JPH07141587A - 車両ナンバープレート認識装置 - Google Patents

車両ナンバープレート認識装置

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JPH07141587A
JPH07141587A JP5311975A JP31197593A JPH07141587A JP H07141587 A JPH07141587 A JP H07141587A JP 5311975 A JP5311975 A JP 5311975A JP 31197593 A JP31197593 A JP 31197593A JP H07141587 A JPH07141587 A JP H07141587A
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JP
Japan
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license plate
plate
image
vehicle
recognizing
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Application number
JP5311975A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sakai
賢一 酒井
Masayuki Goto
雅幸 後藤
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 認識速度を高速化可能な車両ナンバープレー
ト認識装置の提供。 【構成】 本装置は、撮影画像に基づき、ホログラムフ
ィルタを用いた光パターンマッチングによってナンバー
プレートNPを認識する。従来のコンピュータ方式の場
合は、カメラ3で得た撮影画像からプレート情報を認識
するまでにトータルで約0.5秒要している。それに対
して、プレート位置の検出及びプレート情報の認識を共
にホログラムフィルタ21を用いた光パターンマッチン
グで行うと、画像前処理Aまでは0.033秒である
が、プレート位置の検出B及びプレート情報の認識Cを
併せても0.000001秒しか要せず、後処理D1を
含めてもトータルで約0.06しか要しない。すなわち
従来の10倍程度の高速化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影された画像に基づ
いて車両のナンバープレートを認識する車両ナンバープ
レート認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、カメラ等の撮影手段によって撮影した画像に基づい
てナンバープレートや車種等を認識する装置が提案され
ている。例えば、特開昭61−138400号に開示さ
れている車種判別装置は、まず撮影した画像信号に基づ
いて、画像中のどの位置にナンバープレートがあるかを
検出し、次にそのナンバープレートの枠の大きさを識別
して、その大きさから車種を判断するものである。ま
た、撮影画像の中から数字を認識し、その認識した数字
の大きさを識別して、その数字の大きさから車種を判別
するようにしてもよい旨も開示されている。そして、ナ
ンバープレートに記されている数字等を認識することに
よってプレート情報を認識しようとするものである。
【0003】しかしながら、位置の検出、枠の大きさの
識別、数字の認識、数字の大きさの識別等の一連の処理
には多大な時間を要しており、高速認識を必要とする場
合、大きな障害となる。そして、この多大な時間を要し
てしまう原因としては、各処理がコンピュータによって
電気的に実行されていることが挙げられる。
【0004】そこで、本発明は、ナンバープレートの位
置あるいはナンバープレート上に記された数字等のプレ
ート情報を瞬時に認識可能な車両ナンバープレート認識
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1記載の車両ナンバープレート認識装
置は、図1の基本構成図中に実線で例示するように、撮
影手段M1と、該撮影手段M1によって撮影された画像
に基づいて車両のナンバープレートを認識する認識手段
M2とを備えた車両ナンバープレート認識装置であっ
て、上記認識手段M2が、上記撮影画像に基づき、ホロ
グラムフィルタを用いた光パターンマッチングによって
上記ナンバープレートを認識するように構成されたこと
を特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の車両ナンバープレー
ト認識装置は、上記請求項1記載の車両ナンバープレー
ト認識装置において、図1の基本構成図中に破線で示す
ように、上記認識手段M2が、上記撮影手段M1により
撮影された画像に基づいて、上記ナンバープレートの位
置を検出するプレート位置検出手段M3と、該プレート
位置検出手段M3によって検出されたナンバープレート
の位置情報に基づいて上記撮影画像より上記ナンバープ
レートに対応する撮影画像を切り出し、その切り出した
撮影画像に基づいて上記ナンバープレート上に記されて
いるプレート情報を認識するプレート情報認識手段M4
とを備え、さらに、上記プレート位置検出手段M3が、
上記撮影画像に基づき、ホログラムフィルタを用いた光
