JPH07143515A - カラー撮像装置 - Google Patents

カラー撮像装置

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JPH07143515A
JPH07143515A JP5308642A JP30864293A JPH07143515A JP H07143515 A JPH07143515 A JP H07143515A JP 5308642 A JP5308642 A JP 5308642A JP 30864293 A JP30864293 A JP 30864293A JP H07143515 A JPH07143515 A JP H07143515A
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JP
Japan
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primary color
level
flare correction
color signals
average image
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Pending
Application number
JP5308642A
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English (en)
Inventor
Koji Kurosawa
宏司 黒沢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 3原色信号に対して、1個の積分回路を用い
てフレアー補正を行なうことができるように構成して、
回路規模を小さくする。 【構成】 撮像素子からの3原色信号を、切り換え回路
31で1フィールドごとに切り換えて、積分回路32に
供給する。積分回路32の積分出力を1フィールドごと
にシステムコントロール回路33に取り込み、3原色信
号の平均画像レベルを面順次に検出する。システムコン
トロール回路33は、検出された3原色信号それぞれの
平均画像レベルから、3原色信号それぞれについてのフ
レアー補正のための直流分を算出する。このフレアー補
正のための直流分を、減算手段10R,10G,10B
に供給し、3原色信号から引き去る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー撮像装置に関
し、特に、そのフレアー補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像装置においては、レンズから入射す
る光がレンズやプリズムなどの光学系あるいは撮像素子
の受光面での乱反射によって出力映像信号の黒レベルが
持ち上がる現象が生じる。これは、フレアーと呼ばれて
いる。そして、この黒レベルの持ち上がりを補正するた
め、撮像装置にはフレアー補正回路が設けられる。フレ
アー補正は、フレアーレベルが入射する光量に比例する
ことにかんがみ、撮像素子が出力する映像信号の平均画
像レベル(以下、APLという)を検出して、そのAP
Lレベルに比例した直流レベル(これがフレアー補正量
である)を映像信号から引き去ることにより、行なって
いる。
【0003】図8及びその続きである図9は、フレアー
補正回路を有する従来のカラー撮像装置の一例のブロッ
クである。
【0004】図8において、1は光学系で、撮像レンズ
や色分解プリズムなどからなる。この光学系1におい
て、レンズから入射する光は、プリズムなどによって、
赤(R)、緑(G)、青(B)の光に分解された後、そ
れぞれの原色用のCCD撮像素子2R、2G、2Bに入
射し、赤、緑及び青の電気信号である3原色信号SR、
SG、SBに変換される。
【0005】各撮像素子2R、2G、2Bからの3原色
信号SR、SG、SBは、それぞれCDS(相関二重サ
ンプリング)回路3R、3G、3Bと、その後段のトラ
ップフィルタ4R、4G、4Bにおいて、撮像素子2
R、2G、2Bの出力信号に重畳している特有なクロッ
ク成分の除去が行なわれる。トラップフィルタ4R、4
G、4Bからの3原色信号は、増幅器5R、5G、5B
に供給されて感度調整が行なわれる。
【0006】増幅器5R、5G及び5Bからの3原色信
号は、アナログ信号処理回路6R、6G、6Bに供給さ
れ、シェーディング補正や、ゲインアップ、クランプな
どのアナログ処理が行なわれる。このアナログ処理回路
6R、6G及び6Bからの3原色信号は、ローパスフィ
ルタ7R、7G及び7Bにおいて、高域周波数成分が除
去された後、A/Dコンバータ8R、8G及び8Bにそ
れぞれ供給され、デジタル信号に変換される。このA/
Dコンバータ8R、8G及び8Bからのデジタル信号に
変換された3原色信号は、デジタル信号処理回路9R、
9G及び9Bに供給されるとともに、積分回路21R、
21G及び21Bに供給される。
【0007】デジタル信号処理回路9R、9G及び9B
