JP2014126887A - ナンバープレート判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ナンバープレートの車両への取り付けが正しいかを走行中に把握してその場で容易に取り締まりを行うことのできるナンバープレート判定装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】検査対象車両の画像を捉える画像取得手段2と車両までの距離を計測する距離算出手段12と、車両の存在を認識する車両認識手段10と、車両の種類からナンバープレートの位置を推定してナンバープレートを抽出するナンバープレート検出手段11と、ナンバープレートの設置高と傾きを算出する判定角度算出手段13と、判断基準を法令に合わせて入力設定する入力手段4と、判定基準を記録格納する基準格納手段16と、判定基準とに基づいてナンバープレートの設置が適法か否か判定する判定手段17と、判定結果を取り締まり者に通知する通知手段3を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は走行中に前後を走行している車両のナンバープレートを撮影し、画像処理によりナンバープレートの設置高と角度が適正か否か、判断できるようにした、ナンバープレート判定装置に関するものである。
従来、路上に設置した路上機により車両を検出し、カメラにより走行中の車両の映像を撮影し、表示装置に表示された映像を人間により確認するシステムがある(例えば特許文献1参照)。また、画像認識により、ナンバープレートの種別を自動認識して、車両の種別毎に分けて大型車、小型車により異なるナンバープレートを文字の位置、文字の領域などにより判断し、ナンバープレートを抽出するシステムがある(例えば特許文献2参照)。また、カメラとナンバープレートが正対していない場合、取得したナンバープレートの画像が歪み、単純なパターン認識では認識できない場合がある。その場合、画像の縦横方向を伸縮し、長方形に画像を補正してパターン認識する方法なども知られている(例えば特許文献3参照)。また、道路上にカメラを設置し、通過車両の前面または後面を撮影しナンバープレートを車両の形状などから抽出、認識し、捜索車両の走行追跡などに使用されているNシステム(自動車ナンバー自動読取装置)などが知られている。
特開昭62−90800号公報 特開平7−065283号公報 特開平11−073514号公報
しかしながら、従来のナンバープレートの抽出や認識を行うシステムにおいては、ナンバープレートが撮影されている車両の画像からナンバープレートを抽出したり、抽出したナンバープレートの文字や番号を自動で読み取ったりすることはできるが、ナンバープレートの車両への取り付け方法が正しいか、判断する方法が無く、ナンバープレートの自動認識の成否で判断するしかない。しかし、ナンバープレートが自動で読み取られることを嫌って、故意にナンバープレートに角度をつけ、自動認識できないように細工している車両なども増えているが、車両の取り付け角度を計測するには、車両を停車させ、角度を計測する計測器で測る必要があり、計測器も特に決まったものも無く、極端に疑わしい場合を除き、わざわざ停車させて取り締れないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、ナンバープレートの車両への取り付け方法が正しいかを走行中に把握してその場で容易に取り締まりを行うことのできるナンバープレート判定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、他車両のナンバープレートの画像を取得する画像取得手段と、適用法令等に基づく判定基準を格納する基準格納手段と、他車両のナンバープレート迄の距離を取得する距離算出手段と、画像取得手段で取得したナンバープレートの画像に基づいてナンバープレートの傾きを算出する傾き算出手段と、傾き算出手段によって算出された傾きと、距離算出手段によって算出された他車両のナンバープレート迄の距離と、基準格納手段に格納された判定基準とに基づいてナンバープレートの設置が適法
