JPH07147583A - 通信ネットワークシステム - Google Patents
通信ネットワークシステムInfo
- Publication number
- JPH07147583A JPH07147583A JP10864894A JP10864894A JPH07147583A JP H07147583 A JPH07147583 A JP H07147583A JP 10864894 A JP10864894 A JP 10864894A JP 10864894 A JP10864894 A JP 10864894A JP H07147583 A JPH07147583 A JP H07147583A
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- transmission path
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、伝送路への複数のノードの並行ア
クセスを認めた高スループット、低遅延の通信ネットワ
ークシステムをノード間の公平性を維持しつつ提供する
ことを目的とする。 【構成】 本発明では、伝送路上に、それぞれのノード
に対応づけられた複数のトークンを周回させる。ノード
がデータを送信できるのはフレーム挿入バッファが空の
時に限る。ノードは送信すべきデータを持つとき、トー
クンの到着を待つ。到着したトークンが自ノードに対応
するか、トークンに対応づけられたノードが宛先ノード
より、自ノードから見て、下流にあるならば、保持して
いるデータからフレームを1つ構成して伝送路上へ送出
する。
クセスを認めた高スループット、低遅延の通信ネットワ
ークシステムをノード間の公平性を維持しつつ提供する
ことを目的とする。 【構成】 本発明では、伝送路上に、それぞれのノード
に対応づけられた複数のトークンを周回させる。ノード
がデータを送信できるのはフレーム挿入バッファが空の
時に限る。ノードは送信すべきデータを持つとき、トー
クンの到着を待つ。到着したトークンが自ノードに対応
するか、トークンに対応づけられたノードが宛先ノード
より、自ノードから見て、下流にあるならば、保持して
いるデータからフレームを1つ構成して伝送路上へ送出
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝送路上に接続された
複数のノード間でのデータ交換を実行する通信ネットワ
ークシステムに関する。
複数のノード間でのデータ交換を実行する通信ネットワ
ークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ローカル・エリア・ネットワーク(以下
LAN)の高速化をめざしてこれまでに実用化された試
みでは、FDDIに代表されるようにアーキテクチャの
単純化のために、2つ以上のノードによるLANの並行
アクセス、すなわち伝送路の空間再利用を認めていな
い。しかし、このような方法をとると以下の問題点が生
起する。第1にネットワークにアクセスできるノードは
常に1つで、従って、システムのスループットは伝送路
のもつ帯域幅よりも小さくなる。第2に、帯域幅が広く
なると効率が下がる。第3にLANの規模が大きくなる
と伝送路へのアクセス権を獲得するまでに時間がかか
り、結果としてデータ伝送の遅延が増大する。このよう
な問題を解決するために、近年いろいろな種類の通信ネ
ットワークシステムが提案されている。
LAN)の高速化をめざしてこれまでに実用化された試
みでは、FDDIに代表されるようにアーキテクチャの
単純化のために、2つ以上のノードによるLANの並行
アクセス、すなわち伝送路の空間再利用を認めていな
い。しかし、このような方法をとると以下の問題点が生
起する。第1にネットワークにアクセスできるノードは
常に1つで、従って、システムのスループットは伝送路
のもつ帯域幅よりも小さくなる。第2に、帯域幅が広く
なると効率が下がる。第3にLANの規模が大きくなる
と伝送路へのアクセス権を獲得するまでに時間がかか
り、結果としてデータ伝送の遅延が増大する。このよう
な問題を解決するために、近年いろいろな種類の通信ネ
ットワークシステムが提案されている。
【0003】特開昭63−240148では、複数のノ
ードが伝送路によってリング状に接続された通信ネット
ワークにおいて、伝送路上に複数の伝送領域に分割され
た伝送フレームを周回させる。各伝送領域それぞれにト
ークンが割り当てられている。各ノードはデータを送信
する際、上記いずれかのトークンを獲得して、対応する
伝送領域にデータを出力することにより伝送路の空間再
利用を実現している。
ードが伝送路によってリング状に接続された通信ネット
ワークにおいて、伝送路上に複数の伝送領域に分割され
た伝送フレームを周回させる。各伝送領域それぞれにト
ークンが割り当てられている。各ノードはデータを送信
する際、上記いずれかのトークンを獲得して、対応する
伝送領域にデータを出力することにより伝送路の空間再
利用を実現している。
【0004】しかし、この特許では一度に送信するデー
タの長さが伝送領域の長さによって制限される。また、
トークンの数より少ない、少数のノードのみがデータを
送信している場合、使用されない伝送領域が存在し、不
効率である。特に伝送路上のノード数がトークンの数以
下になった場合、伝送路の一部は常に使用されない。こ
れを避けるためにトークンの数を減らすとスループット
が上がらない。またこの特許は各ノードの伝送路へのア
クセスの公平性を保証するものではない。
タの長さが伝送領域の長さによって制限される。また、
トークンの数より少ない、少数のノードのみがデータを
送信している場合、使用されない伝送領域が存在し、不
効率である。特に伝送路上のノード数がトークンの数以
下になった場合、伝送路の一部は常に使用されない。こ
れを避けるためにトークンの数を減らすとスループット
が上がらない。またこの特許は各ノードの伝送路へのア
クセスの公平性を保証するものではない。
【0005】特開平3−205936では伝送路として
双方向リングを仮定し、各ノードがバッファ挿入アクセ
ス制御機構を利用するシステムを提案している。伝送路
上の各ノードがフレーム挿入バッファをもち、このフレ
ーム挿入バッファが空である限り伝送路上へパケットを
送信できる。データ送信中に上流のノードから送られて
きた自ノード宛てでないパケットは、いったんフレーム
挿入バッファに格納され、自ノードのパケット送信が終
わった時点で伝送路上へ中継される。また、ネットワー
ク全体での公平性が保つためにパケットの伝送方向とは
逆方向に回る制御メッセージを用いて各ノードが一度に
送信できるパケット量を制限している。一つのノードが
2つの連続した制御メッセージを観察するまでに送信で
きるフレームの最大数(以下k)と、2つの連続した制
御メッセージ間に少なくとも送信できるフレーム数(以
下l)を定めている。
双方向リングを仮定し、各ノードがバッファ挿入アクセ
ス制御機構を利用するシステムを提案している。伝送路
上の各ノードがフレーム挿入バッファをもち、このフレ
ーム挿入バッファが空である限り伝送路上へパケットを
送信できる。データ送信中に上流のノードから送られて
きた自ノード宛てでないパケットは、いったんフレーム
挿入バッファに格納され、自ノードのパケット送信が終
わった時点で伝送路上へ中継される。また、ネットワー
ク全体での公平性が保つためにパケットの伝送方向とは
逆方向に回る制御メッセージを用いて各ノードが一度に
送信できるパケット量を制限している。一つのノードが
2つの連続した制御メッセージを観察するまでに送信で
きるフレームの最大数(以下k)と、2つの連続した制
御メッセージ間に少なくとも送信できるフレーム数(以
下l)を定めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの特許では、
双方向リングを前提としていて、単方向リングでは利用
できない。更に、制御メッセージが失われた場合、タイ
ムアウトまでk個を超えるパケットを送信できない。ま
た、一度制御メッセージが失われると多数のノードが制
御メッセージを生成し、伝送路上を複数の制御メッセー
ジが流れることになる。制御メッセージを保持してるノ
ードが別の制御メッセージを受けとった場合、新たに入
ってきた制御メッセージは廃棄されるので、最終的には
1つに集約される。しかし、集約されるまでの間、次々
と到着する制御メッセージに反応するため、パケット伝
送がl個でブロックされてしまう。更に従来のトークン
を用いたアクセス制御方法とは異なる方法を用いている
ので、既存の技術を継承しにくい。
双方向リングを前提としていて、単方向リングでは利用
できない。更に、制御メッセージが失われた場合、タイ
ムアウトまでk個を超えるパケットを送信できない。ま
た、一度制御メッセージが失われると多数のノードが制
御メッセージを生成し、伝送路上を複数の制御メッセー
ジが流れることになる。制御メッセージを保持してるノ
ードが別の制御メッセージを受けとった場合、新たに入
ってきた制御メッセージは廃棄されるので、最終的には
1つに集約される。しかし、集約されるまでの間、次々
と到着する制御メッセージに反応するため、パケット伝
送がl個でブロックされてしまう。更に従来のトークン
を用いたアクセス制御方法とは異なる方法を用いている
ので、既存の技術を継承しにくい。
【0007】本発明の目的は、伝送路を2つ以上のノー
ドが同時にアクセス可能でかつ公平性を伴った通信ネッ
トワークシステムを、既存のトークン制御技術を活かし
つつ提供することである。
ドが同時にアクセス可能でかつ公平性を伴った通信ネッ
トワークシステムを、既存のトークン制御技術を活かし
つつ提供することである。
【0008】また本発明の別の目的は、伝送路へのアク
セス制御のための制御メッセージの1つが失われた場合
でも他の制御メッセージを用いてデータ伝送が可能であ
るような通信ネットワークシステムを提供することであ
る。
セス制御のための制御メッセージの1つが失われた場合
でも他の制御メッセージを用いてデータ伝送が可能であ
るような通信ネットワークシステムを提供することであ
る。
【0009】本発明の更に別の目的は、可変長パケット
を許し、伝送遅延の増加を引き起こさない通信ネットワ
ークシステムを提供することである。
を許し、伝送遅延の増加を引き起こさない通信ネットワ
ークシステムを提供することである。
【0010】本発明の更に別の目的は、伝送路上のノー
ド数の変化に柔軟に対応できる通信ネットワークシステ
ムを提供することである。
ド数の変化に柔軟に対応できる通信ネットワークシステ
ムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の通信ネットワークシステムでは、複数
のノードが伝送路上に接続された通信ネットワークシス
テムにおいて、伝送路上を伝送されるデータが宛先のノ
ードで伝送路上から除去される。伝送路上の各ノードが
フレーム挿入バッファを備える。伝送路には各ノードに
対応する複数のトークンが周回している。伝送路上のノ
ードは、自ノードに対応するトークンを検出した際、送
信すべきデータを保持している場合は、この自ノードに
対応するトークンを獲得し、フレーム挿入バッファが空
である場合に限り、保持しているデータの全部または一
部を前記伝送路上へ送信する。伝送路上のノードがデー
タを送信している最中にそのノードに到着したデータ及
びトークンはフレーム挿入バッファへ格納される。
に本発明の第1の通信ネットワークシステムでは、複数
のノードが伝送路上に接続された通信ネットワークシス
テムにおいて、伝送路上を伝送されるデータが宛先のノ
ードで伝送路上から除去される。伝送路上の各ノードが
フレーム挿入バッファを備える。伝送路には各ノードに
対応する複数のトークンが周回している。伝送路上のノ
ードは、自ノードに対応するトークンを検出した際、送
信すべきデータを保持している場合は、この自ノードに
