JPH0714867B2 - 老化抑制の為の薬剤組成物 - Google Patents

老化抑制の為の薬剤組成物

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JPH0714867B2
JPH0714867B2 JP62503300A JP50330087A JPH0714867B2 JP H0714867 B2 JPH0714867 B2 JP H0714867B2 JP 62503300 A JP62503300 A JP 62503300A JP 50330087 A JP50330087 A JP 50330087A JP H0714867 B2 JPH0714867 B2 JP H0714867B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は哺乳動物の老化を遅らせるのに有用な薬剤組成
物に関する。時に本発明はノルジヒドログアイアレチン
酸を含む組成物でヒトを全身的に処置して老化の原因と
なる細胞の損傷を抑制する薬剤組成物に関し、また、例
えば皮膚のシワ発生または老化の原因となる細胞損傷を
抑制するため、ノルジヒドログアイアレチン酸を含む組
成物でヒトを局所的に処置する薬剤組成物にも関する。
[従来の技術] 保険統計では死亡率の高い状態を老化と定義している
が、正当な病理学的定義は漸進的な多重臓器萎縮であ
る。これはいうまでもなく廃用性萎縮を意味するもので
はなく、“細胞ドロップアウト”と呼べる萎縮である。
ここにいう“細胞ドロップアウト”とは細胞が消失し、
その結果、人体器官が収縮することを意味する。このよ
うな器官収縮は老齢者の死体解剖で確認することができ
る。例えば、脳は若い成人では平均1,500gであるが老齢
者では1,000gまたはそれ以下に低下することがある。サ
イズが縮小した脳(老化した脳)は極めて忘れっぽく、
新しい情報を記憶できず、外部刺戟に対して迅速に反応
できない。年齢に伴なう収縮は心臓、肝臓、腎臓、リン
パ節、骨格筋、椎骨などの人体器官にも見られる。この
ような収縮はしばしば黄褐色老年色素(脂褐素)として
現われる過酸化遊離基生成物の沈着に対応する。老化と
関連するその他の対応変化としてシワのある皮膚、脂肪
沈着枯渇、皮膚メラミン色素減少、骨の脆弱化、感性耐
性の低下、運動耐性の低下、再生能力の欠如などがあ
る。
細胞レベルでは、老化は不充分なDNA修復を意味し、そ
の結果として細胞複製の異常及び/または不在、核原形
質交換異常を含む核及び原形質における有糸分裂制御要
因の喪失を招き、毛細管床が恒久的に閉じることで病巣
細胞がドロップアウトし、細胞及び原形質膜機能が失わ
れる。このような漸進的な細胞変化が全身の諸器官及び
組織に影響を及ぼすから、病因及び病原には普遍的、基
本的な細胞生理学の要因も含まれるはずである。
哺乳動物の老化は綜合的には細胞レベルで考察しなけれ
ばならない。なぜなら、個々の細胞の変化が個々の器官
の変化に影響し、個々の器官の変化が全身に影響するか
らである。例えば、心臓のような重要器官の死または機
能停止はその生体の死を招く。
老化の研究に際しては例外なく2種類の細胞、即ち、正
常分裂細胞及び有糸分裂後細胞を考察しなければならな
い。正常分裂細胞は例えば皮膚、毛髪、胃腸管などの細
胞である。この種の細胞は毎日数千個が死滅するが、絶
えず取って代る。老化が始まるまでは、ほぼ正確なレプ
リカでこの取替えが行われる。老化はヒトでは20代半ば
に始まる。第2の種類の細胞、即ち、有糸分裂後細胞は
例えば心臓、脳、中枢神経系を構成する細胞である。一
般に、有糸分裂後細胞は分裂または再生しない。哺乳動
物は生まれながらにして一定数の有糸分裂後細胞を有
し、その一生を通して一日一日その機能を失い死滅す
る。重要器官、例えば脳における限界数の有糸分裂後細
胞がその機能を失い、死滅した時点で哺乳動物の死が起
こる。
