JPH0714129A - 磁気ディスク装置および組立方法ならびに組立装置 - Google Patents
磁気ディスク装置および組立方法ならびに組立装置Info
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- JPH0714129A JPH0714129A JP5152152A JP15215293A JPH0714129A JP H0714129 A JPH0714129 A JP H0714129A JP 5152152 A JP5152152 A JP 5152152A JP 15215293 A JP15215293 A JP 15215293A JP H0714129 A JPH0714129 A JP H0714129A
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B25/00—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
- G11B25/04—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card
- G11B25/043—Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card using rotating discs
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/4806—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
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- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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- G11B5/4806—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
- G11B5/4813—Mounting or aligning of arm assemblies, e.g. actuator arm supported by bearings, multiple arm assemblies, arm stacks or multiple heads on single arm
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の磁気ヘッドを複数の磁気ディスク間に
挿入する磁気ディスク装置組立において、組立時の歩留
まりを向上させる方法とその組立装置、および一定容積
の中で記録容量の大きい磁気ディスク装置を提供する。 【構成】 磁気ディスク装置をセットする位置決め部と
磁気ヘッドの高さ位置を計測するヘッド計測部、磁気デ
ィスクの高さ位置を計測するディスク計測部、そして磁
気ヘッドの高さを制御するヘッド高さ位置決め部、磁気
ヘッドおよび磁気ディスクの高さの計測結果を演算する
ためのインターフェイスと演算処理部、ヘッド高さ位置
決め部を制御する駆動部から構成されている。
挿入する磁気ディスク装置組立において、組立時の歩留
まりを向上させる方法とその組立装置、および一定容積
の中で記録容量の大きい磁気ディスク装置を提供する。 【構成】 磁気ディスク装置をセットする位置決め部と
磁気ヘッドの高さ位置を計測するヘッド計測部、磁気デ
ィスクの高さ位置を計測するディスク計測部、そして磁
気ヘッドの高さを制御するヘッド高さ位置決め部、磁気
ヘッドおよび磁気ディスクの高さの計測結果を演算する
ためのインターフェイスと演算処理部、ヘッド高さ位置
決め部を制御する駆動部から構成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置およ
び磁気ディスク装置の磁気ヘッドを磁気ディスク間に挿
入する組立方法と組立装置に関するものである。
び磁気ディスク装置の磁気ヘッドを磁気ディスク間に挿
入する組立方法と組立装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータやワードプロッセッサの記
憶装置として磁気ディスク装置が多用されているが、記
憶容量の増大化と共に小形化が要求されている。この磁
気ディスク装置は大別すると磁気ディスクと磁気ヘッド
アッセンブリから構成されているが、前記要求に対応す
るためには磁気ディスク装置を小形化すると共に情報を
記憶する磁気ディスクの収容数も増加させることになり
磁気ディスク間の間隙も狭くなってくる。磁気ディスク
装置の磁気ディスクは、通常６〜８枚を使用した構成と
なっており、組立はこの６〜８枚の各磁気ディスク間に
それぞれ磁気ヘッドを挿入し、その後磁気ヘッドを磁気
ディスク面に緩やかに接触させるようにしている。この
挿入動作時に磁気ヘッドを磁気ディスク面に接触させる
と、傷がついたり破損したりと不具合を生じる。そこで
特開昭５７−１０９１２５号公報、特開昭６３−１６７
４８９号公報に記載されているいるように、磁気ヘッド
アッセンブリのアームを外側あるいは内側から治具で規
制して一定間隔を設け、磁気ディスク間に挿入する方法
がとられていた。また、特開平３−９７１７３号公報に
あるように、積層型圧電アクチュエータを用いてアーム
の内側から拡げる方法もとられていた。
憶装置として磁気ディスク装置が多用されているが、記
憶容量の増大化と共に小形化が要求されている。この磁
気ディスク装置は大別すると磁気ディスクと磁気ヘッド
アッセンブリから構成されているが、前記要求に対応す
るためには磁気ディスク装置を小形化すると共に情報を
記憶する磁気ディスクの収容数も増加させることになり
磁気ディスク間の間隙も狭くなってくる。磁気ディスク
装置の磁気ディスクは、通常６〜８枚を使用した構成と
なっており、組立はこの６〜８枚の各磁気ディスク間に
それぞれ磁気ヘッドを挿入し、その後磁気ヘッドを磁気
ディスク面に緩やかに接触させるようにしている。この
挿入動作時に磁気ヘッドを磁気ディスク面に接触させる
