JPH07142615A - 不揮発性半導体メモリ装置 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置

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JPH07142615A
JPH07142615A JP5289387A JP28938793A JPH07142615A JP H07142615 A JPH07142615 A JP H07142615A JP 5289387 A JP5289387 A JP 5289387A JP 28938793 A JP28938793 A JP 28938793A JP H07142615 A JPH07142615 A JP H07142615A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フローティングゲートを有する不揮発性半導
体メモリ装置のメモリセルトランジスタを微細化する。 【構成】 半導体基板20上にフローティングゲート2
3及び第1の制御ゲート24が一定の距離を隔てて配置
され、フローティングゲート23と第1の制御ゲート2
4との間に跨るようにして第2の制御ゲート25が配置
される。第1の制御ゲート24の間の基板領域にドレイ
ン領域26が形成され、フローティングゲート23の間
の基板領域にソース領域27が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浮遊(フローティン
グ)ゲートを有する不揮発性半導体メモリ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】メモリセルが単一のトランジスタからな
る電気的に消去可能なプログラマブルROM(EEPROM:El
ectrically Erasable Programmable ROM)においては、
フローティングゲートと制御ゲートとを有する2重ゲー
ト構造のトランジスタが用いられる。このような2重ゲ
ート構造のメモリセルトランジスタの場合、ドレイン領
域付近で発生したホットエレクトロンを加速してフロー
ティングゲートに注入することでデータの書き込みが行
われる。そして、F−N(Fowler-Nordheim)トンネリン
グによってフローティングゲートから制御ゲートへ電荷
を引き抜くことでデータの消去が行われる。
【0003】図11はフローティングゲートを有する不
揮発性半導体メモリ装置のメモリセル部分の平面図、図
12はそのX−X線断面図である。この図においては、
制御ゲートがフローティングゲートと並んで配置される
スプリットゲート構造を示している。P型の半導体基板
1の表面領域に、部分的に厚く形成される酸化膜(LO
COS)よりなる分離領域2が複数の短冊状に形成さ
れ、素子領域が区画される。半導体基板1上に、酸化膜
3を介し、分離領域2の間に跨るようにしてフローティ
ングゲート4が配置される。このフローティングゲート
4は、メモリセル毎に独立して配置される。また、フロ
ーティングゲート4上の酸化膜5は、フローティングゲ
ート4の端部側の膜厚が薄くなるように形成され、これ
により、フローティングゲート4の端部を鋭角に形成し
て電界集中が生じるようにしている。複数のフローティ
ングゲート4が配置された半導体基板1上に、フローテ
ィングゲート4の各列毎に対応して制御ゲート6が配置
される。この制御ゲート6は、一部がフローティングゲ
ート4上に重なり、残りの部分が酸化膜3を介して半導
体基板1に接するように配置される。また、これらのフ
ローティングゲート4及び制御ゲート6は、それぞれ隣
り合う列が互いに線対称となるように配置される。制御
ゲート6の間の基板領域及びフローティングゲート4の
間の基板領域に、N型のドレイン領域7及びソース領域
8が形成される。ドレイン領域7は、制御ゲート6の間
で分離領域2に囲まれてそれぞれが独立し、ソース領域
8は、制御ゲート6の延在する方向に連続する。これら
のフローティングゲート4、制御ゲート6、ドレイン領
域7及びソース領域8によりメモリセルトランジスタが
構成される。そして、制御ゲート6上に、酸化膜9を介
して、アルミニウム配線10が制御ゲート6と交差する
方向に配置される。このアルミニウム配線10は、コン
タクトホール11を通して、それぞれドレイン領域7に
接続される。
【0004】このような2重ゲート構造のメモリセルト
ランジスタの場合、フローティングゲート4に注入され
る電荷の量によって閾値電圧が変動する。そこで、フロ
ーティングゲート4に選択的に電荷を注入することによ
り、特定のメモリセルトランジスタの閾値電圧を変動さ
せ、これによって生じる動作特性の差を書き込みデータ
と対応付けるようにしている。
【0005】図13は、図11に示すメモリセル部分の
回路図である。3行×3列配置された2重ゲート構造の
メモリセルトランジスタ12は、各ゲートがワード線1
