JPH07148075A - 両面加熱調理器 - Google Patents

両面加熱調理器

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JPH07148075A
JPH07148075A JP32327993A JP32327993A JPH07148075A JP H07148075 A JPH07148075 A JP H07148075A JP 32327993 A JP32327993 A JP 32327993A JP 32327993 A JP32327993 A JP 32327993A JP H07148075 A JPH07148075 A JP H07148075A
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grill
upper grill
reversible motor
heating
double
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Toshio Sasaki
敏夫 佐々木
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SANWA SEIKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 マイクロスイッチ18,19やタイマーをも
って所定のタイミングで所定の時間宛間欠的に作動する
昇降作動用可逆転モータ11と、該モータによって回転
せしめられる螺軸12と、該螺軸12の回転によって移
動する移動杆14とをもって、交差部を枢着したX字状
の一対の支持杆25,26の下部側の間隔を狭めたり拡
げたりする。X字状の一対の支持杆25,26の上端部
によって上グリル5を支持する。また一方、下グリル3
は支柱2をもって支持固定する。 【効果】 加熱すると膨脹する食材を調理するとき、食
材をふっくらと焼き上げることができる。且つまた食材
特有の旨みを殺ぐことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両面加熱調理器に関し、
更に詳細には上グリルが加熱時間の経過につれて所定の
ストローク宛間欠的に上昇するようになして、特にハン
バーグやパンといった加熱につれて膨脹する食材をふっ
くらと焼き上げるに適するようになした両面加熱調理器
に係わる。
【0002】
【従来の技術】ステーキやハンバーグ等を加熱調理する
器具として、従来も両面加熱調理器が用いられていた。
そしてまた、この従来型の両面加熱調理器は、図13に
示す如く、上グリルAと下グリルBを、一端側を枢着連
結Cして開閉自在としたものである。
【0003】このため、上グリルAと下グリルBとの加
熱面は、両加熱面が接触する位置にあっては平行になる
が、上グリルAが少しでも開く方向に回動すると、平行
状態ではなくなる。そして、この種の器具は食材を加熱
するために用いるものであるから、必然的に両グリル間
にステーキやハンバーグといった食材が入るものであ
る。
【0004】そしてまた、ステーキやハンバーグ等の食
材は、夫々ある程度の厚味があることから、上グリルA
と下グリルBの加熱面の対向間隙は、枢着連結部分Cか
ら離れるにしたがって徐々に大きくなる。
【0005】そしてこのような状態において加熱する
と、焼き上がった食材は、両グリルA,Bの枢着連結部
分C側が薄く且つ横に広がり、全体が均一な厚味になら
ないから見映えが悪い。この点は家庭で食する場合は然
程問題にならないが、レストラン等の如く客に商品とし
て提供する場合には解決すべき大きな問題点となる。
【0006】また、食材に対して全体的に均一な加熱を
行うことができないから、焼け具合にむらが出来るとい
う問題点もある。
【0007】これらのことから、本発明者は先に図8乃
至図12に示した両面加熱調理器を案出した。該両面加
熱調理器は、下向き開口の外箱102内にヒーター10
3を内蔵し、開口部にグリル板104を取り付けた上グ
リル101と、上向き開口の外箱106内にヒーター1
07を内蔵し、開口部にグリル板108を取り付けた下
グリル105と、加熱温度調節制御回路を内蔵し、下グ
リル105を載置する温度調節箱109と、前記上グリ
ル101の支持機構110とからなるものである。
【0008】また、前記支持機構110は、上グリル1
01の背面側に平行に固着した逆L字形の支脚片111
と、温度調節箱109の背面側に平行に固着し、上端部
112aを背面側に弯曲させた逆T字形の支脚片112
と、前記支脚片111の垂直部分の側面に縦方向に所要