と、傷がついたり破損したりと不具合を生じる。そこで
特開昭５７−１０９１２５号公報、特開昭６３−１６７
４８９号公報に記載されているいるように、磁気ヘッド
アッセンブリのアームを外側あるいは内側から治具で規
制して一定間隔を設け、磁気ディスク間に挿入する方法
がとられていた。また、特開平３−９７１７３号公報に
あるように、積層型圧電アクチュエータを用いてアーム
の内側から拡げる方法もとられていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、磁気
ヘッドを磁気ディスク間へ挿入するにあたっては、磁気
ヘッドアッセンブリの磁気ヘッドが固着されたアーム間
に治具を挿入して一定間隔にする段取り作業を行なって
いる。この作業は、磁気ヘッドアッセンブリのアームの
微少間隙に治具を挿入するという高精度を要求され煩雑
なものとなっている。また、更に磁気ディスク間が狭く
なってくると、磁気ディスクおよび磁気ヘッドアッセン
ブリの組立精度を考慮した場合、各部品および各部品の
組立誤差の影響が大きくなり、上記したように一定間隔
の治具では挿入時に磁気ディスクと磁気ヘッドが接触し
て傷を付けたり破損したりする可能性が大きくなる。
ヘッドを磁気ディスク間へ挿入するにあたっては、磁気
ヘッドアッセンブリの磁気ヘッドが固着されたアーム間
に治具を挿入して一定間隔にする段取り作業を行なって
いる。この作業は、磁気ヘッドアッセンブリのアームの
微少間隙に治具を挿入するという高精度を要求され煩雑
なものとなっている。また、更に磁気ディスク間が狭く
なってくると、磁気ディスクおよび磁気ヘッドアッセン
ブリの組立精度を考慮した場合、各部品および各部品の
組立誤差の影響が大きくなり、上記したように一定間隔
の治具では挿入時に磁気ディスクと磁気ヘッドが接触し
て傷を付けたり破損したりする可能性が大きくなる。
【０００４】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、磁気ディスク間の間隙がますます狭くなり、磁気
ヘッドおよび磁気ヘッドアッセンブリの組立誤差の影響
が大きくなる課題に対して、各磁気ディスクの高さと各
磁気ヘッドの高さの各々を測定して、磁気ヘッドを磁気
ディスクに接触しない高さに一つずつ制御した後、磁気
ディスク間に挿入して組み立てる磁気ディスク装置およ
び組立方法と組立装置を提供するものである。
あり、磁気ディスク間の間隙がますます狭くなり、磁気
ヘッドおよび磁気ヘッドアッセンブリの組立誤差の影響
が大きくなる課題に対して、各磁気ディスクの高さと各
磁気ヘッドの高さの各々を測定して、磁気ヘッドを磁気
ディスクに接触しない高さに一つずつ制御した後、磁気
ディスク間に挿入して組み立てる磁気ディスク装置およ
び組立方法と組立装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】磁気ヘッドアッセンブリ
に複数装着したアームの先端部に固着された磁気ヘッド
をディスク部の複数の磁気ディスク間に挿入後、該磁気
ディスク表面に前記磁気ヘッドを接触させ磁気ディスク
装置を組立てる磁気ディスク装置の組立方法において、
ディスク部の磁気ディスクの両面の高さおよび磁気ヘッ
ドアッセンブリの磁気ヘッドの高さを測定し、該測定の
結果に基ずき前記磁気ヘッドが固着された複数のアーム
の高さを所定の高さに支持し、前記磁気ヘッドアッセン
ブリをディスク部へ所定量移動させ、前記所定高さに支
持されている磁気ヘッドを前記磁気ディスク表面に接触
させることにより磁気ディスク装置を組立てる磁気ディ
スク装置の組立方法である。
に複数装着したアームの先端部に固着された磁気ヘッド
をディスク部の複数の磁気ディスク間に挿入後、該磁気
ディスク表面に前記磁気ヘッドを接触させ磁気ディスク
装置を組立てる磁気ディスク装置の組立方法において、
ディスク部の磁気ディスクの両面の高さおよび磁気ヘッ
ドアッセンブリの磁気ヘッドの高さを測定し、該測定の
結果に基ずき前記磁気ヘッドが固着された複数のアーム
の高さを所定の高さに支持し、前記磁気ヘッドアッセン
ブリをディスク部へ所定量移動させ、前記所定高さに支
持されている磁気ヘッドを前記磁気ディスク表面に接触
させることにより磁気ディスク装置を組立てる磁気ディ
スク装置の組立方法である。
【０００６】先端部に磁気ヘッドを固着したアームを複
数装着した磁気ヘッドアッセンブリと複数の磁気ディス
クを回転軸に装着したディスク部とからなる磁気ディス
ク装置の組立方法と組立装置において、磁気ディスクの
両面の高さを測定するディスク高さ測定手段と、磁気ヘ
ッドの高さを測定するヘッド測定手段と、磁気ヘッドを
固着した複数のアーム間に挿脱可能でアーム間を任意に
拡げることが可能な拡開手段と、前記磁気ディスクと磁
気ヘッドの高さを測定した結果を比較演算する演算処理
手段と、演算結果から前記拡開手段の拡開量を制御する
制御手段と、所定高さに拡開した磁気ヘッドを磁気ディ
スク内に挿入するための移動手段とを具備し磁気ディス
ク装置を組立てる磁気ディスク装置の組立装置である。
数装着した磁気ヘッドアッセンブリと複数の磁気ディス
クを回転軸に装着したディスク部とからなる磁気ディス
ク装置の組立方法と組立装置において、磁気ディスクの
両面の高さを測定するディスク高さ測定手段と、磁気ヘ
ッドの高さを測定するヘッド測定手段と、磁気ヘッドを
固着した複数のアーム間に挿脱可能でアーム間を任意に
拡げることが可能な拡開手段と、前記磁気ディスクと磁
気ヘッドの高さを測定した結果を比較演算する演算処理
手段と、演算結果から前記拡開手段の拡開量を制御する
制御手段と、所定高さに拡開した磁気ヘッドを磁気ディ
スク内に挿入するための移動手段とを具備し磁気ディス
ク装置を組立てる磁気ディスク装置の組立装置である。
【０００７】アーム間を任意に拡げることが可能な拡開
手段は、相対する磁気ヘッドを固着したアーム間に挿入
可能なフィンガと、該フィンガと結合する一端に切欠き
を持つブロックと、該切欠きを持つブロックを微動駆動
する駆動源から構成する。磁気ディスクと磁気ヘッドの
高さ測定手段は、撮像装置の対物レンズの前方に光分岐
手段例えばハーフミラーを設けて、対物レンズの合焦点
