JPH07147716A - 船舶における電線布設方法 - Google Patents

船舶における電線布設方法

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JPH07147716A
JPH07147716A JP29172793A JP29172793A JPH07147716A JP H07147716 A JPH07147716 A JP H07147716A JP 29172793 A JP29172793 A JP 29172793A JP 29172793 A JP29172793 A JP 29172793A JP H07147716 A JPH07147716 A JP H07147716A
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JP
Japan
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cable
elastic ball
ball rollers
electric
rollers
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Pending
Application number
JP29172793A
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English (en)
Inventor
Yasutada Shudo
保忠 首藤
Kenji Matsuzaka
賢次 松坂
Yoshinori Masuda
良則 増田
Shinkichi Okubo
信吉 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業能率の向上と作業員の省人化が図れる船
舶における電線布設方法を提供することにある。 【構成】 船内にケーブルドラムをケーブル繰出し方向
に回転可能にセットする工程と、互いに強力に圧接しな
がらケーブルをけん引する方向に回転する一対の弾性ボ
ールローラを有する適数個のケーブルけん引機を電路に
沿わしめてセットする工程と、該ケーブルドラムのケー
ブルの先端にメッセンジャロープを連結する工程と、該
メッセンジャロープを電路内ならびに順に各ケーブルけ
ん引機の一対の弾性ボールローラの間を通す工程と、前
記各ケーブルけん引機の一対の弾性ボールローラを回転
させて該メッセンジャロープを前記弾性ボールローラの
間に挟んで該メッセンジャロープを介してケーブルを繰
り出しながらそのケーブルを該電路内に布設する工程と
からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船舶における電線布設
方法に関するもので、詳しくは、船内の電路に沿わしめ
て電線ケーブルを布設する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶における配線工事は、陸上の
建築物などとは異なり、船内の電路が狭あいなスペース
に設けられるケースが多いことと、曲がり部や段差が多
いために、ほぼ全域にわたり、人力に頼って布設しなけ
ればならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
船内における電線布設方法は、数人の作業員により、電
線ケーブルを、あたかも綱引きをするようにしてケーブ
ルドラムから繰り出し、電路に沿わしめていたので、多
くの作業員を必要とし、かつ、重労働作業であって体力
を大きく消耗し、継続作業ができなく、また長時間を浪
費するなど、合理的でないという問題点があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決しよ
うとするものである。すなわち、本発明は、作業能率の
向上と作業員の省人化が図れる船舶における電線布設方
法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するする
ために、本発明は、船内にケーブルドラムをケーブル繰
出し方向に回転可能にセットする工程と、互いに強力に
圧接しながらケーブルをけん引する方向に回転する一対
の弾性ボールローラを有する適数個のケーブルけん引機
を電路に沿わしめてセットする工程と、該ケーブルドラ
ムのケーブルの先端にメッセンジャロープを連結する工
程と、該メッセンジャロープを電路内ならびに順に各ケ
ーブルけん引機の一対の弾性ボールローラの間を通す工
程と、前記各ケーブルけん引機の一対の弾性ボールロー
ラを回転させて該メッセンジャロープを前記弾性ボール
ローラの間に挟んで該メッセンジャロープを介してケー
ブルを繰り出しながらそのケーブルを該電路内に布設す
る工程とからなるものとした。
【0006】
【作用】本発明によれば、船内にケーブルドラムをケー
ブル繰出し方向に回転可能にセットする工程と、互いに
強力に圧接しながらケーブルをけん引する方向に回転す
る一対の弾性ボールローラを有する適数個のケーブルけ
