JPH07141946A - ケーブルの製造方法 - Google Patents

ケーブルの製造方法

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Publication number
JPH07141946A
JPH07141946A JP5289499A JP28949993A JPH07141946A JP H07141946 A JPH07141946 A JP H07141946A JP 5289499 A JP5289499 A JP 5289499A JP 28949993 A JP28949993 A JP 28949993A JP H07141946 A JPH07141946 A JP H07141946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cable
cord
fiber
high strength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5289499A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kato
雅裕 加藤
Tomoo Kozuka
知郎 小塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
Priority to JP5289499A priority Critical patent/JPH07141946A/ja
Publication of JPH07141946A publication Critical patent/JPH07141946A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 円形により合わせられたケーブル本体6の外
周には、1本もしくは複数本の高強度繊維紐7が所定の
ピッチで横巻きされ、更に、この高強度繊維紐7の横巻
層の外周には、ゴム引き布テープや不織布等のテープ8
が巻回されている。なお高強度繊維紐7としては、高強
度ポリエステル繊維や高強度炭素繊維もしくはこれらの
繊維を紐状に成形されたものが使用される。 【効果】 複数条の絶縁線心のより合わせ間隙に充填さ
れる介在物の膨れを、強度の高い高強度繊維紐7で抑え
ることができ、また横巻き高強度繊維紐7の間隙から食
み出る介在物を、高強度繊維紐7の横巻層の外周に設け
られた抑えテープ8の巻回層によって抑えることができ
るので、外表面に凹凸が発生する恐れのない外観の良好
な電気ケーブルを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数条の絶縁線心をよ
り合わせて成るケーブル本体の外周に抑えテープの巻回
層を備える電気ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、3心タイプの架橋ポリエチレン
絶縁ケーブルとしては、図3に示すように、ケーブル本
体1の外周に、バインダーテープの巻回層2を設け、こ
の外側にビニルシース3を設けて成るものが知られてい
る。ここで、ケーブル本体1としては、導体4aの外周
に架橋ポリエチレン絶縁体4bを設けて成る3条の絶縁
線心4を、ジュートやポリプルピレン紐から成る介在物
5と共に円形により合わせて成るものが知られており、
また、バインダーテープ2としては、ゴム引き布テープ
や不織布等のテープが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のゴム
引き布テープや不織布等のテープは、小サイズの電力ケ
ーブルや制御用ケーブルもしくは通信用のケーブルのバ
インダーテープとしては、十分その役割を果たしうる
が、ケーブルが大サイズの電力ケーブルの場合にあって
は、前記のゴム引き布テープや不織布等のテープの強度
が不足し、あるいはこれらのテープが長手方向に伸びる
ため、介在物(特にポリプルピレン紐から成る介在物の
場合)5の膨れを十分に抑えることができず、ひいては
ケーブル本体1の外周に凸凹が生じ、ケーブルの外観が
不良となる恐れがあった。
【0004】このため、ゴム引き布テープの巻回層の外
側に更にゴム引き布テープの巻回層を設けることも行わ
れているが、テープ自身の強度が不足するため、依然と
して、前記の介在物5の膨れを防止できないという難点
があった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、介在物の膨れを防止し、外観が良好
な電気ケーブルの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気ケーブルの
製造方法は、複数条の絶縁線心をより合わせて成るケー
ブル本体の外周に、高強度繊維紐を横巻きし、この外側
に抑えテープの巻回層を介してシースを形成することを
特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の電気ケーブルの製造方法においては、
複数条の絶縁線心のより合わせ間隙に充填される介在物
の膨れを、強度の高い高強度繊維紐で抑えることがで
き、また横巻き高強度繊維紐の間隙から食み出る介在物
を、高強度繊維紐の横巻層の外周に設けられた抑えテー
プの巻回層によって抑えることができるので、外表面に
凹凸が発生する恐れのない外観の良好な電気ケーブルを
提供することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は、本発明の電気ケーブルの製造状況を示す
説明図である。図1において、符号6は、ケーブル本体
を示しており、かかるケーブル本体6は、図3と同様
に、導体の外周に架橋ポリエチレン絶縁体を設けて成る