パターンマッチングによって上記ナンバープレートの位
置を検出するように構成されたことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の車両ナンバープレート認識
装置は、上記請求項2記載の車両ナンバープレート認識
装置において、 上記プレート情報認識手段M4が、上
記切り出された撮影画像に基づき、ホログラムフィルタ
を用いた光パターンマッチングによって上記ナンバープ
レート上のプレート情報を認識するように構成されたこ
とを特徴とする。
【0008】なお、上記プレート情報について具体的に
説明すると、日本国内においては、自動車の使用の本
拠位置を管轄する陸運支局名を表示する文字(いわゆる
陸支コード)、自動車の種別及び用途による分類番号
を表示する二桁以下のアラビア数字、自動車運送事業
の用に供するか、自家用かの別などを表示する平仮名又
はローマ字、四桁以下のアラビア数字、によって構成
されている。
【0009】また、請求項4記載の車両ナンバープレー
ト認識装置は、請求項3記載の装置において、上記プレ
ート情報認識手段M4が行う光パターンマッチングは、
上記ナンバープレート上のプレート情報に基づいて予め
設定された所定の特徴抽出パターンを用いてマッチング
を行うように構成されたことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の車両ナンバー
プレート認識装置によれば、認識手段M2が、撮影手段
M1によって撮影された画像に基づき、ホログラムフィ
ルタを用いた光パターンマッチングによってナンバープ
レートを認識する。本件で採用しているホログラムフィ
ルタを用いた光パターンマッチングは、光学的なパター
ン認識であり、その認識時間が光速度と同等となり非常
に高速となる。従ってナンバープレートを瞬時に認識す
ることが可能となる。例えば従来のコンピュータによっ
て画像信号を解析する場合に比べて10倍以上も高速化
する。
【0011】このように瞬時にナンバープレートを認識
することで、適用範囲が広がり、またその効果も向上す
る。例えば、いわゆる高速道路における自動課金システ
ムを実現する場合に、ナンバープレートを高速認識でき
れば、出入口で徐行する必要がなくなり、渋滞の回避に
つながる。また、自動課金にした場合に予想される種々
の違反車両についても対応できる。料金所で、車両毎か
らIDカードやIDタグによって個人情報(車種情報等
を含む)を得ようとする場合を想定すると、違反の態様
としては例えば、IDタグ等を有していないのに強行に
突破しようとする場合や、あるいは大型車なのに普通車
のIDタグによって料金をごまかそうとする場合が考え
られる。
【0012】IDタグ等を有しないで高速で突破しよう
としても、本車両ナンバープレート認識装置によって高
速認識ができるので、確実に車両のナンバーが判り、例
えば警察への通報や違反車両に対する警告等が早期に行
える。また、大型車なのに普通車のIDタグによって料
金をごまかそうとする場合では、認識したナンバープレ
ートより大型車であることが判るので、やはり警察への
通報や違反車両に対する警告等が早期に行える。
【0013】一方、請求項2記載の車両ナンバープレー
ト認識装置は、認識手段M2がプレート位置検出手段M
3とプレート情報認識手段M4とを備えており、プレー
ト位置検出手段M3が、撮影画像に基づき、ホログラム
フィルタを用いた光パターンマッチングによってナンバ
ープレートの位置を検出し、プレート情報認識手段M4
が、その検出されたナンバープレートの位置情報に基づ
いて撮影画像よりナンバープレートに対応する撮影画像
を切り出し、その切り出した撮影画像に基づいてナンバ
ープレート上に記されているプレート情報を認識する。
【0014】この場合は、最初に撮影画像からナンバー
プレートの位置を検出して切り出した上で、その画像か
らプレート情報を得る方式であり、少なくともそのプレ
ート位置の検出をホログラムフィルタを用いた光パター
ンマッチングによって行っているため、その過程での処
理が高速化される。プレート位置を最初に検出してから
プレート情報を認識する方法の利点を少し挙げておく。
撮影画像からいきなり数字等の認識を行うと、撮影画像
中においてナンバープレート以外にも数字が含まれてい
る場合に、それらナンバープレート以外の数字をも認識
してしまうこととなり、不必要な処理を行うこととなっ
てしまう。これに対して、最初にナンバープレートの位
置を検出し、撮影画像よりナンバープレートに対応する
撮影画像を切り出し、その切り出した撮影画像に基づい
てナンバープレート上に記されているプレート情報を認
識すれば、必要な処理が確実に行える。特に、自動車の
車体に電話番号等の数字が記載されているような商用車
の場合等に有効である。
【0015】また、請求項3記載の車両ナンバープレー
ト認識装置によれば、上記請求項2記載の車両ナンバー
プレート認識装置の場合に加えて、プレート情報認識手
段M4も、切り出された撮影画像に基づき、ホログラム
フィルタを用いた光パターンマッチングによって上記ナ
ンバープレート上のプレート情報を認識する。つまり、
プレート位置の検出及びプレート情報の認識を共に、ホ
ログラムフィルタを用いた光パターンマッチングによっ
て行っているので、プレート位置の検出だけを光パター
ンマッチングによって行う場合に比べて、認識速度をさ
らに高速化することができる。
