JP2002095694A - 使い捨てオムツ - Google Patents

使い捨てオムツ

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JP2002095694A
JP2002095694A JP2001235315A JP2001235315A JP2002095694A JP 2002095694 A JP2002095694 A JP 2002095694A JP 2001235315 A JP2001235315 A JP 2001235315A JP 2001235315 A JP2001235315 A JP 2001235315A JP 2002095694 A JP2002095694 A JP 2002095694A
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Michiyo Matsushita
美智代 松下
Yasushi Sayama
寧 佐山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 締結テープの粘着面を重ね合せる離型テープ
の先端が使用中にめくれることがないようにする。 【解決手段】 締結テープ20の非粘着摘持部23を離
型テープ21の先端27から突出するように、締結テー
プ20を離型テープ21に重ね合せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使い捨てオムツに関
し、更に詳しくは、そのオムツの前後身頃の胴回りを互
いに剥離可能に接合するための締結手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、一般に、この締結手
段は、内面に粘着面1及び先端に非粘着摘持部2を設け
た締結テープ(ファスニングテープ)3と、粘着面1を
重ね合せて仮着する離型テープ(リリーステープ)4と
から構成し、オムツの後身頃の胴回り側部5に取り付け
てある。締結テープ3は、離型テープ4に重ね合せた状
態で、非粘着摘持部2が胴回り側部5の上面に粘着面6
で固定した離型テープ4の先端7から引っ込むように、
換言すると離型テープ4の先端7が非粘着摘持部2の先
端から突出するように形成してある。これは、非粘着摘
持部2を摘持して締結テープ3を離型テープ4から剥離
し易くするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、締結テープ3
の粘着面1を離型テープ4の離型面(上面)に重ね合せ
てなる組み合せテープを、オムツの製造ラインにおい
て、オムツの当該部に締結テープ3の上面からプレス面
が平滑なプレス部材でプレスしてオムツの胴回り側部5
に取り付ける場合、離型テープ4の先端7が締結テープ
3の非粘着摘持部2から突出していると、先端7と非粘
着摘持部2との間に段差が生ずるから、先端7にはプレ
スが充分に加わらず、その結果、先端7が粘着面6で胴
回り側部5に充分に接合しないことが少なくない。この
問題を解決する一つの手段としては、前記プレス面を前
記段差に適合するように形成した前記プレス部材を使用
することが考えられる。しかし、そうしたプレス部材を
使用したとしても、前記組み合せテープが可撓性を有す
ること、オムツの廉価量産のためそのテープを含むオム
ツの構成部材をオムツの製造ラインでは高速操作する必
要があることなどの理由から、前記プレス面の当該部位
と前記段差面との間に位置ずれが起こり易く、所期の目
的を達成できるとはいえない。
【0004】前述のように、離型テープ4の先端7が充
分に接合していないと、オムツの動きや、先端7と着用
者の肌との摺接などにより、先端7が浮き上がったりめ
くれたりすることがある。その結果、肌が先端で擦られ
てかぶれたり傷ついたりする。こうしたことは、着用者
が新生児である場合、看過することのできない重大な問
題である。
【0005】この発明の課題は、従来の締結手段におけ
る、締結テープの非粘着摘持部と離型テープの先端との
相対的位置を変えることにより、前記問題を除去するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前後身頃の
胴回り側部を互いに接合する締結手段を備え、前記締結
手段を、内面に第1粘着面及び先端に非粘着摘持部を設
けた締結テープと、胴周り側部の内面シートに接合する
第2粘着面と、該第2粘着面に内面で接合し、かつ、前
記第1粘着面を上面に重ね合わせて仮着する離型テープ