では、それぞれリニアマトリクス処理、ディテール信号
付加などの処理が行なわれる。このデジタル信号処理回
路9R、9G及び9Bからの3原色信号のデジタル信号
は、フレアー補正回路10R、10G及び10Bにおい
て、後述するようにして形成されたフレアー補正レベル
(直流レベル)が差し引かれる。つまり、フレアー補正
回路10R、10G及び10Bは、直流分の減算回路で
構成される。
【0008】このフレアー補正回路10R、10G及び
10Bからの原色信号のデジタル信号は、デジタル処理
回路11R、11G及び11Bに供給されて、ペデスタ
ル付加、ガンマ補正、ニー補正、ホワイトクリップなど
の処理が行なわれ、NTSCエンコーダ12に供給さ
れ、NTSC信号にエンコードされる。このエンコーダ
12からのNTSC信号は、D/Aコンバータ13でア
ナログ信号に変換され、ローパスフィルタ14で不要な
高域周波数成分が除去されて、出力端子15に導出さ
れ、例えばVTRやモニター受像機などに出力される。
【0009】一方、積分回路21R、21G及び21B
では、1フィールドごとの有効画面期間内の映像信号の
レベルを加算して、3原色信号各々の映像信号の積分値
を求めている。
【0010】そして、システムコントロール回路22
は、この積分値を積分回路に同期して、この例の場合に
は1フィールドごとに読み出す。そして、この積分値を
面積(すなわち、画素数)で割って、映像信号の平均画
像レベル(APL)を算出している。そして、このAP
Lに比例係数(フレアー補正係数と呼ばれる)をかけ
て、フレアー補正レベルを求める。
【0011】この場合、フレアー補正レベルをAPLか
ら求める際の比例係数は、予めシステムコントロール回
路22に登録してある数値が用いられる。あるいは、リ
モートコントロール回路23から、この比例係数が与え
られる場合もある。
【0012】こうして、システムコントロール回路22
で得られた各原色信号についてのフレアー補正レベル
は、それぞれフレアー補正回路10R、10G及び10
Bに供給され、各原色信号から差し引かれる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のフレアー補正回路は、3原色信号各々について積
分を行ない、その積分値から3原色信号各々について平
均画像レベルAPLを算出し、そのAPLからそれぞれ
のフレアー補正レベルを算出して、各原色信号について
のフレアー補正を行なうようにしている。
【0014】ところが、積分回路21R、21G、21
Bはデジタル加算器で構成されており、回路規模が非常
に大きいという問題がある。従来は、この回路規模の大
きい積分回路を、各原色信号それぞれに対して設けてい
るため、大規模な回路構成となってしまう欠点があっ
た。
【0015】この発明は、3原色信号に対して、1個の
積分回路を用いてフレアー補正を行なうことができるよ
うに構成して、回路規模を小さくするようにしたことを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるカラー撮像装置においては、後述の
実施例の参照符号を対応させると、撮像素子と、この撮
像素子からの3原色信号を面順次で切り換えて、上記3
原色信号の平均画像レベルを面順次に検出する検出手段
31、32、33と、上記検出手段で検出された3原色
信号それぞれの平均画像レベルから、3原色信号それぞ
れについてのフレアー補正のための直流分を算出する算
出手段33と、上記フレアー補正のための直流分を上記
3原色信号から引き去る減算手段10R,10G,10
Bとを備えることを特徴とする。
【0017】また、上記算出手段33において、上記面
順次により検出される3原色信号それぞれの平均画像レ
ベルを用いて、3原色信号それぞれについて時間的に補
間処理することにより、各原色信号について、自己の原
色信号の平均画像レベルが検出されない期間のフレアー
補正の量を算出するようにするとよい。
【0018】また、上記検出手段で検出された上記面順
次で検出された3原色信号の平均画像レベルを加算する
ことにより、疑似輝度信号の平均画像レベルを求める手
段を設け、この疑似輝度信号の平均画像レベルから、3
原色信号それぞれのフレアー補正量を算出するとさらに
よい。
【0019】
【作用】上記の構成のこの発明によれば、撮像素子から
の3原色信号を面順次で切り換えて、3原色信号の平均
画像レベルを面順次に検出するようにしたので、平均画
像レベルを算出するときの積分回路が3原色信号に対し
て共通でよい。したがって、装置が小型で安価に構成で
きる。
【0020】面順次で平均画像レベルを検出するように
すると、各原色信号の平均画像レベルの検出周期は、3
倍に長くなり、滑らかな補正ができない。しかし、3原
色信号それぞれについて時間的に補間処理して、各原色
信号について、自己の原色信号の平均画像レベルが検出
されない期間のフレアー補正の量を算出するようにして
いるので、滑らかな補正ができる。
【0021】また、面順次で平均画像レベルを検出する
ようにすると、各原色信号の平均画像レベルの検出位相
