JPH07148201A - 固定用テープ、及びこれを用いた固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ファスニングテープを被着体の任
意の位置に固着するのに使用する固定用テープ、及びこ
れを用いた固定方法に関し、例えば、紙オムツ、ペーパ
ーバックの口とじ、スーパーのポリエチレン袋の口とじ
などの比較的大型の被着体の固定用に用いられ、特に使
い捨ての大人用紙オムツに好ましく用いられる。 【構成】 ２枚以上のファスニングテープが１枚のイン
ターテープの背面に貼着されており、かつ該インターテ
ープの粘着面にリリーステープが貼着されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ファスニングテープを
被着体の任意の位置に固着するのに使用する固定用テー
プ、及びこれを用いた固定方法に関する。 本発明の固
定用テープは、その用途については何ら限定されない
が、例えば、紙オムツ、ペーパーバックの口とじ、スー
パーのポリエチレン袋の口とじなどの比較的大型の被着
体の固定用に用いられ、特に使い捨ての大人用紙オムツ
に好ましく用いられる。 従って、以下では実例として
紙オムツ固定用テープについて説明する。

【０００２】

【従来の技術】例えば使い捨ての紙オムツの固定用テー
プとして種々のファスニングテープなどが知られてお
り、実用化されている。 特に近年、幼児用のみなら
ず、大人用の使い捨て紙オムツの需要が増大しており、
これに適した固定用テープが要求されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来、大人用の使い捨
て紙オムツは、そのサイズが大きいため、紙オムツの片
側に１枚の大きなファスニングテープもしくは２枚のフ
ァスニングテープを貼り付け、かかるファスニングテー
プを固着かつ開閉可能にするために大きなターゲットテ
ープが必要であった。さらに、片側に２枚のファスニン
グテープを使用する場合、ファスニングテープをターゲ
ットテープに固着するのために、両側あわせて４回も貼
り合わせ作業をする必要があり、非常に手間がかかって
いた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、インターテー
プを用いることで、複数のファスニングテープを同時に
紙オムツ等の被着体に固着することを目的とするもので
ある。即ち本発明は、２枚以上のファスニングテープが
１枚のインターテープの背面に貼着されており、かつ該
インターテープの粘着面にリリーステープが貼着されて
いることを特徴とする固定用テープ、及びこれを用いた
固定方法を提供する。

【０００５】以下、本発明を図面を用いて説明するが、
本発明はこれに限定されない。図１は、本発明の固定用
テープＸを、紙オムツなどの本体Ｙに貼着した状態を示
す正面図であり、図２はその断面図である。 図１及び
図２において、２枚のファスニングテープＡの粘着面Ａ
１が、１枚のインターテープＢの背面Ｂ１に貼着されて
いる。 このファスニングテープＡの一方の端部Ａ３
は、本体Ｙに粘着面Ａ１により固定されている。 この
インターテープＢの粘着面Ｂ２にリリーステープＣが貼
着されており、このリリーステープＣの粘着面Ｃ２は、
本体Ｙの表面に貼着されている。

【０００６】図２においては、ファスニングテープＡの
他端部、及びインターテープＢの片端部は、粘着面同士
が重なるように折り返されて、掴み部Ａ４及びＢ４が形
成されている。 これにより、後述するリリーステープ
ＣからインターテープＢを剥離する際やインターテープ
Ｂの背面Ｂ１からファスナーテープＡを剥離する際に、
剥離しやすいという効果がある。またかかる掴み部は上
記以外に、テープの端部を非粘着とするドライエッジと
したり、別のフィルムを貼り付けるなどの方法により形
成することもできる。

【０００７】上記インターテープＢの長さ及び幅は、図
１の如くファスニングテープＡより長さ幅共に長いほう
が、後述するファスニングテープによる微調整の際に、
その調整可能範囲を広くできるため好ましい。