対応するトークンを獲得し、フレーム挿入バッファが空
である場合に限り、保持しているデータの全部または一
部を前記伝送路上へ送信する。伝送路上のノードがデー
タを送信している最中にそのノードに到着したデータ及
びトークンはフレーム挿入バッファへ格納される。
【0012】また、本発明の第2の通信ネットワークシ
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上のあるノード(ノードAとする)は、伝送
路上にトークンを検出した際、伝送路上の別のあるノー
ド(ノードBとする)宛てのデータを保持している場合
は、その検出されたトークンに対応づけられているノー
ド(ノードCとする)を参照する。参照の結果、ノード
Cが、トークンの伝送路上での進行方向に沿って、ノー
ドBからノードAへ至る、ノードAを含みノードBを除
いた伝送路の経路上に存在する場合は、このトークンを
獲得し、データの全部または一部を伝送路上へ送信す
る。
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上のあるノード(ノードAとする)は、伝送
路上にトークンを検出した際、伝送路上の別のあるノー
ド(ノードBとする)宛てのデータを保持している場合
は、その検出されたトークンに対応づけられているノー
ド(ノードCとする)を参照する。参照の結果、ノード
Cが、トークンの伝送路上での進行方向に沿って、ノー
ドBからノードAへ至る、ノードAを含みノードBを除
いた伝送路の経路上に存在する場合は、このトークンを
獲得し、データの全部または一部を伝送路上へ送信す
る。
【0013】また、本発明の第3の通信ネットワークシ
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上のあるノード(ノードAとする)が、伝送
路上にトークンを検出した際、伝送路上の別のあるノー
ド(ノードBとする)宛てのデータを保持している場合
は、その検出されたトークンに対応づけられているノー
ド(ノードCとする)を参照する。参照の結果、ノード
Cが、トークンの伝送路上での進行方向に沿って、ノー
ドBからノードAへ至る、ノードA、ノードB双方を含
む伝送路の経路上に存在する場合は、このトークンを獲
得し、データの全部または一部を伝送路上へ送信する。
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上のあるノード(ノードAとする)が、伝送
路上にトークンを検出した際、伝送路上の別のあるノー
ド(ノードBとする)宛てのデータを保持している場合
は、その検出されたトークンに対応づけられているノー
ド(ノードCとする)を参照する。参照の結果、ノード
Cが、トークンの伝送路上での進行方向に沿って、ノー
ドBからノードAへ至る、ノードA、ノードB双方を含
む伝送路の経路上に存在する場合は、このトークンを獲
得し、データの全部または一部を伝送路上へ送信する。
【0014】また、本発明の第4の通信ネットワークシ
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上の各ノードは、自ノードに対応するトーク
ンの到着間隔が所定の方法で決定された最大トークン待
ち時間を超えた場合、自ノードに対応するトークンを再
発行する。
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上の各ノードは、自ノードに対応するトーク
ンの到着間隔が所定の方法で決定された最大トークン待
ち時間を超えた場合、自ノードに対応するトークンを再
発行する。
【0015】また、本発明の第5の通信ネットワークシ
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上の各ノードは、伝送路上に自ノードに対応
するトークンを二つ以上検出した場合、自ノードに対応
するトークンのうち一つ以上を伝送路上から除去して、
伝送路上を周回する自ノードに対応するトークンを一つ
だけにする。
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上の各ノードは、伝送路上に自ノードに対応
するトークンを二つ以上検出した場合、自ノードに対応
するトークンのうち一つ以上を伝送路上から除去して、
伝送路上を周回する自ノードに対応するトークンを一つ
だけにする。
【0016】また、本発明の第6の通信ネットワークシ
ステムでは、第5の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上の各ノードに対応するトークンにはそれぞ
れ順序番号が付与されている。各ノードは自ノードに対
応するトークンに対して最後に付与された前記順序番号
をカレント順序番号として保持する。各ノードはこのカ
レント順序番号とは異なる順序番号をもつ自ノードに対
応するトークンを伝送路上に検出した場合、伝送路上か
らカレント順序番号の異なる方の自ノードに対応するト
ークンを除去する。 また、本発明の第7の通信ネット
ワークシステムでは、第6の通信ネットワークシステム
に加えて、伝送路上の各ノードは、自ノードに対応する
トークンが到着してから経過した時間をトークン待ち時
間として計測する。各ノードは自ノードに対応するトー
クンが再び到着した時点でトークン待ち時間をリセット
する。伝送路上のあるノードが計測したトークン待ち時
間が、最大トークン待ち時間を超えた場合、このノード
は、保持しているカレント順序番号とは異なる順序番号
を付与した自ノードに対応するトークンを発行する。
ステムでは、第5の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上の各ノードに対応するトークンにはそれぞ
れ順序番号が付与されている。各ノードは自ノードに対
応するトークンに対して最後に付与された前記順序番号
をカレント順序番号として保持する。各ノードはこのカ
レント順序番号とは異なる順序番号をもつ自ノードに対
応するトークンを伝送路上に検出した場合、伝送路上か
らカレント順序番号の異なる方の自ノードに対応するト
ークンを除去する。 また、本発明の第7の通信ネット
ワークシステムでは、第6の通信ネットワークシステム
に加えて、伝送路上の各ノードは、自ノードに対応する
トークンが到着してから経過した時間をトークン待ち時
間として計測する。各ノードは自ノードに対応するトー
クンが再び到着した時点でトークン待ち時間をリセット
する。伝送路上のあるノードが計測したトークン待ち時
間が、最大トークン待ち時間を超えた場合、このノード
は、保持しているカレント順序番号とは異なる順序番号
を付与した自ノードに対応するトークンを発行する。
【0017】また、本発明の第8の通信ネットワークシ
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上に新たなノードを接続する場合、この新た
なノードは伝送路上を周回するトークンを観察する。観
察の結果、この新たなノードは、伝送路上にすでに接続
されているノードに対応するトークンとは異なるトーク
ンを発行する。
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上に新たなノードを接続する場合、この新た
なノードは伝送路上を周回するトークンを観察する。観
察の結果、この新たなノードは、伝送路上にすでに接続
されているノードに対応するトークンとは異なるトーク
ンを発行する。
【0018】また、本発明の第9の通信ネットワークシ
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上からあるノードを除去する前に、そのノー
ドに対応するトークンを前記伝送路上から除去する。
ステムでは、第1の通信ネットワークシステムに加え
て、伝送路上からあるノードを除去する前に、そのノー
ドに対応するトークンを前記伝送路上から除去する。
【0019】
【作用】本発明の通信ネットワークシステムでは、伝送
路上を伝送されるデータをそのデータの宛先ノードで除
去する。また各ノードはフレーム挿入バッファを備えて
いる。更にこの伝送路上に各ノードに対応する複数のト
ークンを周回させる。伝送路上のノードは、送信すべき
データを有する場合、フレーム挿入バッファが空であれ
ば、自ノードに対応するトークンを獲得して、伝送路上
へ送信する。送信中に受信したデータ及びトークンは、
フレーム挿入バッファに格納される。
路上を伝送されるデータをそのデータの宛先ノードで除
去する。また各ノードはフレーム挿入バッファを備えて
いる。更にこの伝送路上に各ノードに対応する複数のト
ークンを周回させる。伝送路上のノードは、送信すべき
データを有する場合、フレーム挿入バッファが空であれ
ば、自ノードに対応するトークンを獲得して、伝送路上
へ送信する。送信中に受信したデータ及びトークンは、
フレーム挿入バッファに格納される。
【0020】好ましくは、伝送路上のあるノード(ノー
ドBとする)宛てのデータを有するノード(ノードAと
する)がトークンを検出した場合、そのトークンが対応
するノード(ノードCとする)と、データの宛先である
ノードBとを比較する。伝送路上で、ノードCがノード
Bの下流にある(つまり、トークンの周回方向を基準と
して、ノードCが、ノードBとノードAの間に位置す
る)場合、ノードAはそのトークンを獲得して、データ
を送信する。
ドBとする)宛てのデータを有するノード(ノードAと
する)がトークンを検出した場合、そのトークンが対応
するノード(ノードCとする)と、データの宛先である
ノードBとを比較する。伝送路上で、ノードCがノード
Bの下流にある(つまり、トークンの周回方向を基準と
して、ノードCが、ノードBとノードAの間に位置す
る)場合、ノードAはそのトークンを獲得して、データ
を送信する。
【0021】また本発明の通信ネットワークシステムで
は、伝送路の新たにノードを接続しようとする場合、伝
送路を流れるトークンを観察する。観察の結果、伝送路
を流れるトークンとは異なる、新たなノードに固有のト
ークンを生成し、伝送路に送信する。また、伝送路から
離脱しようとするノードは、そのノードに対応するトー
クンを伝送路上から除去した後、離脱する。
は、伝送路の新たにノードを接続しようとする場合、伝
送路を流れるトークンを観察する。観察の結果、伝送路
を流れるトークンとは異なる、新たなノードに固有のト
ークンを生成し、伝送路に送信する。また、伝送路から
離脱しようとするノードは、そのノードに対応するトー
クンを伝送路上から除去した後、離脱する。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0023】図2に示されるように、本実施例で説明す
る通信リングのトポロジーは1つの単方向リングからな
るリング・トポロジーである。図2では、伝送路20に
ノード1からノード8までの8つのノード21が接続さ
れている。ノードには固有のノード番号(この例では1
〜8)が付与されている。またブロードキャスト用のノ
ード番号(この例では0)が別に確保されている。各ノ
ードにおいて22はリング・インタフェース装置、23
はホスト・インタフェース装置である。ホスト・インタ
フェース装置23はホストのCPU及びメモリとバスで
接続されている。リング・インタフェース装置22は伝
送路20に接続されている。パケットは宛先のノードに
よってリングから除去される。
る通信リングのトポロジーは1つの単方向リングからな
るリング・トポロジーである。図2では、伝送路20に
ノード1からノード8までの8つのノード21が接続さ
れている。ノードには固有のノード番号(この例では1
〜8)が付与されている。またブロードキャスト用のノ
ード番号(この例では0)が別に確保されている。各ノ
ードにおいて22はリング・インタフェース装置、23
はホスト・インタフェース装置である。ホスト・インタ
フェース装置23はホストのCPU及びメモリとバスで
