JPH0714406Y2 - 鋼床版凍結防止装置 - Google Patents

鋼床版凍結防止装置

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JPH0714406Y2
JPH0714406Y2 JP7256889U JP7256889U JPH0714406Y2 JP H0714406 Y2 JPH0714406 Y2 JP H0714406Y2 JP 7256889 U JP7256889 U JP 7256889U JP 7256889 U JP7256889 U JP 7256889U JP H0714406 Y2 JPH0714406 Y2 JP H0714406Y2
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JP
Japan
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steel deck
ring
deck slab
steel
slab
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JP7256889U
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JPH0313307U (ja
Inventor
和夫 橋本
守 杉崎
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は鋼床版凍結防止装置に関するものである。
[従来の技術] 近年、橋や高架道路等の橋梁には、ひび割れを生じ易い
コンクリート床版に替えて、鋼床版が用いられることが
多くなっている。
第5図は上記鋼床版を用いた橋梁の一例を示すもので、
地面上1に立設された橋脚2上面に、支承9を介してそ
の下面に固着された主桁3を固定することにより鋼床版
4が架設されている。該鋼床版4は、大型の長板形状の
鋼床版デッキプレート5上面に舗装6を施すと共に、前
記デッキプレート5下面に強度部材として機能する複数
の縦リブ7を長手方向、即ち橋軸方向に延設し且つ複数
の横リブ8を幅方向に設け、該横リブ8と前記縦リブ7
及び主桁3を溶接等で結合して構成してある。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記鋼床版4は橋脚2上において外気に
その外周部をさらされているのに加え、熱容量が小さい
ので、一般の地面の上の道路やコンクリート床版と比較
して放射冷却による凍結が発生し易い欠点がある。
上記凍結は、舗装6の表面温度が露点温度より低下する
ことにより発生した露が零下温度で凍ることにより発生
するものであり、第6図に示す如く鋼床版4の舗装6内
に埋込みヒータ10をジグザグ状に埋設して加熱すること
により凍結発生を防止する装置が考えられた。しかし、
斯かる装置では車輌等の走行荷重により前記埋込みヒー
タ10に断線が生じた場合にメンテナンスが容易ではな
く、しかも1箇所が断線すると広範囲に渡って全く作用
しなくなってしまう等の問題があった。
又、断線を防止する為、第7図に示す如く埋込みヒータ
10埋設層に砂とアスファルトとから成るアスファルトモ
ルタル11を敷設して車輌等の走行荷重を緩和する方式も
考えられたが、斯かる方式では特に夏季に前記アスファ
ルトモルタル11の流動性が高くなる為、轍埋れAが発生
し易く採用することができなかった。
本考案は上述の実情に鑑みて成したもので、断線の発生
が少なく、仮に一部のヒーターが断線しても影響が部分
的ですみ、しかもメンテナンスが容易な鋼床版凍結防止
装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は上面に舗装を施した鋼床版デッキプレート下面
の複数箇所に、下方に向けスタッドボルトを固着し、該
各スタッドボルトにリング状ヒーターを取付け、前記鋼
床版デッキプレート下面に当接固定したことを特徴とす
る鋼床版凍結防止装置にかかるものである。
[作用] 従って本考案では、各リング状ヒーターに通電して発熱
せしめると、鋼床版デッキプレートは、その下面複数箇
所を加熱され、鋼床版デッキプレートの熱の分散効果に
より略全体が暖められ、該鋼床版デッキプレート上面に
施された舗装の表面温度が上昇されて凍結の発生が防止
される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第4図は本考案の一実施例であり、図中第5図
と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
前述した第5図の鋼床版4と同様に構成された鋼床版
4′において、第1図及び第2図に示すように、鋼床版
デッキプレート5下面所要位置に下方に向けスタッドボ
ルト12を固着し、該スタッドボルト12にリング状ヒータ
ー13を嵌合し、該リング状ヒーター13をワッシャー14を
介してナット15で締結して前記リング状ヒーター13を鋼
床版デッキプレート5下面に当接せしめて固定する。
ここで、第1図中二点鎖線で示す如く、風雨による金属
腐食等を防止するカバー16を設けても良い。
前記リング状ヒーター13は、第3図に示すように、その
内部に電熱線17が周方向にジクシザク状に配設されてお
り、図示しない電源に通ずる電線18に前記電熱線17を接
続し通電することにより発熱するよう構成されている。
尚、このリング状ヒーター13の外殻が熱伝導性の高い物
