6)によって編集位置を出力した後に、前記認識した
編集記号の種類に対応するキーの押下を表すデータをキ
ー入力と同じ形式で前記アプリケーションプログラム
(9)に出力する編集種類出力手段(7)とを備えることを特
徴とする。
【0023】また、本発明の手書き編集装置は、ペン筆
跡座標データを入力する座標入力手段(1b)と、前記筆跡
座標データから編集記号を認識する編集記号認識手段
(4)と、筆跡を囲むエリアを基準とする相対位置関係の
情報で編集記号の編集位置を登録する編集位置登録手段
(5a)と、前記編集記号認識手段(4)によって認識された
認識結果と編集位置登録手段(5a)に登録された前記相対
位置関係の前記情報と前記筆跡座標データとに基づいて
編集位置を特定する編集位置特定手段(5)と、を備える
ことを特徴とする。
【0024】また、本発明の手書き編集装置は、ペンで
の筆跡座標データを入力する座標入力手段(1b)と、前記
筆跡座標データから編集記号を認識する編集記号認識手
段(4)と、筆跡ストロークの始点、終点、屈曲点、これ
らの点間の中点、及び、交点など2種類以上の点の中か
らいずれの点を編集位置とするかを表す条件を登録する
編集位置登録手段(5a)と、前記編集記号認識手段(4)に
よって認識された編集記号と前記編集位置登録手段(5a)
で登録された編集位置の前記条件と前記筆跡座標データ
とに基づいて、編集位置を特定する編集位置特定手段
(5)と、を備えることを特徴とする。
【0025】また、本発明は、マウスからの座標データ
とキーボードからのキーデータをを入力として動作する
アプリケーションプログラムをペン入力で動作させるペ
ン入力変換方法において、座標入力手段(1b)よりペンの
筆跡座標データを入力するステップ(S2)と、この筆跡座
標データから編集記号を認識するステップ(S14)と、こ
の認識した編集記号と前記筆跡座標データに基づいて、
この編集記号特有の編集位置を特定するステップ(S16)
と、この特定した編集位置の座標を前記マウスの座標デ
ータと同一形式の座標データに変換するステップ(S17)
と、前記認識した編集記号を前記キーボードからのキー
データと同一形式のキーデータに変換するステップ(S1
8)と、前記変換した座標データをアプリケーションプロ
グラムルーチンに出力するステップ(S17)と、この変換
した座標データを出力した後に、前記変換したキーデー
タを前記アプリケーションプログラムルーチンに出力す
るステップ(S18)と、を備えることを特徴とする。
【0026】
【作用】本発明では、座標入力手段で入力されたペンの
筆跡座標データに基づいて、編集記号認識手段で編集記
号を認識し、その認識結果と筆跡座標データから編集位
置特定手段で編集位置を特定し、編集位置出力手段によ
って編集位置の座標をマウス入力と同一形式でアプリケ
ーションプログラムに出力した後に、編集種類出力手段
によって編集の種類に対応するキーの押下を表すデータ
をアプリケーションプログラムに出力する。
【0027】これによって、アプリケーションプログラ
ムは、編集位置出力手段から受け取った座標を編集位置
とし、前記編集種類出力手段から受け取った編集の種類
に対応するキーの押下を表すデータに基づいて編集の動
作を行う。また、前記編集キー登録機能によって、あら
かじめ編集の種類に対応するキーの種類を登録しておく
と、その内容に従って編集種類出力手段は編集の種類に
対応するキーの押下を表すデータを生成し、そのデータ
をアプリケーションプログラムに出力する。
【0028】また、編集位置登録機能によって、編集記
号と該編集記号の編集位置を登録しておくと、編集記号
認識手段は該登録変更した編集記号を認識対象として認
識し、編集位置特定手段は該登録した編集位置に基づい
て編集位置を特定する。また、本発明の手書き編集装置
では、編集位置特定手段(5)により認識された編集記号
と筆跡座標データとに基づいて編集位置を特定して、こ
れを編集位置出力手段(6)によりアプリケーションプロ
グラム(9)に出力している。
【0029】また、本発明の手書き編集装置では、編集
位置登録手段(5a)により筆跡を囲むエリアを基準とする
相対位置関係の情報で編集記号の編集位置を登録し、こ
の編集位置登録手段(5a)に登録された前記情報により、
編集位置特定手段(5)が編集位置を特定している。ま
