JPH0714186A - 光ピックアップ - Google Patents
光ピックアップInfo
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- JPH0714186A JPH0714186A JP15471193A JP15471193A JPH0714186A JP H0714186 A JPH0714186 A JP H0714186A JP 15471193 A JP15471193 A JP 15471193A JP 15471193 A JP15471193 A JP 15471193A JP H0714186 A JPH0714186 A JP H0714186A
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- JP
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- focus
- tracking
- arm
- coil
- magnet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小径の光ディスクに適し、外乱に強く、耐振
性に優れた光ピックアップを提供する。 【構成】 光ディスク面に垂直なトラッキング軸5の回
りに、ベース17に対し回動自在に取り付けられた回動
ヨーク2と、回動ヨーク2に固定され、トラッキング軸
5と直角に交差する水平なフォーカス軸4の回りに、回
動ヨーク2に対して回動自在に取り付けられたアーム1
よりなり、アーム1が、回動ヨーク2を取り囲み、か
つ、回動ヨーク2に固定したフォーカス軸4を備えたリ
ング状の腕部1aと、その一端に固定された光学ブロッ
ク1bと、他端に固定されたカウンタウエイト14より
構成され、回動ヨーク2には、トラッキングマグネット
8とフォーカスマグネット9を設けて2つの磁気回路を
構成し、各磁気回路の磁気ギャップには、ベース17に
固定したトラッキングコイル11と、アーム1に固定し
たフォーカスコイル10を挿入し、光ピックアップを構
成する。
性に優れた光ピックアップを提供する。 【構成】 光ディスク面に垂直なトラッキング軸5の回
りに、ベース17に対し回動自在に取り付けられた回動
ヨーク2と、回動ヨーク2に固定され、トラッキング軸
5と直角に交差する水平なフォーカス軸4の回りに、回
動ヨーク2に対して回動自在に取り付けられたアーム1
よりなり、アーム1が、回動ヨーク2を取り囲み、か
つ、回動ヨーク2に固定したフォーカス軸4を備えたリ
ング状の腕部1aと、その一端に固定された光学ブロッ
ク1bと、他端に固定されたカウンタウエイト14より
構成され、回動ヨーク2には、トラッキングマグネット
8とフォーカスマグネット9を設けて2つの磁気回路を
構成し、各磁気回路の磁気ギャップには、ベース17に
固定したトラッキングコイル11と、アーム1に固定し
たフォーカスコイル10を挿入し、光ピックアップを構
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気デ
ィスクなどの光記録再生装置に関するもので、特に、2
次元に駆動するアクチュエータにより駆動されるスイン
グアーム方式の光ピックアップに関する。
ィスクなどの光記録再生装置に関するもので、特に、2
次元に駆動するアクチュエータにより駆動されるスイン
グアーム方式の光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに情報を記録、再生する光ピ
ックアップには、トラッキングをリニア方式やスイング
アーム方式で行う様々な方式が提案されている。その
内、スイングアーム方式の光ピックアップは、リニア方
式の光ピックアップに比べ、移送系が不要で構造が簡単
にでき、また全体の重量バランスを取ることで外乱に強
いなどの特長がある。特に最近は、オーディオ信号の記
録再生装置のみならず、パソコンやワープロなどのポー
タブル化に伴い、記録媒体としての光ディスク装置の、
小型・薄型化、軽量化、さらには対振性が要望されてい
る。この様な用途には、スイングアーム方式(例えば特
開平3−46134号公報)の光ピックアップを用いた
光ディスク装置が適している。以下に、従来のスイング
アーム方式の光ピックアップの構成を図面を参照しなが
ら説明する。
ックアップには、トラッキングをリニア方式やスイング