【0016】なお、このプレート情報認識手段M4が行
う光パターンマッチングは、請求項4に記載するよう
に、ナンバープレート上のプレート情報に基づいて予め
設定された所定の特徴抽出パターンを用いてマッチング
を行うとよい。この場合の所定の特徴抽出パターンの一
例を挙げると、例えば数字を例にとれば、形状が似てい
る数字パターンを重ね合わせて重複部分を差し引いたも
の等である。具体的には、「3」と「8」とは形状が似
ているので、「8」のパターンから「3」のパターンを
差し引くと、図9に示すような形状が残る。なお、図9
に示すものは、単に差し引いただけでなくエッジの共通
部分を減少させてある。この図形のパターンが、「3」
と「8」とを区別するための特徴抽出パターンとなる。
同様に、図11には、4つの特徴抽出パターンと「0」
〜「9」までの数字との対応関係を示してある。図11
は、この4つの特徴抽出パターンを参照画像として用い
て光パターンマッチングを行った場合、各数字と輝点と
の関係を示すものである。
【0017】ここで、「0」〜「9」までの各数字のパ
ターンを参照画像として、一致する数字の箇所を相関結
果出力面上での輝点から認識する従来の方法と、上記特
徴抽出パターンを用いた認識との比較を図13を参照し
て説明する。図13(a)に示すような入力画像の場合
について考えると、従来の場合は、図13(b)に示す
ように、参照画像として「8」を用いると相関結果出力
面上での輝点は、3つ現れてしまう。すなわち、相関結
果出力面での光量のS/N比が悪いため、参照画像の
「8」に対して、相関度合が「8」よりは小さい「2」
や「3」であっても、輝点として現れてしまうのであ
る。それに対して、本案では特徴抽出パターンを用いる
ことによりS/N比が向上し、相関結果出力面上には
「8」の位置にのみ輝点が生じるため、判別が容易に行
えるのである。
【0018】そして、図11からも判るように、この場
合は4つの特徴抽出パターンを用いるだけで、数字につ
いては正確に認識できる。同様に、平仮名やローマ字、
漢字等についても同様の手法で実施できる。なお、参照
画像としては用いるのは、なるべく少ない数とすること
が認識速度向上の点からも有効である。
【0019】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。図2に、本実施例の車両ナンバープレ
ート認識装置の概略構成を示す。本車両ナンバープレー
ト認識装置は、レーザレーダ1、カメラ3、ストロボ光
源5を備えている。レーザレーダ1は、撮影対象となる
車両10との距離を測定し、車両を撮影可能なある設定
距離(例えばカメラ3との距離=15m)になったかど
うかを測定するためのものである。
【0020】また、カメラ3は、車両10(この場合は
道路11上を走行している)のナンバープレートNPを
撮影するためのものである。ストロボ光源5は、レーザ
レーダ1からの信号により発光タイミングを決定し、車
両撮影の補助とするものである。この実施例では、スト
ロボ光源5を使用しているが、用途によっては、連続光
源を使用してもよい。この場合は、後述するレーザレー
ダ1からのトリガ信号は必要ない。
【0021】そして、カメラ3によって得た撮影画像
は、図2に示すように、画像前処理A、プレート位置検
出処理B、プレート情報認識処理C、認識結果表示処理
Dの各処理が順次行われる。この中のプレート位置検出
処理Bまたは、プレート位置検出処理Bだけでなくプレ
ート情報認識処理Cにおいても用いられる光学系の構成
について図3,4を参照して説明する。
【0022】光学系は、ホログラムフィルタ作成光学系
(図3)と認識光学系(図4)とに分けることができ、
まずホログラムフィルタ作成光学系から説明する。例え
ばプレート位置検出処理Bに関するこのホログラムフィ
ルタ作成光学系の目的は、ナンバープレートNPの枠に
相当する図形を本光学系によってフーリエ変換ホログラ
ムとして作成することである。
【0023】ホログラムフィルタ21には、レーザ光
(例えばHe−Neレーザ)が参照光rとして入射され
ると共に、ナンバープレートNPの枠の形状をしたスラ
イド23を通過した光が、フーリエ変換レンズ25を介
して物体光として入射される。そして、それらの2光束
を干渉させ、干渉縞がホログラムフィルタ21のホログ
ラム面(フーリエ変換面)に記録される。この記録され
た画像を参照画像aとして後述する認識光学系(図4)
で用いる。フーリエ変換レンズ25は凸レンズで構成さ
れており、通過した光に対してフーリエ変換作用を施
す。なお、図3中の記号fはフーリエ変換レンズ25の
焦点距離を示している。
【0024】このようにして作成されたフーリエ変換ホ
ログラムを記録するホログラムフィルタ21を用いた認
識光学系を、図4を参照して説明する。上記ホログラム
フィルタ作成光学系(図3)で作成したホログラムフィ
ルタ21に、入力画像bを入射させ、ホログラムフィル
タ21に記録されている参照画像aと入力画像bの相関
演算を行う。この入力画像bは、図2におけるカメラ3
で撮影した車両10の撮影画像(詳しくは画像前処理A
が施された後の画像)が入力画像表示用のLCD素子2
7に表示される。
【0025】そして、参照画像aと入力画像bとの相関
演算は、図4に示すように、ホログラムフィルタ21を
通過して回折した回折光を逆フーリエ変換レンズ29を