がことなり、被写体の輝度レベルの変化が大きい場合
に、3原色信号のフレアー補正レベルのバランスが崩れ
る。この点、この発明においては、面順次で検出された
3原色信号の平均画像レベルを加算して、疑似輝度信号
の平均画像レベルを求め、この疑似輝度信号の平均画像
レベルから、3原色信号それぞれのフレアー補正量を算
出することにより、3原色信号のフレアー補正レベルの
バランスが崩れることはない。
【0022】
【実施例】図1は、この発明によるカラー撮像装置の一
実施例の要部のブロック図である。この図1は、従来例
の図9の部分に対応するものであり、その前段の回路構
成は図8と全く同様である。なお、前述の従来例と同一
部分には同一符号を付して、その説明は省略する。
【0023】この実施例においては、A/Dコンバータ
8R、8G及び8Bからのデジタル3原色信号は、面順
次の切り換え回路31に供給される。この切り換え回路
31は、1フィールドごとに入力端R、G、B側に順次
切り換えられ、この切り換え回路31からは、赤、緑及
び青のデジタル信号が面順次で、すなわち1フィールド
ごとに順番に赤、緑、青、赤、緑、青…というように切
り換えられて取り出される。この切り換え回路31から
の面順次信号は、共通の積分回路32に供給される。
【0024】積分回路32では、従来の例と同様に、1
フィールドごとの有効画面期間内の映像信号を加算し
て、その積分値を求める。そして、その積分出力がシス
テムコントローラ33に供給される。このシステムコン
トローラでは、上述と同様に積分値から各フィールドご
との映像信号の平均レベルが計算され、その平均レベル
にフレアー補正係数が掛け算されて、フレアー補正レベ
ルが求められる。この場合も、各色についてのフレアー
補正係数は、システムコントローラ33に予め登録され
たものであってもよいし、リモートコントロール回路3
4から与えられたものであってもよい。
【0025】以上のように構成されているため、システ
ムコントロール回路33が積分回路32から読み出す積
分値は、1フィールドごとに赤、緑、青の原色信号につ
いての積分値が面順次に切り替わるものとなる。このた
め、システムコントロール回路33における平均画像レ
ベルAPLと、フレアー補正レベルの計算及びフレアー
補正回路10R、10G及び10Bに設定供給するフレ
アー補正レベルの更新は、1フィールドに、赤、緑、青
のいずれかだけになる。
【0026】つまり、例えば赤の原色信号に着目する
と、その積分値は、3フィールドに1回、積分回路32
で求められ、システムコントロール回路33に供給さ
れ、フレアー補正レベルが計算される。そして、そのフ
レアー補正レベルが、フレアー補正回路10Rに設定さ
れるので、フレアー補正レベルの更新は3フィールドに
1回になる。このときの、フレアー補正レベルの一例を
図2Aに示す。
【0027】以上の構成により、積分回路32は3原色
信号について1個で済むので、回路規模を小さくするこ
とができる。しかし、上述したように、各原色信号につ
いてみると、フレアー補正レベルの更新は、3フィール
ドに1回となってしまう。このため、被写体の変化に対
する追従性(動特性)が悪くなる。
【0028】また、被写体の輝度レベルの変化が大きい
場合に、赤、緑及び青のフレアー補正レベルの更新時期
(検出位相)が1フィールドずつずれているため、各原
色信号についてのフレアー補正レベルのバランスが、こ
の変化の大きい輝度レベルの変化時に崩れてしまい、黒
レベルの色ずれを起こす恐れがある。そこで、この例で
は、次のようにして上記の問題点が解決されている。
【0029】まず、前者の問題点についての解決策につ
いて説明する。この問題の解決のため、この例において
は、フレアー補正レベルの更新が行なわれない3フィー
ルド中の2フィールドは、その前後のフレアー補正レベ
ルの更新が行なわれているフィールドのフレアー補正レ
ベルから補間処理を行なって、結果としてフレアー補正
レベルの変化が連続的になるような補正を行なう。
【0030】すなわち、例えば図3に示すように、シス
テムコントロール回路33の各原色信号についてのフレ
アー補正レベルの出力段に、デジタル補間フィルタ手段
330R、330G、330Bを設ける。このデジタル
補間フィルタ手段330R、330G、330Bは、そ
れぞれ赤、緑及び青の原色信号の更新のタイミングに合
わせてフレアー補正レベルの取り込みを行なうが、その
隣接する更新されたフレアー補正レベルから、ある更新
のタイミングから次の更新のタイミングまでの2フィー
ルド分のフレアー補正レベルを、例えば直線補間により
求める。
【0031】例えば赤のフレアー補正レベルFRに対し
て、この直線補間により補正した場合のフレアー補正回
路10Rに設定されるフレアー補正レベルの例を、図2
Bに示す。この図2Bから明らかなように、フレアー補
正レベルの更新周期が1フィールドと短くなり、滑らか
な補正ができるのがわかる。
【0032】なお、補間の方法としては、直線補間に限
るものではなく、適当なカーブを持たせるようにするこ