アーム方式で行う様々な方式が提案されている。その
内、スイングアーム方式の光ピックアップは、リニア方
式の光ピックアップに比べ、移送系が不要で構造が簡単
にでき、また全体の重量バランスを取ることで外乱に強
いなどの特長がある。特に最近は、オーディオ信号の記
録再生装置のみならず、パソコンやワープロなどのポー
タブル化に伴い、記録媒体としての光ディスク装置の、
小型・薄型化、軽量化、さらには対振性が要望されてい
る。この様な用途には、スイングアーム方式(例えば特
開平3−46134号公報)の光ピックアップを用いた
光ディスク装置が適している。以下に、従来のスイング
アーム方式の光ピックアップの構成を図面を参照しなが
ら説明する。
【0003】図4に従来のスイングアーム方式光ピック
アップの構成を示す。図4に示すように、光ディスク2
6は、スピンドルモータ29に取り付けられたターンテ
ーブル28に、マグネットキャッチングなどのキャッチ
ング手段により固定され回転する。一方、ベース21に
垂直に設けられたトラッキング軸22に対し、回動自在
にアーム23が取り付けられている。レーザ発光素子2
4aや、光検知素子24b、その他の集光レンズや偏光
プリズムなどの光学素子は、アーム23の胴部の光学ブ
ロック24内に固定されている。アーム23の先端に
は、板ばねやワイヤで弾性支持された対物レンズ25
a、これを駆動するレンズアクチュエータ25b、ミラ
ー(図示せず)を備えた対物レンズユニット25が固定
されている。アーム23の他端には、トラッキングアク
チュエータ27が取り付けられてある。
アップの構成を示す。図4に示すように、光ディスク2
6は、スピンドルモータ29に取り付けられたターンテ
ーブル28に、マグネットキャッチングなどのキャッチ
ング手段により固定され回転する。一方、ベース21に
垂直に設けられたトラッキング軸22に対し、回動自在
にアーム23が取り付けられている。レーザ発光素子2
4aや、光検知素子24b、その他の集光レンズや偏光
プリズムなどの光学素子は、アーム23の胴部の光学ブ
ロック24内に固定されている。アーム23の先端に
は、板ばねやワイヤで弾性支持された対物レンズ25
a、これを駆動するレンズアクチュエータ25b、ミラ
ー(図示せず)を備えた対物レンズユニット25が固定
されている。アーム23の他端には、トラッキングアク
チュエータ27が取り付けられてある。
【0004】以下に上記のように構成された光ピックア
ップの動作を説明する。レーザ発光素子24aより照射
されたレーザビームは、光学ブロック24内の光学系を
通って、アーム23の先端にある対物レンズユニット2
5に到達し、ミラーにより下方に反射されて対物レンズ
25aにより絞られて、レーザスポットとなり、光ディ
スク26の記録面に照射される。レーザスポットを、記
録面に形成されたトラックに追従させるトラッキング動
作、および、任意のトラックにアクセスさせるシーク動
作は、トラッキングアクチュエータ27の駆動力によ
り、アーム23をトラッキング軸22を中心に回動させ
ることにより行う。また、光ディスク26の面ぶれに対
し、記録面と対物レンズ間の距離のずれを、レーザスポ
ットの焦点深度以内に抑えるフォーカシング動作は、板
ばねやワイヤなどで弾性支持された対物レンズ25aを
対物レンズアクチュエータ25bで、ディスク面に対し
垂直方向に駆動することにより行う。
ップの動作を説明する。レーザ発光素子24aより照射
されたレーザビームは、光学ブロック24内の光学系を
通って、アーム23の先端にある対物レンズユニット2
5に到達し、ミラーにより下方に反射されて対物レンズ
25aにより絞られて、レーザスポットとなり、光ディ
スク26の記録面に照射される。レーザスポットを、記
録面に形成されたトラックに追従させるトラッキング動
作、および、任意のトラックにアクセスさせるシーク動
作は、トラッキングアクチュエータ27の駆動力によ
り、アーム23をトラッキング軸22を中心に回動させ
ることにより行う。また、光ディスク26の面ぶれに対
し、記録面と対物レンズ間の距離のずれを、レーザスポ
ットの焦点深度以内に抑えるフォーカシング動作は、板
ばねやワイヤなどで弾性支持された対物レンズ25aを
対物レンズアクチュエータ25bで、ディスク面に対し
垂直方向に駆動することにより行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な従来