位置あるいは合焦点位置近傍に磁気ディスクと磁気ヘッ
ドの高さ測定個所を設定するように構成する。磁気ディ
スク間に磁気ヘッドを挿入した時に磁気ディスク外周の
外にでるアーム部分に突起部を設けた磁気ヘッドアッセ
ンブリを持つ磁気ディスク装置と、そのアームの突起部
を拡開手段により支持し、高さを制御して組立てる磁気
ディスク装置の組立装置である。また、磁気ディスク間
隔を２つのアームに固着された磁気ヘッドと２つのアー
ムの厚さと磁気ヘッドの浮上量に０．１ｍｍ以下のスペ
ースを加えた値とした磁気ディスク装置である。
手段は、相対する磁気ヘッドを固着したアーム間に挿入
可能なフィンガと、該フィンガと結合する一端に切欠き
を持つブロックと、該切欠きを持つブロックを微動駆動
する駆動源から構成する。磁気ディスクと磁気ヘッドの
高さ測定手段は、撮像装置の対物レンズの前方に光分岐
手段例えばハーフミラーを設けて、対物レンズの合焦点
位置あるいは合焦点位置近傍に磁気ディスクと磁気ヘッ
ドの高さ測定個所を設定するように構成する。磁気ディ
スク間に磁気ヘッドを挿入した時に磁気ディスク外周の
外にでるアーム部分に突起部を設けた磁気ヘッドアッセ
ンブリを持つ磁気ディスク装置と、そのアームの突起部
を拡開手段により支持し、高さを制御して組立てる磁気
ディスク装置の組立装置である。また、磁気ディスク間
隔を２つのアームに固着された磁気ヘッドと２つのアー
ムの厚さと磁気ヘッドの浮上量に０．１ｍｍ以下のスペ
ースを加えた値とした磁気ディスク装置である。
【０００８】
【作用】本発明の磁気ディスク装置の組立方法と組立装
置は、相対する磁気ヘッドと磁気ディスクの高さを測定
し、磁気ディスクの高さに合わせて磁気ヘッドを切欠き
機構と微動駆動源とからなる拡開手段により位置を合わ
せた後挿入するため、互いに接触することがなく高い歩
留まりでの磁気ディスク装置組立が可能となる。また、
互いに離れた位置に存在する磁気ヘッドと磁気ディスク
の相対する高さの双方を、一つの測定手段で同時に測定
するため、測定誤差を極く僅かにすることが可能とな
る。また、磁気ヘッドアッセンブリのアームに突起部を
設け、そこを拡開手段により支持することで、拡開手段
を磁気ディスク間に挿入する必要がなくなり、従って拡
開手段の突起部を支持する部分を厚くすることが可能に
なり剛性を高くすることができる。これにより磁気ヘッ
ドの高さ方向の位置決めをさらに高精度にすることがで
きる。
置は、相対する磁気ヘッドと磁気ディスクの高さを測定
し、磁気ディスクの高さに合わせて磁気ヘッドを切欠き
機構と微動駆動源とからなる拡開手段により位置を合わ
せた後挿入するため、互いに接触することがなく高い歩
留まりでの磁気ディスク装置組立が可能となる。また、
互いに離れた位置に存在する磁気ヘッドと磁気ディスク
の相対する高さの双方を、一つの測定手段で同時に測定
するため、測定誤差を極く僅かにすることが可能とな
る。また、磁気ヘッドアッセンブリのアームに突起部を
設け、そこを拡開手段により支持することで、拡開手段
を磁気ディスク間に挿入する必要がなくなり、従って拡
開手段の突起部を支持する部分を厚くすることが可能に
なり剛性を高くすることができる。これにより磁気ヘッ
ドの高さ方向の位置決めをさらに高精度にすることがで
きる。
【０００９】本発明は、各部品の寸法誤差及びそれらの
組立誤差の影響を受けず、挿入時の誤差は磁気ディスク
と磁気ヘッドの高さ測定手段の誤差及び磁気ヘッドの高
さ方向位置決め誤差だけになる。前記誤差に加える余裕
のスペースは本発明の構成から０．１ｍｍ以下で十分で
あり、磁気ディスク間隔を２つのアームに固着された磁
気ヘッドとそのアームの厚さと磁気ヘッドの浮上量とス
ペース０．１ｍｍを加えた値とすることができる。上記
したように、本発明はディスク間隔を狭めることが可能
であり、一定容積の磁気ディスク装置の中により多くの
磁気ディスクを入れることができ、高い記録容量を確保
できる。
組立誤差の影響を受けず、挿入時の誤差は磁気ディスク
と磁気ヘッドの高さ測定手段の誤差及び磁気ヘッドの高
さ方向位置決め誤差だけになる。前記誤差に加える余裕
のスペースは本発明の構成から０．１ｍｍ以下で十分で
あり、磁気ディスク間隔を２つのアームに固着された磁
気ヘッドとそのアームの厚さと磁気ヘッドの浮上量とス
ペース０．１ｍｍを加えた値とすることができる。上記
したように、本発明はディスク間隔を狭めることが可能
であり、一定容積の磁気ディスク装置の中により多くの
磁気ディスクを入れることができ、高い記録容量を確保
できる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図によって説明す
る。図１は磁気ディスク装置の組立装置を示すもので、
磁気ディスク装置１の位置をセットする位置決め部１１
と各磁気ヘッド２の高さ位置を計測しインターフェイス
１５と接続されたヘッド計測部１２、各磁気ディスク３
の高さ位置を計測しインターフェイス１５と接続された
ディスク計測部１３、そして駆動制御部１７と接続され
各磁気ヘッド２の高さを制御するヘッド高さ位置決め部
１４、各磁気ヘッド２および各磁気ディスク３の高さの
計測結果を演算し駆動制御部１７を制御するためのイン
ターフェイス１５およびその演算処理部１６、インター
フェイス１５に接続されヘッド高さ位置決め部１４を制
御する駆動制御部１７から構成されている。なお、ヘッ
ド高さ位置決め部１４は図示の矢印方向に移動する直動
ステージ１８と図示の矢印方向に回転する回転ステージ
１９の上に搭載されている。
る。図１は磁気ディスク装置の組立装置を示すもので、
磁気ディスク装置１の位置をセットする位置決め部１１
と各磁気ヘッド２の高さ位置を計測しインターフェイス
１５と接続されたヘッド計測部１２、各磁気ディスク３
の高さ位置を計測しインターフェイス１５と接続された
ディスク計測部１３、そして駆動制御部１７と接続され
各磁気ヘッド２の高さを制御するヘッド高さ位置決め部
１４、各磁気ヘッド２および各磁気ディスク３の高さの
計測結果を演算し駆動制御部１７を制御するためのイン
ターフェイス１５およびその演算処理部１６、インター
フェイス１５に接続されヘッド高さ位置決め部１４を制
御する駆動制御部１７から構成されている。なお、ヘッ
