JPH0714398Y2 - 摺動シャワーにおける往復駆動装置 - Google Patents

摺動シャワーにおける往復駆動装置

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JPH0714398Y2
JPH0714398Y2 JP1988075626U JP7562688U JPH0714398Y2 JP H0714398 Y2 JPH0714398 Y2 JP H0714398Y2 JP 1988075626 U JP1988075626 U JP 1988075626U JP 7562688 U JP7562688 U JP 7562688U JP H0714398 Y2 JPH0714398 Y2 JP H0714398Y2
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screw
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reciprocating
shower
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JP1988075626U
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Inventor
寛幸 長谷川
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株式会社長谷川鉄工所
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は湿紙搬送帯の洗滌に用いる摺動シャワーに関
し、殊に摺動シャワーの駆動源としてスクリューシャフ
トを用いシャワーパイプの往復動を得るようにした摺動
シャワーにおける往復駆動装置に係る。
従来技術 従来、スクリューシャフトをシャワーパイプの往復駆動
源とする湿紙搬送帯の洗滌装置においては、一条の往復
螺旋溝を設けたスクリューシャフトに一個のスクリュー
ガイドを滑合させ、該スクリューガイドにシャワーパイ
プを往復動させるための推力を与えながら同パイプと一
体に往復摺動を得る構成となっている。
考案が解決しようとする問題点 上記のように、往復螺旋溝によって与えられるシャワー
パイプの推力は全て上記単一のスクリューガイドに負荷
として加わり、数百Kgのシャワーパイプを24時間稼働す
る過酷な使用条件下ではスクリューガイドの摩耗、損傷
が著しく進行し短期に耐用寿命に達し、頻度の高い交換
を強いられている実状にある。又交換時には運転の停止
を余儀なくされ、その改善が課題となっている。
殊に従来の摺動シャワーの如く一条の往復螺旋溝に一個
のスクリューガイドを滑合させた場合、スクリューガイ
ドはスクリューシャフトの一側に常に片持ち状態に置か
れるためにスクリューシャフトに対し曲げ方向の偏在力
が常時加わり、該スクリューガイドに上記スクリューパ
イプの高重量が負荷として加わると、該スクリューシャ
フトによじれを生じさせ、このよじれのためにスクリュ
ーガイドは螺旋溝の内周面に極部が片当り状態となり、
上記摩耗を増長させ、且つ運転を不安定にする大きな要
因となっている。
本考案は上記原因を除去し、上記問題点を一掃してより
長期に亘り安定な運転を保証することができるように上
記摺動シャワー駆動装置の改善を図ったものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記手段として、上記スクリューシャフトをシ
ャワーパイプの往復駆動源とした摺動シャワーにおい
て、上記スクリューシャフトの周面に右巻き往復螺旋溝
と左巻き往復螺旋溝とを設け、両往復螺旋溝を同一ピッ
チにして且つ互いに軸対称となるように配置し、更にス
クリューシャフトを収容せる摺動パイプの軸対称となる
位置に取付けた一対のスクリューガイドの各々を上記各
往復螺旋溝に互いに軸対称となる位置において滑合さ
せ、両滑子が該往復螺旋溝に対する軸対称滑合状態を保
ちながら往動と復動とを行なうように構成したものであ
る。
作用 上記のように本考案においてはスクリューシャフトに同
一ピッチの往復螺旋溝が軸対称に配置され、且つ往復螺
旋溝の各々に軸対称配置にしたスクリューガイドが滑合
され、同対称配置状態を保ちながら各往復螺旋溝に案内
されて往動と復動がなされる。
従ってスクリューシャフトは上記軸対称配置にした往復
螺旋溝と同スクリューガイドとにより、上記往動と復動
の全行程において常時同軸対称位置において両持ち状態
となされているので、スクリューガイドにシャワーパイ
プの高重量が加わってもよじれ等を生ずることがなく、
該よじれに伴ないスクリューガイドが偏位して螺旋溝を
こじり短期に滅損し頻度の高い交換を強いられる問題と
運転を不安定にする問題とを有効に解消し、摺動シャワ
ーを長期に亘り安定且つ健全に運転することが可能とな
る。
実施例 以下本考案の実施例を第1図及び第2図に基いて詳述す
る。
図において、1は往復駆動源たるスクリューシャフト、
2は湿紙搬送帯の抄巾方向に設置されるシャワーパイプ
を示す。該シャワーパイプ2はその基端側において上記
スクリューシャフト1を収容する摺動パイプ3の先端に
アーム14にて連結し、該摺動パイプ3を潤滑油を充填せ
る外筒4の軸心に収容し、該摺動パイプ3に穿けた通油
孔17を通じて該摺動パイプ3内を油で満たす。更に上記
外筒4の先端開口部に軸受用ボス8を取付け、該軸受用
ボス8に上記摺動パイプ3の端部を摺動可に挿通支持さ
せ、その接触界面に外筒内の油漏れを防止するため断面
コ形のシーリング材11をコ形の開口部が外筒4内に向く
ように横向きに介装し、逆に上記接触界面からのシャワ
ー水等の侵入を防止するため、外筒4及び軸受用ボス8
を筒カバー5で被い、該筒カバー先端部を上記摺動パイ
プ3の端部周囲に密着嵌合し、アーム14と摺動パイプ3
と両者間に挟入した上記筒カバー5の前端をボルト7に
て共締めする。
更に上記外筒4の基端開口部に蓋を兼ねる軸受用ボス18