の光ピックアップでは、次のような問題点があった。す
なわち、直径の小さい光ディスクになるほど、光ディス
クを乗せるターンテーブル、およびスピンドルモータの
外径と、記録トラックの最内周の径とが接近し、ア−ム
先端に対物レンズアクチュエータを設けることが困難に
なってくる。例えば、直径1.8インチ(φ46mm)
の光ディスクでは、トラック最内周の直径23mmに対
してターンテーブルとスピンドルモータの直径をφ16
mmとした場合、対物レンズユニットの外径をφ7mm
以下にする必要があり、対物レンズアクチュエータのマ
グネットやヨーク、コイルの寸法、形状が制限を受け
る。ターンテーブルの外形は、ディスクを安定に保持、
回転するための寸法が必要であり、スピンドルモータの
外形は、ディスクの回転に必要なトルクを発生させるた
めの制限を受け、外形を小さくするとモータの厚さを大
きく取る必要があり、装置の薄型化に不利となる。トラ
ックの最内周の径を大きくすると、ディスクの記録容量
が減少する。
の光ピックアップでは、次のような問題点があった。す
なわち、直径の小さい光ディスクになるほど、光ディス
クを乗せるターンテーブル、およびスピンドルモータの
外径と、記録トラックの最内周の径とが接近し、ア−ム
先端に対物レンズアクチュエータを設けることが困難に
なってくる。例えば、直径1.8インチ(φ46mm)
の光ディスクでは、トラック最内周の直径23mmに対
してターンテーブルとスピンドルモータの直径をφ16
mmとした場合、対物レンズユニットの外径をφ7mm
以下にする必要があり、対物レンズアクチュエータのマ
グネットやヨーク、コイルの寸法、形状が制限を受け
る。ターンテーブルの外形は、ディスクを安定に保持、
回転するための寸法が必要であり、スピンドルモータの
外形は、ディスクの回転に必要なトルクを発生させるた
めの制限を受け、外形を小さくするとモータの厚さを大
きく取る必要があり、装置の薄型化に不利となる。トラ
ックの最内周の径を大きくすると、ディスクの記録容量
が減少する。
【0006】また、トラッキング軸に対して、アーム全
体の重量バランスを取ることにより、アームの回動動作
に対する外乱の影響は小さくできる。しかし、対物レン
ズは、弾性支持されているので、外乱の影響を受ける。
さらには、アームの回動によるトラッキング動作で、対
物レンズに慣性力が働き、対物レンズの制御には、アー
ムの動きを外乱として取り扱う必要がある。
体の重量バランスを取ることにより、アームの回動動作
に対する外乱の影響は小さくできる。しかし、対物レン
ズは、弾性支持されているので、外乱の影響を受ける。
さらには、アームの回動によるトラッキング動作で、対
物レンズに慣性力が働き、対物レンズの制御には、アー
ムの動きを外乱として取り扱う必要がある。
【0007】本発明は上記の課題を解決するもので、小
径の光ディスクに記録・再生することができ、外乱に強
く、耐振性に優れ、小型でポータビリティの高い光ディ
スク記録再生装置を実現することができる光ピックアッ
プを提供することを目的とするものである。
径の光ディスクに記録・再生することができ、外乱に強
く、耐振性に優れ、小型でポータビリティの高い光ディ
スク記録再生装置を実現することができる光ピックアッ
プを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ディスク面に垂直なトラッキング軸回り
に、ベースに対し回動自在に取り付けられた回動ヨーク
と、回動ヨークに固定され、トラッキング軸と直角に交
差する、水平なフォーカス軸回りに、回動ヨークに対し
て回動自在に取り付けられたアームよりなり、アーム
は、回動ヨークを取り囲み、かつ、回動ヨークに固定し
たフォーカス軸を備えたリング状の腕部と、腕部の一端
に固定された光学ブロックと、他端に固定されたカウン
タウエイトより構成し、回動ヨークは、トラッキングマ
グネットとフォーカスマグネットを設けて2つの磁気回
路を構成し、2つの磁気回路の磁気ギャップには、ベー
スに固定したトラッキングコイルと、アームに固定した
フォーカスコイルを配設するようにしたものである。
に本発明は、ディスク面に垂直なトラッキング軸回り
に、ベースに対し回動自在に取り付けられた回動ヨーク
と、回動ヨークに固定され、トラッキング軸と直角に交
差する、水平なフォーカス軸回りに、回動ヨークに対し