最近の生物医学的老人医学は哺乳動物細胞の不可避な機
能喪失、劣化、破壊及び死滅に至る事象の代謝過程に関
する幾つかの理論を提案している。その1つとして、哺
乳動物の細胞代謝と酸素代謝の因果関係を論じた説得力
に富んだ理論がある。ここにいう“酸素代謝”とは脂肪
酸のような食品と共に細胞エネルギー工場(糸粒体)に
おいて酸素が燃焼してアデノシン3燐酸(ATP)、即ち
細胞のエネルギー源を生成する過程を意味する。ATPの
生成は酵素の制御下に進行する化学反応によって絶え間
なく起こる。残念ながら、この化学反応は100%有効で
はなく、例えば大腸菌のようなバクテリアにおいては約
84%だけ有効である。進化の段階が進むに従ってこの反
応は次第に有効になり、ヒトの場合94±2%有効であ
る。
他の哺乳動物よりもヒトの“酸素代謝”は効率が高いか
ら、他の哺乳動物に比較して酸素燃焼率が低く、脂肪酸
及び炭水化物の燃焼率が低く、毒性酸素副生成物の形成
も少なく、体温も他の哺乳動物より低い。
ヒトでは“酸素代謝”による副生成物の相対量は他の哺
乳動物において生成される副生成物の量よりも少ない
が、このような副生成物の毒性はきわめて高い。これら
の毒性副生成物としてはスーパーオキサイドラジカル
(O2・)やヒドロキシラジカル(・OH)が挙げられる。
これらのラジカルの高い毒性を以下に説明する。スーパ
ーオキサイドを水と混合すると、高濃度の過酸化水素
(酸化性副生成物)が形成される。皮膚に濃過酸化水素
を注ぐと数分以内に皮膚を損傷して壊死性の病的な白っ
ぽさを呈する。哺乳動物の酸素燃焼細胞内でも同じ化学
反応が起こる。保護作用を果す酵素が絶えず過酸化水素
を破壊するものの、このような防衛作用は100%有効な
わけではない。従って、細胞の化学的破壊を招くおそれ
がある。ヒトは毎日多量の酸素を消費するから、酸素の
利用効率が少しでも悪くてO2・または・OHラジカルや酸
化性副生成物が発生すれば、その影響は無視できない。
なお、ここにいう“酸素代謝の有毒副生成物”にはスー
パーオキサイドラジカル(O2・)やヒドロキシラジカル
(・OH)のようなラジカルのほかに、これらのラジカル
によって形成される酸化性生成物、例えば、過酸化水素
なども含まれる。
酸素反応からの副生成物、即ち、酸素代謝の有毒副生成
物に起因する細胞損傷の例として、細胞の遺伝物質DNA
に対する損傷がある。酸素代謝の有毒副生成物により、
ヒトが毎日7,000個のDNAを“攻撃”されていることはす
でに公知である。幸いにも、これらの多くは細胞により
酸素制御下に修復される。しかし、修復されず、癌状態
となる細胞もある。
先に述べた2種類の細胞、即ち、正常分裂細胞と有糸分
裂後細胞のうち、正常分裂細胞は再生して損傷細胞に取
って代ることができる。ところが、有糸分裂後細胞は酸
素代謝の有毒酸素副生成物に攻撃されたのち修復される
場合もあるが、多くの場合この攻撃で有糸分裂後細胞の
機能が低下し、そのDNAが損傷及び/または破壊され
る。これはDNA及び細胞防衛酵素に対する損傷が増大し
て老化プロセスが内因的な加速性を持つに至るまでの定
常的、直線的な老化プロセスである。
この内因性の有毒化学作用が長期的な結果として現われ
るのが、年齢と共に進むシワ及び皮膚や動脈の硬化であ
る。皮膚及び動脈はコラーゲン及びエラスチンと呼ばれ
る支持材から成る。コラーゲンは結合組織、軟骨及び骨
の膠原繊維の主要プロテインである。エラスチンまたは
弾性組織は主要血管や皮膚のような弾性構造の重要な結
合組織プロテインである。エラスチンはこれらの構造が
伸長し、再び元の形状及びサイズに戻ることを可能にす
る。
コラーゲン及びエラスチンは“イミド結合”と呼ばれる
化学結合によって内部連結した繊維を含む。哺乳動物の
老化は前記イミド結合が酸化されて“アミド結合”とな
るプロセスを伴なうというのが定説となっている。哺乳
動物の皮膚や動脈のコラーゲン及びエラスチンでは、ア
ミド結合の形成が進むに従って、コラーゲン及びエラス
