JPH07142073A - 内部改質燃料電池 - Google Patents

内部改質燃料電池

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JPH07142073A
JPH07142073A JP5291725A JP29172593A JPH07142073A JP H07142073 A JPH07142073 A JP H07142073A JP 5291725 A JP5291725 A JP 5291725A JP 29172593 A JP29172593 A JP 29172593A JP H07142073 A JPH07142073 A JP H07142073A
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anode
fuel cell
catalyst
reforming
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Hajime Saito
一 斉藤
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改質触媒の電解質による汚染を防止し、さら
に燃料ガスの改質触媒への接触を改善する。 【構成】 燃料電池12間を分離するセパレータ23の
アノード電極21側にアノードガス流路23aが設けら
れ、このアノードガス流路23aに添って改質触媒24
を充填した触媒室25と空間26を交互に配置する。触
媒室25はアノードガス流路23aを遮断する囲壁27
を有し、この囲壁27に流路を構成する複数の開口28
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料ガスを水素ガスを主
成分とするアノードガスに改質する改質器を燃料電池に
内蔵した溶融炭酸塩型の内部改質燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融炭酸塩型燃料電池は、高効率、かつ
環境への悪影響が少ないなど、従来の発電装置にはない
特徴を有しており、水力・火力・原子力に続く発電シス
テムとして注目を集め、現在世界各国で鋭意研究開発が
行われている。
【0003】特に天然ガスを燃料とする溶融炭酸塩型燃
料電池を用いた発電設備では、図4に示すように天然ガ
ス等の燃料ガス1を水素を含むアノードガス2に改質す
る改質器10と、アノードガス2と酸素を含むカソード
ガス3とから発電する燃料電池12とを一般的に備えて
おり、改質器10で作られたアノードガス2は燃料電池
12に供給され、燃料電池12内でその大部分(例えば
80%)を消費した後、アノード排ガス4として改質器
10の燃焼室Coに供給される。燃料ガス1は燃料予熱
器11で予熱されて改質器10の改質室Reに入る。改
質器10ではアノード排ガス4中の可燃成分(水素、一
酸化炭素、メタン等)を燃焼室Coで燃焼し、高温の燃
焼ガスにより改質室Reを加熱し内部を流れる燃料を改
質する。
【0004】改質室10を出た燃焼排ガス5は、空気予
熱器13で熱回収され、凝縮器14と気水分離器15で
水分を除去され、タービン圧縮機(動力回収装置16)
で加圧された空気6が混入し、この混合ガスが空気予熱
器13で加熱されてカソードガス3に合流する。これに
より、電池のアノード側で発生した二酸化炭素が、燃焼
排ガス5を介して燃料電池用のカソードガス3に入り、
燃料電池12のカソード反応に必要な二酸化炭素をカソ
ード側Cに供給する。カソードガス3は燃料電池内でそ
の一部が反応してカソード排ガス7となり、その一部は
カソード入口側に再循環され、一部は改質器10の燃焼
室Coに供給されてアノード排ガス4を燃焼させ、残り
は動力回収装置16に供給されて圧力回収され、系外に
排出される。なお、図中12aは燃料電池12の格納容
器、8は格納容器12aに供給されるパージガスであ
る。
【0005】改質室10では内部を流れる燃料ガス1を
改質するため燃焼室Coでの高温の燃焼ガスにより改質
室Reを加熱する。一方燃料電池12の運転は発熱作用
を伴うため、燃料電池12のアノード側Aに改質触媒を
直接充填し、改質器10と燃料電池12を一体化した内
部改質燃料電池が用いられている。かかる内部改質燃料
電池は、改質により発生した水素が直ちに燃料電池で消
費されるため、改質器の温度(例えば、800℃以上)
よりも低い燃料電池の運転温度(約600〜700℃)
においても、改質率が高い利点がある。
【0006】図5はこのような内部改質燃料電池の模式
図である。燃料電池12は電解質板20を挟んでアノー
ド電極21とカソード電極22よりなり、アノード側A
とカソード側Cとの間のガスシールは燃料電池12の運
転温度(約600〜700℃)における電解質の濡れ
(表面張力)によっている(ウェットシールと呼ぶ)。
燃料電池12はセパレータ23を挟んで多段に積層され
