JPH0714735A - 自動巻線機のボビン保持部とそのボビン保持方法 - Google Patents

自動巻線機のボビン保持部とそのボビン保持方法

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JPH0714735A
JPH0714735A JP5177505A JP17750593A JPH0714735A JP H0714735 A JPH0714735 A JP H0714735A JP 5177505 A JP5177505 A JP 5177505A JP 17750593 A JP17750593 A JP 17750593A JP H0714735 A JPH0714735 A JP H0714735A
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守一 平田
Noriyuki Yamaguchi
敬之 山口
Tsutomu Miyazaki
勉 宮崎
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】孔11の内壁にリブ14が設けられた巻軸12を有す
るボビン10に線材を巻回する自動巻線機のボビン保持部
において、貫通孔32を有し巻軸12に嵌合する突起34が先
端部に形成されたホルダー30と、円柱状の径小部44と径
小部44よりも直径が大きな係合部46を有しホルダー30に
取付けられたセンターピン40とを具え、センターピン40
はホルダー30の貫通孔32の中を軸Aに沿って移動自在で
且つ軸Aを中心にホルダー30の中を回動自在で、ホルダ
ー30に対して後方にスプリングで付勢されており、セン
ターピン40とホルダー30が一体的に結合した状態で軸A
を中心に回転可能であるとともに、センターピン40の係
合部46の周辺にボビン10のリブ14に対応する溝48が形成
されている。 【効果】センターピン40が変形することなく、長期にわ
たって安定したボビン保持力が得られる。小型のボビン
の保持にも適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒形の巻軸の内側に
複数のリブが設けられたボビンに線材を巻回する自動巻
線機に係り、特に巻線が施されるボビンを保持する部分
の構造とそのボビン保持方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、円筒形の巻軸12の孔
11の内壁に複数のリブ14を有するボビン10を具えたコイ
ル部品がある。このボビン10には、巻軸12の周りに線材
を巻回した後、図示しない磁性体からなるインダクタン
ス調整用のネジコアが巻軸12の中に回転しながら圧入し
て取付けられる。ネジコアを圧入する際にリブ14にはネ
ジコアによって雌ネジが切られる。このようなボビン10
に自動巻線機によって巻線を施すには、例えば、図8に
示すように、先端に深い割溝22を形成して弾性を持たせ
たセンターピン20を具えた自動巻線機を用い、二つの弾
性片24をボビン10の孔11に挿入して、その弾性を利用し
てボビン10を保持するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ボビン10が
小型化して巻軸12の内径が3mm以下程度になると、セ
ンターピン20の加工が難しく、弾性片24の強度が低下す
るうえ、弾性力が小さくなりボビン10を保持する力が弱
まる欠点があった。また、弾性片24が外力によって変形
しやすく保持力の変動が大きくなるので、小型のボビン
10を安定して保持するのが困難で、ボビン保持上のトラ
ブルが多発する問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような従来の自動巻線機
における欠点を解消し、センターピンの変形がなく、安
定したボビン保持力が得られ、小型のボビンにも容易に
対応できるボビン保持部の構造とそのボビン保持方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、長手方向に沿
った貫通孔を有しボビンの巻軸に嵌合する突起または凹
部が先端部に形成された筒状のホルダーと、円柱状の径
小部の前端にこの径小部よりも直径が大きな係合部が形
成され係合部の周辺にボビンのリブに対応する溝が形成
されてホルダーの貫通孔の中に挿入されたセンターピン
とを具え、センターピンは、ホルダーの貫通孔の中を長
手方向の軸に沿って移動自在で且つこの軸を中心にホル
