JPH07142835A - 電子部品取り付け用スペーサ及び電子部品の取り付け構造 - Google Patents

電子部品取り付け用スペーサ及び電子部品の取り付け構造

Info

Publication number
JPH07142835A
JPH07142835A JP28494793A JP28494793A JPH07142835A JP H07142835 A JPH07142835 A JP H07142835A JP 28494793 A JP28494793 A JP 28494793A JP 28494793 A JP28494793 A JP 28494793A JP H07142835 A JPH07142835 A JP H07142835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
electronic component
reference guide
guide hole
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28494793A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Nishioka
史郎 西岡
Kazunobu Hayashi
一信 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP28494793A priority Critical patent/JPH07142835A/ja
Publication of JPH07142835A publication Critical patent/JPH07142835A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/301Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor by means of a mounting structure
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/306Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means

Landscapes

  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定のリード端子11a、11bと、このリ
ード端子11a、11bが挿入される所定のリード孔1
2aとの位置決めを正確、かつ容易に行なうことがで
き、複数個のリード端子11a、11bを複数個のリー
ド孔12aに、同時に、確実かつ円滑に挿入させること
ができる電子部品取り付け用スペーサを提供すること。 【構成】 リード端子11aと略同一形状を有するとと
もに、その上面にテーパ部22bを有する少なくとも2
個の基準ガイド孔22と、基準ガイド孔22の径より大
きい形状を有するガイド孔23とが形成されている電子
部品取り付け用スペーサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品の取り付け用ス
ペーサ及び電子部品の取り付け構造に関し、より詳細に
は、複数個のリード端子が下方に突出しているような表
示素子、IC等の電子部品をプリント基板に搭載するた
めの電子部品取り付け用スペーサ及び電子部品の取り付
け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は従来の、この種表示素子をプリ
ント基板に直接的に搭載した状態を模式的に示した斜視
図であり、図中10は表示素子を示している。表示素子
10には複数個のリード端子11aが形成されており、
表示素子10をプリント基板12に搭載する際、各リー
ド端子11aはプリント基板12に形成された所定のリ
ード孔12aに直接的に挿入される。この後、プリント
基板12下面に突出したリード端子11aはハンダ付け
(図示せず)される。なおこの場合、表示素子10とプ
リント基板12との間に中間部材(図示せず)が介装さ
れたものがあるが、該中間部材は表示素子10の高さを
規制するために用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した電子部品の取
り付け構造においては、リード端子11aの個数が多
く、かつプリント基板12のリード孔12aの形状がリ
ード端子11aと略同一形状であるため、所定のリード
端子11aと、このリード端子11aが挿入される所定
のリード孔12aとの位置決めが難しく、また複数個の
リード端子11aを複数個のリード孔12aに同時に全
部挿入させるのが困難であり、したがって表示素子10
のプリント基板12への搭載に時間を要するという課題
があった。
【0004】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、所定のリード端子と、該リード端子が挿入さ
れる所定のリード孔との位置決めを正確、かつ容易に行
うことができ、複数個の前記リード端子を複数個の前記
リード孔に、同時に、確実かつ円滑に挿入することがで
きる電子部品の取り付け用スペーサ及び電子部品の取り
付け構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る電子部品の取り付け用スペーサは、複数
個のリード端子を備えた電子部品をプリント基板にマウ
ントするための電子部品取り付け用スペーサにおいて、
前記リード端子と略同一形状を有するとともに、その上
面にテーパ部を有する少なくとも2個の基準ガイド孔
と、該基準ガイド孔の径より大きい形状を有するガイド
孔とが形成されていることを特徴としている(1)。
【0006】また上記(1)記載の電子部品の取り付け
用スペーサにおいて、少なくとも2個のガイド孔が連結
されていることを特徴としている(2)。
【0007】また上記(1)または(2)記載の電子部
品の取り付け用スペーサにおいて、少なくとも1個の基
準ガイド孔及び/またはガイド孔上面が階段状に形成さ
れていることを特徴としている(3)。
【0008】また上記(1)または(2)記載の電子部
品の取り付け用スペーサにおいて、少なくとも1個の基
準ガイド孔及び/またはガイド孔上面が傾斜して形成さ
れていることを特徴としている(4)。
【0009】また上記(1)乃至(4)のいずれかに記
載の電子部品の取り付け用スペーサにおいて、基準ガイ
ド孔の内、少なくとも1個が他の基準ガイド孔と形状の
異なる基準ガイド孔により構成されていることを特徴と
している(5)。
【0010】また上記(1)乃至(5)のいずれかに記
載の電子部品の取り付け用スペーサにおいて、チップス
ペーサに基準ガイド孔が形成され、スペーサ本体に前記
チップスペーサ用孔が形成されていることを特徴として
いる(6)。
【0011】また本発明に係る電子部品の取り付け構造