通過させることによって逆フーリエ変換作用が施される
ことによってなされる。そして、その逆フーリエ変換作
用を施された光が相関結果出力面31に達すると、相関
結果出力面31上にはナンバープレートNPの位置に相
当した場所に輝点が現れるため、その輝点の位置をCC
D等の光検出素子33で認識するのである。図4中の記
号f’は逆フーリエ変換レンズ29の焦点距離を示して
いる。
【0026】次に、本実施例の作動を図5のフローチャ
ートを中心にして説明する。レーザレーダ1(図2参
照)で常に車両10までの距離を測定(センシング)し
ており(ステップ100。以下単にステップをSと記
す。)、車両撮影可能距離(上述のように例えばカメラ
3との距離=15m)に達した場合に車両10が来たと
判断し(S110:YES)、ストロボ光源5の発光タ
イミング信号の出力(S120)と画像取り込み信号を
出力(S130)するようになっている。
【0027】このようにレーザレーダ1からのトリガ信
号を受けるとストロボ光源が発光し、その後(それと同
時に)画像を取り込むのである。ここで、レーザレーダ
1の測距原理を説明する。パルス状の光を発光し、それ
が例えば車両10の反射板等で反射してくる反射光との
ズレを測定すれば車両10までの距離は簡単に求めるこ
とができる。仮に、発光し終ってから反射光がなくなる
までの時間、あるいは、発光してから反射光が戻ってく
るまでの時間をtとし、カメラ3から車両10までの距
離をLとすると、光速度をcとして、L=tc/2の関
係が成立するので、カメラ3から車両10までの距離L
を求めることができる。
【0028】本実施例のように、レーザレーダ1を、車
両検知センサに使用することによって非常に高速(1m
sec以下)に車両位置が分かり、トリガ信号を発生させ
ることができる。したがって、従来のような画像処理に
よって車両が来たかどうかを認識する方法に比べ、本実
施例の場合は非常に高速にトリガ信号を発生でき、さら
に、別の位置に車両関知器等を設置することなく車両ナ
ンバープレートNPを高速に精度良く取り込むことが可
能となるのである。
【0029】図5に戻り、S130で取り込んだ画像に
基づいてナンバープレートNPを認識する処理について
S140以降を参照して説明する。本実施例の場合はナ
ンバープレートNPを認識する際、従来行われていたコ
ンピュータによる画像処理ではなく、ナンバープレート
NPの位置検出(図2のB)に光学的処理である光パタ
ーンマッチングを用いることによって高速認識を可能と
するものである。
【0030】S140以下について説明すると、まずS
140ではカメラ3から取り込んだ画像に対して前処理
(例えば2値化処理)を行い、コントラストが所定のレ
ベルに達していれば(S150:YES)、S160に
進んで、上述の図4に示す光学系のLCD素子27上に
前処理を行った画像を出す。
【0031】それにレーザ光(例えばHe−Neレー
ザ)を、入射させ、上述のホログラムフィルタ作成光学
系(図3)で作成したホログラムフィルタ21に入射さ
せ、相関結果出力面29上の輝点を検出する(S17
0)。図6には、参照画像aと入力画像bとによって相
関出力面29のどの位置へ輝点が現れるかを示す。この
場合、図6(A)に示すように参照画像aは中央にある
が、入力画像b(すなわち車両10の後面をとらえた画
像)中においてナンバープレートNPは中央にあるとは
限らない。図6(B)の場合はナンバープレートNPは
右下付近にある。この場合、相関出力面29における輝
点は、図6(C)に示すように、入力画像bにおけるナ
ンバープレートNP(の位置)に対応する位置に輝点が
現れていることが判る。
【0032】そして、その輝点の座標に基づいて、ナン
バープレートNPの位置を求める(S180)。求まっ
た場合は(S190:YES)、ナンバープレートNP
の位置情報(以下プレート位置情報と呼ぶ)をX−Y座
標形式で出力する(S200)。なお、ナンバープレー
トNPの位置が求まらない場合(S190:NO)及び
S150でコントラストが所定のレベルに達していない
場合(S150:NO)はS140に戻って以下の処理
を繰り返す。
【0033】続くS210では、X−Y座標形式で出力
されたプレート位置情報を基に、原画像より電気的な処
理でナンバープレートNPの切り出しを行う。そして、
テンプレートマッチング等のコンピュータによる画像処
理方法で、ナンバープレートNPに記されているプレー
ト情報を認識する(S220)。プレート情報が認識で
きれば(S230:YES)、本ルーチンを終了する。
【0034】プレート情報について具体的に説明する
と、日本国内においては、自動車の使用の本拠位置を
管轄する陸運支局名を表示する文字(いわゆる陸支コー
ド)、自動車の種別及び用途による分類番号を表示す
る二桁以下のアラビア数字、自動車運送事業の用に供
するか、自家用かの別などを表示する平仮名又はローマ
字、四桁以下のアラビア数字、によって構成されてい
る。
【0035】ここで、ナンバープレートNPの位置を求
め(S180)、プレート位置情報をX−Y座標形式で
出力し(S200)、ナンバープレートNPの切り出し
を行う(S210)際の処理について補足しておく。本
実施例の場合、ナンバープレートNPの位置を求めるた
めの光パターン認識として、フーリエ変換ホログラムフ
ィルタによる相関演算を行っている。この相関演算はフ
ーリエ変換ホログラムの理論として一般的なものである