か否かを判定する判定手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ナンバープレートの取り付け角度が基準を超える角度で車両に設置されて自動認識の路上機や先行車両、後続車両などで認識させ難くなっている車両を停車させる前に適法か否かを判定でき、その場で容易に取り締まりを行うことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態におけるナンバープレート判定装置と周辺機器の車両内の配置をイメージで説明する図 本発明の実施形態におけるナンバープレート判定装置の機能ブロック図 本発明の実施形態における判定対象のナンバープレートの表示例をイメージで説明する図 (a)大型車両の大型番号標のナンバープレートを正面から見たときの寸法関係をイメージで説明する図(b)大型番号の大型番号標のナンバープレートを上下方向に傾けて設置した場合に正面から見たときの寸法関係をイメージで説明する図(c)ナンバープレートを上下方向に傾けて設置した場合の傾き角度の算出方法を説明する図 本発明の実施形態におけるカメラとナンバープレートを車両上方から見たときのナンバープレート迄の距離の算出方法を説明する図 本発明の実施形態におけるカメラとナンバープレートを車両側方から見たときの車両の上部カメラで撮影した画像からナンバープレートの傾きを算出する方法を説明する図 本発明の実施形態におけるカメラとナンバープレートを車両側方から見たときの車両の下部カメラで撮影した画像からナンバープレートの傾きを算出する方法を説明する図 図6の上部カメラの算出結果と図7の下部カメラの算出結果からナンバープレートの傾きを算出する方法を説明する図 本発明の実施形態におけるナンバープレート判定装置の動作を説明するメインフローチャート図 図9のステップS3の車両認識処理を説明するフローチャート図 図9のステップS8の傾き判定処理を説明するフローチャート図 図9のステップS9の警報処理における表示例を説明する図 本発明の実施形態におけるナンバープレート判定装置の判断基準値の設定画面を説明する図
以下、本発明の実施形態におけるナンバープレート判定装置について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態におけるナンバープレート判定装置1の車内の配置例の図に表したものである。
図1において、ナンバープレート判定装置1は車内に搭載する。車内であれば設置場所は任意で良い。ナンバープレート判定装置1は前後を走行する車両を撮影するカメラなどの画像取得手段2と、判定結果を表示するディスプレイなどの通知手段3と接続される。画像取得手段2は車両の前後に各々上下左右で8箇所に設置され、車両前方を走行する検査対象車両の車両後部や車両後方を走行する検査対象車両の車両前部の映像を各々電気信号に変換してナンバープレート判定装置1に伝達する。本実施形態では、撮影しているカメラから検査対象車両のナンバープレート迄の距離を検出できる手段としてステレオカメ
ラを用いるために、画像取得手段2は左右に各々配置されるが、画像取得手段2から計測対象となるナンバープレート迄の距離が求められれば左右に配置ぜず中央の上下に配置されても良い。更に、乗車人員が判定結果を確認できるように車内に配置されたディスプレイなどの表示装置で少なくとも構成される通知手段3は、ナンバープレートの判定結果を表示する。通知手段3は、必要に応じてスピーカ等の音声発生手段や鳴動手段と連動させても良い。なお、検査対象車両は前後で異なるため、前後の映像に相関関係は無く、前後で別々に同一の処理を行うことにより、前後の車両の計測を同時に実現することができる。
以上のように車両内に搭載されたナンバープレート判定装置1の内部構成について、以下で説明する。
ナンバープレート判定装置1は、周辺装置としてのカメラなどの画像取得手段2と、表示装置やスピーカなどの通知手段3と、法令や条例等(以下、法令等と記す)の判定基準を入力設定する入力手段4が接続される。ナンバープレート判定装置1は、各種制御に用いられるソフトウェアとソフトウェアを動作させるCPU(CentralProcessingUnit)、ソフトウェアで処理データを一時記憶する揮発性メモリ、ソフトウェアおよびパターン認識のパターンデータ等が記録される不揮発性メモリ、画像取得手段2と接続する画像インターフェース、判定基準のデータを格納しておく書き換え可能な不揮発性メモリ、入力手段4から判定基準の変更を入力する入力インターフェースと、表示画像や音声等の処理結果を通知手段3に出力する出力インターフェース等のハードウェアで構成される。後述の各手段毎にCPUを設けて複数のCPUで動作しても良いし、複数の手段を1つのCPUやLSIチップで動作させても良い。このナンバープレート判定装置1に周辺装置としてカメラなどの画像取得手段2と、表示装置やスピーカなどの通知手段3と、法令や条例等(以下、法令等と記す)の判定基準を入力設定する入力手段4が接続される。
画像取得手段2は、複数のカメラで構成され、車両前方に設置した第1の画像取得手段2f、と車両後部に設置した第2の画像取得手段2rを有する。カメラは例えばCCDやCMOSが用いられる。画像取得手段2は、車両認識手段10と距離算出手段12とに接続する。
