JPH07146974A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機

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Publication number
JPH07146974A
JPH07146974A JP31740593A JP31740593A JPH07146974A JP H07146974 A JPH07146974 A JP H07146974A JP 31740593 A JP31740593 A JP 31740593A JP 31740593 A JP31740593 A JP 31740593A JP H07146974 A JPH07146974 A JP H07146974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner box
vending machine
back plate
slits
partition plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31740593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Iwamoto
昌三 岩本
Yukio Kimura
幸雄 木村
Katsutoshi Hashiguchi
勝敏 橋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP31740593A priority Critical patent/JPH07146974A/ja
Publication of JPH07146974A publication Critical patent/JPH07146974A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】仕切板によりホット商品室とコールド商品室と
に区画された本体内箱の背面板を通して移動する伝熱量
を低減する。 【構成】仕切板の端面が接する内箱背面板2aの境界部
分に、一直線上に配列された複数のスリット9aからな
るスリット列9を互いに平行に2列設け、かつ隣接する
スリット列9のスリット9aの線上位置を互いに半ピッ
チずらせる。これにより、隣接する商品収納室間の矢印
で示す伝熱経路の幅が小さく、沿面距離が長くなるので
背面板2aを通る伝熱量が減り、消費電力の節減と商品
温度のばらつきの減少が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に缶飲料を冷却及
び加熱して販売する自動販売機に関し、詳しくはその商
品収納室の断熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動販売機においては、自動販
売機本体内に複数の商品収納室が隣接して構成され、各
商品収納室には販売商品が冷却又は加熱状態で収容され
る。図6はそのような自動販売機本体の構成例の概略を
示す斜視図である。図において、自動販売機本体の外郭
を構成する外箱1の内側に商品収納室を構成する内箱2
が配置され、内箱2の背面、上面及び左右側面と外箱1
との間に設けられた隙間3にはグラスウールなどからな
る断熱材4が装填されている。外箱1及び内箱2はいず
れも鉄板製で、図示の通り前面は開口している。内箱2
の下方には冷凍機などが設置される機械室5が形成さ
れ、これらの間の隙間6にも同様の断熱材が充填されて
いる。
【0003】内箱1は図示の場合は直立する2枚の断熱
性の仕切板7により、3つの商品収納室8、9及び10
に区画されている。仕切板7は2枚の鉄板の間に断熱材
として、例えばウレタンが一体発泡により充填されたも
ので、図に鎖線で示すように内箱1に前方から矢印方向
に挿入され、上下両端で適宜の金具により内箱2の天井
面及び底面に固定されている。自動販売機の運転状態で
内箱2の前面は、外箱1にヒンジを介して開閉自在に支
持された断熱性の内扉11で閉塞される。
【0004】商品収納室8〜10には販売商品がベッド
ラックに収納されて貯蔵されるが、これらの商品は各室
に設置された冷却器又はヒータにより冷却又は加熱され
て販売される。いま、商品収納室8〜10に図の左側か
らコールド商品、ホット商品、コールド商品の順に収容
されるとすると、中央のホット商品室9とその両側のコ
ールド商品室8,10との間には大きな温度差により熱
移動が発生する。その場合、内箱2の背面板2aはこれ
ら3室に跨がって連続しているため、この背面板2aを
通して熱伝導により移動する熱量が大きい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来は図7に
示すように、背面板2aの商品収納室8〜10間の境界
部分(破線の内側)に、一直線上に配列された複数のス
リット9aからなるスリット列9を1列ずつ設けてい
る。これにより、上記境界部分での熱の移動通路が狭め
られ、伝熱量が減少する。ところが、従来はスリット列
が1列しか設けられていないため、内箱背面板部分での
断熱効果が不十分で、消費電力の増大や商品温度のばら
つきなどの問題が生じていた。この発明は、内箱背面板
を通過する伝熱量を更に減らして、消費電力の低減と商
品温度の安定を図った自動販売機を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、内箱の背面
板の商品収納室間の境界部分に、一直線上に配列された
複数のスリットからなるスリット列を前記境界部分に端
面が接する仕切板の板厚の範囲内で平行に複数列設け、
かつ隣接する前記スリット列の前記スリットの線上位置
を互いにずらせることにより、上記目的を達成するもの
とする。また、この発明は、内箱の背面板の商品収納室
間の境界部分に、この境界部分に端面が接する仕切板の
ほぼ全長にわたってその板厚以下の幅のスリットを連続
して設けることにより、上記目的を達成するものとす
る。
【0007】
【作用】商品収納室間での伝熱量は背面板の境界部分で
の伝熱経路の幅に比例し、沿面距離に逆比例するが、仕
切板の限られた板厚の範囲内でスリット列を複数列設け
ることにより、1列の場合よりも伝熱経路の幅が縮小
し、また隣接するスリット列のスリットの線上位置を互
いにずらせることにより伝熱経路がジグザグ状となって
沿面距離が増大するので、伝熱量は大幅に減少する。ま
た、スリットを仕切板のほぼ全長にわたって連続して設
けることにより、伝熱経路は背面板の境界部分の上下端
だけとなり、背面板は隣接する商品収納室間でほぼ完全
に切り離されるので、熱移動はほとんど生じなくなる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図5に基づいて、従来例と同様
に3室に区画された内箱におけるこの発明の実施例につ
いて説明する。なお、従来例と対応する部分には同一の
符号を用いるものとする。
【0009】図1及び図2は2列のスリット列を設けた
実施例を示すもので、図1は内箱背面板の正面図、図2
はそのスリット列の拡大図である。図において、仕切板
端面が接する背面板2aの境界部分(破線内側)には、