接続されている。リング・インタフェース装置22は伝
送路20に接続されている。パケットは宛先のノードに
よってリングから除去される。
【0024】本実施例では利用可能なトークンを獲得し
たノードは図3に示すように、トークンをパケットの先
頭に付加して送信する。以降、パケットの先頭にトーク
ンを付加したものをフレームと呼ぶ。
たノードは図3に示すように、トークンをパケットの先
頭に付加して送信する。以降、パケットの先頭にトーク
ンを付加したものをフレームと呼ぶ。
【0025】図1に示されるように、リング・インタフ
ェース装置22は最大サイズのフレーム1個分の大きさ
をもつフレーム挿入バッファ32を含む。ホスト・イン
タフェース装置23はバス4に接続されている。CPU
0はバス4を介して、メモリ1及びホスト・インタフェ
ース装置23とデータのやり取りを行う。ホスト・イン
タフェース装置23は入力バッファ34及び出力バッフ
ァ35をそれぞれ使用して、その自ノード発及び自ノー
ド宛てのパケットのメモリ1への読み書きを行う。
ェース装置22は最大サイズのフレーム1個分の大きさ
をもつフレーム挿入バッファ32を含む。ホスト・イン
タフェース装置23はバス4に接続されている。CPU
0はバス4を介して、メモリ1及びホスト・インタフェ
ース装置23とデータのやり取りを行う。ホスト・イン
タフェース装置23は入力バッファ34及び出力バッフ
ァ35をそれぞれ使用して、その自ノード発及び自ノー
ド宛てのパケットのメモリ1への読み書きを行う。
【0026】31は受信機で、伝送路20からのシリア
ルデータの受信、受信データのデコード、到着ビット列
からの開始デリミタの検出、到着ビット列の種類(パケ
ットを含むフレーム、トークン、各メッセージ)の識
別、到着パケットの認識とCRC検査、到着パケットが
自局宛てかどうかの判定を行う。
ルデータの受信、受信データのデコード、到着ビット列
からの開始デリミタの検出、到着ビット列の種類(パケ
ットを含むフレーム、トークン、各メッセージ)の識
別、到着パケットの認識とCRC検査、到着パケットが
自局宛てかどうかの判定を行う。
【0027】33は送信機で、パケットへの開始デリミ
タ、CRC、トークンの付加、送信データのエンコー
ド、シリアルデータの送信を行う。
タ、CRC、トークンの付加、送信データのエンコー
ド、シリアルデータの送信を行う。
【0028】ノードがパケットを伝送している途中で、
伝送路20から自ノード宛てでない別のフレーム、また
はトークンが受信機31に到着した場合、パケット伝送
が終了するまで、フレーム挿入バッファ32に蓄積され
る。
伝送路20から自ノード宛てでない別のフレーム、また
はトークンが受信機31に到着した場合、パケット伝送
が終了するまで、フレーム挿入バッファ32に蓄積され
る。
【0029】36はバッファで、伝送路20上から自ノ
ードに対応するトークン(以下自ノードトークン)や、
各種メッセージのテンプレートを保持している。
ードに対応するトークン(以下自ノードトークン)や、
各種メッセージのテンプレートを保持している。
【0030】37は構成管理部で、伝送路20に接続さ
れている全ノードの位置とノード番号を記憶している。
38は制御部で送受信管理、タイマー管理を行う。39
は自ノードトークンの到着間隔を監視するタイマーであ
る。
れている全ノードの位置とノード番号を記憶している。
38は制御部で送受信管理、タイマー管理を行う。39
は自ノードトークンの到着間隔を監視するタイマーであ
る。
【0031】図4(a)は本実施例で使用するトークン
を示す。PA(プリアンブル;preamble)フィールド
は、トークンをフレームや他のトークンから区別するた
めにすべての転送単位の先頭に付けられる。SD(開始
デリミタ;start delimiter)フィールドはその後に意
味のある情報があることを示す境界である。FC(フレ
ーム制御;frame control)フィールドはこの転送単位
がトークンであることを記述し、更にUT(トークン使
用中;used token)ビットを含む。UTビットはトーク
ンが使用中かどうかを識別する識別子である。NN(ノ
ード番号;node number)フィールドにはそのトークン
が対応づけられるノード番号が含まれる。SN(順序番
号;sequence number)フィールドはトークンの喪失時
に用いるトークンの順序番号を含む。ED(終了デリミ
タ;ending delimiter)フィールドは意味のある情報が
終わったことを示す境界である。EDフィールドはトー
クンがパケットに付加されてフレームの一部として伝送
路上を周回する場合は、フレームの終り、すなわちパケ
ットの終りに付けられる。
を示す。PA(プリアンブル;preamble)フィールド
は、トークンをフレームや他のトークンから区別するた
めにすべての転送単位の先頭に付けられる。SD(開始
デリミタ;start delimiter)フィールドはその後に意
味のある情報があることを示す境界である。FC(フレ
ーム制御;frame control)フィールドはこの転送単位
がトークンであることを記述し、更にUT(トークン使
用中;used token)ビットを含む。UTビットはトーク
ンが使用中かどうかを識別する識別子である。NN(ノ
ード番号;node number)フィールドにはそのトークン
が対応づけられるノード番号が含まれる。SN(順序番
号;sequence number)フィールドはトークンの喪失時
に用いるトークンの順序番号を含む。ED(終了デリミ
タ;ending delimiter)フィールドは意味のある情報が
終わったことを示す境界である。EDフィールドはトー
クンがパケットに付加されてフレームの一部として伝送
路上を周回する場合は、フレームの終り、すなわちパケ
ットの終りに付けられる。
【0032】図4(b)は本実施例で使用するパケット
を示す。DA(宛先アドレス;desitination address)
フィールドにはパケットの宛先のノード番号が含まれ
る。SA(送信元アドレス;source address)フィール
ドにはパケットの送信元のノード番号が含まれる。LE
N(長さ;length)フィールドにはDAフィールドから
データ部の終りまでのパケットの長さが含まれる。デー
タ部は可変長で、送信データが含まれる。CRCはDA
フィールドからデータ部の終りまでのチェックサムであ
る。EDはフレームの終りとしてのパケットの終りに付
加される。
を示す。DA(宛先アドレス;desitination address)
フィールドにはパケットの宛先のノード番号が含まれ
る。SA(送信元アドレス;source address)フィール
ドにはパケットの送信元のノード番号が含まれる。LE
N(長さ;length)フィールドにはDAフィールドから
データ部の終りまでのパケットの長さが含まれる。デー
タ部は可変長で、送信データが含まれる。CRCはDA
フィールドからデータ部の終りまでのチェックサムであ
る。EDはフレームの終りとしてのパケットの終りに付
加される。
【0033】受信したパケットが自ノード宛てのパケッ
トか、もしくはブロードキャストされたパケットの場
合、受信機31はパケットを入力バッファ34に転送
し、次いでパケットはホスト・インタフェース装置23
を介してメモリ1へ転送される。この際、パケットの先
頭に配置されて伝送されてきたトークンはパケットから
切り離され、送信機33を介して伝送路20上へ戻され
る。メモリ1に転送すべきパケットがある場合は、CP
U0はこのパケットをバス4を介してホスト・インタフ
ェース装置23に送り、ホスト・インタフェース装置2
3は更にこのパケットを出力バッファ35に転送する。
トか、もしくはブロードキャストされたパケットの場
合、受信機31はパケットを入力バッファ34に転送
し、次いでパケットはホスト・インタフェース装置23
を介してメモリ1へ転送される。この際、パケットの先
頭に配置されて伝送されてきたトークンはパケットから
切り離され、送信機33を介して伝送路20上へ戻され
る。メモリ1に転送すべきパケットがある場合は、CP
U0はこのパケットをバス4を介してホスト・インタフ
ェース装置23に送り、ホスト・インタフェース装置2
3は更にこのパケットを出力バッファ35に転送する。
【0034】まず、データの受信方法について詳しく説
明する。
明する。
【0035】受信機31が伝送路20からのシリアルデ
ータを受信すると、受信機31はそのシリアルデータを
デコードする。更に受信機31はデコードしたビット列
から開始デリミタのビットパターンを探す。
ータを受信すると、受信機31はそのシリアルデータを
デコードする。更に受信機31はデコードしたビット列
から開始デリミタのビットパターンを探す。
【0036】受信機31は開始デリミタを見つけると、
開始デリミタ以降を意味のあるビット列として認識す
る。受信機31は受信したビット列のFCフィールド及
びFCフィールド内のUTビットを参照し、このビット
列が使用中のトークンを含むフレームかどうかを確認す
る。このビット列が使用中のトークンを含むフレームで
ある場合、受信機31はこのフレームのDAフィールド
を参照し、その値が自ノードのノード番号と一致する
(即ち、自ノード宛てである)か、ブロードキャスト用
のノード番号であれば、受信したフレームのパケット部
分を入力バッファ34へ転送する。入力バッファ34へ
転送されたパケットはホスト・インタフェース装置23
を通してメモリ1へ送られる。フレームの先頭に配置さ
れて受信したトークンは、受信機31によってフレーム
から切り離され、フレーム挿入バッファ32に送られ
る。この際、受信機31はこのトークンのUTビット
を、このトークンが未使用であることを意味する値に書
き換える。更にこの際、受信機31は、このトークンの
PAフィールドを切り離す。SDフィールドはこのトー
クンに付加されたままでフレーム挿入バッファ32に送
られる。以下、トークンやフレーム、各メッセージをフ
レーム挿入バッファ32へ転送する場合、PAフィール
ドを切り離し、SDフィールドを付加して転送するもの
とする。
開始デリミタ以降を意味のあるビット列として認識す
る。受信機31は受信したビット列のFCフィールド及
びFCフィールド内のUTビットを参照し、このビット
列が使用中のトークンを含むフレームかどうかを確認す
る。このビット列が使用中のトークンを含むフレームで
ある場合、受信機31はこのフレームのDAフィールド
を参照し、その値が自ノードのノード番号と一致する
(即ち、自ノード宛てである)か、ブロードキャスト用
のノード番号であれば、受信したフレームのパケット部
分を入力バッファ34へ転送する。入力バッファ34へ
転送されたパケットはホスト・インタフェース装置23
を通してメモリ1へ送られる。フレームの先頭に配置さ
れて受信したトークンは、受信機31によってフレーム
から切り離され、フレーム挿入バッファ32に送られ
る。この際、受信機31はこのトークンのUTビット
を、このトークンが未使用であることを意味する値に書
き換える。更にこの際、受信機31は、このトークンの
PAフィールドを切り離す。SDフィールドはこのトー
クンに付加されたままでフレーム挿入バッファ32に送
られる。以下、トークンやフレーム、各メッセージをフ
レーム挿入バッファ32へ転送する場合、PAフィール
ドを切り離し、SDフィールドを付加して転送するもの
とする。
【0037】フレーム挿入バッファ32が空で、かつ、
送信機33が自ノード発のデータを送信中でない場合
は、受信したフレームから切り離されたトークンは、フ
レーム挿入バッファ32を素通りして送信機33へ送ら
れる。送信機33は、このトークンにPA、EDフィー
ルドを付加し、さらにこのトークンをエンコードしてシ
リアルデータとし、伝送路20へ送信する。フレーム挿
入バッファ32が空でないか送信機33が自ノード発の
データを送信中の場合は、このトークンはフレーム挿入
バッファ32に格納されているビット列の最後尾(フレ