第1の画像取得手段2fは、車両前方の上部に配置された前部上方画像取得手段2fuと、下部に配置された前部下方画像取得手段2fdで構成される。前部上方画像取得手段2fuは第1の左方カメラ2ful、第1の右方カメラ2fur、前部下方画像取得手段2fdは第2の左方カメラ2fdl、第2の右方カメラ2fdr、でそれぞれで構成される。例えばCCDカメラやCMOSカメラで構成される。
第2の画像取得手段2rは、車両後方の上部に配置された後部上方画像取得手段2ruと、下部に配置された後部下方画像取得手段2rdで構成される。後部上方画像取得手段2ru、後部下方画像取得手段2rdはそれぞれ左右二組のカメラで構成される。後部上方画像取得手段2ruは第3の左方カメラ2rul、第3の右方カメラ2rur、後部下方画像取得手段2rdは第4の左方カメラ2rdl、第4の右方カメラ2rdr、でそれぞれで構成される。例えばCCDカメラやCMOSカメラで構成される。
通知手段3はディスプレイ、スピーカ等で構成され、乗車している人員に判定結果を視覚、聴覚などで通知する。
入力手段4はキーボードやタッチパネルで構成され、基準格納手段16に接続され、ナンバープレート判定装置1の判定基準の閾値を同乗者により設定変更可能とする。なお、
設定変更に際しては、通信手段などによって変更されても良い。
次にナンバープレート判定装置1の内部構成について説明する。
車両認識手段10は、画像取得手段2とナンバープレート検出手段11と距離算出手段12とに接続される。画像取得手段2の画像信号を入力し、予め記憶された車両後部、または車両前部のナンバープレートがある車両のパターンデータと比較してパターン認識を行う。車両認識手段10は、取得した画像から車両を認識できた場合、ナンバープレート検出手段11と距離算出手段12へ認識結果を出力する。なお、パターン認識の方法として、例えば、画像の二値化を実施し、次に二値化画像を輪郭強調し、パターン比較を実施し、一致した場合、車両と判断する方法が用いられるが他の周知の手法によって認識が行われても良い。
ナンバープレート検出手段11は、車両認識手段10と距離算出手段12と判定角度算出手段13に接続される。車両認識手段10から取得した車両後部または車両前部の認識車両の画像から、ナンバープレート部分の画像を抽出する。ナンバープレートの抽出方法として、例えば、予め記憶された各車両種別のパターンとナンバープレートの設定される位置とが対応付けられたデータテーブルに基づいて、画像データの候補画像に四角形のナンバープレート候補が存在するか判断する方法が用いられる。ナンバープレート検出手段11は、四角領域のデータの色、縦横比でナンバープレート候補を確定し、候補となった画像をナンバープレートとして検出する。検出結果は距離算出手段12や判定角度算出手段13に出力される。
距離算出手段12は、画像取得手段2と車両認識手段10とナンバープレート検出手段11と判定角度算出手段13に接続される。距離算出手段12は、取得した画像取得手段2の画像信号に基づいて、車両認識手段10から取得した認識車両とナンバープレート検出手段11から取得したナンバープレートの位置から、画像取得手段2の各々のカメラ画像におけるナンバープレートの位置の重心を算出する。そして、距離算出手段12は、左右の画像のずれからナンバープレート迄の距離を算出する。距離算出の手段にカメラを使用せず、例えばレーザやミリ波レーダ等のセンサを用いる場合、距離算出手段12は、画像取得手段2と車両認識手段10とナンバープレート検出手段11と接続されなくても良い。この場合、距離算出手段12は距離算出に使用されるセンサと接続し、このセンサの検知結果に基づいてナンバープレート迄の距離を算出する。本実施形態では距離算出手段12の機能はソフトウェアで実現されているが、距離を求める手段であればソフトウェアに限る必要は無い。
判定角度算出手段13はナンバープレートの設置高と傾きをそれぞれ算出する設置高算出手段14と傾斜角度算出手段15とから構成され、ナンバープレート検出手段11と距離算出手段12と判定手段17と接続する。
設置高算出手段14は、ナンバープレート検出手段11から取得したナンバープレート画像に基づいてナンバープレートの設置されている高さを算出する。ナンバープレートは設置する高さにより、高い位置に設置した場合は下向きにナンバープレートを設置した方が見やすく、上向きに設置すると見難くなる。また、低い位置にナンバープレートを設置した場合は上向きにナンバープレートを設置した方が見やすく、下向きに設置すると見難くなる。ナンバープレートに対して垂直に近いほうが見やすくなるため、高さにより上下方向の向きの閾値を変えたほうが見やすくなる。
傾斜角度算出手段15は、ナンバープレート検出手段11から取得したナンバープレート画像に基づいてナンバープレートの上下方向の傾きの角度を算出する。本実施形態では
