JPH0758972B2 - 網間接続装置 - Google Patents

網間接続装置

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JPH0758972B2
JPH0758972B2 JP1330452A JP33045289A JPH0758972B2 JP H0758972 B2 JPH0758972 B2 JP H0758972B2 JP 1330452 A JP1330452 A JP 1330452A JP 33045289 A JP33045289 A JP 33045289A JP H0758972 B2 JPH0758972 B2 JP H0758972B2
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frame
lan
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inter
local area
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俊光 大場
成宏 林
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Fujitsu Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリング型ローカルエリアネットワーク(LAN)
を含む複数のLAN間の通信を制御する網間接続装置に関
し、特に、この網間接続装置からリング型LANに送信し
た網間転送フレームを、このリング型LANを一巡した後
ネットワークから除去する機能を備えた網間接続装置に
関する。
〔従来の技術〕
近年、構内における情報と通信との連携に対する要求が
高まってきており、それに伴いLANが普及し始めてき
た。現在、IEEE,ANSI,ISO等において、LANの標準化活動
が進められており、既にいくつかの標準が制定されてい
る。
既に標準化された、代表的なLANのトポロジーとしてリ
ング型LANがある。
このリング型LANの媒体アクセス制御(MAC:Media Acces
s Control)方式として、トークンリング方式あるいはF
DDI(Fiber Distributed Data Interface)方式等が注
目されている。これらの方式ではトークンと呼ばれる制
御フレームをリングネットワーク上に巡回させることに
より、送信権を各ノード間で移動させている。送信した
いフレームが生じたノードは、トークンを捕獲した後、
フレームを送信し、送信終了後にトークンを解放して他
ノードに送信権を渡す。この送信ノードは自局が送信し
たフレームを、リングネットワークを一巡した後に最受
信し、このリングネットワークから除去することが必要
となる。
さらに従来は、一つのLANで、ホスト、端末等の全ての
情報機器を収容することが可能であった。しかし、情報
処理量の増加に伴う情報機器の増大、利用範囲の広域化
によって、これらの情報機器の全てを一つのLANに収容
することが困難になってきている。さらに、利用形態、
処理内容が異なるものを一つのLANで実現することは、
機能、性能の観点から見ても適当であるとは言えない。
従って、構内には種々のLANが数多く設置されるように
なってきた。
このような背景から、一つのLANに属するノードから、
別のLANに属するノードへ通信したいという要求が生じ
てきた。このような、異なるLAN間の通信を制御するた
めは、網間接続装置が必要となる。
第14図はLAN間を相互接続する場合のネットワーク構成
例を示す図である。このネットワークはLAN IとLAN II
とを網間接続装置(ブリッジ)1を介して網間接続する
ものであり、ノード2〜4はLAN I内のノード、ノード
5〜7はLAN II内のノードである。またブリッジ1はLA
N IとII双方に属するノードでもあり、例えば、ノード
3とノード5との相互通信のための網間転送フレームの
送受信を制御するためのMACブリッジの機能を備えてい
る。これらのノード1〜7にはそれぞれノードアドレス
No.1〜No.7が割り振られているものとする。
かかる相互接続ネットワークにおいては、LAN I内のノ
ードからLAN II内のノードにフレームを送る場合、MAC
ブリッジ機能を持つブリッジ1を仲介してフレーム転送
が行われる。
第15図には複数のネットワークが相互接続された場合の
別のネットワーク構成例が示されている。
リング型LAN III(トークンリングLAN)にはノード10,1
1とともにブリッジ局8,9が設けられている。LAN IIIに
はLAN IV,Vがブリッジ局8,9を各々介して接続されてい
る。
LAN IVには端末12,13,14……が設けられ、LAN Vには端
末15,16,17……が各々設けられている。LAN III,IV,V間
に渡るデータの相互通信はブリッジ局8,9を介して行な
われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第16図は、FDD I方式のLANに適用されるフレームのフォ
ーマットを示す図である。
図示の如く、このフレームは、受信時に位相同期を取る
ためのプリアンブルPA,フレームの開始位置を示す開始
デリミタSD,フレーム制御FC,宛先ノードアドレスDA,送
信元ノードアドレスSA,情報部INFO,フレーム検査シーケ
ンスFCS,フレームの終了位置を示す終了デリミタED,お
よびフレームステータスFSからなる。
FDD I方式のLANに収容されている一般のノードでは、受
信したフレームの送信元ノードアドレスSAが自ノードア
ドレスと一致した場合に、その受信フレームを自局が送
信したフレームと判断して、これを消去している。ある
いは、特開昭61−084940号公報に開示されるように、自