は、複数個のリード端子を備えた電子部品をプリント基
板にマウントするための電子部品の取り付け構造におい
て、前記電子部品と前記プリント基板との間に少なくと
も2個のスペーサが対向して配設され、該スぺーサに前
記リード端子と略同一形状を有し、その上面にテーパ部
を有する少なくとも2個の基準ガイド孔が形成されると
ともに、前記プリント基板に形成された位置決め用孔に
嵌合する突起が形成されていることを特徴としている
(7)。
【0012】
【作用】本発明に係る電子部品の取り付け用スペーサ
(1)によれば、リード端子と略同一形状を有するとと
もに、その上面にテーパ部を有する少なくとも2個の基
準ガイド孔と、該基準孔の径より大きい形状を有するガ
イド孔とが形成されているので、前記基準ガイド孔とプ
リント基板における所定のリード孔とが同一位置になる
ようにスペーサを設定した後、該スペーサ上方から電子
部品を押し下げることにより、所定の少なくとも2個の
リード端子が前記基準ガイド孔の前記テーパ部に案内さ
れて容易に挿入され、残りのリード端子も正確に位置決
め・挿入されることとなり、全ての前記リード端子を前
記リード孔に確実に挿入させ得ることとなる。また前記
ガイド孔が前記基準ガイド孔の径より大きく設定されて
いるため、これらリード端子が抵抗なく、円滑に挿入さ
れることとなり、したがって前記プリント基板上に前記
電子部品を正確、かつ容易に搭載し得ることとなるま
た、電子部品の取り付け用スペーサ(2)によれば、所
定の少なくとも2個のリード端子が基準ガイド孔のテー
パ部下方へ向けて挿入されるにつれ、残りのリード端子
も位置決めされて前記連結されたガイド孔に挿入される
こととなり、上記取り付け用スペーサ(1)の場合と略
同様の作用が得られるとともに、前記ガイド孔が連結さ
れているため、該ガイド孔に前記残りのリード端子をよ
り円滑に挿入させ得ることととなる。
【0013】また、電子部品取り付け用スペーサ(3)
によれば、上記取り付け用スペーサ(1)の場合と略同
様の作用が得られるとともに、挿入状態を確認しながら
リード端子を所定の個数ずつ順に、基準ガイド孔及び/
またはガイド孔に挿入させ得ることとなり、電子部品の
搭載工程を一層容易にし得ることとなる。
【0014】また、電子部品の取り付け用スペーサ
(4)によれば、上記取り付け用スペーサ(1)または
(2)の場合と略同様の作用が得られるとともに、傾斜
面上における孔形状が見掛け上大きくなるため、リード
端子の挿入をより一層容易にし得ることとなる。また少
なくとも2個の基準ガイド孔及び/またはガイド孔上に
おける前記傾斜面がそれぞれ異なる高さに設定されてい
れば、上記取り付け用スペーサ(3)の場合と略同一の
作用が得られることとなる。
【0015】また、上記電子部品の取り付け用スペーサ
(5)によれば、上記取り付け用スペーサ(1)乃至
(4)のいずれかと略同様の作用が得られるとともに、
例えばグランド端子のような、太さが異なるリード端子
を有する電子部品の搭載にも用い得ることとなる。
【0016】また、上記電子部品の取り付け用スペーサ
(6)によれば、所定の前記チップスペーサ用孔に前記
チップスペーサを装着することにより、上記取り付け用
スペーサ(1)乃至(5)のいずれかと略同一形状に形
成し得ることとなり、したがってこれらの取り付け用ス
ペーサの場合と略同様の作用が得られることととなる。
また前記電子部品の形状や前記リード端子の個数、配列
等に対応し、前記チップスペーサの装着箇所、装着個数
等を自由に変更し得ることとなり、したがって工程の変
動にも正確、迅速に対処し得ることとなり、また試作用
や特殊形状を有する電子部品の搭載に適用し得ることと
なる。
【0017】また、本発明に係る電子部品の取り付け構
造(7)によれば、電子部品とプリント基板との間に少
なくとも2個のスペーサが対向して配設され、該スぺー
サにリード端子と略同一形状を有し、その上面にテーパ
部を有する少なくとも2個の基準ガイド孔が形成される
とともに、前記プリント基板に形成された位置決め用孔
に嵌合する突起が形成されているので、前記プリント基
板上の前記位置決め用孔に前記突起を嵌合させて前記ス
ペーサを前記プリント基板に固定した後、前記スペーサ
上方から前記電子部品を押し下げることにより、少なく
とも2個の前記リード端子が前記基準ガイド孔の前記テ
ーパ部下方へ向けて挿入される。そして残り全てのリー
ド端子も前記プリント基板に形成されたリード孔に確実
に挿入されることとなる。また対向する前記スペーサの
間隔を調整することにより、前記電子部品の形状が変わ
る場合にも対応することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る電子部品の取り付け用ス
ペーサ及び電子部品の取り付け構造の実施例を図面に基
づいて説明する。なお、従来例と同一機能を有する構成
部品には同一の符号を付すこととする。図1は実施例1
に係る電子部品の取り付け用スペーサ、及び表示素子を
プリント基板に搭載した状態を模式的に示した図であ
り、(a)はスペーサを示した斜視図、(b)は(a)
に示したスペーサを用いて表示素子をプリント基板に搭
載した状態におけるX−X線断面図、(c)は同様の状
態におけるY−Y線断面図を示している。スペーサ21
は2個の比較的長い側壁部21aと2個の比較的短い側
壁部21bとが側壁部21a、21b端部でそれぞれ結
合されて略額縁形状に形成され、側壁部21a、21b
に囲まれた内部には空間部21cが形成されている。2
個の側壁部21a両端部近傍それぞれの所定箇所には基
準ガイド孔22が形成され、基準ガイド孔22は表示素
子10のリード端子11aと略同一形状を有する孔22
aと、この上部に形成されたテーパ部22bとにより構
成されている。また側壁部21aにおける基準ガイド孔
22間の所定箇所には片側7個のガイド孔23が形成さ
れ、ガイド孔23は孔22aより大きい形状に設定され
ている。これら側壁部21a、21b、基準ガイド孔2
2及びガイド孔23でスペーサ21が構成されており、
スペーサ21はABS(Acrylonitrile Butadiene Styr
ol) 樹脂等を用い、射出成形により一体的に形成されて
いる。
【0019】このように構成されたスペーサ21を用
い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場合、
まず所定のリード孔12aと所定の基準ガイド孔22と
が同一位置になるようにスペーサ21を設定した後、プ
リント基板12上にスペーサ21を固定する。次にリー
ド端子11aを基準ガイド孔22のテーパ部22b上方
に位置させた後、表示素子10を押し下げ、リード端子
11a、11bをリード孔12aに挿入する。
【0020】実施例1に係るスペーサ21では、基準ガ
イド孔22とプリント基板12における所定のリード孔
12aとが同一位置になるようにスペーサ21を設定し
た後、スペーサ21上方から表示素子10を押し下げる
ことにより、4個のリード端子11aが基準ガイド孔2