た、本発明の手書き編集装置では、編集位置登録手段(5
a)により、筆跡ストロークの始点、終点、屈曲点、これ
らの点間の中点、及び、交点など2種類以上の点の中か
らいずれの点を編集位置とするかを表す条件を登録し、
この登録された編集位置の条件に基づいて、編集位置特
定手段(5)が編集位置を特定する。
【0030】また、本発明のペン入力変換方法では、認
識した編集記号と前記筆跡座標データに基づいて、この
編集記号特有の編集位置を特定している。
【0031】
【実施例】図4〜図8に基づき本発明の1実施例を説明す
る。図4は、ペン型コンピュータの機能構成を示すブロ
ック図である。図4に於て、(1)は、表示入力一体型タブ
レット(以下タブレット)である。このタブレット(1)は
LCD表示部(1a)とペン(図示せず)の座標検出部(1b)が
一体になった装置である。そして、このLCD表示部(1
a)の座標と座標検出部(1b)の座標とは、1対1で対応して
いる。
【0032】尚、編集制御部(2)は、タブレット(1)で筆
記された筆跡を認識し、その結果をアプリケーションプ
ログラム(9)に出力したり、アプリケーションプログラ
ム(9)の要求に従ってタブレット(1)の表示を制御するな
どの編集の制御を行う。尚、編集制御部(2)及びアプリ
ケーションプログラム(9)は、実際にはソフトウェアで
構成されている。
【0033】この編集制御部(2)は、主制御部(3)、編集
記号認識部(4)、編集記号登録メモリ(4a)、編集位置特
定部(5)、編集位置登録メモリ(5a)、編集位置出力部
(6)、編集種類出力部(7)、編集キー登録メモリ(7a)、文
字認識部(8)から成る。主制御部(3)は、タブレット(1)
から筆記座標データを受け取って、この筆跡を表示部(1
a)に表示したり、各部(4)〜(8)を動作させて編集記号の
認識や編集位置の特定、その結果の出力などの処理の流
れを制御したり、アプリケーショプログラム(9)の要求
(図中、DC)に対応した処理を行うなど、編集の主制御
を行う。 タブレット(1)上で編集記号が筆記される
と、まずその筆跡座標データを主制 御部(2)は、座標検
出部(1b)から受け取り、その筆跡を表示部(1a)に表示す
る。 そして、主制御部(2)は筆跡座標データを編集記
号認識部(4)へ送る。編集記号認識部(4)は筆跡座標デー
タから編集記号を認識する。
【0034】編集記号認識部(4)に付属する編集記号登
録メモリ(4a)には、あらかじめ編集記号の筆跡パターン
と編集記号の種類が登録されている。なお、編集記号登
録メモリ(4a)は、新たな登録も可能である。つまり、あ
らかじめタブレット(1)上での筆記操作などによって編
集記号のパターンと編集記号の種類を登録しておくと、
この使用者が任意に設定登録したパターンも認識の対象
となる。
【0035】編集記号認識部(4)は、編集記号を認識す
るとその認識結果(編集記号の種類)を主制御部(3)に返
す。主制御部(3)は、編集記号の認識結果を受け取る
と、その認識結果と筆跡座標データとを編集位置特定部
(5)に渡す。編集位置特定部(5)は、編集記号の種類と筆
跡座標データとに基づいて編集位置を特定する。編集位
置特定部(5)に付属する編集位置登録メモリ(5a)には図5
に示すように編集記号ごとに編集位置が記述されてい
る。
【0036】編集位置の記述は、ストローク(筆跡)の始
点、終点、屈曲点、及びこれらの点間の中点、2本のス
トロークの交点などを表す番号で行っている。尚、この
編集位置の登録の際には、タブレット(1)上に編集記号
を表示しておき、その編集記号の編集位置をペンで指示
することにより、指示された位置がストローク(筆跡)の
始点、終点、屈曲点、これらの点間の中点、2本のスト
ロークの交点の中から一番距離の近い点を編集位置とし
て選択し、その位置情報を表す条件を編集位置登録メモ
リ(5a)に登録する。
【0037】尚、前述した編集記号登録メモリ(4a)に編
集記号のパターンと編集の種類を登録する時には、必
ず、同時に編集位置登録メモリ(5a)に対応する編集記号
の編集位置を登録する。このように、あらかじめ、編集
記号のパターンと、この編集記号の編集の種類と、この
編集位置とを、登録する。編集位置特定部(5)は、送ら
れてきた編集記号の種類と筆跡座標データ、及び、編集