ノードからフレーム送信後、カウンタでリング一巡時間
をカウントし、一巡時間経過後に到着した受信フレーム
を自局送出フレームとして消去していた。
しかしながら、このような通常のノードと同様に、第14
図,第15図に示すブリッジ1,8,9を動作させると次のよ
うな問題を生ずる。
第14図に示す相互接続ネットワークにおいて、例えばLA
N I内のノード3からブリッジ1を介してLAN II内のノ
ード5にフレームを転送する場合、ノード3は送信元ノ
ードアドレスSAをNo.3,宛先ノードアドレスDAをNo.5と
したフレームを作成してLAN I内に送出する。そしてこ
のフレームをブリッジ1を介してLAN II内に送出して、
目的とするノード5に受信させる。
この時その転送フレームのリング(LAN II)一巡後にブ
リッジ1がこれを消去する必要がある。しかしながら、
前述したように、ブリッジ1を他の一般ノードと同様に
動作させた場合ブリッジ1は受信フレーム中の送信元ノ
ードアドレスSAが自ノード番号であることによって自局
送出フレームを識別して消去するように構成される。従
って送信元ノードアドレスSAがNo.3のままの上記のよう
な転送フレームを消去することができず、この転送フレ
ームはLAN IIを巡回し続けることになる。LAN II内のノ
ード5,6,7からLAN I内のノード2,3,4にフレームを転送
する場合も同様である。
そこでまた他の方法として、第17図に示されるように受
信フレームを再構成する方法が考えられる。ブリッジ1
がノード3からノード5への転送フレーム(第16図参
照)を受信した際に、その転送フレーム中の宛先ノード
アドレスDA=No.5,送信元ノードアドレスSA=No.3,情報
INFO1を情報部INFO2とする。さらに、送信元ノードアド
レスSAをNo.1(ブリッジ1のアドレス)、宛先ノードア
ドレスDAをNo.5と書き替え新たな転送フレームを組み立
て、この転送フレームをLAN II内に送出する方法が考え
られる。この場合、宛先の受信ノード5は受信フレーム
中の情報部INFO2の内容を解析して送信元ノードアドレ
スSA=No.3を知ることになる。しかしながら、この方法
を行うためにはLAN内の各ノードは送信元アドレスSAだ
けでなく、さらに情報部INFO2の内容から送信元アドレ
スを解析する機能を備える必要があり2種類のフレーム
フォーマットに対応しなければならず、システムが複雑
化する。
また、カウンタで自局送出フレームの受信タイミングを
監視して消去する方法では、ネットワークにおけるノー
ドの追加,削除によりリング一巡時間が変化した場合に
は、全ノードの一巡時間の設定値をいちいち変更しなけ
ればならず、作業手間がかかる。
したがって本発明の目的は、相互接続されるLAN間に渡
るフレーム転送を行う場合に、フレームフォーマットの
変更が必要でない、網間接続装置を提供することにあ
る。また、本発明の別の目的はネットワーク構成の変更
に影響されない網間接続装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明に係る原理説明図である。
本発明に係わる網間接続装置は、第14図,第15図におけ
る、ローカルエリアネットワーク(LAN)間を接続し
て、LAN間に渡る転送フレームの送信,受信制御を行う
ものである。
第1の発明によれば、リング型ローカルエリアネットワ
ーク内ノードを宛先とし、他のローカルエリアネットワ
ーク内ノードを送信元とする網間転送フレームの該送信
元を記憶して、該リング型ローカルエリアネットワーク
に送信する送信手段101,101′と、リング型ローカルエ
リアネットワークから受信される網間転送フレーム内の
送信元と、前記記憶した送信元とが一致した際に、この
網間転送フレームを該リング型ローカルエリアネットワ
ークから除去する除去手段100,100′とを備える。
第2の発明によればリング型ローカルエリアネットワー
ク内ノードを宛先とし他のローカルエリアネットワーク
内ノードを送信元とする網間転送フレームを、ダミーフ
レームに続けて該リング型ローカルエリアネットワーク
に送信する送信手段101,101′と、ダミーフレーム送信
後リング型ローカルエリアネットワークから受信された
ダミーフレームを検出し、この特定フレームに続いて受
信された該網間転送フレームとを該リング型ローカルエ
リアネットワークから除去する除去手段100,100′とを
備える。
〔作用〕
第1の発明によれば、LAN間に渡る転送フレームを識別
し、この転送フレームの送信元を記憶する。従って、フ
レーム自体は何ら変更することなく、自分で送出した転
送フレームが、リング型LANを一巡して、受信されたこ
とを識別できる。
また、第2の発明によれば、転送フレームの送信に先立
って、識別用のダミーフレームを送信する。従って、こ
の特殊フレームであるダミーフレームを受信したことを
検知することで、容易に自身が送信した転送フレームの
受信を検出することができる。
〔実施例〕
第2図は、本発明の第一実施例の網間接続装置のブロッ
ク図である。
まず、第14図において、網間接続装置(ブリッジ)1が
LAN II内でフレームを送受信する場合で、特に、ノード
3から送信された網間転送フレームをブリッジ1にて受
信し、これをノード5へ転送する場合を例に説明する。
ノード3から送信されたフレームはフレーム受信器23に
て受信され、フレームのプリアンブルPA(第16図参照)
を用いて位相同期を取り、タイミング信号を作成する。
受信したフレームは、受信制御部24および受信バッファ
25及びセレクタ29に入力される。受信バッファ25には受
信したフレームがコピーされる。受信制御部24ではフレ
ーム受信器23によるタイミング制御により受信フレーム
の先頭SDを検出し、宛先アドレスDA,送信元アドレスSA
を識別し、これらを制御バス42を介してマイクロプロセ
ッサ(MPU)20に通知するマイクロプロセッサ20は受信
