JPH0715097Y2 - 端子付き組電池 - Google Patents

端子付き組電池

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JPH0715097Y2
JPH0715097Y2 JP5308189U JP5308189U JPH0715097Y2 JP H0715097 Y2 JPH0715097 Y2 JP H0715097Y2 JP 5308189 U JP5308189 U JP 5308189U JP 5308189 U JP5308189 U JP 5308189U JP H0715097 Y2 JPH0715097 Y2 JP H0715097Y2
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electrode terminal
battery
terminal plate
batteries
positive electrode
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千史 瀧本
晶彦 斎藤
正一 武田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数個の電池を1組にしてプリント基板など
に取付けるようにした端子付き組電池に関するものであ
る。
〔考案の概要〕
本考案は、複数の電池を1組にしてプリント基板などに
取付けるようにした端子付き組電池において、 第1の電池の1つの極と第2の電池の1つの極とにそれ
ぞれ接続された共通の電極端子板を、上記第1の電池の
上記1つの極と上記第2の電池の上記1つの極とが互い
に対向した状態となるように、その中間部分において屈
曲させて重ね合わせることによって、 電極端子板の部品点数を減らすと共にその強度を向上さ
せたものである。
〔従来の技術〕
コイン形やボタン形のリチウム電池は、自己放電が少な
いこと、電圧が高いことなどの長所があり、また、長期
にわたって信頼性があることから、種々の電子機器のメ
モリーバックアップなどの電源として、広く使用されて
いる。この場合、電池は、1つの電子部品として電子機
器内のプリント基板に直接取り付けられることが多い。
そして、電池をより長期間にわたって使用するために、
複数個の電池を並列接続して一組にした端子付き組電池
を用いることがある。
次に、このような端子付き組電池の従来例1及び2につ
いて、第5図〜第8図を参照して説明する。
第5図及び第6図に示す従来例1の端子付き組電池は、
2個のコイン形電池1、2をその負極面同士を対向させ
て重ね合せた状態として、並列接続の組電池として用い
るものであり、次のようにして組立てることができる。
即ち、各電池毎に、その負極面1a、2aに負極端子板13を
溶接部6aで、また、正極面1b、2bに正極端子板14を溶接
部6bでそれぞれ溶接してから、これらの電池1、2を、
負極面1aと負極面2aとが対向するように重ね合せる。こ
の場合、上記負極端子板13及び上記正極端子板14は、そ
れぞれ2枚づつ必要であり、また、コイン形の電池1、
2の平面に対する直角方向に折り曲げられている。
次に、上述のように折り曲げられた2枚の負極端子板13
同士を、溶接部6cで溶接する。そして、正極端子板14に
ついても同様の溶接をすることによって、並列接続の端
子付き組電池を得ることができる。
各電極端子13、14の先端部分にある爪部13a、14aは、コ
イン形の電池1、2の平面に対して直角方向に延びてお
り、組電池をプリント基板に取付ける際には、上記爪部
がプリント基板の所定の穴に差し込まれる。なお、それ
ぞれの電池1、2の外周部には、絶縁用チューブ10が予
め取付けられている。
第7図及び第8図に示す従来例2の端子付き組電池は、
2個のコイン形電池1、2をその平面方向に並置した状
態として、並列接続の組電池として用いるものである。
この場合、負極端子板13及び正極端子板14を、各負極面
1a、2a及び各正極面1b、2bに橋渡しするようにそれぞれ
配置して、溶接部6a、6bでそれぞれ溶接することにより
取付ける。各電極端子板13、14の先端部分にある爪部13
a、14aは、コイン形電池1、2の平面方向に延びてお
り、組電池をプリント基板に取付ける際には、上記爪部
がプリント基板の所定の穴に差し込まれる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上述の従来例1の組電池では、電極端子板が
それぞれの電池1、2のそれぞれの電極面に1枚づつ必
要であるから、部品点数が多くなり、また、組電池の組
み立て工程が複雑化する欠点があった。また、電極端子
板間の溶接部6cや電極端子板と電極面との溶接部6a、6b
は、通常、スポット的に溶接されるが、これらの溶接部
に力が加わると、電極端子板13、14が剥離し易くて、こ
れらの電極端子板の強度が十分ではなかった。従って、
負極端子板13及び正極端子板14による2個の電池1、2
の結合強度も十分ではなかった。
また、上述の従来例2の組電池では、2個の電池1、2