ており、アノード電極21と接する面にはアノードガス
を供給するアノードガス流路23aが設けられ、カソー
ド電極22と接する面にはカソードガス3を供給するカ
ソードガス流路23bが設けられている。アノードガス
流路23aには改質触媒24が充填されており、燃料ガ
ス1は燃料電池12によって加熱された改質触媒24に
より水素ガスに改質されアノード電極21に供給されて
電池反応行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】改質触媒24はアノー
ド電極21に直接接触しているため電解質による濡れに
よって改質触媒が汚染され劣化する。また燃料ガス入力
付近では改質触媒と殆ど接触しない燃料ガスがアノード
電極21に供給されたり、また、アノード電極21面に
添って流れるガスは改質触媒24とあまり接触しない。
このように改質触媒24に十分接触しない燃料ガスは水
素ガスに改質されないので改質器としての効率が悪くな
り、燃料電池の出力も低下する。
【0008】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、電解質による改質触媒の汚染を防止し、さらに燃
料ガスの改質触媒への接触を改善した内部改質燃料電池
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、水素を含むアノードガスをアノード電極に供給し、
酸素を含むカソードガスをカソード電極に供給して発電
する燃料電池と、燃料電池間を分離するセパレータを備
え、前記セパレータのアノード電極側には、燃料電池か
ら伝熱される熱で燃料ガスを改質する改質器が設けら
れ、該改質器は一面をアノード電極とするアノードガス
流路に添って、改質触媒を充填した触媒室と空間とが交
互に配置された構成より成り、該触媒室はアノードガス
流路を遮断する囲壁を有し、該囲壁には流路を構成する
複数の開口が設けられている。
【0010】また、アノードガス流路を遮断する囲壁に
設けられた前記開口は、アノード電極面近傍より離れて
中央側に配置されている。
【0011】
【作用】改質器は、一面をアノード電極とするアノード
ガス流路に添って、改質触媒を充填した触媒室が空間と
交互に配置された構成となっており、触媒室にはアノー
ドガス流路を遮断する囲壁が設けられ、この囲壁には流
路を構成する複数の開口が設けられている。改質触媒は
触媒室内に充填されているので電解質に接する可能性は
少なく、劣化が防止される。また触媒室の囲壁に設けら
れた開口を通って燃料ガスや改質された水素ガスは流れ
てゆくので、改質触媒と十分接するような位置に開口を
設けることにより燃料ガスが改質されない状態でアノー
ド電極に供給されることはなくなる。
【0012】触媒室の上部、つまりアノード電極面近傍
のところは、改質触媒が十分充填されず間隙の生じやす
い所である。そこでアノードガス流路を遮断する囲壁に
設けられた開口はアノード電極面近傍より中央側に配置
することにより、燃料ガスが改質触媒とより多く接触す
るようになり、改質効率が向上する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は実施例の構成の模式図であり、図2
は実施例の立体的分解図、図3は図1のX−X断面図で
ある。図1において、図4と同一符号は同一の機能を有
するものを表す。
【0014】電解質板20を挟んでアノード電極21と
カソード電極22により燃料電池12が構成され、セパ
レータ23を挟んで燃料電池12は積層される。セパレ
ータ23のアノード電極21に接する側にはアノードガ
ス流路23aが形成され、カソード電極22に接する側
にはカソードガス流路23bが形成されている。アノー
ドガス流路23a内には周囲を囲壁で囲まれ、内部に改
質触媒24を充填された角柱状の触媒室25がアノード
ガス流路23aの流れ方向と軸方向を直交するように配
置されている。触媒室25の囲壁は耐食性のあるステン
レス鋼などが用いられている。各触媒室25はほぼ触媒
室25と同じ断面形状の空間26と交互に配置され、こ
の空間26においてアノードガス流路23aはアノード
電極21と接し、改質された水素ガスがアノード電極2
1に供給される。アノードガス流路23aの流れ方向と
直交する触媒室25の囲壁27には、図3に示すように
多数の開口28が設けられ流路を形成する。開口28は
アノード電極21近傍の上部からある程度離れた高さ以
下に設ける。これは触媒室25の天井壁近傍は改質触媒
24が十分充填されない場合があり、ここを燃料ガス1
が通らないようにするためである。なお、両側および下
側からもある程度離れた位置から開口28が設けられて
いる。カソードガス流路23bは一面がカソード電極2
2に接し、カソードガスの流れ方向に流路が形成されて
いる。
【0015】次に動作について説明する。燃料電池12
の運転により触媒室25内の改質触媒24は電池運転温
度(約600〜700℃)に加熱されている。燃料ガス