2のテーパ部22bに案内されて容易に挿入される。そ
して孔22aがリード端子11aと略同一形状をしてい
るため、残りのリード端子11bも正確に位置決め・挿
入され、全てのリード端子11a、11bをプリント基
板12のリード孔12aに確実に挿入させることができ
る。またガイド孔23が孔22aの形状より大きく設定
されているため、リード端子11bを抵抗なく、円滑に
挿入させることができ、したがってプリント基板12上
に表示素子10を正確、かつ容易に搭載することができ
る。また特に寸法精度を要する基準ガイド孔22の個数
が少ないため、スペーサ21の製造コストを削減するこ
とができる。
【0021】図2は実施例2に係る電子部品の取り付け
用スペーサ、及び表示素子をプリント基板に搭載した状
態を模式的に示した図であり、(a)はスペーサを示し
た斜視図、(b)は(a)に示したスペーサを用いて表
示素子をプリント基板に搭載した状態のX−X線断面図
を示している。図1のものと同様、スペーサ25は側壁
部25a、25bとにより略額縁形状に形成され、この
内部には空間部25cが形成されている。2個の側壁部
25a両端部近傍それぞれの所定箇所には基準ガイド孔
26が形成され、基準ガイド孔26は表示素子10のリ
ード端子11aと略同一形状を有する孔26aと、この
上部に形成されたテーパ部26bとにより構成されてい
る。また側壁部25aにおける基準ガイド孔26間の所
定箇所には、片側7個のガイド孔23(図1)が相互に
連結された態様の連結ガイド孔27が形成され、連結ガ
イド孔27の幅tは孔26aの直径より大きい形状に設
定されている。これら側壁部25a、25b、基準ガイ
ド孔26及び連結ガイド孔27でスペーサ25が構成さ
れており、スペーサ25はABS樹脂等を用い、射出成
形により一体的に形成されている。
【0022】このように構成されたスペーサ25を用
い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場合、
まず所定のリード孔12aと所定の基準ガイド孔26と
が同一位置になるようにスペーサ25を設定した後、プ
リント基板12上にスペーサ25を固定する。次にリー
ド端子11aを基準ガイド孔26のテーパ部26b上方
に位置させた後、表示素子10を押し下げ、リード端子
11a、11bをリード孔12aに挿入する。
【0023】実施例2に係るスペーサ25では、4個の
リード端子11aが基準ガイド孔26のテーパ部26b
下方へ向けて挿入されるにつれ、残りのリード端子11
bも位置決めされて連結ガイド孔27に挿入させること
ができ、実施例1のものの場合と略同様の効果を得るこ
とができるとともに、連結ガイド孔27が大形のため、
リード端子11bをより円滑に挿入させることができ
る。
【0024】図3は実施例3に係る電子部品の取り付け
用スペーサを用い、表示素子をプリント基板に搭載した
状態を模式的に示した断面図であり、図中31はスペー
サを示している。図1のものと同様、スペーサ31は側
壁部31a等により略額縁形状に形成され、この内部に
は空間部(図示せず)が形成されている。2個の側壁部
31aの一端部近傍それぞれの所定箇所には基準ガイド
孔32が形成され、基準ガイド孔32は表示素子10の
リード端子11aと略同一形状を有する孔32aと、こ
の上部に形成されたテーパ部32bとにより構成されて
いる。また側壁部25aの所定箇所には、片側8個のガ
イド孔33a、33b、…が形成され、ガイド孔33
a、33b、…は孔32aより大きい形状に設定されて
おり、側壁部31aにおける基準ガイド孔32及びガイ
ド孔33a、33b、…の上面は、基準ガイド孔32か
ら一段ずつ下降する態様の階段34形状に形成されてい
る。これら側壁部31a、基準ガイド孔32及びガイド
孔33a、33b、…等でスペーサ31が構成されてお
り、スペーサ31はABS樹脂等を用い、射出成形によ
り一体的に形成されている。
【0025】このように構成されたスペーサ31を用
い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場合、
まず所定のリード孔12aと所定の基準ガイド孔32と
が同一位置になるようにスペーサ31を設定した後、プ
リント基板12上にスペーサ31を固定する。次にリー
ド端子11aを基準ガイド孔32のテーパ部32b上方
に位置させた後、表示素子10を押し下げ、リード端子
11a、11bをリード孔12aに挿入する。
【0026】実施例3に係るスペーサ31では、実施例
1のものの場合と略同様の効果を得ることができるとと
もに、リード端子11a、11bを基準ガイド孔32か
らガイド孔33a、…、33hの順に、1個ずつ挿入状
態を確認しながら挿入させることができ、表示素子10
の搭載工程を一層容易にすることができる。
【0027】図4は別の実施例を模式的に示した断面図
であり、図中35aは側壁部を示している。2個の側壁
部35a両端部近傍それぞれの所定箇所には基準ガイド
孔36c、36dが形成され、また基準ガイド孔36
c、36d間の所定箇所には片側7個のガイド孔37
a、37b、…が形成されている。また側壁部31aに
おけるガイド孔37a、37b、…の上面は、基準ガイ
ド孔36c、36dから中央へ向けて一段ずつ下降する
態様の階段37形状に形成されており、これら側壁部3
5a、基準ガイド孔36c、36d及びガイド孔37
a、37b、…、等でスペーサ35が構成されている。
【0028】このように構成されたスペーサ35を用
い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場合、
リード端子11a、11bを基準ガイド孔36cからガ
イド孔37a、37b、…の順に、また同時に基準ガイ
ド孔36dからガイド孔37e、37f、…の順に、1
個数ずつ挿入状態を確認しながら挿入させることがで
き、実施例3のものの場合と同様の効果を得ることがで
きる。
【0029】図5はさらに別の実施例を模式的に示した
断面図であり、図中41aは側壁部を示している。2個
の側壁部41a中央それぞれの所定箇所には基準ガイド
孔42が形成され、また基準ガイド孔42両側の所定箇
所には片側8個のガイド孔43a、43b、…が形成さ
れている。また側壁部41aにおけるガイド孔43a、
43b、…の上面は、基準ガイド孔42から両側へ向け
て一段ずつ下降する態様の階段44形状に形成されてお
り、これら側壁部41a、基準ガイド孔42及びガイド
孔43a、43b、…、等でスペーサ41が構成されて
いる。
【0030】このように構成されたスペーサ41を用
い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場合、
リード端子11a、11bを基準ガイド孔42からガイ
ド孔43a、43b、…の順に、また同時にガイド孔4
3e、33f、…の順に、1個数ずつ挿入状態を確認し
ながら挿入させることができ、実施例3のものの場合と
同様の効果を得ることができる。