て回動自在に取り付けられたアームよりなり、アーム
は、回動ヨークを取り囲み、かつ、回動ヨークに固定し
たフォーカス軸を備えたリング状の腕部と、腕部の一端
に固定された光学ブロックと、他端に固定されたカウン
タウエイトより構成し、回動ヨークは、トラッキングマ
グネットとフォーカスマグネットを設けて2つの磁気回
路を構成し、2つの磁気回路の磁気ギャップには、ベー
スに固定したトラッキングコイルと、アームに固定した
フォーカスコイルを配設するようにしたものである。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、フォーカスコイルに通電
すると、フォーカスマグネットの磁気回路により、フォ
ーカス軸に対する隅力の電磁力が作用し、アームは回動
ヨークに対して、フォーカス軸回りに回動する。これに
より、対物レンズとディスクの記録面間の距離のずれを
焦点深度内に制御するフォーカシング動作を行う。ま
た、トラッキングコイルに通電すると、トラッキングマ
グネットの磁気回路により、トラッキング軸に対する回
転力が作用し、回動ヨークとアームをトラッキング軸回
りに回動する。これによりビームスポットをディスク記
録面のトラックに追従させるトラッキング動作と、任意
のトラックにアクセスするシーク動作を行う。
すると、フォーカスマグネットの磁気回路により、フォ
ーカス軸に対する隅力の電磁力が作用し、アームは回動
ヨークに対して、フォーカス軸回りに回動する。これに
より、対物レンズとディスクの記録面間の距離のずれを
焦点深度内に制御するフォーカシング動作を行う。ま
た、トラッキングコイルに通電すると、トラッキングマ
グネットの磁気回路により、トラッキング軸に対する回
転力が作用し、回動ヨークとアームをトラッキング軸回
りに回動する。これによりビームスポットをディスク記
録面のトラックに追従させるトラッキング動作と、任意
のトラックにアクセスするシーク動作を行う。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例の光ピックアップに
ついて、図面を参照しながら説明する。
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0011】図1に、本実施例の光ピックアップの構成
を示す。図1に示すように、トラッキングコイル11は
ベース17に固定され、同じくベース17のスピンドル
モータ15の外側に固定されたトラッキング軸受7に
は、トラッキング軸5を圧入した回動ヨーク2が回動自
在に取り付けられる。回動ヨーク2には、トラッキング
マグネット8、フォーカスマグネット9、フォーカス軸
受6がそれぞれ固定されている。アーム1は腕部1aが
回動ヨーク2を取り囲むように配置し、フォーカス軸4
により、回動ヨークに対し回動自在に取り付けられる。
さらに、ボビン3に、円筒状に巻かれたフォーカスコイ
ル10が、回動ヨーク2のフォーカスマグネット9が作
る磁気回路のギャップ2aに挿入されるように、ボビン
3をアーム1に固定する。アーム1の一端には、光学ブ
ロック1bを設け、対物レンズ12やその他の光学素子
(図示せず)を固定した光学系カバー13で密閉する。
アーム1の他端には、光学ブロック1bに対し、フォー
カス軸4、およびトラッキング軸5に関して対称な位置
にカウンタウエイト14を取り付け、アーム1全体の重
心を、フォーカス軸4とトラッキング軸5の交点に一致
させる。
を示す。図1に示すように、トラッキングコイル11は
ベース17に固定され、同じくベース17のスピンドル
モータ15の外側に固定されたトラッキング軸受7に
は、トラッキング軸5を圧入した回動ヨーク2が回動自
在に取り付けられる。回動ヨーク2には、トラッキング
マグネット8、フォーカスマグネット9、フォーカス軸
受6がそれぞれ固定されている。アーム1は腕部1aが
回動ヨーク2を取り囲むように配置し、フォーカス軸4
により、回動ヨークに対し回動自在に取り付けられる。
さらに、ボビン3に、円筒状に巻かれたフォーカスコイ
ル10が、回動ヨーク2のフォーカスマグネット9が作
る磁気回路のギャップ2aに挿入されるように、ボビン
3をアーム1に固定する。アーム1の一端には、光学ブ
ロック1bを設け、対物レンズ12やその他の光学素子
(図示せず)を固定した光学系カバー13で密閉する。
アーム1の他端には、光学ブロック1bに対し、フォー