ので詳しくは説明しないが、つまり、入力画像bと参照
画像a(ホログラムフィルタ21に記録)の光相関演算
を行って認識するものである。よって、コンピュータで
は非常に大量の計算量を一瞬にして(光速度)演算可能
となるわけである。入力画像bが何かが参照画像aの位
置の輝点の有無により判断できる。
【0036】このようにして得られた輝点の位置は、ナ
ンバープレートNPの中心座標に対応する。従って、そ
の中心座標を(x,y)とすれば、長方形であるナンバ
ープレートNPの四隅の座標はそれぞれ、(x+△x,
y+△y)、(x+△x,y−△y)、(x−△x,y
−△y)、(x−△x,y+△y)と表すことができ
る。そして、中心座標(x,y)から四隅の座標への差
分△x,△yは予め判っている(取り込むタイミングが
一定であるためナンバープレートNPの大きさは常に一
定となる)ため、ナンバープレートNPの切り出し領域
は一瞬にして分かる。なお、大型車の場合にはナンバー
プレートNPの枠が普通より大きいものがあるが、その
場合には、対応する枠の参照データをそれぞれ備えてお
けば、2種類以上でも対応可能である。
【0037】上記方法を採用することで、従来ナンバー
プレートNPの位置認識時間が500msec 〜1sec 程
かかっていたところを、光学的手法を用いることによっ
て1msec 以下で認識可能となり(これは原理的には光
速度で認識できる。)、非常に高速化が達成できる。
【0038】上記実施例では、プレート位置の検出につ
いて、ホログラムフィルタ21を用いた光パターンマッ
チングによって行い、ナンバープレートNP上のプレー
ト情報の認識には、テンプレートマッチング等のコンピ
ュータによる画像処理で対応するものとして説明した。
ホログラムフィルタ21を用いた光パターンマッチング
をプレート位置の検出にのみ用いても、従来に比べて高
速化が達成できるが、プレート情報の認識にも用いる
と、さらなる高速化が達成できる。
【0039】プレート情報の認識をホログラムフィルタ
21を用いた光パターンマッチングで行う場合も、原理
は上記プレート位置検出の場合と同様であり、参照画像
aをプレート情報に対応するものとすればよいのであ
る。プレート情報は、日本国内においては、陸支コード
部分の「漢字」、自動車運送事業用か自家用かの別など
を表示するための「平仮名又はローマ字」、そして「ア
ラビア数字」で構成されている。従って、例えばアラビ
ア数字であれば、0〜9までを参照画像aとすれば、一
致する数字の箇所が相関結果出力面29上で輝点とな
り、その輝点の位置をCCD等の光検出素子で認識すれ
ば、数字を特定できる。陸支コード部分の「漢字」や、
「平仮名又はローマ字」であっても同様に対応できる。
【0040】以上詳述したように、本実施例における、
ホログラムフィルタ21を用いた光パターンマッチング
は光学的なパターン認識であり、その認識時間が光速度
と同等となり非常に高速となる。従って、ナンバープレ
ートNPを瞬時に認識することが可能となり、従来のコ
ンピュータによって画像信号を解析する場合に比べて非
常に高速化する。その高速化の一例として、図7に従来
の場合と本実施例の場合との、処理時間の比較を示す。
【0041】図7からも判るように、従来のコンピュー
タ方式の場合は、カメラ3で得た撮影画像からプレート
情報を認識するまでにトータルで約0.5秒要してい
る。それに対して、本実施例の装置によって、プレート
位置の検出及びプレート情報の認識を共にホログラムフ
ィルタ21を用いた光パターンマッチングで行うと、画
像前処理Aまでは0.033秒であるが、プレート位置
の検出B及びプレート情報の認識Cを併せても0.00
0001秒しか要せず、後処理D1を含めてもトータル
で約0.06しか要しない。すなわち従来の10倍程度
の高速化が実現できる。なお、ここでいう後処理D1と
は、図2における認識結果表示処理Dにおいて表示可能
なデータ、すなわちコンピュータでの電気的信号処理が
可能なデータとするための処理である。コンピュータ方
式の場合は、そのまま用いることができるので、この後
処理D1は不必要となる。この後処理D1が余分に必要
であっても、上述したように10倍程度の高速化が実現
できるのである。
【0042】このように、瞬時にナンバープレートNP
を認識することで、車両ナンバープレート認識装置とし
ての適用範囲が広がり、またその効果も向上する。例え
ば、高速道路における自動課金システムを実現する場合
に、ナンバープレートNPを高速認識できれば、出入口
で徐行する必要がなくなり、渋滞の回避につながる。ま
た、自動課金方式にした場合に予想される種々の違反車
両についても対応できる。例えば、料金所で車両10毎
からIDカードやIDタグによって個人情報(車種情報
等を含む)を得ようとする場合を想定すると、違反の態
様としては例えば、IDタグ等を有していないのに強行
に突破しようとする場合や、あるいは大型車なのに普通
車のIDタグによって料金をごまかそうとする場合が考
えられる。
【0043】IDタグ等を有しないで高速で突破しよう
としても、本車両ナンバープレート認識装置によって高
速認識ができるので、確実に車両10のナンバーが判
り、例えば警察への通報や違反車両に対する警告等が早
期に行える。また、大型車なのに普通車のIDタグによ
って料金をごまかそうとする場合では、認識したナンバ