【０００８】本発明の固定用テープＸを用いて本体Ｙと
被着体Ｚとを固定する際には、図３の如く、本体Ｙに、
インターテープＢの背面Ｂ１に貼着された２枚以上のフ
ァスニングテープＡの一方の端部を固定し、この２枚以
上のファスニングテープＡが貼着されたインターテープ
Ｂを、該インターテープＢの粘着面Ｂ２に貼着されたリ
リーステープＣの背面Ｃ１より剥離し、被着体Ｚに貼り
付けることにより、２枚以上のファスニングテープＡを
同時に被着体Ｚに固定することができる。

【０００９】本発明においてはさらに、上記の如くテー
プを固定した後、必要に応じて被着体Ｚに貼着固定され
たインターテープＢの背面Ｂ１上のファスニングテープ
Ａを貼り直すことによって、貼り付け位置の微調整、及
び繰り返し貼り直すことができるという効果もある。

【００１０】図４及び図５は、本発明の固定用テープＸ
を紙オムツＥに使用した場合の実例を示す概略図であ
り、図４においては、２枚のファスニングテープＡが１
枚のインターテープＢにより同時に紙オムツＥに貼着固
定されている。 このファスニングテープＡをインター
テープＢの背面Ｂ１上で繰り返し貼着可能であり、さら
に貼り合わせ位置の微調整もできる。

【００１１】図５は、本発明の他の実例であり、固定用
テープＸを貼り合わせる紙オムツＥの表面に、剥離機能
を有するターゲットテープＤがあらかじめ貼り着けら
れ、そのターゲットテープＤの背面Ｄ１上にファスニン
グテープＡとインターテープＢとが貼り合わせた状態で
貼着固定されている。 これによれば、貼り合わせ位置
の微調整、繰り返しの貼り直しが、ファスニングテープ
Ａ、インターテープＢのどちらでも行えるという効果が
ある。

【００１２】

【発明の効果】本発明は、インターテープを用いること
で、複数のファスニングテープを同時に紙オムツ等の被
着体に固着できると共に、必要に応じてインターテープ
の背面上のファスニングテープを貼り直すことによっ
て、貼り付け位置の微調整、及び繰り返し貼り直すこと
ができるという効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の固定用シートの実例を示す正面図であ
る。

【図２】本発明の固定用シートの実例を示す断面図であ
る。

【図３】本発明の固定用シートの使用形態を示す説明図
である。

【図４】本発明の固定用シートの使用形態を示す説明図
である。

【図５】本発明の固定用シートの他の使用形態を示す説
明図である。

【符号の説明】

Ｘ 固定用テープ Ｙ 本体 Ｚ 被着体 Ａ ファスニングテープ Ｂ インターテープ Ｃ リリーステープ Ｄ ターゲットテープ Ｅ 紙オムツ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２枚以上のファスニングテープが１枚の
   インターテープの背面に貼着されており、かつ該インタ
   ーテープの粘着面にリリーステープが貼着されているこ
   とを特徴とする固定用テープ。
2. 【請求項２】 本体に、インターテープの背面に貼着さ
   れた２枚以上のファスニングテープの一方の端部を固定
   し、この２枚以上のファスニングテープが貼着されたイ
   ンターテープを、該インターテープの粘着面に貼着され
   たリリーステープの背面より剥離し、被着体に貼り着け
   ることにより、２枚以上のファスニングテープを同時に
   固定でき、かつファスニングテープの貼り着け位置をイ
   ンターテープの背面上で微調整できることを特徴とし
   た、固定用テープを用いた本体と被着体との固定方法。
3. 【請求項３】 請求項２記載の固定方法において、被着
   体表面に剥離機能を有するターゲットテープを予め貼り
   合わせておき、該ターゲットテープの背面上にファスニ
   ングテープとインターテープとを貼り合わせた状態で貼
   着することにより固定し、該固定位置の微調整をファス
   ニングテープ及び／又はインターテープにより行えるこ
   とを特徴とする固定方法。
4. 【請求項４】 用途、あるいは本体及び被着体が、紙オ
   ムツであることを特徴とする請求項１〜３記載の固定用
   テープ、あるいはこれを用いた固定方法。