JPH07145705A - タービン非常装置 - Google Patents

タービン非常装置

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JPH07145705A
JPH07145705A JP29285793A JP29285793A JPH07145705A JP H07145705 A JPH07145705 A JP H07145705A JP 29285793 A JP29285793 A JP 29285793A JP 29285793 A JP29285793 A JP 29285793A JP H07145705 A JPH07145705 A JP H07145705A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】非常調速機に代る十分な信頼性を持ったタービ
ン非常装置を提供する。 【構成】複数個の電磁弁と主スプール弁から成るマスタ
ートリップ弁5aおよび前記マスタートリップ弁の出力
ポート下流にロックアウト弁4aを配置した第1トリッ
プ装置と、前記第1トリップ装置TAと同様の構成の第
2トリップ装置TBを有するタービン非常装置におい
て、前記第1トリップ装置のロックアウト弁の出力ポー
トを前記第2トリップ装置のマスタートリップ弁入力ポ
ートへ接続し、前記第1トリップ装置のマスタートリッ
プ弁出力ポートから分岐し、前記第2トリップ装置のロ
ックアウト弁4bバイパス給油ポートへ接続しているの
で、プラント運転に支障を与えることなくマスタートリ
ップ弁の実動作試験を可能としかつ信頼性の高いタービ
ン非常装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電プラントのガスタ
ービン、蒸気タービン及びコンバインドサイクルタービ
ンに用いられるタービン非常装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタービン非常装置を図3の系統図
について説明する。同図に示すように、高圧油圧で駆動
される主要蒸気弁の保安装置は、タービンの異常な高速
回転を検出するための非常調速機1及び非常装置2と、
この非常調速機1の動作を受け主要蒸気弁への高圧油圧
の供給を遮断,排出するメカニカルトリップ弁3と、プ
ラント運転中における非常調速機1及び非常装置2の動
作テストを可能とさせるロックアウト弁4と、プラント
異常によるタービン停止信号を受け主要蒸気弁への高圧
油圧の供給を遮断,排出するマスタートリップ電磁弁5
とから構成されている。
【0003】しかして、通常運転状態においては、油圧
発生装置から発生させられた油圧がメカニカルトリップ
弁3のPポートへ供給され、メカニカルトリップ弁3を
介してメカニカルトリップ弁3のAポートからロックア
ウト弁4のTポートへ供給される。このTポートに供給
された油圧はロックアウト弁4のBポートを介してマス
タートリップ弁5のXポート及びPポートに供給され
る。また、マスタートリップ弁5のPポートに供給され
た油圧はマスタートリップ弁5内を通りBポートより主
要蒸気弁及び燃料弁の油筒下部へ非常油として供給され
る。
【0004】ところで、上記保安装置はタービン及びプ
ラントに異常が発生した場合、下記動作により主要蒸気
弁及び燃料弁を速やかに閉鎖させる。たとえば、タービ
ンを危険にさらす様な高速回転が発生した場合、非常調
速機1に設置された偏心リングが飛び出し、非常装置2
のレバーを叩く。この動作により非常装置2のレバーと
ピストン部のラッチが外れ、ピストンはバネ力により作
動させられる。この非常装置2の動作はレバー機構を介
し、メカニカルトリップ弁3のピストンを点線の状態に
位置させる。これにより油圧発生装置から供給される油
圧はメカニカルトリップ弁3により遮断され、ロックア
ウト弁4及びマスタートリップ弁5を介して主要蒸気弁
及び燃料弁に供給されていた非常油はメカニカルトリッ
プ弁3のAポートとTポートが通じることによりドレン
ラインへ排出され、油筒シリンダー内部の油圧がドレン
ラインに排出され、主要蒸気弁は速やかに閉鎖される。
【0005】その他のタービン及びプラント異常は検出
器により電気信号に変換される。この電気信号はマスタ
ートリップ弁5に設置されている二つの電磁弁に入力さ
れ電磁弁のピストンを点線の状態に位置させる。これに