ープレートより大型車であることが判るので、やはり警
察への通報や違反車両に対する警告等が早期に行える。
【0044】ところで、ホログラムフィルタ21を用い
た光パターンマッチングをプレート位置の検出だけでな
く、プレート情報の認識にも用いると、さらなる高速化
が達成できることは上述した。そして、その参照画像a
としてはプレート情報に対応するものとすればよく、例
えば0〜9までを参照画像aとすれば、一致する数字の
箇所が相関結果出力面29上で輝点となり、その輝点の
位置をCCD等の光検出素子で認識すれば、数字を特定
できることも述べた。
【0045】但し、参照画像aが多いと相関結果の情報
量が増え、後処理に手間がかかり処理速度の低下にもつ
ながる。そこで、参照画像aを少なくして処理速度の向
上を図ると共に確実な認識を可能とした実施例を以下に
説明する。使用する光学系は、図3,4に示した光学系
と同じなので詳しい説明は省略する。この場合、図3に
おけるスライド23の形状が、図6に示すような特徴抽
出パターンに対応する参照画像aに対応する形状にさ
れ、そのスライド23を通過した光が、フーリエ変換レ
ンズ25を介して物体光として入射される。なお、特徴
抽出パターンについては、後で詳述する。そして、その
物体光と参照光rとの2光束を干渉させ、干渉縞がホロ
グラムフィルタ21のホログラム面(フーリエ変換面)
に記録される。この記録された画像を参照画像a(図
6)として図4の認識光学系で用いる。
【0046】以下、4桁の数字認識に係る処理を、図8
のフローチャートを参照しながら説明する。なお、全体
の処理の中では、図5に示すフローチャート中のS22
0に代わって実行されるホログラムによる光パターンマ
ッチングを用いたプレート情報認識処理の内の4桁の数
字認識に係る処理が、本処理である。
【0047】まず、ナンバープレートの画像を取り込み
(S310)、図4に示す光学系のLCD素子27上に
フーリエ変換処理を行った入力画像bとして表示する
(S320)。この入力画像bと、ホログラムフィルタ
21に記録された参照画像aとの相関結果が、相関結果
出力面29上の輝点となって現れるため、その輝点を検
出する(S340)。そして、輝点の存在する領域を判
定し(S350)、さらに各領域内での輝点の数及び位
置を測定して(S360)、それらの輝点存在領域、輝
点数及び位置に基づいて4桁数字の認識をする。こうし
て4桁数字が認識できれば(S380:YES)、本処
理を終了する。
【0048】数字認識処理の概略は上記の通りである
が、続いて、S330での特徴抽出パターン、S350
〜370での数字認識について、さらに図9〜12を参
照して説明する。まず、本実施例における特徴抽出パタ
ーンについて説明する。ナンバープレートの数字の場合
は全ての入力画像が予め決まっているので、その各画像
を直線と曲線の構成要素に分割する。この構成要素がど
の画像に含まれているかを調べ、なるべく少ない数の要
素を参照画像aとして用いることで認識する。この際、
要素数が多いと認識が困難となり、またS/N(信号対
雑音)比が劣化する恐れがある。
【0049】そこで、このS/N比を向上させるため
に、形状が似ている画像パターンを重ね、互いの重なり
部分を消去する。そして、さらにエッジの共通部分を減
少させる。一例として「3」と「8」を区別するための
特徴抽出パターンを図9に示す。まず「8」のパターン
から「3」のパターンを差し引き、エッジの共通部分を
直線及び曲線によって減少させて作成してある。
【0050】こうして、本実施例の場合は図10に示す
ように4つの特徴抽出パターンCSP1〜CSP4を設
定してある。CSP4は上述したように「3」と「8」
との関係から導かれたパターンであり、CSP1は縦
線、CSP2は横線、CSP3は「6」,「8」,
「9」等にある丸形状のパターンである。
【0051】図11には、これら4つの特徴抽出パター
ンCSP1〜CSP4と「0」〜「9」までの数字との
対応関係を示すもので、この4つの特徴抽出パターンC
SP1〜CSP4を参照画像aとして用いた場合の、各
数字と輝点との関係を示すものである。図11に示すよ
うに、CSP1の縦線は「0」,「1」,「4」,
「9」に現れ、「0」の場合は輝点が2つ現れる。また
CSP2の横線は「2」,「4」,「5」,「7」に現
れる。そして、CSP3の丸形状は「0」,「2」,
「3」,「5」,「6」,「8」,「9」に現れ、
「0」,「3」,「8」,「9」の場合は輝点が2つ現
れる。なお、この図からも判るように、完全な丸形状を
含まない「0」,「2」,「3」,「5」であっても輝
点は現れる。
【0052】次に、図8のS350〜370で行われる
数字認識について具体例を挙げて説明する。図12
(a)に示すような入力画像bの場合、図10の参照画
像aとによって相関出力面29のどの位置へ輝点が現れ
るかを図12(c)に示す。図10に示すように、参照
画像a中には4分割した各領域AR1〜AR4に特徴抽
出パターンCSP1〜CSP4がそれぞれ位置する。相
関結果出力面29上に現れる輝点は、特徴抽出パターン
CSP1〜CSP4を含んだ数字の位置にしか生じない
ため、輝点の存在する領域の判定を行う(図8のS35
0)。輝点の存在する領域は、この場合は入力画像bの
数字が4桁であることが判っているので、図12(b)
に示すように、それぞれに対応する領域が決定される。
すなわち、各特徴抽出パターンCSP1〜CSP4毎