バッファの中の受信フレームをシステムメモリ21に転送
するよう指示する。
システムメモリ21には、LAN I,IIに関する各種制御情報
(LAN I,LAN IIのフレームフォーマット情報及びフォー
マット変換情報等)および、LAN I,IIに収容されている
ノード2〜7のアドレス情報が格納されている。さら
に、システムメモリ21には受信した転送フレームがバッ
ファリングされる。MPU20は、システムメモリ21のノー
ドアドレス情報を参照して、受信制御部24から通知され
た宛先アドレスDAがLAN Iに属するノードのアドレスで
あるか、LAN IIに属するノードのアドレスであるかを判
定する。送信元アドレスSAの判定については後述する。
上記宛先アドレスDAは、LAN Iに属するノードのアドレ
スであるとMPU20が判定した場合、受信したフレーム
を、そのままLAN Iへ送出する必要がある。
ブリッジ1が送信する時以外は、セレクタ29はフレーム
受信器23の出力を選択するよう設定してある。従って、
フレーム受信器23で受信された受信フレームは、そのま
まセレクタ29を経て、フレーム送信器30より、LAN Iに
送信される。即ち、ノード3から送信されたフレーム
は、ブリッジ1を通過することになる。また、MPU20は
受信バッファ25にコピーされた受信フレームをクリアす
る。
次にMPU20が上記宛先アドレスDAは、LAN IIに属するノ
ードであると判定した場合について説明する。
この場合、LAN Iから受信したフレームは、LAN IIへの
網間転送フレームである。
MPU20は、LAN IからLAN IIへ受信フレームを転送するに
際し、まず、システムメモリ21にバッファリングされて
いる受信フレームのフレームフォーマットを、LAN IIで
用いられるフレームフォーマットに変換しなければなら
ない。このため、MPU20は受信フレームをシステムメモ
リ21のフォーマット情報を参照しつつ、LAN IIで用いら
れるフォーマットに変換する。そして、変換した受信フ
レームをデータバス41を介して送信バッファ38へ転送す
る。MPU20は、LAN IIの送信権獲得のため、受信制御部3
4に、LAN IIを周回しているトークンの捕捉を指示す
る。
したがって受信フレームは送信先であるブリッジ1でコ
ピーされた後に再びLAN Iへ送出され、このLAN Iを送信
元のノード3に向って周回する。LAN IIに接続されてい
るフレーム受信器33は、前述したフレーム受信器23と同
様に動作しており、受信フレームは受信制御部34,受信
バッファ35,セレクタ43に入力される。
受信制御部34でトークン検出が行なわれると、受信制御
部34からMPU20に制御バス42を介してトークンの捕捉が
通知される。
これによりブリッジ1によるLAN IIの送信権が獲得され
る。
この場合、ブリッジ1は、LAN IIにおいては、フレーム
の送信元となる。したがって、送信バッファ38からLAN
IIへ送信した転送フレームが、LAN IIを一巡して、再び
ブリッジ1で受信された際に、これを除去する必要があ
る。即ち、自分で送信した転送フレームを識別する必要
があり、このために、送信元アドレス管理テーブル39を
備えている。
MPU20は、この転送フレームの送信元アドレスSAを転送
フレームの識別子(SA)として、送信元アドレス管理テ
ーブル39に蓄積記憶する。
またMPU20は対応の識別子が含まれる転送フレーム(送
信フレーム)をLAN IIへ送出するため送信制御部36に指
令を送る。送信制御部36は、送信バッファ38の出力を選
択するように、セレクタ43を切替る。そして、転送フレ
ームは送信器40により、LAN IIに送出される。
この転送フレームがブリッジの送信部40からLAN IIへ送
出される。その後、MPU20の指令により送信制御部36は
パターン発生器37を制御するとともにセレクタ43を切替
え、パターン発生器37の出力を選択する。パターン発生
器37は、トークンパターンを発生するものであり、その
結果、パターン発生器39からセレクタ43及び送信部40を
介してLAN IIへトークンが送出される、これにより送信
権が開放される。そして、MPU20はセレクタ43をフレー
ム受信器33へ切り変える。
その後、ブリッジ1からLAN IIへ送出された転送フレー
ムはノード5に取り込まれ、LAN IIを周回してブリッジ
1に再び到達し、フレーム受信器33で受信される。
転送フレームの送信元アドレスSAで示されるアドレス
は、制御バス42を介して、MPU20に通知される。MPU20
は、送信元アドレス管理テーブル39を起動する。この受
信転送フレームの送信元アドレスSAが送信元アドレス管
理テーブル39に記憶されているか否かが判定される。
その際に、受信転送フレームの送信元アドレスSAが送信
元アドレス管理テーブル39で記憶されていない旨の判定
が行なわれ、この結果が、送信元アドレス管理テーブル
39からMPU20に通知される。その結果、MPU20は、受信し
たフレームが、自局より送出されたLAN IからLAN IIへ
の転送フレームではないこと検知する。セレクタ43はフ
レーム受信器33の出力に切り替わっているので送信器40
から、受信フレームがそのままLAN IIへ送出される。
また受信フレームの送信元アドレスSAが送信元管理テー
ブル39で記憶されていると判定されるとMPU20はこの受
信フレームがブリッジ1からLAN IIへ網間転送された転
送フレームであることを識別し、このフレームの除去を
行なう。
この転送フレームの除去を行なうために、MPU20は、送
信制御部36に制御信号を送出する。送信制御部36は、受
信転送フレームの送信元アドレスSA(第16図参照)以降
をアイドルパターンに置きかえるために、まず、セレク
タ43をパターン発生器37の出力に切換え、アイドルパタ