チンの繊維が次第に弾性と可撓性を失う。ヒトの場合、
成年(約20代半ば)に達したのち、10年ごとに約7%の
割合でこれらの繊維が硬化する。このことは動静脈系の
理論上の寿命が100%非可撓化するまで約140年であるこ
とを意味する。
癌、閉鎖性アテローム硬化及び皮膚のシワの病因及び病
源のキーポイントにはフリーラジカル病理メカニズムが
関与していると考えられる。フリーラジカル病理学は細
胞膜、コラーゲン、エラスチン、免疫機能、毛細循環
系、核酸及び調節性プロテインに悪影響を及ぼすフリー
ラジカル及び酸化生成物を主因とするものであり、科学
的研究によれば、このメカニズムはフリーラジカル病理
学的反応の引金となる要因から発して、原形質膜、細胞
及び組織を損傷し、その結果、老化及び疾病を招く生成
物の発生に至る。老化は同時に全身のすべての細胞、組
織及び器官に潜伏進行パターンで作用するから、その病
源及び病因は細胞生理学の基本的、普遍的部分にかかわ
って来る。
生体細胞中に内因的に発生する有毒フリーラジカル及び
酸化性物質の臨床的意義は種々の科学、医学刊行物に記
載され、これらの有毒物質と老化の関係が観察されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 従って、生体細胞中に発生するフリーラジカル及び酸化
性物質による老化を抑制する薬剤組成物の提案が望まれ
る。この薬剤組成物はヒトの全身の老化を抑制するため
の全身的処置だけでなく、例えば皮膚のシワ/老化を抑
制するための局処的処置をも含むことが望ましい。
[課題を解決するための手段] 本発明はヒトの老化を遅らせる、即ち、酸素代謝の有毒
副生成物によるヒト細胞の損傷を抑制する薬剤組成物に
係わる。本発明の一実施例ではノルジヒドログアイアレ
チン酸から成る薬剤として許容し得る薬剤組成物を体重
1kgにつき約0.5mg乃至約2mg以下までの日用量でヒトに
投与する。
本発明の他の実施例は有効量のノルジヒドログアイアレ
チン酸を含有する薬剤として許容できる組成物をヒトの
皮膚に局所投与することによりヒトの皮膚のシワを抑制
する薬剤組成物に係わる。
本発明のさらに他の例では、ヒトのコラーゲン及びエラ
スチンにおけるアミド結合形成を抑制するための組成物
を開示する。このような方法の1例はヒトのコラーゲン
またはエラスチンにおけるアミド結合形成を抑制するに
充分なノルジヒドログアイアレチン酸を含む薬剤として
許容できる組成物をヒトの皮膚に局所投与することから
成る。
[詳細な説明] 本発明は哺乳動物、特にヒトにおける老化の変性プロセ
スを遅らせるための、活性成分として有効量のノルジヒ
ドログアイアレチン酸を含む薬剤として許容できる薬剤
組成物に係わる。
ここに使用する語“老化”は一般的には酸素代謝の有毒
副生成物による細胞損傷を意味する。このような老化は
例えば細胞の部分損傷または完全破壊によって、または
ヒトのコラーゲン及び/またはエラスチンにおけるイミ
ド結合からアミド結合への変換、これに起因する動脈硬
化または皮膚のシワ発生などによって起こる。従って、
“老化を抑制する”または“老化を遅らせる”という語
句は酸素代謝の有毒副生成物による細胞損傷を抑制する
かまたは遅らせることを意味する。
本発明の原理を実施するのに有用な活性化合物は1,4−
ビス(3,4−ジヒドロキシフェニル)−2,3−ジメチルブ
タン(ノルジヒドログアイアレチン酸(以下NDGAと略称
する)である。
NDGAの代りにエトキシクイン、ブチル化ヒドロキシトル
エン(BHT)、2−メルカプトエチルアミン、メチオニ
ンのような他の酸化防止剤を使用することは望ましくな
いと考えられる。即ち、これらの酸化防止剤はNDGAに見
られるような望ましい脂質親和性や両性イオン効果を持
たないからである。従って、本発明のNDGAは上記酸化防
止剤よりも容易に糸粒子膜を通過する。
本発明の実施に有用であるとして上述したNDGAの重要な
特徴は各分子中に2個の極めて非活性のフェノール基を