よりマスタートリップ弁5のXポートに供給されている
油圧がYポートを通じてドレンラインに排出され、マス
タートリップ弁5内のピストンがバネ力により点線の位
置に動作する。
【0006】このピストンの動作がロックアウト弁4を
介して供給される油圧をマスタートリップ弁5内で遮断
し、Bポートより主要蒸気弁及び燃料弁油筒下部に供給
していた油圧をTポートよりドレンラインへ排出する。
これにより、メカニカルトリップ弁3の動作時同様、油
筒シリンダー内部の油圧が排出され、主要蒸気弁及び燃
料弁は速やかに閉鎖する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記非常装置はプラン
ト運転中において、動作が健全であるか否かを定期的に
動作試験を実施して確認する必要がある。例えば、非常
調速機1、非常装置2及びメカニカルトリップ弁3の動
作試験は1週間に1回実施されており、下記方法により
プラント運転中に支障なく動作試験が可能である。
【0008】タービンが正常状態の運転で、非常調速機
1内に油圧を供給し、非常調速機1に設置された偏心リ
ングを飛び出させ、タービンに異常な高速回転が発生し
た場合と同じ動作をさせ、メカニカルトリップ弁3を実
動作させる。通常運転状態で上記試験を実施した場合、
メカニカルトリップ弁3を介して主要蒸気弁及び燃料弁
に供給されている非常油が遮断,排出され各弁が閉鎖し
てプラント停止となるため、ロックアウト弁4が設置さ
れている。非常調速機1、非常装置2及びメカニカルト
リップ弁3の動作試験前にロックアウト弁4に設置され
ている電磁弁を励磁動作させロックアウト弁4のスプー
ルを点線の状態に位置させる。これにより通常運転時、
油圧発生装置によりロックアウト弁4のPポートに供給
された油圧が、Bポートヘバイパスし、マスタートリッ
プ弁5を介して各弁へ非常油として供給される。
【0009】したがって、非常調速機1、非常装置2及
びメカニカルトリップ弁3の動作試験に際してロックア
ウト弁4を操作することにより上記の様にプラント運転
に支障なく各弁に供給されている非常油の供給油路遮断
が確認できる。
【0010】一方、マスタートリップ弁5の動作確認
は、マスタートリップ弁5に設置されている2つの電磁
弁が、個々に、順次解磁動作させる事により動作確認す
るが、この場合、電磁弁の動作確認のみであり、マスタ
ートリップ弁5内のスプールの動作確認は行なわれず、
非常油の供給油路遮断の実確認は行なわれない。
【0011】ところで、上記非常調速機を用いたタービ
ン非常装置は多くの蒸気タービン、ガスタービンの非常
装置として用いられており、非常調速機は、蒸気タービ
ンの前部軸受台内のタービン軸先端、つまり原動機軸端
に設置されている。これは、非常調速機はタービン軸内
に組み込まれており、この部位での大きな軸トルク伝達
が出来ないため駆動機軸の先端で軸トルクのあまり加わ
らない位置に設置されている。
【0012】しかしながら、ガスタービン、蒸気タービ
ン、発電機を一つの軸に配置した1軸形コンバインドサ
イクル発電設備において、蒸気タービンを中央に配置す
る方式が採用されるに至り、蒸気タービンの軸両端は大
きな軸トルクが加わる状態となり、非常調速機を設置す
る事が出来ず、また駆動機であるガスタービンの一端
は、ガスタービン高温排気口であり、作動油が供給され
る非常調速機を設置する環境ではない。従って、非常調
速機が無くても十分信頼性のある非常装置が望まれてい
た。本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、非
常調速機に代る十分な信頼性を持ったタービン非常装置
を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、複数個の電磁弁と主スプール
弁から成るマスタートリップ弁および前記マスタートリ
ップ弁の出力ポート下流にロックアウト弁を配置した第
1トリップ装置と、前記第1トリップ装置と同様の構成
の第2トリップ装置を有するタービン非常装置におい
て、前記第1トリップ装置のロックアウト弁の出力ポー
トを前記第2トリップ装置のマスタートリップ弁入力ポ
ートへ接続し、前記第1トリップ装置のマスタートリッ
プ弁出力ポートから分岐し、前記第2トリップ装置のロ
ックアウト弁バイパス給油ポートへ接続したことを特徴
とする。また請求項2は、第1トリップ装置及び第2ト
リップ装置のマスタートリップ弁にそれぞれ設置した2