の間隔をおいて固着し、前記支脚片112の垂直部分と
弯曲部分の中央部に穿設した長孔113に摺動自在に嵌
合した2個の作動ピン114,115と、前記支脚片1
12の垂直部分の上端部に設けた突起116に巻装し、
一端側を該支脚片112に固定する一方、他端側を前記
作動ピン114に係止し、もって該作動ピン114を上
向きに移動するよう附勢した巻バネからなるバランスス
プリング117と、前記支脚片112の水平部分に取り
付け、前記支脚片111の垂直部分の下端部背面に設け
た鋸歯状の凹凸部118に、コイルバネ119をもって
弾発的に押し付けた停止状態保持用の爪片120とから
なるものである。尚、前記バランススプリング117の
附勢力は、上グリル101の自重とほぼ同じか、僅かに
小さく設定している。
【0009】而して、該両面加熱調理器は、上グリル1
01を、その作動ピン114が支脚片112の垂直部分
の長孔113にある間は、下グリル105と平行して接
離させることができるものである。したがって、上グリ
ル101と下グリル105のグリル板104,108
は、この間において平行となり、もって前記従来の両面
加熱調理器の問題点を解消することができるものであ
る。
【0010】しかし、該両面加熱調理器は、実際に使用
してみると、新たな問題点が生じた。それは上グリル1
01の位置が焼き始めから焼き終りまで一定であること
に起因する。即ち、上グリル101をそのグリル板10
4が食材表面に接近する位置までバランススプリング1
17の作用力に抗して押し下げると、爪片120が支脚
片111の鋸歯状の凹凸部118に入り込んで上グリル
101の停止位置を保持するが、上グリル101は焼き
始めから焼き終わる迄の間、常にその位置にある。
【0011】このため、加熱するとそれにつれて膨脹す
る食材を調理する場合において、膨脹しようとすると上
面側を上グリル101のグリル板104によって押さえ
つけられ、ふっくらと焼き上がらない。ふっくらと焼き
上がるべき食材が、押しつぶされた状態で提供されると
すれば、見映えが悪いことは勿論であり、またふっくら
と焼き上がるべき食材は、加熱による自然な膨脹作用に
よって特有の旨みが出るものであるが、上面側を上グリ
ル101のグリル板104によって押さえつけられた状
態では完全な膨脹が妨げられるから、食材の本来の旨み
を殺ぐことになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みなされたものであって、上グリルを加熱時間の経過に
つれて所定のストローク宛間欠的に上昇するようにな
し、もって加熱するにつれて膨脹する食材をふっくらと
焼き上げることができるようになした両面加熱調理器を
提供せんとするものである。
【0013】而して、本発明の要旨は、以下の構成にあ
る。 (1)上グリルを、その加熱面が下グリルの加熱面と平
行を保持した状態のまま昇降するようになした両面加熱
調理器において、上グリルを加熱時間の経過につれて所
定のストローク宛間欠的に上昇するようになしたことを
特徴とする両面加熱調理器。 (2)基台上に支柱をもって固定した方形の下グリル
と、上部外周にフランジを有し且つ後部に連結部を突設
した方形の上グリルと、前記上,下グリルの前後方向に
沿って固定し、所定のタイミングで所定の時間宛間欠的
に作動するようになした昇降作動用可逆転モータと、該
昇降作動用可逆転モータをもって回転せしめる螺軸と、
長さ方向の中央部に摺動自在にガイド軸を貫設し、前記
螺軸の回転によって該螺軸の軸方向に移動せしめる移動
杆と、交差部を枢着連結し且つ後記開閉作動用回転軸に
固着する側の支持杆の下部を折曲自在とし、下端部を前
記移動杆に枢着する側の支持杆の上端部を前記上グリル
の連結部に枢着する一方、上端部が前記上グリルの側面
を支持する側の支持杆の下端部を後記開閉作動用回転軸
に固着し、前記上,下グリルの側面に対称に配設したX
字状の一対の支持杆と、前記上,下グリルの後部側に前
記昇降作動用可逆転モータと直交するように固定し、所
定のタイミングで作動する開閉作動用可逆転モータと、
該開閉作動用可逆転モータの回転力を伝達されて回転す
る開閉作動用回転軸とから成る両面加熱調理器。
【0014】
【作用】次に、本発明の作用について説明する。上グリ
ルを下降させるときは、昇降作動用可逆転モータを作動
させ、その回転軸に連結した螺軸を回転させる。これに
より、螺軸の螺合孔を設け、該螺合孔に螺軸を螺合した
移動杆が、後記X字状の一対の支持杆の下部の間隔を拡
げる方向に水平に移動する。
【0015】そして、移動方向の終端に取り付けたリミ
ットスイッチに、移動杆に固着した作動片が接触する
と、昇降作動用可逆転モータが作動を停止するものであ
