JPH07144171A - ガスタービンエンジン圧縮器ブレード用仕上塗料組成物及び塗装方法 - Google Patents

ガスタービンエンジン圧縮器ブレード用仕上塗料組成物及び塗装方法

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JPH07144171A
JPH07144171A JP29707393A JP29707393A JPH07144171A JP H07144171 A JPH07144171 A JP H07144171A JP 29707393 A JP29707393 A JP 29707393A JP 29707393 A JP29707393 A JP 29707393A JP H07144171 A JPH07144171 A JP H07144171A
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正明 長谷川
Yoichi Hirai
陽一 平井
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孟 高垣
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公洋 稲葉
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仕上塗装による仕上表面粗さを規定値以下に
押えることができ、しかも耐熱、耐蝕性も保持できるガ
スタービンエンジン圧縮器ブレード用仕上塗料組成物を
提供する。 【構成】 アルミニウム粉含有リン酸クロム系水性塗料
を塗布して焼付けた乾燥下膜2上に、塗布して焼付ける
ことにより乾燥中膜3を形成する中塗り塗料が、シリコ
ーン樹脂ワニス50〜65%配合重量比(固形分50%
重量換算)と、アルミニウムペースト6〜18%配合重
量比(固形分65%重量換算)と、高沸点溶剤を含む溶
剤20〜44%配合重量比とからなるシリコーン樹脂塗
料であり、乾燥中膜3上に塗布して焼付けることにより
乾燥上膜4を形成する上塗り塗料が、シリコーン樹脂ワ
ニス60〜70%配合重量比(固形分50%重量換算)
と、アルミニウムペースト4〜12%配合重量比(固形
分65%重量換算)と、高沸点溶剤を含む溶剤25〜3
6%配合重量比とからなるシリコーン樹脂塗料であるガ
スタービンエンジン圧縮器ブレード用仕上塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスタービンエンジン圧
縮器ブレード用仕上塗料組成物及び塗装方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】航空エンジンの性能向上の一つに、ガス
タービンエンジン圧縮器ブレードの摩擦抵抗を小さくで
き且つ耐熱、耐蝕性に優れた塗装用塗料(表面コーティ
ング)の開発がある。
【0003】従来より、航空機等のガスタービンエンジ
ン圧縮器ブレード用の仕上塗料組成物としては、アルミ
ニウム拡散コーティング(A−12拡散コーティング)
が採用されてきたが、焼付け温度が600℃前後の高温
となるために腐蝕疲労を起こしやすい問題を有してい
た。
【0004】このため、近年ではガスタービンエンジン
圧縮器ブレードに、アルミニウム粉含有リン酸クロム系
水性塗料である「サーメテルW」(Sermetel
W)(米国Sermetch社)を採用することが考え
られている。上記「サーメテルW」は、それ自体を複数
層に塗り分けることによって前記摩擦抵抗の低減、耐熱
性、耐蝕性の向上を図ることが種々検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の
「サーメテルW」は、ガスタービンエンジン圧縮器ブレ
ード用の塗料として用いた場合、耐熱、耐蝕性の面では
効果を期待できる反面、仕上表面粗さの要求値である中
心線平均粗さRa=0.5μm以下を達成するのが非常
に困難となっていた。即ち、前記「サーメテルW」はア
ルミニウム含量が多く、そのために薄く塗布することが
難しく、仕上表面粗さを小さく押えることが技術的に大
変困難であり、また水性塗料のため塗装作業性の問題が
多く、タレ、タマリなどにより、焼付け後の乾燥膜の厚
さ寸法が大きくなってブレードの変形等によりひび割れ
及びそれによる剥離等を生じ易くなる問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなし
たもので、仕上塗装による仕上表面粗さを規定値以下に
押えることができ、しかも耐熱、耐蝕性も保持できるガ
スタービンエンジン圧縮器ブレード用仕上塗料組成物及
び塗装方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガスタービン
エンジン圧縮器ブレードにアルミニウム粉含有リン酸ク