ド高さ位置決め部１４は図示の矢印方向に移動する直動
ステージ１８と図示の矢印方向に回転する回転ステージ
１９の上に搭載されている。
【００１１】図２に磁気ディスク装置１の外観を示す。
磁気ディスク装置１は、複数の磁気ディスク３を装着し
たディスク部４と磁気ヘッドアッセンブリ（キャリッジ
部とも言われる）５からなり、磁気ヘッドアッセンブリ
５は複数のバネ性のあるアーム（サスペンションとも言
われる）６の先端部にそれぞれ磁気ヘッド２が固着され
ている。
磁気ディスク装置１は、複数の磁気ディスク３を装着し
たディスク部４と磁気ヘッドアッセンブリ（キャリッジ
部とも言われる）５からなり、磁気ヘッドアッセンブリ
５は複数のバネ性のあるアーム（サスペンションとも言
われる）６の先端部にそれぞれ磁気ヘッド２が固着され
ている。
【００１２】図３は拡大図で、複数の磁気ヘッド２と複
数の磁気ディスク３およびヘッド計測部１２とデイスク
計測部１３、ヘッド高さ位置決め部１４の先端部にあり
アーム６を支持するヘッド高さ位置決め部１４のフィン
ガ２０の関係を示す。磁気ディスク３は磁気ディスク装
置１の筐体に固定されたスピンドルモータ（図示してい
ない）の回転軸に、スペーサ７と磁気ディスク３が交互
に装着されている。磁気ヘッド２は磁気ヘッドアッセン
ブリ５の回転軸に装着されているバネ性のあるアーム６
の先端部に固着されている。ディスク計測部１３は各磁
気ディスク３の外周辺の両面へレーザを照射して遮光部
の高さを測定するものである。ヘッド計測部１２は撮像
装置例えばＣＣＤカメラ２１をＺステージ２２に取り付
けた構成で、磁気ヘッド２の磁気ディスク３の表面に接
する端面の高さを計測する。なお、ヘッド計測部１２と
デイスク計測部１３は共に原点位置の較正を行ない高さ
方向の絶対値の基準合せを行なう。
数の磁気ディスク３およびヘッド計測部１２とデイスク
計測部１３、ヘッド高さ位置決め部１４の先端部にあり
アーム６を支持するヘッド高さ位置決め部１４のフィン
ガ２０の関係を示す。磁気ディスク３は磁気ディスク装
置１の筐体に固定されたスピンドルモータ（図示してい
ない）の回転軸に、スペーサ７と磁気ディスク３が交互
に装着されている。磁気ヘッド２は磁気ヘッドアッセン
ブリ５の回転軸に装着されているバネ性のあるアーム６
の先端部に固着されている。ディスク計測部１３は各磁
気ディスク３の外周辺の両面へレーザを照射して遮光部
の高さを測定するものである。ヘッド計測部１２は撮像
装置例えばＣＣＤカメラ２１をＺステージ２２に取り付
けた構成で、磁気ヘッド２の磁気ディスク３の表面に接
する端面の高さを計測する。なお、ヘッド計測部１２と
デイスク計測部１３は共に原点位置の較正を行ない高さ
方向の絶対値の基準合せを行なう。
【００１３】図４にヘッド高さ位置決め部１４の詳細構
造を示す。一端に切欠きを設けた箱型の切欠きブロック
２３にピエゾ素子２４を組込み、切欠きブロック２３と
ピエゾ素子２４が常時密着するように引っ張りバネ２５
を取付け、切欠きブロック２３の切欠き側先端部にはフ
ィンガ２０を取り付けた構造となっている。なお、フィ
ンガ２０の先端部は、組立作業時に相対する磁気ヘッド
２が固着しているアーム６間に挿入でき、且つ磁気ヘッ
ド２の厚さよりも薄いものである。
造を示す。一端に切欠きを設けた箱型の切欠きブロック
２３にピエゾ素子２４を組込み、切欠きブロック２３と
ピエゾ素子２４が常時密着するように引っ張りバネ２５
を取付け、切欠きブロック２３の切欠き側先端部にはフ
ィンガ２０を取り付けた構造となっている。なお、フィ
ンガ２０の先端部は、組立作業時に相対する磁気ヘッド
２が固着しているアーム６間に挿入でき、且つ磁気ヘッ
ド２の厚さよりも薄いものである。
【００１４】前記図１〜図４に加え図５〜図７を用い
て、磁気ディスク装置組立のシーケンスを説明する。図
１において、まず直動ステージ１８を前進させ、図５
（ａ）に示すように磁気ヘッドアッセンブリ５の磁気ヘ
ッド２が固着されたアーム６の間にヘッド高さ位置決め
部１４のフィンガ２０を挿入する。この時点ではフィン
ガ２０は開いていない。
て、磁気ディスク装置組立のシーケンスを説明する。図
１において、まず直動ステージ１８を前進させ、図５
（ａ）に示すように磁気ヘッドアッセンブリ５の磁気ヘ
ッド２が固着されたアーム６の間にヘッド高さ位置決め
部１４のフィンガ２０を挿入する。この時点ではフィン
ガ２０は開いていない。
【００１５】次にヘッド高さ位置決め部１４のピエゾ素
子２４へ制御電圧を印加し、図５（ｂ）に示すようにフ
ィンガ２０を開いてフィンガ２０をアーム６に接触さ
せ、次いでアーム６を拡げ２つの磁気ヘッド２の高さを
所定の値にする。
子２４へ制御電圧を印加し、図５（ｂ）に示すようにフ
ィンガ２０を開いてフィンガ２０をアーム６に接触さ
せ、次いでアーム６を拡げ２つの磁気ヘッド２の高さを
所定の値にする。
【００１６】フィンガ２０の開き量は、図６のＣＣＤカ
メラ２１で磁気ヘッド２を撮像した画面に磁気ディスク
３をデイスク計測部１３で計測した値をデータとして入
れた概念図で説明する。図６（ａ）に示すように前記図
５（ａ）の状態の磁気ディスク３と磁気ヘッド２の高さ
方向のオーバーラップ分をｍ、また図６（ｂ）に示すよ
うに前記図５（ｂ）の状態の磁気ディスク３と磁気ヘッ
ド２の間隔をｇとすると前記磁気ヘッド２の高さがｍ＋
ｇになるようにフィンガ２０を開く。
メラ２１で磁気ヘッド２を撮像した画面に磁気ディスク
３をデイスク計測部１３で計測した値をデータとして入
れた概念図で説明する。図６（ａ）に示すように前記図
５（ａ）の状態の磁気ディスク３と磁気ヘッド２の高さ
方向のオーバーラップ分をｍ、また図６（ｂ）に示すよ
うに前記図５（ｂ）の状態の磁気ディスク３と磁気ヘッ
ド２の間隔をｇとすると前記磁気ヘッド２の高さがｍ＋
ｇになるようにフィンガ２０を開く。
【００１７】次に回転ステージ１９を回転させることに
より、磁気ヘッドアッセンブリ５はヘッド高さ位置決め
部１４と同期して回転し、図５（ｃ）に示すように磁気
ヘッド２は磁気ディスク３間に（言い替えれば磁気ディ
スクを挾むように）挿入される。図７（ａ）（ｂ）は前
記説明を理解し易く図示したもので、磁気ヘッドアッセ
ンブリ５がヘッド高さ位置決め部１４と共に回転して磁
