JP2006000461A - ゴルフクラブとその製造方法 - Google Patents
ゴルフクラブとその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006000461A JP2006000461A JP2004180887A JP2004180887A JP2006000461A JP 2006000461 A JP2006000461 A JP 2006000461A JP 2004180887 A JP2004180887 A JP 2004180887A JP 2004180887 A JP2004180887 A JP 2004180887A JP 2006000461 A JP2006000461 A JP 2006000461A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- golf club
- metal
- crown
- manufacturing
- hardness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0466—Heads wood-type
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/04—Heads
- A63B53/0416—Heads having an impact surface provided by a face insert
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B2209/00—Characteristics of used materials
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Physical Education & Sports Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Abstract
【解決手段】打撃面を有するフェース部4のスイートエリア9を下方向にずらすため、クラウン部2に時効硬化処理を施し、剛性、強度及び硬度のいずれか1以上の機械的材質を意図的に高める構造にした。スイートエリア9が下方向にずれたことで、結果的に下方向にずれた位置での反撥効果が向上し、フェース部4の下方向にずれた位置であっても上部位置同様に飛距離が低下することなく打撃することができる。
【選択図】 図8
Description
一方、近年スイートエリアの面積の増大を狙ってクラブヘッドが大容量化しており、この結果、フェース部の反撥力を大きくする効果にもつながる。このクラブヘッド容量の大容量化は、クラブヘッドの重心が高くなることでもある。このために、スイートエリアの中心部がフェース面の上方に位置することになる。この対策として、ソール部にウェイトを配置する等の方法でクラブヘッドの重心を下げることが行われているが、この方法はクラブヘッドの重量が重くなり軽量化の要請に反する。
例えばクラウン部に何らかの処置を行った例では、クラウン部にトウ側サイド部からヒール側サイド部に向かって複数本の溝を設けて、打ち出し角度を高くし飛距離を増大させるようにしたもの(特許文献1参照)、又、クラウン部にフェース部に沿って延長するスリットを設け、このスリットに繊維強化プラスチックを補強材として閉塞させ、反撥性を改善し飛距離を増大させるもの(特許文献2参照)がある。
以上は、反撥効果を向上させるための技術であるが、逆に矛盾するようであるが、ルールの上限の制約を考慮して反撥係数を下げる技術も提案されている(特許文献5参照)。
ヘッドの形状、重さ等が従来と大きく変わることは、スイング等を変えねばならない等ゴルフ打撃のリズムを壊し弊害も生じるのである。又、仮に画期的なものが開発されたとしても実地の上で定着するためには長期間を要することになる。従って、現状定着しているゴルフクラブにおいて、形状的には大きく変更されることは、様々な支障が生じるので、現状の形状を大きく変えず、できれば形状を全く変えず機能向上がなされ、ゴルファーを満足させるところのゴルフクラブの開発がなされれば理想的である。
本発明の目的は、クラウン部の剛性、強度、又は硬度をソール部の剛性、強度、又は硬度より相対的に高めて反撥効果を向上させたゴルフクラブとその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、基本形状が従来と全く変わらない形状のもとで飛距離を延ばせるように構成したゴルフクラブとその製造方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、低コストで生産することできるゴルフクラブとその製造方法を提供することにある。
本発明1のゴルフクラブは、金属製中空ゴルフクラブヘッドの前面に配置され、ゴルフボールを打撃するための打撃面を有するフェース部と、前記フェース部以外を構成するボディ部からなり、前記ボディ部は、前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの下部を形成するソール部と、前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの上部を形成するクラウン部とからなり、前記クラウン部は、前記ソール部に対して剛性、強度及び硬度のいずれか1以上の機械的材質を意図的に高めた構造であることを特徴とする。
更に詳述すると、金属製中空ゴルフクラブヘッドに配置され、ゴルフボールを打撃するための打撃面を有するフェース部と、前記フェース部以外の部位を構成し前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの下部を形成するソール部と、前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの上部を形成するクラウン部と、前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの前部を形成するトウ部と、前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの後部を形成するヒール部と、前記フェース部に対向して反対側に位置し前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの後方部を形成するバック部と、シャフトが接続されるホーゼル部とを含むボディ部からなるゴルフクラブにおいて、前記ボディ部の前記クラウン部を前記ソール部に対して相対的に剛性、強度、又は硬度を高めるようにした。これにより、フェース部のスイートエリアを下方にずらすことができる。
板素材を所定形状にブランクし、加熱してプレス成形する。加熱は、例えばフェース部材を400度、ソール部材、クラウン部材等のボデイ部材を900度にする。プレス成形された後、バリを削除(トリミング)し、TIG溶接を行う。TIG溶接は、アルゴン溶接とも称されている溶接であるが、溶着金属そのものの溶接棒を用いて、タングステン電極の周囲からアルゴンガスを放出し、大気から溶融金属を遮断して行うものである。