ロム系水性塗料を塗布して焼付けた乾燥下膜上に塗布す
る中塗りと上塗りとからなる仕上塗料組成物であって、
前記乾燥下膜上に塗布して焼付けることにより乾燥中膜
を形成する中塗り塗料が、シリコーン樹脂ワニス50〜
65%配合重量比(固形分50%重量換算)と、アルミ
ニウムペースト6〜18%配合重量比(固形分65%重
量換算)と、高沸点溶剤を含む溶剤20〜44%配合重
量比とからなる溶剤型シリコーン樹脂系塗料であり、ま
た前記乾燥中膜上に塗布して焼付けることにより乾燥上
膜を形成する上塗り塗料が、シリコーン樹脂ワニス60
〜70%配合重量比(固形分50%重量換算)と、アル
ミニウムペースト4〜12%配合重量比(固形分65%
重量換算)と、高沸点溶剤を含む溶剤25〜36%配合
重量比とからなる溶剤型シリコーン樹脂系塗料であるこ
とを特徴とするガスタービンエンジン圧縮器ブレード用
仕上塗料組成物、及び、表面処理したガスタービンエン
ジン圧縮器ブレードに、アルミニウム粉含有リン酸クロ
ム系水性塗料を塗布し焼付けることにより膜厚25〜3
0μmの乾燥下膜を形成し、続いて該乾燥下膜上にアル
ミニウムペーストと溶剤型シリコーン樹脂を主成分とす
る中塗り塗料を塗布し焼付けることにより膜厚10〜1
5μmの乾燥中膜を形成し、更に、該乾燥中膜上にアル
ミニウムペーストと溶剤型シリコーン樹脂を主成分とす
る上塗り塗料を塗布し焼付けることにより膜厚3〜8μ
mの乾燥上膜を形成することを特徴とするガスタービン
エンジン圧縮器ブレードの塗装方法、に係るものであ
る。
【0008】
【作用】以上のべたように、下塗り、中塗り、上塗りの
3回塗りとし、下、中、上塗りの順にアルミニウム粉の
含有量を下げたので、表面粗さを小さくおさえることが
でき、且つ全体の塗装厚さを薄くすることができる。
【0009】以下、本発明を更に具体的に説明する。
【0010】ガスタービンエンジン圧縮器ブレードに適
用される塗料の塗膜としては、次の様な要求品質を満た
すものが要求される。
【0011】
【表1】 要求品質 塗膜の厚さ 50μm以下。 焼付け 350℃以下。 仕上げ表面粗さ 中心線平均粗さRa=0.5μm以下。 耐熱試験 550℃48時間で割れのないこと。 (顕微鏡100倍で見る) 耐熱耐蝕試験 550℃48時間後、塩水噴霧試験200時間 赤さび発生のないこと。 曲げ試験 90度曲げ(4TΦR)はがれのないこと。
【0012】
【表2】 塗装系 下塗り サーメテルW 25〜30μm 中塗り 溶剤型シリコーン樹脂系中塗り塗料 10〜15μm 上塗り 溶剤型シリコーン樹脂系上塗り塗料 3〜 8μm (注)総合膜厚 50μm以下
【0013】上記要求を満たすべく鋭意研究の結果、以
下のような塗料組成物を得た。
【0014】
【表3】 塗料組成分 下塗り Sermatech社製品「サーメテルW」 塗膜分析結果:アルミニウム粉含有リン酸クロム系水性 塗料 固形分 43%重量 中塗り 溶剤型シリコーン樹脂中塗り塗料 シリコーン樹脂ワニス 50〜65%配合重量比 アルミニウムペースト 6〜18%配合重量比 高沸点溶剤を含む溶剤 20〜44%配合重量比 上塗り 溶剤型シリコーン樹脂上塗り塗料 シリコーン樹脂ワニス 60〜70%配合重量比 アルミニウムペースト 4〜12%配合重量比 高沸点溶剤を含む溶剤 25〜36%配合重量比
【0015】上記の中塗りと上塗りに使用したシリコー
ン樹脂ワニスの固形分は50%重量で、またアルミニウ
ムペーストの固形分は65%重量換算品で代表として記
した。
【0016】尚、アルミニウムペーストは、中塗りより
も上塗りの方が少ない量で設計したものが適切である。
【0017】そして、シリコーン樹脂ワニスとして、エ
ポキシ、アクリル、ポリエステル、アルキド、フェノー
ル、ビニール等の有機物で変性したシリコーン樹脂ワニ
スも適宜使用する場合もある。
【0018】中塗り及び上塗りに使用するシリコーン樹
脂ワニスは、耐熱性の塗膜形成分要素として用いられる
ものである。例えばメチルトリクロロシラン、ジメチル
ジクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、ジフェニ
ルジクロロシランを使用目的に応じて配合し、加水分
解、縮合により高分子量のポリシロキサンを形成し、キ
シレン、トルエンなどの溶剤で約40〜60%重量に希
釈したものである。耐熱性には、樹脂中フェニル基が2
0〜60%重量の範囲のものが特に好ましい。
【0019】塗料中の樹脂ワニス量としては、中塗りの
場合、50〜65%配合重量比(固形分50%重量換
算)の範囲が良好であり、50%配合重量比(固形分5
0%重量換算)以下では表面の粗さRa=0.5μm以
下が得られにくい。また、65%配合重量比(固形分5
0%重量換算)以下では、耐熱性の下限域となる。上塗
りの場合、60〜70%配合重量比(固形分50%重量
換算)の範囲が良好である。60%配合重量比(固形分