気ヘッド２が磁気ディスク３間に挿入される状態を示
し、図７（ａ）は挿入前、図７（ｂ）は挿入後の状態を
示す。
より、磁気ヘッドアッセンブリ５はヘッド高さ位置決め
部１４と同期して回転し、図５（ｃ）に示すように磁気
ヘッド２は磁気ディスク３間に（言い替えれば磁気ディ
スクを挾むように）挿入される。図７（ａ）（ｂ）は前
記説明を理解し易く図示したもので、磁気ヘッドアッセ
ンブリ５がヘッド高さ位置決め部１４と共に回転して磁
気ヘッド２が磁気ディスク３間に挿入される状態を示
し、図７（ａ）は挿入前、図７（ｂ）は挿入後の状態を
示す。
【００１８】次にヘッド高さ位置決め部１４のビエゾ素
子２４へ印加している制御電圧を制御して図５（ｄ）に
示すように、磁気ヘッド２が磁気ディスク３面上に接触
するようにフィンガ２０を閉じる。この時のフィンガ２
０は磁気ディスク３表面に接触しない高さまで移動させ
る。（この動作のため、前記したようにフィンガ２０の
先端部の厚さは磁気ヘッドより薄くなければならな
い。）
子２４へ印加している制御電圧を制御して図５（ｄ）に
示すように、磁気ヘッド２が磁気ディスク３面上に接触
するようにフィンガ２０を閉じる。この時のフィンガ２
０は磁気ディスク３表面に接触しない高さまで移動させ
る。（この動作のため、前記したようにフィンガ２０の
先端部の厚さは磁気ヘッドより薄くなければならな
い。）
【００１９】次に回転ステージ１９と直動ステージ１８
を最初の位置に戻すことにより、フィンガ２０をアーム
６間から抜き、図５（ｅ）に示すように磁気ディスク装
置の組立が完了し、組立シーケンスを終了する。
を最初の位置に戻すことにより、フィンガ２０をアーム
６間から抜き、図５（ｅ）に示すように磁気ディスク装
置の組立が完了し、組立シーケンスを終了する。
【００２０】図８（ａ）（ｂ）に磁気ヘッドアッセンブ
リ５のアーム６の形状を変えた他の実施例を示す。アー
ム６のサイドの磁気ヘッド２を磁気ディスク３間に挿入
し組立てた時に磁気ディスク３の外周の外に出る部分に
突起部２６を設け、その突起部２６をヘッド高さ位置決
め部１４のフィンガ２０で支持する構造とする。この構
造とすることにより、図８（ａ）の挿入前、図８（ｂ）
の挿入後の状態においてもフィンガ２０を磁気ディスク
３間まで挿入する必要がなくなり、またフィンガ２０先
端部の厚さを磁気ヘッド２の厚さよりも厚くすることが
可能となり、フィンガ２０の剛性を高めることができア
ーム６のバネ性のばらつきの影響を低減できるため、高
精度で磁気ヘッド２の高さ方向の位置合わせが可能とな
る。
リ５のアーム６の形状を変えた他の実施例を示す。アー
ム６のサイドの磁気ヘッド２を磁気ディスク３間に挿入
し組立てた時に磁気ディスク３の外周の外に出る部分に
突起部２６を設け、その突起部２６をヘッド高さ位置決
め部１４のフィンガ２０で支持する構造とする。この構
造とすることにより、図８（ａ）の挿入前、図８（ｂ）
の挿入後の状態においてもフィンガ２０を磁気ディスク
３間まで挿入する必要がなくなり、またフィンガ２０先
端部の厚さを磁気ヘッド２の厚さよりも厚くすることが
可能となり、フィンガ２０の剛性を高めることができア
ーム６のバネ性のばらつきの影響を低減できるため、高
精度で磁気ヘッド２の高さ方向の位置合わせが可能とな
る。
【００２１】図９にヘッド計測部１２とデイスク計測部
１３を同一の検出系とした他の実施例を示す。図１およ
び図３に示した例はヘッド計測部１２とディスク計測部
１３を別個に設けたために両計測部において高さ方向の
絶対値の較正が必要であり、また較正した場合でも誤差
を完全になくすことはできないが、本発明はこの課題を
解消するものである。ＣＣＤカメラ２１の前方にハーフ
ミラー２７を設け、磁気ディスク３と磁気ヘッド２の両
方に焦点が合うようにすることにより、１つのＣＣＤカ
メラ２１で磁気ディスク３と磁気ヘッド２の高さを検出
することが可能になる。この場合、前記した図６（ａ）
（ｂ）に示す磁気ディスク３と磁気ヘッド２の双方の像
はＣＣＤカメラ２１で撮像できる実像を使用することが
できることになる。
１３を同一の検出系とした他の実施例を示す。図１およ
び図３に示した例はヘッド計測部１２とディスク計測部
１３を別個に設けたために両計測部において高さ方向の
絶対値の較正が必要であり、また較正した場合でも誤差
を完全になくすことはできないが、本発明はこの課題を
解消するものである。ＣＣＤカメラ２１の前方にハーフ
ミラー２７を設け、磁気ディスク３と磁気ヘッド２の両
方に焦点が合うようにすることにより、１つのＣＣＤカ
メラ２１で磁気ディスク３と磁気ヘッド２の高さを検出
することが可能になる。この場合、前記した図６（ａ）
（ｂ）に示す磁気ディスク３と磁気ヘッド２の双方の像
はＣＣＤカメラ２１で撮像できる実像を使用することが
できることになる。
【００２２】図１０に磁気ディスク装置１のディスク部
４と磁気ヘッドアッセンブリ５の詳細断面図を示し、そ
れぞれの高さ方向の誤差について説明する。ディスク部
４は複数の磁気ディスク３と複数のスペーサ７とから構
成されており、それぞれ厚さ（高さ）方向の誤差として
磁気ディスク３の誤差±Ｄｅ、スペーサ７の誤差±Ｓｅ
が存在する。一方、磁気ヘッドアッセンブリ５は回転可
能な支持ブロック２８にアーム６を装着し、アーム６の
先端部に接着剤等により磁気ヘッド２が固着されてお
り、磁気ヘッドアッセンブリ５における厚さ（高さ）方
向の誤差として支持ブロック２８の誤差±Ｂｅ、アーム
６の厚さ誤差±Ｐｅ、磁気ヘッド２の厚さ誤差±Ｈｅ、
接着剤等による固着誤差±Ｃｅが存在する。さらには、
アーム６を支持するフィンガ２０は磁気ヘッド２と離れ
た位置に挿入するため、磁気ヘッド２の高さはアーム６
のバネ性のばらつきによりたわみ量も異なっており、こ
のたわみ量の誤差±Ｔｅも存在する。
４と磁気ヘッドアッセンブリ５の詳細断面図を示し、そ
れぞれの高さ方向の誤差について説明する。ディスク部
４は複数の磁気ディスク３と複数のスペーサ７とから構
成されており、それぞれ厚さ（高さ）方向の誤差として
磁気ディスク３の誤差±Ｄｅ、スペーサ７の誤差±Ｓｅ
が存在する。一方、磁気ヘッドアッセンブリ５は回転可
能な支持ブロック２８にアーム６を装着し、アーム６の