る。これにより上グリルは下グリルとの間に所定の間隙
をおいて平行に保持される。また、上グリルと下グリル
との間隙は、リミットスイッチを取り付ける位置を変え
ることによって調節することができるが、通常はそれを
用いて焼く食材に応じて予め設定しておく。尚、大体は
食材の厚味と同等か或いは僅かに大きくして設定する。
【0016】次に、上,下グリルのヒーターを作動させ
て加熱を開始する。また、このときには、上グリルの外
周に設けた鉄板等の加熱補助体が上グリルの加熱面を囲
むように降りており、したがって、ヒーターによる熱を
外部に漏らさず、効率良く加熱することができる。ま
た、上グリルと下グリルの加熱面の温度を異ならしめ
て、例えば上グリルの加熱面を220℃、下グリルの加
熱面を150℃とすれば、食材の上面に適度の焦げめを
つけることができ、焼き上がった状態の見映えを良くす
ることができる。
【0017】次に、ヒーターの作動開始後所定の時間
(秒単位の時間)経過後、昇降作動用可逆転モータを前
記と逆方向に回転作動させる。これによりX字状の一対
の支持杆の下部の間隔が狭められ、それに応じて該一対
の支持杆の上部は、同一の高さを保持して上昇する。し
たがって、該一対の支持杆の上部によって支持される上
グリルは、下グリルと平行状態を保ったまま上昇せしめ
られる。
【0018】そして、上グリルの上昇は、昇降作動用可
逆転モータを所定の時間(秒単位の時間)作動させた後
一旦停止し、所定の時間(秒単位の時間)停止させた
後、再び作動を開始するようにして、所定のストローク
宛間欠的に上昇させるものである。例えば、5秒毎に昇
降作動用可逆転モータが0.25秒作動するようにし
て、上グリルを5秒間隔で1mmのストローク宛上昇さ
せ、10ストローク(10mm)間欠的に上昇させるよう
にするものである。また、ストロークの長さは食材に合
わせて適宜に設定するものである。
【0019】これにより加熱によって食材が徐々に膨脹
し始めると、膨脹に合わせるように上グリルを上昇させ
ることができるものである。したがって、上グリルの加
熱面が食材の上面を押しつぶすことがなく、ふっくらと
焼き上げることができる。また、食材の有する特有の旨
みを殺ぐこともない。
【0020】そしてまた、所定の高さまで上グリルが上
昇すると、移動杆の移動方向の始端に取り付けたリミッ
トスイッチに、該移動杆に固着した作動片が接触し、昇
降作動用可逆転モータが作動を停止する。
【0021】次に、開閉作動用可逆転モータが作動を開
始し、その回転軸に固着したピニオンと、該ピニオンと
噛合する扇形歯車を介して開閉作動用回転軸を回転させ
る。そして、該開閉作動用回転軸の回転に伴い、該開閉
作動用回転軸の端部に下端部を固着した一対の支持杆の
うちの一方側の支持杆が、両支持杆の交差部より下側で
前方側に折れ曲がる。
【0022】これにより開閉作動用回転軸と該折れ曲が
った一方の支持杆の上端部との距離が折れ曲がった分短
縮され、且つまた両方の支持杆の枢着連結位置は変わら
ないから、一方の支持杆はその上端部がもう一方の支持
杆の上端より上に位置するように回動して立ち上がり、
またもう一方の支持杆も傾く。これにより、これら一対
の支持杆の上端部によって支持された上グリルは、後退
しつつ開き方向に回動するものである。
【0023】また、一方の支持杆の上端部にはローラを
取りつけ、上グリルの左右側面部分のフランジに設けた
支持レールを該ローラ上に載せた状態で支持しているか
ら、加熱の途中において上グリルを開閉することが可能
である。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。図1は本発明の一実施例の上グリルが上
昇した状態の右側面図、図2は上グリルが開いた状態の
右側面図、図3は図1中I−I線断面図、図4は図1中
II−II線断面図、図5は昇降作動用可逆転モータと螺軸
部分の平面図、図6は上グリルが下降した状態の上グリ
ルと下グリルの部分拡大断面図、図7は上グリルの動き
を示す模式的説明図である。
【0025】図中、1は基台である。2,2…は該基台
1に立設した支柱である。3は前記支柱2,2…によっ
て支持された方形の下グリルであり、後記上グリルより
若干大きくなし、ヒーター4を内蔵している。尚、理解
に便ならしめるために断熱材やその他の部材は省略して
示している。また、該下グリル3には加熱面3′の一部
に油や肉汁等の落下通路3aを設けている。
【0026】5は後記一対の支持杆によって支持され
る、フランジ5aを有する方形の上グリルであり、ヒー
ター6を内蔵している。また、該上グリル5の加熱面
5′の温度は前記下グリル3′のそれより若干高くして