3に接続され、ドレインがビット線14に接続されてソ
ースが接地される。実際には、制御ゲート6自体をワー
ド線13とし、アルミニウム配線10をビット線14と
する。そして、ワード線13がロウデコーダに接続され
ると共に、ビット線14がカラムデコーダに接続され、
それぞれが選択的に活性化される。これにより、ロウア
ドレス及びカラムアドレスに応答して特定のメモリセル
トランジスタ12が指定されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体メモリ装置にお
いて、大容量化を図る際には、メモリセルトランジスタ
の微細化が不可欠である。一般的なMOSトランジスタ
の場合、セルフアランメントゲートが採用されることか
ら、微細化においてもゲートとソース及びドレインとの
間の整合性に不都合が生じることは少ないが、上述のス
プリットゲート構造のトランジスタの場合、以下のよう
な問題が生じる。
【0007】制御ゲート6が半導体基板1と接する部分
の長さ、換言すれば、フローティングゲート4とドレイ
ン領域7との距離は、その精度が、フローティングゲー
ト4に対する制御ゲート6の配置位置の精度、即ち、制
御ゲート6を形成するときのマスクの位置合わせ精度に
より保たれている。そこで、トランジスタの微細化が進
み、トランジスタのゲート長が短くなると、フローティ
ングゲート4に対する制御ゲート6の僅かな位置ずれの
影響が無視できなくなる。このため、メモリセルトラン
ジスタの閾値電圧やフローティングゲート4に電荷を注
入する際の書き込み電圧にばらつきが生じ、誤動作を招
くおそれがあった。
【0008】そこで本発明は、ゲートの位置ずれによる
メモリセルトランジスタの動作特性への影響をなくし、
メモリセルトランジスタの微細化を図ることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために成されたもので、第1の手段は、一導電
型の半導体基板と、この半導体基板上に配置される浮遊
ゲートと、この浮遊ゲートから一定の距離を隔てて上記
半導体基板上に配置される第1の制御ゲートと、上記浮
遊ゲートと上記第1の制御ゲートとの間に跨り、少なく
とも上記浮遊ゲートの一部と重なり合って配置される第
2の制御ゲートと、上記浮遊ゲートの上記第1の制御ゲ
ートに対向する側とは反対側の基板領域に形成される逆
導電型の第1の半導体領域と、上記第1の制御ゲートの
上記浮遊ゲートに対向する側とは反対側の基板領域に形
成される逆導電型の第2の半導体領域と、を備えてなる
ものである。
【0010】そして、第2の手段は、一導電型の半導体
基板と、上記半導体基板上に配置される浮遊ゲートと、
この浮遊ゲートから一定の距離を隔てて上記半導体基板
上に配置される第1の制御ゲートと、上記浮遊ゲートと
上記第1の制御ゲートとの間に跨り、上記第1の制御ゲ
ートに接続され、且つ、少なくとも上記浮遊ゲートの一
部と重なり合って配置される制御ゲートと、上記浮遊ゲ
ートの上記第1の制御ゲートに対向する側とは反対側の
基板領域に形成される逆導電型の第1の半導体領域と、
上記第1の制御ゲートの上記浮遊ゲートに対向する側と
は反対側の基板領域に形成される逆導電型の第2の半導
体領域と、を備えてなるものである。
【0011】
【作用】本発明によれば、浮遊ゲートと第1の制御ゲー
トとを単一のマスクによって同時に形成できるため、互
いの相対的な位置がずれることはない。そして、浮遊ゲ
ートと第1の制御ゲートとの間に第2の制御ゲートを形
成することで、第2の制御ゲートが半導体基板と接する
長さ、即ち、メモリセルトランジスタのゲート長が第2
の制御ゲートの位置ずれの影響を受けることなく所定の
長さに保たれる。従って、これらのゲートをセルフアラ
イメントゲートとして形成されるドレイン及びソースに
対し、フローティングゲートの位置がずれることはな
く、各メモリセルトランジスタが所望の特性を得る。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の不揮発性半導体メモリ装置
のメモリセル部分の平面図、図2は、そのX−X線断面
図である。P型の半導体基板20の表面領域に、LOC
OSよりなる複数の分離領域2が形成され、素子領域が
区画される。半導体基板20上に、酸化膜22を介し、
隣り合う分離領域21の間に跨るようにして複数のフロ
ーティングゲート23がそれぞれ独立に配置される。ま
た、各フローティングゲート23から一定の距離を隔て
て、複数の第1の制御ゲート24が配置される。この第
1の制御ゲート24は、各列毎に連続しており、分離領
域21と交差する方向に延在する。各フローティングゲ
ート23と第1の制御ゲート24との間に、各第1の制
御ゲート24と平行な第2の制御ゲート25が配置され
る。この第2の制御ゲート25は、両端部分がフローテ
ィングゲート23と第1の制御ゲート24とに重なり、
残りの部分がフローティングゲート23と第1の制御電