ーンを送信器40へ送出する。よって、LAN IIに送出され
るフレームは、第16図における送信元アドレスSA以降が
アイドルパターンに置き換えられ、自局から送出したフ
レームの除去が終了する。
このような、フレームの除去をストリッピングと言う。
第2図における送信元管理テーブル39について、以下、
より詳細に説明する。
第3図に示された、送信元管理テーブル39の送信元アド
レスSAテーブル管理回路50では、48+1ビットのフリッ
プフロップ列が多数行並べられており、各48ビット分で
アドレス記憶部52が、各1ビット分で制御フラグ記憶部
51が、各々形成される。
アドレス記憶部の52は、転送フレームの送信元アドレス
を記憶しておくものである。
制御フラグ記憶部51は、当該行のアドレス記憶部52に送
信元アドレスが登録されているかどうかを示すものであ
り、転送フレームを送信するときにセット(0→1)さ
れ、当該フレームが受信されたときにリセット(1→
0)される。
なお、制御フラグ記憶部51の各行におけるビット数は制
御内容に応じて増加設定される。
また、アドレス記憶部52及び制御フラグ記憶部51の行数
は、LAN IIを送信フレームが一周するために要する時間
tと送信フレームの平均長1と送信フレームの周回速度
(リングのビット速度)vとを考慮して定められ、例え
ば k=t×v/1 の式で求められた値kの正整数とされる。
以上のSAテーブル管理回路50ではアドレス記憶部52及び
制御フラグ記憶部51の読み出しまたは書き込み対象とな
る行を示すポインタがFIFO的に管理され、そのポインタ
は最終行に達すると先頭行に戻される。
さらにポインタとしてはフレーム送信用の送信ポインタ
55とフレームストリッピング用のストリップポインタ56
とが使用されている。
送信ポインタ55は、次に送信するフレームの発信アドレ
スを登録すべき行を示すものである。
スリップポインタ56は既に送信済のフレームのうち、最
も古い未確認の送信フレームの発信アドレスが登録され
ている行を示すものである。
LAN Iのノード3からノード5に対する転送フレームが
ブリッジ1に与えられると、MPU20から受信制御部34に
指示が与えられる。受信制御部34によりLAN IIを周回す
るトークンが捕捉されると、受信制御部34からMPU20へ
トークン捕捉が通知される。
これにより送信制御部へMPU20から制御指令が与えら
れ、転送フレームが送信部40からLAN IIへ送出される。
その際には送信フレームのデータSAで示される送信元ア
ドレスがMPU20で抽出され、その抽出アドレスはアドレ
ス記憶部52において送信ポインタ55で示される行に書き
込まれる。
さらに制御フラグ記憶部51において同一行のフラグがセ
ット(0→1)され、送信ポインタ55が次の行に進めら
れる。
したがってLAN I内の各ノードから、LAN II内の各ノー
ドへの異なる網間転送フレームが複数ブリッジ1で受信
され逐次LAN IIへ送出されると、第7図で示される矢印
の方向に各転送フレームの送信元アドレスがアドレス記
憶部52に順に登録される。
このため、m個の転送フレームが送出された場合には、
第3図のように各転送フレームの送信元アドレスがアド
レス記憶部52で順に登録され、制御フラグ記憶部51では
対応のフラグがセットされ、m個の転送フレームの中の
送信元アドレスSAがSAテーブル管理回路50に登録され
る。
また、LAN IIにフレーム送信部40から送信した転送フレ
ームが、LAN IIを一巡してフレーム受信部33で再びLAN
IIからこの転送フレームが受信されると、その転送フレ
ームの送信元アドレスSA(LAN I内のノードのアドレ
ス)が受信制御部34を経てMPU20により抽出される。
その抽出により得られた転送フレームの送信元アドレス
は同じく送信元アドレス管理テーブル39に設けられた比
較器53に与えられる。
比較器53では制御フラグ記憶部51でフラグセット状態と
なっている行が全て検索され、アドレス記憶部52の検索
行に登録されていた送信元アドレスが読み出される。
さらにアドレス記憶部52から読出した送信元アドレスと
受信した転送フレームから抽出した送信元アドレスとの
一致判定が行なわれる。
その際に抽出した送信元アドレスが読出した送信元アド
レスのいずれにも一致しないことが確認されると、この
ときLAN IIから受信した受信バッファ35に一時格納され
た受信フレームはクリアされる。そして受信フレームは
セレクタ43,フレーム送信部40を介してLAN IIへそのま
ま送出される。
これに対し、受信した転送フレームから受信制御部34を
経て、MPU20に抽出された送信元アドレスがアドレス記
憶部52に記憶された送信元アドレスのいずれかと一致し
た場合には、アドレス記憶部52においてストリップポイ
ンタ56で示される行からアドレス一致行までの行部分が
比較器53により第3図のようにクリアされる。
ブリッジ1からLAN IIへ送出された転送フレームが、LA
N IIを1巡する間にビットエラーが生じなければ、スト
リップポインタ56が示す行と、比較器53にて、アドレス
一致が検出される行は一致する。しかしながら、ビット
エラーが発生すると、受信した転送フレームから送信元
アドレスSAが抽出できず、ストリップポインタ56は更新
されない。このため、その後、転送フレームが正常に受
信された時、比較器53が示すアドレス一致行は、ストリ
ップポインタ56が示す行より、エラーが生じた転送フレ
ーム数分進む。受信フレームのビットエラーは、フレー
ム中のFCSビットによりMPU20が検出し、この場合エラー
した受信フレームはLANから除去される。即ちストリッ
ピングされる。
従って、エラーが生じた転送フレームの送信元アドレス
SAが格納された、SAテーブル管理回路50の行について
は、クリアしなければ、既にLAN内に存在しない転送フ
レームの送信元アドレスが残り、最悪の場合SA管理テー