いる。また、該上グリル5の側面には、該上グリル5の
加熱面5′を囲むよう、加熱補助体としての鉄板7を上
下方向移動自在に取り付けている。尚、該鉄板7は、本
実施例では、縦方向の長孔7aを複数穿設し、該長孔7
aに上グリル5の側面に固定するピン8を摺動自在に嵌
合して、上下移動自在としている。また、本実施例では
加熱補助体として鉄板を用いたが、これに代えて蛇腹状
の伸縮部材を用いてもよい。
【0027】また、前記上グリル5の左右側面部分のフ
ランジには、下面を後記支持杆のロールが転動する支持
レール9,9を取り付けている。更にまた、前記上グリ
ル5の背面側部分のフランジには、後記支持杆の上端部
を枢着する連結台10を固着している。
【0028】11は前記基台1上に、前記下グリル3の
前後方向に沿って配設した昇降作動用可逆転モータであ
る。また、該昇降作動用可逆転モータ11は、後記リミ
ットスイッチやタイマー(図示せず。)を介して所定の
タイミングで回転作動するようになされている。12は
前記昇降作動用可逆転モータ11の回転軸に連結した螺
軸であり、支承板13,13をもって回転自在に支承し
ている。
【0029】14は前記螺軸12を螺合するための螺合
孔(図示せず。)を設け、該螺合孔に前記螺軸14を螺
合した移動杆であり、螺軸14の回転によって該螺軸の
軸方向に移動するものである。また、該移動杆14はそ
の両端部に後記一対の支持杆の一方側の下端部を枢着連
結するものである。そしてまた、該移動杆14には後記
リミットスイッチを開閉するための作動片15を固着し
ている。
【0030】16は前記移動杆14の長さ方向の中央部
に摺動自在に貫設したガイド軸であり、両端部は図示し
ない支承板によって支承されている。17は該ガイド軸
16に設けたコイルバネからなるバランススプリングで
あり、上グリル5の開閉に要する力を軽減し、小型のモ
ータの使用を可能とするものである。
【0031】18,19はリミットスイッチであり、前
記移動杆14に固着した作動片15の移動経路上に配設
している。また、これらのリミットスイッチ18,19
の位置は、焼こうとする食材の厚味等に応じて適宜に決
定される。
【0032】20は前記基台1上における前記下グリル
3の後部側に、前記昇降作用可逆転モータ11と直交す
る方向に配設した開閉作動用可逆転モータである。該開
閉作動用可逆転モータ20は、前記リミットスイッチ1
8等を介して所定のタイミングで回転作動するようにな
されている。
【0033】21は前記開閉作動用可逆転モータ20の
回転軸20aに固着したピニオンである。22は該ピニ
オン21と噛合する扇形歯車である。23は前記扇形歯
車22を長さ方向の中央部に固着し、両端近傍を支承板
24,24をもって回転自在に支承した開閉作動用回転
軸である。
【0034】25,26は中央の交差部を枢軸27をも
って連結したX字状の一対の支持杆であり、前記下グリ
ル3及び上グリル5の左右側面に対称に配設している。
また、一方の支持杆26は、下部側を折曲することがで
きるように、交差部より下側を二つに分割し、重合部を
枢軸28をもって枢着連結している。
【0035】そして、一方の支持杆25は、その下部側
の端部を枢軸29をもって前記移動杆14の端部に枢着
し、上部側の端部を枢軸30をもって前記連結台10に
枢着している。また、もう一方の支持杆26は、その下
端部を前記開閉作動用回転軸23の端部に固着し、上部
側の端部にはローラ31を回転自在に軸支している。
【0036】また、図面においては理解の便宜上省略し
たが、調理器全体をカバーで覆うようにするものであ
り、また昇降作動用可逆転モータ11と開閉作動用可逆
転モータ20の作動をコントロールする回路は、図示し
ない制御箱に組み込んでいる。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記の如き構成、作用であり、
上グリルを加熱時間の経過につれて所定のストローク宛
間欠的に上昇させることができるものである。したがっ
て、加熱すると膨脹する食材を調理するときにおいて、
該食材の膨脹に合わせるように上グリルを上昇させるこ
とができ、もって上グリルの加熱面によって食材の上面
を押しつぶすことはなくなるから、ふっくらと焼き上げ
ることができる。且つまた、食材の有する特有の旨みを
殺ぐこともない。
【0038】本発明はこのように加熱によって膨脹する
食材を調理するに特に好適であるが、勿論加熱によって
膨脹しない食材を調理するにも用いることができるもの
である。そして、その場合には、上記の通りの動作によ
って加熱を行ってもよいが、加熱が終了するまで昇降作
動用可逆転モータを作動させずにおき、所定時間の加熱