とも可能である。
【0033】次に、被写体の輝度レベルの変化が大きい
場合の3原色信号についてのフレアー補正レベルのバラ
ンスの変化の原因について、さらに詳細に説明する。
【0034】上述のように、補間を行なって、フレアー
補正レベルの更新周期を1フィールドにしたとしても、
各原色信号についての実際の更新の周期は3フィールド
周期で、その位相がずれていることによりバランスが崩
れるのである。すなわち、図4は、この状態を説明する
ための図である。この場合、図4において、、
は、それぞれ3原色信号のフィールド毎のAPLであ
り、これらは、この例の場合、全て同一であったと仮定
する。したがって、フレアー補正レベルもそれに応じた
ものであるべきであるので、ほぼ近似したレベル変化を
していなければならないはずである。
【0035】ところが、この例の場合、切り換え回路3
1により切り換えられることにより、3フィールドごと
に各原色信号については、その積分の取り込みが行なわ
れ、しかも色毎に取り込み位相が異なる。切り換え状態
を図4のに示す。このように切り換えられた結果、そ
して、前述したような直線補間をした結果の、各原色信
号についてのフレアー補正レベルは、、のように
なり、各色についてフレアー補正レベルのバランスが崩
れていることがわかる。
【0036】この問題を解決するためには、フレアー補
正レベルの単位時間当たりの変化量、すなわち1フィー
ルド当たりの変化量を小さくして、より滑らかに補正を
かけることにより、ずれ量を制御する方法が考えられ
る。その方法により補正を行なった場合の各信号の状態
を図5に示す。図5は図4の例と対応するものであり、
単位時間当たりの信号レベルの変化量を小さくすること
で、各原色信号間でのずれ量を抑制する効果が表れるこ
とが理解できる。
【0037】しかしながら、この図5に示した方法で
は、フレアー補正の動特性が悪くなりすぎる欠点があ
る。そこで、この例においては、次のような処理を行な
って上記の問題点を解決するようにしている。
【0038】図6は、この例の場合のシステムコントロ
ーラ33における機能ブロック図を示している。実際的
にはシステムコントロール回路33では、この処理をソ
フトウエア処理として行なうことができる。
【0039】まず、この例においては、積分回路32か
らの積分値を順次読み込み、赤、緑、青の原色信号につ
いての平均画像レベルをAPL演算手段101で求め
る。各原色信号についてのAPLは、3フィールド分加
算回路102に供給される。加算回路102では、3フ
ィールド分のAPLの加算を行なう。
【0040】つまり、赤の原色信号についてのAPL
と、緑の原色信号についてのAPLと、青の原色信号に
ついてのAPLとの加算を行なう。この加算の結果、疑
似輝度信号についての平均画像レベルYが求められる。
そして、この加算回路102からの平均画像レベルY
は、各フレアー補正レベル生成回路103R、103
G、103Bに供給され、各原色信号についてのフレア
ー比例係数KR、KG及びKBが掛け算される。そし
て、これらフレアー補正レベル生成回路103R、10
3G及び103Bからフィールド周期のフレアー補正レ
ベルが出力され、それぞれフレアー補正回路10R、1
0G及び10Bに設定される。
【0041】このような処理を行なうことにより、輝度
変化の情報がフィールド周期で検出することができ、か
つフレアー補正レベルの更新の位相が3原色で合致する
ので、色ずれを生じるようなことがない。
【0042】このときの、補正動作のタイミングを図7
に示す。この図7も、図4及び図5の場合に対応するも
のであるが、この例の場合には、疑似輝度信号の平均画
像レベルYからフレアー補正レベルが各原色信号につい
て設定されるため、フレアー補正レベルについての位相
は全く一致するものである。
【0043】なお、図7ののフレアー補正レベルは、
赤の原色信号についての補正レベルのみを一例として挙
げてあるが、緑及び青の原色信号についてのフレアー補
正レベルの位相及び変化も、ほぼ同様である。
【0044】図6の例の場合には、3フィールド分の平
均画像レベルを加算して疑似輝度信号の平均画像レベル
を求めるようにしたが、6フィールド期間の平均画像レ
ベルを加算することにより、疑似輝度信号の平均画像レ
ベルを求めてもよい。さらには、それ以上に長い期間に
わたって求めても、もちろんよい。
【0045】なお、図1の実施例において、デジタル信
号処理回路9R、9G及び9Bにおいて、プリニー補正
を行なうことにより、レベル圧縮される場合があるが、
この場合には、プリニーポイントレベル以上の映像信号
が入力された時、光量と平均画像レベルAPLの変化量
がプリニーポイントレベル以下と以上とで異なる。この
ため、プリニーポイントレベル以上の映像信号が入力さ
れた場合には、フレアー補正量が不足する状態が生じる
が、プリニー逆変換を行なうようにして、これを防ぐこ
とができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、赤、緑、及び青の3原色信号を面順次で切り換え、