【0031】図6は実施例4に係る電子部品の取り付け
用スペーサを用い、表示素子をプリント基板に搭載した
状態を模式的に示した断面図であり、図中45はスペー
サを示している。図1のものと同様、スペーサ45は側
壁部45a等により略額縁形状に形成され、この内部に
は空間部(図示せず)が形成されている。2個の側壁部
45a両端部近傍それぞれの所定箇所には基準ガイド孔
46c、46dが形成され、基準ガイド孔46c、46
dは表示素子10のリード端子11aと略同一形状を有
する孔46aと、この上部に形成されたテーパ部46b
とにより構成されている。また側壁部45aの所定箇所
には、片側7個のガイド孔47a、47b、…が形成さ
れ、ガイド孔47a、47b、…は孔46aより大きい
形状に設定されている。側壁部45aにおける基準ガイ
ド孔46c、46d及びガイド孔47a、47b、…の
上面は、基準ガイド孔46c、46dから中央へ向けて
連続した傾斜48形状に形成され、したがって基準ガイ
ド孔46c、ガイド孔47a、47b上の傾斜48面
や、基準ガイド孔46d、ガイド孔47e、47f、…
上の傾斜48面はそれぞれ異なる高さに設定されてい
る。これら側壁部45a、基準ガイド孔46c、46d
及びガイド孔47a、47b、…等でスペーサ45が構
成されており、スペーサ45はABS樹脂等を用い、射
出成形により一体的に形成されている。
【0032】このように構成されたスペーサ45を用
い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場合、
まず所定のリード孔12aと所定の基準ガイド孔46
c、46dとが同一位置になるようにスペーサ45を設
定した後、プリント基板12上にスペーサ45を固定す
る。次にリード端子11aを基準ガイド孔46c、46
dのテーパ部46b上方に位置させた後、表示素子10
を押し下げ、リード端子11a、11bをリード孔12
aに挿入する。
【0033】実施例4に係るスペーサ45では、実施例
1のものの場合と略同様の効果を得ることができるとと
もに、傾斜48面上における基準ガイド孔46c、46
d及びガイド孔47a、47b、…形状が見掛け上大き
くなるため、リード端子11a、11bの挿入をより一
層容易にすることができる。また基準ガイド孔46c、
46d及びガイド孔47a、47b、…における傾斜4
8面がそれぞれ異なる高さに設定されているため、リー
ド端子11a、11bを基準ガイド孔46cからガイド
孔47a、47b、…の順に、また同時に基準ガイド孔
46dからガイド孔47e、47f、…の順に、1個数
ずつ挿入状態を確認しながら挿入させることができ、実
施例3のものの場合と略同一の効果を得ることができ
る。
【0034】図7は別の実施例を模式的に示した断面図
であり、図中51aは側壁部を示している。2個の側壁
部51a中央それぞれの所定箇所には基準ガイド孔52
が形成され、また基準ガイド孔52両側の所定箇所には
片側8個のガイド孔53a、53b、…が形成されてい
る。また側壁部51aにおけるガイド孔53a、53
b、…の上面は、基準ガイド孔52から両側へ向けて連
続した傾斜54形状に形成され、したがってガイド孔5
3a、53b、…上の傾斜54面やガイド孔53e、5
3f、…上の傾斜54面はそれぞれ異なる高さに設定さ
れており、これら側壁部51a、基準ガイド孔52及び
ガイド孔53a、53b、…、等でスペーサ51が構成
されている。
【0035】このように構成されたスペーサ51を用
い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場合、
リード端子11a、11bを基準ガイド孔52からガイ
ド孔53a、53b、…の順に、また同時にガイド孔5
3e、53f、…の順に、1個数ずつ挿入状態を確認し
ながら挿入させることができ、実施例3のものの場合と
同様の効果を得ることができる。
【0036】図8はさらに別の実施例を模式的に示した
側面断面図であり、図中55aは側壁部を示している。
上記した実施例3のものと同様、対向する側壁部55a
の所定箇所には基準ガイド孔56c、56d及びガイド
孔(図示せず)が形成されている。側壁部55aにおけ
る基準ガイド孔56c、56d及び前記ガイド孔の上面
は、側壁部55aの外側から内側へ向けて傾斜58形状
に形成されており、これら側壁部55a、基準ガイド孔
56及び前記ガイド孔等でスペーサ55が構成されてい
る。
【0037】このように構成されたスペーサ55を用
い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場合、
表示素子10を傾け、例えばリード端子11aを基準ガ
イド孔56c側に挿入した後、表示素子10を略水平に
して基準ガイド孔56d側に挿入することができ、実施
例1のものの場合と略同様の効果を得ることができると
ともに、傾斜58面上における基準ガイド孔56c、5
6d及びガイド孔の形状が見掛け上大きくなるため、リ
ード端子11aの挿入をより一層容易にすることができ
る。
【0038】図9はさらに別の実施例を模式的に示した
断面図であり、図中61aは側壁部を示している。2個
の側壁部61a両端部近傍それぞれの所定箇所には基準
ガイド孔62c、62dが形成され、また基準ガイド孔
62c、62d間の所定箇所には片側7個のガイド孔6
3a、63b、…が形成されている。また側壁部51a
におけるガイド孔63a、63b、…の上面は、基準ガ
イド孔62c、62dから中央へ向けて傾斜64a形状
に形成され、かつ基準ガイド孔62c、ガイド孔63
a、63b、…の傾斜64a面や基準ガイド孔62d、
ガイド孔63e、63f、…の傾斜64a面はそれぞれ
異なる高さに設定されている。またそれぞれの傾斜64
a面は水平面64bにより連結されており、このように
構成されたスペーサ61も実施例3のものの場合と略同
様の効果を得ることができる。
【0039】図10はさらに別の実施例を模式的に示し
た正面断面図であり、図中65aは側壁部を示してい
る。2個の側壁部65a中央それぞれの所定箇所には基
準ガイド孔66が形成され、また基準ガイド孔66両側
の所定箇所には片側8個のガイド孔67a、67b、…
が形成されている。また側壁部51aにおけるガイド孔
67a、67b、…の上面は、基準ガイド孔66から両
側へ向けて傾斜68a形状に形成され、かつ基準ガイド
孔66、ガイド孔67a、67b、…や基準ガイド孔6
6、ガイド孔67e、67f、…上の傾斜68a面はそ
れぞれ異なる高さに設定されている。またそれぞれの傾
斜68a面は水平面68bにより連結されており、この
ように構成されたスペーサ65も実施例3のものの場合
と略同様の効果を得ることができる。
【0040】図11はさらに別の実施例を模式的に示し
た断面図であり、図中71aは側壁部を示している。2
個の側壁部71a両端部近傍それぞれの所定箇所には基
準ガイド孔72c、72dが形成され、また基準ガイド
