JPH07146268A - 結露防止方法及びそのための装置 - Google Patents

結露防止方法及びそのための装置

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JPH07146268A
JPH07146268A JP5292879A JP29287993A JPH07146268A JP H07146268 A JPH07146268 A JP H07146268A JP 5292879 A JP5292879 A JP 5292879A JP 29287993 A JP29287993 A JP 29287993A JP H07146268 A JPH07146268 A JP H07146268A
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JP
Japan
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temperature
wall surface
humidity
dew condensation
resistor
Prior art date
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Pending
Application number
JP5292879A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Iwata
征一 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Seiki Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】室内のガラス面或いは壁面に接着させて該ガラ
ス面或いは壁面の温度を検出するとともに該室内の湿度
を検出し、該室内の前記検出温度に対応する飽和湿度を
算出し、前記検出温度が、前記飽和湿度に対応する温度
に近ずいた時に、前記ガラス面或いは壁面に温風等を吹
き付けて、該ガラス面或いは壁面に結露が生じないよう
にする。 【構成】 センサ2は、密閉室部A内に配設された温度
測定用抵抗体と開放室部B内に配設された湿度測定用抵
抗体とを有し、前記各抵抗体を加熱し、その時の各抵抗
体の抵抗値から周囲温度及び周囲湿度を検知する。前記
温度測定用抵体により壁面1aの温度を検出し、前記湿
度検出用抵抗体により周囲の湿度を検出し、これら検出
値より前記壁面の結露を予想し、結露が発生しそうな時
は、結露防止装置10を作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結露防止方法及びその
ための装置、より詳細には、例えば、自動車のフロント
ガラス等暖かい部屋内のガラス面に置ける結露を防止す
るための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来技術】自動車等の乗り物の運転中に、外気温が低
下すると、フロントガラス、窓ガラス等の温度が低下
し、これらフロントガラス、窓ガラス等の内面に結露が
生じ、特に、フロントガラスに結露が生じた場合には、
前方が見えにくくなり、危険である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとき結露を防
止するには、室内の温度を下げて、ガラス面の温度を上
昇させれば良いが、そのためには、従来は、例えば、自
動車を例に採れば、エアコンまたは暖房装置を駆動し
て、車内全体の温度を上げなければならず、速応性に欠
け、また、車内の快適な空調状態を崩すことにもなり、
あまり好ましい方法ではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)密閉室内に配設された温度測定用
抵抗体と開放室内に配設された湿度測定用抵抗体とを有
し、前記各抵抗体を加熱し、その時の各抵抗体の抵抗値
から周囲温度及び周囲湿度を検知するセンサを使用し、
前記温度測定用抵抗体により壁面温度を検出し、前記湿
度検出用抵抗体により周囲の湿度を検出し、これらの検
出値より前記壁面の結露を予想し、前記壁面の結露を防
止すること、或いは、(2)前記センサは、該温度検出
抵抗体が配設された密閉室と前記湿度検出用抵抗体が配
設された開放室とが一体的に積層形成され、前記密閉室
側が前記壁面に着脱自在にされていること、或いは
(3)前記センサが、吸着盤に一体的に取り付けられて
いること、或いは、(4)前記センサの検出信号が入力
されて前記壁面の結露を予測する演算手段と、該演算手
段の出力信号に応じて温風を生じる結露防止手段とを有
することを特徴としたものである。
【0005】
【作用】室内のガラス面或いは壁面に接着させて該ガラ
ス面或いは壁面の温度を検出するとともに該室内の湿度
を検出し、該室内の前記検出温度に対応する飽和湿度を
算出し、前記検出温度が、前記飽和湿度に対応する温度
に近ずいた時に、前記ガラス面或いは壁面に温風等を吹
き付けて、該ガラス面或いは壁面に結露が生じないよう
にする。
【0006】
【実施例】図1は、本発明による結露防止装置の一実施
例を説明するための全体構成図で図中、1は、例えば、
自動車のフロントガラスで、周知のように、該フロント
ガラス1の車内側の面1aには、外気温が低い場合に結
露を生じ、前方が見えにくくなる。
【0007】上述のごとき結露を防止するために、従来
は、室内の温度を温めたり、ガラス面に薬剤を噴霧する
等の方法が採られているが、これらの方法では、誰か、
例えば、運転手がこれらの操作をしなければならず、ま
た、室内の空調状態を崩したり、或いは、室内の空気を
薬剤で汚染してしまう等の問題があった。
【0008】図1において、2はセンサで、該センサ2
はガラス面或いは壁面等に着脱自在に構成されており、
例えば、外気温が低い冬場等において、図示のように、
自動車のフロントガラス1の内面1aに取付けられる。
なお、以下、本発明を自動車のフロントガラスの露結防
止に適用した場合の実施例について説明するが、本発明
は、この実施例に限定されたものではなく、一般に室内
の壁面における露結の防止に適用し得るものであること
は、以下の説明から容易に理解できよう。
【0009】図2は、前記センサ2の一例で説明するた
めの図で、A部は温度検出器部、B部は湿度検出器部