とから構成してある使い捨てオムツを前提としている。
かかる前提において、本発明の特徴とするところは、前
記締結テープと前記離型テープとの前記重ね合せ状態
で、前記締結テープは、前記非粘着摘持部の一部が、前
記第2粘着面と前記離型テープとを合せた厚み以上に前
記離型テープの先端から突出する長さに形成してある点
である。
【0007】好ましい実施例では、前記締結テープの粘
着面と前記離型テープの離型面との接合強度を150g
以下になしてある。
【0008】
【作用】前記締結テープの非粘着摘持部が前記離型テー
プの先端から突出しているから、換言すると、該先端が
該非粘着摘持部の下面に接触しているから、これら締結
テープ及び離型テープをその締結テープの上面側からプ
レスしてオムツの所定部位に接合して取り付けるとき、
該先端も該離型テープの他の部位と少なくとも同様に固
定される。
【0009】前記非粘着摘持部を指先で摘持して前記締
結テープの第1粘着面をこれが仮着する前記離型テープ
の離型面から剥離するとき、その剥離速度をいかに高め
ても、即ち、瞬間的に剥離しても、前記離型テープは、
先端はもちろんその他の部位でも、その固定面であるオ
ムツの上面(内面)から剥離することがない。これは、
前記離型テープの先端には前記締結テープの第1粘着面
が接合していないばかりでなく、該第1粘着面と前記離
型テープの離型面との接合(仮着)強度を所定値以下に
なしてあるからである。
【0010】
【実施例】図面を参照して、この発明に係る使い捨てオ
ムツ、特に、その締結手段の実施例を説明すると、以下
のとおりである。
【0011】図1には、締結手段10を後身頃の胴回り
対向側部11に設けた公知の使い捨てオムツ12を示し
てある。オムツ12は、透液性内面シート13と不透性
外面シート14との間に吸液性パネル15を介在させる
とともに、脚回り及び胴回りに弾性部材16a,16b
を取り付けてある。締結手段10は、周知のように、該
手段を設けた後身頃の対向側部11と前身頃の対向側部
17とを接合するために設けてある。
【0012】図2に示すように、締結手段10は、締結
テープ20と、離型テープ21とから構成してある。締
結テープ20の内面には公知の感圧性粘着剤を塗布して
第1粘着面22を形成してあるとともに、締結テープ2
0の先端を折り返して非粘着摘持部23を形成してあっ
て、基端部24を有する。離型テープ21の内面には前
記粘着剤と同効のものを塗布して第2粘着面25を形成
してある。離型テープ21は、胴回り側部11の内面シ
ート13の上面(内面)に第2粘着面25で接合固定し
てある。締結テープ20は基端部24を胴回り側部11
の外面シート14の下面(外面)に接合固定するととも
に、非粘着摘持部23を含む主体部26を離型テープ2
1の側へ折り返し、第1粘着面22を離型テープ21の
上面である離型面に重ね合せて仮着してある。このよう
に重ね合せた状態で、非粘着摘持部23の一部が離型テ
ープ21の先端27から突出するように、換言すると、
先端27が非粘着摘持部23の先端28と基端29との
中間に位置するように、主体部26の長さを設定してあ
る。
【0013】非粘着摘持部23の先端28と離型テープ
21の先端27とが一致するときは、非粘着摘持部23
を摘持し難く、離型テープ21の先端27が非粘着摘持
部23の基端29及びこれより外側(図上、右側)に位
置すると、同様に摘持し難いうえ、第1粘着面22が先
端27にも接触することになるから、締結テープ20を
離型テープ21から剥離し難く、しかも、第1粘着面2
2と離型テープ21の離型面(仮着面)との接合強度
(剥離強度)によっては、締結テープ20を剥離すると
き、先端27が剥離、めくれ、浮き上がったりする虞れ
がある。
【0014】前記接合強度は150g以下が好ましい。
この強度の測定方法は、非粘着摘持部23を試験器のチ
ャックで摘持し締結テープ20の主体部26の第1粘着
面22をその剥離方向(図2上、時計方向)へ引っ張っ
たときの値(g)による。この値150g以下であれ
ば、締結テープ20をいかに速く、即ち、瞬間的に、剥
離しても、離型テープ21はその先端27はもちろんそ
の他の部位も、胴回り側部11の上面から剥離、めく
れ、浮き上がることがない。
【0015】既に述べたように、締結テープ20及び離
型テープ21は、図2に示す重ね合せた組み合せテープ
の状態で、オムツの製造ラインに導入し、オムツの他の
構成部材である内外面シート13,14に重ね合せてプ
レス部材でプレスして取り付ける。このときのプレスに
より、離型テープ21の先端27は、これに位置する部