50%重量換算)以下では表面の粗さRa=0.5μm
以下が得られにくい。また、70%配合重量比(固形分
50%重量換算)以上では、耐熱性の下限域となる。こ
のような樹脂ワニスとしては次のものが市販されてい
る。例えば東芝シリコーン(株)のシリコーンワニス
「TSR116」「TSR117」信越シリコーン
(株)のシリコーンワニス「KR271」「KR28
2」などがある。分子量は、MW10000〜3000
00位である(ポリスチレン換算重量平均分子量)。
【0020】また、アルミニウム粉は、熱反射性及び熱
伝導性を利用して塗膜温度を被塗装物自体の温度より低
下せしめて塗膜の劣化速度を遅くするために使用し、ま
たアルミニウム粉の形状は、鱗片状であり塗膜形成後の
塗膜物性や割れ防止にも寄与するものである。本塗料に
使用するアルミニウム粉はリーフィングタイプであり、
平均粒径5μm以下が好ましくノンリーフィングタイプ
では塗膜表面粗さRa=0.5μm以下と耐熱性を達成
することが極めて難しい。中塗り塗料中のアルミニウム
ペースト量としては、6〜18%配合重量比(固形分6
5%重量換算)が好ましく6%配合重量比(固形分65
%重量換算)以下では中塗りとして耐熱性で割れ欠陥を
生じやすい。また、18%配合重量比(固形分65%重
量換算)以上では表面粗さRa=0.5μm以下が得ら
れにくく、曲げ試験では、剥離を生じやすくなる。上塗
り塗料中のアルミニウムペースト量としては、4〜12
%配合重量比(固形分60%重量換算)が好ましく、4
%配合重量比(固形分65%重量換算)以下では、上塗
りとして耐熱性で割れ欠陥を生じやすい。12%配合重
量比(固形分65%重量換算)以上では、表面粗さRa
=0.5μm以下が得られにくく、曲げ試験では剥離を
生じやすくなる。アルミニウムペーストはアルミニウム
粉をミネラルスピリットに60〜80%重量で混和した
ペースト状の形体で使われる。市販品としては、例え
ば、東洋アルミ(株)のアルミペースト「0240M」
旭化成メタルズ(株)のアルミペースト「13」などが
ある。
【0021】必要に応じ使用される添加剤としては、ア
ルミニウム粉の沈殿防止や分散に効果のある添加剤とし
て長鎖ポリアミノアマイド高分子酸エステル塩系化合物
や、酸化ポリエチレン系化合物及び高分子ポリエステル
アミン塩化合物、その他各種高分子共重合物、長鎖脂肪
酸エステル重合体が使用できる。また、硬化触媒として
キレート化合物、アルコキシ化合物、アミン系化合物、
各種金属塩及びイソシアネートアダクト系化合物なども
使用できる。
【0022】本塗料は、適宜の溶剤に溶解、分散するこ
とによって調製される。溶剤としては、例えば、キシレ
ン、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶剤を主体に使用
され塗料固形分30〜50%重量になるように配合され
る。特に高沸点溶剤、例えば芳香族石油ナフタを塗料中
の揮発成分中30〜50%重量に配合すると表面粗さR
a=0.5μm以下を得るために好ましい。
【0023】本塗料によるガスタービンエンジン圧縮器
ブレードへの塗装は、図1に示すように、通常溶剤など
を用いてブレード1を脱脂処理した後、下塗りを塗布し
330℃程度の温度で30分間程度の条件で焼付けする
ことによって乾燥膜厚25〜30μmをつくり、耐蝕性
の優れた乾燥下膜2を得る。更に、前記開発した溶剤型
シリコーン樹脂系中塗り用の塗料を乾燥膜厚10〜15
μmになるように塗布し250〜300℃で10〜30
分間焼付けて乾燥中膜3とし、その後溶剤型シリコーン
樹脂系上塗り塗料を乾燥膜厚3〜8μmになるように塗
布し250〜300℃で10〜30分間焼付けることに
より乾燥上膜4としたもので、これにより要求品質を満
足することができる。図中5は仕上塗装膜を示し、また
6は各塗膜2,3,4中に含有されるアルミニウム粉を
示し、アルミニウム粉6の含有割合は乾燥下膜2が最も
高く、続いて乾燥中膜3がそれより低く、乾燥上膜4が
最も低くなっている。
【0024】
【実施例】次に、実施例をあげて本発明を説明する。
【0025】素材(材質GE−AM355(P/N)t
=1.0m/m)にサンドブラスト(#200)掛け
し、サーメテルWを25〜30μm塗装済みの試験板に
中塗り塗料として中塗り組成物〜を乾燥膜厚10〜
15μmに塗装し、焼付け後、上塗り塗料として上塗り
組成物A〜Eを乾燥膜厚5μmに塗装し焼付けたものを
試験片とした。なお、中塗りと上塗りの焼付条件は、各
々270℃×20分間とした。
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】前記の試験片について、次の試験を行っ
た。
【0029】(1)表面粗さ 表面粗さ計「ハンディサ
ーフE−30A」(株)東京精密製にて中心線平均粗さ
Raを測定した。「JIS−B−0601−82表面粗
