JPH07147043A - 磁気テープ案内装置 - Google Patents

磁気テープ案内装置

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Publication number
JPH07147043A
JPH07147043A JP5315809A JP31580993A JPH07147043A JP H07147043 A JPH07147043 A JP H07147043A JP 5315809 A JP5315809 A JP 5315809A JP 31580993 A JP31580993 A JP 31580993A JP H07147043 A JPH07147043 A JP H07147043A
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JP
Japan
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tape
tape guide
pole
angle
flange
Prior art date
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Pending
Application number
JP5315809A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sakaeno
毅 栄野
Hiroyuki Umeda
弘幸 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Priority to JP5315809A priority Critical patent/JPH07147043A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気テープを回転ドラムに螺旋状に巻き付け
る際に生じるテープダメージを防止する。 【構成】 供給側の傾斜ポール16A及び/又は巻取側
の傾斜ポール16Bの傾斜角を理論計算値に対して補正
を加えて予め変位させた際、変位させた傾斜ポール(1
6A),(16B)の近傍に設けた供給側のフランジ付
きテープガイド15A及び/又は巻取側のフランジ付き
テープガイド15Bでのテープ高さ偏差と、シヤーシべ
ース11に対するテープ走行方向の角度偏差とを少なく
するように、変位させた傾斜ポール(16A),(16
B)のテープ巻付角度を理論計算値に対して例えばフラ
ンジ付きテープガイド(15A),(15B)の位置に
より補正を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープを回転ドラ
ムに螺旋状に巻き付ける際に生じるテープダメージを防
止するための磁気テープ案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ビデオ・テープレコーダ(V
TR),回転式デジタル・オーディオ・テープレコーダ
(R−DAT)などの磁気記録再生装置では、テープカ
セットから磁気テープを引き出して、磁気ヘッドを備え
た回転ドラムに磁気テープを所定の角度に亘って螺旋状
に巻き付けながら、回転する磁気ヘッドによりヘリカル
スキャンして記録再生することが周知である。
【0003】図6は従来の磁気テープ案内装置を採用し
た磁気記録再生装置本体を示した構成図であり、(A)
はテープアンローディング状態を示し、(B)はテープ
ローディング完了状態を示した図、図7は従来の磁気テ
ープ案内装置を示した斜視図、図8は従来の磁気テープ
案内装置において、供給側のフランジ付きテープガイド
及び傾斜ポールを拡大して示した側面図である。
【0004】図6(A)に示した従来の磁気テープ案内
装置を採用した磁気記録再生装置本体(以下、装置本体
と記す)10において、装置本体10内のシヤーシベー
ス11上の手前側には、磁気テープTを収納したテープ
カセット1が装着されている。このテープカセット1
は、テープアンローディング状態で、供給リール2から
出た磁気テープTがテープカセット1内の前面に設けた
供給側及び巻取側のテープガイド3,4に掛け渡されて
巻取リール5に巻かれている。
【0005】また、テープカセット1の前面側で供給側
のテープガイド3と巻取側のテープガイド4とを挟んで
底面側を大きく肉抜きした開口部1aが形成されてお
り、この開口部1a内には磁気テープTをテープカセッ
ト1外の所定のテープパスに引き出すための装置本体1