に、この場合は入力画像bの構成要素である4つの数字
「6」,「1」,「8」,「1」の順番に領域が決定さ
れるのである。
【0053】そして、輝点の存在する領域を判定し、そ
の存在する領域内での輝点の数及び位置を測定し(図5
のS350,S360)、それら輝点存在領域、輝点数
及び位置に基づいて4桁数字の認識をする。なお、図1
2(c)に示すように、各特徴抽出パターンCSP1〜
CSP4との相関領域内における縦線Lは、入力画像b
を構成する4桁数字の認識時において、何桁目の数字か
を区別するために必要である。
【0054】図12(c)に示す場合の相関出力面29
への出力結果について分析してみると、1桁目の数字に
対してはCSP3のみの輝点が現れ、2桁目の数字に対
してはCSP1のみの輝点が現れている。また、3桁目
の数字に対してはCSP3の輝点が2つ現れ、CSP4
の輝点も現れている。そして、4桁目の数字に対しては
CSP1のみの輝点が現れている。したがって、図11
に示した対応関係を参照すると、CSP1のみの輝点が
現れている2桁目と4桁目の数字は「1」であることが
判る。また、CSP3のみの輝点が現れている1桁目の
数字は「6」であることが判る。そして、CSP4の輝
点が現れた3桁目の数字は「8」であることが判る。C
SP3が2つ現れる数字は他にも3つ(0,3,9)あ
るが、CSP4の輝点が現れるのは「8」だけである。
【0055】ここで、従来の方法、つまり「0」〜
「9」までの各数字のパターンを参照画像aとして、一
致する数字の箇所を相関結果出力面29上での輝点から
認識する方法と、上記実施例のように特徴抽出パターン
CSP1〜CSP4を用いた認識との比較を図13を参
照して説明する。
【0056】図13(a)に示すような入力画像bの場
合について考えると、従来の場合は、図13(b)に示
すように、参照画像aとして「8」を用いると相関結果
出力面29上での輝点は、3つ現れてしまう。すなわ
ち、相関結果出力面29での光量のS/N比が悪いた
め、参照画像aの「8」に対して、相関度合が「8」よ
りは小さい「2」や「3」であっても、輝点として現れ
てしまうのである。
【0057】それに対して、本実施例では特徴抽出パタ
ーンCSP4を用いることにより、相関結果出力面29
上には「8」の位置にのみ輝点が生じ、判別が容易に行
えるのである。なお、上記実施例は、数字認識だけでな
く、平仮名又はローマ字であっても同様に対応できる。
また、陸支コード部分の「漢字」については、全陸支コ
ードをピックアップすると、例えば「三重」と「三
河」、「大阪」と「大分」等のように同じ漢字が使用さ
れているものがあるので、参照パターンは、全ての陸支
コードを用意するのではなく、個々の漢字を用いるとよ
い。
【0058】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。上述した実施例ではナ
ンバープレートNPの位置を認識するのに前記の方法は
枠で行ったが枠に限られるものでなく、ナンバープレー
トNPの特徴のある部分(例えば中心にあるハイホンで
も可)であればどのような形状でもよい。
【0059】また、上記実施例では図2に示すように、
車両10の後方からの画像によりナンバープレートNP
を取り込んでいたが、車両10の前方からでもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の車両ナン
バープレート認識装置によれば、ナンバープレートの位
置あるいはナンバープレート上に記された数字等のプレ
ート情報を瞬時に認識可能であり、その適用範囲が広が
る。
【0061】特に、請求項2記載のものでは、最初に撮
影画像からナンバープレートの位置を検出して切り出し
た上で、その画像からプレート情報を得る方式であり、
少なくともそのプレート位置の検出をホログラムフィル
タを用いた光パターンマッチングによって行っているた
め、その過程での処理が高速化される。プレート位置を
最初に検出してからプレート情報を認識するようにする
と、撮影画像中においてナンバープレート以外にも数字
が含まれている場合であっても、切り出した撮影画像に
基づいてナンバープレート上に記されているプレート情
報を認識すれば必要な処理が確実に行えるため、例えば
車体に電話番号等の数字が記載されているような商用車
の場合等に対しても有効である。
【0062】また、請求項3記載の装置によれば、プレ
ート位置の検出に加えてプレート情報の認識も、ホログ
ラムフィルタを用いた光パターンマッチングによって行
うため、認識速度をさらに高速化することができる。さ
らに、請求項4に記載したように、光パターンマッチン
グを、ナンバープレート上のプレート情報に基づいて予
め設定された所定の特徴抽出パターンを用いて行えば、
相関結果を出力する面での光量のS/N比が向上し、判
別が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本的構成を例示するブロック図で
ある。
【図2】 本発明の車両ナンバープレート認識装置の概
略構成を示す説明図である。
【図3】 本実施例のホログラムフィルタ作成光学系を
示す説明図である。
【図4】 本実施例の認識光学系を示す説明図である。
【図5】 本実施例の車両ナンバープレート認識装置の
作動を示すフローチャートである。
【図6】 参照画像aと入力画像bとによって相関出力