カス軸4、およびトラッキング軸5に関して対称な位置
にカウンタウエイト14を取り付け、アーム1全体の重
心を、フォーカス軸4とトラッキング軸5の交点に一致
させる。
【0012】次に、本実施例のアクチュエータ部の構造
を説明する。図2に本実施例の光ピックアップのアクチ
ュエータ部の構成を示すもので、回動ヨーク2とボビン
3を、フォーカス軸方向から見た縦断面の構成を示す。
図に示すように、略円筒状の回動ヨーク2は、上部と下
部により構成され、上部には、直径方向に着磁された円
弧状のフォーカスマグネット9a,9bが、下部には、
面に垂直な方向に着磁された偏平な円盤状のトラッキン
グマグネット8が固定されている。さらに、トラッキン
グマグネット8は2つの部分8a,8bに分かれ、それ
ぞれ極性が逆向きになっている。
を説明する。図2に本実施例の光ピックアップのアクチ
ュエータ部の構成を示すもので、回動ヨーク2とボビン
3を、フォーカス軸方向から見た縦断面の構成を示す。
図に示すように、略円筒状の回動ヨーク2は、上部と下
部により構成され、上部には、直径方向に着磁された円
弧状のフォーカスマグネット9a,9bが、下部には、
面に垂直な方向に着磁された偏平な円盤状のトラッキン
グマグネット8が固定されている。さらに、トラッキン
グマグネット8は2つの部分8a,8bに分かれ、それ
ぞれ極性が逆向きになっている。
【0013】なお、トラッキングマグネット8は1個の
トラッキングマグネットを多極着磁するか、または2つ
に分割して極性を逆向きにして固定するか、どちらでも
よい。
トラッキングマグネットを多極着磁するか、または2つ
に分割して極性を逆向きにして固定するか、どちらでも
よい。
【0014】次に、本実施例の光ピックアップの動作を
説明する。図3に本実施例の光ピックアップのトラッキ
ングアクチュエータの動作を示す。図に示すように、2
つに分割されたトラッキングマグネット8aと8bは、
回動ヨーク2の下部とベース17とで構成される磁気回
路のギャップ2bに磁束を発生する。8aと8bは、互
いに極性が逆向きになるように着磁されているので、そ
れぞれのギャップに生ずる磁束も逆向きになる。例えば
図3に示すように、8aは上面をN極、8bは下面をN
極とすると、8aのギャップには上向きの磁束が、8b
のギャップには下向きの磁束が発生する。これらの磁束
中に、2つのトラッキングコイル11を配置し、各コイ
ルの半径方向の部分の一方を8aのギャップに、他方を
8bのギャップに配置する。今、8aのギャップ中には
半径方向の外から内へ、8bのギャップ中には内から外
へ電流が流れるようにコイルに通電すると、コイルは、
磁気回路により、上から見て反時計回りの電磁力を受
け、磁気回路はその反作用を受けるので、回動ヨーク2
は、トラッキング軸7を中心に時計回りに回動し、トラ
ックを横切って移動する。電流を逆に流すと、回動の方
向は逆になる。コイルに流す電流を制御することによ
り、回動ヨーク2の動きを制御し、トラッキングサーボ
信号によりトラッキングを行う。
説明する。図3に本実施例の光ピックアップのトラッキ
ングアクチュエータの動作を示す。図に示すように、2
つに分割されたトラッキングマグネット8aと8bは、
回動ヨーク2の下部とベース17とで構成される磁気回
路のギャップ2bに磁束を発生する。8aと8bは、互
いに極性が逆向きになるように着磁されているので、そ
れぞれのギャップに生ずる磁束も逆向きになる。例えば
図3に示すように、8aは上面をN極、8bは下面をN
極とすると、8aのギャップには上向きの磁束が、8b
のギャップには下向きの磁束が発生する。これらの磁束
中に、2つのトラッキングコイル11を配置し、各コイ
ルの半径方向の部分の一方を8aのギャップに、他方を
8bのギャップに配置する。今、8aのギャップ中には
半径方向の外から内へ、8bのギャップ中には内から外
へ電流が流れるようにコイルに通電すると、コイルは、
磁気回路により、上から見て反時計回りの電磁力を受
け、磁気回路はその反作用を受けるので、回動ヨーク2
は、トラッキング軸7を中心に時計回りに回動し、トラ
ックを横切って移動する。電流を逆に流すと、回動の方
向は逆になる。コイルに流す電流を制御することによ
り、回動ヨーク2の動きを制御し、トラッキングサーボ
信号によりトラッキングを行う。
【0015】一方、直径方向に着磁された2つのフォー
カスマグネット9も、互いに極性が逆向きになるように