孔72c、72d間の所定箇所には片側7個のガイド孔
73が形成されている。また側壁部71aにおける基準
ガイド孔72c、72d及びガイド孔73の上面は傾斜
74a形状に形成されており、基準ガイド孔72c、7
2d及びガイド孔73それぞれの下縁近傍から側壁部7
4cが立設されて鋸の刃形状に設定されている。このよ
うに構成されたスペーサ71も実施例1のものの場合と
略同様の効果を得ることができるとともに、リード端子
11a、11bが側壁部74cに当接し、傾斜74aに
沿ってさらに下方へ移動するのを規制することができ、
リード端子11a、11bの位置決めをさらに一層容易
にすることができる。
【0041】図12はさらに別の実施例を模式的に示し
た断面図であり、図中75aは側壁部を示している。2
個の側壁部75a両端部近傍それぞれの所定箇所には基
準ガイド孔76c、76dが形成され、また基準ガイド
孔76c、76d間の所定箇所には片側7個のガイド孔
77a、77b、…が形成されている。また側壁部75
aにおける基準ガイド孔76c、76d及びガイド孔7
7a、77b、…の上面は基準ガイド孔76c、76d
から中央へ向けて傾斜78a形状に形成され、かつ基準
ガイド孔76c、ガイド孔77a、77b、…の傾斜7
8a面や基準ガイド孔76d、ガイド孔77e、77
f、…の傾斜78a面はそれぞれ異なる高さに設定され
ている。また基準ガイド孔76c、76d及びガイド孔
77a、77b、…の下縁近傍から側壁部78cが立設
されており、それぞれの側壁部78cと隣接する傾斜7
8a面とは水平面78bにより連結されて鋸の刃形状に
設定されている。このように構成されたスペーサ75も
図9に示したものの場合と略同様の効果を得ることがで
きるとともに、リード端子11a、11bが側壁部78
cに当接し、傾斜78aに沿ってさらに下方へ移動する
のを規制することができ、リード端子11a、11bの
位置決めをさらに一層容易にすることができる。
【0042】図13はさらに別の実施例を模式的に示し
た断面図であり、図中81aは側壁部を示している。2
個の側壁部81a中央それぞれの所定箇所には基準ガイ
ド孔82が形成され、また基準ガイド孔82両側の所定
箇所には片側8個のガイド孔83a、83b、…が形成
されている。また側壁部75aにおける基準ガイド孔8
2及びガイド孔83a、83b、…の上面は基準ガイド
孔82から両側へ向けて傾斜84a形状に形成され、か
つ基準ガイド孔82、ガイド孔83a、83b、…の傾
斜84a面や基準ガイド孔82、ガイド孔83e、83
f、…の傾斜84a面はそれぞれ異なる高さに設定され
ている。また基準ガイド孔82及びガイド孔83a、8
3b、…の下縁近傍から側壁部84cが立設されてお
り、それぞれの側壁部84cと隣接する傾斜84a面と
は水平面84bにより連結されて鋸の刃形状に設定され
ている。このように構成されたスペーサ81も図13に
示したものの場合と略同様の効果を得ることができる。
【0043】図14は実施例5に係る電子部品の取り付
け用スペーサを用い、表示素子をプリント基板に搭載し
た状態を模式的に示した断面図であり、図中85はスペ
ーサを示している。図1のものと同様、スペーサ85は
側壁部85a等により略額縁形状に形成され、この内部
には空間部(図示せず)が形成されている。2個の側壁
部85a一端部近傍それぞれの所定箇所には基準ガイド
孔86が形成され、2個の側壁部85a他端部近傍それ
ぞれの所定箇所には基準ガイド孔87が形成されてい
る。基準ガイド孔86は表示素子10のリード端子11
aと略同一形状を有する孔86aと、この上部に形成さ
れたテーパ部86bとにより構成され、基準ガイド孔8
7は2個のリード端子が連結された態様のリード端子1
1cと略同一形状を有する孔87aと、この上部に形成
されたテーパ部87bとにより構成されている。また側
壁部85aにおける基準ガイド孔86、87間の所定箇
所には片側6個のガイド孔88が形成され、ガイド孔8
8は孔86aより大きい形状に設定されている。これら
側壁部85a、基準ガイド孔86、87及びガイド孔8
8でスペーサ85が構成されており、スペーサ85はA
BS樹脂等を用い、射出成形により一体的に形成されて
いる。
【0044】このように構成されたスペーサ85を用
い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場合、
まず所定のリード孔12a、12bと所定の基準ガイド
孔86、87とが同一位置になるようにスペーサ85を
設定した後、プリント基板12上にスペーサ85を固定
する。次にリード端子11a、11cを基準ガイド孔8
6、87のテーパ部86b、87b上方に位置させた
後、表示素子10を押し下げ、リード端子11a、11
cをリード孔12a,12bに挿入する。
【0045】実施例5に係るスペーサ85では、実施例
1のものの場合と略同様の効果を得ることができるとと
もに、例えばグランド端子のような、太さが異なるリー
ド端子を有する電子部品の搭載にも用いることができ
る。
【0046】図15は実施例6に係る電子部品の取り付
け用スペーサを模式的に示した図であり、(a)は下面
図、(b)は(a)のX−X線断面図を示している。ス
ペーサ91は図1に示したものと同様、側壁部91aと
側壁部91bとにより略額縁形状に形成され、側壁部9
1a、91bに囲まれた内部には空間部91cが形成さ
れている。側壁部91aの所定箇所には片側9個のチッ
プスペーサ用孔92が形成されており、チップスペーサ
用孔92は下面が1辺の長さAの正方形形状を有する直
方体部92aと、この上部に形成された直径がDを有す
る円柱部92bと、リング形状の溝92cとにより構成
されている。所定のチップスペーサ用孔92の下方か
ら、これと略同一の外側形状を有するチップスペーサ9
3が圧入されるようになっており、チップスペーサ93
の中心軸上には基準ガイド孔94が形成され、基準ガイ
ド孔94はリード端子(図示せず)と略同一形状に形成
された孔94aと、この上部に形成されたテーパ部94
bとにより構成されている。
【0047】このように構成されたスペーサ91を用
い、表示素子(図示せず)をプリント基板(図示せず)
に搭載する場合、まず、例えば2個の側壁部91a両端
部近傍それぞれのチップスペーサ用孔92に4個のチッ
プスペーサ93を矢印B方向より装着させる。次に所定
のリード孔(図示せず)と装着されたチップスペーサ9
3の基準ガイド孔94aとが同一位置になるようにスペ
ーサ91を設定した後、前記プリント基板上にスペーサ
91を固定する。次に前記リード端子を装着されたチッ
プスペーサ93のテーパ部94b上方に位置させた後、
前記表示素子を押し下げ、このリード端子を前記リード
孔に挿入する。
【0048】実施例6に係るスペーサ91では、所定の
チップスペーサ用孔92にチップスペーサ93を装着す
ることにより、実施例1のものと略同一形状に形成する
ことができ、したがって実施例1のものの場合と略同様
の効果を得ることができる。また前記表示素子の形状や