つの電磁弁を常時励磁形電磁弁とし、それぞれのマスタ
ートリップ弁に設置された2つの電磁弁が、同時に無励
磁となったときのみ主スプール弁が作動する油圧回路を
構成し、2つのマスタートリップ弁の少くとも一方が作
動したとき、第2トリップ装置出力ポートの圧油が排出
されることを特徴とす。さらに請求項3は、当該タービ
ン非常装置を制御油発生装置上に設置するとともに、第
1及び第2トリップ装置のマスタートリップ弁ドレンポ
ートにそれぞれ1個又は並列に逆止弁を設置したことを
特徴とする。さらにまた請求項4は、マスタートリップ
弁ドレンポートに設置した逆止弁内にバネを有し、この
逆止弁の作動圧力が、制御油発生装置と非常油が供給さ
れている油筒との位置で生じる静水頭圧力以上でかつ油
筒のトリップ圧力より十分に低い圧力で設定されている
ことを特徴とす。そして請求項5は、当該タービン非常
装置の上流側に第1トリップ装置と同一構成の第3トリ
ップ装置を配置し、第3トリップ装置のロックアウト弁
出力ポートが、第1トリップ装置の入力ポートへ接続さ
れていると共に、ガスタービン入口制御弁油筒の非常油
として分岐されていることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明のタービン非常装置によれば、プラント
運転中、第1トリップ装置のマスタートリップ弁,第2
トリップ装置のマスタートリップ弁いずれか一方、また
は両方が作動することにより蒸気弁又は燃料弁に供給さ
れていた非常油を急速に排出しプラントを停止すること
ができ、また第1トリップ装置のロックアウト弁を動作
することにより第1トリップ装置のマスタートリップ弁
の実作動試験をプラント運転に支障なく行なうことがで
きる。この間、万一プラントを停止する事態いわゆるト
リップ信号が発生した場合、第2トリップ装置のマスタ
ートリップ弁が動作して確実に非常油の供給を遮断し、
非常油を排出する。すなわち、第2トリップ装置がバッ
クアップを行なう。同様に、第2トリップ装置のロック
アウト弁を動作することにより第2トリップ装置のマス
タートリップ弁の実作動試験を行なうことができ、この
間、上記と同様、第1トリップ装置がバックアップを行
なう。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明のタービン非常装置の一実施例の系統
図である。図1に示すように、本実施例のタービン非常
装置は、第1トリップ装置TAとして2つの電磁弁を有
しプラント異常によるタービン停止信号を受け主要蒸気
弁及び燃料弁への非常油を遮断,排出するマスタートリ
ップ弁5a、マスタートリップ弁5aの実動作試験を可
能とさせるロックアウト弁4aとこの第1トリップ装置
TAと同一構成の第2トリップ装置TB、さらにこれら
第1トリップ装置TA及び第2トリップ装置TBを有機
的に接続する導管より構成されている。なお、マスター
トリップ弁5a,5bのドレン排出ポートTには、それ
ぞれ逆止弁6a,6bが設置されている。
【0016】高圧油発生装置から発生させられた油圧
は、第1トリップ装置TAのマスタートリップ弁5aの
Pポートに供給され、マスタートリップ弁5aを介して
Bポートよりロックアウト弁4aのTポートに供給さ
れ、さらにロックウト弁4aを介しロックアウト弁Bポ
ートから第2トリップ装置TBのマスタートリップ弁5
bのPポートへ供給され、マスタートリップ弁5bを介
してそのBポートよりロックアウト弁4bのTポートに
供給され、ロックアウト弁4bを介してそのBポートか
ら主要蒸気弁及び燃料弁へ非常油として供給されてい
る。
【0017】また、高圧油圧発生装置から発生された油
圧は、第1トリップ装置TAのロックアウト弁4aのP
ポートにも供給されている。第1トリップ装置TAのマ
スタートリップ弁5aのBポートからの油圧は、第2ト
リップ装置TBのロックアウト弁4bのPポートにも供
給されている。
【0018】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、プラント異常によりタービン停止信号が発せられ
た場合について説明する。
【0019】タービン停止信号が発生すると、第1トリ
ップ装置TA及び第2トリップ装置TBのマスタートリ
ップ弁5a,5bに設置された4つの電磁弁が同時に駆
動され、マスタートリップ弁5a及び5bのスプールが
両者共トリップ位置に移動し、主要蒸気弁及び燃料弁に