1が入ってくると最初の触媒室25である程度の燃料ガ
スが改質され水素を主成分とする改質ガスとなり、空間
26でアノード電極21に供給される。次の触媒室25
には燃料ガス1と改質ガスと電池反応により発生したア
ノード排ガスが入り、燃料ガス1は改質ガスとなり、改
質ガスとアノード排ガスはそのまま次の空間26に出て
きて、改質ガスがアノード電極21に供給される。以降
同様にして各触媒室25を通るごとに燃料ガス1は改質
ガスとなって減少してゆき、アノード排ガスは増加し、
改質ガスも最終の触媒室25に近づくにつれて少なくな
ってゆく。最終触媒室25を出るガスはアノード排ガス
4が大部分で多少の改質ガスが含まれる。この改質ガス
を含むアノード排ガス4は燃焼室Coで燃焼される。こ
の燃焼排ガスにはアノード排ガス4に含まれる二酸化炭
素と、燃焼によって生じた二酸化炭素が含まれる。
【0016】カソード排ガス7の一部と、燃焼室Coよ
り出た燃焼排ガスは空気6と混入しカソードガス3とな
り高温ブロワ18でカソードガス流路23bに供給され
る。カソードガス3には空気6に含まれる酸素と燃焼排
ガスに含まれる二酸化炭素が含まれ、カソード反応が行
われる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
はアノード電極に接した触媒室を流路に添って空間と交
互に設け、触媒室の囲壁によって改質触媒を電解質と分
離しているので、改質触媒の劣化を防止することができ
る。また、触媒室の囲壁に複数の開口を設け、改質触媒
と燃料ガスが十分接触するよう開口位置を設定すること
により、燃料ガスが改質されずに直接アノード電極に供
給される量を少なくしている。また、燃料ガスが多段の
触媒層を通過しながら電池反応を行ってゆくので各反応
が均一になり、改質反応による吸熱作用との相乗効果に
より、燃料電池出入口の温度差が小さくなるため、カソ
ードリサイクル用の高温ブロワ18の動力は極めて小さ
くなり燃料電池プラントの効率を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の内部改質燃料電池の構成を示す模式図
である。
【図2】実施例の内部改質燃料電池の立体的分解図であ
る。
【図3】図1のX−X断面図で開口の配置を示す図であ
る。
【図4】従来の溶融炭酸塩型燃料電池を用いた発電設備
の全体構造図である。
【図5】従来の内部改質燃料電池の模式図である。
【符号の説明】
1 燃料ガス 2 アノードガス 3 カソードガス 4 アノード排ガス 5 燃焼排ガス 6 空気 7 カソード排ガス 12 燃料電池 18 高温ブロワ 20 電解質板 21 アノード電極 22 カソード電極 23 セパレータ 23a アノードガス流路 23b カソードガス流路 24 改質触媒 25 触媒室 26 空間 27 囲壁 28 開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素を含むアノードガスをアノード電極
    に供給し、酸素を含むカソードガスをカソード電極に供
    給して発電する燃料電池と、燃料電池間を分離するセパ
    レータを備え、 前記セパレータのアノード電極側には、燃料電池から伝
    熱される熱で燃料ガスを改質する改質器が設けられ、 該改質器は一面をアノード電極とするアノードガス流路
    に添って、改質触媒を充填した触媒室と空間とが交互に
    配置された構成より成り、 該触媒室はアノードガス流路を遮断する囲壁を有し、該
    囲壁には流路を構成する複数の開口が設けられているこ
    とを特徴とする内部改質燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記アノードガス流路を遮断する囲壁に
    設けられた開口は、アノード電極面近傍より離れて中央
    側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の内
    部改質燃料電池。
JP29172593A 1993-11-22 1993-11-22 内部改質燃料電池 Expired - Fee Related JP3240785B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100731329B1 (ko) * 2006-02-10 2007-06-21 두산중공업 주식회사 연료개질실을 포함하는 용융탄산염 연료전지용 분리판 및그의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100731329B1 (ko) * 2006-02-10 2007-06-21 두산중공업 주식회사 연료개질실을 포함하는 용융탄산염 연료전지용 분리판 및그의 제조방법

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