ブル回路50がオーバーフローする。
このような状況を解消するためストリップポインタ56が
示す行から、比較器53が示すアドレス一致行までを、比
較器53によりクリアするのである。
さらに制御フラグ記憶部51においてもそれら行部分のフ
ラグが比較器53によりリセットされる。
そして送信元アドレス一致を検出した比較器53は、MPU2
0に対し、アドレス一致を通知する。これを受けたMPU20
は、送信制御部36へ受信転送フレームのストリッピング
を要求する。
その要求が送信制御部36に与えられると、セレクタ部39
がフレーム受信器33側からパターン発生器37に切り替え
られ、このときの受信転送フレームがLAN IIから除去さ
れる。
この第一実施例では受信フレームの送信元アドレスとSA
テーブル管理回路50の各登録アドレスとが第4図のよう
に比較器53で順番に比較されているが、これらの比較を
並列的にかつ同時に行なうことも可能であり、その比較
方法の選択は回路構成やその規模,比較処理に要する時
間を考慮して選択される。
また、本実施例では受信転送フレームの送信元アドレス
と登録アドレスとが一致したときにアドレス記憶部52と
制御フラグ記憶部51の双方の消去が行なわれたが、制御
フラグ記憶部51に対してのみ消去を行なう(リセットす
る)ことも可能である。
さらに、SAテーブル管理回路50の制御フラグ記憶部51に
タイマ領域を設け、アドレス登録が行なわれてから一定
時間が経過したタイムアップ時に該当の行領域に対して
上記の消去を行なうように送信元アドレス管理テーブル
39を構成することも可能である。
この場合、送信フレームがLAN IIを周回するために要す
る時間よりタイムアップ時間を多少長めに設定すること
が好適である。
すなわち、送信フレームがLAN IIを周回中にビットエラ
ーが発生しても、2周目に対応の登録行が削除されるの
で、SAテーブル管理回路50がビットエラーの蓄積により
登録データで満杯となる障害を回避することが可能とな
る。
本発明の第2実施例としての網間接続装置のブロック図
が第5図に示される。この第5図の実施例は第2図と同
様第14,15図の相互接続ネットワークにおけるブリッジ
1の構成を示したものであり、第2図と同一の部分に
は、同一の番号を付している。
第5図において、フレーム受信器23はセレクタ29を介し
てフレーム送信部30に直接に、また受信バッファ25を介
してバス41,42を介して、システムメモリ21にそれぞれ
送るように構成される。フレーム受信制御部24はLAN I
内を循環するフレームを解析する。またLAN I内を巡回
するトークンを獲得する機能、および後述のダミーフレ
ームを検出する機能も備える。
送信制御部26は、ダミーフレームの受信監視、ダミーフ
レームに続き送受されるフレーム数を送信フレーム数カ
ウンタ61に通知するなどの機能を備え、フレームを消去
するタイミングを制御する。
このダミーフレームは、ダミーパターン発生器60から発
生される。
第6図は、ダミーフレームのフレームフォーマットを示
す図である。ダミーフレームは宛先ノードアドレスDAと
送信元ノードアドレスSAとに自ノードアドレスNo.1が設
定され、情報部INFOに相当する部分に本フレームがダミ
ーフレームであることを表示するIDコードが設定された
フレームである。かかるフォーマットとすることによ
り、テスト用等に使用される自ノードから自ノード宛て
の折返しフレームと混同されることを防止できる。
送信フレーム数カウンタ61は送受フレーム数をカウント
する回路であり、送信制御部26、受信制御部24からの指
示により、送信時にはダミーフレームに続けて送信した
データフレーム数をカウントアップするとともに、ダミ
ーフレームの受信時にはそれに続き受信される自局送出
フレーム数をカウントダウンする機能を持つ。
フレーム受信制御部34、フレーム送信制御部36、ダミー
パターン発生器70、送信フレーム数カウンタ71等もリン
グ型LAN IIについて上述の各回路と同一の機能を持つ回
路であるので、説明は省略する。
以下、図面を参照して本実施例装置の動作を説明する。
ブリッジ1におけるフレーム送信シーケンスとカウンタ
値の一例が第7図に示される。図中、縦方向が時間軸で
あり、下方向に時間が経過するものとする。また斜め矢
印で自局からの送信フレームがリング上を一巡して自局
に受信されたことを示す。したがって左側ノードと右側
のノードは同一のブリッジ1であり、カウント値も同一
のものである。またブリッジ1のダミーフレームの送信
における送信時処理手順の流れが第8図に、さらに受信
時処理手順の流れが第9図にそれぞれ示される。
いまリング型LAN I内のノード3からリング型LAN II内
のノード5に宛ててフレームが送信されたものとする。
このフレームはLAN I内を循環してブリッジ1のフレー
ム受信器23に受信され、フレーム受信制御部24に送られ
る。フレーム受信制御部24は当該フレーム中の宛先ノー
ドアドレスDA=No.5、送信元ノードアドレスSA=No.3、
情報INFOがフレームデータとしてバス41,42を介してMPU
20に通知される。MPU20は、システムメモリ21に格納さ
れた情報を参照して、受信したフレームがLAN IからLAN
IIに宛てた網間転送フレームであるか否かを調べる。
網間転送フレームを受信した場合、受信バッファ25から
システムメモリ21へ転送される。MPUはこのフレームをL
AN II用にフォーマット変換する。そして、送信バッフ
ァ38へ転送する。この網間転送フレームをLAN IIに送信
するには第8図の流れ図の手順による。まずフレーム送
信制御部34はフレーム受信部33がLAN II内での送信権で
あるトークンを獲得したかを監視しており(ステップS
1)、トークンを獲得した場合には送信フレーム数カウ
ンタ71に対してリセット要求を発してそのカウント値を