極24との間で酸化膜22を介して半導体基板20に接
するように配置される。また、これらのフローティング
ゲート23、第1の制御ゲート24及び第2の制御ゲー
ト25については、それぞれ隣り合う列が互いに線対称
となるように配置される。第1の制御ゲート24の間の
基板領域及びフローティングゲート23の間の基板領域
に、それぞれN型のドレイン領域26及びソース領域2
7が形成される。ドレイン領域26は、第1の制御ゲー
ト24の間で分離領域21に囲まれてそれぞれが独立
し、ソース領域27は、第1の制御ゲート24及び第2
の制御ゲート25の延在方向に連続する。従って、フロ
ーティングゲート23、第1及び第2の制御ゲート2
4、25、ドレイン領域26及びソース領域27により
メモリセルトランジスタが構成される。
【0013】そして、第2の制御ゲート25上に、酸化
膜28を介して、アルミニウム配線29が第1の制御ゲ
ート24及び第2の制御ゲート25と交差する方向に配
置される。このアルミニウム配線29は、コンタクトホ
ール30を通して、それぞれドレイン領域26に接続さ
れる。この半導体メモリ装置におけるデータの書き込
み、消去及び読み出しの各動作は、例えば、以下のよう
にして行われる。書き込み動作においては、第1の制御
ゲート24の電位を5V、第2の制御ゲート25の電位
を2Vとし、ドレイン領域26を0.5V、ソース領域
27を12Vとする。これにより、ドレイン領域26付
近で発生するホットエレクトロンがフローティングゲー
ト23側へ加速され、酸化膜22を通してフローティン
グゲート23に注入されてデータの書き込みが成され
る。逆に、消去動作においては、ドレイン領域26及び
ソース領域27の電位を0Vとし、第1の制御ゲート2
4を5V、第2の制御ゲート25を14Vとする。これ
により、フローティングゲート23内に保持されている
電荷が、フローティングゲート23の端部の鋭角部分か
らF−Nトンネリングによって酸化膜22を突き抜けて
第2の制御ゲート25に放出されてデータが消去され
る。なお、データの消去においては、全てのメモリセル
トランジスタに一様に電圧を与えることによって一括消
去が可能である。そして、読み出し動作においては、第
1の制御ゲート24の電位を5V、第2の制御ゲート2
5の電位を4Vとし、ドレイン領域26を2V、ソース
領域27を0Vとする。このとき、メモリセルトランジ
スタの閾値電圧が4V以下であればメモリセルトランジ
スタがオンしてドレイン領域26からソース領域27へ
電流が流れ、閾値電圧が4V以上であればメモリセルト
ランジスタがオンせず、ドレイン領域26からソース領
域27への電流は流れない。そこで、ドレイン領域26
から流れ出す電流をセンスアンプにより検出することで
メモリセルトランジスタのオン/オフの判定、即ち、書
き込まれたデータの判定が成される。ここで、各動作条
件において第1の制御ゲート24を5Vとしているが、
第2の制御ゲート25と同一電位により駆動する場合で
も同様の動作をさせることができる。
【0014】以上のような半導体メモリ装置において
は、フローティングゲート23からドレイン領域26ま
での距離が、フローティングゲート23と第1の制御ゲ
ート24との間隔及び第1の制御ゲート24の長さによ
って決まる。従って、フローティングゲート23に対す
る第2の制御ゲート25の位置ずれが生じても、メモリ
セルトランジスタの閾値電圧やフローティングゲート2
3にホットエレクトロンを注入させる際に必要な書き込
み電圧がばらつくことがなくなる。
【0015】図3乃至図7は、本発明の不揮発性半導体
メモリ装置を製造する方法を説明する工程別の断面図で
ある。第1工程では、P型の半導体基板20上に酸化膜
22を介して多結晶シリコン層31を積層し、この多結
晶シリコン層31表面に酸化膜32を形成する。さら
に、図3に示すように、耐酸化マスクとなる窒化膜33
を酸化膜32上に形成し、この窒化膜33をパターニン
グして後にゲート電極となる部分に開口を形成する。
【0016】第2工程では、図4に示すように、窒化膜
33を耐酸化マスクとして酸化膜32を選択的に酸化す
る。この酸化によれば、窒化膜33の開口部分で、酸化
膜32が表面側及び多結晶シリコン層31側へ成長して
厚い酸化膜34が形成され、これによって、多結晶シリ
コン層31の膜厚が部分的に薄くなる。第3工程では、
まず窒化膜33を除去し、さらに厚い酸化膜34の下の
多結晶シリコン層31を残るようにして除去すること
で、図5に示すように、フローティングゲート23及び
第1の制御ゲート24を形成する。
【0017】第4工程では、フローティングゲート23
及び第1の制御ゲート24上の酸化膜34を覆うように
多結晶シリコン層35を積層し、図6に示すように、多
結晶シリコン層35をパターニングして第2の制御ゲー
ト25を形成する。このようにして形成されたフローテ
ィングゲート23及び第1の制御ゲート24は、その上