先端部に接着剤等により磁気ヘッド２が固着されてお
り、磁気ヘッドアッセンブリ５における厚さ（高さ）方
向の誤差として支持ブロック２８の誤差±Ｂｅ、アーム
６の厚さ誤差±Ｐｅ、磁気ヘッド２の厚さ誤差±Ｈｅ、
接着剤等による固着誤差±Ｃｅが存在する。さらには、
アーム６を支持するフィンガ２０は磁気ヘッド２と離れ
た位置に挿入するため、磁気ヘッド２の高さはアーム６
のバネ性のばらつきによりたわみ量も異なっており、こ
のたわみ量の誤差±Ｔｅも存在する。
【００２３】従って、磁気ディスク３の枚数を８枚とし
た場合の前記誤差を総合すると、ディスク部４の一番上
の磁気ディスク３の表面の誤差Ｄｈは、
た場合の前記誤差を総合すると、ディスク部４の一番上
の磁気ディスク３の表面の誤差Ｄｈは、
【数１】 Ｄｅ：磁気ディスク３の誤差、Ｓｅ：スペーサ７の誤
差、前記一番上の磁気ディスク３に対応する一番上の磁
気ヘッド２の高さの誤差Ｆｈは、
差、前記一番上の磁気ディスク３に対応する一番上の磁
気ヘッド２の高さの誤差Ｆｈは、
【数２】 Ｂｅ：支持ブロック２８の誤差、Ｐｅ：アーム６の厚さ
誤差、Ｈｅ：磁気ヘッドの厚さ誤差、Ｃｅ：接着剤等に
よる固着誤差、Ｔｅ：たわみ量の誤差となる。
誤差、Ｈｅ：磁気ヘッドの厚さ誤差、Ｃｅ：接着剤等に
よる固着誤差、Ｔｅ：たわみ量の誤差となる。
【００２４】ここで各誤差をそれぞれ以下の通り設定す
る。 Ｄｅ＝±１０μｍ、Ｓｅ＝±１０μｍ、Ｂｅ＝±５０μ
ｍ、Ｐｅ＝±５μｍ、Ｈｅ＝±３０μｍ、Ｃｅ＝±２０
μｍ、Ｔｅ＝±５０μｍ、
る。 Ｄｅ＝±１０μｍ、Ｓｅ＝±１０μｍ、Ｂｅ＝±５０μ
ｍ、Ｐｅ＝±５μｍ、Ｈｅ＝±３０μｍ、Ｃｅ＝±２０
μｍ、Ｔｅ＝±５０μｍ、
【数１】式より、一番上の磁気ディスク３の高さ方向の
誤差は、 Ｄｈ＝±４０μｍ
誤差は、 Ｄｈ＝±４０μｍ
【数２】式より、一番上の磁気ヘッド２の高さ方向の誤
差は、 Ｆｈ＝±８０μｍ となる。
差は、 Ｆｈ＝±８０μｍ となる。
【００２５】また、更に磁気ディスク部４および磁気ヘ
ッドアッセンブリ５が取り付けられているベースプレー
ト２９の平面度（Ｗｅ）を１０μｍ（±５μｍ）、さら
に磁気ヘッド２を磁気ディスク３間に挿入する際の挿入
メカニズムの誤差（Ｎｅ）を±３０μｍ、余裕値（Ｙ）
を±３０μｍとすると、挿入時における磁気ディスク３
表面と磁気ヘッド２間のスペースとしては最大値として
以下が必要となる。 （Ｄｈ＋Ｆｈ＋Ｗｅ＋Ｎｅ＋Ｙ）＝（４０＋８０＋５＋
３０＋３０）μｍ＝１８５μｍ
ッドアッセンブリ５が取り付けられているベースプレー
ト２９の平面度（Ｗｅ）を１０μｍ（±５μｍ）、さら
に磁気ヘッド２を磁気ディスク３間に挿入する際の挿入
メカニズムの誤差（Ｎｅ）を±３０μｍ、余裕値（Ｙ）
を±３０μｍとすると、挿入時における磁気ディスク３
表面と磁気ヘッド２間のスペースとしては最大値として
以下が必要となる。 （Ｄｈ＋Ｆｈ＋Ｗｅ＋Ｎｅ＋Ｙ）＝（４０＋８０＋５＋
３０＋３０）μｍ＝１８５μｍ
【００２６】然し乍ら、本発明により相対する磁気ディ
スク３と磁気ヘッド２の高さそのものを計測すれば、誤
差はその計測誤差と挿入メカニズムの誤差だけとなる。
計測誤差（Ｋｅ）と挿入メカニズムの誤差（Ｍｅ）は図
９および図４に示した構成とすることによりそれぞれ±
１０μｍとすることが可能となり、余裕値（Ｙ）として
上記と同じ±３０μｍとすると、磁気ディスク３表面と
磁気ヘッド２間のスペースとしては以下の値で良いこと
になる。 （Ｋｅ＋Ｍｅ＋Ｙ）＝（１０＋１０＋３０）μｍ ＝５０μｍ 従って、１つの磁気ディスク３表面と磁気ヘッド２間の
スペースが上記のように５０μｍで良いことから、本発
明によれば、磁気ディスク間隔は、２つのアーム６に固
着された磁気ヘッド２と２つのアーム６の厚さと２つの
磁気ディスク３表面と磁気ヘッド２間のスペース１００
μｍに磁気ヘッドの浮上量を加えた値で良いことにな
る。また、本発明の磁気ディスク３と磁気ヘッド２を各
々測定して組み立てる方法によると磁気ディスク３の間
隔を１３５μｍ狭めることが可能となるので、磁気ディ
スク３の枚数が８枚の場合は磁気ヘッド２が１６個ある
ことから、合計で２１６０μｍ高さを低くすることがで
きる。一般に磁気ディスク装置１の高さは所定の値とな
っているので、磁気ディスク３の間隔を狭くすることが
可能であるとより多くの磁気ディスク３を装着すること
が可能になる。
スク３と磁気ヘッド２の高さそのものを計測すれば、誤
差はその計測誤差と挿入メカニズムの誤差だけとなる。
計測誤差（Ｋｅ）と挿入メカニズムの誤差（Ｍｅ）は図
９および図４に示した構成とすることによりそれぞれ±
１０μｍとすることが可能となり、余裕値（Ｙ）として
上記と同じ±３０μｍとすると、磁気ディスク３表面と
磁気ヘッド２間のスペースとしては以下の値で良いこと
になる。 （Ｋｅ＋Ｍｅ＋Ｙ）＝（１０＋１０＋３０）μｍ ＝５０μｍ 従って、１つの磁気ディスク３表面と磁気ヘッド２間の
スペースが上記のように５０μｍで良いことから、本発
明によれば、磁気ディスク間隔は、２つのアーム６に固
着された磁気ヘッド２と２つのアーム６の厚さと２つの
磁気ディスク３表面と磁気ヘッド２間のスペース１００
μｍに磁気ヘッドの浮上量を加えた値で良いことにな
る。また、本発明の磁気ディスク３と磁気ヘッド２を各
々測定して組み立てる方法によると磁気ディスク３の間
隔を１３５μｍ狭めることが可能となるので、磁気ディ
スク３の枚数が８枚の場合は磁気ヘッド２が１６個ある
ことから、合計で２１６０μｍ高さを低くすることがで
きる。一般に磁気ディスク装置１の高さは所定の値とな
っているので、磁気ディスク３の間隔を狭くすることが
可能であるとより多くの磁気ディスク３を装着すること
が可能になる。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ディスクと磁気ヘ
ッドの相対高さを計測しながら組立てる方法と装置であ
るため、組立時に双方を接触させることがなく、組立の
歩留りを向上させることが可能であり、安価な磁気ディ
スク装置を実現できる。また、上記したように計測し組
立てる方法と装置であるため、挿入時のスペースのが少
なくても良く、従って磁気ディスク間隔を狭めることが
可能であることから、一定容積の中により多くの磁気デ