3条の絶縁線心6aと、3条の絶縁線心6aのより合わ
せ線心の間隙に充填されたジュートやポリプルピレン紐
等から成る介在物6bとで構成されている。しかして、
円形により合わせられたケーブル本体6の外周には、1
本もしくは複数本の高強度繊維紐7が所定のピッチで横
巻きされ、更に、この高強度繊維紐7の横巻層の外周に
は、通常、3心ケーブルのより合わせ線心のバインダー
として使用されているゴム引き布テープや不織布等のテ
ープ8が巻回されている。なお、このより合わせ線心の
バインダーの外側には、図示しないビニルシース等のシ
ースが押出被覆されている。
【0009】高強度繊維紐7としては、高強度ポリエス
テル繊維や高強度炭素繊維もしくはこれらの繊維を紐状
に成形されたものが使用される。
【0010】この実施例においては、先ず、複数条の絶
縁線心6aのより合わせ間隙に充填される介在物6bの
膨れを、強度の高い高強度繊維紐7で抑えている。しか
しながら、この高強度繊維紐7の横巻きのみでは、高強
度繊維紐7の間隙から介在物6bが食み出る恐れがあ
る。そこで、本発明においては、高強度繊維紐7を横巻
きしたものの外側に、更に、ゴム引き布テープや不織布
等のテープ8の巻回層を設け、このゴム引き布テープや
不織布等のテープ巻回層によってケーブル本体6の外周
に生じる凸凹を平滑にしている。従って、この部分に設
けるバインダーとしては、通常、より合わせ線心のバイ
ンダーとして使用しているゴム引き布テープや不織布等
のテープ等で十分である。
【0011】図2は、本発明の他の実施例を示してい
る。この実施例においては、先ず、円形により合わせら
れたケーブル本体6の外周に、1本もしくは複数本の第
1の高強度繊維紐7aを所定のピッチで例えば右方向に
横巻きし、次に、1本もしくは複数本の第2の高強度繊
維紐7bを所定のピッチで例えば左方向に横巻きしてい
る。また、これらの第1、第2の高強度繊維紐7a、7
bの横巻層の外周には、図1と同様に、ケーブルコアの
バインダーとして使用されているゴム引き布テープや不
織布等のテープ8が巻回されている。
【0012】この実施例においては、第1、第2の高強
度繊維紐7a、7bを互いに反対方向に所定のピッチで
横巻きすることで、横巻きされた高強度繊維紐7a、7
bが網目状と成り、これによって介在物6bの膨れを防
止することができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電気ケー
ブルの製造方法によれば、複数条の絶縁線心のより合わ
せ間隙に充填される介在物の膨れを、強度の高い高強度
繊維紐で抑えることができ、また横巻きされた高強度繊
維紐の間隙から食み出る介在物を、高強度繊維紐の横巻
層の外周に設けられた抑えテープの巻回層によって抑え
ることができるので、外表面に凹凸が発生する恐れのな
い外観の良好な電気ケーブルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気ケーブルの製造状況を示す説明図
【図2】本発明の他の実施例を示す説明図
【図3】電力ケーブルの横断面図
【符号の説明】
6………ケーブル本体 6a……絶縁線心 6b……介在物 7………高強度繊維紐 7a……高強度繊維紐 7b……高強度繊維紐 8………テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数条の絶縁線心をより合わせて成るケ
    ーブル本体の外周に、高強度繊維紐を横巻きし、この外
    側に抑えテープの巻回層を介してシースを形成すること
    を特徴とする電気ケーブルの製造方法。
JP5289499A 1993-11-18 1993-11-18 ケーブルの製造方法 Pending JPH07141946A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5289499A JPH07141946A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 ケーブルの製造方法

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JP5289499A JPH07141946A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 ケーブルの製造方法

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JPH07141946A true JPH07141946A (ja) 1995-06-02

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ID=17744071

Family Applications (1)

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JP5289499A Pending JPH07141946A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 ケーブルの製造方法

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JP (1) JPH07141946A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110757841A (zh) * 2019-11-05 2020-02-07 山西金广丰线缆有限公司 一种碳纤维复合芯的生产方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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