有することにある。哺乳動物、特にヒトの老化抑制物質
として従来文献に開示された他の酸化防止物質のうち、
このような特徴を具えるものは無い。
NDGAは公知であり、公知の方法で公知の材料から調製す
ることができる。例えばLieberman等のJournal of Amer
ican Chemical Society,Vol,69,pp1540(1947)及びPea
rl米国特許第2,644,822号(1953年)がその製法を開示
しており、これら両文献の内容は本願明細書にも引用し
た。薬剤として許容できる塩はmono−塩でもdi−塩でも
よく、特にナトリウム及びカリウム塩のようなアルカリ
金属塩や、マグネシウム及びカルシウム塩のようなアル
カリ土類金属塩などが考えられる。これらの塩も公知の
方法で調製できる。
老化抑制に有効な量のNDGAを活性化合物として単独でま
たは公知のキャリアと混合して局所的にまたは経口的に
投与するのが好ましい。活性化合物であるNDGAはもし必
要なら適当なキャリアと混合した形で静脈内、皮下、筋
肉及び皮内注射すればよい。NDGAはクリーム、ローショ
ン、錠剤、分散粉末、顆粒、カプセル、シロップ、エリ
キシルの形で投与することができる。この組成物は甘味
剤、香料、着色剤、防腐剤などのような単数または複数
の添加剤を含有することができる。
錠剤はNDGAを例えば炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、
ラクトース、ソルビトール、タルクのような不活性希釈
剤や、例えばデンプン、アルギン酸のような顆粒化及び
崩壊剤や、例えばソルビトール、微晶質セルロース、ゼ
ラチン、アカシアのような結合剤や、ステアリン酸マグ
ネシウム、ステアリン酸、タルクのような滑剤など、公
知の薬剤として許容できる賦形剤を含有することができ
る。錠剤は被覆なしでもよいが、崩壊及び胃腸管への吸
収を送らせて作用を長時間に亘って維持するため公知の
方法で被覆してもよい。
クリーム及びローションは公知の化粧剤(または薬剤と
して)許容できる賦形剤、例えば尿酸、レチキュラン、
ポリムコサッカライド、ヒアルロン酸、アロエ・ベラと
混合した形で活性成分を含むことができる。同様に経口
液、例えば懸濁液の場合には活性成分であるNDGAをこの
種の組成物の調製に使用される公知の賦形剤、例えば懸
濁剤(メチルセルロース、トラガカント、アルギン酸ナ
トリウム)や湿潤剤(レシチン、ステアリン酸ポリオキ
シエチレン、ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエ
チレン)と混合した状態で含有させればよい。カプセル
は活性成分のNDGAを単独で、または炭酸カルシウム、燐
酸カルシウム、カオリンのような不活性固形希釈剤と混
合して含有することができる。
錠剤、クリーム、ローション、経口液、カプセルはいず
れも種々の防腐剤を含有できる。このような防腐剤とし
ては、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化
ヒドロキシアニソル、メチオニン、システイン、エトキ
シグイン、アスコルビン酸、トコフェロール、カタラー
ゼ、スーパーオキサイドジスムターゼ、グルタチオン、
グルタチオン・ペロキシダーゼ、2−メルカプトエチル
アミン、シスタミン、安息香酸、エチル−O−ヒドロキ
シベンゾエート、エチレンジアミン四酢酸及びすべての
メルカプタン、チオール及び二硫化物の誘導体を挙げる
ことができる。本発明の原理を実施することによって得
られる薬剤及び化粧剤は上記キャリアまたは賦形剤と共
にNDGA活性成分を最大限約90%を含有できる。
NDGAを含有する薬剤組成物に使用できる材料に関する上
記説明は必ずしも制限的なものではなく、必要に応じて
これらと等価の種々の物質を利用することができる。
投 薬 例えば皮膚のシワ形成や動脈硬化のような老化を遅らせ