0側のテープローディング構成部材が複数図示位置で待
機している。
【0006】ここで、例えば装置本体10側のシヤーシ
ベース11上に設けられた複数のテープローディング構
成部材として、供給側ではテンションアーム12に支持
されたテンションポール13と、ローディングべース1
4Aに支持されたフランジ付きテープガイド15A及び
傾斜ポール16Aとが開口部1a内に入り込み、一方、
巻取側ではローディングべース14Bに支持された傾斜
ポール16B及びフランジ付きテープガイド15Bと、
ピンチローラアーム17に支持されたピンチローラ18
と、ティクアップガイドアーム19に支持されたティク
アップガイド20とが開口部1a内に入り込んでいる。
上記のうちで、供給側のフランジ付きテープガイド15
Aは磁気テープの正方向走行に対して供給側の傾斜ポー
ル16Aより上流に設けられ、傾斜ポール16Aより下
流に後述の回転ドラム22が設けられ、且つ、回転ドラ
ム22より下流に巻取側の傾斜ポール16Bが設けら
れ、更に、傾斜ポール16Bより下流に巻取側のフラン
ジ付きテープガイド15Bが設けられている。また、フ
ランジ付きテープガイド15A,15Bはローディング
べース14A,14Bに対して垂直に支持され、且つ、
シヤーシベース11に対しても垂直に設けられている。
一方、傾斜ポール16A,16Bはローディングべース
14A,14Bに対して夫々所定の傾斜角・所定の傾斜
方向を持って支持されている。
【0007】また、シャーシべース11上の奥方には、
磁気ヘッド21を一体に備えた回転ドラム22が回転自
在に設けられており、この回転ドラム22を中心として
左右に上記ローディングべース14A,14Bを開口部
1aから回転ドラム方向に案内する案内溝23A,23
Bが形成され、更に回転ドラム22の右方には磁気テー
プTをピンチローラ18との間で挟持しながら走行する
キャプスタン24が設けられている。
【0008】そして、テープアンローディング時にテー
プカセット1の開口部1a内に入り込んだ上記テープロ
ーディング構成部材を、図6(B)に示した如く、テー
プローディング時にそれぞれ所定の位置まで移動させ、
供給側のフランジ付きテープガイド15A及び傾斜ポー
ル16Aと巻取側の傾斜ポール16B及びフランジ付き
テープガイド15Bとの間で磁気テープTを回転ドラム
22に所定の角度に亘って螺旋状に巻き付け、且つ、磁
気テープTをピンチローラ18とキャプスタン24とに
より挟持しながら走行して回転ドラム22と一体に回転
する磁気ヘッド21により記録再生を行っている。
【0009】ここで、図7に示した如く、従来の磁気テ
ープ案内装置10Aは、供給側のフランジ付きテープガ
イド15A及び傾斜ポール16Aと、巻取側の傾斜ポー
ル16B及びフランジ付きテープガイド15Bと、磁気
ヘッド21を有し、螺旋状のリード22aを形成した回
転ドラム22とから概略構成されている。また、供給側
のフランジ付きテープガイド15A及び傾斜ポール16
Aと、巻取側の傾斜ポール16B及びフランジ付きテー
プガイド15Bとにより、磁気テープTを回転ドラム2
2のリード22aに沿って所定の角度に亘って螺旋状に
巻き付ける際、特開平4−368650号公報には、例
えば供給側の傾斜ポール16Aの傾斜角を幾何学的な理
論計算で求めた計算値よりもずらして角度偏差△α°を
与えることが開示されている。この理由は、例えば供給
側の傾斜ポール16Aの傾斜角が理論計算値通りのもの
であると、磁気テープTの走行が不安定となり、且つ、
磁気テープTの磁気ヘッド21への接触も不安定でFM
出力落ちが発生することから、これらを防止するために
傾斜ポール16Aの傾斜角を理論計算値よりも角度偏差
△α°だけ補正を加えて予め変位させている。勿論、巻
取側の傾斜ポール16Bも理論計算値よりもずらして補
正を加えても良いことが開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示し
たように、例えば供給側の傾斜ポール16Aの傾斜角を
二点鎖線で示した理論計算の傾斜角から角度偏差△α°
ずらして実線で示した傾斜角まで補正を加えて変位させ
ると、テープ走行時のテープ高さもフランジ付きテープ
ガイド15Aのところで理論計算値とのずれとして高さ
偏差△Hが生じ、これによりフランジ付きテープガイド
15Aのフランジ部分でテープダメージが発生する。更
に、供給側の傾斜ポール16Aの傾斜角を理論計算値か
らずらすと、フランジ付きテープガイド15Aと傾斜ポ
ール16Aとの間で磁気テープTのテープ走行方向がシ
