JPH0714303U - 溶接用ゲージ - Google Patents

溶接用ゲージ

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JPH0714303U
JPH0714303U JP5053693U JP5053693U JPH0714303U JP H0714303 U JPH0714303 U JP H0714303U JP 5053693 U JP5053693 U JP 5053693U JP 5053693 U JP5053693 U JP 5053693U JP H0714303 U JPH0714303 U JP H0714303U
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JP
Japan
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measurement
gauge
welding
slide plate
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Application number
JP5053693U
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English (en)
Inventor
栄宏 吉田
Original Assignee
門真鋼業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】形態の加工前及び加工後の測定をなし得且つ測
定精度が高く、特に、使用性に優れたゲージを提供す
る。 【構成】長手方向に沿いスライド部20を有す鞘状のゲ
ージ本体2と、スライド部20に装填されたスライド板
3とから成る。ゲージ本体2は適当幅、長さを有すと共
に、長手側辺部および直交する短辺部に長さ計測目盛2
1,22、一方の端部には、一辺を本体2の長手側辺に
揃えた基準辺23を有す窓孔24及び本体2の直角部を
中心点とし且つ窓孔基準辺23を基準とした分度目盛2
5を設けてなり、他方の端部には両角部に互いに対称な
45度傾斜辺26、幅中央部に長孔27および長孔27
の両側辺部に異なる複数の測定目盛28,29,30を
設ける。計測目盛21,22および分度目盛25及び長
孔両側辺の各測定目盛28,29,30は、ゲージ本体
2の表裏両側面に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、各種の溶接作業に使用する溶接用ゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、溶接作業では、溶接加工前のベベル開先測定、ルート間隔、隙間或いは 孔径その他の測定がなされ、また、溶接後では、すみ肉溶接においては溶接ビー トの脚長或いはノド厚その他諸々の精度測定がなされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、溶接作業では溶接形態が多種類あり、かかる多種形態の加工前およ び溶接後の測定となると多種類の測定ゲージを必要とする。
【0004】 このため、最近、当業者の間から、単一ゲージによって多種形態の加工前及び 溶接後の測定をなし得、且つ、測定精度が高くまた特に使用性に優れた溶接用ゲ ージの出現が強く要望されているが、現在、そのようなものは存在しない。
【0005】 そこで、この考案は極めて簡単な構成により上記の要望を満足し、単一ゲージ によって多種形態の測定をなし得、且つ特に、携帯及び使用操作簡易にして高精 度な測定を実現する新規な溶接用ゲージを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するためのこの考案の手段を説明すると、この考案の溶接用 ゲージは、長手方向に沿いスライド部を有す鞘状のゲージ本体と、前記スライド 部に装填されたスライド板とから構成され、 ゲージ本体は適当幅、長さを有すと共に、長手側辺部および直交する短辺部に 長さ計測目盛、一方の端部には、一辺を本体の長手側辺に揃えた基準辺を有す窓 孔及び本体の直角部を中心点とし且つ窓孔基準辺を基準とした分度目盛を設けて なり、他方の端部には両角部に互いに対称な45度傾斜辺、幅中央部に長孔およ び長孔の両側辺部に異なる複数の測定目盛を設けて成り、 スライド板は、一辺に本体の目盛側側辺と同一面に揃えた測定基準辺、本体長 孔に対応した側面適所に長孔両側の複数の測定目盛に併用する計測基準線を表示 すると共に、スライド板の一端部には、本体の端部から出没する計測片、該計測 片の一側辺に先端を測定基準辺に対して傾斜した隙間計測辺、スライド板の他方 の端部には、本体から出没して溶接のノド厚、フクラミ厚を測定する計測片を設 けてなるものである。
【0007】
【作用】
上記構成の溶接用ゲージは、ゲージ本体にスライド板の全体が装填して納まり 、以て、携帯便利である。
【0008】 今、溶接加工前のベベル開先を測定するには、溶接母材の端面にゲージ本体を 当がい窓孔の基準辺を溶接開先に揃えることにより、分度目盛にてベベル開先角 度を測定することができる。