一直線上に等間隔で上下に配列された複数の同形のスリ
ット9aからなるスリット列9が平行に2列ずつ設けら
れ、これらのスリット列9のスリット9aは線上位置が
互い半ピッチずらされている。
【0010】図2を用いて各部の寸法を例示すると、仕
切板の板厚、つまり境界部分の幅A=32mmとした場
合、スリット9aの長さa=230 mm,幅b=3mm,
間隔c=10mmとし、スリット9a同士の間隔d=7m
mとする。この場合の矢印で示す伝熱経路の大略の幅は
d=7mm,沿面距離はb+a/2+b=121 mmとな
る。これに対して図7において、従来例のスリット9a
の幅b=10mm,間隔c=20mmとすると、その場合の
矢印で示す伝熱経路の幅はc=20mm,沿面距離はb=
10mmとなる。これらを比較すると、実施例での伝熱経
路の幅は従来例の約3分の1、また沿面距離は約12倍
となるが、その結果として実測によれば伝熱量は50分
の1以下となり、それに伴って冷却・加熱に要する消費
電力は約5%節減できることが確認された。
【0011】図3は3列のスリット列を設けた実施例を
示す内箱背面板の正面図、図4はそのスリット列の拡大
図である。この実施例では、背面板2aの境界部分に、
一直線上に等間隔で上下に配列された複数の同形のスリ
ット9aからなるスリット列9が等間隔で平行に3列設
けられ、隣接するスリット列9のスリット9aは線上位
置が互い半ピッチずらされている。
【0012】境界部分の幅A=32mmとして、図4によ
り各部の寸法を例示すると、スリット9aの長さa=23
0 mm,幅b=3mm,間隔c=10mmでこれらは図1
の実施例と同じとするが、スリット9a同士の間隔d=
5mmとする。この場合の矢印で示す伝熱経路の大略の
幅はd=5mm,沿面距離はb+a/2+b+a/2+
b=3b+a=239 mmとなる。これを上述した図7の
従来例と比較すると、実施例での伝熱経路の幅は従来例
の約4分の1、また沿面距離は約24倍となるが、その
結果として実測によれば伝熱量は100分の1以下とな
ることが確認された。
【0013】図5は仕切板の板厚以下の幅のスリットを
連続して設けた実施例を示す内箱背面板の正面図であ
る。図において、背面板2aの商品収納室間の境界部分
には、この境界部分に端面が接する仕切板のほぼ全長に
わたって、仕切板の板厚が32mmの場合、その板厚以下
の幅、例えば幅10mmのスリット9aが連続して設けら
れている。この場合、隣接する商品収納室間の背面板2
aは境界部分の上下端でのみ互いに連続しているだけで
殆ど切り離されるので、背面板2aを通る伝熱量はほと
んど零となる。ただし、この場合は境界部分での背面板
2aの強度が著しく低下するので、内箱に歪みを生じさ
せないように取扱いに注意が必要である。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、隣接するホット商品
室とコールド商品室との間で内箱の背面板を通して移動
する伝熱量が従来の数十分の1以下となるので、商品の
冷却及び加熱に要する電力の消費量が大幅に低減できる
とともに、内箱背面板近傍でのホット商品の温度低下及
びコールド商品の温度上昇による商品温度のばらつきが
小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す内箱背面板の正面図で
ある。
【図2】図1におけるスリット列の要部拡大図である。
【図3】この発明の別の実施例を示す内箱背面板の正面
図である。
【図4】図3におけるスリット列の要部拡大図である。
【図5】この発明の更に別の実施例を示す内箱背面板の
正面図である。
【図6】自動販売機の本体の構成例を示す斜視図であ
る。
【図7】図6における内箱の背面板の従来例を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 外箱 2 内箱 2a 背面板 7 仕切板 9 スリット列 9a スリット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動販売機本体の外箱内に前面が開口した
    内箱が断熱材を介して配置され、この内箱は断熱性の仕
    切板で複数の商品収納室に区画された自動販売機におい
    て、 内箱の背面板の商品収納室間の境界部分に、一直線上に
    配列された複数のスリットからなるスリット列を前記境
    界部分に端面が接する仕切板の板厚の範囲内で平行に複
    数列設け、かつ隣接する前記スリット列の前記スリット
    の線上位置を互いにずらせたことを特徴とする自動販売
    機。
  2. 【請求項2】自動販売機本体の外箱内に前面が開口した
    内箱が断熱材を介して配置され、この内箱は断熱性の仕
    切板で複数の商品収納室に区画された自動販売機におい
    て、 内箱の背面板の商品収納室間の境界部分に、この境界部
    分に端面が接する仕切板のほぼ全長にわたってその板厚
    以下の幅のスリットを連続して設けたことを特徴とする
    自動販売機。
JP31740593A 1993-11-24 1993-11-24 自動販売機 Pending JPH07146974A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31740593A JPH07146974A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 自動販売機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31740593A JPH07146974A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 自動販売機

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Publication Number Publication Date
JPH07146974A true JPH07146974A (ja) 1995-06-06

Family

ID=18087880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31740593A Pending JPH07146974A (ja) 1993-11-24 1993-11-24 自動販売機

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JP (1) JPH07146974A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019013490A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 株式会社オカムラ オープンショーケース

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019013490A (ja) * 2017-07-07 2019-01-31 株式会社オカムラ オープンショーケース

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