ャーシべース11に対して角度偏差△θ°を持つので、
上記と同様にフランジ付きテープガイド15Aのフラン
ジ部分でテープダメージが発生する。勿論、図示は省略
するものの、巻取側でも同様な現象が発生する場合もあ
る。
【0011】特に、近年、磁気テープTへの長時間記録
もしくは高密度記録が図られているため、これに伴っ
て、装置本体10に使用される磁気テープTのテープ厚
を薄くする傾向にあり、磁気テープTへのテープダメー
ジを防止することが大きな課題となっている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、磁気記録再生装置本体のシヤー
シべース上で供給側に設けられた第1のフランジ付きテ
ープガイド及び第1の傾斜ポールと、巻取側に設けられ
た第2の傾斜ポール及び第2のフランジ付きテープガイ
ドとの間で磁気テープを回転ドラムのリードに沿って螺
旋状に巻き付ける磁気テープ案内装置において、前記第
1及び/又は第2の傾斜ポールの傾斜角を理論計算値に
対して補正を加えて予め変位させた際、変位させた傾斜
ポールの近傍に設けた前記第1及び/又は第2のフラン
ジ付きテープガイドでのテープ高さ偏差と、前記シヤー
シべースに対するテープ走行方向の角度偏差とを少なく
するように、変位させた傾斜ポールのテープ巻付角度を
理論計算値に対して補正を加えたことを特徴とする磁気
テープ案内装置を提供するものである。
【0013】
【実施例】以下に本発明に係わる磁気テープ案内装置の
一実施例を図1乃至図5を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は本発明に係わる磁気テープ案内装置
を示した斜視図、図2は本発明に係わる磁気テープ案内
装置において、供給側のフランジ付きテープガイド及び
傾斜ポールを拡大して示した平面図、図3は本発明に係
わる磁気テープ案内装置において、供給側の傾斜ポール
のテープ巻付角度を変化させた時に供給側のフランジ付
きテープガイドでのテープ高さ偏差を説明するための
図、図4は本発明に係わる磁気テープ案内装置におい
て、供給側のフランジ付きテープガイド及び傾斜ポール
を拡大して示した側面図、図5は本発明に係わる磁気テ
ープ案内装置において、供給側の傾斜ポールのテープ巻
付角度を変化させた時にシヤーシべースに対するテープ
走行方向の角度偏差を説明するための図である。尚、説
明の便宜上、先に示した構成部材と同一構成部材に対し
ては同一の符号を付して説明する。
【0015】図1に示した本発明に係わる磁気テープ案
内装置10Bは、先に説明した従来の磁気テープ案内装
置10A(図7)と全く同一構成及び同一構造で磁気記
録再生装置本体10のシヤーシべース11上に設けられ
ており、即ち、供給側のフランジ付きテープガイド15
A及び傾斜ポール16Aと、巻取側の傾斜ポール16B
及びフランジ付きテープガイド15Bと、磁気ヘッド2
1を有し、螺旋状のリード22aを形成した回転ドラム
22とから概略構成されている。
【0016】そして、供給側では、シヤーシべース11
と略平行に走行している磁気テープTがフランジ付きテ
ープガイド15Aにより上下方向にテープ高さを規制さ
れながら傾斜ポール16Aに巻き付き、この傾斜ポール
16Aの所定方向の傾斜により磁気テープTは斜め下方
に案内されて回転ドラム22の入口側に至り、この後回
転ドラム22のリード22aに沿って磁気テープTは斜
め下方に向かって螺旋状に所定の角度範囲に亘って巻回
しながら回転ドラム22の出口側に至る。更に、巻取側
では、回転ドラム22の出口側から出た磁気テープTが
傾斜ポール16Bの所定方向の傾斜によりシヤーシべー
ス11と略平行に案内されてフランジ付きテープガイド
15Bに巻き付き、このフランジ付きテープガイド15
Bにより磁気テープTは上下方向にテープ高さを規制さ
れながら走行している。
【0017】ここで、本発明に係わる磁気テープ案内装
置10Bでは、後述するように、供給側の傾斜ポール
(第1の傾斜ポール)16A及び/又は巻取側の傾斜ポ
ール(第2の傾斜ポール)16Bの傾斜角を理論計算値
に対して補正を加えて予め変位させた際、変位させた傾
斜ポール(16A),(16B)の近傍に設けた供給側
のフランジ付きテープガイド(第1のフランジ付きテー
プガイド)15A及び/又は巻取側のフランジ付きテー
プガイド(第2のフランジ付きテープガイド)15Bで
のテープ高さ偏差と、シヤーシべース11に対するテー
プ走行方向の角度偏差とを少なくするように、変位させ
た傾斜ポール(16A),(16B)のテープ巻付角度