ダーの中を回動自在で、ホルダーに対して後方にスプリ
ングで付勢されており、センターピンとホルダーが一体
的に結合した状態でこの軸を中心に回転可能になされた
自動巻線機のボビン保持部の構成を特徴とする。また本
発明は、このような構成のボビン保持部のホルダーの前
方に、巻軸がホルダーの先端部に嵌合可能なボビンを、
巻軸の孔がセンターピンに対向するように配置し、ホル
ダーから突出させたセンターピンをボビンの巻軸の中に
挿入し、リブを係合部の溝に通しながら、リブのない部
分に係合部が達するまでセンターピンを前進させ、次い
で、センターピンを所定の角度回動してから後退させ
て、係合部がリブに係合し且つホルダーがボビンの巻軸
に嵌合した状態で、センターピンの係合部とホルダーと
の間にボビンを挟んで保持する自動巻線機のボビン保持
方法を特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図7のボビン10を保持する場合を例に
とり、本発明の一実施例について図面と共に説明する。
なお、図1〜図3においては、図の右方向を前方とし、
左方向を後方として説明する。図1は自動巻線機のボビ
ン保持部の主要部とその前方に配置されたボビン10を示
している。ボビン10は一体成形された巻軸12とベース部
18を具え、ベース部18には端子19が植設してある。巻軸
12及びベース部18を貫通した孔11の内壁には四つのリブ
14が設けられ、巻軸12の上端の鍔15には二つの凹部16が
形成してある。
【0007】30は筒状のホルダー、40はホルダー30の中
に移動自在に取付けられているセンターピンである。ホ
ルダー30は、図6にも示すように長手方向に沿った貫通
孔32を有し、ボビン10の凹部16に係合可能な突起34が先
端部に形成されている。センターピン40は、全体が細長
い丸棒状をしており、円柱状の基部42及びこの基部42よ
りも直径の小さな円柱状の径小部44を具えている。径小
部44の前端には径小部44よりも直径が大きな係合部46を
設け、係合部46の周辺には、ボビン10のリブ14が通過で
きる大きさの溝48を、リブ14に対応する位置に形成して
ある。係合部46の直径はボビン10の孔11の内径よりも僅
かに小さくしてあり、リブ14と溝48の位置を合わせたと
きのみ、係合部46はボビン10の孔11の中に挿入できる。
また、径小部44の直径は四つのリブ14の内側に接する円
の直径よりも僅かに小さくしてあり、径小部44はボビン
10の孔11に、殆ど隙間なしに嵌合することができる。セ
ンターピン40は、ホルダー30の貫通孔32の中に挿入さ
れ、貫通孔32の中を長手方向の軸Aに沿って所定の距離
移動でき、且つ軸Aを中心にホルダー30の中で45°だ
け回動できるようにしてある。センターピン40は、スプ
リング50によってホルダー30に対し常に後方に付勢され
ている。そして、センターピン40とホルダー30は、一体
的に結合した状態で軸Aを中心に回転可能になされてい
る。
【0008】次に、この自動巻線機のボビン保持部の動
作について説明する。図1〜図3においては図示を省略
してあるが、図4及び図5に示すような上下動自在な供
給台60がボビン保持部の前方に設けてある。ボビン10は
供給台60の窪みの上に載置してあり、衝撃吸収用のスプ
リング65を取付けたロッド62を端子19の先端に当接させ
てある。その結果、ボビン10は図4で左方向及び上方向
以外の方向への動きが制限されている。図1は、ボビン
10の巻軸12の孔11がセンターピン40に対向する位置まで
供給台60をせり上げたときの状態を示している。このよ
うに、ボビン保持部の前方にボビン10を移送して配置し
た状態から、まず、図示しないエアーシリンダ等でセン
ターピン40の後部を押圧して先端部をホルダー30から突
出させ、リブ14が溝48を通るようにして係合部46及び径
小部44を巻軸12の孔11に挿入する。センターピン40は、
図2のように係合部46がボビン10を貫通した位置まで前
進して停止する。この後、センターピン40を45°回動
してからエアーシリンダを後退させると、センターピン
40はスプリング50の力で後退して係合部46がリブ14に係
合し、ボビン10を供給台60(図4、図5)から引き出し
ながら、さらに後退してボビン10の凹部16がホルダー30
の突起34に嵌合したところで停止する。このようにし
て、ボビン10は、図3のように係合部46とホルダー30の
前端との間に挟まれて保持された状態となる。
【0009】ホルダー30の突起34がボビン10の凹部16に