フェース部4は、微小な曲面を有していて、プレート状の板で構成されたものである。反撥係数の最大領域は、重心8近傍のスイートエリア9である。通常遠方へゴルフボールを飛ばすためには、このスイートエリア9に打撃されるのが効果的で、そのためにこの部分のエリアを大きくし、即ち、高反撥エリアを拡大し、又は、反撥係数を高く設定されるようにする。反撥係数を高めれば、ゴルフボールは遠方に飛ぶことは周知のことであるが、この反撥係数については、ゴルフクラブの性能に重要な要素を占めていて、米国ゴルフ協会(USGA)で測定基準が定められている。この基準の詳細説明は省略する。
ゴルフクラブのドライバークラブヘッド1に使用されるチタン合金は、β型チタン合金あるいはα+β型チタン合金である。熱処理により強度を高めた合金で、加工性、延性、靭性、強度等にもすぐれ、信頼性のある合金である。本発明においては、このチタン合金を適用するものであるが、クラウン部材のみに時効硬化させる熱処理を施す。
例えば、前述の溶接例に適用すると、溶接部位と同じクラウン部2の裏面箇所に溶接の代わりにリブを設けてもよい。リブを設けることでクラウン部2のみを前述同様に、剛性、強度、硬度を高めることになる。又、他の例として厚みを変えることで、クラウン部2を他の部位と異ならせてもよい。金属は、チタン合金が好ましいが、アルミニウム合金、ステンレス等であってもよい。金属の種類が異なれば、それぞれの金属の特性に合った種類のものを適用すればよい。
2…クラウン部
3…ソール部
4…フェース部
5…トウ部
6…ヒール部
7…ホーゼル部
8…重心
9…スイートエリア
10…バック部
Claims (10)
- 金属製中空ゴルフクラブヘッドの前面に配置され、ゴルフボールを打撃するための打撃面を有するフェース部と、前記フェース部以外を構成するボディ部とからなるゴルフクラブにおいて、
前記ボディ部は、前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの下部を形成するソール部と、前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの上部を形成するクラウン部とを有し、
前記クラウン部は、前記ソール部に対して剛性、強度及び硬度のいずれか1以上の機械的材質を意図的に高めた構造である
ことを特徴とするゴルフクラブ。 - 請求項1に記載のゴルフクラブにおいて、
前記金属は板材であり、前記クラウン部の前記剛性、強度及び硬度は、前記板材の熱処理によって異ならせたものである
ことを特徴とするゴルフクラブ。 - 請求項1に記載のゴルフクラブにおいて、
前記金属は板材であり、前記剛性、強度及び硬度は、前記板材の材質が相違することにより異なるものである
ことを特徴とするゴルフクラブ。 - 請求項1ないし3から選択される1項に記載のゴルフクラブにおいて、
前記ボディ部は、前記ソール部、前記クラウン部、及びシャフトが接続されるホーゼル部を溶接により接合されたものである
ことを特徴とするゴルフクラブ。 - 金属製中空ゴルフクラブヘッドの前面に配置され、ゴルフボールを打撃するための打撃面を有するフェース部と、前記フェース部以外を構成するボディ部からなるゴルフクラブにおいて、
前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの下部を形成し前記ボディ部の一部位であるソール部に対し、前記金属製中空ゴルフクラブヘッドの上部を形成し前記ボディ部の一部位であるクラウン部を構成する金属の剛性、強度及び硬度のいずれか1以上の機械的材質を意図的に高めるように変えて、前記打撃面のスイートエリアの位置を調整する
ことを特徴とするゴルフクラブの製造方法。 - 請求項5に記載のゴルフクラブの製造方法において、
前記金属は板材であり、前記クラウン部の前記剛性、強度及び硬度は、前記板材の熱処理によって異ならせる方法である
ことを特徴とするゴルフクラブの製造方法。 - 請求項5に記載のゴルフクラブの製造方法において、
前記金属は板材であり、前記ソール部と前記クラウン部を構成する前記金属の材質を異ならせて前記剛性、強度及び硬度を異ならせる
ことを特徴とするゴルフクラブの製造方法。 - 請求項5ないし7から選択される1項に記載のゴルフクラブの製造方法において、
前記ボディ部は、前記ソール部、前記クラウン部、及びシャフトが接続されるホーゼル部を溶接により接合する
ことを特徴とするゴルフクラブの製造方法。 - 請求項8に記載のゴルフクラブの製造方法において、
前記溶接による接合は、前記クラウン部のみを熱処理により硬化させ、その後前記フェース部及び前記ボディ部の前記各部位を溶接するようにした
ことを特徴とするゴルフクラブの製造方法。 - 請求項9に記載のゴルフクラブの製造方法において、
前記クラウン部の金属はβ型チタン合金を時効硬化させた金属の板材で、前記ソール部の金属は時効硬化させない他の金属の板材である
ことを特徴とするゴルフクラブの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004180887A JP2006000461A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | ゴルフクラブとその製造方法 |
US11/152,106 US20050282658A1 (en) | 2004-06-18 | 2005-06-15 | Golf club and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004180887A JP2006000461A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | ゴルフクラブとその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006000461A true JP2006000461A (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=35481341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004180887A Pending JP2006000461A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | ゴルフクラブとその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20050282658A1 (ja) |
JP (1) | JP2006000461A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7413520B1 (en) * | 2007-03-09 | 2008-08-19 | Callaway Golf Company | Golf club head with high moment of inertia |
US8308582B2 (en) | 2007-02-20 | 2012-11-13 | E & F Co., Ltd. | Golf club head, and method for manufacturing the golf club head |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7670234B1 (en) * | 2006-03-17 | 2010-03-02 | James Kellerman | Golf club system |