【0009】 また、隙間測定では本体の一端部を溶接母材の測定部に当接した後、スライド板 の計測片を隙間に挿入することにより、計測片は隙間計測辺により挿入量が決ま る。このとき、本体長孔の一方の目盛に対する計測基準線にて隙間の測定値及び 計測片の突出量を測定し得る。孔径の測定も同様である。
【0010】 アンダーカットを測定する場合、ゲージ本体の短側辺を溶接母材に当てがい且 つスライド板の計測片を臨出させ、計測基準線に対応した目盛にてアンダーカッ トを測定できる。
【0011】 溶接後、すみ肉溶接の脚長或いは肉盛測定を行うには、本体の長手側辺の計測目 盛と平行な側辺を溶接母材に当てがい且つ端部をすみ肉溶接ビートの端部に当て た後、スライド板の計測片を本体から臨出させて対応する溶接母材に当てる。 このとき、本体長孔の一側の目盛に対する計測基準線にてすみ肉溶接の脚長を測 定できる。
【0012】 すみ肉溶接に於けるノド厚測定を行うには、本体の対称45度傾斜辺をそれぞ れ直交する溶接母材に当接した後、本体端部よりスライド板の計測片を臨出させ て対応する溶接ビートに当て、このとき、本体長孔の一側の目盛に対する計測基 準線にてすみ肉溶接のノド厚寸法を測定できる。
【0013】 溶接ビートの長さ測定は、本体の長手側辺の計測目盛にて行い得る。
【0014】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例にかかる溶接用ゲージの表面図、図2は、ゲージ本 体に対しスライド板を一方向にスライドさせた状態の表面図、図3は、ゲージ本 体に対しスライド板を反対方向にスライドさせた状態の表面図、図4は、ベベル 開先の測定状況の説明図、図5は、隙間或いは孔径の測定状況を示す説明図、図 6は、すみ肉溶接に於ける脚長測定の状況の説明図、図7は、すみ肉溶接に於け るノド厚およびフクラミ測定の状況の説明図、図8は、開先部に於けるルート間 隔の測定状況の説明図をそれぞれ示す。
【0015】 本考案の溶接用ゲージ1は、ステンレスその他の金属板或いは強靱な合成樹脂 材により構成したもので、長手方向に沿いスライド部20を有す鞘状のゲージ本 体2と、前記スライド部20に装填されたスライド板3とから成る。
【0016】 ゲージ本体2は適当幅、長さを有すと共に、長手側辺部および直交する短辺部 に長さ計測目盛21、22、一方の端部には、一辺を本体2の長手側辺に揃えた 基準辺23を有す窓孔24及び本体2の直角部を中心点とし且つ窓孔基準辺23 を基準とした分度目盛25を設けてなり、他方の端部には両角部に互いに対称な 45度傾斜辺26、幅中央部に長孔27および長孔27の両側辺部に異なる複数 の測定目盛28、29、30を設けてある。
【0017】 前記計測目盛21、22および分度目盛25及び長孔両側辺の各測定目盛28 、29、30は、ゲージ本体2の表裏両側面に設けてある。
【0018】 スライド板3は、一辺に本体2の目盛側側辺と同一面に揃えた測定基準辺31 、本体長孔27に対応した側面適所に長孔両側の測定目盛28、29、30に併 用する計測基準線32を表示すると共に、スライド板3の一端部には、本体2の 端部から出没する計測片33、該計測片33の一側辺に先端を測定基準辺31に 対して傾斜した隙間計測辺34、スライド板3の他方の端部には、本体2から出 没して溶接のノド厚、フクラミ厚を測定する計測片35を設けてある。
【0019】 また、スライド板3には、本体2の側辺に臨出したスライド操作部材36が 設けられ、この操作部材36には、スライドを止めるネジその他の固定部材37 を設けてをる。
【0020】 然して、本考案の溶接用ゲージ1は、ゲージ本体2の中央部にスライド板3を 位置させ、固定部材37にてその状態を保持し(図1)、携帯する。
【0021】 今、溶接加工前のベベル開先を測定するには、図4に示す如く溶接母材4の端 面にゲージ本体2を当がい窓孔24の基準辺23を溶接開先41に揃えることに より、分度目盛25にてベベル開先41の角度を測定することができる。
【0022】 また、隙間測定では、図5に示す如くゲージ本体2の一端部を溶接母材4の測定 基準面に当接した後、スライド板3の計測片33を隙間42に挿入することによ り、計測片33は隙間計測辺34により挿入量が決まる。このとき、ゲージ本体 長孔27の一方の目盛29と計測基準線32にて隙間42の測定値を、また、他 方の目盛28と計測基準線32にて計測片33の突出量を測定し得る。孔径およ び深さの測定も同様である。
【0023】 溶接後、すみ肉溶接5の脚長測定を行うには、図6に示す如くゲージ本体2の 長手側辺を溶接母材4に当てがい且つ端部をすみ肉溶接ビートの端部に当てた後 、スライド板3の計測片33をゲージ本体2から臨出させて対応する溶接母材4 aに当てる。このとき、ゲージ本体2長孔27の一側の目盛28に対応した計測 基準線32にてすみ肉溶接5の脚長51を測定できる。
【0024】 すみ肉溶接5に於けるノド厚測定を行うには、図7に示す如くゲージ本体2の 対称45度傾斜辺26をそれぞれ直交する溶接母材4、4aに当接した後、ゲー ジ本体2よりスライド板3の計測片35を臨出させて対応する溶接ビートに当て 、このとき、本体長孔27の一側の目盛30とこれに対応した計測基準線32に てすみ肉溶接のノド厚寸法を測定できる。