前記リード端子の個数、配列等に対応し、チップスペー
サ93の装着箇所、装着個数等を自由に変更することが
でき、したがって工程の変動にも正確、迅速に対処する
ことができ、試作用や特殊形状を有する表示素子の搭載
にも適用することができる。またチップスペーサ93に
スペーサ91より収縮率の大きい材質を使用した場合、
前記リード端子をリード孔に挿入した後の環境変化(例
えばハンダ付け時の温度上昇等)により、チップスペー
サ93の突起部93aがスペーサ91の溝92cで締め
付けられ、チップスペーサ93と前記リード端子とを確
実に保持することができる。
【0049】図16は別の実施例を模式的に示した断面
図であり、図中95aは側壁部を示している。側壁部9
5aの所定箇所には片側9個のチップスペーサ用孔96
が形成されており、チップスペーサ用孔96は下面が1
辺の長さAの正方形形状を有し、かつ側面がテーパ96
c形状を有するチップスペーサ挿入部96aと、この下
部に形成されたガイド孔96bとにより構成されてい
る。側壁部95aにおけるチップスペーサ用孔96の上
面は、側壁部95a両端部近傍から中央へ向けて連続し
た傾斜99形状に形成され、かつチップスペーサ用孔9
6上の傾斜99面はそれぞれ異なる高さに設定されてい
る。またチップスペーサ用孔96には、これと略同一の
外側形状を有するチップスペーサ97が矢印B方向から
圧入されるようになっており、チップスペーサ97の中
心軸上には基準ガイド孔98が形成されている。本実施
例の場合、チップスペーサ97は2個の側壁部95a中
央にそれぞれ装着されており、これら側壁部95a、チ
ップスペーサ用孔96、チップスペーサ97等によりス
ペーサ95が構成されている。
【0050】このように構成されたスペーサ95では、
図15に示したスペーサ91の場合と略同様の効果を得
ることができるとともに、チップスペーサ用孔96の上
面に傾斜99面が形成されているため、実施例4のもの
の場合と同様の効果を得ることができる。また側壁部9
5a両端部近傍近傍から中央へ向けてリード端子(図示
せず)をチップスペーサ用孔96に挿入していき、最終
的にチップスペーサ97により全てのリード端子を位置
決め・挿入することができる。
【0051】なお上記した実施例では、いずれも額縁形
状のスペーサに空間部が形成されているが、この空間部
にはICパッケージ、LEDのバックライト等を配設す
ることが可能である。
【0052】図17は実施例7に係る電子部品の取り付
け構造を模式的に示した図であり、(a)はスペーサと
プリント基板とを示した斜視図、(b)は(a)に示し
たスペーサを用いて表示素子をプリント基板に搭載した
状態におけるX−X線断面図を示している。スペーサ本
体101は略直方体形状に形成され、スペーサ本体10
1の所定箇所には2個の基準ガイド孔102が形成され
ており、基準ガイド孔102は表示素子10のリード端
子11aと略同一形状を有する孔102aと、この上部
に形成されたテーパ部102bとにより構成されてい
る。またスペーサ本体101の長手側面には表示素子1
0を固定するための鈎状の保持部103が形成され、ス
ペーサ本体101の下面における所定箇所には突起10
4が形成されており、これらスペーサ本体101、基準
ガイド孔102、保持部103及び突起104とにより
表示素子の取り付け構造100が構成されている。
【0053】このように構成された取り付け構造100
を用い、表示素子10をプリント基板12に搭載する場
合、まずプリント基板12上に2個のスペーサ101を
対向して配設し、プリント基板12上の所定箇所に形成
された位置決め用孔12cに突起104を嵌合させてス
ペーサ本体101を固定する。次にリード端子11aを
基準ガイド孔102のテーパ部102b上方に位置させ
た後、表示素子10を押し下げ、リード端子11a、1
1bをリード孔12aに挿入するとともに、保持部10
3により表示素子10を固定させる。
【0054】実施例7に係る電子部品の取り付け構造1
00では、プリント基板12上の位置決め用孔12cに
突起104を嵌合させてスペーサ本体101をプリント
基板12に固定した後、スペーサ本体101上方から表
示素子10を押し下げることにより、所定の4個のリー
ド端子11aが基準ガイド孔102のテーパ部102b
下方へ向けて挿入することができる。そして残り全ての
リード端子11bもプリント基板12に形成されたリー
ド孔12aに確実に挿入させることができ、かつ保持部
103により表示素子10をプリント基板12上に固定
することができる。また対向するスペーサ101の間隔
を調整することにより、表示素子10の形状が変わる場
合にも対応することができる。
【0055】また別の実施例では、スペーサ本体101
の短辺側面に保持部が形成された取り付け構造を用いる
ことができる。
【0056】なお上記実施例では、いずれも搭載する電
子部品に表示素子10を用いたが、別の実施例では、D
IP(Dual Inline Package)等のICパッケージを搭載
する場合にも適用することができる。
【0057】また上記実施例では、いずれも基準ガイド
孔上面にテーパ部を設けたが、このようなテーパ部は必
要に応じて設ければよい。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る電子
部品の取り付け用スペーサ(1)にあっては、リード端
子と略同一形状を有するとともに、その上面にテーパ部
を有する少なくとも2個の基準ガイド孔と、該基準ガイ
ド孔の径より大きい形状を有するガイド孔とが形成され
ているので、前記基準ガイド孔とプリント基板における
所定のリード孔とが同一位置になるようにスペーサを設
定した後、該スペーサ上方から電子部品を押し下げるこ
とにより、所定の少なくとも2個のリード端子を前記基
準ガイド孔の前記テーパ部に案内させて容易に挿入させ
ることができ、残りのリード端子も正確に位置決め・挿
入させることができ、全ての前記リード端子を前記リー
ド孔に確実に挿入させることができる。また前記ガイド
孔が前記基準ガイド孔の径より大きく設定されているた
め、これらリード端子を抵抗なく、円滑に挿入させるこ
とができ、したがって前記プリント基板上に前記電子部
品を正確、かつ容易に搭載することができる。
【0059】また、電子部品の取り付け用スペーサ
(2)にあっては、所定の少なくとも2個のリード端子
を基準ガイド孔のテーパ部下方へ向けて挿入させるにつ
れ、残りのリード端子も位置決めして前記連結されたガ
イド孔に挿入させることができ、上記取り付け用スペー
サ(1)の場合と略同様の効果を得ることができるとと
もに、前記ガイド孔が連結されているため、該ガイド孔
に前記残りのリード端子をより円滑に挿入させることが
できる。
【0060】また、電子部品の取り付け用スペーサ
(3)にあっては、上記取り付け用スペーサ(1)の場
合と略同様の効果を得ることができるとともに、挿入状
態を確認しながらリード端子を所定の個数ずつ順に、基