積分を行なうようにし、その積分結果に応じて平均画像
レベルAPLを求め、そのAPLからフレアー補正レベ
ルを設定するようにしたので、積分回路は1個で済み、
回路規模を小さくすることができる。
【0047】また、平均画像レベルの検出を面順次で行
なうことにより、平均画像レベルの更新周期が長くなっ
てしまうことの不具合は、各原色信号について更新され
る平均画像レベルを用いた補間処理を行なうことによ
り、1フィールドごとに更新されたような状態にするこ
とができ、被写体の変化に対する追従性は、従来のシス
テムとほぼ同様とすることができる。
【0048】また、面順次の平均画像レベルを加算し
て、疑似輝度信号の平均画像レベルを形成し、その疑似
輝度信号の平均画像レベルから、各原色信号についての
フレアー補正レベルを生成するようにした場合には、各
原色信号に対するフレアー補正レベルのバランスが等し
くなり、色ずれの心配もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカラー撮像装置の一実施例の要
部のブロック図である。
【図2】この発明によるカラー撮像装置の一実施例の動
作の説明たのための図である。
【図3】この発明によるカラー撮像装置の一実施例の要
部のブロック図である。
【図4】図3の例の動作を説明するための図である。
【図5】図3の例の改善実施例を説明するための図であ
る。
【図6】この発明によるカラー撮像装置の他の実施例の
要部のブロック図である。
【図7】図6の例の動作を説明するための図である。
【図8】従来のカラー撮像装置の一例の一部のブロック
図である。
【図9】従来のカラー撮像装置の一例の続きのブロック
図である。
【符号の説明】
1 撮像素子 8R 赤の原色信号用のA/Dコンバータ 8G 緑の原色信号用のA/Dコンバータ 8B 青の原色信号用のA/Dコンバータ 10R 赤の原色信号用のフレアー補正回路 10G 緑の原色信号用のフレアー補正回路 10B 青の原色信号用のフレアー補正回路 31 切り換え回路 32 積分回路 33 システムコントロール回路 101 APL算出回路 102 3フィールド加算回路 103R 赤の原色信号用のフレアー補正レベル生成回
路 103G 緑の原色信号用のフレアー補正レベル生成回
路 103B 青の原色信号用のフレアー補正レベル生成回
路 330R 赤の原色信号用のデジタル補間回路 330G 緑の原色信号用のデジタル補間回路 330B 青の原色信号用のデジタル補間回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、 この撮像素子からの3原色信号を面順次で切り換えて、
    上記3原色信号の平均画像レベルを面順次に検出する検
    出手段と、 上記検出手段で検出された3原色信号それぞれの平均画
    像レベルから、3原色信号それぞれについてのフレアー
    補正のための直流分を算出する算出手段と、 上記フレアー補正のための直流分を上記3原色信号から
    引き去る減算手段とを備えるカラー撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカラー撮像装置におい
    て、 上記算出手段において、上記面順次により検出される3
    原色信号それぞれの平均画像レベルを用いて、3原色信
    号それぞれについて時間的に補間処理することにより、
    各原色信号について、自己の原色信号の平均画像レベル
    が検出されない期間のフレアー補正の量を算出するよう
    にしたカラー撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のカラー撮像装置におい
    て、 上記検出手段で検出された上記面順次で検出された3原
    色信号の平均画像レベルを加算することにより、疑似輝
    度信号の平均画像レベルを求める手段を設け、 この疑似輝度信号の平均画像レベルから、3原色信号そ
    れぞれのフレアー補正量を算出することを特徴とするカ
    ラー撮像装置。
JP5308642A 1993-11-15 1993-11-15 カラー撮像装置 Pending JPH07143515A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006303996A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Fuji Photo Film Co Ltd 変換パラメータ算出方法、変換パラメータ算出プログラム及び画像処理装置
US7948563B2 (en) 2001-12-11 2011-05-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for automatically adjusting luminance

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