供給されていた非常油は、マスタートリップ電磁弁5
a,5bのBポートからマスタートリップ弁5a,5b
を介しTポートより排出される。このトリップ動作にお
いて、万一第1トリップ装置TA,第2トリップ装置T
Bのマスタートリップ弁のスプールどちらか一方がステ
ィック等により動作しなくても、非常油は排出されるの
で、これにより信頼性が非常に向上する。
【0020】次に、プラント運転中におけるマスタート
リップ弁の実動作試験について説明する。まず、第1ト
リップ装置TAのロックアウト弁4aの電磁弁が駆動さ
れ、ロックアウト弁4aのスプールが破線の位置に移動
する。ロックアウト弁4aのPポートに供給されていた
高圧油発生装置からの油圧は、ロックアウト弁4aを介
してそのBポートから第2トリップ装置TBへ供給され
る。この状態において、第1トリップ装置TAのマスタ
ートリップ弁5aの電磁弁をテスト駆動する事によりマ
スタートリップ弁5aが動作し、その動作をリミットス
イッチにて確認できるが、主要蒸気弁及び燃料弁へ供給
されている非常油は変動しない。
【0021】しかし、この状態つまり第1トリップ装置
TAロックアウト中に、万一タービン停止信号が発せら
れた場合、第2トリップ装置TBのマスタートリップ弁
5bが作動し、速に主要蒸気弁及び燃料弁に供給されて
いる非常油を遮断,排出することができる。そして、第
1トリップ装置TAの実動作試験後、第1トリップ装置
TAのマスタートリップ弁5aをリセットし、その後、
ロックアウト弁4bをリセットする。
【0022】次に、第2トリップ装置TBのロックアウ
ト弁4bの電磁弁を駆動し、ロックアウト弁4bのスプ
ールが破線の位置に移動する。ロックアウト弁4bのP
ポートに供給されていた第1トリップ装置TAのマスタ
ートリップ弁5aのBポートからの油圧は、ロックアウ
ト弁4bを介しBポートから主要蒸気弁及び燃料弁に供
給される。この状態において前述と同様第2トリップ装
置TBのマスタートリップ弁5bの実動作試験が可能で
あり、万一この状態においてタービン停止信号が発生し
た場合、第1トリップ装置TAのマスタートリップ弁5
aが作動し、プラントを安全に停止する事が出来る。
【0023】これら、一連のロックアウト,トリップテ
ストは、各スプールに取り付けられた位置検出用リミッ
トスイッチにより、各スプールの位置確認後、次のステ
ップに移行するように、また第1トリップ装置と第2ト
リップ装置のテストが同時に行なわれないように各電磁
弁のテストシーケンスが組まれている事は言うまでもな
い。
【0024】また、各マスタートリップ弁5a,5bの
ドレンポートTには逆止弁内にバネを有し、その逆止弁
の動作圧力が、非常装置設置場所と主要蒸気弁及び燃料
弁設置場所とで生じる静水頭以上で、かつ各弁油筒のト
リップ圧力より十分低い値にセットされている。これ
は、トリップ時、非常装置から各油筒までの導管中の油
が流れ出さない目的で設置されている。
【0025】タービントリップ時、上記導管内の油が全
て排出された場合、次のリセット時、導管内の空気が排
出されるまで各弁油筒のリセット時間が長くなる事を防
止するためである。
【0026】また、図4のロジック図に示す如く、ター
ビンのトリップ信号はA系統及びB系統の2系統を備え
ており、A系統のトリップ信号が第1及び第2トリップ
装置のマスタートリップ弁の電磁弁のそれぞれ片側に接
続し、B系統のトリップ信号はもう一つの側の電磁弁に
接続することにより、同一系統の2つの電磁弁が同時に
無励磁となったときのみマスタートリップ弁スプールが
作動し、電磁弁の単一故障ではマスタートリップ弁が誤
動作しない論理構成となっている。すなわち、A系統の
トリップ信号誤動作、または電源喪失によって本非常装
置が誤動作しない構成となっている。さらに第1トリッ
プ装置と第2トリップ装置のテストが同時に行なわれな
いように各電磁弁のテストシーケンスが組まれている。
そしてA系統とB系統に設けた各マスタートリップ弁に
設置された各2つの電磁弁は、常時励磁形電磁弁が用い
られている。
【0027】図2は本発明の他の実施例の系統図であ
り、ガスタービン及びコンバインドサイクルに適用した
例である。本実施例が上記実施例と異なる点は、第3ト
リップ装置TCを設けた点が主たる相違点であるので、
上記実施例と同一部分には同一符号を付してその説明は
省略する。
【0028】本実施例では、高圧油発生装置から発生さ