準ガイド孔及び/またはガイド孔に挿入させることがで
き、電子部品の搭載工程を一層容易にすることができ
る。
【0061】また、電子部品の取り付け用スペーサ
(4)にあっては、上記取り付け用スペーサ(1)また
は(2)の場合と略同様の効果を得ることができるとと
もに、傾斜面上における孔形状が見掛け上大きくなるた
め、リード端子の挿入をより一層容易にすることができ
る。また少なくとも2個の基準ガイド孔及び/またはガ
イド孔上における前記傾斜面がそれぞれ異なる高さに設
定されていれば、上記取り付け用スペーサ(3)の場合
と略同一の効果を得ることができる。
【0062】また、電子部品の取り付け用スペーサ
(5)にあっては、上記取り付け用スペーサ(1)乃至
(4)のいずれかと略同様の効果を得ることができると
ともに、例えばグランド端子のような、太さが異なるリ
ード端子を有する電子部品の搭載にも用いることができ
る。
【0063】また、電子部品の取り付け用スペーサ
(6)にあっては、所定の前記チップスペーサ用孔に前
記チップスペーサを装着することにより、上記取り付け
用スペーサ(1)乃至(5)のいずれかと略同一形状に
形成することができ、したがってこれらの取り付け用ス
ペーサの場合と略同様の効果を得ることができる。また
前記電子部品の形状や前記リード端子の個数、配列等に
対応し、前記チップスペーサの装着箇所、装着個数等を
自由に変更することができ、したがって工程の変動にも
正確、迅速に対処することができ、また試作用や特殊形
状を有する電子部品の搭載に適用することができる。
【0064】また、本発明に係る電子部品の取り付け構
造(7)にあっては、電子部品とプリント基板との間に
少なくとも2個のスペーサが対向して配設され、該スぺ
ーサにリード端子と略同一形状を有し、その上面にテー
パ部を有する少なくとも2個の基準ガイド孔が形成され
るとともに、前記プリント基板に形成された位置決め用
孔に嵌合する突起が形成されているので、前記プリント
基板上の前記位置決め用孔に前記突起を嵌合させて前記
スペーサを前記プリント基板に固定した後、前記スペー
サ上方から前記電子部品を押し下げることにより、少な
くとも2個の前記リード端子を前記基準ガイド孔の前記
テーパ部下方へ向けて挿入させることができる。そして
残り全てのリード端子も前記プリント基板に形成された
リード孔に確実に挿入させることができる。また対向す
る前記スペーサの間隔を調整することにより、前記電子
部品の形状が変わる場合にも対応を可能にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の取り付け用スペーサの
実施例1を模式的に示した図であり、(a)はスペーサ
を示した斜視図、(b)は(a)に示したスペーサを用
いて表示素子をプリント基板に搭載した状態におけるX
−X線断面図、(c)は同様の状態におけるY−Y線断
面図である。
【図2】実施例2に係る電子部品の取り付け用スペーサ
を模式的に示した図であり、(a)はスペーサを示した
斜視図、(b)は(a)に示したスペーサを用いて表示
素子をプリント基板に搭載した状態のX−X線断面図で
ある。
【図3】実施例3に係る電子部品の取り付け用スペーサ
を用い、表示素子をプリント基板に搭載した状態を模式
的に示した断面図である。
【図4】別の実施例を模式的に示した断面図である。
【図5】さらに別の実施例を模式的に示した断面図であ
る。
【図6】実施例4に係る電子部品の取り付け用スペーサ
を用い、表示素子をプリント基板に搭載した状態を模式
的に示した断面図である。
【図7】別の実施例を模式的に示した断面図である。
【図8】さらに別の実施例を模式的に示した側面断面図
である。
【図9】さらに別の実施例を模式的に示した断面図であ
る。
【図10】さらに別の実施例を模式的に示した断面図で
ある。
【図11】さらに別の実施例を模式的に示した断面図で
ある。
【図12】さらに別の実施例を模式的に示した断面図で
ある。
【図13】さらに別の実施例を模式的に示した断面図で
ある。
【図14】実施例5に係る電子部品の取り付け用スペー
サを用い、表示素子をプリント基板に搭載した状態を模
式的に示した断面図である。
【図15】実施例6に係る電子部品の取り付け用スペー
サを模式的に示した図であり、(a)は下面図、(b)
は(a)のX−X線断面図である。
【図16】別の実施例を模式的に示した断面図である。
【図17】実施例7に係る電子部品の取り付け構造を模
式的に示した図であり、(a)はスペーサとプリント基
板とを示した斜視図、(b)は(a)に示したスペーサ
を用いて表示素子をプリント基板に搭載した状態におけ
るX−X線断面図である。
【図18】従来の、表示素子をプリント基板に直接的に
搭載した状態を模式的に示した斜視図である。
【符号の説明】
10 表示素子 11a、11b リード端子 12 プリント基板 21 スペーサ 22 基準ガイド孔 22a 孔 22b テーパ部 23 ガイド孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のリード端子を備えた電子部品を
    プリント基板にマウントするための電子部品取り付け用
    スペーサにおいて、前記リード端子と略同一形状を有す
    るとともに、その上面にテーパ部を有する少なくとも2
    個の基準ガイド孔と、該基準ガイド孔の径より大きい形
    状を有するガイド孔とが形成されていることを特徴とす
    る電子部品取り付け用スペーサ。
  2. 【請求項2】 少なくとも2個のガイド孔が連結されて
    いる請求項1記載の電子部品取り付け用スペーサ。
  3. 【請求項3】 少なくとも1個の基準ガイド孔及び/ま
    たはガイド孔上面が階段状に形成されている請求項1ま
    たは請求項2記載の電子部品取り付け用スペーサ。
  4. 【請求項4】 少なくとも1個の基準ガイド孔及び/ま
    たはガイド孔上面が傾斜して形成されている請求項1ま
    たは請求項2記載の電子部品取り付け用スペーサ。
  5. 【請求項5】 基準ガイド孔の内、少なくとも1個が他
    の基準ガイド孔と形状の異なる基準ガイド孔により構成
    されている請求項1乃至請求項4のいずれかの項に記載
    の電子部品取り付け用スペーサ。
  6. 【請求項6】 チップスペーサに基準ガイド孔が形成さ
    れ、スペーサ本体に前記チップスペーサ用孔が形成され
    ている請求項1乃至請求項5のいずれかの項に記載の電
    子部品取り付け用スペーサ。
  7. 【請求項7】 複数個のリード端子を備えた電子部品を
    プリント基板にマウントするための電子部品の取り付け
    構造において、前記電子部品と前記プリント基板との間
    に少なくとも2個のスペーサが対向して配設され、該ス
    ぺーサに前記リード端子と略同一形状を有し、その上面
    にテーパ部を有する少なくとも2個の基準ガイド孔が形
    成されるとともに、前記プリント基板に形成された位置
