JPH07144030A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

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Publication number
JPH07144030A
JPH07144030A JP6202390A JP20239094A JPH07144030A JP H07144030 A JPH07144030 A JP H07144030A JP 6202390 A JP6202390 A JP 6202390A JP 20239094 A JP20239094 A JP 20239094A JP H07144030 A JPH07144030 A JP H07144030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
neck
face
bottom end
diameter
golf club
Prior art date
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Pending
Application number
JP6202390A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kobayashi
健治 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Endo Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Endo Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Endo Manufacturing Co Ltd filed Critical Endo Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6202390A priority Critical patent/JPH07144030A/ja
Publication of JPH07144030A publication Critical patent/JPH07144030A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボールの飛距離を伸ばす。 【構成】 フェ―ス部材12の背面に、中空部16を介し
て、比較的比重の大きい材料から成るバランスウエ―ト
15を固定する。フェ―ス部材12は、厚みを2〜4mmとし
て薄くする。 【効果】 薄いフェ―ス部材12がボールのショット時に
弾性を発揮し、飛距離が伸びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフクラブヘッドに関
する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブの性能としては、より飛距
離が出ること、ならびに方向安定性に優れていることが
望まれる。
【0003】そして、従来のゴルフクラブヘッドにおい
て、ネックは、上側の径は均一で、下端部でフェースに
向かって次第に径が大きくなっていく形状になってい
た。また、ヘッド本体は、全体が中実な構造になってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
従来のゴルフクラブヘッドでは、ショット時の弾性に乏
しく、飛距離が伸びない問題があった。
【0005】本発明は前記問題点に基づいて成されたも
のであり、飛距離を伸ばすことができるゴルフクラブヘ
ッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のゴルフ
クラブヘッドは、前記目的を達成するために、フェ―ス
の一側にネックを斜設したヘッド本体を備え、前記ネッ
クの下端をネックの中央部より径小に形成し、前記ネッ
クの下端の断面形状をほぼ長円形状としたものである。
【0007】請求項2の発明のゴルフクラブヘッドは、
前記目的を達成するために、板状のフェ―ス部材の一側
にネックを斜設したヘッド本体を備え、前記フェ―ス部
材の背面に中空部を介して比較的比重の大きい材料から
成るバランスウエ―トを固設すると共に、前記フェ―ス
部材を薄く形成するものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明のゴルフクラブヘッドでは、シ
ョット時に、断面形状がほぼ長円形状で径小なネックの
下端によって強力な弾力が発揮でき、飛距離を伸ばすこ
とができる。
【0009】請求項2の発明のゴルフクラブヘッドで
は、ショット時に薄肉化したフェ―ス部材によって強力
な弾力が発揮でき、飛距離を伸ばすことができる。バラ
ンスウエートは、フェ―ス部材の薄肉化に抗して全体の
強度を確保している。
【0010】
【実施例】図1ないし図3は第1発明を示す第1実施例
であって、1はヘッド本体であって、このヘッド本体1
は銅の中に3%以下のベリリウムを固溶させ、これに少
量の元素、例えばコバルト,ニッケル,銀を添加した析
出硬化型合金であるベリリウム銅合金を後述する伸び率
内の鍛造を繰り返して成形後、硬化のための熱処理を施
したものであり、溝条2を形成したフェ―ス3の一側、
すなわちヒ―ル4に適度なライ角を有してネック5を斜
設する。前記ネック5のヒ―ル4側、すなわちネック5
の下端5Aの径Aをネック5の中央部5Bの径Bより細
く形成し、また前記ネック5にはシャフト6を接続す
る。前記ネック5の下端5Aの断面形状は、図3(B)
に示すように、ほぼ長円形状になっており、その長軸方
向はフェース3にほぼ沿っている。
【0011】次の表1は代表的なベリリウム銅合金の化
学成分を示す。
【0012】
【表1】
【0013】前記ベリリウム銅合金は、例えば800℃
で2%のベリリウムが銅に溶け込むが、常温では0.2
%位しか溶けない。したがって高温から急冷すれば過飽
和となったベリリウムを固溶したままのα相の組織が容
体化処理によって得られ、そして溶体化処理したものを
例えば315℃程度に加熱した後自然冷却すると、過飽
和のベリリウムはγ相,銅とベリリウムの金属間化合物
として析出し、該熱処理によって著しく硬くなる。
【0014】次の表2および表3はそれぞれ溶体化処理
及び硬化処理の処理温度を示している。
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】次の表4はベリリウム銅合金の機械的特性
及び他の合金との比較を示している。
【0018】
【表4】
【0019】次に前記構成につきその作用を説明する。
【0020】ショット時において、ゴルフボ―ル(図示
せず)がフェ―ス3に当って衝撃力が加わると該衝撃が
ネック5の下端5Aに集中し歪が生ずる。そしてゴルフ
ボ―ルが離れる際には下端5Aの復元力により強力な反
発力が生じ、飛距離を伸ばすことができる。