上下二つのカメラで撮影した画像から、各々候補の角度を2つずつ求め、理論上は同一となる候補角度を求め、ナンバープレートの角度とする。詳細な算出方法は後述する。
基準格納手段16は書き換え可能な不揮発性メモリで構成され、入力手段4と判定手段17に接続される。基準格納手段16は、ナンバープレートの見え具合の判定閾値として、入力手段4から入力された法令等に準拠した判定項目と各項目に対応する閾値を記録する。そして、基準格納手段16は、判定手段17からの要求に応じてこれらの閾値を判定手段17に出力する。
判定手段17は、通知手段3と判定角度算出手段13と基準格納手段16に接続される。判定手段17は、基準格納手段16から参照した判定閾値と、判定角度算出手段13から取得したナンバープレートの設置角度と設置高さに基づいて、適正なナンバープレートとして取り付けされているか判定し、判定結果を通知手段3に出力する。
ここで、今回の検出対象であるナンバープレート例について説明する。
図3はナンバープレートの例でナンバープレートは車両の種類、運用方法に応じて大型番号標、中型番号標、小型番号標などあり、それぞれ、寸法、色、形状などが異なる。一般的にはナンバープレート21の上部に車両の登録地名22、分類番号23、下部にひらがな24、一連指定番号/車両番号25が記載されている。
次に、斜めに取り付けられたナンバープレートの検出について図4〜図8を用いて説明する。
ナンバープレートは種類毎に縦横の寸法が決められているため、画像の縦横比により傾きを算出することができる。例えば図4(a)のように大型番号標を例にすると、傾きの無い場合に縦横比は図4(a)の横寸法Xに対して縦寸法YはX=2Yの関係になる。一方、図4(b)のように上下方向に斜めに取り付けたナンバープレートを正面から見た場合、縦方向が短くなりX>2yとなる。2倍したyとXの差が大きくなるほど角度が大きく取り付けている状態が示される。yの長さから角度を算出するには、図4(c)に示すとおり、隣辺で鉛直の高さyと奥行きに割り当てられ、ナンバープレートの長さYは直角三角形の斜辺に割り当てることができるため、三角関数により求めることができる。縦方向に斜めに取り付けたナンバープレートを横から見ると、図4(c)のとおり、θの傾斜角度が付いている。θの角度が0°の場合Y=yとなり2y=Xの関係が成立するが、上下いずれかの方向に傾けた角度が存在する場合、画像取得手段2から見るとY>yとなる。図4(c)のケースでは余弦定理cos−1(y/Y)=θにより角度θを求めることができる。画像から寸法が求められるのはXとyになるので、Y=X/2を代入してcos−1(2y/X)=θで見た目の縦の長さyとXから傾けた角度θを求めることができる。また、上下、又は左右に単独で傾けた場合は、長方形から台形に見た目が変化するが、上下左右を複合した斜めに傾けた場合は、見た目は平行四辺形に変化するので角度により斜めの方向を知ることができる。図4(c)のcos−1(2y/X)=θは大型番号標の縦横比の例でX=2yの関係にあるためである。一方、小型番号標はX=1.84Yの関係のため、cos−1(1.84y/X)=θとなる。このように、各車種のナンバープレートの比率で基準となるXYの縦横比を当てはめて傾き角度を算出することができる。すなわち、各車種のナンバープレートの傾き角度の算出は、パターン認識の車種映像のパターンから検出されたナンバープレートの寸法を、設定されているナンバープレートの種類に割り当てて算出することができる。
次に、図5を用いて、水平に設置した2つ以上の画像取得手段2からナンバープレート迄の距離を算出する手法の例を示す。図5では、車両100の前方左側に第1の画像取得
手段200lが、前方右側に第2の画像取得手段200rが搭載されている。そして、第1・第2の画像取得手段2l・2rは一定距離L71の間隔で固定で配置されている。検査車両300にはナンバープレート400が配置されており、距離算出手段12はナンバープレート400までの距離を算出する。具体的には、距離算出手段12は、第1・第2の画像取得手段2l・2rの映像から、各々ナンバープレート400の重心を算出する。そして、距離算出手段12は、画像中心からの画素数(視差)に基づいて第1・第2の画像取得手段2l・2rの中心からのずれ量X71、X72をそれぞれ算出する。これらの算出結果と第1・第2の画像取得手段2l・2rのレンズの焦点距離fに基づいて、ナンバープレート迄の距離L74=L71f/(X71+X72)を求める。