面側の端部が反り上がった形状を成している。
【0018】第5工程では、図7に示すように、フロー
ティングゲート23、第1及び第2の制御ゲート24、
25をマスクとし、フローティングゲート23の間の基
板領域及び第1の制御ゲート24の間の基板領域に、N
型の不純物イオン、例えばリンイオン(P)を注入し、
ドレイン領域26及びソース領域27を形成する。とこ
ろで、ソース領域27については、フローティングゲー
ト23と結合してフローティングゲート23の電位を制
御できるようにするため、フローティングゲート23の
下の領域まで拡げる必要がある。そこで、ドレイン領域
26の形成とソース領域27の形成とを別工程で行い、
ソース領域27形成時のリンイオンの注入エネルギーを
高くしてN型の不純物イオンが拡がり易いようにする。
【0019】その後の工程では、第2の制御ゲート25
の表面及び酸化膜22の露出面を熱酸化して新たな酸化
膜28を形成し、さらに、ドレイン領域26部分にコン
タクトホール30を形成した後にアルミニウム配線29
を形成する。図8は、本発明の他の実施例の断面図であ
り、図2と同一部分を示している。フローティングゲー
ト23、ドレイン領域26及びソース領域27について
は、図2と同一形状を成している。即ち、半導体基板2
0上にフローティングゲート23と第1の制御ゲート2
4とが一定の間隔を隔てて配置され、第1の制御ゲート
24の間にドレイン領域26が設けられると共にフロー
ティングゲート23の間にソース領域27が形成され
る。ここで特徴となる点は、フローティングゲート23
と第1の制御ゲート24との間に第2の制御ゲート25
を第1の制御ゲート24に接続するようにして配置し、
複合制御ゲート40を形成したことにある。第1の制御
ゲート24と第2の制御ゲート25とが電気的に接続さ
れた複合制御ゲート40は、単一の制御ゲートとして働
くことになるため、データの書き込み、消去及び読み出
しの各動作に関して、図12に示す従来の半導体メモリ
装置と同一になる。
【0020】このような複合制御ゲート40について
は、半導体基板20に接する長さが第1の制御ゲート2
4の長さ及びフローティングゲート23と第1の制御ゲ
ート24との間隔によって決められる。従って、フロー
ティングゲート23と第1の制御ゲート24とを同一工
程にて形成し、これらをセルフアライメントゲートとし
てドレイン領域26及びソース領域27を形成すれば、
第2の制御ゲート25の位置ずれがメモリセルトランジ
スタの動作特性に影響を及ぼすことはない。
【0021】複合制御ゲート40を有する半導体メモリ
装置の製造方法に関しては、図3乃至図7にて説明した
製造方法に、第1の制御ゲート24と第2の制御ゲート
25とを接続するための工程を追加すればよい。具体的
には、フローティングゲート23及び第1の制御ゲート
24を形成する第3工程の次に、図9及び図10に示し
た以下の工程を追加する。
【0022】まず、図9に示すように、フローティング
ゲート23、第1の制御ゲート24及び酸化膜22を覆
うようにレジスト層41を形成し、このレジスト層41
をエッチバックすることによってフローティングゲート
23及び第1の制御ゲート24上の酸化膜34の表面を
露出させる。これにより、フローティングゲート23及
び第1の制御ゲート24の間隙部分にのみレジスト層4
2が形成される。
【0023】さらに、図10に示すように、新たなレジ
スト層43を形成し、第1の制御ゲート24と第2の制
御ゲート25とのコンタクトを取るべき位置に開口部4
4を形成する。そこで、このレジスト層43をマスクと
してエッチングし、第1の制御ゲート24を覆う酸化膜
34の一部を除去する。このとき、第1の制御ゲート2
4の一部が同時に除去されても、第2の制御電極25に
よって補われるため差し支えない。また、開口部44の
底部には、先の工程で形成されたレジスト層42がある
ため、ゲート絶縁膜となるシリコン基板20の表面の酸
化膜22が劣化することはない。
【0024】そして、各レジスト層42、43が除去さ
れた後に、図6に示す第4工程へと続けられ、第2の制
御ゲート25が形成される。これにより、第2の制御ゲ
ート25が第1の制御ゲート24に電気的に接続され、
図8に示すように複合制御ゲート40が形成される。以
上の実施例においては、P型の半導体基板20にN型の
ドレイン領域26及びソース領域27を形成するNチャ
ンネル型の場合を例示したが、N型の半導体基板を用い
るPチャンネル型にて構成することも可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、メモリセルトランジス
タの制御ゲートの位置ずれによる閾値電圧の変動がなく
なるため、メモリセルトランジスタの微細化が可能にな
る。特に、メモリセルトランジスタのゲートサイズが1
μm以下の場合に有効であり、メモリセルの大容量化が