ーム挿入バッファ32が空であればフレーム挿入バッフ
ァ32の先頭)に格納される。
送信機33が自ノード発のデータを送信中でない場合
は、受信したフレームから切り離されたトークンは、フ
レーム挿入バッファ32を素通りして送信機33へ送ら
れる。送信機33は、このトークンにPA、EDフィー
ルドを付加し、さらにこのトークンをエンコードしてシ
リアルデータとし、伝送路20へ送信する。フレーム挿
入バッファ32が空でないか送信機33が自ノード発の
データを送信中の場合は、このトークンはフレーム挿入
バッファ32に格納されているビット列の最後尾(フレ
ーム挿入バッファ32が空であればフレーム挿入バッフ
ァ32の先頭)に格納される。
【0038】受信機31が、受信した使用中のトークン
を含むフレームのDAフィールドを参照した結果、この
フレームが自ノード宛てでもブロードキャストされたも
のでもないことが確認された場合、受信機31は受信し
たフレームをフレーム挿入バッファ32へ転送する。以
降のノードの動作は前述したトークンの送信の際と同様
である。
を含むフレームのDAフィールドを参照した結果、この
フレームが自ノード宛てでもブロードキャストされたも
のでもないことが確認された場合、受信機31は受信し
たフレームをフレーム挿入バッファ32へ転送する。以
降のノードの動作は前述したトークンの送信の際と同様
である。
【0039】受信機31が、受信したシリアルデータを
デコードした結果、使用中のトークンを含むフレーム以
外のビット列であると判定した場合、受信機31はこの
ビット列をフレーム挿入バッファ32へ転送する。以降
のノードの動作は前述したトークンの送信の際と同様で
ある。ただし、出力バッファ35に送信すべきデータを
保持している場合の動作については後述のデータ送信時
の動作の通りである。
デコードした結果、使用中のトークンを含むフレーム以
外のビット列であると判定した場合、受信機31はこの
ビット列をフレーム挿入バッファ32へ転送する。以降
のノードの動作は前述したトークンの送信の際と同様で
ある。ただし、出力バッファ35に送信すべきデータを
保持している場合の動作については後述のデータ送信時
の動作の通りである。
【0040】ついで図5を用いてデータの送信方法を説
明する。
明する。
【0041】図5で、ホスト・インタフェース装置23
から出力バッファへ送信すべきデータが格納されると
(ステップ1)、データの宛先ノード番号が制御部38
へ通知される。制御部38は構成管理部37へ宛先ノー
ド番号を通知する。構成管理部37は宛先ノードよりも
下流にある(すなわち、トークン周回方向を基準として
自ノードと宛先ノードの間に位置し、宛先ノードそのも
のではない)ノードのノード番号をすべて検索し、保持
する。
から出力バッファへ送信すべきデータが格納されると
(ステップ1)、データの宛先ノード番号が制御部38
へ通知される。制御部38は構成管理部37へ宛先ノー
ド番号を通知する。構成管理部37は宛先ノードよりも
下流にある(すなわち、トークン周回方向を基準として
自ノードと宛先ノードの間に位置し、宛先ノードそのも
のではない)ノードのノード番号をすべて検索し、保持
する。
【0042】受信機31は、伝送路20からのシリアル
データを受信すると、デコードの後、開始デリミタのビ
ットパターンを探す。受信機31は、開始デリミタを検
出して意味のあるビット列を抽出すると、そのビット列
のFCフィールド及びFCフィールド内のUTビットを
参照する。これにより受信機31は、受信したビット列
が未使用のトークンであるかどうかを判定する(ステッ
プ2)。未使用であれば、受信機31はそのNNフィー
ルド及びSNフィールドの値を制御部38へ通知する。
また、受信機31によって受信されたトークンは、フレ
ーム挿入バッファ32へ転送される。フレーム挿入バッ
ファ32が空の場合、このトークンはフレーム挿入バッ
ファ32を素通りして送信機33へ転送される。フレー
ム挿入バッファ32が空でない場合は、その最後尾に格
納される。
データを受信すると、デコードの後、開始デリミタのビ
ットパターンを探す。受信機31は、開始デリミタを検
出して意味のあるビット列を抽出すると、そのビット列
のFCフィールド及びFCフィールド内のUTビットを
参照する。これにより受信機31は、受信したビット列
が未使用のトークンであるかどうかを判定する(ステッ
プ2)。未使用であれば、受信機31はそのNNフィー
ルド及びSNフィールドの値を制御部38へ通知する。
また、受信機31によって受信されたトークンは、フレ
ーム挿入バッファ32へ転送される。フレーム挿入バッ
ファ32が空の場合、このトークンはフレーム挿入バッ
ファ32を素通りして送信機33へ転送される。フレー
ム挿入バッファ32が空でない場合は、その最後尾に格
納される。
【0043】制御部38は、通知されたNNフィールド
の値が自ノードのノード番号と一致した(つまり、自ノ
ードトークン)ならば(ステップ3)、フレーム挿入バ
ッファ32が空かどうかを確認する(ステップ5)。フ
レーム挿入バッファ32が空かどうかは、このバッファ
へのデータの入出力がある度に制御部38へ通知されて
いる。
の値が自ノードのノード番号と一致した(つまり、自ノ
ードトークン)ならば(ステップ3)、フレーム挿入バ
ッファ32が空かどうかを確認する(ステップ5)。フ
レーム挿入バッファ32が空かどうかは、このバッファ
へのデータの入出力がある度に制御部38へ通知されて
いる。
【0044】フレーム挿入バッファ32が空であれば、
制御部38は出力バッファ35へ指示して、出力バッフ
ァ35から送信機33へパケットを転送させる。同時に
制御部38はフレーム挿入バッファ32へこれ以降到着
したフレームまたはトークンを一時留保するように指示
を出す。
制御部38は出力バッファ35へ指示して、出力バッフ
ァ35から送信機33へパケットを転送させる。同時に
制御部38はフレーム挿入バッファ32へこれ以降到着
したフレームまたはトークンを一時留保するように指示
を出す。
【0045】送信機33は受信機31から送られたトー
クンを出力バッファ35からのパケットの先頭に付加し
てフレームを構成し、トークンのUTビットを使用中に
書き替える。送信機33はフレームのPA、SD、ED
フィールドを生成、CRCを計算し、これらをフレーム
に付加してフレームを完全なものとして伝送路20上へ
送信する(ステップ6)。
クンを出力バッファ35からのパケットの先頭に付加し
てフレームを構成し、トークンのUTビットを使用中に
書き替える。送信機33はフレームのPA、SD、ED
フィールドを生成、CRCを計算し、これらをフレーム
に付加してフレームを完全なものとして伝送路20上へ
送信する(ステップ6)。
【0046】ステップ2で、受信機31が受信したビッ
ト列が未使用のトークンでなければ、受信機31はその
ビット列をフレーム挿入バッファ32へ転送する。ただ
し、そのビット列が自ノード宛てフレームである場合
は、このフレームはデータの受信方法で説明した通り、
そのパケット部分が入力バッファ34へ送られ、そのト
ークンの部分だけがフレーム挿入バッファ32へ転送さ
れる。
ト列が未使用のトークンでなければ、受信機31はその
ビット列をフレーム挿入バッファ32へ転送する。ただ
し、そのビット列が自ノード宛てフレームである場合
は、このフレームはデータの受信方法で説明した通り、
そのパケット部分が入力バッファ34へ送られ、そのト
ークンの部分だけがフレーム挿入バッファ32へ転送さ
れる。
【0047】ステップ3で到着したトークンが自ノード
トークンでない時は、制御部38は構成管理部37にN
Nフィールドのノード番号を通知する。構成管理部37
はこの番号が先に検索、保持した宛先ノードより下流に
あるノードのノード番号に含まれるかどうかを判定する
(ステップ4)。そうであれば、ステップ5以降の動作
を実施する。例えば、図2においてノード1からノード
5へパケットを送信する場合、ノード1はNNフィール
ドに1から4までのノード番号を含むトークンを使用で
きる。
トークンでない時は、制御部38は構成管理部37にN
Nフィールドのノード番号を通知する。構成管理部37
はこの番号が先に検索、保持した宛先ノードより下流に
あるノードのノード番号に含まれるかどうかを判定する
(ステップ4)。そうであれば、ステップ5以降の動作
を実施する。例えば、図2においてノード1からノード
5へパケットを送信する場合、ノード1はNNフィール
ドに1から4までのノード番号を含むトークンを使用で
きる。
【0048】次に本実施例においてトークンが失われた
際のトークン回復動作と、伝送路上に二つ以上の自ノー
ドトークンが流れていないかどうかを検出する動作、及
びその際にトークンを除去する動作を説明する。
際のトークン回復動作と、伝送路上に二つ以上の自ノー
ドトークンが流れていないかどうかを検出する動作、及
びその際にトークンを除去する動作を説明する。
【0049】受信機31にトークンが到着するとそのN
NフィールドとSNフィールドの値が制御部38へ通知
される。制御部38は通知されたNNフィールドの値と
自ノードのノード番号とを比較して、両者が一致すると
(つまり、自ノードトークンが到着すると)、タイマー
39を起動させ、自ノードトークンが到着するまでの時
間をトークン待ち時間として測定する。以降、自ノード
トークンが到着する度にタイマー39を再起動させる。
タイマー39が測定しているトークン待ち時間が、期待
されるトークンの周回時間の最大値(最大トークン待ち
時間)を超えるとタイムアウトが発生し、タイマー39
はその旨を制御部38へ通知する。また制御部38は最
後に生成、送出した自ノードトークンのSNフィールド
に含ませた順序番号をカレント順序番号として保持して
いる。これらを前提として図6を用いてトークンの回
復、重複トークンの検出、除去動作を説明する。
NフィールドとSNフィールドの値が制御部38へ通知
される。制御部38は通知されたNNフィールドの値と
自ノードのノード番号とを比較して、両者が一致すると
(つまり、自ノードトークンが到着すると)、タイマー
39を起動させ、自ノードトークンが到着するまでの時
間をトークン待ち時間として測定する。以降、自ノード
トークンが到着する度にタイマー39を再起動させる。
タイマー39が測定しているトークン待ち時間が、期待
されるトークンの周回時間の最大値(最大トークン待ち
時間)を超えるとタイムアウトが発生し、タイマー39
はその旨を制御部38へ通知する。また制御部38は最
後に生成、送出した自ノードトークンのSNフィールド
に含ませた順序番号をカレント順序番号として保持して
いる。これらを前提として図6を用いてトークンの回
復、重複トークンの検出、除去動作を説明する。
【0050】図6で、制御部38は自ノードトークンの
到着を監視する(ステップ1)。タイマー39からタイ
ムアウトを通知されると(ステップ2)、制御部38は
保持しているカレント順序番号を1だけ加算する(ステ
ップ3)。次に制御部38は、フレーム挿入バッファ3
2が空かどうかを判定する(ステップ4)。フレーム挿
入バッファ32が空ならば、加算したカレント順序番号
を送信機33へ通知する。送信機33はバッファ36に
記憶されている自ノードトークンのSNフィールドを、
制御部38からのカレント順序番号を書き替えたトーク
ンを伝送路20上へ流す(ステップ5)。
到着を監視する(ステップ1)。タイマー39からタイ
ムアウトを通知されると(ステップ2)、制御部38は
保持しているカレント順序番号を1だけ加算する(ステ
ップ3)。次に制御部38は、フレーム挿入バッファ3
2が空かどうかを判定する(ステップ4)。フレーム挿
入バッファ32が空ならば、加算したカレント順序番号
を送信機33へ通知する。送信機33はバッファ36に
記憶されている自ノードトークンのSNフィールドを、
制御部38からのカレント順序番号を書き替えたトーク
ンを伝送路20上へ流す(ステップ5)。