を取付け、該軸受用ボス18に上記摺動パイプの軸心に挿
通されたスクリューシャフト1の基端部を支承し該スク
リューシャフト基端部にモータにて駆動されるドライブ
シャフトMの先端部をキー結合する。スクリューシャフ
ト1は該ドライブシャフトMにて定位置回転駆動され、
これを駆動源として上記摺動パイプ3及びアーム14にて
連結されたシャワーパイプ2を往復摺動させるものであ
る。
而して、上記往復摺動手段として上記スクリューシャフ
ト1の周面に二条の往復螺旋溝1a,1bを交叉して形成す
る。該往復螺旋溝1a,1bは互いに同一ピッチであり、且
つスクリューシャフト1の軸心を中心に軸対称にして配
置されている。
他方、上記右巻き往復螺旋溝1aによって推力を与えられ
るスクリューガイド6aと、左巻き往復螺旋溝1bによって
推力を与えられるスクリューガイド6bを準備し、各スク
リューガイド6a,6bを互いに軸対称となる位置において
上記各往復螺旋溝1a,1bに滑合させる。
上記スクリューガイド6a,6bは夫々ボス15a,15bに挿脱可
に緩挿して該ボス端面に支持させ、該ボス15a,15bを摺
動パイプ3の基端に取付けたスクリューシャフト1に外
接する取付筒19に螺子16にて固装し互いに軸対称となる
位置に配置し、上記スクリューガイド6a,6bの滑合部6
a′,6b′を上記取付筒19の内面より突出させてスクリュ
ーシャフト1の上記各往復螺旋溝1a,1bに夫々滑合さ
せ、上記軸対称配置とする。
而してドライブシャフトMによりスクリューシャフト1
が回転駆動されると、上記軸対称配置にしたスクリュー
ガイド6a,6bは上記軸対称配置にした往復螺旋溝1a,1b内
を滑り該軸対称配置を保ちながら往動と復動を行ない、
摺動パイプ3を往復動させ、該摺動パイプ3にアーム14
にて連結されたシャワーパイプ2を往復摺動させる。
上記一対のスクリューガイド6a,6bはスクリューシャフ
ト1に対し上記軸対称位置で両持ち状態に置かれ、その
往復動の全行程において該両持ち状態を保つ。第2図
中、矢印aはスクリューガイド6aの移動軌跡を示し、同
bは同6bの移動軌跡を示す。
上記シャワーパイプ2の往復動を円滑にするため、シャ
ワーパイプ2の基端周面をタイコ形の自由転動コロ10に
て支承すると共に、外筒4の壁を拡径して形成した円形
継手13にハウジング9に取付けた輪状継手12を円面滑合
させシャワーパイプ2のユニバーサルジョイントを形成
する。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば軸対称配置にした
二条の往復螺旋溝に軸対称配置にした一対のスクリュー
ガイドが夫々滑合されて該軸対称配置を保ちながら上記
往動と復動がなされ、従って上記スクリューシャフトに
対し上記往動と復動の全行程において上記軸対称位置に
おける両持ち支持状態が形成され、それ故に各スクリュ
ーガイドにシャワーパイプの高重量(例えば1000Kg)が
負荷されても、該負荷が両スクリューガイドに均等に分
散されるばかりか、上記軸対称位置における両持ち状態
の維持にて該両スクリューガイドの往復動をシャワーパ
イプの軸対称位置に均等に伝達してこれを健全に直線往
復動せしめ、よってシャワーパイプのよじれを極めて有
効に防止し、これに起因するスクリューガイドの偏荷
重、偏摩耗を良好に防止し、摺動シャワーを長期に亘り
安定に稼動することができる。
又スクリューガイドは従来の単螺旋溝に単スクリューガ
イドを片持ち状態で滑合させた場合に比べ、数倍の耐用
寿命を持たせることができ、摩耗に伴なう運転障害、早
期交換の問題を有効に解消する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例として示した摺動シャワーを
駆動部を断面して示す平面図、第2図は同駆動部を形成
するスクリューシャフトの平面図(底面図は対称に表わ
れる)である。 1…スクリューシャフト、1a,1b…往復螺旋溝、2…シ
ャワーパイプ、3…摺動パイプ、4…外筒、6a,6b…ス
クリューガイド、6a′,6b′…滑合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】摺動パイプ3の軸心にスクリューシャフト
    1を収容し、該摺動パイプ3の端部にアーム14を介して
    シャワーパイプ2を取付けると共に、上記摺動パイプ3
    に取付けたスクリューガイドを上記スクリューシャフト
    1の往復螺旋溝に滑合し、スクリューシャフト1の回転
    駆動により上記スクリューガイドを往復螺旋溝に従い往
    復動し、該スクリューガイドの往復動により上記摺動パ
    イプ3及びシャワーパイプ2を往復動するように構成し
    た摺動シャワーにおいて、上記スクリューシャフト1の
    周面に互いに同一ピッチの右巻き往復螺旋溝1aと左巻き
    往復螺旋溝1bとを設け、該右巻き往復螺旋溝1aと左巻き
    往復螺旋溝1bとを軸対称となるように配し、更に上記摺
    動パイプ3に同パイプ3に対し軸対称となる位置に一対
    のスクリューガイド6a、6bを取付け、該各スクリューガ
    イド6a、6bをスクリューシャフト1に対し互いに軸対称
    となる位置において上記右巻き往復螺旋溝1aと左巻き往
    復螺旋溝1bとに夫々滑合させ、上記両スクリューガイド
    6a、6bが上記軸対称位置を保ち軸方向へ往復動して摺動
    パイプ3及びシャワーパイプ2への推力伝達を図る構成
    としたことを特徴とする摺動シャワーにおける往復駆動
    装置。
JP1988075626U 1988-06-07 1988-06-07 摺動シャワーにおける往復駆動装置 Expired - Lifetime JPH0714398Y2 (ja)

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JPH02398U JPH02398U (ja) 1990-01-05
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