位置登録メモリ(5a)に基づいて、編集位置を特定し、そ
の結果(座標)を主制御部(3)に返す。
【0038】主制御部(3)は、編集位置の座標を受け取
ると、その座標を編集位置出力部(6)に渡す。編集位置
出力部(6)は、編集位置の座標をマウス入力と同一形式
でアプリケーションプログラム(9)に出力する。例え
ば、アプリケーションプログラム(9)が「Xウィンドウシ
ステム」(米国マサチューセッツ工科大学の開発したウィ
ンドウシステム)で動作するものであれば、編集位置出
力部(6)は、編集位置の座標を「Xウンドウシステム」で
決められたマウス入力の形式(マウス・ボタンのon/off
情報、座標などのデータの書式、データの出力方法)で
アプリケーションプログラム(9)に出力する(図4のD
M)。
【0039】その後、主制御部(3)は編集記号の認識結
果を編集種類出力部(7)に渡す。編集種類出力部(7)は、
編集記号の認識結果を、編集の種類に対応するキーの押
下を示すデータに変換する。編集種類出力部(7)に付属
する編集キー登録メモリ(7a)には、図6に示すように編
集記号(編集の種類)毎に対応するキーが記述されてお
り、編集種類出力部(7)は編集キー登録メモリ(7a)に記
述された内容に従って編集記号の認識結果を編集の種類
に対応するキーの押下を示すデータに変換する。
【0040】編集記号に対応するキーを各種アプリケー
ションプログラムのキー体系に合わせたり、編集記号の
追加変更に対応するため、図6に示すように、編集記号
に対応するキーを登録及び変更できるようになってい
る。編集種類出力部(7)は、編集記号の認識結果を編集
の種類に対応するキーの押下を示すデータに変換した
後、そのデータをキー入力と同一形式でアプリケーショ
ンプログラム(9)に出力する。
【0041】アプリケーションプログラム(9)が「Xウィ
ンドウシステム」で動作するものであれば、編集種類出
力部(7)は、キーの押下を示すデータを「Xウィンドウシ
ステム」で決められたキー入力の形式(キーのon/off情
報、キーコードなどのデータの書式、データの出力方
法)でアプリケーションプログラム(9)に出力する(図7中
DK)。
【0042】アプリケーションプログラム(9)は、まず
編集位置出力部(6)から編集位置の座標(DM)を受け取
ると、その座標を編集位置とする。その後、編集種類出
力部(7)から編集の種類に対応するキーの押下を示すデ
ータ(DK)を受け取って、そのデータに従って編集の動
作を行う。また、タブレット(1)上の文字記入枠に文字
が筆記されると、主制御部(3)はその文字の筆跡座標デ
ータを文字認識部(8)に渡し、文字の認識結果を受け取
ってその文字を編集種類出力部(7)に送る。
【0043】編集種類出力部(7)は、文字の認識結果を
これに対応するキーの押下を示すデータに変換して、そ
のデータをキー入力と同一形式でアプリケーションプロ
グラム(9)に出力する。アプリケーションプログラム(9)
は、文字の挿入状態で文字入力待ちの時、文字に対応す
るキーの押下を示すデータを受け取ると、そのデータに
従って編集位置に文字を挿入する。
【0044】図7に、この第2実施例における編集記号の
筆記時の動作例を示す。図7(a)は文字挿入用編集記号の
筆記を示し、図7(b)はその編集後を示している。図7(c)
は空白挿入用編集記号の筆記を示し、図7(d)はその編集
後を示している。図7中、Mは既に入力されている文
字、Hは編集記号の筆跡、Pは編集位置特定部(5)で特
定した編集位置(マウス座標:X、Y)である。
【0045】Qは編集位置Pに基づいてアプリケーショ
ンプログラム(9)が設定した編集位置(文字座標:行、カ
ラム)であり、文字編集用のカーソル位置に相当する。
S、E、Rは、それぞれ筆跡Hの始点、終点、屈曲点で
ある。図7(a)の場合、筆跡Hの最初の屈曲点Rが編集位
置P(マウス座標)になり、その編集位置Pに対応する文
字座標Qが編集位置(文字座標)になる。
【0046】この後、タブレット(1)上の文字記入枠(図
示せず)に文字を筆記すると、筆記された文字の認識結
果が、図7(b)にNで示す文字列として、Qの位置に挿入
される。図7(c)の場合、筆跡Hの最初の屈曲点Rと始点
Sとの中点が編集位置P(マウス座標)になり、その編集
位置Pに対応する文字座標Qが編集位置(文字座標)にな