【0051】ステップ3でのカレント順序番号の加算は
SNフィールドのフィールド長から導出される順序番号
の最大値のモジュロで計算される。ステップ4でフレー
ム挿入バッファ32が空でなければ、空になるまで待
つ。
SNフィールドのフィールド長から導出される順序番号
の最大値のモジュロで計算される。ステップ4でフレー
ム挿入バッファ32が空でなければ、空になるまで待
つ。
【0052】制御部38が自ノードトークンの到着を検
出すると(ステップ1)、到着した自ノードトークンの
SNフィールドに含まれる順序番号が保持しているカレ
ント順序番号と一致しているかどうかを判定する(ステ
ップ6)、一致していなければ複数の自ノードトークン
が伝送路20上を周回している旨を送信機33へ通知す
る。送信機33は受信機31から転送されたトークンを
伝送路20に流さないことでこのトークンを廃棄する
(ステップ7)。一致していれば制御部38はタイマー
39に通知してトークン待ち時間の計測値をゼロに戻す
(ステップ8)。送信機33は転送されたトークンをそ
のまま伝送路20上へ送信する。
出すると(ステップ1)、到着した自ノードトークンの
SNフィールドに含まれる順序番号が保持しているカレ
ント順序番号と一致しているかどうかを判定する(ステ
ップ6)、一致していなければ複数の自ノードトークン
が伝送路20上を周回している旨を送信機33へ通知す
る。送信機33は受信機31から転送されたトークンを
伝送路20に流さないことでこのトークンを廃棄する
(ステップ7)。一致していれば制御部38はタイマー
39に通知してトークン待ち時間の計測値をゼロに戻す
(ステップ8)。送信機33は転送されたトークンをそ
のまま伝送路20上へ送信する。
【0053】以上本実施例によれば、既存のトークン処
理技術を継承して伝送路への複数のノードの同時アクセ
スを可能としている。また、ノードの数だけ流れている
トークンのうち少なくとも1つは自ノードトークンであ
り、到着した際必ず使える。つまり、ノードの数をN台
とすると、N回のトークン到着について1度以上はそれ
を獲得しパケットを送信できる。ゆえに公平性は保たれ
ている。更に、本発明によれば自ノードトークンが何ら
かの理由によって失われた場合でも既存のトークン処理
技術とほぼ同様のメカニズムで回復が図られるととも
に、回復中で自ノードトークンが失われている間も、他
のトークンを利用してパケット伝送を実施することが可
能である。更に、本実施例では、パケット長について特
に制限を設ける必要はない。
理技術を継承して伝送路への複数のノードの同時アクセ
スを可能としている。また、ノードの数だけ流れている
トークンのうち少なくとも1つは自ノードトークンであ
り、到着した際必ず使える。つまり、ノードの数をN台
とすると、N回のトークン到着について1度以上はそれ
を獲得しパケットを送信できる。ゆえに公平性は保たれ
ている。更に、本発明によれば自ノードトークンが何ら
かの理由によって失われた場合でも既存のトークン処理
技術とほぼ同様のメカニズムで回復が図られるととも
に、回復中で自ノードトークンが失われている間も、他
のトークンを利用してパケット伝送を実施することが可
能である。更に、本実施例では、パケット長について特
に制限を設ける必要はない。
【0054】なお、以上の説明では、受信機31は、自
ノード宛てのフレームを受信した場合、制御部38に対
して何も通知を行わなかった。しかし、受信機31が自
ノード宛てのフレームを受信した場合、受信機31はそ
のフレームに含まれるトークンのNNフィールドの値を
制御部38へ通知してもよい。このようにすれば、出力
バッファ35に送信すべきデータがある場合、受信した
自ノード宛てのフレームに含まれていたトークンをその
データの送信に利用できる場合がある。すなわち、NN
フィールドの値が出力バッファ35内のデータの宛先ノ
ードよりも下流のノードに付与されたノード番号である
場合、受信機31によって自ノード宛てのフレームから
切り離されたトークンを出力バッファ35内のデータ送
信に利用することが可能となる。
ノード宛てのフレームを受信した場合、制御部38に対
して何も通知を行わなかった。しかし、受信機31が自
ノード宛てのフレームを受信した場合、受信機31はそ
のフレームに含まれるトークンのNNフィールドの値を
制御部38へ通知してもよい。このようにすれば、出力
バッファ35に送信すべきデータがある場合、受信した
自ノード宛てのフレームに含まれていたトークンをその
データの送信に利用できる場合がある。すなわち、NN
フィールドの値が出力バッファ35内のデータの宛先ノ
ードよりも下流のノードに付与されたノード番号である
場合、受信機31によって自ノード宛てのフレームから
切り離されたトークンを出力バッファ35内のデータ送
信に利用することが可能となる。
【0055】更に、自ノード宛てのフレームを受信した
場合に、NNフィールドの値と更にSNフィールドの値
も制御部38へ通知すれば、データ送信の際に利用でき
るトークンの数が一つ増える。すなわち、データの宛先
に対応するトークンもそのデータ送信に利用することが
可能となる。データの宛先に対応するトークンもデータ
送信に利用できるようにした場合、自ノード宛てのフレ
ームに自ノードトークンが含まれる場合が起こり得るこ
とになる。自ノード宛てのフレームを受信したノードの
受信機31は受信したフレームのNNフィールドの値を
制御部38へ伝える。これにより、受信機31が受信し
たフレームが自ノードトークンを含んでいた場合でも、
制御部38は自ノードトークンが到着したことが分かる
ので、そのトークンを利用して自らのデータ伝送を行う
ことができる。また、自ノード宛てのフレームに自ノー
ドトークンが含まれる場合が起こり得るので、自ノード
宛てのフレームを受信したノードの受信機31はSNフ
ィールドの値も制御部38へ伝えなければならない。こ
れにより、自ノードトークンの到着によるタイマー39
のリセットを行う。
場合に、NNフィールドの値と更にSNフィールドの値
も制御部38へ通知すれば、データ送信の際に利用でき
るトークンの数が一つ増える。すなわち、データの宛先
に対応するトークンもそのデータ送信に利用することが
可能となる。データの宛先に対応するトークンもデータ
送信に利用できるようにした場合、自ノード宛てのフレ
ームに自ノードトークンが含まれる場合が起こり得るこ
とになる。自ノード宛てのフレームを受信したノードの
受信機31は受信したフレームのNNフィールドの値を
制御部38へ伝える。これにより、受信機31が受信し
たフレームが自ノードトークンを含んでいた場合でも、
制御部38は自ノードトークンが到着したことが分かる
ので、そのトークンを利用して自らのデータ伝送を行う
ことができる。また、自ノード宛てのフレームに自ノー
ドトークンが含まれる場合が起こり得るので、自ノード
宛てのフレームを受信したノードの受信機31はSNフ
ィールドの値も制御部38へ伝えなければならない。こ
れにより、自ノードトークンの到着によるタイマー39
のリセットを行う。
【0056】次に本実施例においてに新たなノードを伝
送路20へ接続する際の動作について説明する。
送路20へ接続する際の動作について説明する。
【0057】ここでは図7に示されているように、図2
を用いて説明した通信リングに新たなノードをノード3
とノード4の間に接続しようとする場合について説明す
る。ノード21の構成は図1を用いて説明したものと同
じ構成である。
を用いて説明した通信リングに新たなノードをノード3
とノード4の間に接続しようとする場合について説明す
る。ノード21の構成は図1を用いて説明したものと同
じ構成である。
【0058】このような場合、新しく接続したノードに
対応するトークンを伝送路20上に周回させなければな
らない。そのためには新しく接続したノードには伝送路
20に接続されているどのノードとも異なる固有なノー
ド番号が付与されなければならない。また、新しいノー
ドを含む伝送路20上の全ノードが、新しいネットワー
ク構成を知る必要がある。
対応するトークンを伝送路20上に周回させなければな
らない。そのためには新しく接続したノードには伝送路
20に接続されているどのノードとも異なる固有なノー
ド番号が付与されなければならない。また、新しいノー
ドを含む伝送路20上の全ノードが、新しいネットワー
ク構成を知る必要がある。
【0059】図8(a)、(b)で示す開始制御メッセ
ージ及び構成変更制御メッセージはこのような目的のた
めに使用されるものである。両方の図でPAフィール
ド、SDフィールド、EDフィールドについては図4
(a)で説明したものと同様である。
ージ及び構成変更制御メッセージはこのような目的のた
めに使用されるものである。両方の図でPAフィール
ド、SDフィールド、EDフィールドについては図4
(a)で説明したものと同様である。
【0060】図8(a)においてFCフィールドには開
始制御メッセージであるということが記述される。また
FCフィールドはRJ(拒絶識別子;reject identifie
r)ビットを含み、このビットによって新しいノードの
ノード番号が重複している場合にその旨を知らせる。R
Jビットの値はこれを含む開始制御メッセージのノード
番号が重複している場合は1、重複していない場合は0
である。NNフィールドは新しいノードに付与されたノ
ード番号が入る。新しいノードにノード番号を付与する
方法については後で述べる。NNN(隣接ノード番号;
neighbor nodenumber)フィールドには最終的に、新し
いノードのすぐ下流に位置する隣接ノードのノード番号
が入る。NNNフィールドには初期値としてブロードキ
ャスト用のノード番号0が書き込まれている。隣接ノー
ドを知る方法については後で述べる。
始制御メッセージであるということが記述される。また
FCフィールドはRJ(拒絶識別子;reject identifie
r)ビットを含み、このビットによって新しいノードの
ノード番号が重複している場合にその旨を知らせる。R
Jビットの値はこれを含む開始制御メッセージのノード
番号が重複している場合は1、重複していない場合は0
である。NNフィールドは新しいノードに付与されたノ
ード番号が入る。新しいノードにノード番号を付与する
方法については後で述べる。NNN(隣接ノード番号;
neighbor nodenumber)フィールドには最終的に、新し
いノードのすぐ下流に位置する隣接ノードのノード番号
が入る。NNNフィールドには初期値としてブロードキ
ャスト用のノード番号0が書き込まれている。隣接ノー
ドを知る方法については後で述べる。
【0061】図8(b)においてFCフィールドには構
成変更制御メッセージであるということが記述される。
NNフィールドは新しいノードに付与されたノード番号
が入る。UN(隣接上流ノード番号;upperstream neig
hbor node number)フィールドにはすぐ上流の隣接ノー
ドのノード番号が入り、DN(隣接下流ノード番号;do
wnstream neighbor node number)フィールドにはすぐ
下流の隣接ノードのノード番号が入る。隣接ノードを知
る方法については後で述べる。
成変更制御メッセージであるということが記述される。
NNフィールドは新しいノードに付与されたノード番号
が入る。UN(隣接上流ノード番号;upperstream neig
hbor node number)フィールドにはすぐ上流の隣接ノー
ドのノード番号が入り、DN(隣接下流ノード番号;do
wnstream neighbor node number)フィールドにはすぐ
下流の隣接ノードのノード番号が入る。隣接ノードを知
る方法については後で述べる。
【0062】開始制御メッセージ、構成変更制御メッセ
ージはそのテンプレートがバッファ36に予め保持され
ている。開始制御メッセージのNNNフィールド、RJ
ビットには0が書き込まれている。
ージはそのテンプレートがバッファ36に予め保持され
ている。開始制御メッセージのNNNフィールド、RJ