ィスクを入れることができ、高い記録容量を持つ磁気デ
ィスク装置を実現できる。
ッドの相対高さを計測しながら組立てる方法と装置であ
るため、組立時に双方を接触させることがなく、組立の
歩留りを向上させることが可能であり、安価な磁気ディ
スク装置を実現できる。また、上記したように計測し組
立てる方法と装置であるため、挿入時のスペースのが少
なくても良く、従って磁気ディスク間隔を狭めることが
可能であることから、一定容積の中により多くの磁気デ
ィスクを入れることができ、高い記録容量を持つ磁気デ
ィスク装置を実現できる。
【図１】本発明により磁気ディスク装置を組立てる組立
装置の一実施例を示す図。
装置の一実施例を示す図。
【図２】本発明の対象である磁気ディスク装置を示す斜
視図。
視図。
【図３】本発明により磁気ディスク装置を組立てる組立
装置の磁気ヘッドと磁気ディスクを計測する状態を示す
図。
装置の磁気ヘッドと磁気ディスクを計測する状態を示す
図。
【図４】本発明により磁気ディスク装置を組立てる組立
装置の磁気ヘッド位置決め部を示す図。
装置の磁気ヘッド位置決め部を示す図。
【図５】本発明により磁気ヘッドを磁気ディスク間に挿
入する順序を示す説明図。
入する順序を示す説明図。
【図６】撮像装置で撮像した磁気ヘッド高さ情報と磁気
ディスクの高さ情報を示す概念図。
ディスクの高さ情報を示す概念図。
【図７】磁気ヘッドを磁気ディスク間に挿入する前後を
示す図。
示す図。
【図８】アームに突起部を設けた場合の磁気ヘッドを磁
気ディスクに挿入する前後を示す図。
気ディスクに挿入する前後を示す図。
【図９】磁気ヘッドと磁気ディスクの双方を同時に撮像
する高さ計測部を示す斜視図。
する高さ計測部を示す斜視図。
【図１０】ディスク部と磁気ヘッドアッセンブリの高さ
方向の誤差を説明する構成図。
方向の誤差を説明する構成図。
１…磁気ディスク装置、２…磁気ヘッド、３…磁気ディ
スク、４…ディスク部、５…磁気ヘッドアッセンブリ、
６…アーム、１２…ヘッド計測部、１３…ディスク計測
部、１４…ヘッド高さ位置決め部、１５…インターフェ
ース、１６…演算処理部、１７…駆動制御部、１８…直
動ステージ、１９…回転ステージ、２０…フィンガ、２
１…撮像装置、２２…Ｚステージ、２３…切欠きブロッ
ク、２４…ピエゾ素子、２５…引張りバネ、２６…突起
部、２７…ハーフミラー、２８…支持ブロック、２９…
ベースプレート。
スク、４…ディスク部、５…磁気ヘッドアッセンブリ、
６…アーム、１２…ヘッド計測部、１３…ディスク計測
部、１４…ヘッド高さ位置決め部、１５…インターフェ
ース、１６…演算処理部、１７…駆動制御部、１８…直
動ステージ、１９…回転ステージ、２０…フィンガ、２
１…撮像装置、２２…Ｚステージ、２３…切欠きブロッ
ク、２４…ピエゾ素子、２５…引張りバネ、２６…突起
部、２７…ハーフミラー、２８…支持ブロック、２９…
ベースプレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 洋 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 山岡 啓介 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内
Claims (9)
- 【請求項１】 磁気ヘッドアッセンブリに複数装着した
アームの先端部に固着された磁気ヘッドをディスク部の
複数の磁気ディスク間に挿入後、該磁気ディスク表面に
前記磁気ヘッドを接触させ磁気ディスク装置を組立てる
磁気ディスク装置の組立方法において、 ディスク部の磁気ディスクの両面の高さおよび磁気ヘッ
ドアッセンブリの磁気ヘッドの高さを測定し、該測定の
結果に基ずき前記磁気ヘッドが固着された複数のアーム
の高さを所定の高さに支持し、前記磁気ヘッドアッセン
ブリをディスク部へ所定量移動させ、前記所定高さに支
持されている磁気ヘッドを前記磁気ディスク表面に接触
させることにより磁気ディスク装置を組立てる磁気ディ
スク装置の組立方法。 - 【請求項２】 先端部に磁気ヘッドを固着したアームを
複数装着した磁気ヘッドアッセンブリと複数の磁気ディ
スクを回転軸に装着したディスク部とからなる磁気ディ
スク装置の組立装置において、 磁気ディスクの両面の高さを測定するディスク高さ測定
手段と、磁気ヘッドの高さを測定するヘッド測定手段
と、磁気ヘッドを固着した複数のアーム間に挿脱可能で
アーム間を任意に拡げることが可能な拡開手段と、前記
磁気ディスクと磁気ヘッドの高さを測定した結果を比較
演算する演算処理手段と、演算結果から前記拡開手段の
拡開量を制御する制御手段と、所定高さに拡開した磁気
ヘッドを磁気ディスク間に挿入するための移動手段とを
具備し磁気ディスク装置を組立てることを特徴とする磁
気ディスク装置の組立装置。 - 【請求項３】 請求項２記載のものにおいて、アーム間
を任意に拡げることが可能な拡開手段は、相対する磁気
ヘッドを固着したアーム間に挿入可能な先端部が磁気ヘ
ッドの厚さより薄くなったフィンガと、該フィンガと結
合する一端に切欠きを持つブロックと、該切欠きを持つ
ブロックを微動駆動する駆動源とからなることを特徴と
する磁気ディスク装置の組立装置。 - 【請求項４】 請求項２記載のものにおいて、磁気ディ
スクの両面の高さを測定するディスク高さ測定手段と磁
気ヘッドの高さを測定するヘッド測定手段は、撮像装置
の対物レンズ前方に光分岐手段を設け、対物レンズの合
焦点位置あるいは合焦点位置近傍に磁気ディスクと磁気
ヘッドの高さ測定個所を設定したことを特徴とする磁気
ディスク装置の組立装置。 - 【請求項５】 先端部に磁気ヘッドを固着したアームを
複数装着した磁気ヘッドアッセンブリと複数の磁気ディ
スクを回転軸に装着したディスク部とからなる磁気ディ
スク装置において、 前記磁気ヘッドを磁気ディスク間に挿入し磁気ディスク
装置を組立てた時に磁気ディスク外周の外にでる前記ア
ーム部分に突起部を設けた磁気ヘッドアッセンブリを有
することを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項６】 請求項５記載の磁気ディスク装置の組立
装置において、磁気ディスクの両面の高さを測定するデ