嵌合しているのでボビン10は回転することがなく、また
センターピン40の径小部44がボビン10の孔11に殆ど隙間
なしに嵌合するので、ボビン10は中心の位置ずれも少な
く正確に位置決めされてボビン保持部に保持される。し
たがって、供給台60を下降させた後、軸Aを中心にして
センターピン40とホルダー30を回転することにより、ボ
ビン10の巻軸12への巻線を容易に行うことができる。巻
線終了後は、供給台60を上昇させてからセンターピン40
を前進させ、ボビン10を供給台60に戻した状態で、セン
ターピン40を前とは逆方向に45°回動してボビン10か
ら引き抜けばよい。センターピン40をボビン10から引き
抜く際には、図示しないストッパー等でボビン10を押さ
えるようにするとよい。なお、巻軸12に挿入したセンタ
ーピン40は、リブ14のない部分に係合部46が達するまで
前進させればよく、必ずしもボビン10を貫通させなくて
もよい。ホルダー30に突起34を、ボビン10に凹部16を設
けたが、これとは逆にボビン10側に突起を、ホルダー30
側に凹部をそれぞれ形成するようにしてもよい。また、
A軸を中心にセンターピン40に回転力を与えるスプリン
グを設け、ボビン10に挿入する前にこのスプリングに抗
してセンターピン40をあらかじめ45°回動しておき、
ボビン10に挿入後に開放してスプリングの弾性で回動し
て元の位置まで戻すようにしてもよい。このセンターピ
ン40を回動する角度は、45°に限らずリブ14の数や位
置に応じて決定されることは言うまでもない。
【0010】
【発明の効果】本発明による自動巻線機のボビン保持部
の構造とその保持方法によれば、センターピンが変形す
ることなく、長期にわたって安定したボビン保持力が得
られ、小型のボビンにも容易に対応することができる。
また、横方向のスペースをとらない構造であり構成部品
の動きが単純なので、多数のボビン保持部を横に並べて
配置し、多連の自動巻線機を容易に構成できる効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のボビン保持部の動作説明図
【図2】 本発明のボビン保持部の動作説明図
【図3】 本発明のボビン保持部の動作説明図
【図4】 供給台に取付けたボビンを示す一部断面側面
【図5】 同、正面図
【図6】 ホルダーとセンターピンの要部の分解斜視図
【図7】 ボビンの斜視図
【図8】 従来のボビン保持部を示す一部断面側面図
【符号の説明】
10 ボビン 11 孔 12 巻軸 14 リブ 30 ホルダー 32 貫通孔 34 突起 40 センターピン 44 径小部 46 係合部 48 溝 50 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 孔の内壁に複数のリブが設けられた巻軸
    を有するボビンに線材を巻回する自動巻線機のボビン保
    持部において、長手方向に沿った貫通孔を有しボビンの
    巻軸に嵌合する突起または凹部が先端部に形成された筒
    状のホルダーと、円柱状の径小部の前端に該径小部より
    も直径が大きな係合部が形成され該係合部の周辺にボビ
    ンのリブに対応する溝が形成されてホルダーの貫通孔の
    中に挿入されたセンターピンとを具え、センターピン
    は、ホルダーの貫通孔の中を長手方向の軸に沿って移動
    自在で且つ該軸を中心にホルダーの中を回動自在で、ホ
    ルダーに対して後方にスプリングで付勢されており、セ
    ンターピンとホルダーが一体的に結合した状態で該軸を
    中心に回転可能になされたことを特徴とする自動巻線機
    のボビン保持部。
  2. 【請求項2】 請求項1の自動巻線機のボビン保持部に
    おけるホルダーの前方に、巻軸がホルダーの先端部に嵌
    合可能なボビンを、巻軸の孔がセンターピンに対向する
    ように配置し、ホルダーから突出させたセンターピンを
    ボビンの巻軸の中に挿入し、リブを係合部の溝に通しな
    がら、リブのない部分に係合部が達するまでセンターピ
    ンを前進させ、次いで、センターピンを所定の角度回動
    してから後退させて、係合部がリブに係合し且つホルダ
    ーがボビンに嵌合した状態で、センターピンの係合部と
    ホルダーとの間にボビンを挟んで保持することを特徴と
    する自動巻線機のボビン保持方法。
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