さの定義と表示」による。
【0030】(2)耐熱性 550℃に温度を保持した
電気乾燥炉で48時間加熱した後、塗膜表面に割れなど
の異常の有無を拡大鏡100倍で観察した。 判定基準 ◎異常なし。 ○極僅かな塗面荒れはあるが、割れは認めない。 △若干の割れあり。 ×割れあり。
【0031】(3)耐熱耐蝕性 耐熱性の加熱試験後、
塩水噴霧試験機中で、200時間ばくろした後、塗面表
面におけるさびの発生状況を観察した。 判定基準 ◎赤さび発生はなく、白さび発生も極僅かである。 ○赤さび発生はなく、白さびが著しい。 △赤さび発生。 ×赤さび発生著しい。
【0032】(4)曲げ性 90度曲げ。板厚1mmの
ときは、φ8mmとする。 判定基準 ◎全く異常がない。 ○割れは認めないが、若干の塗面荒れあり。 △割れを生じる。 ×著しい割れ、はがれを生じる。
【0033】試験結果は次のようになった。実施例1〜
9及び比較例a〜h。
【0034】
【表6】
【0035】
【表7】
【0036】尚、本発明は前記実施例にのみ限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に於い
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】本発明のガスタービンエンジン圧縮器ブ
レード用仕上塗料組成物によれば、仕上塗装による仕上
表面粗さを規定値以下に押えることができ、しかも全体
膜厚を小さく抑えて、耐熱、耐蝕性も保持できる優れた
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって形成された塗膜の概念を示す断
面図である。
【符号の説明】 1 ブレード 2 乾燥下膜 3 乾燥中膜 4 乾燥上膜 6 アルミニウム粉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 183/04 PMS (72)発明者 鈴木 孝成 栃木県大田原市下石上1382−12 大日本塗 料株式会社那須工場内 (72)発明者 長谷川 正明 神奈川県横浜市金沢区福浦1−11−24 大 島工業株式会社内 (72)発明者 平井 陽一 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 高垣 孟 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 稲葉 公洋 東京都田無市向台町三丁目5番1号 石川 島播磨重工業株式会社田無工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンエンジン圧縮器ブレードに
    アルミニウム粉含有リン酸クロム系水性塗料を塗布して
    焼付けた乾燥下膜上に塗布する中塗りと上塗りとからな
    る仕上塗料組成物であって、前記乾燥下膜上に塗布して
    焼付けることにより乾燥中膜を形成する中塗り塗料が、
    シリコーン樹脂ワニス50〜65%配合重量比(固形分
    50%重量換算)と、アルミニウムペースト6〜18%
    配合重量比(固形分65%重量換算)と、高沸点溶剤を
    含む溶剤20〜44%配合重量比とからなる溶剤型シリ
    コーン樹脂系塗料であり、また前記乾燥中膜上に塗布し
    て焼付けることにより乾燥上膜を形成する上塗り塗料
    が、シリコーン樹脂ワニス60〜70%配合重量比(固
    形分50%重量換算)と、アルミニウムペースト4〜1
    2%配合重量比(固形分65%重量換算)と、高沸点溶
    剤を含む溶剤25〜36%配合重量比とからなる溶剤型
    シリコーン樹脂系塗料であることを特徴とするガスター
    ビンエンジン圧縮器ブレード用仕上塗料組成物。
  2. 【請求項2】 表面処理したガスタービンエンジン圧縮
    器ブレードに、アルミニウム粉含有リン酸クロム系水性
    塗料を塗布し焼付けることにより膜厚25〜30μmの
    乾燥下膜を形成し、続いて該乾燥下膜上にアルミニウム
    ペーストと溶剤型シリコーン樹脂を主成分とする中塗り
    塗料を塗布し焼付けることにより膜厚10〜15μmの
    乾燥中膜を形成し、更に、該乾燥中膜上にアルミニウム
    ペーストと溶剤型シリコーン樹脂を主成分とする上塗り
    塗料を塗布し焼付けることにより膜厚3〜8μmの乾燥
    上膜を形成することを特徴とするガスタービンエンジン
    圧縮器ブレードの塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116200119A (zh) * 2023-02-27 2023-06-02 西安热工研究院有限公司 一种速干型风力机叶片用超疏水涂料的制备方法

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