せられた油圧は、第3トリップ装置TCのマスタートリ
ップ弁5cのPポートに供給され、マスタートリップ弁
5cを介してそのBポートよりハンドトリップ弁7を経
て第1トリップ装置TAのマスタートリップ弁5aのP
ポートに供給される。また、マスタートリップ弁5cの
Bポートより入口案内翼に供給される。なお、その以後
の作用及び動作は上記実施例と同様であるで、その説明
は省略する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラント運転に支障を与えることなくマスタートリップ
弁の実動作試験を可能としかつ信頼性の高いタービン非
常装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の系統図。
【図2】本発明の他の実施例の系統図。
【図3】従来のタービン非常装置の系統図。
【図4】タービン非常装置のロジック図。
【符号の説明】
1…非常調速機、2…非常装置、3…メカニカルトリッ
プ弁、4,4a,4b…ロックアウト弁、5,5a,5
b,5c…マスタートリップ弁、6a,6b…逆止弁、
7…ハンドトリップ弁、TA,TB,TC…トリップ
弁。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01D 21/20 Z F01K 13/02 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の電磁弁と主スプール弁から成る
    マスタートリップ弁および前記マスタートリップ弁の出
    力ポート下流にロックアウト弁を配置した第1トリップ
    装置と、前記第1トリップ装置と同様の構成の第2トリ
    ップ装置を有するタービン非常装置において、前記第1
    トリップ装置のロックアウト弁の出力ポートを前記第2
    トリップ装置のマスタートリップ弁入力ポートへ接続
    し、前記第1トリップ装置のマスタートリップ弁出力ポ
    ートから分岐し、前記第2トリップ装置のロックアウト
    弁バイパス給油ポートへ接続したことを特徴とするター
    ビン非常装置。
  2. 【請求項2】 第1トリップ装置及び第2トリップ装置
    のマスタートリップ弁にそれぞれ設置した2つの電磁弁
    を常時励磁形電磁弁とし、それぞれのマスタートリップ
    弁に設置された2つの電磁弁が、同時に無励磁となった
    ときのみ主スプール弁が作動する油圧回路を構成し、2
    つのマスタートリップ弁の少くとも一方が作動したと
    き、第2トリップ装置出力ポートの圧油が排出されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のタービン非常装置。
  3. 【請求項3】 当該タービン非常装置を制御油発生装置
    上に設置するとともに、第1及び第2トリップ装置のマ
    スタートリップ弁ドレンポートにそれぞれ1個又は並列
    に逆止弁を設置したことを特徴とする請求項1記載のタ
    ービン非常装置。
  4. 【請求項4】 マスタートリップ弁ドレンポートに設置
    した逆止弁内にバネを有し、この逆止弁の作動圧力が、
    制御油発生装置と非常油が供給されている油筒との位置
    で生じる静水頭圧力以上でかつ油筒のトリップ圧力より
    十分に低い圧力で設定されていることを特徴とする請求
    項3記載のタービン非常装置。
  5. 【請求項5】 当該タービン非常装置の上流側に第1ト
    リップ装置と同一構成の第3トリップ装置を配置し、第
    3トリップ装置のロックアウト弁出力ポートが、第1ト
    リップ装置の入力ポートへ接続されていると共に、ガス
    タービン入口制御弁油筒の非常油として分岐されている
    ことを特徴とする請求項1記載のタービン非常装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10550719B2 (en) 2015-12-17 2020-02-04 Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corporation Trip system for steam turbine

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