ィスク高さ測定手段と、磁気ヘッドの高さを測定するヘ
ッド測定手段と、磁気ヘッドを固着した複数のアームの
各突起部を支持可能でアーム間を任意に拡げることが可
能な拡開手段と、前記磁気ディスクと磁気ヘッドの高さ
を測定した結果を比較演算する演算処理手段と、演算結
果から前記拡開手段の拡開量を制御する制御手段と、所
定高さに拡開した磁気ヘッドを磁気ディスク間に挿入す
るための移動手段とを具備し磁気ディスク装置を組立て
ることを特徴とする磁気ディスク装置の組立装置。 - 【請求項７】 請求項６記載のものにおいて、アーム間
を任意に拡げることが可能な拡開手段は、相対する磁気
ヘッドを固着したアームの突起部を支持可能なフィンガ
と、該フィンガと結合する一端に切欠きを持つブロック
と、該切欠きを持つブロックを微動駆動する駆動源とか
らなることを特徴とする磁気ディスク装置の組立装置。 - 【請求項８】 請求項６記載のものにおいて、磁気ディ
スクの両面の高さを測定するディスク高さ測定手段と磁
気ヘッドの高さを測定するヘッド測定手段は、撮像装置
の対物レンズ前方に光分岐手段を設け、対物レンズの合
焦点位置あるいは合焦点位置近傍に磁気ディスクと磁気
ヘッドの高さ測定個所を設定したことを特徴とする磁気
ディスク装置の組立装置。 - 【請求項９】 磁気ディスク間隔を２つのアームに固着
された磁気ヘッドと２つのアームの厚さと磁気ヘッドの
浮上量に０．１ｍｍ以下のスペースを加えた値としたこ
とを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5152152A JPH0714129A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 磁気ディスク装置および組立方法ならびに組立装置 |
| US08/262,670 US5754364A (en) | 1993-06-23 | 1994-06-20 | Magnetic disk apparatus |
| US08/994,290 US5982579A (en) | 1993-06-23 | 1997-12-19 | Magnetic disk apparatus and method and apparatus for assembling magnetic disk apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5152152A JPH0714129A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 磁気ディスク装置および組立方法ならびに組立装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0714129A true JPH0714129A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15534168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5152152A Pending JPH0714129A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 磁気ディスク装置および組立方法ならびに組立装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5754364A (ja) |
| JP (1) | JPH0714129A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7543371B2 (en) * | 2004-06-23 | 2009-06-09 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Apparatus for a disk drive actuator pivot set height tooling with an active servo compensation |
| JP5171180B2 (ja) * | 2007-09-19 | 2013-03-27 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57109125A (en) * | 1980-12-26 | 1982-07-07 | Fujitsu Ltd | Assembling method for magnetic disc device |
| JP2633540B2 (ja) * | 1986-12-27 | 1997-07-23 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置の組立て方法 |
| JPH0397173A (ja) * | 1989-09-08 | 1991-04-23 | Nec Corp | 磁気ディスク装置 |
| US5291360A (en) * | 1992-02-26 | 1994-03-01 | Hewlett-Packard Company | Head suspension assembly for a disk drive |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP5152152A patent/JPH0714129A/ja active Pending
-
1994
- 1994-06-20 US US08/262,670 patent/US5754364A/en not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-12-19 US US08/994,290 patent/US5982579A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5982579A (en) | 1999-11-09 |
| US5754364A (en) | 1998-05-19 |
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