ん引機を電路に沿わしめてセットする工程と、該ケーブ
ルドラムのケーブルの先端にメッセンジャロープを連結
する工程と、該メッセンジャロープを電路内ならびに順
に各ケーブルけん引機の一対の弾性ボールローラの間を
通す工程と、前記各ケーブルけん引機の一対の弾性ボー
ルローラを回転させて該メッセンジャロープを前記弾性
ボールローラの間に挟んで該メッセンジャロープを介し
てケーブルを繰り出しながらそのケーブルを該電路内に
布設する工程とからなるので、各ケーブルけん引機のボ
ールローラを回転させると、メッセンジャロープがけん
引されてケーブルがケーブルドラムから繰り出され、該
ロープに後続してそのケーブルが電路に沿って移動し、
布設される。
【0007】したがって、作業能率が向上し、省人化が
図れる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の電線布設方法の一実施例を示
した一部切欠斜視図である。図1において、1はカーフ
ェリーの船首暴露甲板、2は油圧ポンプ室、3は船首倉
庫、4は工事孔、5は後述するドラムまわし台、6はケ
ーブルドラム、7はハンガーやトレイなどの露路、8は
後述する第1のケーブルけん引機、9は第2のケーブル
けん引機、10は第3のケーブルけん引機、11は電線
ケーブル、12はメッセンジャロープ(マニラ麻ロー
プ)、13は後述するケーブルガイド、14は前記電線
ケーブル11の先端とメッセンジャロープ12を連結し
た連結金具である。
【0009】そして、前記ドラムまわし台5は図2に拡
大して示すように、2本の遊転するローラ15,15を
有し、これらローラ15,15の上にケーブルドラム6
を載置するのである。すなわち、電線ケーブル11が矢
印16の方向にけん引されると、ケーブルドラム6は矢
印17で示すように、該ケーブル11の繰出し方向に回
転する。
【0010】また前記第1、第2、第3のケーブルけん
引機8,9,10は、ほぼ同様な構成からなるもので、
従来から漁網引揚用に使用されている公知の油圧式ボー
ルローラと大差がない。いまその1つのケーブルけん引
機8を代表させて図3に示している。図3において、1
8は一方の弾性ボールローラ、19は他方の弾性ボール
ローラ、20は油圧モータ、21はギアケース、22は
支持部材、23は前記電線ケーブル11を案内するガイ
ドローラである。すなわち、ケーブルけん引機8には、
互いに強力に圧接しながら矢印24,25で示す方向、
つまり、電線ケーブル11をけん引する方向(図3では
紙面に直角手前の方向)に回転するゴム製の一対の弾性
ボールローラ18,19を有している。なお油圧式の該
ボールローラ18,19に代えて、軽量化されたエアー
式のボールローラを用いてもよい。
【0011】さらに前記ケーブルガイド13は、図4お
よび図5に拡大して示すような構成からなっている。図
4および図5において、26は枠体、27は下部ガイド
ローラ、28は右側ガイドローラ、29は左側ガイドロ
ーラ、30は上部ガイドローラ、31は前記電路7への
取付金具、32はちょうねじ、33は該上部ガイドロー
ラの右端部を枢着している枢着軸、34は該枠体26の
一部に設けられた切欠部、35はちょうねじである。
【0012】つぎに、図1に示すように電線ケーブル1
1を布設する方法について説明する。第1工程として、
該ケーブル11を布設する始点の近くの船内に、ケーブ
ルドラム6をケーブル繰出し方向に回転可能にケーブル
まわし台5にセットする。第2工程として、第1のケー
ブルけん引機8を該ドラム6の近くに、第2のケーブル
けん引機9を電路7の途中に、第3のケーブルけん引機
10を布設始点の近くに、それぞれセットする。
【0013】第3工程として、段差部や曲がり部を有し
て電線ケーブル11を直線状に布設されない部分には、
滑り易くするために、ケーブルガイド13,13,1
3,・・・をセットする。第4工程として、前記ドラム
6から電線ケーブル11をわずかに繰り出して連結金具
14を用いて該ケーブル11の先端にメッセンジャロー
プ12を連結する。
【0014】第5工程として、前記メッセンジャロープ
12を、ケーブルけん引機とその間のケーブルガイドの
中を通す。つまり、図1では、メッセンジャロープ12
を、順に、第1のケーブルけん引機8の一方の弾性ボー
ルローラ18と他方の弾性ボールローラ19(図3参
照)の間、ケーブルガイド13→工事孔4→電路7→ケ
ーブルガイド13→電路7→ケーブルガイド13→第2
のケーブルけん引機9の一対の弾性ボールローラの間、
ケーブルガイド13→ケーブルガイド13→ケーブルガ
イド13→第3のケーブルけん引機10の一対の弾性ボ
ールローラの間を通す。
【0015】第6工程として、各ケーブルけん引機8,
9,10の一対の弾性ボールローラ18,19を回転さ
せて該メッセンジャロープ12を前記ボールローラ1
8,19の間に挟んで該ロープ12を介して電線ケーブ
ル11を繰り出しながらそのケーブル11を電路7内に
布設する。
【0016】図1で説明した電線布設方法によれば、ケ
ーブルけん引機8,9,10には、互いに強力に圧接し