リセットする(ステップS2)。
次いでフレーム送信制御部36は、ダミーパターン発生部
70を起動し、セレクタ39をフレーム受信器33からダミー
パターン発生部70に切り替える。そして第6図図示のフ
ォーマットのダミーフレームを生成する(ステップS
3)。すなわち宛先ノードアドレスDAを自ノードアドレ
スNo.1に設定したダミーフレームを生成する。そして送
信バッファ38に格納されたMPU20により、LAN IからLAN
IIのフレームフォーマットに変換された網間転送フレー
ムを送信するのに先立って、生成したダミーフレームを
セレクタ43、フレーム送信部40を介してLAN IIに送信す
る。(ステップS4)。
これに応じてフレーム送信部40はダミーパターン発生器
70からのダミーフレームをLAN IIに送信開始する。フレ
ーム送信制御部36はダミーパターン発生器70からのダミ
ーフレームの送信を監視しており、ダミーフレームを送
信終了したならば(ステップS5)、フレーム送信制御部
36はセレクタ43を切替え送信バッファ38に格納されたLA
N II宛データフレームを読み出し、LAN IIに送信する。
このデータフレームはLAN Iのフレーム受信部23で受信
された網間転送フレームであり宛先ノードアドレスDAが
LAN II内ノードアドレス(例えばNo.5)、送信元ノード
アドレスSAがLAN I内ノードアドレス(例えばNo.3)と
なっており、これがMPU20より単にフォーマット変換さ
れたものである。
フレーム送信制御部36はこの送信バッファメモリ38から
のデータフレーム送信を監視しており、データフレーム
の送信が開始されたならば、一つのデータフレームを送
信する毎に送信フレーム数カウンタ71にカウント値を一
つカウントアップする指示を行う(ステップS7)。この
動作は送信バッファメモリ38からのデータの送信が全部
完了するまで繰り返し実行される。全データの送信完
了、あるいは全データの送信が完了していなくともブリ
ッジ1に割り当てられたトークン保有限度時間が経過し
た場合には、LAN IIのトークン(アクセス権)を解放し
て(ステップS6)、送信動作を終了する。
以上の動作によりダミーフレーム送出後、それに続いて
連続して送出されたデータフレームの数が送信フレーム
数カウンタ71にカウントされることになる。
次に受信動作については説明する。ブリッジ1から送信
されたダミーフレームとそれに続くデータフレームはLA
N II内を一巡した後に再びブリッジ1のフレーム受信部
33に受信される。フレーム受信制御部34はフレーム受信
部33を介して受信したフレームを監視しており(ステッ
プS11)、受信フレームが第6図図示のダミーフレーム
であった場合には(ステップS12)、フレーム送信制御
部36に通知する。フレーム送信制御部36はフレーム送信
部36に対して受信したダミーフレームを廃棄するように
指示する即ち、受信バッファ35に格納されるダミーフレ
ームを消去し、さらにセレクタ39をフレーム受信器33か
らパターン発生器37に切り替え、第5図と同様に受信し
たダミーフレームのストリッピングを行う。(ステップ
S13)。
フレーム受信制御部34がダミーフレームに続いてデータ
フレームを受信した場合、フレーム受信制御部34は、送
信フレーム数カウンタ71の内容が零でなければ(ステッ
プS15)、フレーム送信制御部36に対してフレーム消去
(ストリッピング)要求を出し(ステップS16)、それ
と共に送信フレーム数カウンタ71に対してそのカウント
値を一つカウントダウンする指示を発する(ステップS1
4)。
フレーム送信制御部36はフレーム消去要求を受けて、フ
レームストリッピングを開始する。送信制御部36は、セ
レクタ39、パターン発生器37を制御し、第2図と同様受
信フレームのストリッピングを行う。以上の動作を送信
フレーム数カウンタ71のカウント値が零となるまで繰り
返し(ステップS15〜S17)、零となったならば処理を終
了する(ステップS18)。これにより送信時にダミーフ
レームに続いてLAN IIに送信した他LAN Iからの網間転
送フレームを、(その発信元ノードアドレスSAを参照し
なくとも)リング一巡後にブリッジ1で消去することが
可能となる。
以上、LAN IからLAN IIにデータフレームを転送する場
合について説明したが、その逆のLAN IIからLAN Iにデ
ータフレームを転送する場合のLAN I側回路の動作も全
く同じものである。
次に本発明の第三の実施例について説明する。
第10図は、本発明の第三の実施例の網間接続装置のブロ
ック図である。
ダミーフレーム生成器手段45は、第1及び第2のダミー
フレームを発生する。
フレーム送信制御部26,36は、第1のダミーフレーム送
出後、少なくとも1つの網間転送フレームを送出し、そ
の後第2のダミーフレームの送出のために、ダミーパタ
ーン発生手段60′,70′及びセレクタ29,39を制御する。
フレーム受信制御部24,34は、フレーム受信部23,33で受
信したフレームの中で、第1のダミーフレーム及び第2
のダミーフレームを検出する。
MPU20は、フレーム受信制御部24,34の検出結果に基づい
て、フレーム送信制御部26,36を制御して第1のダミー
フレームと第2のダミーフレームに挟まれて受信される
受信網間転送フレームを消去(ストリッピング)させ
る。
従って、第1のダミーフレーム受信後、第2のダミーフ
レームを受信するまでの間に受信した網間転送フレーム
を消去するように構成されている。
次に、第10図のブロック構成図の動作を説明する。
ダミーフレームのフレームフォーマットは、第9図によ
り説明した場合と同様である。
また、第11図にブリッジ1におけるフレーム送信シーケ
ンスの一例を示す。図において、縦方向が時間軸であ
り、下方向に時間が経過するものとする。また、斜め矢
印で自局からの送信フレームがリング上を一巡して自局