るのに利用されるノルジヒドログアイアレチン酸(NDG
A)の有効な経口投与量は使用される特定化合物及び処
置すべき状態の程度に応じて異なる。ただし、一般的に
は、NDGAを毎日体重1kgにつき約0.5mg乃至約2mg以下の
量でヒトに投与すれば満足な成果が得られる。好ましく
は1日2乃至6回に分けるか、または放出抑制方式で投
与する。NDGAの投与量が1日に体重1kgにつき約0.5mg以
下であれば細胞損傷防止効果、即ち、老化抑制効果は周
縁部だけにしか現われない。NDGAの1日の投与量が2mg/
kg以上になると、この化合物の投与が不経済になる。ま
た、このように高い投与量は不必要であり、過剰分が細
胞変形のデリケートなバランスを崩すおそれがあるか
ら、却って老化を進めるという逆効果をもたらす可能性
がある。
例 1 本発明の経口投与に好適な錠剤は公知の製薬技術で調剤
でき、次のような成分を含むことができる。(活性成分
としてノルジヒドログアイアレチン酸(NDGA)を使用し
た。)この錠剤は哺乳動物の生物学的老化を遅らせるの
に有用である。 成 分 重 量 ノルジヒドログアイアレチン酸(NDGA) 40mg ソルビトール 208mg ステアリン酸マグネシウム 2mg 例 2 本発明の経口投与に好適で下記成分を含有する乾式充填
カプセルは公知の態様で調剤する。
活性成分としてNDGAを含有する本発明の局所塗布剤の例
を次の例3及び4に示す。
例 3成 分 組成%W/W ノルジヒドログアイアレチン酸(NDGA) 0.5 精製水 88.0 ブチレン・グリコール 1.0 オクチル・パルミテート 1.0 アロエ・ベラ・エキス 1.0 グリセリル・ステアレート 0.5 Peg−100ステアレート 0.5 Ceteareth−20 0.5 レチキュラン 0.5 ミリスチル・ミリステート 0.5 ムコポリサッカライド 0.5 ホホバ油 0.5 コラーゲン 0.5 アミノ酸 0.5 パラアミノ安息香酸 0.5 ビタミンA 0.5 ビタミンE 0.5 アラントイン 0.5 イミダゾルイジニル・ユレア 0.5 Carbomer934 0.5 ビタミンB−5 0.5 メチルプロピルパラベン 0.2 茶 0.1 ビタミンD 0.1 天然香料 0.1 例 4 例4では部分Aの組成物を部分Bの組成物とは別に調製
してから、部分A,Bを混合する。
例4の部分Aに列記した成分はCroda,Inc.,New York,N
ew Yorkによって製造され、上記商品名で販売されてい
る。“揮発性シリコン03314"はSWS Silicones Corpor
ation,Adrian,Michiganによって製造販売され、“GG G
ermaben II"はSutton Laboratories,Inc.,Chatham,New
Jerseyによって製造販売されている商品名である。
局所投与用として好ましい組成物は酸または塩の形で活
性成分であるNDGAを約0.5重量%乃至約20重量%含有す
る。NDGAはそれ自体が老化を遅らせる、即ち、細胞損傷
を抑制する上で活性であるから、本発明の原理を実施し
て得られる組成物中の唯一の“活性成分”と考えらる。
組成物が約2%乃至約5%の活性成分を含有することが
さらに好ましい。もし組成物中の活性成分が約0.5%以
下であれば周辺部においてのみ効果が現われ、約20%以
上になると不経済でもあり、有害な副作用を生ずるおそ
れもある。ただし、局所塗布用組成物の場合、活性成分
濃度は0.001重量%乃至90%でよい。
理論的裏付けは困難であるが、上記組成物を経口または
局所投与すると、コラーゲンまたはエラスチン繊維間の
イミド結合が酸化されてアミド結合となるのを抑制する
と考えられる。このことは互いに並列する1対のコラー
ゲン(またはエラスチン)繊維10,12を略示する第1図
に照らして明らかであろう。繊維は該繊維を化学結合す
る可逆結合に対して固有の弾性を具えている。結合を可
能にする2つの活性部位は−CHO及び−NH2部分である。