次に、図6、図7を用いて、車両の上部に取り付けた上部画像取得手段600と下部に取り付けた下部画像取得手段700からナンバープレートの傾き角度を算出する方法について説明する。図6では画像取得手段600が上側に設置された場合が示され、図7では画像取得手段700が下側に設置された場合が示されている。上部画像取得手段600、下部画像取得手段700は検査対象のナンバープレートと同じ高さに設置できないため、上部画像取得手段600、下部画像取得手段700は予め車両の決められた上下2箇所の高さに設置されている。図6の状況で算出されたナンバープレートの傾き角度はカメラの正対する面から傾く方向でプラスマイナス両方の角度の可能性があり、正負が異なる2種類の角度が解となりうる。図7の状況でも同様に2種類の角度が解として算出されうる。このため、可能性として4種類の傾き角度が算出されうる。ここで、図8に示すように4種類の角度の解から本来のナンバープレートの傾きを求めるには、図6と図7で算出された角度で理論的には同一の角度が存在し、現実は近似値として2つの値が導き出される。近似値の場合、最終的には2つの中間値を求めたり、誤差の少ない、0度に近い角度の値を用いたり、そのまま誤差範囲として幅を設けて通知するなど、近似の手法は任意でよい。
以上のような傾斜角度算出手段15によるナンバープレートの傾きの算出について具体的に説明する。図6に示すように、上部画像取得手段600と斜めに向いたナンバープレート601があるとする。上部画像取得手段600が取得した画像602の縦横比としてx>2yとなる。上部画像取得手段600は横方向に2台設置されており、三角測量によって上部画像取得手段600とナンバープレート迄の直線距離L11が算出される。ナンバープレート601がL11に垂直な場合(θ13=90°)、x=2yとなり、ナンバープレートの傾き角度は上向きにθ12となるが、垂直ではない場合、傾斜角度算出手段15は、L11に対し第1の傾き候補1、2としてそれぞれ傾き角度θ15aとθ15bの算出を行う。画像602の縦横比がx>2yの場合、θ12に対して、上向き方向、と下向き方向のいずれかの方向に傾いている場合が考えられ、傾き角度θ15aとθ15bは、各々θ12に対して±θ14の関係にあると算出される。車両との距離はL12で算出され、ナンバープレートの高さもカメラの高さからL13減算した値で算出することができる。この時点ではナンバーの傾きがθ15aとθ15bのいずれかを絞り込めない。
図7では、傾斜角度算出手段15は、図6より低い位置に設置された下部画像取得手段700を用いて図6と同様な算出によって第2の傾き候補1、2としてそれぞれ傾き角度θ25aとθ25bを求める。
図8では、図6と図7で算出された4つの傾き角度θ15a、θ15b、θ25a、θ25bを絞り込み、本来のナンバープレートの傾きを特定する。傾斜角度算出手段15は、θ15aとθ25a、θ15aとθ25b、θ15bとθ25a、θ15bとθ25bの4種類の組み合わせのうち、最も近似する値をナンバープレートの傾き値として算出する。
以上のような判定方法の処理の流れを図9から図11を用いて説明する。
図9はナンバープレート判定装置1の車両認識手段10、ナンバープレート検出手段11、距離算出手段12、判定角度算出手段13、判定手段17による各処理の流れを示したメインフローチャートである。
ナンバープレート判定装置1の電源を投入すると、カメラ選択S1で前後どちらの映像を処理するか決定される。自動で選択されても良く、同乗者が図示しないスイッチ等によって手動で選択しても良い。次に画像入力S2でナンバープレート判定装置1は、車両の前または後ろに設置した画像取得手段2から画像を取得する。次に、車両認識処理S3で車両認識手段10は、取得した画像内に車両が映っているか、映っているなら、どのような車両か認識処理を実行する。次に、認識処理S3の結果から、車両認識手段10は、車両を認識できなかった場合、車両存在確認処理S4で不在と判定し、カメラ選択S1に移行する。一方、車両を認識できた場合、車両存在認識処理S4で存在と判定し、ナンバープレート認識処理S5の処理に移行する。ナンバープレート認識処理S5ではナンバープレート検出手段11は、認識された車両パターンからナンバープレートが存在する可能性のある位置を特定し、ナンバープレートを検出する。このナンバープレート認識処理S5の結果から、ナンバープレート検出手段11は、プレート存在確認処理S6にてナンバープレートを認識できなかった場合、プレート存在確認処理S6で不在と判定し、カメラ選択S1に移行する。一方、ナンバープレートを認識できた場合、プレート存在確認処理S6で存在と判定し、距離算出処理S7の処理に移行する。距離算出処理S7では、距離算出手段12が、左右の画像取得手段2で取得した画像から認識したナンバープレート迄の距離を求める。次に傾き判定処理S8で、判定角度算出手段13は、ナンバープレートの設置高と傾斜角度を算出する。次に、判定手段17は、傾き判定処理S8で算出された設置高と傾斜角度と判定基準値とを比較し、警報の要否を判定する。次に判定結果に従い、警報処理S9で車載の表示装置、スピーカより表示や音により違法車両の可能性があることを乗車人員に通知する。その後カメラ選択S1に移行する。