に受信されたことを示す。
したがって、左側ノードと右側ノードは同一のブリッジ
1を示している。また、ブリッジ1における送信時処理
手順の流れが第12図に、更に受信時処理手順の流れが第
13図にそれぞれ示される。
いま、第14図に示したリング型LAN I内のノード3から
リング型LAN II内のノード5に宛ててフレームが送信さ
れたものとする。このフレームはLAN I内を循環してブ
リッジ1のフレーム受信部23、フレーム受信制御部24に
受信され、当該フレーム中の宛先ノードアドレスDA=N
o.5、送信元ノードアドレスSA=No.3、情報INFOが抽出
され、バス41,42を介してMPU20に通知される。そしてMP
U20はシステムメモリ21を参照して受信フレームがLAN I
からLAN IIに宛てた転送フレームであるか否かを調べ転
送フレームの場合は、フォーマット変換する。
このフレームデータをLAN IIに送信するには、第12図の
流れ図の手順による。
先ず、フレーム受信制御部34はLAN II内での送信権であ
るトークンを獲得したかを監視しており(ステップ51
1)、獲得するまでトークンの受信監視が繰り返され
る。
トークンを獲得すると、フレーム受信制御部34からマイ
クロプロセッサMPU20にトークンを受信した旨が通知さ
れる(ステップ512)。
次に、マイクロプロセッサMPU20は、システムメモリ21
内に送信すべきデータフレームが存在するか否かの判定
を行なう(ステップ513)。送信するデータフレームが
ないときは否定判断し、獲得したトークンを解放して
(ステップ520)、送信処理を終了する。尚、ステップ5
20でのトークンの解放が済むと、ステップ511以降の処
理が繰り返される。
ステップ513(送信するデータフレーム有りか)の判定
で肯定判断すると、次にマイクロプロセッサ20は、ダミ
ーフレーム発生器45を起動しダミーフレームを送信バッ
ファメモリ223に複写する(ステップ514)。このダミー
フレームは、第6図に示した構成のフレームであり、宛
先ノードアドレスDAと送信元ノードアドレスSAが共にノ
ード1に対応したNo.1に設定されている。
また、マイクロプロセッサ20は、送信するデータフレー
ムを送信バッファメモリ38に転送する(ステップ51
5)。システムメモリ21にはノード3からノード5に転
送するフォーマット変換されたデータフレームが複数個
(例えば3個)格納されており、マイクロプロセッサ20
はこの中の1つを読み出して送信バッファメモリ38に格
納する。尚、このデータフレームは、宛先ノードアドレ
スDAがNo.5に、送信元ノードアドレスSAがNo.3に設定さ
れており、ノード3から送出されたデータフレームその
ものである。
次に、マイクロプロセッサ20は、送信する残りのデータ
フレームがシステムメモリ21内に存在するか否かの判定
を行なう(ステップ516)。残りが存在する場合には肯
定判断し、ステップ515(データフレームの転送)以降
の処理を繰り返す。
また、残りが存在せず否定判断したときは、再度ダミー
パターン発生器45を起動しダミーフレームを送信バッフ
ァメモリ38に複写する(ステップ517)。
次に、マイクロプロセッサ20はフレーム送信制御部36に
送信指示を送り(ステップ518)、フレーム送信制御部3
6はこの指示に応じて送信バッファメモリ38に格納され
たフレームを読み出してLAN II内に送信する(ステップ
519)。送信終了後、トークンを解放する(ステップ52
0)。
このようにしてフレームの送信を行なうことにより、第
11図に示したように、1つのダミーフレーム送信及び3
つのデータフレーム送信後再度1つのダミーフレームが
送信される。
また、上述のようにして送信したフレームを受信して消
去する場合の動作を以下に示す。
先ず、フレーム受信制御部34はフレームを受信したかを
監視している。(ステップ611)、そして、受信制御部3
4が、ダミーフレームを受信したことを検出するとフレ
ーム受信制御部34からマイクロプロセッサ21にダミーフ
レームを受信した旨が通知される(ステップ612)。受
信したフレームは、バス41,42を介して受信バッファ35
にコピーされている。ダミーフレーム受信が通知された
とき、MPU20は肯定判断のときは、システムメモリ21内
のダミーフラグが1″に設定されているか否かを判断す
る(ステップ615)。
このダミーフラグはダミーフレーム受信の有無を示すた
めのフラグであり、ダミーフレームを受信する毎に1″
あるいは0″に変更されるものである。送信バッファ38
から上述した一連のフレーム(1つのダミーフレーム,3
つのデータフレーム,1つのダミーフレーム)を転送した
時点では、ダミーフラグは0″に設定されている。
最初は、ダミーフラグが0″に設定されているためステ
ップ615で否定判断され、次にマイクロプロセッサ20は
ダミーフラグを1″に設定し(ステップ616)、その後
フレーム送信制御部36に送信フレームの消去指示を送る
(ステップ619)。フレーム送信制御36では、フレーム
受信したダミーフレームを第2図と同様にストリップす
る。以後、ステップ611に戻って処理を繰り返す。
また、フレーム受信制御部34でデータフレームの受信を
検出した場合には、ステップ614(受信フレームがダミ
ーフレームか)の判定で否定判断される。
次にマイクロプロセッサ251は、ダミーフラグは1″に
設定されているか否かを判定し、肯定判断のときはステ
ップ619(フレームの消去)の処理以降を行なう。最初
のダミーフレームの後に3つのデータフレームが受信さ
れると、ステップ618で肯定判断され、ステップ619で消
去される。
また、最後のダミーフレームを受信した場合には、ステ
ップ614(受信フレームがダミーフレームか)の判定で
肯定判断すると共に、ステップ615の判定(ダミーフラ
グが1″か)で肯定判断される。次にマイクロプロセッ