着磁され、例えば、図2において、フォーカスマグネッ
ト9aは外側をN極、9bは、内側をN極となるように
配置すると、9aのギャップには、内から外への、9b
のギャップには、外から内への磁束が生ずる。これらの
磁束中に挿入されたフォーカスコイル10に、図2に示
すように、上から見て反時計回りに通電すると、コイル
は磁気回路より、9aのギャップ中では下向きの、9b
のギャップ中では上向きの電磁力を受け、ボビン3に固
定されたアーム1は、アーム軸4を中心に時計回り(図
2の矢印方向)に回動し、アーム先端の対物レンズ12
は、ディスクから離れる方向に動く。電流を逆にする
と、回動の方向は逆になる。コイルに流す電流を制御す
ることにより、アーム1の動きを制御し、フォーカスサ
ーボ信号により合焦を行う。本実施例の光ピックアップ
によれば、アーム先端を小さく構成することができるの
で、小型光ディスクの最内周への記録再生が容易に行う
ことができる。また、光ピックアップ全体がダイナミッ
クバランスになっているので、外乱の影響が少ない。
カスマグネット9も、互いに極性が逆向きになるように
着磁され、例えば、図2において、フォーカスマグネッ
ト9aは外側をN極、9bは、内側をN極となるように
配置すると、9aのギャップには、内から外への、9b
のギャップには、外から内への磁束が生ずる。これらの
磁束中に挿入されたフォーカスコイル10に、図2に示
すように、上から見て反時計回りに通電すると、コイル
は磁気回路より、9aのギャップ中では下向きの、9b
のギャップ中では上向きの電磁力を受け、ボビン3に固
定されたアーム1は、アーム軸4を中心に時計回り(図
2の矢印方向)に回動し、アーム先端の対物レンズ12
は、ディスクから離れる方向に動く。電流を逆にする
と、回動の方向は逆になる。コイルに流す電流を制御す
ることにより、アーム1の動きを制御し、フォーカスサ
ーボ信号により合焦を行う。本実施例の光ピックアップ
によれば、アーム先端を小さく構成することができるの
で、小型光ディスクの最内周への記録再生が容易に行う
ことができる。また、光ピックアップ全体がダイナミッ
クバランスになっているので、外乱の影響が少ない。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、トラッキングアクチュエータとフォーカス
アクチュエータを回動軸回りに一体に設けることによ
り、下記の効果が得られる。
明によれば、トラッキングアクチュエータとフォーカス
アクチュエータを回動軸回りに一体に設けることによ
り、下記の効果が得られる。
【0017】1、長いアームの先端に対物レンズアクチ
ュエータを設ける従来の構成と異なり、アームと回動ヨ
ークが近接しているので、アーム先端の形状は、対物レ
ンズを固定するに足る最小の寸法にでき、ターンテーブ
ルやスピンドルモータの外形と、ディスクの最内周のト
ラック径が近接する小径光ディスクに使用できる。
ュエータを設ける従来の構成と異なり、アームと回動ヨ
ークが近接しているので、アーム先端の形状は、対物レ
ンズを固定するに足る最小の寸法にでき、ターンテーブ
ルやスピンドルモータの外形と、ディスクの最内周のト
ラック径が近接する小径光ディスクに使用できる。
【0018】2、アーム全体は、トラッキング軸だけで
なくフォーカス軸に対しても重量バランスを取ることが
でき、対物レンズと光学系は固定されているので、外乱
による影響が少なく、トラッキング動作によるフォーカ
スの変動もない。
なくフォーカス軸に対しても重量バランスを取ることが
でき、対物レンズと光学系は固定されているので、外乱
による影響が少なく、トラッキング動作によるフォーカ
スの変動もない。
【0019】3、アクチュエータを長いアームの先端に
設けた従来のピックアップに比べ、マグネットやヨーク
などの比較的重量の大きな部品を回動軸の回りに配置す
ることにより、構造全体の軸回りの慣性モーメントを小
さくでき、動特性が向上する。
設けた従来のピックアップに比べ、マグネットやヨーク
などの比較的重量の大きな部品を回動軸の回りに配置す
ることにより、構造全体の軸回りの慣性モーメントを小
さくでき、動特性が向上する。
【0020】4、対物レンズを固定するので、光学系は
ブロック化でき、各光学素子の複合化や、1チップ化に
も対応できる。また、光学ブロックを密閉できるため、
光学系に対する、塵埃など異物の混入もない。