位の両テープ20,21の合計厚みが、該両テープの他
部位の合計厚みよりも大きいことから理解されるよう
に、最も強くプレスされることになる。従って、先端2
7は胴回り側部11の上面に位置する内面シート13に
強固に接合することになる。
【0016】締結テープ20、離型テープ21及び第
1、第2粘着面22,25の粘着剤としては、この種の
公知のもの、例えば、締結テープ20には上質紙又は不
織布とプラスチックフィルムとのラミネートシート、離
型テープ21には上質紙の上面(離型面)にシリコン樹
脂を塗布したもの、第1、第2粘着面22,25の粘着
剤にはいわゆるホットメルトタイプのものをそれぞれ使
用することができる。又、内面シート13、外面シート
14及びパネル15も、この種の公知のもの、例えば、
内面シート13には不織布又は多孔性プラスチックフィ
ルム、外面シート14にはプラスチックフィルム又はこ
れと不織布とのラミネートシート、パネル15には綿状
又は粉砕パルプに超吸収性ポリマー粒子を配合したもの
をそれぞれ使用することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明に係るオムツが備える締結手段
は、以上の構成及び作用を有するから、特に離型テープ
の先端が剥離、めくれ、浮き上がることに起因する問
題、即ち、着用者の肌のかぶれ、傷つきなどを未然に防
止することができ、従って、新生児用として供しても極
めて安全である。
【0018】更に、締結テープの非粘着摘持部が離型テ
ープの先端から突出し、その突出部分とオムツの内面と
の間に空隙が生ずるから、該摘持部を極めて容易に摘持
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を破断したオムツの展開内側平面図。
【図2】図1のX−Xに沿う拡大断面図。
【図3】従来の締結手段の断面図。
【符号の説明】
10 締結手段 11 胴回り側部 20 締結テープ 21 離型テープ 22 第1粘着面 23 非粘着摘持部 25 第2粘着面 27 離型テープの先端 28 締結テープの先端
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月28日(2001.8.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 使い捨てオムツ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、使い捨てオムツに関
し、更に詳しくは、そのオムツの前後身頃の胴回りを互
いに剥離可能に接合するための締結手段に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、一般に、この締結手
段は、内面に粘着面1及び先端に非粘着摘持部2を設け
た締結テープ(ファスニングテープ)3と、粘着面1を
重ね合せて仮着する離型テープ(リリーステープ)4と
から構成し、オムツの後身頃の胴回り側部5に取り付け
てある。締結テープ3は、離型テープ4に重ね合せた状
態で、非粘着摘持部2が胴回り側部5の上面に粘着面6
で固定した離型テープ4の先端7から引っ込むように、
換言すると離型テープ4の先端7が非粘着摘持部2の先
端から突出するように形成してある。これは、非粘着摘
持部2を摘持して締結テープ3を離型テープ4から剥離
し易くするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、締結テープ3
の粘着面1を離型テープ4の離型面(上面)に重ね合せ
てなる組み合せテープを、オムツの製造ラインにおい
て、オムツの当該部に締結テープ3の上面からプレス面
が平滑なプレス部材でプレスしてオムツの胴回り側部5
に取り付ける場合、離型テープ4の先端7が締結テープ
3の非粘着摘持部2から突出していると、先端7と非粘
着摘持部2との間に段差が生ずるから、先端7にはプレ
スが充分に加わらず、その結果、先端7が粘着面6で胴
回り側部5に充分に接合しないことが少なくない。この
問題を解決する一つの手段としては、前記プレス面を前
記段差に適合するように形成した前記プレス部材を使用
することが考えられる。しかし、そうしたプレス部材を
使用したとしても、前記組み合せテープが可撓性を有す
ること、オムツの廉価量産のためそのテープを含むオム
ツの構成部材をオムツの製造ラインでは高速操作する必
要があることなどの理由から、前記プレス面の当該部位
と前記段差面との間に位置ずれが起こり易く、所期の目