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の半導体メモリ装置の製造方法の第1工
程を示す断面図である。
【図4】本発明の半導体メモリ装置の製造方法の第2工
程を示す断面図である。
【図5】本発明の半導体メモリ装置の製造方法の第3工
程を示す断面図である。
【図6】本発明の半導体メモリ装置の製造方法の第4工
程を示す断面図である。
【図7】本発明の半導体メモリ装置の製造方法の第5工
程を示す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図9】本発明の半導体メモリ装置の製造方法の第1の
追加工程を示す断面図である。
【図10】本発明の半導体メモリ装置の製造方法の第2
の追加工程を示す断面図である。
【図11】従来の半導体メモリ装置の平面図である。
【図12】従来の半導体メモリ装置の断面図である。
【図13】メモリセル部分の回路図である。
【符号の説明】
1、20 半導体基板 2、21 分離領域 3、5、9、22、28、32、34 酸化膜 4、23 フローティングゲート 6 制御ゲート 7、26 ドレイン領域 8、27 ソース領域 10、29 アルミニウム配線 11、30 コンタクトホール 12 メモリセルトランジスタ 13 ワードト線 14 ビット線 24 第1の制御ゲート 25 第2の制御ゲート 31、35 多結晶シリコン層 33 窒化膜 40 複合制御ゲート 41、42、43 レジスト層 44 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/115

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、この半導体基
    板上に配置される浮遊ゲートと、この浮遊ゲートから一
    定の距離を隔てて上記半導体基板上に配置される第1の
    制御ゲートと、上記浮遊ゲートと上記第1の制御ゲート
    との間に跨り、少なくとも上記浮遊ゲートの一部と重な
    り合って配置される第2の制御ゲートと、上記浮遊ゲー
    トの上記第1の制御ゲートに対向する側とは反対側の基
    板領域に形成される逆導電型の第1の半導体領域と、上
    記第1の制御ゲートの上記浮遊ゲートに対向する側とは
    反対側の基板領域に形成される逆導電型の第2の半導体
    領域と、を備えたことを特徴とする不揮発性半導体メモ
    リ装置。
  2. 【請求項2】 一導電型の半導体基板と、上記半導体基
    板上に配置される浮遊ゲートと、この浮遊ゲートから一
    定の距離を隔てて上記半導体基板上に配置される第1の
    制御ゲートと、上記浮遊ゲートと上記第1の制御ゲート
    との間に跨り、上記第1の制御ゲートに接続され、且
    つ、少なくとも上記浮遊ゲートの一部と重なり合って配
    置される制御ゲートと、上記浮遊ゲートの上記第1の制
    御ゲートに対向する側とは反対側の基板領域に形成され
    る逆導電型の第1の半導体領域と、上記第1の制御ゲー
    トの上記浮遊ゲートに対向する側とは反対側の基板領域
    に形成される逆導電型の第2の半導体領域と、を備えた
    ことを特徴とする不揮発性半導体メモリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1020926A2 (en) * 1999-01-12 2000-07-19 Lucent Technologies Inc. Split gate memory cell
EP1020902A2 (en) * 1999-01-12 2000-07-19 Lucent Technologies Inc. Method of fabricating a split gate memory cell

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1020926A2 (en) * 1999-01-12 2000-07-19 Lucent Technologies Inc. Split gate memory cell
EP1020902A2 (en) * 1999-01-12 2000-07-19 Lucent Technologies Inc. Method of fabricating a split gate memory cell
EP1020926A3 (en) * 1999-01-12 2002-01-16 Lucent Technologies Inc. Split gate memory cell
EP1020902A3 (en) * 1999-01-12 2002-01-23 Lucent Technologies Inc. Method of fabricating a split gate memory cell

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