ながら電線ケーブル11をけん引する方向に回転するゴ
ム製の一対の弾性ボールローラ18,19を有するの
で、図3にみられるように、電線ケーブル11を前記両
ローラ18,19の圧接中央部に収れんさせ、そのけん
引が確実に行なわれる。
【0017】また図4と図5に示したケーブルガイド1
3の上部ガイドローラ30はちょうねじ35をゆるめて
枠体26の切欠部34から該ガイドローラ30を図4で
は手前方向に、図5では矢印36の方向に引けば、枢着
軸33を中心にして大きく回動して開口状になるので、
そこから電線ケーブル11をケーブルガイド13の外に
移行させることができる。
【0018】なお図1ではケーブルけん引機8,9,1
0の3機を用いているが、この機数については、必要に
応じて増減してもよい。またメッセンジャロープ12に
ついては、長目のものを使用し、電線ケーブル11と並
行移動する部分を有するエンドレスにしておけば、つぎ
の電線ケーブル11の布設に便利である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
船内にケーブルドラムをケーブル繰出し方向に回転可能
にセットする工程と、互いに強力に圧接しながらケーブ
ルをけん引する方向に回転する一対の弾性ボールローラ
を有する適数個のケーブルけん引機を電路に沿わしめて
セットする工程と、該ケーブルドラムのケーブルの先端
にメッセンジャロープを連結する工程と、該メッセンジ
ャロープを電路内ならびに順に各ケーブルけん引機の一
対の弾性ボールローラの間を通す工程と、前記各ケーブ
ルけん引機の一対の弾性ボールローラを回転させて該メ
ッセンジャロープを前記弾性ボールローラの間に挟んで
該メッセンジャロープを介してケーブルを繰り出しなが
らそのケーブルを該電路内に布設する工程とからなるの
で、各ケーブルけん引機のボールローラを回転させる
と、メッセンジャロープがけん引されてケーブルがケー
ブルドラムから繰り出され、該ロープに後続してそのケ
ーブルが電路に沿って移動し、布設される。
【0020】したがって、機力化され、省人化が可能と
なり、作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の一実施例に使用される各機器の配
置を示した斜視図である。
【図2】図1のドラムまわし台とケーブルドラムを示し
た拡大側面図である。
【図3】図1のケーブルけん引機を示した拡大正面図で
ある。
【図4】図1のケーブルガイドを示した拡大正面図であ
る。
【図5】図4の平面図である。
【符号の説明】
6 ケーブルドラム 7 電路 8 第1のケーブルけん引機 9 第2のケーブルけん引機 10 第3のケーブルけん引機 11 電線ケーブル 12 メッセンジャロープ 13 ケーブルガイド 18 一方の弾性ボールローラ 19 他方の弾性ボールローラ
フロントページの続き (72)発明者 大久保 信吉 東京都江東区豊洲二丁目1番1号 石川島 播磨重工業株式会社東京第一工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船内にケーブルドラムをケーブル繰出し
    方向に回転可能にセットする工程と、互いに強力に圧接
    しながらケーブルをけん引する方向に回転する一対の弾
    性ボールローラを有する適数個のケーブルけん引機を電
    路に沿わしめてセットする工程と、該ケーブルドラムの
    ケーブルの先端にメッセンジャロープを連結する工程
    と、該メッセンジャロープを電路内ならびに順に各ケー
    ブルけん引機の一対の弾性ボールローラの間を通す工程
    と、前記各ケーブルけん引機の一対の弾性ボールローラ
    を回転させて該メッセンジャロープを前記弾性ボールロ
    ーラの間に挟んで該メッセンジャロープを介してケーブ
    ルを繰り出しながらそのケーブルを該電路内に布設する
    工程とからなることを特徴とする、船舶における電線布
    設方法。
  2. 【請求項2】 段差部や曲がり部を有してケーブルを直
    線状に布設されない部分には、少なくとも下部と両側部
    にガイドローラを有するケーブルガイドを設置して行な
    う請求項1記載の船舶における電線布設方法。
JP29172793A 1993-11-22 1993-11-22 船舶における電線布設方法 Pending JPH07147716A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103296617A (zh) * 2013-06-14 2013-09-11 天津住宅集团建设工程总承包有限公司 一种机械地面提升矿物绝缘电缆敷设施工方法
KR20140001501U (ko) * 2012-09-03 2014-03-12 대우조선해양 주식회사 전선 포설 안내장치
CN108152908A (zh) * 2017-12-29 2018-06-12 周保中 一种光缆铺设机器人

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