る。
【0047】これによって、図7(d)に示すように、Qの
位置以降に空白が挿入される。図8は、この第2実施例の
編集制御部(2)のフローチャ−トである。以下、この図8
によって編集制御部(2)の動作の流れを説明する。ま
ず、ステップ(S1)でタイマーリセットを行う。このタイ
マーは、筆記終了を検出するためのタイマーであり、筆
記中は常にリセットされる。
【0048】ステップ(S2)でタブレット(1)からの筆跡
座標データを入力する。ステップ(S3)で入力された筆記
座標の有無を判定する。筆跡座標データがあれば、ステ
ップ(S4)でその筆跡を表示すると共に筆跡座標データを
記憶し、ステップ(S1)に戻る。筆跡座標データがなけれ
ば、ステップ(S5)でアプリケーションプログラム(9)か
らの要求(DC)をチェックして、要求があれば、ステッ
プ(S6)でその要求に応じた処理(表示等)を行う。
【0049】筆跡座標データもアプリケーションからの
要求もなければ、ステップ(S8)でタイマーを計測し、所
定時間が経過してなければ、ステップ(S1)に戻る。ステ
ップ(S8)でタイマーを計測し、所定時間が経過していれ
ば、筆記の終了と判断する。ステップ(S10)でこの筆跡
が文字記入枠内か?枠外か?判定する。
【0050】筆跡が文字記入枠内であれば、つまり、文
字記入枠内に文字が筆記された場合には、ステップ(S1
1)で文字を認識して、ステップ(S12)で筆跡消去(表示消
去)、筆跡座標データの消去を行った後、ステップ(S13)
で文字に対応するキーの押下を示すデータをキー入力と
同一形式でアプリケーションプログラム(9)へ出力す
る。
【0051】筆跡が文字記入枠外であれば、つまり、編
集記号が筆記された場合には、ステップ(S14)で編集記
号を認識し、ステップ(S15)で筆跡の消去(表示消去)、
筆跡座標データの消去を行った後、ステップ(S16)で編
集位置を特定し、ステップ(S17)でその編集位置をマウ
ス入力と同一形式でアプリケーションプログラム(9)へ
出力し、その後ステップ(S18)で、編集記号の認識結果
を編集の種類に対応するキーの押下を表すデータに変換
し、そのデータをキー入力と同一形式でアプリケーショ
ンプログラム(9)へ出力する。
【0052】図9を参照しつつ本発明の第2実施例を示
す。この第2実施例は、編集記号の編集位置の設定が、
第1実施例と異なるだけで他は同じであり、図4を流用し
て説明する。つまり、この第2実施例は、編集位置特定
部(5)の動作と、編集位置登録メモリ(5a)の記述内容と
が、第1実施例のものと異なる。
【0053】第2実施例では、図9(b)に示すように、筆
跡を囲む矩形エリアKを基準とする相対位置関係の情報
(〜)で編集位置を表して、その編集位置の情報(
〜)を編集記号毎に編集位置登録メモリ(5a)に記述す
る。編集位置特定部(5)は、編集位置登録メモリ(5a)を
参照して筆記された編集記号に対応する編集位置の情報
(〜)を入手し、その情報と筆記された編集記号の筆
跡座標データから編集位置を特定する。
【0054】尚、上述の実施例の説明では、アプリケー
ションプログラム(9)はキーボード・マウスを入力手段
とする「Xウィンドウシステム」上で動作する例を示した
が、本願は、「Xウィンドウシステム」に限定されるもの
ではなく、他のウィンドウシステム、OSで動作しても
よい。また、編集制御部(2)とアプリケーションプログ
ラム(9)とが、共にソフトウェアで構成される場合、こ
の2つのソフトウェアが同一コンピュータ上で動作する
ソフトウェアであっても、ネットワークで接続される別
々のコンピュータ上で動作するソフトウェアであっても
構わない。
【0055】また、編集制御部(2)とアプリケケーショ
ンプログラム(9)とが、マウス入力、キー入力の定めら
れた仕様で通信するハードウェアであっても構わない。
また、上記実施例では、文字記入枠内にペン筆記された
文字は、文字認識後すぐにアプリケーションプログラム
に出力したが、これは、ペンによる指示で入力するよう
にしてもよい。
【0056】また、上記第1実施例では、図8のステップ
(S17)で座標データの変換とこの出力とを行ったがこれ
ば別ステップにしてもよい。図8のステップ(S18)で編集
種類のキーデータへの変換とこの出力とを行ったがこれ