的を達成できるとはいえない。
【0004】前述のように、離型テープ4の先端7が充
分に接合していないと、オムツの動きや、先端7と着用
者の肌との摺接などにより、先端7が浮き上がったりめ
くれたりすることがある。その結果、肌が先端で擦られ
てかぶれたり傷ついたりする。こうしたことは、着用者
が新生児である場合、看過することのできない重大な問
題である。
【0005】この発明の課題は、従来の締結手段におけ
る、締結テープの非粘着摘持部と離型テープの先端との
相対的位置を変えることにより、前記問題を除去するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前後身頃の
胴回り側部を互いに接合する締結手段を備え、前記締結
手段を、内面に第1粘着面及び先端に非粘着摘持部を設
けた締結テープと、胴周り側部の内面シートに接合する
第2粘着面と、該第2粘着面に内面で接合し、かつ、前
記第1粘着面を上面に重ね合わせて仮着する離型テープ
とから構成してある使い捨てオムツを前提としている。
かかる前提において、本発明の特徴とするところは、前
記締結テープと前記離型テープとの前記重ね合せ状態
で、前記締結テープは、前記非粘着摘持部の一部が、前
記第2粘着面と前記離型テープとを合せた厚み以上に前
記離型テープの先端から突出する長さに形成してある点
である。
【0007】好ましい実施例では、前記締結テープは、
の粘着面と前記離型テープの離型面との接合強度を1
50g以下になしてある。
【0008】
【作用】前記締結テープの非粘着摘持部が前記離型テー
プの先端から突出しているから、換言すると、該先端が
該非粘着摘持部の下面に接触しているから、これら締結
テープ及び離型テープをその締結テープの上面側からプ
レスしてオムツの所定部位に接合して取り付けるとき、
該先端も該離型テープの他の部位と少なくとも同様に固
定される。
【0009】前記非粘着摘持部を指先で摘持して前記
締結テープの第1粘着面をこれが仮着する前記離型テ
ープの離型面から剥離するとき、その剥離速度をいかに
高めても、即ち、瞬間的に剥離しても、前記離型テープ
は、先端はもちろんその他の部位でも、その固定面であ
るオムツの上面(内面)から剥離することがない。これ
は、前記離型テープの先端には前記締結テープの第1粘
着面が接合していないばかりでなく、該第1粘着面と前
記離型テープの離型面との接合(仮着)強度を所定値以
下になしてあるからである。
【0010】
【実施例】図面を参照して、この発明に係る使い捨てオ
ムツ、特に、その締結手段の実施例を説明すると、以下
のとおりである。
【0011】図1には、締結手段10を後身頃の胴回り
対向側部11に設けた公知の使い捨てオムツ12を示し
てある。オムツ12は、透液性内面シート13と不透性
外面シート14と、それらの間に介在させた吸液性パネ
ル15とを有し、その脚回り及び胴回りに弾性部材1
6a,16bを取り付けてある。締結手段10は、周知
のように、該手段を設けた後身頃の対向側部11と前身
頃の対向側部17とを接合するために設けてある。
【0012】図2に示すように、締結手段10は、締結
テープ20と、離型テープ21とから構成してある。締
結テープ20の内面には公知の感圧性粘着剤を塗布して
第1粘着面22を形成してあるとともに、締結テープ2
0の先端を折り返して非粘着摘持部23を形成してあ
り、その反対側端は、基端部24となっている。離型テ
ープ21の内面には前記粘着剤と同効のものを塗布して
第2粘着面25を形成してある。離型テープ21は、胴
回り側部11の内面シート13の上面(内面)に第2粘
着面25で接合固定してある。締結テープ20は基端部
24を胴回り側部11の外面シート14の下面(外面)
に接合固定するとともに、非粘着摘持部23を含む主体
部26を離型テープ21の側へ折り返し、第1粘着面2
2を離型テープ21の上面である離型面に重ね合せて仮
着してある。このように重ね合せた状態で、非粘着摘持
部23の一部が離型テープ21の先端27から突出する
ように、換言すると、先端27が非粘着摘持部23の先
端28と基端29との中間に位置するように、主体部2
6の長さを設定してある。
【0013】非粘着摘持部23の先端28と離型テープ
21の先端27とが一致するときは、非粘着摘持部23
を摘持し難く、離型テープ21の先端27が非粘着摘持
部23の基端29及びこれより外側(図上、右側)に位
置すると、同様に摘持し難いうえ、第1粘着面22が先
端27にも接触することになるから、締結テープ20を
離型テープ21から剥離し難く、しかも、第1粘着面2