ビットには0が書き込まれている。
【0063】図9、図10のフローチャートを用いて伝
送路20へ新たにノードを接続しようとする場合の動作
を説明する。
送路20へ新たにノードを接続しようとする場合の動作
を説明する。
【0064】まずは図9を参照しながら新たに接続しよ
うとしているノードの動作を説明する。
うとしているノードの動作を説明する。
【0065】図9で、新たに接続しようとしているノー
ドはまず伝送路20に物理的に接続する。次に受信機3
1が伝送路20上のトークンを受信する度にそのNNフ
ィールドの値を制御部38へ通知していく。制御部38
は通知されたNNフィールドの値、すなわち、伝送路2
0上の他のノードのノード番号を構成管理部37へ通知
し、構成管理部37はこれを保持する(ステップ1)。
その間、受信機31は受信したトークンをパケット挿入
バッファ32を素通りさせて送信機33へ転送する。送
信機33は転送されたトークンをそのまま伝送路20上
へ送信する。
ドはまず伝送路20に物理的に接続する。次に受信機3
1が伝送路20上のトークンを受信する度にそのNNフ
ィールドの値を制御部38へ通知していく。制御部38
は通知されたNNフィールドの値、すなわち、伝送路2
0上の他のノードのノード番号を構成管理部37へ通知
し、構成管理部37はこれを保持する(ステップ1)。
その間、受信機31は受信したトークンをパケット挿入
バッファ32を素通りさせて送信機33へ転送する。送
信機33は転送されたトークンをそのまま伝送路20上
へ送信する。
【0066】構成管理部37は、制御部38から、すで
に保持しているノード番号を通知されると伝送路20上
のすべてのノードのノード番号を獲得したと考え(ステ
ップ2)、登録したノード番号以外のノード番号を制御
部38に通知する。
に保持しているノード番号を通知されると伝送路20上
のすべてのノードのノード番号を獲得したと考え(ステ
ップ2)、登録したノード番号以外のノード番号を制御
部38に通知する。
【0067】制御部38は、フレーム挿入バッファ32
が空かどうか判定し(ステップ3)、空ならば、送信機
33へ開始制御メッセージの送信を指示する。制御部3
8は、更に通知されたノード番号を通知する。送信機3
3はバッファ36に保持されている開始制御メッセージ
のテンプレートを取り出し、この開始制御メッセージの
NNフィールドに通知されたノード番号を含ませて、伝
送路20上へ送信する(ステップ4)。ここではノード
番号として9が選択され、NNフィールドに9を含む開
始制御メッセージが送信されたとする。
が空かどうか判定し(ステップ3)、空ならば、送信機
33へ開始制御メッセージの送信を指示する。制御部3
8は、更に通知されたノード番号を通知する。送信機3
3はバッファ36に保持されている開始制御メッセージ
のテンプレートを取り出し、この開始制御メッセージの
NNフィールドに通知されたノード番号を含ませて、伝
送路20上へ送信する(ステップ4)。ここではノード
番号として9が選択され、NNフィールドに9を含む開
始制御メッセージが送信されたとする。
【0068】この開始制御メッセージが伝送路を周回し
て戻ってきたのを受信機31が受信すると(ステップ
5)、受信機33はその旨を制御部38へ通知し、更に
受信機31はNNNフィールド、RJビットの値を制御
部38へ通知する。
て戻ってきたのを受信機31が受信すると(ステップ
5)、受信機33はその旨を制御部38へ通知し、更に
受信機31はNNNフィールド、RJビットの値を制御
部38へ通知する。
【0069】制御部38は通知されたRJビットの値を
見て、これが0、すなわちNNフィールド内のノード番
号が伝送路20に接続されている全ノードに受け入れら
れたことを示しているならば(ステップ6)、NNNフ
ィールドに含まれている隣接ノードのノード番号(本実
施例では4)を構成管理部37へ通知する。NNNフィ
ールドに隣接ノードのノード番号を含ませる方法は図1
0を用いて後で説明する。
見て、これが0、すなわちNNフィールド内のノード番
号が伝送路20に接続されている全ノードに受け入れら
れたことを示しているならば(ステップ6)、NNNフ
ィールドに含まれている隣接ノードのノード番号(本実
施例では4)を構成管理部37へ通知する。NNNフィ
ールドに隣接ノードのノード番号を含ませる方法は図1
0を用いて後で説明する。
【0070】構成管理部37は、ホスト・インタフェー
ス装置23に隣接ノードのノード番号4を通知する。ホ
スト・インタフェース装置23は、バス4を介してCP
U0にノード番号4を通知し、CPU0はネットワーク
構成の問い合わせをする旨をデータ部に含み、宛先がノ
ード4宛てのパケットをメモリ1上に生成する。このパ
ケットはバス4を介してホスト・インタフェース装置2
3に転送され、更に出力バッファ35に転送される。
ス装置23に隣接ノードのノード番号4を通知する。ホ
スト・インタフェース装置23は、バス4を介してCP
U0にノード番号4を通知し、CPU0はネットワーク
構成の問い合わせをする旨をデータ部に含み、宛先がノ
ード4宛てのパケットをメモリ1上に生成する。このパ
ケットはバス4を介してホスト・インタフェース装置2
3に転送され、更に出力バッファ35に転送される。
【0071】この後、図5を用いて説明したデータの送
信方法に従って、出力バッファ35内のパケットの先頭
にトークンが付加されたフレームが伝送路20上へ送信
される(ステップ7)。この際、使用されるトークンは
ノード4に対応するトークンである。
信方法に従って、出力バッファ35内のパケットの先頭
にトークンが付加されたフレームが伝送路20上へ送信
される(ステップ7)。この際、使用されるトークンは
ノード4に対応するトークンである。
【0072】ノード4は構成情報を含んだフレームを返
信する。ノード4から構成情報を含むフレームが戻って
くると(ステップ8)、受信機31はフレームからトー
クンを除去して伝送路20へ戻すとともに、入力バッフ
ァ35へ残りのパケット部分を転送する。このパケット
はホスト・インタフェース装置23からバス4を介して
メモリ1上に送られる。更にパケット到着の旨がホスト
・インタフェース装置23からバス4を介してCPU0
に通知される。なおノード4が返信する構成管理情報の
サイズが最大サイズのフレーム長よりも大きい場合は、
ノード4は構成管理情報をいくつかのフレームに分けて
返信する場合がある。このようなことが起こり得るため
に、構成管理情報を含む最後のフレームには終了メッセ
ージが含まれている。
信する。ノード4から構成情報を含むフレームが戻って
くると(ステップ8)、受信機31はフレームからトー
クンを除去して伝送路20へ戻すとともに、入力バッフ
ァ35へ残りのパケット部分を転送する。このパケット
はホスト・インタフェース装置23からバス4を介して
メモリ1上に送られる。更にパケット到着の旨がホスト
・インタフェース装置23からバス4を介してCPU0
に通知される。なおノード4が返信する構成管理情報の
サイズが最大サイズのフレーム長よりも大きい場合は、
ノード4は構成管理情報をいくつかのフレームに分けて
返信する場合がある。このようなことが起こり得るため
に、構成管理情報を含む最後のフレームには終了メッセ
ージが含まれている。
【0073】ノード4からのすべての構成管理情報を送
信した旨を示す終了メッセージを含むフレームを受信す
ると(ステップ9)、CPU0はメモリ1に転送された
一つまたは複数のパケットから構成管理情報を抽出し、
この情報をバス4を介してホスト・インタフェース装置
23へ転送する。ホスト・インタフェース装置23は更
にこの情報を構成管理部37に転送する(ステップ1
0)。このようにして構成管理情報が新たなノードに登
録される。次に構成管理部37は、制御部38に構成変
更制御メッセージを発行を指示する。構成管理部37
は、更にすぐ上流のノードのノード番号(本実施例では
3)とすぐ下流のノードのノード番号(本実施例では
4)、及び、新たに付与されたノード番号(本実施例で
は9)も制御部38に通知する。制御部38はフレーム
挿入バッファ32が空であるかどうかを判定し(ステッ
プ11)、空であれば、送信機33に構成変更制御メッ
セージの送信を指示する。制御部38は更にすぐ上流の
ノードのノード番号3とすぐ下流のノードのノード番号
4、及び、新たに付与されたノード番号9も送信機33
に通知する。
信した旨を示す終了メッセージを含むフレームを受信す
ると(ステップ9)、CPU0はメモリ1に転送された
一つまたは複数のパケットから構成管理情報を抽出し、
この情報をバス4を介してホスト・インタフェース装置
23へ転送する。ホスト・インタフェース装置23は更
にこの情報を構成管理部37に転送する(ステップ1
0)。このようにして構成管理情報が新たなノードに登
録される。次に構成管理部37は、制御部38に構成変
更制御メッセージを発行を指示する。構成管理部37
は、更にすぐ上流のノードのノード番号(本実施例では
3)とすぐ下流のノードのノード番号(本実施例では
4)、及び、新たに付与されたノード番号(本実施例で
は9)も制御部38に通知する。制御部38はフレーム
挿入バッファ32が空であるかどうかを判定し(ステッ
プ11)、空であれば、送信機33に構成変更制御メッ
セージの送信を指示する。制御部38は更にすぐ上流の
ノードのノード番号3とすぐ下流のノードのノード番号
4、及び、新たに付与されたノード番号9も送信機33
に通知する。
【0074】送信機33は、バッファ36から構成変更
制御メッセージのテンプレートを取り出し、UNフィー
ルドにノード番号3、DNフィールドにノード番号4、
NNフィールドにノード番号9を書き込んで、構成変更
制御メッセージを完全なものとし、伝送路20上へ送信
する(ステップ12)。
制御メッセージのテンプレートを取り出し、UNフィー
ルドにノード番号3、DNフィールドにノード番号4、
NNフィールドにノード番号9を書き込んで、構成変更
制御メッセージを完全なものとし、伝送路20上へ送信
する(ステップ12)。
【0075】受信機31が、周回して戻ってきた構成変
更制御メッセージを受信すると(ステップ13)、その
旨を制御部38へ通知する。制御部38はフレーム挿入
バッファ32が空ならば(ステップ14)、送信機33
へトークンの送信を指示する。
更制御メッセージを受信すると(ステップ13)、その
旨を制御部38へ通知する。制御部38はフレーム挿入
バッファ32が空ならば(ステップ14)、送信機33
へトークンの送信を指示する。
【0076】送信機33は、バッファ36内のトークン
のテンプレートのNNフィールドに今回新たに付与され
たノード番号を書き込み、そのトークンを取り出して伝
送路20へ送信する(ステップ15)。
のテンプレートのNNフィールドに今回新たに付与され
たノード番号を書き込み、そのトークンを取り出して伝
送路20へ送信する(ステップ15)。
【0077】ステップ5で拒絶を意味する制御メッセー
ジが返ってきた場合は、NNNフィールドにあるノード
番号を構成管理テーブル37に追加登録し、ステップ3
以降の動作を実行する。
ジが返ってきた場合は、NNNフィールドにあるノード
番号を構成管理テーブル37に追加登録し、ステップ3
以降の動作を実行する。
【0078】次に図10について説明する。開始制御メ
ッセージを受信したノードの受信機31は(ステップ
1)、その旨を制御部38に通知する。更に受信機31
はこのメッセージのRJビット、NNフィールド、NN
Nフィールドを制御部38へ通知する。開始制御メッセ
ージはフレーム挿入バッファ32を素通りして送信機3
3へ転送される。ノードがデータを送信中であれば開始
制御メッセージはフレーム挿入バッファ32へ留まる。
ッセージを受信したノードの受信機31は(ステップ
1)、その旨を制御部38に通知する。更に受信機31
はこのメッセージのRJビット、NNフィールド、NN
Nフィールドを制御部38へ通知する。開始制御メッセ