US9333403B2 (en) * | 2014-05-07 | 2016-05-10 | Acushnet Company | Heat treated golf club |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0798076B2 (ja) * | 1990-09-27 | 1995-10-25 | ヤマハ株式会社 | ゴルフクラブヘッド |
US5460371A (en) * | 1993-05-19 | 1995-10-24 | Kabushiki Kaisha Endo Seisakusho | Golf club wood head |
JP3306822B2 (ja) * | 1997-09-16 | 2002-07-24 | 株式会社豊田中央研究所 | 焼結Ti合金材料およびその製造方法 |
US6558273B2 (en) * | 1999-06-08 | 2003-05-06 | K. K. Endo Seisakusho | Method for manufacturing a golf club |
US6368233B1 (en) * | 2000-01-06 | 2002-04-09 | Archer C. C. Chen | Head of wooden golf club |
JP4319420B2 (ja) * | 2003-02-04 | 2009-08-26 | Sriスポーツ株式会社 | ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブ |
US7059973B2 (en) * | 2004-09-10 | 2006-06-13 | Callaway Golf Company | Multiple material golf club head |
-
2004
- 2004-06-18 JP JP2004180887A patent/JP2006000461A/ja active Pending
-
2005
- 2005-06-15 US US11/152,106 patent/US20050282658A1/en not_active Abandoned
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8308582B2 (en) | 2007-02-20 | 2012-11-13 | E & F Co., Ltd. | Golf club head, and method for manufacturing the golf club head |
US7413520B1 (en) * | 2007-03-09 | 2008-08-19 | Callaway Golf Company | Golf club head with high moment of inertia |
US7431667B2 (en) * | 2007-03-09 | 2008-10-07 | Callaway Golf Company | Golf club head with high moment of inertia |
US7431666B2 (en) * | 2007-03-09 | 2008-10-07 | Callaway Golf Company | Golf club head with high moment of inertia |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20050282658A1 (en) | 2005-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7578754B2 (en) | Iron-type gold club head | |
JP5823122B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
US6832961B2 (en) | Wood-type golf clubhead | |
JP4422741B2 (ja) | アイアン型ゴルフクラブヘッド | |
US7294064B2 (en) | Golf club | |
US7524249B2 (en) | Golf club head with concave insert | |
JP4769210B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
US7980964B2 (en) | Golf club head with concave insert | |
JP4528241B2 (ja) | ゴルフクラブ | |
JP2005348895A (ja) | ゴルフクラブ | |
JP5114974B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
US20040192463A1 (en) | Golf club | |
US20030036442A1 (en) | Golf club head having a high coefficient of restitution and method of making it | |
JP5350985B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2004313762A (ja) | ゴルフクラブ | |
JP2009112584A (ja) | ウッド型ゴルフクラブヘッド | |
KR100286238B1 (ko) | 골프클럽헤드_ | |
JP2004305335A (ja) | ゴルフクラブヘッド | |
JP2016221180A (ja) | アイアン型ゴルフクラブヘッド | |
US20050282658A1 (en) | Golf club and manufacturing method thereof | |
US7041002B2 (en) | Golf club head | |
JP2005230054A (ja) | ゴルフクラブ | |
JP4477793B2 (ja) | ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 | |
JP2000116822A (ja) | ウッドクラブヘッド | |
US20220032134A1 (en) | Golf club head |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060524 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081021 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081022 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081222 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090501 |