質から成ることは勿論である。
更に第4図に示すように、上記リング状ヒーター13を夫
々互いに均等間隔となるよう前記鋼床版デッキプレート
5下面に複数設置することにより、本考案の鋼床版凍結
防止装置19を構成する。
ここで、前記各リング状ヒーター13は、夫々並列に配線
されている。
上記構成によれば、各リング状ヒーター13に通電して発
熱せしめると、鋼床版デッキプレート5は、その下面複
数箇所を加熱され暖められる。該鋼床版デッキプレート
5は熱伝導性が高く熱の分散効果が高いので、略全体に
渡って暖められ、更に前記鋼床版デッキプレート5によ
り舗装6が暖められて表面の温度が上昇し、凍結の発生
が防止される。
従って上記によれば、鋼床版4′の凍結発生を防止する
ことができ、事故等の発生を未然に防止して鋼床版4′
の安全性を大幅に向上することができ、しかもリング状
ヒーター13が舗装6内部にではなく鋼床版デッキプレー
ト5下面の複数箇所に配設されているので、車両等の走
行荷重による断線の発生を防止でき、仮に一部のリング
状ヒーター13が断線しても、他のリング状ヒーター13の
加熱は継続されるので断線による影響を最小限に抑える
ことができ、更に第6図及び第7図に示した舗装6内に
埋込みヒータ10を埋設する方式と比較してメンテナンス
を極めて容易に行うことができる。
又、リング状ヒーター13はその中心をスタッドボルト12
及びナット15で取付けられているのでリング状ヒーター
13は自由に熱膨張することができる為、リング状ヒータ
ー13の取付部に熱応力が発生しない。
尚、本考案の鋼床版凍結防止装置は、上述の実施例にの
み限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の鋼床版凍結防止装置によれ
ば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
(1)鋼床版の凍結発生を防止することができ、事故等
の発生を未然に防止して安全性を大幅に向上することが
できる。
(II)車輌等の走行荷重による断線の発生を防止するこ
とができる。
(III)外部に大砲された鋼床版デッキプレート下面に
リング状ヒーターを設置するので、メンテナンスを極め
て容易に行うことができる。
(IV)リング状ヒーターはその中心をスタッドボルトに
取付けるので、リング状ヒーターは自由に熱膨張するこ
とができ、その取付部に熱応力が発生することを防止す
ることができる。
(V)各リング状ヒーターを並列に、或いは所要単位毎
に個別に配線すれば、仮に一部のリング状ヒーターが断
線しても他のリング状ヒーターの加熱は継続されるの
で、断線の影響を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の側面図、第2図は本考案の
一実施例の分解図、第3図は第1図及び第2図のリング
状ヒーターの上面図、第4図は本考案を実施した場合の
配置例を示す平面図、第5図は鋼床版を用いた橋梁の一
例を示す断面図、第6図は従来の凍結防止例を示す平面
図、第7図は従来例にアスファルトモルタルを敷設した
例を示す断面図である。 図中4,4′は鋼床版、5は鋼床版デッキプレート、6は
舗装、12はスタッドボルト、13はリング状ヒーター、15
はナット、19は鋼床版凍結防止装置を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に舗装を施した鋼床版デッキプレート
    下面の複数箇所に、下方に向けスタッドボルトを固着
    し、該各スタッドボルトにリング状ヒーターを取付け、
    前記鋼床版デッキプレート下面に当接固定したことを特
    徴とする鋼床版凍結防止装置。
JP7256889U 1989-06-21 1989-06-21 鋼床版凍結防止装置 Expired - Lifetime JPH0714406Y2 (ja)

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JP7256889U JPH0714406Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21 鋼床版凍結防止装置

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JP7256889U JPH0714406Y2 (ja) 1989-06-21 1989-06-21 鋼床版凍結防止装置

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JPH0313307U JPH0313307U (ja) 1991-02-12
JPH0714406Y2 true JPH0714406Y2 (ja) 1995-04-10

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JP2009007790A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Sho Bond Constr Co Ltd Mma樹脂モルタルを敷設した橋梁複合鋼床版

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JPH0313307U (ja) 1991-02-12

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