ージはフレーム挿入バッファ32を素通りして送信機3
3へ転送される。ノードがデータを送信中であれば開始
制御メッセージはフレーム挿入バッファ32へ留まる。
【0079】制御部38は通知されたRJビットが1か
どうか(つまり、ノード番号が拒絶されているかどう
か)を判定する(ステップ2)。
どうか(つまり、ノード番号が拒絶されているかどう
か)を判定する(ステップ2)。
【0080】RJビットが1であれば、制御部38は送
信機33に指示して、受信した開始制御メッセージをそ
のまま伝送路20へ送信させる(ステップ11)。
信機33に指示して、受信した開始制御メッセージをそ
のまま伝送路20へ送信させる(ステップ11)。
【0081】RJビットが0であれば、制御部38はN
Nフィールドの値がそのノードのノード番号と一致して
いるかどうか、すなわちノード番号の重複があるかどう
かを判定する(ステップ3)。ノード番号が重複してい
れば、制御部38はノード番号を拒絶する旨を送信機3
3に通知する。送信機33は受信した開始制御メッセー
ジのRJビットを1とし(ステップ9)、NNNフィー
ルドを自ノードのノード番号に書き換えて(ステップ1
0)、伝送路20上へ送信する(ステップ11)。
Nフィールドの値がそのノードのノード番号と一致して
いるかどうか、すなわちノード番号の重複があるかどう
かを判定する(ステップ3)。ノード番号が重複してい
れば、制御部38はノード番号を拒絶する旨を送信機3
3に通知する。送信機33は受信した開始制御メッセー
ジのRJビットを1とし(ステップ9)、NNNフィー
ルドを自ノードのノード番号に書き換えて(ステップ1
0)、伝送路20上へ送信する(ステップ11)。
【0082】ステップ3で重複がなければ、制御部38
はNNNフィールドの値が0かどうかを判定する(ステ
ップ4)。0であれば、制御部38は送信機33にすぐ
上流に新たなノードが接続された旨を通知し、更に自ノ
ードのノード番号も通知する。これを受けて送信機33
は受信した開始制御メッセージのNNNフィールドを自
ノードのノード番号に書き換え(ステップ5)、伝送路
20へ送信する(ステップ6)。
はNNNフィールドの値が0かどうかを判定する(ステ
ップ4)。0であれば、制御部38は送信機33にすぐ
上流に新たなノードが接続された旨を通知し、更に自ノ
ードのノード番号も通知する。これを受けて送信機33
は受信した開始制御メッセージのNNNフィールドを自
ノードのノード番号に書き換え(ステップ5)、伝送路
20へ送信する(ステップ6)。
【0083】ステップ4でNNNフィールドの値が0で
なければ、制御部38は送信機33へ指示を出して、受
信した開始制御メッセージをそのまま中継させる(ステ
ップ6)。
なければ、制御部38は送信機33へ指示を出して、受
信した開始制御メッセージをそのまま中継させる(ステ
ップ6)。
【0084】受信機31が構成変更制御メッセージを受
信すると(ステップ7)、その旨を制御部38に伝え
る。更に受信機31は構成変更制御メッセージのUNフ
ィールド、DNフィールド、NNフィールドの値も制御
部38に通知する。制御部38は通知されたこれらのフ
ィールドの値を構成管理部37に通知し、構成管理部3
7は保持している構成管理情報を書き換える(ステップ
8)。受信した構成変更制御メッセージは、フレーム挿
入バッファ32を素通りして送信機33から伝送路20
へ中継される。もし、自ノード発のデータを送信中の場
合は、送信が終るまで、構成変更制御メッセージはフレ
ーム挿入バッファに留まる。
信すると(ステップ7)、その旨を制御部38に伝え
る。更に受信機31は構成変更制御メッセージのUNフ
ィールド、DNフィールド、NNフィールドの値も制御
部38に通知する。制御部38は通知されたこれらのフ
ィールドの値を構成管理部37に通知し、構成管理部3
7は保持している構成管理情報を書き換える(ステップ
8)。受信した構成変更制御メッセージは、フレーム挿
入バッファ32を素通りして送信機33から伝送路20
へ中継される。もし、自ノード発のデータを送信中の場
合は、送信が終るまで、構成変更制御メッセージはフレ
ーム挿入バッファに留まる。
【0085】ステップ7で構成変更制御メッセージを受
信すると、受信機31は受信した構成変更制御メッセー
ジを入力バッファ34にもコピーする。このメッセージ
は入力バッファ34からホスト・インタフェース装置2
3に転送され、バス4を介してメモリ1に格納される。
ホスト・インタフェース装置23はCPU0にメッセー
ジ到着の旨を通知する。CPU0はメモリ1内の構成変
更制御メッセージを参照することによって、新たなノー
ド9がノード3とノード4の間に格納されたことを知
る。
信すると、受信機31は受信した構成変更制御メッセー
ジを入力バッファ34にもコピーする。このメッセージ
は入力バッファ34からホスト・インタフェース装置2
3に転送され、バス4を介してメモリ1に格納される。
ホスト・インタフェース装置23はCPU0にメッセー
ジ到着の旨を通知する。CPU0はメモリ1内の構成変
更制御メッセージを参照することによって、新たなノー
ド9がノード3とノード4の間に格納されたことを知
る。
【0086】以上の動作で新たなノードに固有のノード
番号が付与され、新たなノードが追加されたことを全ノ
ードが認識する。
番号が付与され、新たなノードが追加されたことを全ノ
ードが認識する。
【0087】なお、開始制御メッセージが拒絶される場
合を考えて、構成変更制御メッセージの到着まで各ノー
ドの構成管理テーブルの内容を変更しないようにしてい
るが、開始制御メッセージの送信前に伝送路20を周回
するトークンを観察しているのでそのようなことは稀に
しか起こらないと考えられる。従って既に伝送路20に
接続されている各ノードの構成管理テーブルの変更を開
始制御メッセージの受信と同時に実施してもよい。ただ
しその場合は拒絶が発生した時、構成管理テーブルの内
容を再び変更するための制御メッセージが必要となる。
合を考えて、構成変更制御メッセージの到着まで各ノー
ドの構成管理テーブルの内容を変更しないようにしてい
るが、開始制御メッセージの送信前に伝送路20を周回
するトークンを観察しているのでそのようなことは稀に
しか起こらないと考えられる。従って既に伝送路20に
接続されている各ノードの構成管理テーブルの変更を開
始制御メッセージの受信と同時に実施してもよい。ただ
しその場合は拒絶が発生した時、構成管理テーブルの内
容を再び変更するための制御メッセージが必要となる。
【0088】以上により、伝送路を周回するトークンを
観察することにより新たに接続しようとするノードに固
有なノード番号を決定することができ、そのノードに対
応するトークンをすみやかに発行することができる。
観察することにより新たに接続しようとするノードに固
有なノード番号を決定することができ、そのノードに対
応するトークンをすみやかに発行することができる。
【0089】次に本実施例において、伝送路20からノ
ードを除去する際の動作について説明する。
ードを除去する際の動作について説明する。
【0090】図11に示されるように、図2を用いて説
明した通信リングから、ノード6を除去しようとする場
合の動作について説明する。
明した通信リングから、ノード6を除去しようとする場
合の動作について説明する。
【0091】ノードを除去しようとする場合、他のノー
ドが保持する構成管理情報を変更し、伝送路20を周回
する自ノードトークンを回収する必要がある。図12は
このための離脱制御メッセージを描く。図13は除去さ
れようとするノード(ここではノード6)の動作を示
す。
ドが保持する構成管理情報を変更し、伝送路20を周回
する自ノードトークンを回収する必要がある。図12は
このための離脱制御メッセージを描く。図13は除去さ
れようとするノード(ここではノード6)の動作を示
す。
【0092】図12において、PAフィールド、SDフ
ィールド、EDフィールドについては図4(a)を用い
て説明したものと同様である。
ィールド、EDフィールドについては図4(a)を用い
て説明したものと同様である。
【0093】FCフィールドには離脱制御メッセージで
ある旨が書かれ、NNフィールドには除去すべきノード
番号(本実施例では6)が書かれる。
ある旨が書かれ、NNフィールドには除去すべきノード
番号(本実施例では6)が書かれる。
【0094】図11を説明する。ネットワークから除去
しようとする場合、制御部38がフレーム挿入バッファ
32が空になるまで待つ(ステップ1)。その後、制御
部38は送信機33へ指示してNNフィールドにノード
番号6を書いた離脱制御メッセージを伝送路20に送信
させる(ステップ2)。
しようとする場合、制御部38がフレーム挿入バッファ
32が空になるまで待つ(ステップ1)。その後、制御
部38は送信機33へ指示してNNフィールドにノード
番号6を書いた離脱制御メッセージを伝送路20に送信
させる(ステップ2)。
【0095】受信機31は伝送路20を周回して戻って
きた離脱制御メッセージを受信すると(ステップ3)、
その旨を制御部38へ通知する。
きた離脱制御メッセージを受信すると(ステップ3)、
その旨を制御部38へ通知する。
【0096】次いで、受信機31は自ノードトークンを
受信すると(ステップ4)、その旨を制御部38へ通知
する。制御部38は送信機33にトークンの廃棄を指示
する。送信機33は自ノードトークンの送信をやめる
(ステップ5)。最後に物理的に伝送路20から離脱す
る(ステップ6)。
受信すると(ステップ4)、その旨を制御部38へ通知
する。制御部38は送信機33にトークンの廃棄を指示
する。送信機33は自ノードトークンの送信をやめる
(ステップ5)。最後に物理的に伝送路20から離脱す
る(ステップ6)。
【0097】離脱制御メッセージを受信した各ノードの
受信機31は、その旨を制御部38へ伝える。更に受信
機31は離脱制御メッセージのNNフィールドの値6を
制御部38へ伝える。制御部38はこのNNフィールド
の値6と離脱した旨を、構成管理部37へ通知する。構
成管理部37は、保持している構成管理情報からノード
6を除去する。離脱制御メッセージはフレーム挿入バッ
ファ32を介して送信機33から伝送路20へ中継され
る。
受信機31は、その旨を制御部38へ伝える。更に受信
機31は離脱制御メッセージのNNフィールドの値6を
制御部38へ伝える。制御部38はこのNNフィールド
の値6と離脱した旨を、構成管理部37へ通知する。構
成管理部37は、保持している構成管理情報からノード
6を除去する。離脱制御メッセージはフレーム挿入バッ
ファ32を介して送信機33から伝送路20へ中継され
る。
【0098】受信機31はまた受信した離脱制御メッセ
ージを入力バッファ34にコピーする。このメッセージ
は入力バッファ34からホスト・インタフェース装置2
3に転送され、バス4を介してメモリ1に格納される。
ホスト・インタフェース装置23はCPU0にメッセー
ジの到着を通知する。CPU0はメモリ1の離脱制御メ
ッセージを見て、ノード6が通信リングから除去される
ことを知り、これ以降、ノード6宛てのパケットを生成
しない。
ージを入力バッファ34にコピーする。このメッセージ
は入力バッファ34からホスト・インタフェース装置2
3に転送され、バス4を介してメモリ1に格納される。
ホスト・インタフェース装置23はCPU0にメッセー
ジの到着を通知する。CPU0はメモリ1の離脱制御メ
ッセージを見て、ノード6が通信リングから除去される
ことを知り、これ以降、ノード6宛てのパケットを生成
しない。
【0099】なお、本実施例では自ノードトークンを回
収した後、すぐに物理的に伝送路から離脱している。し
かし、自ノード宛てのフレームが到着する前に離脱する
ことを避けるために、自ノードトークンを回収後、ある
一定時間(例えば最大トークン待ち時間)待って、その
後物理的に伝送路から離脱してもよい。また、自ノード
トークン回収後、伝送路上を周回する他のノードに対応