    決め用孔に嵌合する突起が形成されていることを特徴と
    する電子部品の取り付け構造。
JP28494793A 1993-11-15 1993-11-15 電子部品取り付け用スペーサ及び電子部品の取り付け構造 Pending JPH07142835A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28494793A JPH07142835A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 電子部品取り付け用スペーサ及び電子部品の取り付け構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28494793A JPH07142835A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 電子部品取り付け用スペーサ及び電子部品の取り付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07142835A true JPH07142835A (ja) 1995-06-02

Family

ID=17685135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28494793A Pending JPH07142835A (ja) 1993-11-15 1993-11-15 電子部品取り付け用スペーサ及び電子部品の取り付け構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07142835A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108174529A (zh) * 2018-02-07 2018-06-15 何建慧 一种不损耗电子元器件的焊接板
JP2018124355A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 住友大阪セメント株式会社 光変調器
CN108990251A (zh) * 2017-06-02 2018-12-11 台达电子工业股份有限公司 印刷电路板组装结构及其组装方法
CN110572955A (zh) * 2019-09-16 2019-12-13 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种辅助安装模板及对位安装方法
CN111654972A (zh) * 2020-06-29 2020-09-11 杭州富特科技股份有限公司 电路板封装结构及封装方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018124355A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 住友大阪セメント株式会社 光変調器
US10698288B2 (en) 2017-01-31 2020-06-30 Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. Optical modulator
CN108990251A (zh) * 2017-06-02 2018-12-11 台达电子工业股份有限公司 印刷电路板组装结构及其组装方法
CN108990251B (zh) * 2017-06-02 2020-12-25 台达电子工业股份有限公司 印刷电路板组装结构及其组装方法
CN108174529A (zh) * 2018-02-07 2018-06-15 何建慧 一种不损耗电子元器件的焊接板
CN108174529B (zh) * 2018-02-07 2024-05-24 何建慧 一种不损耗电子元器件的焊接板
CN110572955A (zh) * 2019-09-16 2019-12-13 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 一种辅助安装模板及对位安装方法
CN111654972A (zh) * 2020-06-29 2020-09-11 杭州富特科技股份有限公司 电路板封装结构及封装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4841414A (en) High frequency apparatus chassis and circuit board construction
JPH07142835A (ja) 電子部品取り付け用スペーサ及び電子部品の取り付け構造
US5420748A (en) Surface mounting type chip capacitor
US6735074B2 (en) Chip capacitor
US5105261A (en) Semiconductor device package having particular lead structure for mounting multiple circuit boards
US4656442A (en) Hybrid circuit device
US6702588B1 (en) Electrical connector assembly with snap-fit base and frame
US5813869A (en) IC socket and guide member
US5374907A (en) Chip type of noise suppressing filter for suppressing noise electromagnetically generated and method for manufacturing the filter
JPH0810240Y2 (ja) 電子部品装着用治具
JPH06275736A (ja) 半導体装置
KR880003259Y1 (ko) 튜너지지장치
JPH07183578A (ja) 電子部品およびこれを用いた実装構造
JPH0745979Y2 (ja) 電子部品の取付構造
JPH02268471A (ja) 光送受信モジュール用リードフレーム
JP3102114B2 (ja) リードフレーム
JPH118151A (ja) 電子部品
JPH10256753A (ja) 電子機器
JPS61283206A (ja) ビ−ズフィルタ装置の製造方法
JPH11101812A (ja) 回転速度センサ
KR200182150Y1 (ko) 비디오카세트 레코더의 테이프가이드 포스트
JP2001285010A (ja) 表面実装型圧電振動子及びその製造方法
JPH11298279A (ja) 水晶振動子
JPH1164106A (ja) 光学素子における回路基板の保持構造
JPH11204960A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990420