を理論計算値に対して例えばフランジ付きテープガイド
(15A),(15B)の位置により補正を加えたこと
を特徴とするものである。
【0018】以下の説明では、供給側の傾斜ポール16
Aの傾斜角を理論計算値に対して補正を加えて予め変位
させた際、傾斜ポール16Aのテープ巻付角度も理論計
算値に対して補正を加えることについて説明する。尚、
巻取側の傾斜ポール16Bも同様に補正を加えることが
可能であるものの詳述を省略する。
【0019】図1乃至図5に示した状態においては、供
給側の傾斜ポール16Aの傾斜角は幾何学的な理論計算
値よりも予め大きく設定し、理論計算値に対して角度偏
差△α°ずらして実線で示した傾斜角まで補正を加えて
変位させているものとする。また、図2に示した如く、
傾斜ポール16Aの傾斜角が補正により予め変位してい
る時、フランジ付きテープガイド15Aと回転ドラム2
2との間に位置する傾斜ポール16には、磁気テープT
を巻き付けた範囲に亘ってテープ巻付角度β°が設定さ
れる。
【0020】また、図3に示した如く、傾斜ポール16
Aの傾斜角を理論計算値に対して予め補正を加えた状態
で、傾斜ポール16のテープ巻付角度β°を可変させる
と、フランジ付きテープガイド15Aでのテープ高さ偏
差△Hが図示のように変化する。この際、フランジ付き
テープガイド15Aでのテープ高さ偏差△Hとは、理論
計算を行う時に設計値として設定したテープ高さ値に対
する偏差値である。例えば、傾斜ポール16のテープ巻
付角度β°を理論計算値β°通りに仮に設定すると、
傾斜ポール16と回転ドラム22との位置関係は略定ま
っているので回転ドラム22側のテープ巻付角度が決ま
り、これに伴ってフランジ付きテープガイド15A側の
テープ巻付角度も当然決まるので、フランジ付きテープ
ガイド15Aが図2に二点鎖線で示した位置でテープ巻
付角度β°となる。このように理論計算値に基づくテ
ープ巻付角度β°では、フランジ付きテープガイド1
5Aの設計値のテープ高さに対して図示の如く大きなテ
ープ高さ偏差△Hが生じるため、フランジ付きテープ
ガイド15Aのフランジ部分でテープダメージが発生し
てしまう。
【0021】そこで、フランジ付きテープガイド15A
でのテープ高さ偏差△Hが最小のテープ高さ偏差△H
となるような傾斜ポール16のテープ巻付角度β°を
求め、このテープ巻付角度β°となるように、図2に
実線で示した位置にフランジ付きテープガイド15Aを
取り付ければ良い。尚、図示を省略するものの、フラン
ジ付きテープガイド15Aの取り付け位置を変更するこ
となく、フランジ付きテープガイド15Aのテープガイ
ド部の径を変えて、傾斜ポール16のテープ巻付角度β
°を得る方法なども考えられる従って、ここで求めた
傾斜ポール16のテープ巻付角度β°は、理論計算値
に基づくテープ巻付角度β°より図3に示したように
小さくなり、且つ、理論計算値に基づくテープ巻付角度
β°に対して補正した補正値となる。このように傾斜
ポール16のテープ巻付角度βを設定すれば、フラン
ジ付きテープガイド15Aでのテープ高さ偏差値△H
が最小となるので、フランジ付きテープガイド15Aの
フランジ部分でテープダメージが発生しない。
【0022】更に、図4に示した如く、傾斜ポール16
Aの傾斜角を理論計算値に対して予め補正を加えた状態
で、傾斜ポール16のテープ巻付角度β°を可変させる
と、シヤーシべース11に対するテープ走行方向の角度
偏差△θ°が図示のように変化する。例えば、傾斜ポー
ル16のテープ巻付角度β°を理論計算値β°通りに
仮に設定すると、シヤーシべース11に対するテープ走
行方向の角度偏差△θ°は図示から大きな角度偏差△θ
°となって、図4の二点鎖線で示した状態となり、フ
ランジ付きテープガイド15Aのフランジ部分でテープ
ダメージが発生してしまう。
【0023】そこで、図5に示すように、シヤーシべー
ス11に対するテープ走行方向の角度偏差△θ°が最小
の角度偏差△θ°となるような傾斜ポール16のテー
プ巻付角度β°を求めると、ここでの傾斜ポール16
のテープ巻付角度β°は先に説明した最小のテープ高
さ偏差△Hを得た時のテープ巻付角度β°と一致す
る。従って、先に説明した方法で傾斜ポール16のテー
プ巻付角度β°を設定すれば、シヤーシべース11に
対するテープ走行方向の角度偏差△θ°が必然的に最小
の角度偏差△θ°となるので、フランジ付きテープガ
イド15Aと傾斜ポール16との間のテープ走行状態が
図4に示したようにシヤーシべース11に対して略平行
状態に近づき、フランジ付きテープガイド15Aのフラ