で、温度検出器部Aには、密閉室21内に温度検出用が
設けられており、湿度検出器部Bには、開放空室23内
に湿度検出用が設けられている。
【0010】このセンサ2は加熱抵抗体が収納されてい
る室が密閉室か開放室かという違いはあるが、その他は
略同一に形成されており、従って、これら加熱抵抗体に
同じ大きさの電流を流して、その時の加熱抵抗体の抵抗
値を検出し、両検出出力の差をとれば周囲温度の変化に
影響されることなく、周囲雰囲気における絶対湿度を検
出することができる。
【0011】しかし、結露が生じるか否かは、壁面の温
度と室内の湿度に依存するものであり、前記従来の湿度
検出法によったのでは、結露の発生を予測することは不
可能である。
【0012】本発明は、上述のごとき周知のセンサを用
いて、結露の発生を予測し、且つ、結露が発生しないよ
うにしたものであ。
【0013】而して、本発明においては、前記温度検出
部Aはガラス面或いは壁面1aに直接或いは接近して取
付けられ、該温度検出部Aにてガラス面或いは壁面の温
度を検出し、前記湿度検出部Bは、前述のようにして室
内の湿度を検出し、これらの温度検出信号と湿度検出信
号により、前記ガラス面或いは壁面に結露が生じるか否
かを算出する。
【0014】図1において、センサ2はガラス面或いは
壁面等の結露が生じやすい面の温度と、該面の近傍の絶
対湿度とを検出し、その検出信号をリード線3を通して
結露防止装置10に伝送する。該結露防止装置10は前
記温度検出部Aからの信号により、該温度に対する飽和
湿度を演算装置により算出し、湿度検出部Bよりの前記
検出湿度が前記飽和湿度に近い場合に、例えば、送風機
12及び加熱器13を起動する。
【0015】図3は、上記センサ2の取り付け具の一例
を示す図で、図中、30は周知の吸着盤で、該吸着盤3
0にセンサ2を一体的に取り付けておき、該吸着盤30
を周知のようにしてガラス面1a等に押し付ければ、温
度センサ部Aがガラス面に密着し、湿度センサ部Bが室
内側に開放される。なお、図3(a)は、温度センサ部
Aと湿度センサ部Bとを一体的に組み込んだセンサ2を
吸着盤30の中央部に取付けた例、図3(b)は温度セ
ンサ部Aと湿度センサ部Bを別体に構成し、温度センサ
部Aは吸着盤30の吸着面に、湿度センサ部Bは吸着盤
の中央部に取り付けるようにしたものである。なお、図
に示した吸手段は、単に例を示したものに過ぎず、本発
明は、図示実施例のものに限定されるものではなく、例
えば、接着テープ等周知の任意所望の手段を用い得るこ
とは容易に理解できよう。
【0016】
【発明の効果】上述のように、本発明によると、ガラス
面或いは壁面における温度を検出して当該温度における
飽和湿度を算出するとともに、前記ガラス面或いは壁面
近い傍の絶対湿度を検出し、該検出湿度が前記飽和湿度
に近い場合に、前記ガラス面或いは壁面を温めて、該ガ
ラス面或いは壁面に結露が生じる前に、これらガラス面
或いは壁面における飽和湿度を高めるようにしたもの
で、該ガラス面或いは壁面に結露が生じるようなことは
なく、結露が生じることによって、生じる不具合を事前
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を説明するための全体構成
図である。
【図2】 本発明の実施に使用するセンサの一例を示す
図である。
【図3】 本発明の実施に使用する吸着盤の一例に示す
図である。
【符号の説明】
1…壁面、1a…内壁面、2…センサ、3…リード線、
10…結露防止装置、11…演算装置、12…ヒータ、
13…送風機、21…密閉機、22…温度検出用加熱抵
抗体、23…開放室、24…湿度検出加熱抵抗体、30
…吸着盤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 25/64 6928−2J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉室内に配設された温度測定用抵抗体
    と開放室内に配設された湿度測定用抵抗体とを有し、前
    記各抵抗体を加熱し、その時の各抵抗体の抵抗値から周
    囲温度及び周囲湿度を検知するセンサを使用し、前記温
    度測定用抵抗体により壁面温度を検出し、前記湿度検出
    用抵抗体により周囲の湿度を検出し、これら検出値より
    前記壁面の結露を予想し、該壁面の結露を防止すること
    を特徴とする結露防止方法。
  2. 【請求項2】 前記センサは、前記温度検出抵抗体が配
    設された密閉室と前記湿度検出用抵抗体が配設された開
    放室とが一体的に積層形成され、前記密閉室側が前記壁
    面に着脱自在にされていることを特徴とする請求項1に
    記載の方法の実施に使用する結露防止装置。
  3. 【請求項3】 前記センサが、吸着盤に一体的に取り付
    けられていることを特徴とする請求項2に記載の結露防
    止装置。
  4. 【請求項4】 前記センサの検出信号が入力されて前記
    壁面の結露と予測する演算手段と、該演算手段の出力信
    号に応じて温風を生じる結露防止手段とを有することを
    特徴とする請求項1に記載の方法の実施に使用する結露
    防止装置。
JP5292879A 1993-11-24 1993-11-24 結露防止方法及びそのための装置 Pending JPH07146268A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002267238A (ja) * 2001-03-07 2002-09-18 Nisshin Information Service Corp 屋内金属物体への結露発生判定方法
KR101419875B1 (ko) * 2013-12-03 2014-08-13 (주)대광라이텍 자동차용 에어공급장치
CN110132465A (zh) * 2019-05-11 2019-08-16 温州铭洋建设项目管理有限公司 一种玻璃幕墙安全性检测装置
CN114135951A (zh) * 2021-11-15 2022-03-04 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种除湿系统及控制方法

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