【0025】 開先部に於けるルート間隔を測定するには、図8に示す如く、ゲージ本体2の 短辺側の側辺を溶接母材4に当てた後、スライド板3の計測片33を突出させて 開先間隙へ係合する。このとき、本体の目盛29と計測基準線32によりルート 間隔を測定できる。
【0026】 溶接ビートの長さ測定は、ゲージ本体2の長手側辺の計測目盛21にて行い得 、また、直交する溶接母材4、4aの角度はゲージ本体2の直角辺を用いること により行い得る。
【0027】
【考案の効果】
本考案は上記の如く、長手方向に沿いスライド部を有す鞘状のゲージ本体と、 前記スライド部に装填されたスライド板とから構成し、 鞘状本体は適当幅、長さを有すと共に、長手側辺部および直交する短辺部に長 さ計測目盛、一方の端部には、一辺を本体の長手側辺に揃えた基準辺を有す窓孔 及び本体の直角部を中心点とし且つ窓孔基準辺を基準とした分度目盛を設けてな り、他方の端部には両角部に互いに対称な45度傾斜辺、幅中央部に長孔および 長孔の両側辺部に異なる複数の測定目盛を設けて成り、 スライド板は、一辺に本体の目盛側側辺と同一面に揃えた測定基準辺、本体長 孔に対応した側面適所に長孔両側の測定目盛に併用する計測基準線を表示すると 共に、スライド板の一端部には、本体の端部から出没する計測片、該計測片の一 側辺に先端を測定基準辺に対して傾斜した隙間計測辺、スライド板の他方の端部 には、本体から出没して溶接のノド厚、フクラミ厚を測定する計測片を設けて溶 接用ゲージを構成したから、
【0028】 特に、本考案の溶接用ゲージは、鞘状本体にスライド板の全体が装填して納ま り、以て、携帯便利である。
【0029】 又、溶接加工前のベベル開先測定、ルート間隔測定、隙間測定及び孔径測定更 に溶接後のすみ肉溶接の脚長或いは肉盛測定、ノド厚測定等、溶接の準備および 溶接作業、溶接後に要する全ての測定を単純な操作にて行い得、特に、高精度な 測定値を得る等、構成簡単にして考案目的を達成した実用上の効果あ有す。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかる溶接用ゲージの表
面図である。
【図2】測定用スライド板をゲージ本体の一方の端部か
ら臨出した状態の表面図である
【図3】測定用スライド板をゲージ本体の他方の端部か
ら臨出した状態の表面図である
【図4】本考案の溶接用ゲージの使用状態を示すもの
で、ベベル開先の測定状況を示す説明図である。
【図5】本考案の溶接用ゲージの使用状態を示すもの
で、隙間または孔径の測定状況を示す説明図である。
【図6】本考案の溶接用ゲージの使用状態を示すもの
で、すみ肉溶接の脚長測定状況を示す説明図である。
【図7】本考案の溶接用ゲージの使用状態を示すもの
で、すみ肉溶接のノド厚およびフクラミ測定の状況を示
す説明図である。
【図8】本考案の溶接用ゲージの使用状態を示すもの
で、溶接開先部に於けるルート間隔の測定状況を示す説
明図である。
【符号の説明】
1.溶接用ゲージ 2.ゲージ本体 21.22 計測目盛 23.基準辺 24.窓孔 25.分度目盛 26.45度傾斜辺 27.長孔 28,29 測定目盛 30.測定目盛 3.スライド板 31.測定基準辺 32.計測基準線 33.計測片 34.隙間計測辺 35.計測片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に沿いスライド部を有す鞘状のゲ
    ージ本体と、前記スライド部に装填されたスライド板と
    から成り、 ゲージ本体は適当幅、長さを有すと共に、長手側辺部お
    よび直交する短辺部に長さ計測目盛、一方の端部には、
    一辺を本体の長手側辺に揃えた基準辺を有す窓孔及び本
    体の直角部を中心点とし且つ窓孔基準辺を基準とした分
    度目盛を設けてなり、他方の端部には両角部に互いに対
    称な45度傾斜辺、幅中央部に長孔および長孔の両側辺
    部に異なる複数の測定目盛を設けて成り、 スライド板は、一辺に本体の目盛側側辺と同一面に揃え
    た測定基準辺、本体長孔に対応した側面適所に長孔両側
    の複数の測定目盛に併用する計測規準線を表示すると共
    に、スライド板の一端部には、本体の端部から出没する
    計測片、該計測片の一側辺に先端を測定基準辺に対して
    傾斜した隙間計測辺、スライド板の他方の端部には、本
    体から出没して溶接のノド厚、フクラミ厚を測定する計
    測片を設けて成るを特徴とする溶接用ゲージ。
  2. 【請求項2】スライド板には、このスライド板を本体に
    対してスライドさせる操作部材および固定させる固定手
    段を配備し構成されている請求項1記載の溶接用ゲー
    ジ。
JP5053693U 1993-08-06 1993-08-06 溶接用ゲージ Pending JPH0714303U (ja)

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