【0021】以上のように、ヘッド本体1全体をベリリ
ウム銅合金によって成形してフェ―ス3を硬化処理する
ことによって、ゴルフボ―ルの打球面を高硬度化でき飛
距離を伸ばすことができる。
【0022】さらにベリリウム銅合金によりヘッド本体
1を成形することによって、高い強度と適度な縦弾性係
数、すなわち優れたばね特性を有することができる。こ
の結果ゴルフボ―ルに高い接触圧力を与えることがで
き、ショット時のゴルフボ―ルの初速度を大きくでき飛
距離をさらに伸ばすことができる。またショット数に伴
ってフェ―ス3には衝撃が繰り返されるが高い耐疲労性
をもっているため長期間当初の性能を保つことができ
る。
【0023】特に、ネック5の下端5Aを中央部5Bよ
り径小に形成したためフェ―ス3がゴルフボ―ルに当っ
た際の衝撃力が下端5Aに集中して歪が生じ、そして該
下端5Aの復元力、すなわち弾力による反発力によって
ゴルフボ―ルを打球して、飛距離を伸ばすことができ
る。またこの際ネック5の下端5Aはベリリウム銅合金
の特性により高強度を発揮でき折れ曲る虞れもない。こ
れらのことは、ネック5の下端5Aの断面形状が、長軸
方向がフェース3に沿うほぼ長円形状になっていること
により、より効果的なものとなる。
【0024】図4及び図5は第2発明を示す第2実施例
であって、11は板状のフェ―ス部材12のヒ―ル13側にネ
ック14を所定のライ角を有して斜設したヘッド本体であ
って、このヘッド本体11はベリリウム銅合金から成る。
15は前記フェ―ス部材12の背面に上部を開口した中空部
16を介して固設するバランスウエ―トであって、例えば
ベリリウム銅合金,鉛,銅等比較的比重の大きい金属か
ら成り、ヘッドの重心位置を調節するためにソ―ル15A
寄りを大きく形成する等所定の形状に形成する。
【0025】前記ベリリウム銅合金から成るフェ―ス部
材12は従来の中空アイアンヘッドより薄い、例えば2〜
4mm、望ましくは略3mmの厚みTを有するように設定す
る。
【0026】次に前記構成につきその作用を説明する。
【0027】ショット時にゴルフボ―ル(図示せず)が
フェ―ス12Aに当って衝撃力が加わると、該衝撃力によ
ってフェ―ス部材12は窪む。次にフェ―ス部材12の窪み
箇所がベリリウム銅合金の弾性により復元し、ゴルフボ
―ルが離れる際強力な前記復元弾力によってゴルフボ―
ルをショットできる。
【0028】以上のようにフェ―ス部材12にベリリウム
銅合金を用いることによって、高硬度化,強力な引張り
強さを図ることができ、ゴルフボ―ルの飛距離を伸ばす
ことができる。特にフェ―ス部材12の厚みTを2〜4m
m、望ましくは略3mmにして薄肉化することにより、シ
ョット時における窪みを大きくでき、すなわち弾性エネ
ルギ―の蓄積量を大きくでき、ゴルフボ―ルが離れる際
には、強力な復元力を発揮でき、飛距離を伸ばすことが
できる。
【0029】しかもフェ―ス部材12の背面に中空部16を
介してバランスウエ―ト15を設けたので、全体として十
分な強度を確保できると共に、バランスウエ―ト15によ
りソール15Aを形成したことにより、ショット時にグリ
ーンへの引っ掛かりが生じることを防止できる。これに
対して中空部16は上部を開口したので、前記ショット時
に働くフェ―ス部材12の弾性をより効果的なものとでき
る。これと共に低重心化により、ショットされたボール
が上がりやすくなる。
【0030】図6は第3実施例であり、前記第2実施例
と同一部分には同一符号を付して説明する。
【0031】薄肉化したフェ―ス部材12の背面に密閉状
の中空部16を介してバランスウエ―ト15を固着する。
【0032】尚、本発明は前記各実施例に限定されるも
のではなく、例えば第1実施例においては第2実施例と
同様に中空構造としてもよく、また第2実施例において
は中空部に発泡樹脂を充填してもよい等種々の変形が可
能である。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ネックの下端
を径小に形成すると共に、断面ほぼ長円形状とすること
によって、ネックの下端において強力なばね性を発揮で
き飛距離を伸ばすことができる。
【0034】請求項2の発明によれば、フェ―ス部材の
背面に中空部を介してバランスウエ―トを固設し、フェ
―ス部材を肉薄化することによって、ショット時にフェ
―ス部材が強力なばね性を発揮でき飛距離を伸ばすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフクラブヘッドの第1実施例を示
す正面図である。
【図2】同上斜視図である。
【図3】(A)は図1のI−I線断面図、(B)は図1
のII−II線断面図である。
【図4】本発明のゴルフクラブヘッドの第2実施例を示
す一部切欠き斜視図である。
【図5】同上正面図である。
【図6】本発明のゴルフクラブヘッドの第3実施例を示
す一部切欠き斜視図である。
【符号の説明】
1,11 ヘッド本体 3 フェ―ス 5,14 ネック 5A 下端 5B 中央部 12 フェ―ス部材 15 バランスウエ―ト 16 中空部 T 厚み

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェ―スの一側にネックを斜設したヘッ
    ド本体を備え、前記ネックの下端をネックの中央部より
    径小に形成し、前記ネックの下端の断面形状をほぼ長円
    形状としたことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 板状のフェ―ス部材の一側にネックを斜
    設したヘッド本体を備え、前記フェ―ス部材の背面に中
    空部を介して比較的比重の大きい材料から成るバランス
    ウエ―トを固設すると共に、前記フェ―ス部材を薄く形
    成することを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】 前記フェ―スの厚みが2〜4mmであるこ
    とを特徴とする請求項2項記載のゴルフクラブヘッド。
JP6202390A 1994-08-26 1994-08-26 ゴルフクラブヘッド Pending JPH07144030A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001120694A (ja) * 1999-10-27 2001-05-08 Daiwa Seiko Inc アイアンクラブ
JP2001212266A (ja) * 2000-02-03 2001-08-07 Daiwa Seiko Inc アイアンクラブセット

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001120694A (ja) * 1999-10-27 2001-05-08 Daiwa Seiko Inc アイアンクラブ
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