第1図下方では繊維が可逆イミド結合14によって互いに
結合している。このイミド結合は水和及び脱水と呼ばれ
る水(H2O)の摂取及び放出によって起こる。イミド結
合は絶えず開閉するから、コラーゲン(またはエラスチ
ン)繊維は互いに自由に摺動する。この生化学的作用が
皮膚及び動脈に弾性を与える。
第2図(上部)には(説明の便宜上)イミド結合14によ
って結合された同じく2本の繊維10,12を示してある。
酸化されてアミド結合となった状態を第2図下部に16で
示した。
ヒトは20−30才以後成長、成熟を止める。老化の過程で
ヒトや他の哺乳動物の皮膚及び動脈は次第にその弾性を
失う。この弾性喪失は第2図に示すようにイミド結合が
酸化されてアミド結合となることが主要原因である。ア
ミド結合は恒久的であり、コラーゲン及びエラチンの繊
維間の連結を恒久的に非可撓化する。
例 5 既に指摘したように、NDGAはヒトを含む哺乳動物におい
て薬学的活性を示すから有用である。本発明技術の一実
施例として皮膚のシワ発生という老化現象を遅らせるた
めに応用できる。この例では24匹のウプサラ・マウスに
(Anticimax, Sodertalje,Swedenから市販されてい
る)標準的な実験室用飼料を与えたが、この餌は0.5重
量%のNDGAを含有し、マウスの生後12カ月目から36カ月
目に亘り欲しいだけ与えられた。6匹の対照マウスには
上記24匹のマウスと同じ餌が欲しいだけ与えられたが、
この餌にはNDGAは含有していなかった。
NDGAを摂取したマウスは対照マウスに比較して、26カ月
間に亘って極めて若々しく健康であった。最後に生き残
った対照マウスは脱毛が著しく、褪色が著しく、視力が
衰え、運動も困難であった。この段階で未だ生きていた
4匹のNDGA摂取は対照マウスよりも健康であった。
NDGA摂取マウスに比較して対照マウスにおける皮膚のシ
ワ発生は特に顕著であった。このシワ形成進行はコラー
ゲン及びエラスチン硬化及びイミド結合からアミド結合
への変換を介して起こる交差結合を示唆している。
例 6 第3図には2重量%のNDGAを含有する薬剤組成物を利用
した二重盲検タイム・コース試験の結果を示した。この
組成物は水分を86.5%に減らしたことを除けば例3に示
した薬剤組成物と同じである。タイム・ゼロからスター
トして、このクリーム10mlを志願者のヒタイの皮膚に局
所的に擦込んだ。非侵入性の反射近赤外分光検査法を利
用し、種々のインターバルで測定した。この例において
使用した非侵入反射近赤外分光検査法はR.Lippman著“R
apid in vivo Quantification and Comparison of Hyd
roperoxides and Oxidized Collagen in Aging Mic
e,Rabbits and Man",Experimental Gerontology,Vol.2
0,PP.1−5,1985に詳述されており、その内容は本願明細
書にも引用した。その結果によれば、他の皮膚層や毛細
血管中の脂質ヒドロ過酸化物は約1時間後に約190から1
51マイクロモル/cm2皮膚にまで減少した。局所NDGA塗布
の薬動物力学的試験は約4時間後に190マイクロモル/cm
2という正常レベルに戻ることを立証した。この実験に
より、本例の方法に従ってNDGAを塗布すれば顔などの皮
膚の不飽和脂質が保持され、損傷が防止されることが明
らかになった。
例 7 ヒトの脳から採取した神経膠細胞をペトリ皿に単層培養
し、生物発光法(ルシフェリン,ルシフェラーゼ及び光
電増倍管検出)を利用して細胞ATP生成を測定した。そ
れぞれの培地に0.5%W/VまでNDGAを添加し、定常的なAT
P生成の増大が観察された。
例 8 ヒトの肝臓から採取した糸粒子を新鮮な状態で隔離し、
正常な呼吸及びATP生成が起こるように培養環境中に維
持した。特殊な試薬、例えばルミノール・カルニチン誘