次に図9の車両認識処理S3の詳細について図10を用いて説明する。
図10に示すように先ず、車両認識手段10は、車両の輪郭強調処理S11で取得画像から車両認識を容易にするため、輪郭強調を行い、車両の輪郭を明確にする。次に、車両認識手段10は、パターン認識処理S12により予め格納された各車両のパターンデータと輪郭強調した画像でパターン比較を行い、パターン認識を行う。各車両のパターンデータとして、例えば、大型貨物車、大型乗用車、大型特殊自動車、普通自動車、軽自動車、自動二輪車、原動機付き自転車、小型特殊自動車など種別毎に分類されたデータや、更にコンクリートミキサー車、トレーラー車、サイドカー、普通乗用セダン、普通乗用ワゴン車など具体的な形状のデータが格納されている。次に、車両認識手段10は、車両寸法算出処理S13により認識車両の車高、車幅を概算で特定し、車種の判定を行う。
次に、図9の傾き判定処理S8の詳細について図11を用いて説明する。
図11に示すように先ず、判定角度算出手段13は、ナンバープレートの長さ算出処理S40で画像取得手段2取得した画像の画素からナンバープレートの縦横の長さと台形、平行四辺形、などの形状を算出する。次に、設置高算出手段14は、設置高算出処理S41でナンバープレートの距離と画像の画素位置によりナンバープレートが設置された実際の高さを算出する。次に、傾斜角度算出手段15は、傾斜角度算出処理S42で図4から図8に示した計算式などを用いてナンバープレートの実際の傾斜角度を算出する。
次に図9の警報処理S9の警報の詳細について図12を用いて説明する。
図12は通知手段3を構成する表示装置に警報表示している例をイメージで示した図である。図12に示すように、表示装置の画面には、詳細の確認要否の表示、読み込み画像で認識されたナンバープレート部分の表示、各種判断基準である車種やナンバープレートの設置高や傾斜角度を表示する。適用法令等が表示されてもよい。
次に図13を用いて入力手段4によって設定される判定条件の設定画面例を表示する。
図13では、通知手段3を構成する表示装置に適用法令や車種、判定項目の設定値が表示されている。画面表示は判定項目の変動に応じて都度切り替えられても良い。なお、本実施形態では、ナンバープレートの左右の傾きや、ナンバープレートの取り付け高さに応じたナンバープレートの角度の限界を示す閾値が設定可能にされている。
以上のように本実施形態によれば、ナンバープレートの取り付けが正しいか判定することができるため、パトロール走行しながら違法取り付け車を検出することができる。なお、本実施の形態において、車両認識とナンバープレート検出を自動化することにより、乗車人員に手間を取らず違法検出することができるため、さらに誤検挙防止という効果が得られる。
本発明のナンバープレート判定装置1は、ナンバープレートの違法取り付けを検出する判定装置として有用である。
1 ナンバープレート判定装置
2 画像取得手段
3 通知手段
4 入力手段
10 車両認識手段
11 ナンバープレート検出手段
12 距離算出手段
13 判定角度算出手段
16 基準格納手段
17 判定手段

Claims (3)

  1. 他車両のナンバープレートの画像を取得する画像取得手段と、
    適用法令等に基づく判定基準を格納する基準格納手段と、
    前記他車両のナンバープレート迄の距離を取得する距離算出手段と、
    前記画像取得手段で取得したナンバープレートの画像に基づいてナンバープレートの傾きを算出する傾き算出手段と、
    前記傾き算出手段によって算出された傾きと、前記距離算出手段によって算出された他車両のナンバープレート迄の距離と、前記基準格納手段に格納された判定基準とに基づいてナンバープレートの設置が適法か否かを判定する判定手段を備えたことを特徴とするナンバープレート判定装置。
  2. 前記判定手段の判定結果を通知する通知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のナンバープレート判定装置。
  3. 前記基準格納手段に格納された適用法令等の判定基準を変更可能な入力手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のナンバープレート判定装置。
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