面への輝点の現れる状態を示す説明図である。
【図7】 従来のコンピュータ方式の場合と本実施例の
場合との、処理時間の比較を示す説明図である。
【図8】 数字認識に係る処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】 「3」と「8」を区別するための特徴抽出パ
ターンを示す説明図である。
【図10】 特徴抽出パターンCSP1〜CSP4を示
す説明図である。
【図11】 特徴抽出パターンCSP1〜CSP4を参
照画像として用いた場合の、各数字と輝点との関係を示
す説明図である。
【図12】 図8のS350〜370で行われる数字認
識についての具体例を示す説明図である。
【図13】 「0」〜「9」までの各数字のパターンを
参照画像として、一致する数字の箇所を相関結果出力面
上での輝点から認識する方法と、特徴抽出パターンCS
P1〜CSP4を用いた認識との比較を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…レーザレーダ1、 3…カメラ、 5…ストロボ光
源、 10…車両、21…ホログラムフィルタ、 23
…スライド、 25…フーリエ変換レンズ、27…LC
D素子、 29…逆フーリエ変換レンズ、 31…相関
結果出力面、33…光検出素子、 a…参照画像、
b…入力画像、NP…ナンバープレート、 CSP1
〜CSP4…特徴抽出パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08G 1/04 D 7531−3H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影手段と、該撮影手段によって撮影さ
    れた画像に基づいて車両のナンバープレートを認識する
    認識手段とを備えた車両ナンバープレート認識装置であ
    って、 上記認識手段が、上記撮影画像に基づき、ホログラムフ
    ィルタを用いた光パターンマッチングによって上記ナン
    バープレートを認識するように構成されたことを特徴と
    する車両ナンバープレート認識装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の車両ナンバープレー
    ト認識装置において、 上記認識手段が、 上記撮影手段により撮影された画像に基づいて、上記ナ
    ンバープレートの位置を検出するプレート位置検出手段
    と、 該プレート位置検出手段によって検出されたナンバープ
    レートの位置情報に基づいて上記撮影画像より上記ナン
    バープレートに対応する撮影画像を切り出し、その切り
    出した撮影画像に基づいて上記ナンバープレート上に記
    されているプレート情報を認識するプレート情報認識手
    段とを備え、 さらに、上記プレート位置検出手段が、上記撮影画像に
    基づき、ホログラムフィルタを用いた光パターンマッチ
    ングによって上記ナンバープレートの位置を検出するよ
    うに構成されたことを特徴とする車両ナンバープレート
    認識装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2記載の車両ナンバープレー
    ト認識装置において、 上記プレート情報認識手段が、上記切り出された撮影画
    像に基づき、ホログラムフィルタを用いた光パターンマ
    ッチングによって上記ナンバープレート上のプレート情
    報を認識するように構成されたことを特徴とする車両ナ
    ンバープレート認識装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3記載の車両ナンバープレー
    ト認識装置において、 上記光パターンマッチングは、上記ナンバープレート上
    のプレート情報に基づいて予め設定された所定の特徴抽
    出パターンを用いてマッチングを行うように構成された
    ことを特徴とする車両ナンバープレート認識装置。
JP5311975A 1993-09-27 1993-12-13 車両ナンバープレート認識装置 Pending JPH07141587A (ja)

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JP24003793 1993-09-27
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000040198A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Omron Corp 撮像装置および撮像方法
JP2005346667A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Sumitomo Electric Ind Ltd ナンバープレート認識処理における文字切り出し方法、文字認識方法、並びにプログラム及び装置
US7916369B2 (en) 2003-03-14 2011-03-29 Tdk Corporation Holographic recording and reproducing apparatus

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