導体を糸粒子培地にピペット注入した。糸粒子内側膜に
おいて試薬が摂取され、酸素代謝が起こり、有毒酸素副
生成物が形成された。試薬はスーパーオキサイドラジカ
ル(O2・)及びヒドロキシラジカル(・OH)に比例した
化学発光を示した。この光を光電増培管で測定し、その
結果を定量化し、記録した。この実験において糸粒子に
添加されたNDGAは定常光を著しく低下させたことから判
断して、NDGAは有毒酸素副生成物を著しく減少させ、糸
粒子代謝効率を高めた。ヒト糸粒子の寿命が延びること
も観察された。
例 9 第4図はゼロ・タイムにおいて志願者に1回だけ投与し
たNDGAの薬物動力学的なタイム・コース(二重盲検)試
験の結果を示すグラフである。50mg,75mg,100mg,200mg
のNDGAを、少なくとも12時間(1晩)断食した志願者に
1回だけ投与した。他の2名の志願者には偽薬を与え
た。反射式近赤外分光試験と呼ばれる上記非侵入性の技
術を利用し、ヒドロ過酸化脂質の微小血管濃度変化を8
時間に亘ってモニターした。第4図のグラフには横軸に
時間、縦軸に(近赤外分光法で測定された)皮膚中のヒ
ドロ過酸化物濃度をマイクロモル/cm2単位で示してあ
る。被験者はNDGA及び偽薬を1回だけ経口投与した。
第4図のグラフから明らかなように、NDGAは空の胃に経
口投与されてから約1〜2時間後に血流に吸収された。
4〜8時間に亘り、NDGAは微小血管中のヒドロ過酸化脂
質レベルを少なくとも15%低下させた。偽薬を投与され
た2名の志願者では(グラフには記入しなかったが)約
150マイクロモル/cm2のほぼ平坦な線となった。結論と
して、NDGAは1日3回、少なくとも時間間隔で投与すれ
ば酸素代謝の有毒副生成物、即ち、ヒドロ過酸化脂質の
有効な中和剤となる。
酸素代謝の有毒副生成物による哺乳動物、特にヒトの老
化、即ち、細胞損傷を抑制するための薬剤組成物の実施
例を以上に述べたが、これはあくまでも説明のための実
施例であり、当業者には明らかなように、種々の変更が
可能であるから、本発明は以上に述べた特定例に制限さ
れるものではない。
図面の簡単な説明 本発明の以上に述べた特徴、長所などは以下の詳細な説
明、末尾に列記する請求の範囲及び添付の図面からさら
に明らかになるであろう。
添付図面中、第1図はコラーゲンまたはエラスチンを連
結する可逆イミド結合を示すための並列する2本のコラ
ーゲン繊維(R)またはエラスチン繊維(R)の簡略
図、第2図は酸化されて恒久的なアミド結合となるアミ
ド結合によって接合された2本のコラーゲン繊維(R)
または2本のエラスチン繊維の簡略図、第3図は2重量
%のNDGAを含有する薬剤組成物を志願者のヒタイの皮膚
に局所塗布した例6における二重盲検の結果を示すグラ
フ、第4図は二重盲検においてそれぞれ50mg、75mg、10
0mg、200mgのNDGAを1回だけ志願者に投与した薬物動態
タイム・コース試験の結果を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】20mg乃至100mgのノルジヒドログアイアレ
    チン酸を活性成分として含有せしめることから成るヒト
    の老化を遅らせるための固形投薬形式の薬剤組成物。
  2. 【請求項2】シワ生成の抑制に有効量のノルジヒドログ
    アイアレチン酸を活性成分として含有せしめることから
    成るヒトの皮膚に局所投与するための薬剤組成物。
  3. 【請求項3】組成物が組成物総重量に対して0.5重量%
    乃至20重量%のノルジヒドログアイアレチン酸を含有す
    る特許請求の範囲第(2)項に記載の薬剤組成物。
JP62503300A 1986-05-05 1987-05-04 老化抑制の為の薬剤組成物 Expired - Lifetime JPH0714867B2 (ja)

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