2と離型テープ21の離型面(仮着面)との接合強度
(剥離強度)によっては、締結テープ20を剥離すると
き、先端27が剥離、めくれ、浮き上がったりする虞れ
がある。
【0014】前記接合強度は150g以下が好ましい。
この強度の測定方法は、非粘着摘持部23を試験器のチ
ャックで摘持し締結テープ20の主体部26の第1粘着
面22をその剥離方向(図2上、時計方向)へ引っ張っ
たときの値(g)による。この値150g以下であれ
ば、締結テープ20をいかに速く、即ち、瞬間的に、剥
離しても、離型テープ21はその先端27はもちろんそ
の他の部位も、胴回り側部11の上面から剥離、めく
れ、浮き上がることがない。
【0015】既に述べたように、締結テープ20及び離
型テープ21は、図2に示す重ね合せた組み合せテープ
の状態で、オムツの製造ラインに導入し、オムツの他の
構成部材である内外面シート13,14に重ね合せてプ
レス部材でプレスして取り付ける。このときのプレスに
より、離型テープ21の先端27は、これに位置する部
位の両テープ20,21の合計厚みが、該両テープの他
部位の合計厚みよりも大きいことから理解されるよう
に、最も強くプレスされることになる。従って、先端2
7は胴回り側部11の上面に位置する内面シート13に
強固に接合することになる。
【0016】締結テープ20、離型テープ21の材質
び第1、第2粘着面22,25の粘着剤としては、この
種の公知のもの、例えば、締結テープ20には上質紙又
は不織布とプラスチックフィルムとのラミネートシー
ト、離型テープ21には上質紙の上面(離型面)にシリ
コン樹脂を塗布したもの、第1、第2粘着面22,25
の粘着剤にはいわゆるホットメルトタイプのものをそれ
ぞれ使用することができる。又、内面シート13、外面
シート14及びパネル15も、この種の公知のもの、例
えば、内面シート13には不織布又は多孔性プラスチッ
クフィルム、外面シート14にはプラスチックフィルム
又はこれと不織布とのラミネートシート、パネル15に
は綿状又は粉砕パルプに超吸収性ポリマー粒子を配合し
たものをそれぞれ使用することができる。
【0017】
【発明の効果】この発明に係るオムツが備える締結手段
は、以上の構成及び作用を有するから、特に離型テープ
の先端が剥離、めくれ、浮き上がることに起因する問
題、即ち、着用者の肌のかぶれ、傷つきなどを未然に防
止することができ、従って、新生児用として供しても極
めて安全である。
【0018】更に、締結テープの非粘着摘持部が離型テ
ープの先端から突出し、その突出部分とオムツの内面と
の間に空隙が生ずるから、該摘持部を極めて容易に摘持
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を破断したオムツの展開内側平面図。
【図2】図1のX−Xに沿う拡大断面図。
【図3】従来の締結手段の断面図。
【符号の説明】 10 締結手段 11 胴回り側部12 使い捨てオムツ 13 透液性内面シート(内面シート) 14 不透液性外面シート 15 吸液性パネル 20 締結テープ 21 離型テープ 22 第1粘着面 23 非粘着摘持部 25 第2粘着面 27 離型テープの先端 28 締結テープの先端
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後身頃の胴回り側部を互いに接合する締
    結手段を備え、前記締結手段を、内面に第1粘着面及び
    先端に非粘着摘持部を設けた締結テープと、胴周り側部
    の内面シートに接合する第2粘着面と、該第2粘着面に
    内面で接合し、かつ、前記第1粘着面を上面に重ね合わ
    せて仮着する離型テープとから構成してある使い捨てオ
    ムツにおいて、 前記締結テープと前記離型テープとの前記重ね合せ状態
    で、前記締結テープは、前記非粘着摘持部の一部が前記
    第2粘着面と前記離型テープとを合せた厚み以上に前記
    離型テープの先端から突出する長さに形成してあること
    を特徴とする前記オムツ。
  2. 【請求項2】前記締結テープの第1粘着面と前記離型テ
    ープの離型面との接合強度を150g以下になしてある
    請求項1に記載のオムツ。
JP2001235315A 2001-08-02 2001-08-02 使い捨てオムツにおける締結手段の取り付け方法 Expired - Lifetime JP3754636B2 (ja)

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