するトークンを観察し、2度同じトークンを観察した時
に離脱してもよい。
収した後、すぐに物理的に伝送路から離脱している。し
かし、自ノード宛てのフレームが到着する前に離脱する
ことを避けるために、自ノードトークンを回収後、ある
一定時間(例えば最大トークン待ち時間)待って、その
後物理的に伝送路から離脱してもよい。また、自ノード
トークン回収後、伝送路上を周回する他のノードに対応
するトークンを観察し、2度同じトークンを観察した時
に離脱してもよい。
【0100】以上本実施例によれば、伝送路上の各ノー
ドの構成管理テーブルの内容を変更しながら、すみやか
に伝送路からノードを除去できる。
ドの構成管理テーブルの内容を変更しながら、すみやか
に伝送路からノードを除去できる。
【0101】以上より、伝送路上に周回するトークンの
数をノード数の変化に依存して柔軟に変化させることが
できる。
数をノード数の変化に依存して柔軟に変化させることが
できる。
【0102】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように、本
発明の通信ネットワークシステムでは、2つ以上のノー
ドによる伝送路の同時アクセスが可能となる。また、各
ノードは自ノードに対応するトークンによって、伝送路
へのアクセス権を与えられるので、伝送路の公平な利用
が可能となる。また、本発明の通信ネットワークシステ
ムにおいては、伝送路上を流れるパケット長に本質的な
意味での制限はなく、可変長パケットを許す。
発明の通信ネットワークシステムでは、2つ以上のノー
ドによる伝送路の同時アクセスが可能となる。また、各
ノードは自ノードに対応するトークンによって、伝送路
へのアクセス権を与えられるので、伝送路の公平な利用
が可能となる。また、本発明の通信ネットワークシステ
ムにおいては、伝送路上を流れるパケット長に本質的な
意味での制限はなく、可変長パケットを許す。
【0103】また、本発明の通信ネットワークシステム
では、伝送路へのアクセス制御のためのトークンが一つ
失われた場合でも、送信すべきデータの宛先より下流に
あるトークンを獲得してデータを送信することができ
る。また、自ノードに対応する以外のトークンを検出し
た場合でも伝送路へのアクセス権を得られる場合があ
り、伝送路のより効率的な利用と伝送遅延の抑制が可能
となる。
では、伝送路へのアクセス制御のためのトークンが一つ
失われた場合でも、送信すべきデータの宛先より下流に
あるトークンを獲得してデータを送信することができ
る。また、自ノードに対応する以外のトークンを検出し
た場合でも伝送路へのアクセス権を得られる場合があ
り、伝送路のより効率的な利用と伝送遅延の抑制が可能
となる。
【0104】更に本発明の通信ネットワークシステムで
は、伝送路上のノード数の変化に柔軟に対応できる。
は、伝送路上のノード数の変化に柔軟に対応できる。
【図1】本発明の実施例の通信ネットワークシステムを
構成するノードの内部の構成図である。
構成するノードの内部の構成図である。
【図2】同通信ネットワークシステムが使用する通信リ
ングの略図である。
ングの略図である。
【図3】同トークンとパケットの関係図である。
【図4】(a)は、同トークンの構成の一例を説明する
フォーマット図である。(b)は、同パケットの構成の
一例を説明するフォーマット図である。
フォーマット図である。(b)は、同パケットの構成の
一例を説明するフォーマット図である。
【図5】同データ送信方法を示す流れ図である。
【図6】同トークン回復方法、重複トークンの検出、除
去方法を示す流れ図である。
去方法を示す流れ図である。
【図7】同通信リングに新たなノードを接続する際の動
作を説明するための説明図である。
作を説明するための説明図である。
【図8】(a)は、同通信リングに新たなノードを接続
する際に使用する開始制御メッセージの構成の一例を示
すフォーマット図である。(b)は、同通信リングの構
成を変更する際に使用する構成変更制御メッセージの構
成の一例を示すフォーマット図である。
する際に使用する開始制御メッセージの構成の一例を示
すフォーマット図である。(b)は、同通信リングの構
成を変更する際に使用する構成変更制御メッセージの構
成の一例を示すフォーマット図である。
【図9】同通信リングへ新たに接続しようとしているノ
ードの動作を示す流れ図である。
ードの動作を示す流れ図である。
【図10】同通信リングへ新たに接続しようとしている
ノードがある場合、すでに通信リング上にあるノードの
動作を示す流れ図である。
ノードがある場合、すでに通信リング上にあるノードの
動作を示す流れ図である。
【図11】同通信リングからノードを離脱する際の動作
を説明するための説明図である。
を説明するための説明図である。
【図12】同通信リングからノードを離脱する際に使用
する離脱制御メッセージの構成の一例を示すフォーマッ
ト図である。
する離脱制御メッセージの構成の一例を示すフォーマッ
ト図である。
【図13】同通信リングから離脱しようとするノードの
動作を示す流れ図である。
動作を示す流れ図である。
0 CPU 1 メモリ 4 バス 20 伝送路 21 ノード 22 リング・インタフェース装置 23 ホスト・インタフェース装置 31 受信機 32 フレーム挿入バッファ 33 送信機 34 入力バッファ 35 出力バッファ 36 バッファ 37 構成管理部 38 制御部 39 タイマー
フロントページの続き (72)発明者 田中 治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岩崎 史朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 複数のノードが伝送路上に接続された通
信ネットワークシステムにおいて、前記伝送路上を伝送
されるデータが宛先のノードで前記伝送路上から除去さ
れ、前記伝送路上の各ノードがフレーム挿入バッファを
備え、前記伝送路には前記各ノードに対応する複数のト
ークンが周回し、前記伝送路上のノードは、自ノードに
対応するトークンを検出した際、送信すべきデータを保
持している場合は、前記自ノードに対応するトークンを
獲得し、前記フレーム挿入バッファが空である場合に限
り、前記データの全部または一部を前記伝送路上へ送信
し、前記伝送路上のノードがデータを送信している最中
に前記ノードに到着したデータ及びトークンは前記フレ
ーム挿入バッファへ格納されることを特徴とする通信ネ
ットワークシステム。 - 【請求項2】 前記伝送路上の第1のノードが前記伝送
路上にトークンを検出した際、前記伝送路上の第2のノ
ード宛てのデータを保持している場合は、前記検出され
たトークンに対応する第3のノードが、トークンの前記
伝送路上での進行方向に沿って、前記第2のノードから
前記第1のノードへ至る、前記第1のノードを含み前記
第2のノードを除いた前記伝送路の経路上に存在する場
合は、前記トークンを獲得し、前記データの全部または
一部を前記伝送路上へ送信することを特徴とする請求項
1記載の通信ネットワークシステム。 - 【請求項3】 前記伝送路上の第1のノードが前記伝送
路上にトークンを検出した際、前記伝送路上の第2のノ
ード宛てのデータを保持している場合は、前記検出され
たトークンに対応する第3のノードが、トークンの前記
伝送路上での進行方向に沿って、前記第2のノードから
前記第1のノードへ至る、前記第1のノード及び前記第
2のノードを含む前記伝送路の経路上に存在する場合
は、前記トークンを獲得し、前記データの全部または一
部を前記伝送路上へ送信することを特徴とする請求項1
記載の通信ネットワークシステム。 - 【請求項4】 前記伝送路上の各ノードは、自ノードに
対応するトークンの到着間隔が所定の方法で決定された
最大トークン待ち時間を超えた場合、前記自ノードに対
応するトークンを再発行することを特徴とする請求項1
記載の通信ネットワークシステム。 - 【請求項5】 前記伝送路上の各ノードは、前記伝送路
上に自ノードに対応するトークンを二つ以上検出した場
合、前記自ノードに対応するトークンのうち一つ以上を
前記伝送路上から除去して、前記伝送路上を周回する前
記自ノードに対応するトークンを一つだけにすることを
特徴とする請求項1記載の通信ネットワークシステム。 - 【請求項6】 前記伝送路上の各ノードに対応するトー
クンにはそれぞれ順序番号が付与され、前記各ノードは
自ノードに対応するトークンに対して最後に付与された
前記順序番号をカレント順序番号として保持し、前記各
ノードは前記カレント順序番号とは異なる前記順序番号
をもつ前記自ノードに対応するトークンを前記伝送路上
に検出した場合、前記伝送路上から、前記カレント順序
番号とは異なる順序番号を持つ自ノードに対応するトー
クンを、除去することを特徴とする請求項5記載の通信
ネットワークシステム。 - 【請求項7】 前記伝送路上の各ノードは、自ノードに
対応するトークンが到着してから経過した時間をトーク
ン待ち時間として計測し、前記各ノードは前記自ノード
に対応するトークンが再び到着した時点で前記トークン
待ち時間をリセットし、前記伝送路上のノードが計測し
た前記トークン待ち時間が、前記最大トークン待ち時間
を超えた場合、前記ノードは、前記ノードが保持する前
記カレント順序番号とは異なる前記順序番号を付与した
自ノードに対応するトークンを発行することを特徴とす
る請求項6記載の通信ネットワークシステム。 - 【請求項8】 前記伝送路上に新たなノードを接続する
場合、前記新たなノードが前記伝送路上を周回するトー
クンを観察し、前記伝送路上にすでに接続されているノ
ードに対応するトークンとは異なるトークンを発行する
ことを特徴とする請求項1記載の通信ネットワークシス
テム。 - 【請求項9】 前記伝送路上からノードを除去する前
に、前記ノードに対応するトークンを前記伝送路上から
除去することを特徴とする請求項1記載の通信ネットワ
ークシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10864894A JP3182292B2 (ja) | 1993-05-25 | 1994-05-23 | 通信ネットワークシステム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12290993 | 1993-05-25 | ||
JP5-122909 | 1993-05-25 | ||
JP10864894A JP3182292B2 (ja) | 1993-05-25 | 1994-05-23 | 通信ネットワークシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07147583A true JPH07147583A (ja) | 1995-06-06 |
JP3182292B2 JP3182292B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=26448483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10864894A Expired - Fee Related JP3182292B2 (ja) | 1993-05-25 | 1994-05-23 | 通信ネットワークシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182292B2 (ja) |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP10864894A patent/JP3182292B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3182292B2 (ja) | 2001-07-03 |
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