ば別ステップにしてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明の編集方法によれば、キーボード
・マウスを入力手段としたアプリケーションプログラム
を無変更でペンを使って動作させる場合に於て、編集記
号毎に適切な編集位置をアプリケーションプログラムに
入力できるので、筆記者は編集記号を用いて適切な編集
位置で編集でき、これによって編集の操作が容易にな
る。
【0058】また、本発明の編集方法によれば、編集記
号に対するキーを登録及び変更できるので、各編集機能
に対するキーの異なる様々のキー体系のアプリケーショ
ンに対しても編集記号による編集ができる。また、本発
明の編集方法によれば、編集記号と編集記号の編集位置
を登録変更できるので、編集記号を用いて様々なキーに
対応した編集を行う場合や、筆記者の筆記しやすい編集
記号を用いて編集を行う場合など、編集記号を追加、変
更する場合に於ても、適切な編集位置で編集でき、これ
によって編集の操作が容易になる。
【0059】また、本発明の編集方法によれば、編集位
置を筆跡を囲むエリアを基準とする相対位置関係で登録
変更し、その相対位置関係に従って筆記された編集記号
の編集位置を求められるので、編集位置を特定する処理
が容易に行える。また、本発明の編集方法によれば、編
集位置を筆跡のストロークの始点、終点、屈曲点、これ
らの点間の中点、及び交点など2種類以上の点の中から
いづれの点を編集位置とするか編集位置の条件を登録変
更し、その条件に従って筆記された編集記号の編集位置
を求めるので、正確な位置を編集位置にできるため、編
集記号を用いて適切な編集位置で編集できる。
【0060】本発明の手書き編集装置によれば、キーボ
ード・マウスを入力手段としたアプリケーションプログ
ラムを無変更でペンを使って動作させる場合に於て、編
集記号毎に適切な編集位置をアプリケーションプログラ
ムに入力できるので、筆記者は編集記号を用いて適切な
編集位置で編集でき、これによって編集の操作が容易に
なる。
【0061】また、本発明の手書き編集装置によれば、
編集記号に対するキーを登録及び変更できるので、各編
集機能に対するキーの異なる様々のキー体系のアプリケ
ーションに対しても編集記号による編集ができる。ま
た、本発明の手書き編集装置によれば、編集記号と編集
記号の編集位置を登録変更できるので、編集記号を用い
て様々なキーに対応した編集を行う場合や、筆記者の筆
記しやすい編集記号を用いて編集を行う場合など、編集
記号を追加、変更する場合に於ても、適切な編集位置で
編集できる。
【0062】また、本発明の手書き編集装置によれば、
編集位置を筆跡を囲むエリアを基準とする相対位置関係
で登録変更し、その相対位置関係に従って筆記された編
集記号の編集位置を求められるので、編集位置を特定す
る処理が容易に行える。また、本発明の手書き編集装置
によれば、編集位置を筆跡のストロークの始点、終点、
屈曲点、これらの点間の中点、及び交点など2種類以上
の点の中からいづれの点を編集位置とするか編集位置の
条件を登録変更し、その条件に従って筆記された編集記
号の編集位置を求めるので、正確な位置を編集位置にで
きる。
【0063】本発明のペン入力変換方法によれば、キー
ボード・マウスを入力手段としたアプリケーションプロ
グラムをペンを使って動作させる場合に於いて、編集記
号毎に適切な編集位置をアプリケーションプログラムに
入力できるので、筆記者は編集記号を用いて適切な編集
位置で編集でき、これによって編集の操作が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術による編集の動作例を説明するため
の図である。
【図2】従来のペンOSの動作画面の一例を示す図であ
る。
【図3】従来の技術による編集の動作例を説明するため
の図である。
【図4】本発明の第1実施例の機能構成を示すブロック
図である。
【図5】この第1実施例を説明するための図である。
【図6】この第1実施例を説明するための図である。
【図7】この第1実施例による編集の動作例を説明する
ための図である。
【図8】この第1実施例のフロチャ−トを示す図であ
る。