ンジ部分でテープダメージが発生しないことは明らかで
ある。
【0024】更に、詳述は省略するものの、供給側の傾
斜ポール16Aの傾斜角を理論計算値よりも予め小さく
設定した場合には、傾斜ポール16Aのテープ巻付角度
β°を理論計算に基づくテープ巻付角度β°よりも大
きく設定することにより、フランジ付きテープガイド1
5Aでのテープ高さ偏差△H,シヤーシべース11に対
するテープ走行方向の角度偏差△θ°を共に最小にする
ことができる。また、実施例では供給側の傾斜ポール1
6Aのテープ巻付角度β°を補正する場合について説明
したが、これに限ることなく、供給側及び巻取側の両者
の傾斜ポール16A,16Bのテープ巻付角度を補正す
る場合、もしくはいずれか一方の傾斜ポール(16
A),(16B)だけを補正する場合とがある。
【0025】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる磁気テープ
案内装置によると、構成部材とか構造形態を従来例の磁
気テープ案内装置と変えることなく、且つ、磁気テープ
の磁気ヘッドへの接触状態に影響することなく、磁気テ
ープを回転ドラムに螺旋状に巻き付ける際に生じるテー
プダメージを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる磁気テープ案内装置を示した斜
視図である。
【図2】本発明に係わる磁気テープ案内装置において、
供給側のフランジ付きテープガイド及び傾斜ポールを拡
大して示した平面図である。
【図3】本発明に係わる磁気テープ案内装置において、
供給側の傾斜ポールのテープ巻付角度を変化させた時に
供給側のフランジ付きテープガイドでのテープ高さ偏差
を説明するための図である。
【図4】本発明に係わる磁気テープ案内装置において、
供給側のフランジ付きテープガイド及び傾斜ポールを拡
大して示した側面図である。
【図5】本発明に係わる磁気テープ案内装置において、
供給側の傾斜ポールのテープ巻付角度を変化させた時に
シヤーシべースに対するテープ走行方向の角度偏差を説
明するための図である。
【図6】従来の磁気テープ案内装置を採用した磁気記録
再生装置本体を示した構成図であり、(A)はテープア
ンローディング状態を示し、(B)はテープローディン
グ完了状態を示した図である。
【図7】従来の磁気テープ案内装置を示した斜視図であ
る。
【図8】従来の磁気テープ案内装置において、供給側の
フランジ付きテープガイド及び傾斜ポールを拡大して示
した側面図である。
【符号の説明】
10…磁気記録再生装置本体、10B…本発明に係わる
磁気テープ案内装置、11…シヤーシべース、15A…
供給側のフランジ付きテープガイド、15B…巻取側の
フランジ付きテープガイド、16A…供給側の傾斜ポー
ル、16B…巻取側の傾斜ポール、22…回転ドラム、
22a…リード、△α°…傾斜ポールの理論計算値から
の角度偏差、β°…傾斜ポールのテープ巻付角度、β
°…理論計算値、β°…補正値、△H…フランジ付き
テープガイドでのテープ高さ偏差、△θ°…シヤーシべ
ース11に対するテープ走行方向の角度偏差、T…磁気
テープ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 15/665 101 K 7525−5D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録再生装置本体のシヤーシべース上
    で供給側に設けられた第1のフランジ付きテープガイド
    及び第1の傾斜ポールと、巻取側に設けられた第2の傾
    斜ポール及び第2のフランジ付きテープガイドとの間で
    磁気テープを回転ドラムのリードに沿って螺旋状に巻き
    付ける磁気テープ案内装置において、 前記第1及び/又は第2の傾斜ポールの傾斜角を理論計
    算値に対して補正を加えて予め変位させた際、変位させ
    た傾斜ポールの近傍に設けた前記第1及び/又は第2の
    フランジ付きテープガイドでのテープ高さ偏差と、前記
    シヤーシべースに対するテープ走行方向の角度偏差とを
    少なくするように、変位させた傾斜ポールのテープ巻付
    角度を理論計算値に対して補正を加えたことを特徴とす
    る磁気テープ案内装置。
JP5315809A 1993-11-24 1993-11-24 磁気テープ案内装置 Pending JPH07147043A (ja)

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