終了と同時に上グリルが上昇して開くように作動させる
ようにして行ってもよい。尚、このときには開閉作動用
可逆転モータも共に作動させる。
【0039】また、上グリルが下降したときに、その外
周に設けた鉄板等の加熱補助体をもって該上グリルの加
熱面を囲むようにすれば、熱を外部に漏らさず、効率良
く加熱することができる。更にまた、上グリルと下グリ
ルの加熱面の温度を異ならしめて、上グリルの加熱面の
温度が下グリルの加熱面の温度より若干高くなるように
すれば、食材の上面に適度の焦げめをつけることがで
き、焼き上がった状態の見映えを良くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の上グリルが上昇した状態の
右側面図である。
【図2】上グリルが開いた状態の右側面図である。
【図3】図1中のI−I線断面図である。
【図4】図1中II−II線断面図である。
【図5】昇降作動用可逆転モータと螺軸部分の平面図で
ある。
【図6】上グリルが下降した状態の上グリルと下グリル
の部分拡大断面図である。
【図7】上グリルの動きを示す模式的説明図である。
【図8】本発明者が先に案出した両面加熱調理器の斜視
図である。
【図9】支脚片の一部の拡大図である。
【図10】上グリルの開放動作の説明図であり、開く前
の状態を示している。
【図11】上グリルの開放動作の説明図であり、開き始
めの状態を示している。
【図12】上グリルの開放動作の説明図であり、略完全
に開いた状態を示している。
【図13】従来の両面加熱調理器の上グリルの動きを示
す模式的説明図である。
【符号の説明】
1 基台 2 支柱 3 下グリル 4 ヒーター 5 上グリル 6 ヒーター 7 加熱補助体としての鉄板 9 支持レール 10 連結台 11 昇降作動用可逆転モータ 12 螺軸 14 移動杆 15 作動片 16 ガイド軸 17 バランススプリング 18,19 リミットスイッチ 20 開閉作動用可逆転モータ 21 ピニオン 22 扇形歯車 23 開閉作動用回転軸 25,26 X字状の一対の支持杆 27,28 枢軸 31 ローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上グリルを、その加熱面が下グリルの加
    熱面と平行を保持した状態のまま昇降するようになした
    両面加熱調理器において、上グリルを加熱時間の経過に
    つれて所定のストローク宛間欠的に上昇するようになし
    たことを特徴とする両面加熱調理器。
  2. 【請求項2】 基台上に支柱をもって固定した方形の下
    グリルと、上部外周にフランジを有し且つ後部に連結部
    を突設した方形の上グリルと、前記上,下グリルの前後
    方向に沿って固定し、所定のタイミングで所定の時間宛
    間欠的に作動するようになした昇降作動用可逆転モータ
    と、該昇降作動用可逆転モータをもって回転せしめる螺
    軸と、長さ方向の中央部に摺動自在にガイド軸を貫設
    し、前記螺軸の回転によって該螺軸の軸方向に移動せし
    める移動杆と、交差部を枢着連結し且つ後記開閉作動用
    回転軸に固着する側の支持杆の下部を折曲自在とし、下
    端部を前記移動杆に枢着する側の支持杆の上端部を前記
    上グリルの連結部に枢着する一方、上端部が前記上グリ
    ルの側面を支持する側の支持杆の下端部を後記開閉作動
    用回転軸に固着し、前記上,下グリルの側面に対称に配
    設したX字状の一対の支持杆と、前記上,下グリルの後
    部側に前記昇降作動用可逆転モータと直交するように固
    定し、所定のタイミングで作動する開閉作動用可逆転モ
    ータと、該開閉作動用可逆転モータの回転力を伝達され
    て回転する開閉作動用回転軸とから成る両面加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 上グリルの外周に、その加熱面を囲むよ
    うに加熱補助体を設けてなる請求項1又は2記載の両面
    加熱調理器。
  4. 【請求項4】 上グリルの加熱面の温度を下グリルの加
    熱面の温度より若干高めに設定してなる請求項1,2又
    は3記載の両面加熱調理器。
JP32327993A 1993-11-29 1993-11-29 両面加熱調理器 Expired - Lifetime JPH0785731B2 (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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