サ251は、ダミーフラグを0″に設定し(ステップ61
7)、その後ステップ619によるフレームの消去が行なわ
れる。
通常のフレーム(ノード1以外のノード間で転送される
フレーム)を受信した場合には、ステップ614,618で共
に否定判断されるため、受信フレームは消去されず(し
たがってフレーム受信部33,フレーム受信器33,セレクタ
39,フレーム送信部40を介して転送され)、ステップ611
以降の処理が繰り返される。
このように、ブリッジ1を介してフレームを網間転送す
る場合、この転送するデータフレームに前後してダミー
フレームを送信する。マイクロプロセッサ20は、フレー
ム受信制御部34で受信したフレームを監視しており、2
つのダミーフレームに挟まれた1つあるいは複数個のデ
ータフレームを消去する。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、転送するデー
タフレームのフォーマットを変更する必要がなく、しか
も複数個のデータフレームを連続して転送することが可
能となる。また、ノード数の変更等には影響されないた
め、ネットワークの構成変更に柔軟に対応することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の原理図、第2図は、本発明の第1実
施例のブリッジのブロック構成図、第3図、第4図は、
第2図の動作説明図、第5図は、本発明の第2実施例の
ブリッジのブロック構成図、第6図はダミーフレームの
フレームフォーマット例、第7図は、第5図のブリッジ
におけるフレーム送信手順を説明するための図、第8
図、第9図は、第5図の動作説明のためのフローチャー
ト,第10図は第3実施例のブリッジのブロック構成図、
第11図は第10図のブリッジにおけるフレーム送信手順を
説明するための図、第12図、第13図は、第10図の動作を
説明するためのフローチャート、第14図、第15図は本発
明が対象とするシステム構成図、第16図は、リング型LA
Nにおける一般的なフレーム構成、第17図は、従来にお
けるLAN間に渡る転送フレームのフレームフォーマット
である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング型ローカルエリアネットワークを含
    むローカルエリアネットワーク間の通信を制御する網間
    接続装置であって、 該リング型ローカルエリアネットワーク内ノードを宛先
    とし他のローカルエリアネットワーク内ノードを送信元
    とする網間転送フレームを、ダミーフレームに続けて該
    リング型ローカルエリアネットワークに送信する送信手
    段と、 該ダミーフレーム送信後該リング型ローカルエリアネッ
    トワークから受信されたダミーフレームを検出し、この
    特定フレームに続いて受信された該網間転送フレームと
    を該リング型ローカルエリアネットワークから除去する
    除去手段とを備えたことを特徴とする網間接続装置。
  2. 【請求項2】前記送出手段は、第二ダミーフレームを前
    記網間転送フレームに続いて前記リング型ローカルエリ
    アネットワークに送出し、 前記除去手段は、前記リング型ローカルエリアネットワ
    ークを一巡して受信された第二ダミーフレームを検出
    し、前記ダミーフレームから前記第二ダミーフレームを
    受信するまでの間に受信した網間転送フレームを、前記
    リング型ローカルエリアネットワークから除去すること
    を特徴とする請求項(1)記載の網間接続装置。
  3. 【請求項3】前記送信手段は、前記ダミーフレーム送出
    後に送出する網間転送フレーム数を識別する識別手段を
    備え、 前記除去手段は、前記ダミーフレーム受信に続いて前記
    識別手段により規定される数だけ受信された網間転送フ
    レームを除去することを特徴とする請求項(1)記載の
    網間接続装置。
  4. 【請求項4】リング型ローカルエリアネットワークを含
    むローカルエリアネットワーク間の通信を制御する網間
    接続装置であって、 該リング型ローカルエリアネットワーク内ノードを宛先
    とし、他のローカルエリアネットワーク内ノードを送信
    元とする網間転送フレームの該送信元を記憶して、該リ
    ング型ローカルエリアネットワークに送信する送信手段
    と、 該リンク型ローカルエリアネットワークから受信される
    網間転送フレーム内の送信元と、前記記憶した送信元と
    が一致した際に、この網間転送フレームを該リング型ロ
    ーカルエリアネットワークから除去する除去手段とを備
    えたことを特徴とする網間接続装置。
JP1330452A 1988-12-20 1989-12-20 網間接続装置 Expired - Lifetime JPH0758972B2 (ja)

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JP1330452A JPH0758972B2 (ja) 1988-12-20 1989-12-20 網間接続装置

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JP63-325054 1988-12-20
JP32505488 1988-12-20
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JP63-332394 1988-12-28
JP1-10378 1989-01-18
JP1037889 1989-01-18
JP1330452A JPH0758972B2 (ja) 1988-12-20 1989-12-20 網間接続装置

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