ブロック化でき、各光学素子の複合化や、1チップ化に
も対応できる。また、光学ブロックを密閉できるため、
光学系に対する、塵埃など異物の混入もない。
【0021】5、少ない部品点数で、トラッキングアク
チュエータとフォーカスアクチュエータを一体に構成
し、小型、薄型にできる。
チュエータとフォーカスアクチュエータを一体に構成
し、小型、薄型にできる。
【0022】以上のように、本発明によれば、小径のデ
ィスクに適し、外乱に強く、耐振性に優れた光ピックア
ップを提供することができ、小型でポータビリティの高
い光ディスク記録再生装置を実現することができる。
ィスクに適し、外乱に強く、耐振性に優れた光ピックア
ップを提供することができ、小型でポータビリティの高
い光ディスク記録再生装置を実現することができる。
【図1】本発明の一実施例の光ピックアップの構成を示
す分解斜視図
す分解斜視図
【図2】同アクチュエータ部の構成を示す断面図
【図3】同アクチュエータ部の動作を示す一部切欠要部
斜視図
斜視図
【図4】従来の光ピックアップの構成を示す平面図
1 アーム 1a 腕部 1b 光学ブロック 2 回動ヨーク 3 ボビン 4 フォーカス軸 5 トラッキング軸 6 フォーカス軸受 7 トラッキング軸受 8 トラッキングマグネット 9 フォーカスマグネット 10 フォーカスコイル 11 トラッキングコイル 12 対物レンズ 13 光学系カバー 14 カウンタウエイト 15 スピンドルモータ 16 ターンテーブル 17 ベース
Claims (3)
- 【請求項1】 光ディスク面に垂直なトラッキング軸回
りに、ベースに対し回動自在に取り付けられた回動ヨー
クと、前記回動ヨークに固定され、前記トラッキング軸
と直角に交差する水平なフォーカス軸回りに、前記回動
ヨークに対して回動自在に取り付けられたアームとを備
え、前記アームが、前記回動ヨークを取り囲み、かつ、
前記回動ヨークに固定した前記フォーカス軸を備えたリ
ング状の腕部と、前記腕部の一端に固定された光学ブロ
ックと、他端に固定されたカウンタウエイトより構成さ
れ、前記回動ヨークには、トラッキングマグネットとフ
ォーカスマグネットを設けて2つの磁気回路を構成し、
2つの前記磁気回路の磁気ギャップには、前記ベースに
固定したトラッキングコイルと、前記アームに固定した
フォーカスコイルを配設し、前記トラッキングコイルと
前記フォーカスコイルに通電して前記光学ブロックを水
平と垂直に回動させる光ピックアップ。 - 【請求項2】 トラッキングマグネットが円盤状の偏平
マグネットであり、フォーカスマグネットが円弧状マグ
ネットである請求項1記載の光ピックアップ。 - 【請求項3】 トラッキングコイルが略扇形の偏平コイ
ルで、フォーカスコイルがアームに固定されたボビンに
巻かれた円筒コイルである請求項1記載の光ピックアッ
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15471193A JPH0714186A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15471193A JPH0714186A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 光ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714186A true JPH0714186A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15590293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15471193A Pending JPH0714186A (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 光ピックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714186A (ja) |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP15471193A patent/JPH0714186A/ja active Pending
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