をその平面方向に並置した状態としているから、組電池
が全体として長細くなって安定性が悪いものであった。
また、従来例1の組電池の場合と同様に、端子板13、14
が剥離し易くて、これらの端子板の取付け強度が十分で
はなかった。従って、負極端子板13及び正極端子板14に
よる2個の電池1、2の結合強度も十分ではなかった。
本考案は、電極端子板の必要な個数を減らすと共に電極
端子板の強度及び複数個の電池の結合強度を何れも向上
させた端子付き組電池を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本考案による端子付き組電池
は、第1の電池の1つの極と第2の電池の1つの極とに
それぞれ接続された共通の電極端子板を具備し、上記共
通の電極端子板が、上記第1の電池の上記1つの極と上
記第2の電池の上記1つの極とが互いに対向した状態と
なるように、その中間部分において屈曲して重なり合っ
ていることを特徴とするものである。
〔作用〕
上記電極端子板が第1の電池の1つの極と第2の電池の
1つの極とに共通の端子となるから、これら2つの極に
対して端子板は1枚だけでよい。また、上記電極端子板
は、その中間部分において屈曲して重なり合っているか
ら、その強度が向上し、この結果、複数個の電池の結合
強度を向上させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例1及び実施例2について、第1A図
〜第4図を参照して説明する。
実施例1 第1A図〜第2図に示す実施例1は、正極及び負極端子板
3、4の爪部3a及び4aがコイン形の電池の平面に対して
ほぼ直角な方向に延びている。第1A図〜第1C図に示すよ
うなコイン形をした第1の電池1と、同様の第2の電池
2とを上下に重ね合せて並列接続した組電池は、次のよ
うな順序で組立てることができる。
即ち、第2図Aに示すように所定の幅を有する1枚の帯
状正極端子板3を第1の電池1の正極面1b及び第2の電
池の正極面2bの上にのせて、この正極端子板3をその溶
接部6bにおいて溶接する。これによって、正極端子板3
は正極面1b、2bのそれぞれに取付けられると共に、両者
の電気的接続が確実に行われる。なお、第2図Aに示す
ように上記正極端子板3を予めクランク状にしておく
と、後の工程が楽である。また、正極端子板3には、そ
の中心部分にほぼ長方形状の切欠部3bが形成され、この
結果、切欠部3bと端子板3の両側端との間に1対の幅狭
の帯状部3aが形成されている。これらの帯状部3aのそれ
ぞれの中心部分の両側には、この中心部分で折り曲げ易
くするための小さな切込み部3cがそれぞれ形成されてい
る。
次に、正極端子板3を、上記切込み部3cを中心にして第
2図Aに示す矢印a方向に180°折り曲げて、第1の電
池1の正極面1bと第2の電池の正極面2bとを対向させる
ことによって、第2図Bに示すように第1の電池1と第
2の電池2とを互いに重ね合せる。このとき、正極端子
板3は、折りたたまれて2枚合せに重ね合わせられるか
ら、その強度を大きくすることができる。また、正極端
子板3の上記帯状部3aは、1対の幅狭の爪部3aを形成す
る。これらの爪部3aは、コイン形の電池1、2の平面に
対してほぼ直角な方向に延びていて、プリント基板の所
定の穴に差し込まれる。このようにして、第1の電池1
と第2の電池2とは、正極端子板3を介して一体に結合
される。
一体に結合された電池1、2を、第2図Cに示すよう
に、合成樹脂などの弾性を有する絶縁材料から作られて
いるケース5に挿入する。この場合、第1A図及び第2図
Bに示すように、ケース5の側面には、正極端子板3に
対応した欠如部5aが設けられ、また、後述する負極端子
板4の連結片4dが接触するケース5の側面には、第2図
Bに示すように、帯状溝5bが必要に応じて設けられてい
る。また、電池1、2をケース5内に保持して固定する
ために、ケース5の上端及び下端の内周囲には、環状の
鍔部5cが設けられている。そして、電池1、2の上記挿
入の際には、電池1、2はケース5の弾性を利用してケ
ース5内に圧入される。
負極端子板4は、第2図Bに示すように、それらの間に
所定の間隔を有する1対の挟持片4b、4cと、これらの挟
持片を互いに連結する連結片4dとを有している。また、
この連結片4dの挟持片4b側の端部には、幅狭の爪部4aが
設けられている。この爪部4aは、正極端子板の爪部3aと
同様に、コイン形の電池1、2の平面に対してほぼ直角
な方向に延びていて、プリント基板の所定の穴に差し込
まれる。このような負極端子板4は、上記爪部4aを構成
しうる幅狭の帯状部を有する1対の帯状板を第2図Bに
示すように折り曲げることによって、容易にうることが
できる。この場合、負極端子板4は爪部4aにおいて2枚
合せに重ね合せられるから、爪部4aの強度を大きくする
ことができる。
次に、負極端子板4を、挟持片4b、4cが電池1、2の負
極面1a、2aを挟み込むように、第2図Bの矢印b方向に
挿入する。このとき、連結片4dは、第2図Cに示すよう
に、ケース5の帯状溝5bにはめ込まれる。