【図9】本発明の第2実施例の動作例を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 表示入力一体型タブレット、 1a LCD表示部、 1b 座標検出部、 2 編集制御部、 3 主制御部、 4 編集記号認識部、 4a 編集記号登録メモリ、 5 編集位置特定部、 5a 編集位置登録メモリ、 6 編集位置出力部、 7 編集種類出力部、 7a 編集キー登録メモリ、 8 文字認識部、 9 アプリケーションプログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マウスとキーボードを入力手段とするア
    プリケーションプログラムをペンを入力手段として動作
    させる手書き編集記号を用いた編集方法に於て、 ペンでの筆跡座標データを入力する座標入力手段(1b)
    と、 この筆跡座標データから編集記号を認識する編集記号認
    識手段(4)と、 前記筆跡座標データと認識された編集記号に基づいて編
    集位置を特定する編集位置特定手段(5)と、 該編集位置の座標をマウス入力と同一形式で前記アプリ
    ケーションプログラム(9)に出力する編集位置出力手段
    (6)と、 前記認識された編集記号に対応するキーの押下を表すデ
    ータに変換してキー入力と同じ形式で前記アプリケーシ
    ョンプログラム(9)に出力する編集種類出力手段(7)とを
    有し、 前記編集位置出力手段(6)によって編集位置を出力した
    後に、前記編集種類出力手段(7)によって編集記号に対
    応するキーの押下を表す前記データを出力することを特
    徴とする手書き編集記号を用いた編集方法。
  2. 【請求項2】 編集記号に対応するキーの押下を表す前
    記データの種類を登録することを特徴とする請求項1の
    手書き編集記号を用いた編集方法。
  3. 【請求項3】 編集記号に対応するキーの押下を表す前
    記データの種類を変更することを特徴とする請求項1の
    手書き編集記号を用いた編集方法。
  4. 【請求項4】 編集記号と該編集記号の編集位置とを登
    録し、前記編集記号認識手段(4)は該登録した編集記号
    を認識対象とし、前記編集位置特定手段(5)は前記該登
    録した編集位置に基づいて編集位置を特定することを特
    徴とする請求項1の手書き編集記号を用いた編集方法。
  5. 【請求項5】 ペンでの筆跡座標データを入力する座標
    入力手段(1b)と、 前記筆跡座標データから編集記号を認識する編集記号認
    識手段(4)と、 編集位置を特定する編集位置特定手段(5)と、 編集記号の編集位置を登録する編集位置登録手段(5a)と
    を有し、 前記編集位置登録手段(5a)は、筆跡を囲むエリアを基準
    とする相対位置関係の情報で編集位置を登録し、 前記編集位置特定手段(5)は、前記編集記号認識手段(4)
    によって認識された認識結果と、前記編集位置手段(5a)
    で登録された前記相対位置関係の前記情報と、前記筆跡
    座標データとに基づいて編集位置を特定することを特徴
    とする手書き編集記号を用いた編集方法。
  6. 【請求項6】 ペンでの筆跡座標データを入力する座標
    入力手段(1b)と、 前記筆跡座標データから編集記号を認識する編集記号認
    識手段(4)と、 編集位置を特定する編集位置特定手段(5)と、 編集記号の編集位置を登録する編集位置登録手段(5a)と
    を有し、 前記編集位置登録手段(5a)に、筆跡のストロークの始
    点、終点、屈曲点、これらの点間の中点、及び、交点な
    ど2種類以上の点の中からいずれの点を編集位置とする
    かの条件を登録し、 前記編集位置特定手段(5)は、前記編集記号認識手段(4)
    によって認識された編集記号と、前記編集位置登録手段
    (5a)で登録された前記条件と、前記筆跡座標データとに
    基づいて、編集位置を特定することを特徴とする手書き
    編集記号を用いた編集方法。
  7. 【請求項7】 マウスとキーボードを通常の入力手段と
    して動作するアプリケーションプログラムをペンを入力
    手段として動作させる手書き編集装置に於いて、 前記ペンでの筆跡座標データを入力する座標入力手段(1
    b)と、 前記筆跡座標データから編集記号を認識する編集記号認
    識手段(4)と、 この認識された編集記号と前記筆跡座標データとに基づ
    いて編集位置を特定する編集位置特定手段(5)と、 該編集位置の座標をマウス入力と同一形式で前記アプリ
    ケーションプログラム(9)に出力する編集位置出力手段
    (6)と、 前記編集位置出力手段(6)によって編集位置を出力した
    後に、前記認識した編集記号の種類に対応するキーの押
    下を表すデータをキー入力と同じ形式で前記アプリケー
    ションプログラム(9)に出力する編集種類出力手段(7)と
    を備えることを特徴とする手書き編集装置。
  8. 【請求項8】 前記編集記号に対応するキーの押下を表
    す前記データを登録する編集キー登録手段(7a)を有する
    ことを特徴とする請求項7の手書き編集装置。
  9. 【請求項9】 前記編集記号の種類に対応するキーの押
    下を表す前記データを変更する編集キー変更手段(7a)を
    有することを特徴とする請求項7の手書き編集装置。
  10. 【請求項10】 編集記号を登録する編集記号登録手段
    (4a)と、この編集記号の編集位置を登録する編集位置登
    録手段(5a)とを備えることを特徴とする請求項7の手書
    き編集装置。
  11. 【請求項11】 編集記号を変更する編集記号変更手段
    (4a)を備えることを特徴とする請求項7の手書き編集装
    置。
  12. 【請求項12】 編集記号の編集位置を変更する編集位
    置変更手段(5a)を備えることを特徴とする請求項7の手
    書き編集装置。
  13. 【請求項13】 ペン筆跡座標データを入力する座標入
    力手段(1b)と、 前記筆跡座標データから編集記号を認識する編集記号認
    識手段(4)と、 筆跡を囲むエリアを基準とする相対位置関係の情報で編
    集記号の編集位置を登録する編集位置登録手段(5a)と前
    記編集記号認識手段(4)によって認識された認識結果
    と、編集位置登録手段(5a)に登録された前記相対位置関
    係の前記情報と、前記筆跡座標データとに基づいて編集
    位置を特定する編集位置特定手段(5)とを備えることを
    特徴とする手書き編集装置。
  14. 【請求項14】 ペンでの筆跡座標データを入力する座
    標入力手段(1b)と、 前記筆跡座標データから編集記号を認識する編集記号認
    識手段(4)と、 筆跡ストロークの始点、終点、屈曲点、これらの点間の
    中点、及び、交点など2種類以上の点の中からいずれの
    点を編集位置とするかを表す条件を登録する編集位置登
    録手段(5a)と、 前記編集記号認識手段(4)によって認識された編集記号
    と、前記編集位置登録手段(5a)で登録された編集位置の
    前記条件と、前記筆跡座標データとに基づいて、編集位
    置を特定する編集位置特定手段(5)とを備えることを特
    徴とする手書き編集装置。
  15. 【請求項15】 マウスからの座標データとキーボード
    からのキーデータをを入力として動作するアプリケーシ
    ョンプログラムをペン入力で動作させるペン入力変換方
    法において、 座標入力手段(1b)よりペンの筆跡座標データを入力する
    ステップ(S2)と、 この筆跡座標データから編集記号を認識するステップ(S
    14)と、 この認識した編集記号と前記筆跡座標データに基づい
    て、この編集記号特有の編集位置を特定するステップ(S
    16)と、 この特定した編集位置の座標を前記マウスの座標データ
    と同一形式の座標データに変換するステップ(S17)と、 前記認識した編集記号を前記キーボードからのキーデー
    タと同一形式のキーデータに変換するステップ(S18)
    と、 前記変換した座標データをアプリケーションプログラム
    ルーチンに出力するステップ(S17)と、 この変換した座標データを出力した後に、前記変換した
    キーデータを前記アプリケーションプログラムルーチン
    に出力するステップ(S18)とを備えることを特徴とする
    ペン入力変換方法。
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