次に、負極面1a、2aを挟み込んだ負極端子板の挟持片4
b、4cをその溶接部6aにおいて溶接する。これによっ
て、負極面1a、2aのそれぞれに負極端子板4が取付けら
れると共に、両者の電気的接続が確実に行われる。
以上のようにして実施例1の端子付き組電池8を組立て
ることができる。そして、この端子付き組電池8の正極
及び負極端子板3、4は共に1つづつでよいから、電極
端子板の部品点数を従来例1の場合に較べて半分に削減
できる。また、正極端子板同士及び負極端子板同士の溶
接工程をそれぞれ行う必要がない。また、電池1及び2
の正極面1b及び2bへの正極端子板3の溶接は、電池を重
ね合わせる前に、それぞれ個別に行うことができるか
ら、その溶接は容易である。
以上のような構成の端子付き組電池8において、正極及
び負極端子板3、4は十分な強度を有し、また、電池
1、2は絶縁材料から成るケース5内に収納されるか
ら、組電池としての強度も十分となると共に、電池を個
別に絶縁することなく組電池の全体を絶縁することがで
きる。
実施例2 第3A図〜第4図に示す実施例2は、上述の実施例の場合
と同様に、2個のコイン形電池が並列接続され、また、
正極及び負極端子3、4の爪部3a及び4aがコイン形の電
池1、2の平面に対してほぼ平行な方向に延びている。
第4図に本実施例2の組電池の組み立て順序を示すが、
この組立て順序は第2図に示す実施例1の場合と基本的
には同じである。正極端子板3としては、その長さが若
干短いことを除いて、実施例1と同様のものが平らな状
態のままで用いることができる。この端子板3は、溶接
によって正極面1b、2bにそれぞれ取付けられる(第4A
図)。
次に、上記正極端子板3を、帯状部3aの中心部分に設け
られた切込み部3cっを中心にして180°折り曲げて、2
枚合せに重ね合せる。このとき、コイン形の電池1、2
の平面に対してほぼ平行な方向に延びる1対の爪部3aが
形成される(第4図B)。
次に、一体に結合された電池1、2をケース5に挿入す
る(第4図C)。
ほぼコ字状に折り曲げられた負極端子板4の爪部4aは、
挟持片4cの延長上にあるように、コイン形の電池1、2
の平面に対してほぼ平行な方向に延びている(第4図
B)。そして、ケース5に収納された電池1、2の負極
面1a、2aを上記負極端子板4の挟持片4b及び4cによって
挟み込んで、これらの挟持片4b及び4cを負極面1a及び2a
に溶接する(第4図C)。
以上のように構成された本実施例2の端子付き組電池8
によって、上述の実施例1の場合と同様の効果を得るこ
とができる。
なお、上述した実施例1及び実施例2は、2個の電池を
並列接続する組電池の場合であるが、本考案は、3個又
は3個よりも多い電池を組み合せた端子付き組電池にお
いて、互いに対向する電極面を互いに接続する共通の電
極端子板を設けたものであってもよい。
〔考案の効果〕
本考案の端子付き組電池によれば、プリント基板などに
直接取付けることができると共に、電極端子板の部品点
数を減らすことができる。また、電極端子板の強度を向
上させることができるから、複数個の電池の結合強度も
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図〜第2図は本考案の実施例1を示すものであっ
て、第1A図は端子付き組電池の正面図、第1B図は同上の
一部分を切欠いた側面図、第1C図は同上の底面図、第2
図は端子付き組電池の組立て順序を示す斜視図である。
第3A図〜第4図は本考案の実施例2を示すものであっ
て、第3A図は端子付き組電池の正面図、第3B図は同上の
一部分を切欠いた側面図、第3C図は同上の底面図、第4
図は端子付き組電池の組立て順序を示す斜視図である。
第5図〜第8図は従来例を示すものであって、第5図は
従来例1の端子付き組電池の斜視図、第6図は同上の縦
断面図、第7図は従来例2の端子付き組電池の斜視図、
第8図は同上の縦断面図である。 なお、図面に用いた符号において、 1……第1の電池 2……第2の電池 3……正極端子板 4……負極端子板 8……端子付き組電池 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電池の1つの極と第2の電池の1つ
    の極とにそれぞれ接続された共通の電極端子板を具備
    し、 上記共通の電極端子板は、上記第1の電池の上記1つの
    極と上記第2の電池の上記1つの極とが互いに対向した
    状態となるように、その中間部分において屈曲して重な
    り合っていることを特徴とする端子付き組電池。
JP5308189U 1989-05-09 1989-05-09 端子付き組電池 Expired - Lifetime JPH0715097Y2 (ja)

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JPH02143772U JPH02143772U (ja) 1990-12-06
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